JP2000295398A - プッシュ型サーバ装置,および画像読取装置または画像読取装置が接続されたコンピュータをプッシュ型サーバ装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

プッシュ型サーバ装置,および画像読取装置または画像読取装置が接続されたコンピュータをプッシュ型サーバ装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000295398A
JP2000295398A JP11099160A JP9916099A JP2000295398A JP 2000295398 A JP2000295398 A JP 2000295398A JP 11099160 A JP11099160 A JP 11099160A JP 9916099 A JP9916099 A JP 9916099A JP 2000295398 A JP2000295398 A JP 2000295398A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿から画像データを読み取る処理を行うた
めの専用のソフトウエアを各コンピュータにインストー
ルする必要をなくすと共に、コンピュータにおいて画像
データを取得するための操作を行う必要をなくすこと。 【解決手段】 ネットワークに接続された画像読取装置
または画像読取装置が接続されると共に、ネットワーク
に接続されたコンピュータは、原稿を走査して画像デー
タを読み取る処理を実行させるスキャン処理部24と、
端末装置に対し、画像データをプッシュ技術を利用して
送信するためのチャネルを示すチャネル情報22を生成
するチャネル指定部21と、スキャン処理部24による
処理の実行を指示するスキャン指示部23と、チャネル
情報22で示されたチャネルに対し、原稿から読み取っ
た画像データをプッシュ技術を利用して送信させる通信
処理部26と、を含むプログラムを有し、プッシュ型サ
ーバ装置として動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続された端末装置に対し、プッシュ技術を用いて情報を
送信するプッシュ型サーバ装置に関し、より詳細には、
原稿から画像データを読み取り、読み取った画像データ
をプッシュ技術を利用してリアルタイムで端末装置に送
信するプッシュ型サーバ装置,および画像読取装置また
は画像読取装置が接続されたコンピュータをプッシュ型
サーバ装置として機能させるためのプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のネットワーク技術の発達により、
複数のコンピュータでプリンタを共有するだけでなく、
図13に示すようにスキャナをも共有することが可能に
なっている。図13は、スキャナが接続されたネットワ
ークの説明図であり、1はスキャナ、2a〜2cは複数
のコンピュータ(以下、単に「コンピュータ2」と記述
する)、3はLANのようなネットワークをそれぞれ示
している。図13に示すようなネットワーク構成におい
て、スキャナ1で原稿から画像データを読み取るための
読取方法として、以下のような方法が提案されている。
【0003】第1の方法は、各コンピュータ2にスキャ
ナ1を制御するための専用のソフトウエアをインストー
ルしておき、コンピュータ2からスキャナ1を操作し
て、スキャナ1にセットされた原稿から画像データを読
み取る処理を実行するというものである。具体的に、ユ
ーザは、スキャナ1に原稿をセットした後、自分のコン
ピュータ2に戻ってソフトウエアを操作してスキャナ1
を動作させることにより、原稿から画像データを読み取
る処理を実行することができる。この第1の方法につい
て換言すれば、スタンドアローンのコンピュータに例え
ばSCSIインターフェースを介して接続されたスキャ
ナを用いて原稿から画像データを読み取る場合と同様で
ある。
【0004】ところが、前述した第1の方法において
は、スキャナ1を利用する全てのコンピュータ2に対
し、そのスキャナ1を制御するための専用のソフトウエ
アをインストールしておく必要があるという不都合な点
があった。すなわち、使用するスキャナ1に対応したソ
フトウエアを各コンピュータ2にインストールする必要
があることから、スキャナ1を交換したり、追加したり
した場合等においては、新たにそのスキャナ1を利用す
るための専用のソフトウエアを各コンピュータ2毎にイ
ンストールする必要がある。そのため、コンピュータ2
やソフトウエアの管理上不便であると共に、ユーザは新
たなソフトウエアの操作方法を学習しなければならない
という不便な点があった。
【0005】また、第1の方法においては、原稿から画
像データを読み取るために、ユーザがスキャナ1と自分
のコンピュータ2との間で必要以上に動き回らなければ
ならないという不便な点があった。すなわち、ユーザ
は、原稿をスキャナ1にセットするために自分のコン
ピュータ2からスキャナ1まで行き、読み取り指示の
ためにスキャナ1から自分のコンピュータ2に戻り、
原稿を回収するために自分のコンピュータ2からスキャ
ナ1に行き、作業続行のためにスキャナ1から自分の
コンピュータ2に戻る、というように動き回らなければ
原稿から画像データを読み取る処理を行うことができな
いという不便な点である。
【0006】前述した第1の方法の不便な点に鑑み、第
2の方法として、スキャナ1およびコンピュータ2にそ
れぞれ画像データを読み取る際に所定の手順で通信処理
を行うソフトウエアをインストールしておき、スキャナ
1側で画像データの読み取り操作を行えるようにする方
法が提案されている。具体的に、ユーザは、スキャナ1
に原稿をセットし、スキャナ1に設けられている操作部
(図示せず)を操作してあて先を指定すると共に、読取
スタートボタンを押下する。このユーザの操作に応じ
て、あて先として指定されたコンピュータ2およびスキ
ャナ1の間において所定の通信手順に基づいて通信処理
がなされ、スキャナ1で原稿から読み取った画像データ
がコンピュータ2に対して送信される。
【0007】このように、第2の方法においては、ユー
ザがスキャナ1を直接操作することによって原稿から画
像データを読み取る処理を行うことができる。その上、
ユーザが自分のコンピュータ2に戻った時点で直ちに画
像データを利用することができる。したがって、第2の
方法によれば、上記第1の方法のようにユーザが必要以
上に動き回らなければならないという問題点を解消する
ことができる。
【0008】ところが、第2の方法においても、スキャ
ナ1に対応した専用のソフトウエアを各コンピュータ2
にインストールしておく必要があるため、コンピュータ
2やソフトウエアの管理上不便であるというような第1
の方法と同様の不便な点が未だ存在していた。加えて、
第2の方法で使用されるソフトウエアの中には、ユーザ
が画像データを処理するために利用しているソフトウエ
アで使用可能なファイルフォーマットと互換性がないフ
ァイルフォーマットを用いるものもあるという不便な点
も存在していた。
【0009】さらに、前述した第2の方法の不便な点に
鑑み、第3の方法として、スキャナ1で原稿から読み取
った画像データを記憶しておくことができるようにする
と共に、スキャナ1をWebサーバとして機能させるよ
うにしておき、コンピュータ2に用意されているWeb
ブラウザを用いてスキャナ1にアクセスし、必要な画像
データを取得することができるようにする方法が提案さ
れている。具体的に、ユーザがスキャナ1に原稿をセッ
トし、スキャナ1に設けられている読取スタートボタン
(図示せず)を押下すると、スキャナ1は原稿から画像
データを読み取り、読み取った画像データをハードディ
スクに保存する。そして、スキャナ1は、ネットワーク
3においてWebサーバとして動作するように構成され
ているため、ユーザは、自分のコンピュータ2上で動作
するブラウザを使ってスキャナ1にアクセスし、ハード
ディスクに保存された画像データを取得することができ
る。
【0010】このように、第3の方法においては、ユー
ザがスキャナ1を直接操作することによって原稿から画
像データを読み取る処理を行うと、読み取られた画像デ
ータはスキャナ1に記憶されるため、後に自分のコンピ
