JP2000297718A - コモンレール式燃料噴射システム及びそのシステムが適用されたエンジン - Google Patents

コモンレール式燃料噴射システム及びそのシステムが適用されたエンジン

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JP2000297718A
JP2000297718A JP11105862A JP10586299A JP2000297718A JP 2000297718 A JP2000297718 A JP 2000297718A JP 11105862 A JP11105862 A JP 11105862A JP 10586299 A JP10586299 A JP 10586299A JP 2000297718 A JP2000297718 A JP 2000297718A
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common rail
fuel
cylinder head
engine
supply pump
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JP11105862A
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Terukazu Nishimura
輝一 西村
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダヘッド上において同じ高さ位置に燃
料サプライポンプとコモンレールとを直結して、燃料噴
射系統をシリンダヘッド上にコンパクトに構成したコモ
ンレール式燃料噴射システム及びそのシステムが適用さ
れたエンジンを提供する。 【解決手段】 シリンダヘッド1上において吸排気弁駆
動用のカム35,36が形成された一対の平行なカム軸
30,31間に、燃料サプライポンプ50とコモンレー
ル70が強固に直結された状態で上面27と平行な一つ
の面内に配置されている。カム軸30に形成されたポン
プ駆動用カム45が燃料サプライポンプ50のプランジ
ャ53を上記面内に駆動して、ポンプ室54内で昇圧さ
れた燃料をコモンレール70に圧送する。シリンダヘッ
ド1上の燃料噴射系統と動弁機構とがコンパクトに纏め
られ、シリンダヘッド1上に占めるスペースを削減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料を圧送する
燃料サプライポンプ、前記燃料サプライポンプから圧送
された燃料を貯留するコモンレール、及び前記コモンレ
ールから供給された燃料を噴射するインジェクタをシリ
ンダヘッド上に統合したコモンレール式燃料噴射システ
ム、及びそのシステムが適用されたエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼルエンジン等のエンジン
においては、燃料噴射圧力の高圧化を図り且つ燃料の噴
射タイミング及び噴射量等の噴射特性をエンジンの運転
状態に応じて最適に制御可能な燃料噴射システムとし
て、コモンレール式燃料噴射システムが知られている。
コモンレール式燃料噴射システムは、燃料サプライポン
プによって所定圧力に加圧された燃料を複数のインジェ
クタに対して共通するコモンレールに貯留し、コモンレ
ールからインジェクタに供給される燃料をコントローラ
の制御の下で各インジェクタから対応する燃焼室内に噴
射する燃料噴射システムである。
【0003】従来のコモンレール式燃料噴射システムの
概要が、図5に示されている。このコモンレール式燃料
噴射システムが適用されるエンジンは、4気筒エンジン
である。燃料タンク101内の燃料は、燃料管102を
通じて燃料サプライポンプ103に吸い上げられる。燃
料サプライポンプ103は、例えばエンジンによってプ
ランジャが往復駆動される所謂、プランジャ式燃料供給
ポンプであり、燃料をエンジンの運転状態等に基づいて
定められる高圧に昇圧して燃料管104を通じてコモン
レール105に供給する。コモンレール105内の高圧
燃料は、燃料供給管106を通じて各インジェクタ10
7に供給される。燃料サプライポンプ103及びインジ
ェクタ107からの余剰の燃料は、それぞれ戻し管11
1、112を通じて燃料タンク101に戻される。
【0004】電子制御ユニットであるコントローラ10
8には、アクセル開度センサが検出するアクセルペダル
の踏込み量のような負荷信号、クランク角センサが検出
したエンジンの回転数を検出するための回転数信号、エ
ンジンの冷却水の温度を検出する水温センサからの温度
信号、コモンレール105に配設された圧力センサ11
3が検出したコモンレール105内の燃料圧力、即ち、
レール圧力を検出する圧力信号等のエンジンの運転状態
を表す信号が入力される。これらセンサからの信号以外
にも、気筒判別をするための気筒判別センサや、吸気管
内圧力を検出するための吸気管内圧力センサからの検出
信号が入力される。
【0005】コントローラ108は、これらのエンジン
の運転状態に基づいて、予めマップ等でメモリに記憶さ
れている関係や式から燃料サプライポンプ103や各イ
ンジェクタ107の作動条件を決定する。コントローラ
108は、制御信号ライン109を通じて出力した制御
信号により燃料サプライポンプ103(例えば、付属し
て配設される流量制御弁110)を制御してコモンレー
ル105の圧力を制御する。インジェクタ107からの
燃料噴射により燃料が消費されてレール圧力は低下しよ
