JP2000297731A - スタータ - Google Patents

スタータ

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Publication number
JP2000297731A
JP2000297731A JP11106208A JP10620899A JP2000297731A JP 2000297731 A JP2000297731 A JP 2000297731A JP 11106208 A JP11106208 A JP 11106208A JP 10620899 A JP10620899 A JP 10620899A JP 2000297731 A JP2000297731 A JP 2000297731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
annular groove
center bracket
pinion
reduction gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11106208A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Maruhashi
康彦 丸橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11106208A priority Critical patent/JP2000297731A/ja
Publication of JP2000297731A publication Critical patent/JP2000297731A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造変更で部品点数を増やすことなし
に、作動音を小さくし、長寿命化と伝達効率向上を図る
ことである。 【解決手段】センターブラケットに環状溝部を設け、こ
の環状溝部がインターナルギヤの歯の側面部に位置する
ように構成することである。本発明によれば、簡単な構
造変更で部品点数を増やすことなく、作動音が小さく、
長寿命で伝達効率の高い低コストで性能及び信頼性に優
れた減速装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のスター
タに関し、特にアーマチャギヤ,プラネットギヤとイン
ターナルギヤにより構成される減速装置の密閉構造を担
うセンターブラケットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、特開平6−101605 号公報
に記載のように、アーマチャギヤ,プラネットギヤとイ
ンターナルギヤにより構成される減速装置を平板状のセ
ンターブラケットで密閉する構造としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、減
速装置が回転した時、高速回転するプラネットギヤが軸
方向に移動して、センターブラケットと衝突してセンタ
ーブラケットが振動して、動作時の異音が発生すること
を防止すること、減速装置の長寿命化、及び、伝達効率
向上について考慮されていなかった。
【0004】本発明は、この点に着目してなされたもの
で、その目的は、簡単な構造変更で部品点数を増やすこ
となく、動作時の異音が発生することを防止して、長寿
命で伝達効率に優れたスタータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】センターブラケットに環
状溝部を設け、この環状溝部がインターナルギヤの歯の
側面部に位置するように構成する。
【0006】上記の構成とすれば、センターブラケット
の環状溝部によりセンターブラケットの剛性が向上して
異音が発生しにくくなるとともに、環状溝部がグリース
溜めの機能を有して寿命が向上し、スタータの減速装置
が作動した時には、環状溝部がプラネットギヤとインタ
ーナルギヤの回転により歯の噛合い部から押し出される
グリースの逃げ場となるので、グリースの粘性による回
転抵抗が減少し、回転動力の伝達効率が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を次に説明する。
【0008】図1はスタータの断面図を示したものであ
る。モータ1を構成するアーマチャ2は、アーマチャシ
ャフト2aと軸受け4c,10aにより回転自在に支持
されており、そのトルクは、アーマチャシャフト2aの
端部に形成されたアーマチャギヤ2bに伝達される。ア
ーマチャギヤ2bは、減速装置3の中心であり、外側に
はインターナルギヤ3aが配置されている。このアーマ
チャギヤ2b,インターナルギヤ3a間に形成される環
状空間の中には複数個、例えば、3個のプラネットギヤ
3bが等間隔で配置され、相互に噛み合った状態で、減
速装置3を構成している。
【0009】プラネットギヤ3bは、ピニオンシャフト
4の鍔部4aに固定されたプラネット軸4bに回転自在
に保持されており、センターブラケット3cにより軸方
向に保持されている。ピニオンシャフト4の鍔部4a
は、ピニオンシャフト4と一体に成形され、軸受け3
g,5cにより、ギヤケース5とブラケット3fに対し
て、回転自在に保持される。この結果、プラネットギヤ
3bは、プラネット軸4bを中心として自転しながら、
ピニオンシャフト4を中心とする公転を行うことができ
る。
【0010】ピニオンシャフト4には、ローラクラッチ