ュータ2からその画像データを取得することができる。
したがって、上記第1の方法のようにユーザが必要以上
に動き回らなければならないという問題点を解消するこ
とができる。
【0011】加えて、コンピュータ2に通常用意されて
いる汎用のWebブラウザを使ってスキャナ1側に記憶
されている画像データを取得することができるため、各
コンピュータ2にスキャナ1に対応した専用のソフトウ
エアをインストールしておく必要をなくすことができ
る。したがって、上記第1および第2の方法のように、
コンピュータ2やソフトウエアの管理上不便であるとい
う点を解消することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
3の方法においては、スキャナで原稿から画像データを
読み取った後、ユーザ自身がブラウザを操作してWeb
サーバとしてのスキャナにアクセスして該当する画像デ
ータを取得しなければならないため、操作上不便な点が
あった。加えて、スキャナで画像データを読み取る処理
が行われたことについてユーザに通知するための手立て
が何ら用意されていないため、スキャナのハードディス
クに記憶された画像データが利用されることなく、その
まま放置されてしまうことがあるという問題点もあっ
た。
【0013】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、例えば、ネットワークを介して複数のコンピュータ
でスキャナを共有するような場合において、スキャナを
使用するための専用のソフトウエアを各コンピュータに
インストールする必要をなくすことを目的とする。
【0014】また、本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって、例えば、ネットワークを介して複数のコンピ
ュータで共有されるスキャナにおいて、原稿から画像デ
ータを読み取る処理および読み取った画像データをコン
ピュータに送信する処理をリアルタイムに行うことを可
能にし、原稿から画像データを読み取る作業の利便性の
向上を図ることを目的とする。
【0015】さらに、本発明は上記に鑑みてなされたも
のであって、例えば、ネットワークを介して複数のコン
ピュータで共有されるスキャナにおいて、原稿から画像
データを読み取る処理を開始することや、読み取り処理
が完了したこと等をコンピュータに対して通知すること
を可能にすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のプッシュ型サーバ装置は、ネットワーク
に接続された端末装置に対し、プッシュ技術を用いて情
報を送信するプッシュ型サーバ装置において、原稿を走
査して画像データを読み取る読取手段と、前記端末装置
に対し、前記読取手段で読み取った画像データをプッシ
ュ技術を利用して送信するためのチャネルを指定する指
定手段と、前記読取手段に対して画像データの読み取り
開始を指示する指示手段と、前記指定手段で指定された
チャネルに対し、前記読取手段で読み取った画像データ
をプッシュ技術を利用して送信する送信手段と、を備え
たものである。
【0017】また、請求項2のプッシュ型サーバ装置
は、請求項1に記載のプッシュ型サーバ装置において、
さらに、前記指定手段で指定されたチャネルを登録して
おくための登録手段を備え、前記送信手段が、前記登録
手段の登録内容を参照し、前記読取手段で読み取った画
像データを該当するチャネルに対して送信するものであ
る。
【0018】また、請求項3のプッシュ型サーバ装置
は、請求項1または2に記載のプッシュ型サーバ装置に
おいて、前記送信手段が、前記画像データの読み取りを
開始すること,読み取り中であること,または読み取り
を完了したことを前記端末装置のユーザに通知するため
の通知情報を前記指定手段で指定されたチャネルと同一
または異なるチャネルに対して送信するものである。
【0019】また、請求項4のプッシュ型サーバ装置
は、請求項1,2または3に記載のプッシュ型サーバ装
置において、さらに、前記読取手段で読み取った画像デ
ータを記憶しておくための記憶手段を備え、前記送信手
段が、前記端末装置から要求があった場合に、前記記憶
手段から該当する画像データを読み出し、読み出した画
像データを前記端末装置に送信するものである。
【0020】また、請求項5のプッシュ型サーバ装置
は、ネットワークに接続された端末装置に対し、プッシ
ュ技術を用いて情報を送信するプッシュ型サーバ装置に
おいて、原稿を走査して画像データを読み取る読取手段
と、前記読取手段に対して画像データの読み取り開始を
指示する指示手段と、前記読取手段で読み取った画像デ
ータを記憶しておくための記憶手段と、予め指定されて
いるチャネルに対し、前記画像データの読み取りを開始
すること,読み取り中であること,または読み取りを完
了したことを前記端末装置のユーザに通知するための通
知情報をプッシュ技術を利用して送信し、かつ、前記端
末装置から要求があった場合に、前記記憶手段から該当
する画像データを読み出し、読み出した画像データを前
記端末装置に送信する送信手段と、を備えたものであ
る。
【0021】また、請求項6のプッシュ型サーバ装置
は、請求項1〜5のいずれか一つに記載のプッシュ型サ
ーバ装置をネットワーク接続機能を有した画像読取装
置,または画像読取装置が接続されると共に、ネットワ
ーク接続機能を有したコンピュータで構成するようにし
たものである。
【0022】また、請求項7のコンピュータ読み取り可
能な記録媒体は、ネットワークに接続された画像読取装
置またはネットワークに接続されると共に、画像読取装
置が接続されたコンピュータをプッシュ型サーバ装置と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラム
が、原稿を走査して画像データを読み取る処理を実行さ
せる第1の機能と、前記ネットワークに接続された端末
装置に対し、前記第1の機能を実行して得た画像データ
をプッシュ技術を利用して送信するためのチャネルを指
定する第2の機能と、前記第1の機能の実行を指示する
第3の機能と、前記第2の機能で指定されたチャネルに
対し、前記第1の機能を実行して得た画像データをプッ
シュ技術を利用して送信させる第4の機能と、を含むも
のである。
【0023】さらに、請求項8のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、ネットワークに接続された画像読取
装置またはネットワークに接続されると共に、画像読取
装置が接続されたコンピュータをプッシュ型サーバ装置
として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラム
が、原稿を走査して画像データを読み取る処理を実行さ
せる第1の機能と、前記第1の機能の実行を指示する第
2の機能と、前記第1の機能を実行して得た画像データ
を記憶させる第3の機能と、予め指定されているチャネ
ルに対し、前記画像データの読み取りを開始すること,
読み取り中であること,または読み取りを完了したこと
を前記ネットワークに接続された端末装置のユーザに通
知するための通知情報をプッシュ技術を利用して送信さ
せる第4の機能と、前記端末装置から要求があった場合
に、前記第3の機能を実行して記憶しておいた該当する
画像データを前記端末装置に送信させる第5の機能と、
を含むものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプッシュ型サ
ーバ装置,および画像読取装置または画像読取装置が接
続されたコンピュータをプッシュ型サーバ装置として機
能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体の実施の形態について、添付の図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0025】〔本発明の概要〕本発明の一実施の形態に
おいては、図13に示したように、ネットワーク3を介
して複数のコンピュータ2(端末装置)でスキャナ1
(画像読取装置)を共有できるようにした状態におい
て、スキャナ1で原稿から読み取った画像データをプッ
シュ技術を用いてコンピュータ2に送信できるようにす
る。すなわち、スキャナ1は、プッシュ技術に対応した
