JP2000298465A - 描画システム、該システムを記録した媒体、及び該システムを使用する描画方法 - Google Patents

描画システム、該システムを記録した媒体、及び該システムを使用する描画方法

Info

Publication number
JP2000298465A
JP2000298465A JP11106676A JP10667699A JP2000298465A JP 2000298465 A JP2000298465 A JP 2000298465A JP 11106676 A JP11106676 A JP 11106676A JP 10667699 A JP10667699 A JP 10667699A JP 2000298465 A JP2000298465 A JP 2000298465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
full
mode
colors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11106676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000298465A5 (ja
Inventor
Toshio Fukui
利夫 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Interactive Entertainment Inc
Original Assignee
Sony Computer Entertainment Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Computer Entertainment Inc filed Critical Sony Computer Entertainment Inc
Priority to JP11106676A priority Critical patent/JP2000298465A/ja
Priority to DE60029669T priority patent/DE60029669D1/de
Priority to EP00303108A priority patent/EP1045343B1/en
Publication of JP2000298465A publication Critical patent/JP2000298465A/ja
Publication of JP2000298465A5 publication Critical patent/JP2000298465A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/001Texturing; Colouring; Generation of texture or colour

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 減色環境下でフルカラー環境下と同様の画像
操作を可能にする描画システムを提供すること。 【解決手段】 減色環境下で、着色画像を描画するため
の画像描画システムであって、該描画システムが着色画
像のフルカラー情報取得手段、色保存手段、描画モード
及び描画手段とを具備し、前記フルカラー情報取得手段
により得られた画像のフルカラー情報及び描画モードに
基づいて、色保存手段に色を保存し、該保存色を使用し
て描画手段により色画像を描画することを特徴とする画
像描画システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、256色、16色
等の減色環境下で画像を取り扱う描画システムに関す
る。本発明は更に、このような描画システムを記録した
媒体に関する。更に、本発明は、例えば赤、緑、青(い
わゆるRGB)等の256色、16色等の減色環境下で
画像を取り扱う描画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】グラフィックソフトウェアに代表され
る、カラー環境下で使用する描画システムには、種々の
色を使用するためのツールが用意されている。例えば、
カラーの情報をRGBにより表すもの、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラック(いわゆるCMYK)で表すも
の等がある。
【0003】このような多くの描画システムは、フルカ
ラーを取り扱うものもあるが、簡易描画システムとして
RGBの256色又は16色のような減色環境下で使用
するものも多く含まれる。このような減色環境下で使用
される描画システムは、基本的にパレットのような色を
保存しておく手段に自分で必要な色をあらかじめ用意
し、この用意したカラーから色を選択して着色した画像
の描画を行う。減色環境下で使用する描画システムで
は、ほとんどの描画操作を選択した色、例えば1色ない
し2色により実行可能な、描画操作が実装されているに
すぎない。従って、望む色を選択する場合の選択の幅が
狭いという問題があった。
【0004】また、現存する減色環境下で使用する多く
の描画システムは、色を、該描画システムの使用者自身
があらかじめ用意しておく必要があり、新たな色を必要
とする場合、その色を、色を保存する手段に保存して、