うとするが、燃料サプライポンプ103の作動を制御す
ることにより、レール圧力は一定に維持される。また、
運転状態に適合するようにレール圧力が変更される。イ
ンジェクタ107から噴射される燃料噴射量は、レール
圧力にも依存している。燃料の噴射圧力はコモンレール
105におけるレール圧力に略等しいので、レール圧力
を制御することにより噴射圧力を制御し、燃料噴射量を
制御することができる。
【0006】コントローラ108は、また、制御信号ラ
イン109を通じて出力した制御信号により各インジェ
クタ107を制御し、エンジン出力がエンジンの運転状
態に即した最適出力になるように、各インジェクタ10
7からの燃料の噴射時期・期間及び噴射量等の燃料噴射
条件を制御する。燃料噴射条件の制御は、コモンレール
105におけるレール圧力と各インジェクタ107に設
けられた電磁弁の作動とを制御することにより行われ
る。電磁弁が作動されるときに、インジェクタ107に
供給されている作動流体(別のオイル系統から供給され
るエンジンオイル又はコモンレール105から供給され
ている燃料)の圧力作用によって、インジェクタ107
に設けられているニードル弁がリフトして、燃料がイン
ジェクタ107の先端に形成されている噴孔から噴射さ
れる。一般に、インジェクタ107からの燃料噴射量と
コントローラ108から電磁弁のソレノイドに供給され
る噴射パルス幅との関係が、レール圧力をパラメータと
して示されている。噴射パルス幅に応じて燃料噴射量が
定められ、噴射パルスがオン又はオフとなる時期を制御
することによって、噴射タイミングを制御することがで
きる。
【0007】コモンレール燃料噴射システムでは、エン
ジンの運転状態に応じて予め決められた燃料噴射量及び
燃料噴射時期がマップ化してコントローラ108に記憶
され、このマップ化して記憶された燃料噴射量及び燃料
噴射時期から現在のエンジンの運転状態に対応した目標
燃料噴射量及び目標燃料噴射時期が求められ、求められ
た目標燃料噴射量及び目標燃料噴射時期と現在の燃料噴
射量及び燃料噴射時期との偏差に基づいてインジェクタ
107の燃料噴射弁が電子的に制御される。
【0008】コモンレールを備えたエンジンの燃料噴射
装置において、ポンプ駆動カムがアームを介してポンプ
を駆動して燃料をコモンレールに圧送したり、プランジ
ャを垂直方向に向けて直動させているものがある(特開
平9−88761号公報)。このエンジンの燃料噴射装
置は、シリンダヘッドに燃料サプライポンプを載置して
固定し、燃料サプライポンプから供給される燃料を高圧
燃料室に溜めるコモンレールをシリンダヘッドに載置し
て固定し、更に、コモンレールからの高圧燃料を燃焼室
に噴射供給するインジェクタをシリンダヘッドに配置
し、燃料サプライポンプの燃料吐出口をコモンレールの
燃料導入口に第1ジョイントで連通し、インジェクタの
燃料導入口をコモンレールの高圧燃料室に第2ジョイン
トで連通することにより、燃料サプライポンプとコモン
レールをシリンダヘッドに載置固定し、コモンレールに
対して燃料サプライポンプとインジェクタとをパイプを
使用することなくジョイントで直接固定し、接続部の信
頼を向上させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コモンレー
ル式燃料噴射システムが適用されたエンジンにおいて
は、シリンダヘッドの上部構造は、可能な限り簡単な構
造とし、簡素なレイアウトにすることが求められてい
る。したがって、燃料サプライポンプ、コモンレール及
びインジェクタをシリンダヘッド上にコンパクトに配置
することを可能にする点で解決すべき課題がある。ま
た、プランジャ式の燃料サプライポンプは、ポンプ駆動
カムのカム作用によってプランジャをシリンダ内で駆動
されるが、ポンプ駆動カムの位置とプランジャの位置と
が離れており、複雑な駆動力伝達手段を介して燃料サプ
ライポンプのプランジャを押圧する構造にすると、駆動
力伝達手段において駆動力のロスを生じることがあるの
で、ポンプ駆動カムから効率良く駆動力をプランジャに
与える点で解決すべき課題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
問題を解決することであって、シリンダヘッド上の燃料
供給系統のレイアウトを簡単にすると共に嵩を低くして
コンパクトに構成し、車両に搭載する場合に要するスペ
ースを削減すると共に、部品点数を削減し且つシリンダ
ヘッド上での燃料供給系統の組立てを簡単化することに
よりエンジンの製造上のコストを低減し,更に、シリン
ダヘッド上における燃料供給系統の剛性を高め、ポンプ
駆動カムから伝達ロスを生じることなく効率良く燃料サ
プライポンプのプランジャを駆動することを可能にする
コモンレール式燃料噴射システム及びそのシステムが適
用されたエンジンを提供することである。
【0011】この発明は、シリンダヘッド上に配置され
且つシリンダ内を往復動するプランジャのポンプ作用に
より燃料を圧送する燃料サプライポンプ、前記シリンダ
ヘッド上に配置され且つ前記燃料サプライポンプから圧
送された燃料をエンジンの長手方向に延びた容積部内に
畜圧状態に貯留するコモンレール、及び前記シリンダヘ
ッドに取り付けられ且つ前記コモンレールから供給され
た燃料を噴射するインジェクタを具備し、前記燃料サプ
ライポンプと前記コモンレールとは、前記プランジャの
往復動方向に延びる前記シリンダの軸線と前記容積部の
前記エンジンの長手方向に延びる軸線とが前記シリンダ
ヘッドの上面と実質的に平行な方向に延びる一つの平面