Webブラウザがインストールされたコンピュータ2を
対象とし、原稿から読み取った画像データをhttpプ
ロトコルのような汎用のプロトコルを使用して送信す
る。
【0026】具体的には、スキャナ1をプッシュ型サー
バとして構成し、予め指定されたチャネルに対して、原
稿から読み取った画像データをhttpプロトコル上で
送信する。コンピュータ2では、プッシュ技術対応のW
ebブラウザが動作しているものとし、スキャナ1から
送信された画像データはWebブラウザによって受信さ
れる。したがって、コンピュータ2では、汎用のWeb
ブラウザを使用することができるため、各コンピュータ
2にスキャナ1を利用するための専用のソフトウエアを
インストールする必要をなくすことができる。また、画
像データはプッシュ技術によってスキャナ1からコンピ
ュータ2に送信されるため、原稿の読み取りを指示する
のみで、コンピュータ2のWebブラウザで直ちに画像
データを取得することができる。
【0027】また、本発明の他の実施の形態において
は、図13に示したネットワーク構成において、スキャ
ナ1で原稿から画像データを読み取る処理を開始するこ
とや、読み取り処理が完了したこと等をユーザに知らせ
るための情報を、プッシュ技術を用いてスキャナ1から
コンピュータ2に送信できるようにする。すなわち、ス
キャナ1は、プッシュ技術に対応したWebブラウザが
インストールされたコンピュータ2を対象とし、上記情
報をhttpプロトコルのような汎用のプロトコルを使
用して送信する。加えて、スキャナ1では、読み取った
画像データを例えばハードディスクに記憶しておくよう
にする。その結果、ユーザは、上記情報に応じてコンピ
ュータ2からスキャナ1にアクセスし、必要な画像デー
タを取得することができる。
【0028】具体的には、スキャナ1をプッシュ型サー
バとして構成し、予め指定されたチャネルに対し、原稿
から画像データを読み取る処理を開始することや、読み
取り処理が完了したこと等をユーザに知らせるための情
報をhttpプロトコル上で送信する。コンピュータ2
では、プッシュ技術対応のWebブラウザが動作してい
るものとし、スキャナ1から送信された上記情報はWe
bブラウザによって受信される。したがって、コンピュ
ータ2のユーザは、スキャナ1で画像データの読み取り
が行われることや読み取りが完了したこと等を知ること
ができる。また、スキャナ1では、原稿から読み取った
画像データをハードディスク等に記憶するようにし、ユ
ーザは、スキャナ1から送信された上記情報に応じてW
ebブラウザを操作し、スキャナ1から必要な画像デー
タを取得することができる。このように、コンピュータ
2では、汎用のWebブラウザを使用することができる
ため、各コンピュータ2にスキャナ1を利用するための
専用のソフトウエアをインストールする必要をなくすこ
とができる。
【0029】〔実施の形態1〕本発明に係るプッシュ型
サーバ装置をスキャナを用いて構成する場合を本発明の
実施の形態1とし、 (1)スキャナの構成 (2)ユーザの操作 (3)スキャナの動作 (4)応用例 の順で説明する。
【0030】(1)スキャナの構成 図1は、実施の形態1に係るプッシュ型サーバ装置を構
成するスキャナの概略構成を示すブロック図である。図
1に示すスキャナ1aは、図13に示したスキャナ1に
対応するものであって、原稿からの画像データの読み取
り処理やプッシュ技術を用いた画像データの送信処理
等、装置全体の動作を制御するCPU11と、所定の処
理プログラムが記憶されているROM12と、CPU1
1のワーキングメモリとして利用されるRAM13と、
原稿から画像データを読み取る処理を実行する光学入力
装置14と、画像データをプッシュ技術を利用して送信
するためのチャネルの指定,画像データの読み取り開始
指示等をユーザが行えるようにするための操作パネル1
5と、ネットワーク3(図13参照)にスキャナ1aを
接続するためのネットワーク接続装置16と、上記各部
を接続するためのバス17と、を備えている。
【0031】図2は、図1に示したスキャナ1aをプッ
シュ型サーバ装置として動作させるためのプログラムの
概略を示すブロック図である。このプログラムは、一例
として、操作パネル15を介して入力されたチャネルの
指定を受けて、プッシュ技術を利用して画像データをス
キャナ1aから送信するためのチャネルを示すチャネル
情報22を生成するチャネル指定部21と、操作パネル
15を介して入力された画像データの読み取り開始指示
を受けて、画像データ読み取りイベントを発生するスキ
ャン指示部23と、スキャン指示部23が発生したイベ
ントに基づいて、光学入力装置14を制御して原稿から
画像データを読み取る処理を実行するスキャン処理部2
4と、光学入力装置14で読み取った画像データをコン
ピュータ2上で動作するWebブラウザで使用可能なデ
ータフォーマット、例えばJPEG,GIF等に変換す
るデータ変換処理部25と、ネットワーク接続装置16
を制御して、データ変換処理部25で変換処理が施され
た画像データをチャネル情報22で示されているチャネ
ルに対して送信する処理を実行する通信処理部26と、
を有している。
【0032】図2に示したプログラムは、スキャナ1a
中の任意の格納場所に格納されることになる。格納場所
としては、図1に示すROM12でも良いし、必要に応
じてハードディスクや不揮発性のメモリ等を用意するこ
とにしても良い。そして、図1に示したCPU11が格
納場所からこのプログラムを読み出して実行することに
より、図2に示した各部の機能が実現される。
【0033】(2)ユーザの操作 続いて、前述した構成を有するスキャナ1aの動作を説
明する前提として、ユーザがスキャナ1aに対して行う
操作について簡単に説明する。なお、図13に示した各
コンピュータ2には、プッシュ技術対応の汎用Webブ
ラウザがインストールされているものとする。
【0034】まず、ユーザは、スキャナ1aを利用して
原稿から画像データを読み取る処理を実行する前に、自
分のコンピュータ2上のWebブラウザで必要な情報源
(URL)、即ちプッシュサーバおよびポートを指定す
る操作を行う必要がある。この情報源がチャネルであ
り、プッシュサーバがスキャナ1aに該当する。
【0035】そして、実際に原稿から画像データを読み
取る処理を実行する場合、ユーザは、原稿をスキャナ1
aにセットし、スキャナ1aの操作パネル15を操作し
て、自分のコンピュータ2のWebブラウザで指定した
チャネルと同一のチャネルを指定すると共に、画像デー
タの読み取りを指示する。ユーザはこのような操作を行
うのみで、予め指定したWebブラウザのチャネルを介
し、スキャナ1aで原稿から読み取った画像データを取
得することができる。
【0036】(3)スキャナの動作 つぎに、スキャナ1aの動作について説明する。図3
は、画像データの送信先となるチャネルの設定処理を示
すフローチャートである。図2に示したチャネル指定部
21は、ユーザがスキャナ1aの操作パネル15を介し
てチャネルを指定する操作を行ったか否かを監視する処
理を実行している(S11)。ユーザがチャネルを指定
する操作を行った場合(S11;Yes)、チャネル指
定部21は、操作パネル15を介して指定されたチャネ
ルを表すチャネル情報22を生成し、画像データの送信
先となるチャネルを設定する処理を実行する(S1
2)。チャネル指定部21で生成されたチャネル情報2
2は、例えば、図1に示すRAM13に記憶される。
【0037】実施の形態1に係るスキャナ1aにおいて
は、原稿から画像データを読み取る処理が実行される毎
に、図3に示した処理が実行される。換言すれば、ユー
ザは、原稿から画像データを読み取る処理を実行する毎
にチャネルを指定する操作を行う。
【0038】図4は、画像データの読み取りおよび送信
処理を示すフローチャートである。図2に示したスキャ
ン指示部23は、ユーザがスキャナ1aの操作パネル1
5を介して画像データの読み取り開始を指示したか否か
を監視する処理を実行している(S21)。
【0039】そして、画像データの読み取り開始が指示
されると(S21;Yes)、スキャン指示部23は画
像データ読み取りイベントを発生する。スキャン処理部
24は、スキャン指示部23が発生したイベントに基づ
き、光学入力装置14を制御して原稿から画像データを