その後保存した色を選択肢が像を描画する必要があり、
操作が煩雑であるという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解決するためになされたものである。即ち、本
発明は、フルカラー環境下でしか行われない画像操作を
減色環境下においても実行可能とする描画システムを提
供することを目的とする。
【0006】更に、本発明は、色を保存しておく色保存
手段を使用する描画システムにおいて、該描画システム
の色を保存する手段に色を保存する操作を簡略化するこ
とができる描画システムを提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、上記描画システムを記録
した媒体を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、減色環境下で使用する描
画方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の解決
手段により解決されうる。 (1) 減色環境下で、着色画像を描画するための画像
描画システムであって、該描画システムが着色画像のフ
ルカラー情報取得手段、色保存手段、描画モード及び描
画手段とを具備し、前記フルカラー情報取得手段により
得られた画像のフルカラー情報及び描画モードに基づい
て、色保存手段に色を保存し、該保存色を使用して描画
手段により着色画像を描画することを特徴とする画像描
画システム。 (2) 前記色保存手段がパレットである上記(1)に
記載の画像描画システム。 (3) 前記描画モードが、新たに色を選択するモード
又は色保存手段にある色で近似するモードである上記
(1)に記載の画像描画システム。 (4) 前記減色環境下がRGBの256色又は16色
である上記(1)に記載の画像描画システム。 (5) 画像の描画が2次元を対象とする上記(1)に
記載の画像描画システム。 (6) 着色画像のフルカラー情報取得手段、色保存手
段、描画モード及び描画手段とを具備した画像描画シス
テムであって、前記フルカラー情報取得手段により得ら
れた画像のフルカラー情報及び描画モードに基づいて、
色保存手段に色を保存し、該保存色を使用して描画手段
により着色画像を描画することを特徴とする減色環境下
で使用する画像描画システムを記録した媒体。 (7) 前記描画モードが、新たに色を選択するモード
又は色保存手段にある色で近似するモードである上記
(6)に記載の画像描画システム。 (8) 前記色保存手段がパレットである上記(6)に
記載の画像描画システムを記録した媒体。 (9) 前記減色環境下がRGBの256色又は16色
である上記(6)に記載の画像描画システムを記録した
媒体。 (10) 画像の描画が2次元を対象とする上記(6)
に記載の画像描画システムを記録した媒体。 (11) 減色環境下で、フルカラーと同様の画像を描
画する画像描画方法であって、フルカラー色で色を選択
する工程と、描画モードを選択する工程と、描画操作を
実施する工程と、該描画操作をフルカラーで計算する工
程と、前記描画モードを実行する工程と、描画を行う工
程とを具備する方法。 (12) 前記描画モードが、新たに色を選択するモー
ド又は色保存手段にある色で近似するモードである上記
(11)に記載の画像描画方法。 (13) 前記減色環境下が、RGBの256色又は1
6色である上記(11)に記載の画像描画方法。 (14) 2次元画像を描画する上記(11)に記載の
画像描画方法。
【0010】本発明によれば、減色環境下で、フルカラ
ー環境下と同様の画像の描画を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の描画システムについて説
明する。本発明の描画システムは、主として、RGBの
256色、16色等の減色環境下で画像を扱う際に使用
する描画システムである。特に本発明は、減色環境下で
2次元画像を主に扱うための描画システムである。
【0012】本発明では、色を保存する手段(以下、色
保存手段とも称する。)と該手段で保存された色の自動
検索、及びユーザーが必要に応じて選択する描画モード
を備える。
【0013】本発明において、本発明で使用する色保存
手段には、例えばパレットがある。本発明において、パ
レットとは描画で使用する色を保存する領域をいい、描
画される画像情報は、この色保存手段内の色を指示すこ
とにより指定される。
【0014】また、本発明において、減色環境は、RG
Bの色情報のみからなる環境に限定されず、RGB以外
の半透明情報アルファ等を含むものである。
【0015】以下に、本発明の描画システムを図1から
図3を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の描画システムの描画シー
ケンスを表すフローチャートである。該描画システム
は、人の行う操作範囲10(ST11からST13)と
描画装置が行う操作範囲20(ST14からST16)
の2つの操作範囲に分類できる。以下に各ステップを説
明する。
【0017】まず、描画を開始する(スタート)。
【0018】ステップ11、ST11では、描画操作に
必要な色をフルカラー情報として選択する。色の選択
は、本発明の描画システムの色保存手段(例えばパレッ
ト)から選択してもよく、又は、従来より行われている
