JP2000295287A - ルータ装置 - Google Patents

ルータ装置

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JP2000295287A
JP2000295287A JP10166399A JP10166399A JP2000295287A JP 2000295287 A JP2000295287 A JP 2000295287A JP 10166399 A JP10166399 A JP 10166399A JP 10166399 A JP10166399 A JP 10166399A JP 2000295287 A JP2000295287 A JP 2000295287A
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port
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研二 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AO/DI機能を使用して複数のISDNポ
ートをグループ分けし、各グループ毎に共有できる回線
交換の本数を制限することにより効率的な通信を可能に
すること。 【解決手段】 ルータ装置101のグループ管理テーブ
ル記憶部104に、複数のISDNポート1〜nを複数
のグループに分け、前記各グループ内で使用できる最大
のチャネル数を指定すると共に指定したISDNポート
1〜nに他のグループを指定した接続相手から着信した
ときの動作を指定するグループ管理テーブルを記憶する
と共に、通信相手毎に必要なグループ管理テーブルを指
定した指定項目を記憶する。チャネル・ポート制御部1
08は、発着信時に前記グループ管理テーブルを参照
し、前記グループ管理テーブルに指定した条件に合致す
る場合に発信処理動作又は着信処理動作を行って通信を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のネットワー
ク間で信号の中継処理を行うルータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数のISDN(Integrated
Services Digital Network)ポートを有し、ISDN
回線を介してLAN(Local Area Network)等の複数の
ネットワーク間で信号の中継処理を行うルータ装置が使
用されている。一般に、複数のユーザが使用する場合に
は、ユーザ数に対応する数の回線数が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、全ての
ユーザが同時に使用するわけでもなく又、ユーザによっ
て送信するデータ量が異なるため、ユーザ数分の回線を
用意するのは非効率的であるという問題があった。とこ
ろで、ISDNの機能として、AO/DI(Always On
Dynamic ISDN)機能がある。AO/DI機能は、データ
の通信量が少ないときはDチャネルのみで通信し、デー
タの通信量が増加すると、1本のBチャネルで通信を行
い、さらにデータの通信量が増加すると、2本のBチャ
ネルで通信する機能である。
【0004】この機能を利用することにより、例えば、
AO/DI機能に対応したリモートアクセスサーバにD
チャネルで常時接続しておき、メールのチェックを一定
時間毎に行うときはDチャネルで通信し、メールのダウ
ンロードを行うときはデータ量に応じて1本又は2本の
Bチャネルで通信を行うことが可能である。複数のIS
DN(Integrated Services Digital Network)ポート
を有するルータ装置において、AO/DI機能を使用し
て複数のユーザにより使用する場合、ユーザ数分のチャ
ネル数を用意しておけば、回線交換で使用できるBチャ
ネルの本数を超えるDチャネルパケット交換の論理多重
数の通信相手と通信を行うことが可能になる。
【0005】また、AO/DI機能は、必ずしもユーザ
と特定のポートを関連づけてグルーピングするためのも
のではないが、Dチャネルパケット交換とBチャネル回
線交換の組み合わせを定義するものであり、グルーピン
グして使用することが可能である。本発明は、このよう
な点に着目し、AO/DI機能を使用して複数のISD
Nポートをグループ分けし、各グループ毎に共有できる
回線交換の本数を制限することにより効率的な通信を可
能にすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のルータ装置は、
複数のISDNポートを有し、ISDNを介して複数の
ネットワーク間で信号の中継処理を行うルータ装置にお
いて、AO/DI機能を使用して前記複数のISDNポ
ートを複数のグループに分け、前記各グループ内で使用
できる最大のチャネル数を指定すると共に指定したIS
DNポートに他のグループを指定した接続相手から着信
したときの動作を指定するグループ管理テーブルを記憶
する記憶手段と、発着信時に前記グループ管理テーブル
を参照し、前記グループ管理テーブルに指定した条件に
合致する場合に発着信処理動作を行う発着信制御手段と
を備えて成ることを特徴としている。
【0007】記憶手段は、AO/DIを使用して複数の
ISDNポートを複数のグループに分けて前記各グルー
プ内で使用できる最大のチャネル数を指定すると共に指
定したISDNポートに他のグループを指定した接続相
手から着信したときの動作を指定するグループ管理テー
ブルを記憶する。発着信制御手段は、発着信時に前記グ
ループ管理テーブルを参照し、前記グループ管理テーブ
ルに指定した条件に合致する場合に発信処理動作又は着
信処理動作を行う。
【0008】前記グループ管理テーブルは、特定の通信
相手に発信するときは特定のISDNポートから発信可
能にするように定義してもよい。また、前記グループ管
理テーブルは、着信時にはどのISDNポートからも着
信できるように定義してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
ルータ装置の機能ブロック図である。図1において、ル
ータ装置101は、LAN(Local Area Network)に接
続された入出力インタフェース(I/F)部102、ル
ータ装置101の全体の制御を行う主制御部103、不
揮発性メモリ等によって構成されグループ管理テーブル
を記憶するグループ管理テーブル記憶部104、グルー
プ管理テーブルのデータの書込/読出を制御するグルー
プ管理部105、発呼を制御する発呼制御部106、着
呼を制御する着呼制御部107、チャネルやポートを制
御するチャネル・ポート制御部108、ISDNに接続