読み取る処理を実行する(S22)。
【0040】続いて、データ変換処理部25は、光学入
力装置14で読み取った画像データをコンピュータ2上
で動作するWebブラウザで使用可能なJPEG,GI
F等のデータフォーマットに変換する処理を実行する
(S23)。このデータ変換処理部25は、光学入力装
置14で読み取られた画像データのデータ形式を順次変
換する処理を行うものであっても良いし、画像データの
読み取りが終了した時点でデータ形式の変換を行うもの
であっても良い。
【0041】さらに、通信処理部26は、チャネル指定
部21によって生成されたチャネル情報22を参照する
と共に、ネットワーク接続装置16を制御して、データ
変換処理部25で変換処理が施された画像データを順次
該当するチャネルに対して送信する処理を実行する(S
24)。すなわち、通信処理部26は、httpプロト
コル上において、データ変換処理部25で変換処理が施
された画像データを指定されたチャネルに対して送信す
る処理を実行する。
【0042】通信処理部26から送信された画像データ
は、ユーザのコンピュータ2で起動されているWebブ
ラウザの該当する受信チャネルを活性化し、その結果、
Webブラウザ上に画像データに基づく原稿の画像が表
示されることになる。
【0043】なお、通信処理部26は、例えばスキャン
処理部24からの指示に応じて、画像データの読み取り
を開始すること,読み取り中であること,または読み取
りを完了したことをユーザに対して通知する通知情報を
送信することができる。送信処理部26は、チャネル情
報22で示されているチャネルと同一または異なるチャ
ネルに対して上記通知情報を送信することができる。チ
ャネル情報22で示されているチャネルと異なるチャネ
ルに対して通知情報を送信することにする場合には、各
コンピュータ2のWebブラウザにおいて、そのチャネ
ルでスキャナ1から情報を受信できるような設定が行わ
れていることが必要である。したがって、コンピュータ
2で起動されているWebブラウザの該当する受信チャ
ネルにはこの通知情報の内容が表示されることになり、
ユーザは画像データの読み取りが開始されたことや完了
したこと等を知ることができ、画像データに基づく画像
を表示させるか否か、または画像データを保存するか否
か等を選択することができる。
【0044】なお、原稿の読み取り操作を行ったユーザ
以外のユーザのコンピュータ2におけるWebブラウザ
において、図3のステップS11で指定されたチャネル
と同一のチャネルがスキャナ1aを対象として指定され
ている場合も考えられる。前述したように、ここではプ
ッシュ技術を利用して画像データをスキャナ1aからコ
ンピュータ2に送信するため、上記のような場合には、
原稿の読み取り操作を行ったユーザ以外のユーザのコン
ピュータ2にも画像データが送信されて来ることにな
る。このような場合に、ユーザは通知情報を参照するこ
とによって画像を表示させないようにしたり、保存しな
いようにしたりすることができる。また、必要に応じ
て、他のユーザが読み取り操作を行うことによって得ら
れた画像データを参照することもできる。
【0045】(4)応用例 さらに、前述したスキャナ1aを用いた応用例について
簡単に説明する。実施の形態1に係るスキャナ1aは、
原稿から読み取った画像データをプッシュ技術を利用し
てコンピュータ2に送信することが可能であるため、同
報配信を行う場合の情報の発信源としてこのスキャナ1
aを利用することが可能である。例えば、ネットワーク
3に接続されている全てのコンピュータ2のユーザは、
自分のコンピュータ2上で動作しているWebブラウザ
を操作して、予め定められた共通のチャネルを指定す
る。そして、各コンピュータ2に対してある紙媒体の情
報を送信しようとする者がスキャナ1aに原稿をセット
し、スキャナ1aを操作して上記予め定められたチャネ
ルを指定すると共に、画像データの読み取りを指示する
ことにより、各コンピュータ2のWebブラウザに原稿
の画像データが送信されることになる。したがって、ネ
ットワーク3上において、実施の形態1に係るスキャナ
1aを利用した同報配信を実現することができる。
【0046】また、各コンピュータ2のユーザ毎に、ス
キャナ1aで使用するチャネルを予め定めておくことに
より、自己のコンピュータ2のみに対し、原稿から読み
取った画像データを送信することも可能である。この場
合、ユーザは、スキャナ1aにおいて自分専用のチャネ
ルを指定して画像データの読み取りを指示すれば良い。
【0047】このように、実施の形態1に係るスキャナ
1aによれば、httpプロトコルを使用し、原稿から
読み取った画像データをプッシュ技術を用いてコンピュ
ータ2に送信するようにしたため、ネットワーク3に接
続されたコンピュータ2において汎用Webブラウザを
画像データを受信するために利用することができる。し
たがって、スキャナ1aを利用するための専用のソフト
ウエアを各コンピュータ2に用意する必要をなくすこと
ができる。
【0048】また、スキャナ1a側で原稿の読み取り操
作を行うことができ、読み取られた画像データはプッシ
ュ技術によってコンピュータ2に送信されることから、
コンピュータ2において原稿から画像データを読み取る
ための操作を行う必要はない。加えて、スキャナ1aで
読み取られた画像データは直ちにコンピュータ2に送信
されるため、原稿から画像データを読み取る作業の効率
化を図ることができる。
【0049】さらに、スキャナ1aで原稿から読み取ら
れた画像データはプッシュ技術によって直ちにコンピュ
ータ2に送信され、Webブラウザに画像が表示される
ため、ユーザは画像データを読み取る処理が実行された
ことを直ちに知ることができる。
【0050】〔実施の形態2〕つぎに、本発明の実施の
形態2として、実施の形態1と同様に、プッシュ型サー
バ装置を構成するスキャナについて説明する。図5は、
実施の形態2に係るスキャナの概略構成を示すブロック
図である。以下では、この図5を用いて、実施の形態1
に係るスキャナ1aと異なる点についてのみ説明するこ
とにする。
【0051】実施の形態2に係るスキャナ1bには、不
揮発性のRAM、例えばNVRAM18が設けられてい
る。このNVRAM18は、図2に示したチャネル指定
部21で生成されたチャネル情報22を登録しておくた
めに利用され、原稿から画像データを読み取る処理を実
行する毎にチャネルを指定するためのユーザの操作をな
くすことを可能にするためのものである。なお、ここで
は一例としてNVRAMを用いることにするが、ハード
ディスクのような外部記憶装置やその他の記憶装置等、
チャネル指定部21で生成されたチャネル情報22を登
録しておくことができるものであれば、いかなるものを
用いても良い。
【0052】つぎに、図5に示したNVRAM18の利
用方法について簡単に説明する。例えば、スキャナ1b
をネットワーク3に接続した際に、ネットワークの管理
者が図3を用いて説明したチャネルの設定処理を実行す
ることにする。その結果、図2のチャネル指定部21が
チャネル情報22を生成し、生成したチャネル情報22
をNVRAM18に登録する処理を実行する。そして、
各コンピュータ2のユーザは、スキャナ1bに設定され
たチャネルと同一のチャネルをWebブラウザにおいて
指定する操作を予め行う。その結果、ユーザは、スキャ
ナ1bに原稿をセットし、操作パネル15で画像データ
の読み取り開始を指示するのみで、コンピュータ2にお
いて原稿の画像データを利用することができるようにな
る。
【0053】また、通信処理部26は、画像データを送
信する際に、NVRAM18に記憶されているチャネル
情報22を参照し、該当するチャネルに対して画像デー
タを送信する処理を行う。
【0054】なお、画像データを読み取る操作を行う際
に、NVRAM18にチャネル情報22として予め設定
されているチャネル以外のチャネルをユーザの好みに応
じて指定することも可能である。さらに、NVRAM1
8中のチャネル情報22を任意のタイミングで変更する
ことが可能であることはいうまでもない。
【0055】このように、実施の形態2に係るスキャナ
1bによれば、予め画像データの送信先となるチャネル
を登録しておくことを可能にしたことにより、原稿から
画像データを読み取る処理を実行する毎にチャネルを指