方法、例えばRGBの値を数値で入力する方法、フルカ
ラーグラデーションから任意の色を選択する方法、色見
本より所望の色を選択する方法等で行いうる。
【0019】ステップ12、ST12は、使用者が描画
モードを設定する工程である。本発明の描画モードは、
上記のフルカラー情報を有する色に基づいて、どのよう
に色を選択し、色保存手段内に該色を保存し、描画に使
用するかを規定する。ここで選択された描画モードは、
後述するステップ15(ST15)で実行される。
【0020】ここで選択される描画モードとしては、例
えば以下の3種類のモードを考えることができる。
【0021】1)色保存手段内にフルカラー情報基づく
色が存在しない場合、新規な色として選択し、その色を
保存して使用する(以下、「新規取得モード」又は「新
規取得」と称する。)。
【0022】2)色保存手段内にフルカラー情報に基づ
く色が存在しない場合、色保存手段内に保存されている
色の近似色を選択し、使用する(以下、「近似色使用モ
ード」又は「近似色を使用」と称する。)。
【0023】3)色保存手段内に保存されていない色は
使用しない(以下、「非描画モード」又は「描画しな
い」と称する。)。
【0024】なお、上記描画モードはあくまで例示であ
り、これら以外にも近似色検索のアルゴリズムを選択す
るモード、他のモードとの組み合わせ等種々のモードを
考慮することができる。
【0025】ステップ13、ST13は、描画操作、位
置等を決定する工程である。この工程では、例えばペン
ツールによる線や矩形の描画、始点及び終点を決めて線
を描画する際のこれらの位置の決定等、実際に画像を形
成するための描画操作を行う。
【0026】描画モードを使用者の好みにより適宜選択
し、フルカラー環境下でしか行われない描画を可能にす
る。
【0027】ステップ14、ST14は、本発明の描画
システムにより上記ST13で行われた描画操作をフル
カラー情報として演算する工程である。
【0028】本発明では、例えばRGB256色ないし
16色のような減色環境下で主として画像を扱うが、本
描画システム内の演算はフルカラーで行う。演算方法は
特に制限はない。従来行われている方法を用いればよ
い。
【0029】ステップ15、ST15は、上記ST14
で、得られたフルカラー情報を基に、先のステップ12
で選択した描画モードを実行する工程である。
【0030】本発明の描画モードは、上記のフルカラー
情報を有する色に基づいて、どのように色を選択し、色
保存手段内に該色を保存し、描画に使用するかを規定す
る。ここで実行される描画モードとしては、例えば上記
ステップ12で例示した3種類のモードがある。
【0031】本発明の描画システムでは、上記ステップ
14のフルカラーの演算で得られたフルカラー情報に基
づく色が、すでに本描画システムの色保存手段内に存在
する場合には、その色を使用し、フルカラー情報に基づ
く色がない場合には、先のST12で使用者が選択した
描画モードに基づいてフルカラー情報の色に最も適した
色を色保存手段に保存するととに、この色を用いて画像
を描画する。前記描画モードについては、後に図2及び
図3を参照して説明する。
【0032】なお、上記の説明では、フルカラー情報の
色に適した色を求めた時点で色保存手段へ色を保存する
ように説明したが、本発明は、必ずしもこの時点で行う
必要はない。例えば、保存すべき色の情報をメモリーの
ような記録媒体に保存しておき、画像を描画する段階、
又は更に後の段階で自動的に保存するようにしてもよ
い。
【0033】次に、ステップ16、ST16において、
上記ST15で色保存手段内に保存した色から称の色を
選択し実際に画像を描画する。
【0034】次に、ステップ17、ST17で描画の終
了を判断し、描画を更に行う場合には、ST11に戻
り、上記ST11からST16までの操作を繰り返す。
一方、描画を終了する場合(ST17のYes)には、描
画操作を終了する。
【0035】このように、本発明の描画システムを使用
することにより、減色環境下においても、フルカラー環
境下でしか行われない画像操作を実行することが可能で
ある。
【0036】次に、図2及び図3を参照して本発明の描
画モードの操作について説明する。なお、図2及び図3
は、上記ST12で例示した、「新規取得」及び「近似
色を使用」の2つのモードについて説明する。本発明で
は、これら2つのモードに限定されず、種々のモードを
設定可能である。
【0037】図2は、「新規取得」の描画モードの操作
のフローチャートである。「新規取得」のモードは、上
記ST14の演算で得られた描画する点のフルカラー情
報を有する色が本描画システムの色保存手段内に存在す
るかどうかを判断する。この検索は、自動で行うことが
できる。
【0038】ステップ22、ST22において、描画す
る点に対して、該色保存手段内に計算されたフルカラー
情報を有する色が存在しない場合には、この色を該色保
存手段に取り込む。ステップ21、ST21及びステッ
プ23、ST23でこの操作を描画するすべての点に対
して繰り返し、必要な色を色保存手段に準備して、モー
ド個別の操作を終了する。
【0039】なお、本発明のフローチャートにおいて、
描画するすべての点に対して色を色保存手段へ取り込み
操作を図2のステップ21、ST21からステップ2
3、ST23のように表現する。
【0040】次に、図3を参照して、「近似色を使用」