内に実質的に含まれる状態で互いに一体的に連結されて
いることから成るコモンレール式燃料噴射システムに関
する。
【0012】このコモンレール式燃料噴射システムによ
れば、シリンダヘッド上に燃料サプライポンプ、コモン
レール及びインジェクタが統合された状態で組み込ま
れ、しかも、燃料サプライポンプとコモンレールとは、
シリンダヘッド上において、プランジャの往復動方向に
延びるシリンダの軸線とコモンレールの容積部のエンジ
ンの長手方向に延びる軸線とがシリンダヘッドの上面と
実質的に平行な方向に延びる一つの平面内に実質的に含
まれる状態で燃料サプライポンプと一体的に連結されて
いるので、燃料サプライポンプとコモンレールとはシリ
ンダヘッド上に低嵩高構造に配置される。また、燃料サ
プライポンプとコモンレールとは一体となって高剛性を
示し、振動・騒音を抑制するとともに、燃料サプライポ
ンプから圧送された燃料は配管を通じることなく直接に
コモンレールに供給される。
【0013】このコモンレール式燃料噴射システムにお
いて、前記燃料サプライポンプの前記シリンダの軸線と
前記コモンレールの前記容積部の軸線とは、実質的に直
交しており、燃料サプライポンプとコモンレールとのシ
リンダヘッド上におけるレイアウトが簡素になると共に
製造・組立性の観点からも簡単化される。更に、前記燃
料サプライポンプは、シリンダヘッド上に配置されてい
るコモンレールとインジェクタとのレイアウト上の干渉
を回避するため、前記エンジンの長手方向の一端側に配
置されている。
【0014】前記インジェクタは燃料通路と当該燃料通
路を通じて供給された燃料を噴射する噴孔とを備えてお
り、前記インジェクタと前記コモンレールとは、前記コ
モンレールの前記容積部が前記インジェクタの前記燃料
通路に直接に又は前記コモンレール内に形成されている
燃料通路を通じて接続した状態で、一体的に連結されて
いる。したがって、コモンレールの容積部に貯留されて
いる燃料は、配管を通じて供給されることがなく、直接
にインジェクタの燃料通路に速やかに供給される。前記
燃料サプライポンプ、前記コモンレール及び前記インジ
ェクタは、前記シリンダヘッドに取りつけられたヘッド
カバー内に内蔵されている。
【0015】また、この発明は、シリンダヘッド上に並
列に配設されると共に吸気弁と排気弁とを開閉駆動する
ための弁駆動カムが形成された一対のカム軸、前記シリ
ンダヘッド上に配置され且つシリンダと前記シリンダ内
を往復動するプランジャとを有し前記プランジャに対応
して少なくとも一方の前記カム軸に形成されたポンプ駆
動カムによって駆動される前記プランジャのポンプ作用
により燃料を圧送する燃料サプライポンプ、前記シリン
ダヘッド上に配置され且つ前記燃料サプライポンプから
圧送された燃料を容積部内に畜圧状態に貯留するコモン
レール、及び前記シリンダヘッドに取り付けられ且つ前
記コモンレールから供給された燃料を燃焼室内に噴射す
るインジェクタを具備し、前記燃料サプライポンプと前
記コモンレールとは、前記一対のカム軸間において配置
されると共に、前記プランジャの往復動方向に延びる前
記シリンダの軸線と前記容積部の前記エンジンの長手方
向に延びる軸線とが前記シリンダヘッドの上面と実質的
に平行な方向に延びる一つの平面内に実質的に含まれる
状態で互いに一体的に連結されていることから成るコモ
ンレール式燃料噴射システムが適用されたエンジンに関
する。
【0016】このコモンレール式燃料噴射システムが適
用されたエンジンによれば、エンジンの吸気ポートと排
気ポートに配設された吸気弁と排気弁とは、シリンダヘ
ッド上に並列に配設された一対のカム軸に形成された弁
駆動カムによってそれぞれ開閉駆動される。燃料サプラ
イポンプのプランジャは、少なくとも一方のカム軸に形
成されたポンプ駆動カムのカム作用によって一対のカム
軸を結ぶ方向にシリンダ内を往復動され、プランジャの
ポンプ作用により燃料がコモンレールに圧送される。シ
リンダヘッド上に一対のカム軸、燃料サプライポンプ、
コモンレール及びインジェクタが統合された状態で組み
込まれ、しかも、燃料サプライポンプとコモンレールと
は、一対のカム軸間において配置されると共に、プラン
ジャの往復動方向に延びるシリンダの軸線と容積部のエ
ンジンの長手方向に延びる軸線とがシリンダヘッドの上
面と実質的に平行な方向に延びる一つの平面内に実質的
に含まれる状態で互いに一体的に連結されているので、
燃料サプライポンプとコモンレールとは低嵩高構造とし
てシリンダヘッド上に配置される。また、燃料サプライ
ポンプとコモンレールとは一体構造となって高剛性を示
し振動・騒音を抑制するとともに、燃料サプライポンプ
から圧送された燃料は配管を通じることなく直接にコモ
ンレールに供給される。
【0017】このコモンレール式燃料噴射システムが適
用されたエンジンにおいて、前記燃料サプライポンプの
前記プランジャは前記一対のカム軸と直交する方向に往
復動し、前記コモンレールは前記一対のカム軸間の中央
領域において、前記容積部の軸線が一対の前記カム軸と
平行に延びる状態で配置されている。コモンレールは、
シリンダヘッド上において一対のカム軸間の中央領域、
即ち、一対のカム軸間のスペースを利用して、一対のカ
ム軸とのレイアウト上の干渉を回避して配置される。前
記燃料サプライポンプは、前記エンジンの長手方向の一
端側に配置する場合には、シリンダヘッド上において一
対のカム軸とコモンレールとのレイアウト上の干渉が回
避される。
【0018】前記ポンプ駆動カムは前記一対のカム軸の
一方にのみ形成されており、前記燃料サプライポンプは