定するためのユーザの操作をなくすことができるため、
原稿から画像データを読み取る作業の効率化を図ること
ができる。
【0056】〔実施の形態3〕また、本発明の実施の形
態3として、実施の形態1および2と同様に、プッシュ
型サーバ装置を構成するスキャナについて説明する。実
施の形態3に係るスキャナは、実施の形態1および2に
係るスキャナ1aおよび1bをプッシュ型のサーバ装置
としてだけではなく、プル型のサーバ装置として機能さ
せるための構成を有するものである。以下では、実施の
形態1および2に係るスキャナ1aおよび1bと異なる
点を中心にして、実施の形態3に係るスキャナを説明す
る。
【0057】図6は、実施の形態3に係るスキャナの概
略構成を示すブロック図であり、実施の形態2に係るス
キャナ1bを示す図5に対応させたものである。図6に
示すスキャナ1cにおいて、実施の形態1および2のス
キャナ1aおよび1bと異なる点は、光学入力装置15
で読み取った画像データを格納しておくためのハードデ
ィスク19を備えた点である。
【0058】なお、ここでは、一例としてハードディス
ク19に画像データを格納することにするが、ハードデ
ィスク19を省略してNVRAM18に画像データを格
納することにしても良いし、さらに、ハードディスク1
9およびNVRAM18を省略して、RAM13に画像
データを格納することにしても良い。換言すれば、画像
データの格納先はハードディスク19に限定されるので
はなく、任意の記憶装置を選択することができる。
【0059】図7は、図6に示したスキャナをプッシュ
型およびプル型のサーバ装置として動作させるためのプ
ログラムの概略を示すブロック図であり、図2に対応さ
せたものである。図7に示すプログラムにおいて、図2
に示したものと異なる点は、データ変換処理25で変換
処理が行われた画像データをハードディスク19に記憶
して管理すると共に、コンピュータ2から画像データの
リクエストがあった場合に、該当する画像データをハー
ドディスク19から読み出す処理を実行するデータ管理
部27が設けられている点である。なお、通信処理部2
6は、コンピュータ2からのリクエストを受け付け、デ
ータ管理部27にハードディスク19からの画像データ
の読み出し処理の実行を要求し、ハードディスク19か
ら読み出された画像データをリクエストのあったコンピ
ュータ2に送信する処理を実行する。
【0060】つぎに、実施の形態3に係るスキャナ1c
の動作について説明する。なお、ユーザの操作について
は実施の形態1および2で説明した通りであり、また、
チャネルの設定処理については図3に示した通りである
ため、ここでは説明を省略する。
【0061】図8は、画像データの読み取りおよび送信
処理を示すフローチャートである。この図8において、
図4に示したステップと同一のステップについては同一
のステップ番号を付すことにして簡単に説明する。ユー
ザによって画像データの読み取り開始が指示されると
(S21;Yes)、図7のスキャン指示部23は画像
データ読み取りイベントを発生する。スキャン処理部2
4は、スキャン指示部23が発生したイベントに基づい
て、光学入力装置14を制御して原稿から画像データを
読み取る処理を実行する(S22)。そして、データ変
換処理部25は、光学入力装置14で読み取った画像デ
ータをコンピュータ2上で動作するWebブラウザで使
用可能なJPEG,GIF等のデータフォーマットに変
換する処理を実行する(S23)。
【0062】続いて、データ管理部27は、データ変換
処理部25で変換処理が施された画像データをハードデ
ィスク19に保存する処理を実行する(S31)。この
際、データ管理部27は、他の画像データと識別できる
ように、適当な名称、例えば画像データの読み取り時
刻,ユーザ名等をハードディスク19に保存する画像デ
ータに付与することができる。
【0063】また、通信処理部26は、チャネル情報2
2を参照すると共に、ネットワーク接続装置16を制御
して、データ変換処理部25で変換処理が施された画像
データを順次該当するチャネルに対して送信する処理を
実行する(S24)。
【0064】なお、図8は、データ管理部27による画
像データの保存処理と通信処理部26による画像データ
の送信処理とを別々のステップで示しているが、これら
のステップの実行タイミングは同時であっても良い。ま
た、通信処理部26は、実施の形態1で説明したよう
に、画像データの読み取りを開始することや、読み取り
が完了したことをユーザに通知する通知情報をコンピュ
ータ2に送信することができる。
【0065】図9は、ハードディスク19に保存した画
像データをコンピュータ2からのリクエストに基づいて
送信する処理、即ち、スキャナ1cがプル型のサーバ装
置として動作する場合の処理の概略を示すフローチャー
トである。ユーザは、コンピュータ2上でWebブラウ
ザを操作し、スキャナ1cに対して所望の画像データを
取得するためのリクエストを行うことができる。すなわ
ち、コンピュータ2のWebブラウザは、httpプロ
トコルに基づいて、スキャナ1cに対して画像データの
送信をリクエストする。ここで、図7に示した通信処理
部26は、コンピュータ2から画像データのリクエスト
があったか否かを監視する処理を実行している(S4
1)。
【0066】そして、画像データのリクエストがあると
(S41;Yes)、通信処理部26およびデータ管理
部27は、該当する画像データを取得する処理を実行す
る(S42)。すなわち、通信処理部26は、リクエス
トの内容に応じてコンピュータ2に送信すべき画像デー
タをデータ管理部27に指示する。データ管理部27
は、通信処理部26の指示に応じて、該当する画像デー
タをハードディスク19から読み出す処理を実行する。
【0067】その後、通信処理部26は、データ管理部
27によってハードディスク19から読み出された画像
データをリクエストを行ったコンピュータ2に送信する
処理を実行する(S43)。その結果、リクエストを行
ったコンピュータ2におけるWebブラウザには、スキ
ャナ1cから送信された画像データが表示されることに
なる。
【0068】このように、実施の形態3に係るスキャナ
1cによれば、原稿から読み取った画像データを保存し
ておき、コンピュータ2のリクエストに応じて該当する
画像データを送信する機能を有することにしたため、ユ
ーザは必要な画像データをスキャナ1cから直ちに読み
出すことができる。また、スキャナ1cに画像検索を行
うためのプログラムを設けることにより、他のユーザが
読み取り処理を行った画像データを検索して利用するこ
とも可能となる。
【0069】〔実施の形態4〕さらに、本発明の実施の
形態4として、実施の形態1〜3と同様に、プッシュ型
サーバ装置を構成するスキャナについて説明する。な
お、実施の形態4に係るスキャナのハードウエア構成お
よび使用されるプログラムの構成については 図6およ
び図7にそれぞれ示した通りであるため、以下では、図
6および図7を参照しつつ実施の形態4に係るスキャナ
の動作について説明する。
【0070】実施の形態4に係るスキャナは、実施の形
態1〜3のスキャナ1a〜1cとは異なり、画像データ
をプッシュ技術を利用して送信するのではなく、原稿か
ら画像データを読み取る処理を開始することや、読み取
り処理が完了したこと等をユーザに知らせるための通知
情報を、プッシュ技術を用いてコンピュータ2に送信す
るようにしたものである。また、スキャナは、上記通知
情報を送信すると共に、読み取った画像データを例えば
ハードディスク19に記憶しておくようにし、ユーザが
通知情報に応じてスキャナから必要な情報を取得するこ
とを可能にしたものである。
【0071】図10は、実施の形態4に係るスキャナに
おいて実行される画像データの読み取りおよび通知情報
の送信処理を示すフローチャートである。この図10に
おいて、実施の形態1〜3において既に説明した処理と
共通する処理については簡単に説明することにする。ま
た、前述した通知情報をスキャナから送信するためのチ
ャネルについては、例えば実施の形態2で説明したよう
に、スキャナおよび各コンピュータ2において共通のチ
ャネルが予め設定されているものとする(例えば、スキ
ャナにおいては、図7に示すチャネル情報22が生成さ