の描画モードを個別のモードとして使用する場合を説明
する。
【0041】このモードにおいても、本発明の描画シス
テムの色保存手段に、上記ST14で計算された描画点
のフルカラー情報を有する色が存在するか否かを判断す
る(ステップ32、ST32)。この検索は、自動で行
うことができる。
【0042】ST32で該色保存手段内に色が存在する
と判断された場合(ST32でYesの場合)、次の描画
点のフルカラーの色が色保存手段内に存在するか否かを
判断する。一方、該色保存手段内に色が存在しないと判
断された場合(ST32でNoの場合)、色保存手段内に
保存されている色のうち最もフルカラー情報を有する色
に適した色を選択してフルカラー情報を有する色を近似
する。フルカラー情報を有する色を該近似した色で置き
換える。
【0043】ステップ31、ST31及びステップ3
5、ST35これらの操作をすべての描画点に対して行
い、必要な色を色保存手段内から選択し、モード個別の
操作を終了する。
【0044】本発明は、上記のような描画モードを複数
組み合わせて描画モードを構成することができ、これら
以外の描画モードを使用したり、上記のモード他のモー
ドを組み合わせて種々の描画モードを構成することもで
きる。
【0045】また、本発明の描画システムの色保存手段
は、例えば予め色を配置しておく手段であってもよい
が、本発明の描画モード及びステップ14のフルカラー
情報に基づいて色の選択を行う際に自動的に色保存手段
に取り込んでもよい。このようにすることにより色を色
保存手段に取り込む操作が軽減され、使用者に色保存手
段の存在を意識させないで描画操作を行わせることがで
きる。色を色保存手段に取り込む手段は、特に限定され
ない。従来より使用されている方法、アルゴリズム等を
使用して色を取り込めばよい。
【0046】次に、本発明の描画システムの具体例を図
4を用いて説明する。図4は、本発明の描画システムの
一態様を示す概略図であり、あくまでも例示である。本
発明はこれに限定されない。また、図4に示す描画シス
テムは、例えばRGBの256色、16色等の減色環境
下で使用するものであり、また、特に2次元画像を取り
扱うものである。
【0047】本発明の描画システム41は、ペンツー
ル、ブラシツール、矩形・楕円描画ツール等のような描
画ツール、描画画像を拡大縮小するためのツールのよう
な種々の描画ツール等を集めた描画操作用ツール42、
色を保存するための手段であるパレット43、線画、図
形等を描画する描画領域44、色のRGBの割合を入力
するためのRGB入力ツール45、フルカラーのグラデ
ーションから任意の色を選択できるフルカラーグラデー
ションツール46、本発明の描画モードを選択するため
の手段47、色見本48より構成される。RGB入力ツ
ール45は、スライドバーにより入力することもできる
が、直接数値を入力して色を指定することもできる。
【0048】図4に示すような本発明の描画システムを
用いて線画、図形等を描画する描画操作について説明す
る。本発明では、上記のように、主に、人間が操作する
範囲と描画システムが演算する範囲の2種類に分けるこ
とができる。
【0049】まず、人間が操作する範囲について説明す
る(上記図1の10;ST11からST13)。
【0050】最初に、描画する画像の色を選択する。こ
の色は、フルカラー情報を有する色であり、パレット4
3に存在する色に関係なく、RGB入力ツール45、フ
ルカラーグラデーションツール46又は色見本48か
ら、描画に必要な色をフルカラー情報として選択する。
もちろんパレット43に所望の色が存在する場合には、
パレット43から色をフルカラー情報として選択しても
よい。フルカラー情報を有する色は、所望のフルカラー
情報を有する色となるようにRGB入力ツール45でス
ライドバーを調節して入力してもよく、所望のRGB値
を直接タイプすることで入力してもよい。また、フルカ
ラー情報を有するグラデーションツール46をポインテ
ィングデバイスのような入力デバイスで選択することに
より入力してもよい。更に、色見本48に所望のフルカ
ラー情報を有する色がある場合には、これをポインティ
ングデバイスのような入力デバイスで選択することによ
り色を選択してもよい。
【0051】次に、描画システムの使用者の所望の描画
モードを描画モード設定手段47から設定する。例え
ば、上述のような「新規取得」、「近似色を使用」、
「描画せず」等のモードを選択する。
【0052】次に、描画ツール42から所望の描画ツー
ル(例えば、ペンツール、ブラシツール、矩形・楕円描
画ツール等)を選択し、実際に描画操作を実行する。こ
の描画操作で実際の画像を入力する。
【0053】ここで、画像の描画には、実際に直線、矩
形・楕円形等を描画する場合の他、例えば2点を指定し
てその間にグラデーションをかける場合のように、予め
描画しておいた図形に色を施す場合も含まれる。
【0054】次に、描画システムが行う操作について説
明する(上記図1の11;ST14からST16)。
【0055】描画操作で作成される画像の色をフルカラ
ー情報として計算する。ここで得られたフルカラー情報
に基づいて実際に描画される画像の色を選択する。
【0056】次に、描画モード個別の操作を行う。この
描画モードは、先に描画モード選択手段47で選択した
ものである。この描画モード個別の操作により、実際に