前記ポンプ駆動カムによって駆動される単一の前記プラ
ンジャを備えたシングルプランジャポンプである。燃料
サプライポンプの圧送量や圧送圧力が充分に確保されな
い場合等には、前記ポンプ駆動カムを前記一対のカム軸
のそれぞれに形成し、前記燃料サプライポンプを、互い
に対向配置され且つ前記各駆動カムによって互いに向か
って同期して駆動される一対の前記プランジャを備えた
ツインプランジャポンプとされる。
【0019】前記一対のカム軸は、前記燃料サプライポ
ンプの近傍において、共通のブラケットによって前記シ
リンダヘッドに回転自在に保持されている。このような
ブラケットを用いた保持構造によれば、保持構造の簡素
化、シリンダヘッド上のレイアウトの簡素化、保持強度
の向上等の改善が図られる。
【0020】前記インジェクタは燃料通路と当該燃料通
路を通じて供給された燃料を前記燃焼室内に噴射する噴
孔とを備えており、前記インジェクタと前記コモンレー
ルとは、前記コモンレールの前記容積部が前記インジェ
クタの前記燃料通路に直接に又は前記コモンレール内に
形成されている燃料通路を通じて接続した状態で、一体
的に連結されている。コモンレールの容積部に貯留され
ている燃料は、配管を通じて供給されずに、直接にイン
ジェクタの燃料通路に供給される。前記一対のカム軸、
前記燃料サプライポンプ、前記コモンレール及び前記イ
ンジェクタは、前記シリンダヘッドに取りつけられたヘ
ッドカバー内に内蔵されている。
【0021】
【発明の実施の形態】図1はこの発明によるコモンレー
ル式燃料噴射システムが適用されたエンジンの一実施例
を示す正面断面図、図2は図1に示すコモンレール式燃
料噴射システムが適用されたエンジンの一部を示す平面
図である。
【0022】図1に示すエンジンにおいて、シリンダブ
ロック2に固定されたシリンダヘッド1には、吸気ポー
ト3と排気ポート4とが形成されており、吸気ポート3
には吸気バルブ5が配置され、排気ポート4には排気バ
ルブ6が配置されている。シリンダブロック2に形成さ
れているシリンダボア孔7には、シリンダライナ8が固
定されており、シリンダライナ8で構成されるシリンダ
9内をピストン10が往復動する。シリンダ9内におい
ては、ピストン10とシリンダヘッド1との間に燃焼室
11が形成されている。燃焼室11内に燃料を噴射する
ため、インジェクタ12がシリンダヘッド1に形成され
ている取付け穴13に装着されており、この装着状態で
は、インジェクタ12の先端部に備わる噴射ノズル14
が燃焼室11内に僅かに突出している。後述するコモン
レールからインジェクタ12に供給された高圧燃料は、
インジェクタ12の内部において燃料通路15を経て噴
射ノズル14の先端部に形成されている噴孔16からエ
ンジンの燃焼室内に噴射される。この実施例では、エン
ジンは複数の気筒が直列に並んだ直列気筒エンジンであ
り、各気筒に対応して、それぞれインジェクタ12がシ
リンダヘッド1に一列に隔置した状態で立設されてい
る。
【0023】インジェクタ12については詳細な説明を
省略するが、例えば、燃料圧力が導入される圧力制御室
の圧力がコントロールピストンに作用しておりコントロ
ールピストンはインジェクタ12の先端に設けられてい
るニードル弁17と連結しており、電磁アクチュエータ
を作用させて圧力制御室内の燃料圧力を解放することに
よってコントロールピストンとニードル弁とをリフト
し、リフトしたニードル弁で開いた噴孔から燃料を噴射
する型式のものである。
【0024】吸気バルブ5及び排気バルブ6は、それぞ
れ吸気ポート3又は排気ポート4を開閉する弁ヘッド2
0と弁ヘッド20から一体的にシリンダヘッド1を貫通
して略上方へ延びる弁ステム21とから成る。弁ステム
21の上端部22はシリンダヘッド1の外部に突出して
おり、上端部21にそれぞれ取り付けられたスプリング
リテーナ23とシリンダヘッド1の上面との間には吸気
バルブ5と排気バルブ6とそれぞれ開弁させる方向に付
勢するバルブスプリング24が介装されている。弁ステ
ム21は、シリンダヘッド1に打ち込まれたバルブガイ
ド25によって摺動案内されている。
【0025】シリンダヘッド1の上部には、一対のカム
軸30,31がシリンダヘッド1の基準面、例えばシリ
ンダヘッド1の下面26と平行な上面27から実質的に
等距離隔置した上方位置に互いに並列状態に配置されて
おり、カム軸30,31は取付けブラケット32及び取
付けボルト33によってシリンダヘッド1に対して回転
自在に支持されている。カム軸30,31は、図示しな
い歯車等の伝動機構等によって同期して回転される。カ
ム軸30、31の端部においては、カム軸30をシリン
ダヘッド1に取り付けるための取付けブラケットと、カ
ム軸31をシリンダヘッド1に取り付けるための取付け
ブラケットとは、共通化された取付けブラケット34と
なっており、カム軸30、31の並列性を一層確実にし
ている。
【0026】カム軸30には、各インジェクタ12に対
応して、吸気バルブ5を駆動するための弁駆動用カム3
5が取り付けられており、カム軸31には、各インジェ
クタ12に対応して、排気バルブ6を駆動するための弁
駆動用カム36が一体的に形成されている。吸気バルブ
5と排気バルブ6を開閉作動させるために、各弁駆動用
カム35,36に対応して、それぞれロッカ・アーム3
7が配設されている。ロッカ・アーム37は、それぞ
れ、一端部38においてシリンダヘッド1に枢着され、
他端部39において吸気バルブ5又は排気バルブ6の弁
ステム21に対して上端部22に係合されており、中間
部40において弁駆動用カム35,36に当接してい
