JPH0630112A - ディジタルチャネル接続確立方法 - Google Patents
ディジタルチャネル接続確立方法Info
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- JPH0630112A JPH0630112A JP5124849A JP12484993A JPH0630112A JP H0630112 A JPH0630112 A JP H0630112A JP 5124849 A JP5124849 A JP 5124849A JP 12484993 A JP12484993 A JP 12484993A JP H0630112 A JPH0630112 A JP H0630112A
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 網加入者間の要求に応じた複数のディジタル
チャネル接続を確立する。 【構成】 与えられた網加入者から与えられた受信側へ
の呼要求の各系列は、制限されたタンデム交換装置を通
る接続を確立する。この方法を容易にする網内の交換機
は、帯域幅要求ユーザと呼ばれる網加入者によってダイ
ヤルされた呼の接続を確立する際に、ほぼ同等の電気的
遅延を有する交換機間経路を利用するようにそれぞれプ
ログラムされる。
チャネル接続を確立する。 【構成】 与えられた網加入者から与えられた受信側へ
の呼要求の各系列は、制限されたタンデム交換装置を通
る接続を確立する。この方法を容易にする網内の交換機
は、帯域幅要求ユーザと呼ばれる網加入者によってダイ
ヤルされた呼の接続を確立する際に、ほぼ同等の電気的
遅延を有する交換機間経路を利用するようにそれぞれプ
ログラムされる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル伝送システ
ムに関し、特に、複数の通信チャネルを通じてのディジ
タル情報の伝送に関する。
ムに関し、特に、複数の通信チャネルを通じてのディジ
タル情報の伝送に関する。
【０００２】
【従来の技術】交換ディジタルサービス（ＳＤＳ）通信
チャネルは一般的に５６または６４キロビット毎秒（ｋ
ｂ／ｓ）のデータ速度容量を有する。このデータ容量
は、チャネルが使用される個々の環境（標準ＳＤＳ網、
または、サービス総合ディジタル網（ＩＳＤＮ））によ
って決定される。標準ディジタルチャネル容量を越える
速度で公衆通信網によってデータ伝送を実行する１つの
方法は、複数のＳＤＳチャネルによる接続を同時に確立
することである。例えば、送信側が標準ディジタルチャ
ネルデータ速度のＮ倍の速度でデータを送信したい場
合、Ｎ個の電話番号をダイヤルし、それによって、目的
の受信側の宅内にあるＮ個の別々の受信機へのＮ個のチ
ャネル接続を確立することが必要となる。
チャネルは一般的に５６または６４キロビット毎秒（ｋ
ｂ／ｓ）のデータ速度容量を有する。このデータ容量
は、チャネルが使用される個々の環境（標準ＳＤＳ網、
または、サービス総合ディジタル網（ＩＳＤＮ））によ
って決定される。標準ディジタルチャネル容量を越える
速度で公衆通信網によってデータ伝送を実行する１つの
方法は、複数のＳＤＳチャネルによる接続を同時に確立
することである。例えば、送信側が標準ディジタルチャ
ネルデータ速度のＮ倍の速度でデータを送信したい場
合、Ｎ個の電話番号をダイヤルし、それによって、目的
の受信側の宅内にあるＮ個の別々の受信機へのＮ個のチ
ャネル接続を確立することが必要となる。
【０００３】各ディジタルチャネル接続は別々の電話番
号をダイヤルすることによって確立されるため、チャネ
ル間には異なる経路遅延が存在することが多い。こうし
た異なる遅延は、異なるチャネル間交換、および、各接
続の物理経路長の差の結果として生じる。一般的な網ル
ーティングの実際によれば、点Ａから点Ｂへの与えられ
た接続に対する好ましいルートは、網上の瞬間負荷の関
数として刻々と変化しやすい。その結果、点Ａから点Ｂ
へ連続してダイヤルされる呼であっても、同一の物理経
路を通じて送られないことがある。
号をダイヤルすることによって確立されるため、チャネ
ル間には異なる経路遅延が存在することが多い。こうし
た異なる遅延は、異なるチャネル間交換、および、各接