描画される画像の色をパレット43に配置する。
【0057】本発明では、パレット43に配置された色
から描画する画像の色を選択する。本発明の描画システ
ムは、例えばRGBの256色ないし16色のような減
色環境下で描画を行う場合に使用する。従って、フルカ
ラーの色すべてを表示することができず、フルカラーの
うちの一部(例えばRGBの256色ないし16色)の
み表示が可能である。従って、上記のフルカラー情報に
基づいて、表現できる色をパレット43に配置し、この
パレット43から画像の色を選択し、この色で画像を描
画する。例えば、「新規取得」の描画モードを選択して
いる場合、パレット43にフルカラー情報に基づいた色
が存在しない場合には、新たにフルカラー情報に基づい
た色をパレット43に配置し、その色を選択する。一
方、色が存在する場合にはその色をパレット43から選
択する。また、例えば「近似色を使用」の描画モードを
選択している場合、パレット43にフルカラー情報に基
づいた色が存在しない場合にはパレット43内に存在す
る最も近い色を選択する。一方、フルカラー情報に基づ
いた色が存在する場合にはその色をパレット43から選
択する。
【0058】次に、パレット43内の選択された色を用
いて、描画領域44内で実際に描画が行われる。
【0059】パレット43への色の取り込みは、描画モ
ードの処理の途中、描画領域44内で描画が行われる途
中で自動的に保存することもできる。このように自動的
に所望の色の保存を可能にすることにより、使用者が色
をいちいち選択する手間を省くことができる。また、パ
レット43への色の取り込みは、使用者の設定した取り
込み様式(例えばスクリプトにより設定した様式)によ
り使用者固有の取り込みを行うことも可能である。
【0060】更に、パレット43に配置された色は、必
要に応じて削除することが可能である。削除方法は、削
除する色の部分をポインティングデバイスのような入力
手段で選択し、削除コマンドのような消去操作を実行す
ることにより行うことができる。更に、色の削除は、使
用者が任意に指定した順序で自動的に削除することも可
能である。また、任意の削除アルゴリズムに基づいて色
の削除を行うことも可能である。従って、本発明の描画
システム41は、パレット43に準備された数以上の色
を扱うことができる。
【0061】本発明の描画システムにより、所定の画像
にグラデーションを施した例を図5に示す。図5(a)
は、描画モードとして「新規取得」を選択した場合に、
画像の下半分の三角形の部分に黄色からだいだい色のグ
ラデーションを施した場合の描画結果を表す。図5
(b)は、描画モードとして「近似色を使用」を選択し
た場合に、画像の下半分の三角形の部分に黄色からだい
だい色のグラデーションを施した場合の描画結果を表
す。
【0062】本発明の描画システムは、フルカラー情報
で色を計算しているため、フルカラー環境下でしか行わ
れない画像操作(例えば濃さのあるブラシ、グラデーシ
ョン等)を減色環境下で実行することが可能である。
【0063】本発明は、更に上述の描画システムを記録
した媒体を提供する。
【0064】この媒体としては、例えば、フロッピー
(登録商標)ディスク(FD)、磁気テープのような磁
気記録媒体、MOのような光磁気記録媒体、CD−RO
Mのような光記録媒体、リードオンリーメモリ(RO
M)、フラッシュメモリー等の記録媒体のような情報記
録媒体を挙げることができる。本発明は、上記描画シス
テムを記録することができる媒体であれば上記例示に限
られない。
【0065】更に、本発明は、上述のような描画システ
ムを用いた画像描画方法を提供する。該画像描画方法
は、色を選択する工程と、描画モードを選択する工程
と、描画操作を実施する工程と、該描画操作をフルカラ
ーで計算する工程と、前記描画モードを実行する工程
と、描画を行う工程とを具備する。
【0066】各工程の内容は、上述の描画システムで説
明したステップ11からステップ17(ST11からS
T17)で説明したとおりである。
【0067】
【発明の効果】本発明の描画システムによれば、減色環
境下において、フルカラー環境下でしか行われない画像
操作(例えば濃さのあるブラシ、グラデーション等)を
実行することが可能である。
【0068】更に、本発明の描画システムによれば、色
保存手段に自動的に色を配置することが可能であるた
め、色保存手段新納を配置する操作を簡略化することが
でき、使用者に色保存手段の存在を意識させずに描画操
作を実施することができる。
【0069】本発明の描画方法によれば、減色環境下
で、フルカラー環境下と同様の画像の描画を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の描画システムを説明するため
のフローチャートである。
【図2】図2は、本発明の描画システムの一実施態様の
モード個別操作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】図3は、本発明の描画システムの他の実施態様
のモード個別操作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】図4は、本発明の描画システムの一例を示す概
略図である。
【図5】図5は、本発明の描画システムにより二色間の
グラデーションをかけた結果を示す図である。
【符号の説明】