6とピニオン7がマグネティックスイッチ8の動力によ
りシフトレバー9を介して摺動可能に支持されている。
【0011】ギヤケース5のインロー部5aは、内燃機
関のスタータ取付部と嵌合し、ギヤケース5のフランジ
部5bにボルトを螺着することにより、スタータを内燃
機関に装着している。
【0012】次に、このように構成された装置の動作に
ついて説明する。図示しないバッテリーからマグネティ
ックスイッチ8に通電されると、プランジャー8aが吸
引され、シフトレバー9を介してローラクラッチ6とピ
ニオン7をリングギヤ11側に移送する。ピニオン7が
リングギヤ11に噛合い、マグネティックスイッチ8の
内部接点が閉じると、モータ1に通電され、アーマチャ
2がトルクを発生して、アーマチャシャフト2aが回転
し、減速装置3を構成するアーマチャギヤ2b,プラネ
ットギヤ3b,インターナルギヤ3aを介して、ピニオ
ンシャフト4に所定の減速比で伝達され、ピニオンシャ
フト4は大きなトルクで回転する。その回転動力は、ロ
ーラクラッチ6,ピニオン7及びリングギヤ11を介し
て伝達され、内燃機関を始動する。
【0013】このとき、プラネットギヤ3bは、減速装
置3の内部で高速で自転しながら公転する。このとき、
高速回転するプラネットギヤ3bが軸方向に移動して、
センターブラケット3cと衝突するが、環状溝部3dは
センターブラケット3cの剛性を向上する効果があり、
センターブラケット3cの軸方向の振動が起こりにくい
ため、減速装置3の作動音が小さくなる。
【0014】図2は減速装置の断面図を示したものであ
る。
【0015】環状溝部3dにはグリース溜めの機能があ
るので、減速装置3の寿命を向上することができる。
【0016】さらに、環状溝部3dはインターナルギヤ
3aの歯の側面部に位置するように構成されているの
で、環状溝部3dがプラネットギヤ3bとインターナル
ギヤ3aの回転により歯の噛合い部から押し出されるグ
リースの逃げ場となるので、グリースの粘性による回転
抵抗が減少し、回転動力の伝達効率が向上する。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造変更で部品
点数を増やすことなく、センターブラケットの環状溝部
によりセンターブラケットの剛性が向上して作動音が小
さくなるとともに、環状溝部がグリース溜めの機能を有
して寿命が向上し、スタータの減速装置が作動した時に
は、環状溝部がプラネットギヤとインターナルギヤの回
転により歯の噛合い部から押し出されるグリースの逃げ
場となるので、グリースの粘性による回転抵抗が減少
し、回転動力の伝達効率を向上した低コストで性能及び
信頼性に優れた減速装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータの断面図。
【図2】スタータの減速装置の断面図。
【符号の説明】
1…モータ、2…アーマチャ、2a…アーマチャシャフ
ト、2b…アーマチャギヤ、3…減速装置、3a…イン
ターナルギヤ、3b…プラネットギヤ、3c…センター
ブラケット、3d…環状溝部、3f…ブラケット、3
g,4c,5c,10a…軸受け、4…ピニオンシャフ
ト、4a…鍔部、4b…プラネット軸、5…ギヤケー
ス、5a…インロー部、5b…フランジ部、6…ローラ
クラッチ、7…ピニオン、8…マグネティックスイッ
チ、8a…プランジャー、9…シフトレバー、10…リ
ヤカバー、11…リングギヤ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転動力により回転するアーマチ
    ャギヤを入力軸とし、アーマチャギヤの回転をプラネッ
    トギヤとインターナルギヤで減速する減速装置を備えた
    スタータにおいて、 減速装置を密閉するためのセンターブラケットに環状溝
    部を設けたことを特徴とするスタータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスタータにおいて、センタ
    ーブラケットの環状溝部がインターナルギヤの歯の側面
    部に位置するように構成されていることを特徴とするス
    タータ。
JP11106208A 1999-04-14 1999-04-14 スタータ Pending JP2000297731A (ja)

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JP11106208A JP2000297731A (ja) 1999-04-14 1999-04-14 スタータ

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JP11106208A JP2000297731A (ja) 1999-04-14 1999-04-14 スタータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102418641A (zh) * 2011-10-28 2012-04-18 宁波惠山汽配制造有限公司 一种单向器及具有该单向器的起动系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102418641A (zh) * 2011-10-28 2012-04-18 宁波惠山汽配制造有限公司 一种单向器及具有该单向器的起动系统

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