JP2000297659A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】
タービンバケットを装着した複数のタービンホイールを含み、ある軸の回りで回転可能なロータを有するタービンにおいて、
冷却用媒体を前記タービンホイールのうちの少なくとも１つのバケットに向けて搬送し、使用後の冷却用媒体をリターンに向けて搬送するためのボアチューブアセンブリを備え、
前記ボアチューブアセンブリは、
互いに離隔され前記軸に関して同心であり、冷却用媒体を１つの軸方向に搬送する第一の流路および使用後の冷却用媒体を前記１つの方向とは反対の軸方向に搬送する第二の流路を規定している細長い外側チューブおよび内側チューブと、
第一および第二の流路とそれぞれ連通している円周方向に離隔された第一の組および第二の組のそれぞれ複数の開口を有する、前記チューブアセンブリの１つの端に隣接するエンドキャップと、
前記エンドキャップ内の前記第一の組および第二の組の複数の開口とそれぞれ連通しており、冷却用媒体を前記１つのタービンホイールのバケットに分配し、使用後の冷却用媒体をエンドキャップおよびボアチューブアセンブリを経てリターンに搬送する、前記ロータによって担持され円周方向に離隔されて半径方向に延びる第一の組および第二の組のそれぞれ複数の通路と
を含む、タービン。
【請求項２】 前記第一の流路が前記内側チューブと外側チューブの間にあり、前記第二の流路が前記内側チューブ内にあり、前記エンドキャップ内の第一の組と第二の組の開口が互いに軸方向で離隔しており、前記第一の組と第二の組の通路が互いに軸方向で離隔している、請求項１記載のタービン。
【請求項３】 エンドキャップ内に配置されており、前記エンドキャップ中に半径方向に流れる使用後の冷却用媒体を、前記半径方向に向いた第二の組の通路から第二の流路内の使用後の冷却用媒体の実質的に軸方向を向いた流れに変換するための内部コアを含む、請求項１又は２に記載のタービン。
【請求項４】 前記内部コアが、使用後の冷却用媒体が前記通路内の半径方向の流れから前記第二の流路内の軸方向の流れに変換される際の使用後の冷却用媒体の流れの渦流成分を実質的に除去することにより、前記第二の流路内に実質的に渦流成分の流れのない実質的に軸方向の流れを提供するための円周方向に離隔した複数のベーンを有する、請求項３記載のタービン。
【請求項５】 前記外側チューブを少なくとも部分的に包囲する軸受ジャーナルを含んでおり、前記流路を通って流れる冷却用媒体からの輻射による熱伝達に対して前記軸受ジャーナルを熱的に絶縁するように前記外側チューブに担持された輻射シールドを含む、請求項１記載のタービン。
【請求項６】 ジャーナル軸受が後部シャフトを含んでおり、該シャフトが前記輻射シールドと共にその間に断熱エアーギャップを規定している、請求項５記載のタービン。
【請求項７】 前記輻射シールドが一端で外側チューブに固定されており、前記シールドの反対側の端が前記外側チューブに対する軸方向の動きに対して自由であって、前記外側チューブに対する前記輻射シールドの軸方向の熱的な膨張と収縮が可能である、請求項５又は６に記載のタービン。
【請求項８】 前記内側チューブと前記外側チューブとの間に配置されていて、円周方向に離隔した複数のストラットにより互いに相互接続された外側リングと内側リングとを有するストラットリングを含んでおり、前記内側リングと前記外側リングの一方が前記内側チューブと前記外側チューブの一方に固定されており、前記内側リングと前記外側リングの別の一方および前記内側チューブと前記外側チューブの別の一方が互いに摺動可能である、請求項１記載のタービン。
【請求項９】 前記外側リングが前記外側チューブに固定されており、前記内側リングと前記内側チューブが互いに摺動可能であって、前記外側チューブに対する前記内側チューブの軸方向の熱膨張が可能である、請求項８記載のタービン。
【請求項１０】 前記ストラットが前記内側リングと前記外側リングとの間でその半径から傾いた角度で延びており、前記外側チューブに対する前記内側チューブの半径方向外側への熱膨張が可能である、請求項９記載のボアチューブアセンブリ。
【請求項１１】 ストラットが前記第一の流路内の冷却用媒体流の上流方向と下流方向にそれぞれ向いた前方縁と後方縁とをもっており、前記後方縁が前記リングの１つから半径方向および軸方向下流方向に向かって延びている、請求項８乃至１０のいずれか１項に記載のタービン。