1:人間の行う操作範囲、2:描画システムの操作範
囲、41:描画システム、42:描画ツール、43:パ
レット、44:描画領域、45:RGB入力ツール、4
6:フルカラーグラデーションツール、47:描画モー
ド選択手段、48:色見本

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減色環境下で、着色画像を描画するため
    の画像描画システムであって、該描画システムが着色画
    像のフルカラー情報取得手段、色保存手段、描画モード
    及び描画手段とを具備し、前記フルカラー情報取得手段
    により得られた画像のフルカラー情報及び描画モードに
    基づいて、色保存手段に色を保存し、該保存色を使用し
    て描画手段により着色画像を描画することを特徴とする
    画像描画システム。
  2. 【請求項2】 前記色保存手段がパレットである請求項
    1に記載の画像描画システム。
  3. 【請求項3】 前記描画モードが、新たに色を選択する
    モード又は色保存手段にある色で近似するモードである
    請求項1に記載の画像描画システム。
  4. 【請求項4】 前記減色環境下が256色又は16色で
    ある請求項1に記載の画像描画システム。
  5. 【請求項5】 画像の描画が2次元を対象とする請求項
    1に記載の画像描画システム。
  6. 【請求項6】 着色画像のフルカラー情報取得手段、色
    保存手段、描画モード及び描画手段とを具備した画像描
    画システムであって、前記フルカラー情報取得手段によ
    り得られた画像のフルカラー情報及び描画モードに基づ
    いて、色保存手段に色を保存し、該保存色を使用して描
    画手段により着色画像を描画することを特徴とする減色
    環境下で使用する画像描画システムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】 前記描画モードが、新たに色を選択する
    モード又は色保存手段にある色で近似するモードである
    請求項6に記載の画像描画システムを記録した媒体。
  8. 【請求項8】 前記色保存手段がパレットである請求項
    6に記載の画像描画システムを記録した媒体。
  9. 【請求項9】 前記減色環境下が256色又は16色で
    ある請求項6に記載の画像描画システムを記録した媒
    体。
  10. 【請求項10】 画像の描画が2次元を対象とする請求
    項6に記載の画像描画システムを記録した媒体。
  11. 【請求項11】 減色環境下で、フルカラーと同様の画
    像を描画する画像描画方法であって、 フルカラー色で色を選択する工程と、 描画モードを選択する工程と、 描画操作を実施する工程と、 前記描画操作をフルカラーで計算する工程と、 前記描画モードを実行する工程と、 描画を行う工程とを具備する方法。
  12. 【請求項12】 前記描画モードが、新たに色を選択す
    るモード又は色保存手段にある色で近似するモードであ
    る請求項11に記載の画像描画方法。
  13. 【請求項13】 前記減色環境下が256色又は16色
    である請求項11に記載の画像描画方法。
  14. 【請求項14】 2次元画像を描画する請求項11に記
    載の画像描画方法。
JP11106676A 1999-04-14 1999-04-14 描画システム、該システムを記録した媒体、及び該システムを使用する描画方法 Pending JP2000298465A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11106676A JP2000298465A (ja) 1999-04-14 1999-04-14 描画システム、該システムを記録した媒体、及び該システムを使用する描画方法
DE60029669T DE60029669D1 (de) 1999-04-14 2000-04-13 Anzeigesystem
EP00303108A EP1045343B1 (en) 1999-04-14 2000-04-13 Rendering system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11106676A JP2000298465A (ja) 1999-04-14 1999-04-14 描画システム、該システムを記録した媒体、及び該システムを使用する描画方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000298465A true JP2000298465A (ja) 2000-10-24
JP2000298465A5 JP2000298465A5 (ja) 2004-11-04

Family

ID=14439684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11106676A Pending JP2000298465A (ja) 1999-04-14 1999-04-14 描画システム、該システムを記録した媒体、及び該システムを使用する描画方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1045343B1 (ja)