続の物理経路長の差の結果として生じる。一般的な網ル
ーティングの実際によれば、点Ａから点Ｂへの与えられ
た接続に対する好ましいルートは、網上の瞬間負荷の関
数として刻々と変化しやすい。その結果、点Ａから点Ｂ
へ連続してダイヤルされる呼であっても、同一の物理経
路を通じて送られないことがある。
【０００４】与えられたチャネル接続が通る特定の物理
経路を発呼者が指定できないため、異なる遅延が存在す
ることはほとんど確実である。チャネル間の遅延差を補
償するため、複数呼の受信側は、着信信号を同期させる
ために各チャネルに特定の遅延を導入しなければならな
い。この補償は、追加の宅内機器を必要とし、チャネル
間の相対経路遅延を決定するために時間のかかる較正プ
ロセスを必要とする。
経路を発呼者が指定できないため、異なる遅延が存在す
ることはほとんど確実である。チャネル間の遅延差を補
償するため、複数呼の受信側は、着信信号を同期させる
ために各チャネルに特定の遅延を導入しなければならな
い。この補償は、追加の宅内機器を必要とし、チャネル
間の相対経路遅延を決定するために時間のかかる較正プ
ロセスを必要とする。
【０００５】上記の通信方法の代替案は、関連するすべ
てのチャネルに対して同一の経路長を補償するように設
定された網を通じて複数のディジタルチャネル接続を確
立することである。複数のディジタルチャネル接続を同
一の伝送経路に選択的に制限する機能は、いくつかの専
用通信網内では利用可能であるが、ほとんどの公衆通信
網はこの機能を提供していない。さらに、等しい経路長
を有する複数のディジタルチャネル接続を要求に応じて
確保することができるように存在する網交換機を再設定
することは、非常にコストがかかり、機器および工事の
両方の大きな投資を必要とする。
てのチャネルに対して同一の経路長を補償するように設
定された網を通じて複数のディジタルチャネル接続を確
立することである。複数のディジタルチャネル接続を同
一の伝送経路に選択的に制限する機能は、いくつかの専
用通信網内では利用可能であるが、ほとんどの公衆通信
網はこの機能を提供していない。さらに、等しい経路長
を有する複数のディジタルチャネル接続を要求に応じて
確保することができるように存在する網交換機を再設定
することは、非常にコストがかかり、機器および工事の
両方の大きな投資を必要とする。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】加入者間のすべての通
信が特定の交換機（他の２つの網交換機を連結するため
に使用されるのでタンデム交換機と呼ばれる）を通るル
ートに制限されるようなタンデム構成を有する網内で
も、要求に応じた等しい経路長を有する複数のディジタ
ルチャネル接続を確実に確保することはできない。これ
は、関連するすべてのチャネル接続のルーティングが、
タンデム交換機の外部の同一の網交換機または設備ルー
トを通じてなされないことが多いためである。
信が特定の交換機（他の２つの網交換機を連結するため
に使用されるのでタンデム交換機と呼ばれる）を通るル
ートに制限されるようなタンデム構成を有する網内で
も、要求に応じた等しい経路長を有する複数のディジタ
ルチャネル接続を確実に確保することはできない。これ
は、関連するすべてのチャネル接続のルーティングが、
タンデム交換機の外部の同一の網交換機または設備ルー
トを通じてなされないことが多いためである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の原理によれば、
網加入者間の要求に応じた複数のディジタルチャネル接
続を確立する方法が実現される。与えられた網加入者か
ら与えられた受信側への呼要求の各系列は、制限された
タンデム交換装置を通る接続を確立する。この方法を容
易にする網内の交換機は、帯域幅要求ユーザと呼ばれる
網加入者によってダイヤルされた呼の接続を確立する際
に、ほぼ同等の電気的遅延を有する交換機間経路を利用
するようにそれぞれプログラムされる。この制限された
交換が、複数チャネルのそれぞれに同等の遅延を導入す
ることを保証するため、送信側のチャネルデマルチプレ
クサおよび受信側のチャネルマルチプレクサ（いずれ
も、適当な数のディジタルチャネルを収容可能）のみ
が、送信側および受信側がデータを転送するために必要