れ、NVRAM18に登録されているものとする)。
【0072】ユーザによって画像データの読み取り開始
が指示されると(S51;Yes)、図7のスキャン指
示部23は画像データ読み取りイベントを発生する。ス
キャン処理部24は、スキャン指示部23が発生したイ
ベントに基づいて、光学入力装置14を制御して原稿か
ら画像データを読み取る処理を実行する(S52)。そ
して、データ変換処理部25は、光学入力装置14で読
み取った画像データをコンピュータ2上で動作するWe
bブラウザで使用可能なJPEG,GIF等のデータフ
ォーマットに変換する処理を実行する(S53)。続い
て、データ管理部27は、データ変換処理部25で変換
処理が施された画像データをハードディスク19に保存
する処理を実行する(S54)。なお、実施の形態3で
説明したように、画像データの保存先はハードディスク
19に限定されるのではなく、任意の記憶装置を利用す
ることができる。
【0073】そして、通信処理部26は、例えばスキャ
ン処理部24から画像データの読み取りが完了した旨の
通知を受けると、チャネル情報22を参照すると共に、
ネットワーク接続装置16を制御して、画像データの読
み取りが完了したことをユーザに通知するための通知情
報を該当するチャネルに対して送信する処理を実行する
(S55)。すなわち、実施の形態4に係るスキャナ
は、プッシュ技術に対応したWebブラウザがインスト
ールされたコンピュータ2を対象とし、通知情報をht
tpプロトコルのような汎用のプロトコルを使用して送
信する。
【0074】通信処理部26から送信された通知情報
は、ユーザのコンピュータ2で起動されているWebブ
ラウザの該当する受信チャネルを活性化し、その結果、
Webブラウザ上に画像データの読み取りが完了したこ
とを示す情報がが表示されることになる。
【0075】なお、図10においては、ステップS55
において通信処理部26が通知情報を送信することにし
ているが、通知情報を送信するタイミングは図10に示
すタイミングに限定されるものではない。すなわち、通
信処理部26は、例えばスキャン処理部24から画像デ
ータの読み取りが完了した旨の通知を受けると、データ
変換処理部25による変換処理のような他の処理に関係
なく、通知情報を送信することができる。
【0076】また、ここでは、画像データの読み取りが
完了したことをユーザに通知する通知情報を送信するこ
とにしたが、これに代えて、または加えて、画像データ
の読み取りを開始することや画像データの読み取り中で
あることを通知情報として送信することもできる。
【0077】一方、ユーザは、前述した通知情報を受け
取ると、コンピュータ2上のWebブラウザを操作し
て、スキャナから通知情報に該当する画像データを取得
することができる。ここで、実施の形態4に係るスキャ
ナはプル型のサーバ装置として動作し、コンピュータ2
からリクエストされた画像データを該当するコンピュー
タ2に送信する処理を実行する。この処理の詳細につい
ては、実施の形態3において図9を用いて説明した通り
であるため、ここでは説明を省略する。
【0078】このように、実施の形態4に係るスキャナ
によれば、ユーザに対して画像データの読み取りが行わ
れることや読み取りが行われたことをリアルタイムで通
知することができるため、ネットワーク上の各コンピュ
ータ2のユーザは画像データが読み取られたことを知る
ことができ、必要に応じて該当する画像データを取得す
ることができる。ここで、画像データの読み取り処理を
行ったユーザは、通知情報に応じて画像データをスキャ
ナから取得する処理を行うことができ、一方、他のユー
ザは、通知情報に応じて、興味があればスキャナにアク
セスして画像データを取得することができると共に、興
味がなければ通知情報を無視すれば良い。
【0079】なお、実施の形態4に係るスキャナは、読
み取った画像データをハードディスク19に保存してい
るため、ユーザは、通知情報を受けた場合以外において
も必要な画像データをスキャナから取得することができ
る。
【0080】〔実施の形態5〕前述した本発明の実施の
形態1〜4においては、スキャナを用いてプッシュ型サ
ーバ装置を構成する例について説明したが、実施の形態
5として、本発明に係るプッシュ型サーバ装置をコンピ
ュータおよびコンピュータに接続されたスキャナで構成
する例について簡単に説明する。
【0081】図11は、実施の形態5に係るプッシュ型
サーバ装置を構成するコンピュータおよびコンピュータ
に接続されたスキャナを示す構成図であり、図12は、
図11に示すコンピュータの概略構成を示すブロック図
である。コンピュータ31は、図12に示すように、全
体を制御するCPU41と、ブートプログラム等を記憶
したROM42と、CPU41のワークエリアとして使
用されるRAM43と、OSや各種アプリケーションプ
ログラムが記憶されているハードディスク44と、文
字,数値,各種命令等の入力を行うためのキーボード4
5およびマウス46と、各種情報を表示するためのCR
Tや液晶ディスプレイ等のディスプレイ47と、スキャ
ナ32をコンピュータ31に接続するためのI/F48
(例えばSCSI)と、ネットワーク3にコンピュータ
31を接続するためのネットワーク接続装置49と、上
記各部を接続するためのバス50と、を備えている。
【0082】詳細な説明については省略するが、このよ
うな構成を有するコンピュータ31の例えばハードディ
スク44に、図2や図7に示したプログラムをインスト
ールしておくことにより、実施の形態1〜4においてフ
ローチャートを用いて説明した機能を有するプッシュ型
サーバ装置を実現することができる。
【0083】なお、ここでは、図2および図7に示した
スキャン指示部23やスキャン処理部24をスキャナ3
2のドライバとして考えることも可能であり、また、図
2および図7に示す各部をスキャナ32のドライバとし
て構成することも可能である。
【0084】また、原稿から画像データを読み取る際
に、コンピュータ31およびスキャナ32の間で行われ
る処理については既に良く知られているものであるた
め、ここでは説明を省略する。
【0085】このように、実施の形態5に係るプッシュ
型サーバ装置によれば、コンピュータ31およびコンピ
ュータ31に接続されたスキャナ32を用いた場合であ
っても、実施の形態1〜4で説明したスキャナを用いた
プッシュ型サーバ装置と同様の処理を実行することがで
きると共に、同様の効果を得ることができる。
【0086】以上説明したように、実施の形態1〜4の
スキャナや実施の形態5のスキャナが接続されたコンピ
ュータは、予め用意されたプログラムを実行することに
よって本発明のプッシュ型サーバ装置として機能するも
のである。すなわち、実施の形態1〜3で説明した処理
を実現するためのプログラムは、原稿を走査して画像デ
ータを読み取る処理を実行させる第1の機能(スキャン
処理部24)と、第1の機能を実行して得た画像データ
をプッシュ技術を利用して送信するためのチャネルを指
定する第2の機能(チャネル指定部21)と、第1の機
能の実行を指示する第3の機能(スキャン指示部23)
と、第2の機能で指定されたチャネルに対し、第1の機
能を実行して得た画像データをプッシュ技術を利用して
送信させる第4の機能(通信処理部26)と、を含むも
のである。また、実施の形態3で説明したように、この
プログラムには、画像データを保存し管理する第5の機
能(データ管理部27)を含めることもできる。
【0087】また、実施の形態4で説明した処理を実現
するためのプログラムは、原稿を走査して画像データを
読み取る処理を実行させる第1の機能(スキャン処理部
24)と、第1の機能の実行を指示する第2の機能(ス
キャン指示部23)と、第1の機能を実行して得た画像
データを記憶させる第3の機能(データ管理部27)
と、予め指定されているチャネルに対し、画像データの
読み取りを開始すること,読み取り中であること,また
は読み取りを完了したことをコンピュータ2のユーザに
通知するための通知情報をプッシュ技術を利用して送信
させる第4の機能通信処理部26)と、コンピュータ2
から要求があった場合に、第3の機能を実行して記憶し
ておいた該当する画像データをコンピュータ2に送信さ
せる第5の機能(通信処理部26)と、を含むものであ
る。