る。したがって、カム軸30,31が回転するときに、
弁駆動用カム35,36は、ロッカ・アーム37を揺動
させ、吸気バルブ5及び排気バルブ6をバルブスプリン
グ24の戻し力に抗して押し込むときに吸気バルブ5及
び排気バルブ6を開弁し、バルブスプリング24は、そ
の戻し力で吸気バルブ5及び排気バルブ6を上昇復帰さ
せるときに吸気バルブ5及び排気バルブ6を閉じる。弁
駆動用カム35,36は、4サイクルエンジンの各行程
に応じて吸気バルブ5と排気バルブ6をそれぞれ所定の
タイミングで開閉する形状と位相とを有している。シリ
ンダヘッド1の上部はヘッドカバー42で覆われてお
り、ヘッドカバー42は外部からの塵埃がコモンレール
式の燃料噴射システムに入り込むのを防止し、内部のオ
イル等の流体が外部へ飛散するのを防止している。
【0027】図1及び図2に示す実施例では、カム軸3
0の一方の軸端近傍にのみサプライポンプ50を駆動す
るポンプ駆動カム45が一体的に形成されている。した
がって、燃料サプライポンプ50は、一側からのみポン
プ駆動カム45による駆動力を受けるシングルプランジ
ャ型のポンプであり、エンジンの長手方向の一端側にお
いてシリンダヘッド1の上面27に配設されている。
【0028】燃料サプライポンプ50は、低圧のフィー
ドポンプ(図示せず)から供給された低圧燃料を高圧に
昇圧してコモンレール70(詳細については後述する)
に供給するプランジャ型の高圧燃料サプライポンプであ
る。燃料サプライポンプ50のポンプ本体51には、内
部に水平に即ち、シリンダヘッド1の上面27に実質的
に平行に延びるシリンダ52が形成されており、シリン
ダ52内にはプランジャ53が往復動可能に収容されて
いる。シリンダ52の軸線A−Aは、カム軸30の軸線
B−Bと直交し且つシリンダヘッド1の上面27から軸
線B−Bと実質的に同じ距離だけ隔置した高さ位置に配
置されている。シリンダ52の奥部には、プランジャ5
3の先端面を壁面の一部とするポンプ室54が形成され
ている。プランジャ53は、水平方向、即ち、軸線A−
Aの方向にシリンダ52の外部に突き出てポンプ駆動カ
ム45のカム面46に当接するプランジャヘッド55を
有しており、ポンプ本体51とプランジャヘッド55と
の間には、常にプランジャヘッド55をポンプ駆動カム
45のカム面46に当接させるプランジャスプリング5
6が介在されている。
【0029】フィードポンプから送られた低圧の燃料を
導入するため、ポンプ本体51には、燃料導入路58が
形成された導入管57と、燃料導入路58と連通する燃
料導入室60が形成された接続部59が配設されてい
る。燃料導入室60とポンプ室54との間には、燃料導
入室60からの燃料の供給については許容するが、ポン
プ吐出行程時にポンプ室54内の高圧燃料が燃料導入室
60側に戻るのを防止するため、逆止弁61が設けられ
ている。ポンプ室54から吐出される高圧燃料は、吐出
路62に配設されている逆止弁63に予め設定されてい
る圧力を超えると吐出路62からコモンレール70に供
給される。
【0030】燃料サプライポンプ50によって昇圧され
た高圧燃料を各インジェクタ12に供給するためのコモ
ンレール70は、配管を介することなくポンプ本体51
に直結されている。コモンレール70は、並列するカム
軸30,31の間の中央スペースの領域において、シリ
ンダヘッド1の上面27からカム軸30,31と実質的
に同じ高さで且つカム軸30,31と平行に延びてい
る。コモンレール70は、カム軸30,31をシリンダ
ヘッド1に回転自在に支持する取付けブラケット34を
用いてシリンダヘッド1に取り付けられている。コモン
レール70のコモンレール本体71の内部には共通の通
路としての容積部72が延びており、直列気筒のエンジ
ンに用いられている各インジェクタ12は、コモンレー
ル本体71が膨らんだ膨出部73に嵌入されている。コ
モンレール70をカム軸30,31の中央位置に沿って
配置するレイアウトでは、インジェクタ12はコモンレ
ール70と交差した省スペースに配置される。容積部7
2は、図示ではインジェクタ12の部分で途切れている
ように示されているが、各インジェクタ12の周囲を回
り込む通路によって又は各インジェクタ12の内部を貫
通する通路によって互いに接続されており、また各イン
ジェクタ12において燃料通路15に直接に接続されて
いる。また、コモンレール70をカム軸30,31の中
央位置からオフセットして配置する場合にも、コモンレ
ール70と各インジェクタ12とは直結され、コモンレ
ール70に容積部72から延びて形成された燃料通路は
インジェクタ21の燃料通路15に直接に接続される。
【0031】この実施例によれば、カム軸30,31が
同期回転すると、カム軸30に設けられているポンプ駆
動カム45がプランジャ53を駆動し、ポンプ室54内
の燃料をポンプ駆動する。ポンプ室54内の燃料圧力が
上昇して逆止弁61が閉じるため燃料は導入側に逆流す
ることなく、吐出路62及び開弁した逆止弁63を通じ
てコモンレール70の容積部72に吐出される。容積部
72から各インジェクタ12に燃料が供給され、各イン
ジェクタ12からは所定のタイミングで燃焼室11内に
燃料が噴射される。また、各気筒における燃焼サイクル
の行程に応じて、カム軸30,31に形成された弁駆動
カム35,36が吸気バルブ5及び排気バルブ6を開閉
駆動する。
【0032】燃料サプライポンプ50は、プランジャ5
3の往復動方向に延びるシリンダ52の軸線A−Aがシ
リンダヘッド1の上面27に実質的に平行な面内に含ま
れるように横置き状態に配置され、コモンレール70に