JP (1) JP2000298465A (ja)
DE (1) DE60029669D1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013539058A (ja) * 2010-06-29 2013-10-17 ナノブリック カンパニー リミテッド 表面表示方法及び装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62195982A (ja) * 1986-02-24 1987-08-29 Konishiroku Photo Ind Co Ltd カラ−画像デ−タの圧縮方法及びその再生方法
US5218671A (en) * 1989-05-31 1993-06-08 Computer Design, Inc. Image color correction system and method
US5003494A (en) * 1989-12-18 1991-03-26 Eastman Kodak Company Data storage system for an electronic color printer
US5341464A (en) * 1992-12-23 1994-08-23 Microsoft Corporation Luminance emphasized color image rendering
JP3630835B2 (ja) * 1996-04-02 2005-03-23 キヤノン株式会社 画像処理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013539058A (ja) * 2010-06-29 2013-10-17 ナノブリック カンパニー リミテッド 表面表示方法及び装置
JP2016197256A (ja) * 2010-06-29 2016-11-24 ナノブリック カンパニー リミテッド 表面表示方法及び装置
US9625784B2 (en) 2010-06-29 2017-04-18 Nanobrick Co., Ltd. Method for tuning color of a display region and apparatus thereof

Also Published As

Publication number Publication date
EP1045343A3 (en) 2001-10-31
EP1045343A2 (en) 2000-10-18
DE60029669D1 (de) 2006-09-14
EP1045343B1 (en) 2006-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4347435B2 (ja) 色修正方法およびそれを格納した記録媒体
US20040212835A1 (en) User interface for initiating a final scan using drag and drop
JP3595577B2 (ja) 画像処理方法及び装置
JPH0568262A (ja) ビデオidフオトプリント装置及び顔色変換装置
JP2008244997A (ja) 画像処理システム
JPH06223179A (ja) カラー画像中の特定対象物有無判定方法およびその装置ならびにこの装置を用いたカラー動画像カット検索表示システム
JP2000298465A (ja) 描画システム、該システムを記録した媒体、及び該システムを使用する描画方法
JP2008160307A (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP3726413B2 (ja) 画像処理装置及び記録媒体
JP3548223B2 (ja) 画像処理方法及び装置
JP3360948B2 (ja) 文書処理装置及び文書処理方法
JP2004152315A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH08235344A (ja) シナリオ編集装置
JP4086580B2 (ja) 画像処理装置、プログラム及び方法
JPH1044531A (ja) 出力制御方法及び装置並びに記憶媒体
JPH07203230A (ja) カラー画像形成装置
JP2897708B2 (ja) 表示データ入力装置
JP2006173826A (ja) 画像処理方法及び装置
JP2873371B2 (ja) 画像検索方法
JP3154790B2 (ja) 光学的文字読取装置
JP2000099743A (ja) 動画像の表示装置およびそのためのプログラムを格納した記録媒体
JPS62256174A (ja) 文書処理装置
JP2008072341A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JPH05143702A (ja) 画像処理装置
JP2001078016A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050624

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050628

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051107