された複数のISDNポート1〜nを備えている。尚、
主制御部103、グループ管理部105、発呼制御部1
06、着呼制御部107及びチャネル・ポート制御部1
08は中央処理装置(CPU)によって構成される。
【0010】図2は、ルータ装置101の処理を示すフ
ローチャートである。以下、図1及び図2を用いて、本
実施の形態の動作を説明する。先ず、ルータ101のコ
ンソール(図示せず)から、主制御部103に対して、
AO/DI機能を使用してISDNポート1〜nを複数
のグループに分けた場合に、「各グループ内で使用する
1つ以上のポート」、「各グループ内で使用できる最大
チャネル数(DチャネルとBチャネルの合計数)」及び
「指定ポートに他のグループを指定した接続相手から着
信した場合の動作」に関するデータであるグループ管理
データを入力する。
【0011】本実施の形態においては、ISDNポート
1を第1のグループとし、ISDN2〜nを第2のグル
ープとし、計2つのグループに分けている。尚、グルー
プ分けの方法は種々の方法で行うことができ、例えば、
前記第1のグループを管理者が使用するISDNポート
とし、他の残りのポート全てを一般ユーザが使用する第
2のグループとしたり、あるいは、通信量の多いユーザ
と少ないユーザを組み合わせて複数のグループに分ける
等、目的に応じて種々のグループ分けが可能である。
【0012】また、本実施の形態においては、グループ
管理テーブルに定義する「指定ポートに他のグループを
指定した接続相手から着信した場合の動作」として、前
記第2のグループであるISDNポート2〜nを指定し
た接続相手から着信した場合には、前記第1のグループ
であるISDNポート1に着信を許可するように定義し
ている。また、ある特定の通信相手に対しては、前記第
1のグループであるISDNポート1のみから発信でき
るように定義している。
【0013】前記コンソールから入力されたグループ管
理データは、グループ管理部105の制御の下、グルー
プ管理テーブルに記述され、グループ管理テーブル記憶
部104に格納される(ステップS201)。次に、通
信相手とグループ管理テーブルの関連づけを行う(ステ
ップS202)。このとき、必要に応じて複数のグルー
プ管理テーブルを定義して、通信相手毎に必要なグルー
プ管理テーブルを1つだけ指定し、グループ管理部の制
御の下、グループ管理テーブル記憶部104に格納す
る。これにより、通信相手毎に、定義された通信を行う
ことができる。
【0014】前記設定が完了すると、チャネル・ポート
制御部108は要求待ちの状態になり(ステップS20
3)、この状態で、発呼制御部106から発呼要求があ
ると、チャネル・ポート制御部108は最大チャネル数
をチェックする(ステップS204)。最大チャネル数
以下の場合には、チャネル・ポート制御部108は空き
ポートを検索し(ステップS205)、空きポートが有
る場合には発呼処理を行う(ステップS206)。チャ
ネル・ポート制御部108は、ステップS204におい
て最大チャネル数を超過している場合や、ステップS2
05において空きポートがない場合には発呼を失敗し、
発呼処理を行わない(ステップS207)。
【0015】一方、ステップS203において、着呼要
求があった場合には、チャネル・ポート制御部108
は、最大チャネル数をチェックする(ステップS20
8)。チャネル・ポート制御部108は、最大チャネル
数以下の場合に着信動作をチェックし(ステップS20
9)、空きポートが有る場合には着呼を受け付ける(ス
テップS210)。チャネル・ポート制御部108は、
ステップS208において最大チャネル数を超過してい
る場合や、ステップS209において空きポートがない
場合には着呼を拒否し、着呼処理を行わない(ステップ
S211)。
【0016】以上述べたように本実施に形態によれば、
複数のISDNポートを有し、ISDNを介して複数の
ネットワーク間で信号の中継処理を行うルータ装置にお
いて、AO/DI機能を使用して前記複数のISDNポ
ートを複数のグループに分け、前記各グループ内で使用
できる最大のチャネル数を指定すると共に指定したIS
DNポートに他のグループを指定した接続相手から着信
したときの動作を指定するグループ管理テーブルを記憶
するグループ管理テーブル記憶部104と、発着信時に
前記グループ管理テーブルを参照し、前記グループ管理
テーブルに指定した条件に合致する場合に発着信処理動
作を行うチャネル・ポート制御部108とを備えて成る
ことを特徴としている。
【0017】前記グループ管理テーブルは、特定の通信
相手に発信するときは特定のISDNポートから発信可
能にするように定義することを特徴としている。また、
前記グループ管理テーブルは、着信時にはどのISDN
ポートからも着信できるように定義することを特徴とし
ている。したがって、複数のISDNポート1〜nをグ
ループ分けして各グループ毎に共有できる回線交換(B
チャネル)の本数を制限することにより効率的な通信を
行うことが可能になる。
【0018】また、特定のISDNポートから発呼する
必要のある通信相手の場合(例えば、発信者番号で認証
する場合等)にも接続することが可能になると共に、ど
のポートでも受信することが可能になる。この実施例で
は第1のグループと第2のグループでは異なるISDN
ポートを使用しているが、ISDNポート1〜7を第1
のグループとし、ISDNポート4〜nを第2のグルー
プとするようにグループ間でポートを共有できるように
してもよい。
【0019】また、各グループが使用できるポートは任
意の空きポートとし、第1のグループは最大4ポートま
で第2のグループ最大20ポートまでというようなグル
ープ分けでも構わない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、グループ毎に共有でき
る回線交換の本数を制限することが可能になるため、効
率的な通信を可能にすることができる。また、特定の通
信相手に対して特定ポートからのみ発信処理を行うこと
が可能になる。
【0021】さらに、着信時はどのポートからも着信す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るルータ装置の機能ブ
ロック図である。
【図2】損発明の実施の形態に係る処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1〜n・・・ISDNポート 101・・・ルータ装置 102・・・入出力インタフェース部 103・・・主制御部 104・・・記憶手段としてのグループ管理テーブル記
憶部 105・・・グループ管理部 106・・・発呼制御部 107・・・着呼制御部 108・・・発着信制御手段を構成するチャネル・ポー
ト制御部 109・・・ISDN