ついても容積部72のエンジンの長手方向に延びる軸線
E−Eとがシリンダヘッド1の上面27に実質的に平行
な上記平面と共通の平面内に含まれるように横置き状態
に配置されているので、ポンプ駆動カム45、燃料サプ
ライポンプ50及びコモンレール70は、シリンダヘッ
ド1の上面27に実質的に平行な略同一平面内にレイア
ウトされる。また、燃料サプライポンプ50のシリンダ
52の軸線A−Aの方向は、コモンレール70の容積部
72の軸線E−Eの方向と直交している。燃料サプライ
ポンプ50からコモンレール70を経てインジェクタ1
2に至るまでのコモンレール式燃料噴射システム及び吸
排気弁駆動用の動弁機構は、シリンダヘッド1に取り付
けられているヘッドカバー42内にコンパクトに内蔵さ
れるので、エンジンのシリンダヘッド1の上部構造が嵩
張るのを抑えることができる。また、燃料サプライポン
プ50はコモンレール70に対して配管を介することな
く直接に互いに一体的に連結されているので、燃料サプ
ライポンプ50が圧送した燃料がそのまま直ちにコモン
レール70に供給することができる。更に、コモンレー
ル70とインジェクタ12とを直結すると、燃料サプラ
イポンプ50からインジェクタ12までの配管をなくす
ことができると共に、コモンレール70からインジェク
タ12への燃料の供給遅れを可及的に少なくすることが
できる。更に、燃料サプライポンプ50とコモンレール
70の一体性が得られるので、剛性が向上し、振動や騒
音の発生を抑制することができる。
【0033】図3はこの発明によるコモンレール式燃料
噴射システムが適用されたエンジンの別の実施例を示す
正面図、図4は図3に示すコモンレール式燃料噴射シス
テムが適用されたエンジンを矢視F−Fで見た部分断面
図である。図3及び図4に示す実施例では、燃料サプラ
イポンプは一対のプランジャを対向配置したツインプラ
ンジャ型のポンプとして構成されている。図1及び図2
に示した実施例の構成要素と同等の機能を奏する構成要
素に同じ符号を付すことにより、それらの要素について
の再度の説明を省略する。カム軸30,31の一方の端
部には、それぞれポンプ駆動カム45,47が形成され
ており、ポンプ駆動カム45,47間においてツインプ
ランジャ型の燃料サプライポンプ80が配設されてい
る。したがって、燃料サプライポンプ80は、エンジン
の長手方向の一端部においてシリンダヘッド1上に位置
する。燃料サプライポンプ80は、シングルプランジャ
型のポンプでは充分な燃料圧送量や燃料圧送圧力が得ら
れない場合に用いられる。
【0034】燃料サプライポンプ80のポンプ本体81
の内部には、シリンダヘッド1の上面27(図1及び図
2参照)に実質的に平行にポンプ駆動カム45,47間
に延びる一対のシリンダ82,82が形成されており、
シリンダ82,82内にはそれぞれプランジャ83,8
3が往復動可能に収容されている。シリンダ82,82
の軸線D−Dは、カム軸30,31の軸線B−B及びC
−Cと直交し且つ軸線B−B及びC−Cを含む平面内に
実質的に含まれている。即ち、シリンダ82,82の軸
線D−Dは、シリンダヘッド1の上面27から軸線B−
B及びC−Cと実質的に同じ距離だけ隔置した高さ位置
に配置されている。一対のシリンダ82,82間には、
プランジャ83,83の先端面を壁面の一部とするポン
プ室84が形成されている。各プランジャ83は、軸線
D−Dの方向に各シリンダ82の外部に突き出てポンプ
駆動カム45,47のカム面46,48にそれぞれ当接
するプランジャヘッド85を有しており、ポンプ本体8
1とプランジャヘッド85との間には、常にプランジャ
ヘッド85をポンプ駆動カム45,47のカム面46,
48に当接させるプランジャスプリング86が介在され
ている。
【0035】ポンプ本体81には、フィードポンプから
送られた低圧の燃料が燃料導入管87を通じてポンプ室
84に導入される。燃料導入管87がポンプ室84に接
続する部分には、燃料導入管87からの燃料の供給につ
いては許容するが、ポンプ吐出行程時にポンプ室84内
の高圧燃料が燃料導入管87側に逆流するのを防止する
ため、逆止弁88が設けられている。ポンプ室84から
吐出される高圧燃料は、吐出路89に配設されている逆
止弁90に予め設定されている圧力を超えると吐出路8
9からコモンレール70に供給される。コモンレール7
0は、燃料供給管を介することなくポンプ本体81に一
体的に直結されている。コモンレール70は、カム軸3
0,31の中央領域においてカム軸30,31と平行、
即ち、プランジャ83,83の軸線D−Dと直交するよ
うに、シリンダヘッド1上において上面27と実質的に
平行に配置されている。
【0036】ポンプ駆動カム45,47のカム面46,
48は、対称形状となっており、カム軸30,31が同
期回転すると、カム軸30,31に設けられているポン
プ駆動カム45,47は、プランジャ83,83を同期
して駆動し、ポンプ室84内の燃料をポンプ駆動する。
カム軸30,31 及び燃料サプライポンプ80その他の
構成要素の作動は、図1及び図2に示す実施例の場合と
同様である。
【0037】図3及び図4に示すように、シリンダヘッ
ド1と一体に形成される取付け台91は、燃料サプライ
ポンプ80を載置している。ブラケット92は、コモン
レール70及び燃料サプライポンプ80を取付け台91
との間に挟持し且つカム軸30,31を軸受94を介し
て回転自在に支持した状態で、取付け台91に取付けボ
ルト93によって取り付けられる。ブラケット92は、
コモンレール70及び燃料サプライポンプ80の取付け