【0088】また、上記プログラムを、実施の形態1〜
4のスキャナや実施の形態5のスキャナが接続されたコ
ンピュータに予めインストールして提供することにして
も良いし、フロッピー(登録商標)ディスク,CD−R
OM,MO,DVD等のコンピュータで読み取り可能な
記録媒体に記録して提供することにしても良い。加え
て、上記プログラムを、ネットワークや放送波等を介し
て提供することもできる。
【0089】さらに、作成するプログラムの形態によっ
ては、各機能を別々のプログラムとして構成することも
できる。例えば、実施の形態5のスキャナが接続された
コンピュータを対象とする場合、図2のスキャン指示部
23およびスキャン処理部24をスキャナのドライバと
して構成し、他の構成要素をコンピュータの一アプリケ
ーションプログラムとして構成することもできる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプッシュ
型サーバ装置(請求項1)によれば、原稿を走査して画
像データを読み取る読取手段を備え、ネットワークに接
続された端末装置に対し、読取手段で読み取った画像デ
ータをプッシュ技術を利用して送信するためのチャネル
を指定し、読取手段に対して画像データの読み取り開始
を指示し、指定されたチャネルに対し、読取手段で読み
取った画像データをプッシュ技術を利用して送信するこ
とを可能にしたことにより、端末装置において原稿から
画像データを読み取るための操作を行う必要はなく、読
み取られた画像データはリアルタイムで端末装置に送信
されるため、原稿から画像データを読み取る作業の効率
化を図ることができる。また、プッシュ技術を用いて画
像データを送信する処理は既存のプロトコルを用いて実
現可能であることから、ネットワークに接続された端末
装置において例えば汎用のWebブラウザを画像データ
を受信するために利用することが可能となるため、従来
技術で説明したような専用のソフトウエアを各端末装置
に用意する必要をなくすことができる。
【0091】また、本発明のプッシュ型サーバ装置(請
求項2)によれば、指定手段で指定されたチャネルを登
録しておくための登録手段を設け、送信手段が登録手段
の登録内容を参照し、読取手段で読み取った画像データ
を該当するチャネルに対して送信するようにしたことに
より、原稿から画像データを読み取る処理を実行する毎
にチャネルを指定するためのユーザの操作をなくすこと
ができるため、原稿から画像データを読み取る作業の効
率化を図ることができる。
【0092】また、本発明のプッシュ型サーバ装置(請
求項3)によれば、送信手段が、画像データの読み取り
を開始すること,読み取り中であること,または読み取
りを完了したことを端末装置のユーザに通知するための
通知情報を指定されたチャネルと同一または異なるチャ
ネルに対して送信することにしたため、ユーザは画像デ
ータの読み取りが開始されることや画像データの読み取
りが完了したこと等を知ることができ、画像データに基
づく画像を表示させるか否か、または画像データを保存
するか否か等を選択することができる。
【0093】また、本発明のプッシュ型サーバ装置(請
求項4)によれば、読取手段で読み取った画像データを
記憶する記憶手段を設けておき、端末装置から要求があ
った場合に、送信手段が記憶手段から該当する画像デー
タを読み出し、読み出した画像データを端末装置に送信
することを可能にしたため、ユーザは必要な画像データ
をリクエストすることによって直ちに利用することが可
能となる。
【0094】また、本発明のプッシュ型サーバ装置(請
求項5)によれば、原稿を走査して画像データを読み取
る読取手段と、読取手段に対して画像データの読み取り
開始を指示する指示手段と、読取手段で読み取った画像
データを記憶しておくための記憶手段と、予め指定され
ているチャネルに対し、画像データの読み取りを開始す
ること,読み取り中であること,または読み取りを完了
したことを端末装置のユーザに通知するための通知情報
をプッシュ技術を利用して送信し、かつ、端末装置から
要求があった場合に、記憶手段から該当する画像データ
を読み出し、読み出した画像データを端末装置に送信す
る送信手段と、を備えたことにより、ユーザに対して画
像データの読み取りが行われることや読み取りが行われ
たことをリアルタイムで通知することができるため、ネ
ットワーク上の各端末装置のユーザは画像データが読み
取られたことを知ることができ、必要に応じて該当する
画像データを取得することができる。
【0095】また、本発明のプッシュ型サーバ装置(請
求項6)によれば、ネットワーク接続機能を有した画像
読取装置,または画像読取装置が接続されると共に、ネ
ットワーク接続機能を有したコンピュータでプッシュ型
サーバ装置を構成することが可能であるため、原稿から
画像データを読み取って直ちに送信する処理を実行可能
なプッシュ型サーバ装置を既存の装置を利用して容易に
構成することができる。
【0096】また、画像読取装置または画像読取装置が
接続されたコンピュータをプッシュ型サーバ装置として
機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体(請求項7)によれば、原稿を走
査して画像データを読み取る処理を実行させる第1の機
能と、ネットワークに接続された端末装置に対し、前記
第1の機能を実行して得た画像データをプッシュ技術を
利用して送信するためのチャネルを指定する第2の機能
と、第1の機能の実行を指示する第3の機能と、第2の
機能で指定されたチャネルに対し、第1の機能を実行し
て得た画像データをプッシュ技術を利用して送信させる
第4の機能と、を含むプログラムが記録されているた
め、このプログラムを画像読取装置または画像読取装置
が接続されたコンピュータで実行することにより、画像
読取装置または画像読取装置が接続されたコンピュータ
を前述したプッシュ型サーバ装置として機能させること
が可能となる。
【0097】さらに、画像読取装置または画像読取装置
が接続されたコンピュータをプッシュ型サーバ装置とし
て機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体(請求項8)によれば、原稿を
走査して画像データを読み取る処理を実行させる第1の
機能と、第1の機能の実行を指示する第2の機能と、第
1の機能を実行して得た画像データを記憶させる第3の
機能と、予め指定されているチャネルに対し、画像デー
タの読み取りを開始すること,読み取り中であること,
または読み取りを完了したことをネットワークに接続さ
れた端末装置のユーザに通知するための通知情報をプッ
シュ技術を利用して送信させる第4の機能と、端末装置
から要求があった場合に、第3の機能を実行して記憶し
ておいた該当する画像データを端末装置に送信させる第
5の機能と、を含むプログラムが記録されているため、
このプログラムを画像読取装置または画像読取装置が接
続されたコンピュータで実行することにより、画像読取
装置または画像読取装置が接続されたコンピュータを前
述したプッシュ型サーバ装置として機能させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るプッシュ型サーバ
装置としてのスキャナの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示したスキャナをプッシュ型サーバ装置
として動作させるためのプログラムの概略を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るスキャナにおいて
実行されるチャネルの設定処理を示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明の実施の形態1に係るスキャナにおいて
実行される画像データの読み取りおよび送信処理を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2に係るプッシュ型サーバ
装置としてのスキャナの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態3に係るプッシュ型サーバ
装置としてのスキャナの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図7】図6に示したスキャナをプッシュ型およびプル