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のISDNポートを有し、ISDN
    を介して複数のネットワーク間で信号の中継処理を行う
    ルータ装置において、 AO/DI機能を使用して前記複数のISDNポートを
    複数のグループに分け、前記各グループ内で使用できる
    最大のチャネル数を指定すると共に指定したISDNポ
    ートに他のグループを指定した接続相手から着信したと
    きの動作を指定するグループ管理テーブルを記憶する記
    憶手段と、 発着信時に前記グループ管理テーブルを参照し、前記グ
    ループ管理テーブルに指定した条件に合致する場合に発
    着信処理動作を行う発着信制御手段とを備えて成ること
    を特徴とするルータ装置。
  2. 【請求項2】 前記グループ管理テーブルは、特定の通
    信相手に発信するときは特定のISDNポートから発信
    可能にするように定義されていることを特徴とする請求
    項1記載のルータ装置。
  3. 【請求項3】 前記グループ管理テーブルは、着信時に
    はどのISDNポートからも着信できるように定義され
    ていることを特徴とする請求項2記載のルータ装置。
JP10166399A 1999-04-08 1999-04-08 ルータ装置 Expired - Lifetime JP3442307B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440199B1 (ko) * 2000-12-22 2004-07-14 엘지전자 주식회사 라우터 시스템에서 관리에 필요한 상태 정보 제공방법

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KR100440199B1 (ko) * 2000-12-22 2004-07-14 엘지전자 주식회사 라우터 시스템에서 관리에 필요한 상태 정보 제공방법

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