とカム軸30,31の保持とに共通化されている。取付
け台91とブラケット92との間には、ポンプ駆動カム
45,47が回転でき且つシリンダ82から突き出たプ
ランジャ83が往復動可能な空間95が形成されてい
る。また、取付けブラケット34は、コモンレール70
とカム軸30,31とを同時にシリンダヘッド1上に保
持している。
【0038】
【発明の効果】この発明によるコモンレール燃料噴射シ
ステム及びそのシステムが適用されたエンジンは、上記
のように構成されているので、次のような効果を奏す
る。即ち、シリンダヘッド上においてシリンダヘッドの
上面と実質的に平行な一つの平面内に燃料サプライポン
プ及びコモンレールが配設されているので、シリンダヘ
ッド上における燃料噴射システムの構成が簡素になると
共に、シリンダヘッド上のレイアウトが簡単になる。そ
の結果、シリンダヘッド周りに要するスペースを削減し
てエンジンの嵩を低くすることができ、且つ燃料噴射系
の構成部品点数を削減すると共に部品の組立性を改善し
て、エンジン製造コストを一層、低減させることができ
る。更に、吸排気弁駆動用のカム軸間に燃料サプライポ
ンプとコモンレールとをシリンダヘッドの上面からポン
プ駆動カムと略同じ高さにおいて配置させるので、エン
ジンの動弁機構を含めてのシリンダヘッド上のレイアウ
トが極めて簡素化され、且つポンプ駆動カムから燃料サ
プライポンプのプランジャに動力を効率良く伝達するこ
とができる。また、燃料サプライポンプとコモンレール
とを直結しているので、燃料サプライポンプとコモンレ
ールとの間において配管が不要になり、燃料噴射システ
ムにおける燃料供給用の配管を最小限の長さ・規模に抑
えることができると共に、両者の連結により剛性を向上
してエンジン稼働時における振動・騒音の発生を抑制
し、燃料サプライポンプからコモンレールへ、更にはイ
ンジェクタへ燃料を速やかに供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるコモンレール式燃料噴射システ
ムが適用されたエンジンの一実施例を示す正面断面図で
ある。
【図2】図1に示すコモンレール式燃料噴射システムが
適用されたエンジンの一部を示す平面図である。
【図3】この発明によるコモンレール式燃料噴射システ
ムが適用されたエンジンの別の実施例を一部を断面で示
す正面図である。
【図4】図3に示すコモンレール式燃料噴射システムが
適用されたエンジンの矢視F−Fで見た部分平面図であ
る。
【図5】従来のコモンレール式燃料噴射システムを示す
概略図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 5 吸気バルブ 6 排気バルブ 9 シリンダ 11 燃焼室 12 インジェクタ 15 燃料通路 16 噴孔 17 ニードル弁 27 シリンダヘッドの上面 30,31 カム軸 32,92 ブラケット 35,36 弁駆動用カム 42 ヘッドカバー 45,47 ポンプ駆動用カム 46,48 カム面 50,80 燃料サプライポンプ 51,81 ポンプ本体 52,82 シリンダ 53,83 プランジャ 54,84 ポンプ室 70 コモンレール 71 コモンレール本体 72 容積部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 39/02 F02M 39/02 B 55/02 330 55/02 330A 330B 350 350D 350E 350H 59/06 59/06 59/08 59/08 61/14 320 61/14 320G 63/02 63/02 A Fターム(参考) 3G024 AA04 BA29 DA04 DA10 DA18 FA00 FA02 FA14 3G066 AA07 AB02 AC01 AC09 AD02 AD05 AD12 BA12 BA22 BA46 BA56 BA61 BA65 BA67 CA04T CA08 CA09 CB01 CB04 CB05 CB12 CC01 CD04 CE13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッド上に配置され且つシリン
    ダ内を往復動するプランジャのポンプ作用により燃料を
    圧送する燃料サプライポンプ、前記シリンダヘッド上に
    配置され且つ前記燃料サプライポンプから圧送された燃
    料をエンジンの長手方向に延びた容積部内に畜圧状態に
    貯留するコモンレール、及び前記シリンダヘッドに取り
    付けられ且つ前記コモンレールから供給された燃料を噴
    射するインジェクタを具備し、前記燃料サプライポンプ
    と前記コモンレールとは、前記プランジャの往復動方向
    に延びる前記シリンダの軸線と前記容積部の前記エンジ
    ンの長手方向に延びる軸線とが前記シリンダヘッドの上
    面と実質的に平行な方向に延びる一つの平面内に実質的
    に含まれる状態で互いに一体的に連結されていることか
    ら成るコモンレール式燃料噴射システム。
  2. 【請求項2】 前記燃料サプライポンプの前記シリンダ
    の軸線と前記コモンレールの前記容積部の軸線とは、実
    質的に直交していることから成る請求項1に記載のコモ
    ンレール式燃料噴射システム。
  3. 【請求項3】 前記燃料サプライポンプは、前記エンジ
    ンの長手方向の一端側に配置されていることから成る請
    求項1又は2に記載のコモンレール式燃料噴射システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記インジェクタは燃料通路と当該燃料