型のサーバ装置として動作させるためのプログラムの概
略を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るスキャナにおいて
実行される画像データの読み取りおよび送信処理を示す
フローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態3に係るスキャナがプル型
のサーバ装置として動作する場合の処理の概略を示すフ
ローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態4に係るスキャナにおい
て実行される画像データの読み取りおよび通知情報の送
信処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態5に係るプッシュ型サー
バ装置を構成するコンピュータおよびコンピュータに接
続されたスキャナを示す構成図である。
【図12】図11に示すコンピュータの概略構成を示す
ブロック図である。
【図13】スキャナが接続されたネットワークの説明図
である。
【符号の説明】
1,1a〜1c,32 スキャナ 2a〜2c,31 コンピュータ 3 ネットワーク 11,41 CPU 12,42 ROM 13,43 RAM 14 光学入力装置 15 操作パネル 16,49 ネットワーク接続装置 17,50 バス 18 NVRAM 19,44 ハードディスク 21 チャネル指定部 22 チャネル情報 23 スキャン指示部 24 スキャン処理部 25 データ変換処理部 26 通信処理部 27 データ管理部 45 キーボード 46 マウス 47 ディスプレイ 48 I/F
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 プッシュ型サーバ装置,および画像読取装置または画像読取装置が接続されたコンピュータをプ ッシュ型サーバ装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な 記録媒体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された端末装置に対
    し、プッシュ技術を用いて情報を送信するプッシュ型サ
    ーバ装置において、 原稿を走査して画像データを読み取る読取手段と、 前記端末装置に対し、前記読取手段で読み取った画像デ
    ータをプッシュ技術を利用して送信するためのチャネル
    を指定する指定手段と、 前記読取手段に対して画像データの読み取り開始を指示
    する指示手段と、 前記指定手段で指定されたチャネルに対し、前記読取手
    段で読み取った画像データをプッシュ技術を利用して送
    信する送信手段と、 を備えたことを特徴とするプッシュ型サーバ装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記指定手段で指定されたチャ
    ネルを登録しておくための登録手段を備え、 前記送信手段は、前記登録手段の登録内容を参照し、前
    記読取手段で読み取った画像データを該当するチャネル
    に対して送信することを特徴とする請求項1に記載のプ
    ッシュ型サーバ装置。
  3. 【請求項3】 前記送信手段は、前記画像データの読み
    取りを開始すること,読み取り中であること,または読
    み取りを完了したことを前記端末装置のユーザに通知す
    るための通知情報を前記指定手段で指定されたチャネル
    と同一または異なるチャネルに対して送信することを特
    徴とする請求項1または2に記載のプッシュ型サーバ装
    置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記読取手段で読み取った画像
    データを記憶しておくための記憶手段を備え、 前記送信手段は、前記端末装置から要求があった場合
    に、前記記憶手段から該当する画像データを読み出し、
    読み出した画像データを前記端末装置に送信することを
    特徴とする請求項1,2または3に記載のプッシュ型サ
    ーバ装置。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続された端末装置に対
    し、プッシュ技術を用いて情報を送信するプッシュ型サ
    ーバ装置において、 原稿を走査して画像データを読み取る読取手段と、 前記読取手段に対して画像データの読み取り開始を指示
    する指示手段と、 前記読取手段で読み取った画像データを記憶しておくた
    めの記憶手段と、 予め指定されているチャネルに対し、前記画像データの
    読み取りを開始すること,読み取り中であること,また
    は読み取りを完了したことを前記端末装置のユーザに通
    知するための通知情報をプッシュ技術を利用して送信
    し、かつ、前記端末装置から要求があった場合に、前記
    記憶手段から該当する画像データを読み出し、読み出し
    た画像データを前記端末装置に送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とするプッシュ型サーバ装置。
  6. 【請求項6】 前記プッシュ型サーバ装置は、ネットワ
    ーク接続機能を有した画像読取装置,または画像読取装
    置が接続されると共に、ネットワーク接続機能を有した
    コンピュータで構成されることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか一つに記載のプッシュ型サーバ装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続された画像読取装置
    またはネットワークに接続されると共に、画像読取装置
    が接続されたコンピュータをプッシュ型サーバ装置とし
    て機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、 原稿を走査して画像データを読み取る処理を実行させる
    第1の機能と、 前記ネットワークに接続された端末装置に対し、前記第
    1の機能を実行して得た画像データをプッシュ技術を利
    用して送信するためのチャネルを指定する第2の機能
    と、 前記第1の機能の実行を指示する第3の機能と、 前記第2の機能で指定されたチャネルに対し、前記第1
    の機能を実行して得た画像データをプッシュ技術を利用
    して送信させる第4の機能と、 を含むことを特徴とする画像読取装置または画像読取装
    置が接続されたコンピュータをプッシュ型サーバ装置と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 ネットワークに接続された画像読取装置
    またはネットワークに接続されると共に、画像読取装置
    が接続されたコンピュータをプッシュ型サーバ装置とし
    て機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、 原稿を走査して画像データを読み取る処理を実行させる
    第1の機能と、 前記第1の機能の実行を指示する第2の機能と、 前記第1の機能を実行して得た画像データを記憶させる
    第3の機能と、 予め指定されているチャネルに対し、前記画像データの
    読み取りを開始すること,読み取り中であること,また
    は読み取りを完了したことを前記ネットワークに接続さ
    れた端末装置のユーザに通知するための通知情報をプッ
    シュ技術を利用して送信させる第4の機能と、 前記端末装置から要求があった場合に、前記第3の機能
    を実行して記憶しておいた該当する画像データを前記端
    末装置に送信させる第5の機能と、 を含むことを特徴とする画像読取装置または画像読取装
    置が接続されたコンピュータをプッシュ型サーバ装置と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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