    通路を通じて供給された燃料を噴射する噴孔とを備えて
    おり、前記インジェクタと前記コモンレールとは、前記
    コモンレールの前記容積部が前記インジェクタの前記燃
    料通路に直接に又は前記コモンレール内に形成されてい
    る燃料通路を通じて接続した状態で、一体的に連結され
    ていることから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載
    のコモンレール式燃料噴射システム。
  5. 【請求項5】 前記燃料サプライポンプ、前記コモンレ
    ール及び前記インジェクタは、前記シリンダヘッドに取
    りつけられたヘッドカバー内に内蔵されていることから
    成る請求項1〜4のいずれか1項に記載のコモンレール
    式燃料噴射システム。
  6. 【請求項6】 シリンダヘッド上に並列に配設されると
    共に吸気弁と排気弁とを開閉駆動するための弁駆動カム
    が形成された一対のカム軸、前記シリンダヘッド上に配
    置され且つシリンダと前記シリンダ内を往復動するプラ
    ンジャとを有し前記プランジャに対応して少なくとも一
    方の前記カム軸に形成されたポンプ駆動カムによって駆
    動される前記プランジャのポンプ作用により燃料を圧送
    する燃料サプライポンプ、前記シリンダヘッド上に配置
    され且つ前記燃料サプライポンプから圧送された燃料を
    容積部内に畜圧状態に貯留するコモンレール、及び前記
    シリンダヘッドに取り付けられ且つ前記コモンレールか
    ら供給された燃料を燃焼室内に噴射するインジェクタを
    具備し、前記燃料サプライポンプと前記コモンレールと
    は、前記一対のカム軸間において配置されると共に、前
    記プランジャの往復動方向に延びる前記シリンダの軸線
    と前記容積部の前記エンジンの長手方向に延びる軸線と
    が前記シリンダヘッドの上面と実質的に平行な方向に延
    びる一つの平面内に実質的に含まれる状態で互いに一体
    的に連結されていることから成るコモンレール式燃料噴
    射システムが適用されたエンジン。
  7. 【請求項7】 前記燃料サプライポンプの前記プランジ
    ャは前記一対のカム軸と直交する方向に往復動し、前記
    コモンレールは前記一対のカム軸間の中央領域におい
    て、前記容積部の軸線が一対の前記カム軸と平行に延び
    る状態で配置されていることから成る請求項6に記載の
    コモンレール式燃料噴射システムが適用されたエンジ
    ン。
  8. 【請求項8】 前記燃料サプライポンプは、前記エンジ
    ンの長手方向の一端側に配置されていることから成る請
    求項6又は7に記載のコモンレール式燃料噴射システム
    が適用されたエンジン。
  9. 【請求項9】 前記ポンプ駆動カムは前記一対のカム軸
    の一方にのみ形成されており、前記燃料サプライポンプ
    は前記ポンプ駆動カムによって駆動される単一の前記プ
    ランジャを備えたシングルプランジャポンプであること
    から成る請求項6〜8のいずれか1項に記載のコモンレ
    ール式燃料噴射システムが適用されたエンジン。
  10. 【請求項10】 前記ポンプ駆動カムは前記一対のカム
    軸のそれぞれに形成されており、前記燃料サプライポン
    プは、互いに対向配置され且つ前記各駆動カムによって
    互いに向かって同期して駆動される一対の前記プランジ
    ャを備えたツインプランジャポンプであることから成る
    請求項6〜8のいずれか1項に記載のコモンレール式燃
    料噴射システムが適用されたエンジン。
  11. 【請求項11】 前記一対のカム軸は、前記燃料サプラ
    イポンプの近傍において、共通のブラケットによって前
    記シリンダヘッドに回転自在に保持されていることから
    成る請求項6〜10のいずれか1項に記載のコモンレー
    ル式燃料噴射システムが適用されたエンジン。
  12. 【請求項12】 前記インジェクタは燃料通路と当該燃
    料通路を通じて供給された燃料を前記燃焼室内に噴射す
    る噴孔とを備えており、前記インジェクタと前記コモン
    レールとは、前記コモンレールの前記容積部が前記イン
    ジェクタの前記燃料通路に直接に又は前記コモンレール
    内に形成されている燃料通路を通じて接続した状態で、
    一体的に連結されていることから成る請求項6〜11の
    いずれか1項に記載のコモンレール式燃料噴射システム
    が適用されたエンジン。
  13. 【請求項13】 前記一対のカム軸、前記燃料サプライ
    ポンプ、前記コモンレール及び前記インジェクタは、前
    記シリンダヘッドに取りつけられたヘッドカバー内に内
    蔵されていることから成る請求項6〜12のいずれか1
    項に記載のコモンレール式燃料噴射システムが適用され
    たエンジン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015517626A (ja) * 2012-05-24 2015-06-22 デルファイ・インターナショナル・オペレーションズ・ルクセンブルク・エス・アー・エール・エル 内燃エンジン

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