とする特別の宅内機器である。
網加入者間の要求に応じた複数のディジタルチャネル接
続を確立する方法が実現される。与えられた網加入者か
ら与えられた受信側への呼要求の各系列は、制限された
タンデム交換装置を通る接続を確立する。この方法を容
易にする網内の交換機は、帯域幅要求ユーザと呼ばれる
網加入者によってダイヤルされた呼の接続を確立する際
に、ほぼ同等の電気的遅延を有する交換機間経路を利用
するようにそれぞれプログラムされる。この制限された
交換が、複数チャネルのそれぞれに同等の遅延を導入す
ることを保証するため、送信側のチャネルデマルチプレ
クサおよび受信側のチャネルマルチプレクサ（いずれ
も、適当な数のディジタルチャネルを収容可能）のみ
が、送信側および受信側がデータを転送するために必要
とする特別の宅内機器である。
【０００８】
【実施例】図１に、本発明の特定の方法の実行を容易に
する公衆ＩＳＤＮ通信システムのブロック図を示す。特
に、ＩＳＤＮ１００は制限されたタンデム交換構成を有
する。ＩＳＤＮ１００は、タンデム交換機１０１、サー
ビス交換機１０２および１０３、ならびにＮｏ．７信号
方式（ＳＳ７）１０４（国際的に確立された標準の信号
方式）からなる。各サービス交換機は、複数のＴ１ディ
ジタル線を通じてタンデム交換機１０１に選択的に連結
される。
する公衆ＩＳＤＮ通信システムのブロック図を示す。特
に、ＩＳＤＮ１００は制限されたタンデム交換構成を有
する。ＩＳＤＮ１００は、タンデム交換機１０１、サー
ビス交換機１０２および１０３、ならびにＮｏ．７信号
方式（ＳＳ７）１０４（国際的に確立された標準の信号
方式）からなる。各サービス交換機は、複数のＴ１ディ
ジタル線を通じてタンデム交換機１０１に選択的に連結
される。
【０００９】各Ｔ１線は、２４個のＤＳ０チャネルを含
むＤＳ１ディジタル信号をサポートする。説明のため、
２本のＴ１線１０５および１０６のみが図示され、これ
らの各線内でサポートされる２４個のＤＳ０チャネルの
うちの３個のみが明示的に示されている。ＳＳ７（１０
４）は、ディジタル通信線１０７、１０８および１０９
によってタンデム交換機１０１ならびにサービス交換機
１０２および１０３に連結される。
むＤＳ１ディジタル信号をサポートする。説明のため、
２本のＴ１線１０５および１０６のみが図示され、これ
らの各線内でサポートされる２４個のＤＳ０チャネルの
うちの３個のみが明示的に示されている。ＳＳ７（１０
４）は、ディジタル通信線１０７、１０８および１０９
によってタンデム交換機１０１ならびにサービス交換機
１０２および１０３に連結される。
【００１０】上記の網のサービス交換機およびタンデム
交換機は、それぞれ、図２の基本構成を有する電子交換
システムである。図示のように、各電子交換システムに
は、以下の要素が含まれる。すなわち、着トランクイン
タフェース２０１、発トランクインタフェース２０２、
交換回路２０３、プロセッサ２０４、およびメモリ２０
５である。このような電子交換システムは周知であり、
市販されている。
交換機は、それぞれ、図２の基本構成を有する電子交換
システムである。図示のように、各電子交換システムに
は、以下の要素が含まれる。すなわち、着トランクイン
タフェース２０１、発トランクインタフェース２０２、
交換回路２０３、プロセッサ２０４、およびメモリ２０
５である。このような電子交換システムは周知であり、
市販されている。
【００１１】メモリ２０５内には、交換機が接続を確立
する実行可能発トランクのアドレスリストが格納されて
いる。タンデム網内に含まれるサービス交換機に対し
て、このリストは、サービス交換機とタンデム交換機を
連結するトランクのアドレスを含む。サービス交換機メ
モリ２０５内に格納されるトランクリストは、別々の群
（２０６）ごとに整理される。これらの群のうちの１つ
は、制限加入者領域と呼ばれ、実際的に同一の経路長を
有するトランクのアドレスのみを含む。
する実行可能発トランクのアドレスリストが格納されて
いる。タンデム網内に含まれるサービス交換機に対し
て、このリストは、サービス交換機とタンデム交換機を
連結するトランクのアドレスを含む。サービス交換機メ
モリ２０５内に格納されるトランクリストは、別々の群
（２０６）ごとに整理される。これらの群のうちの１つ
は、制限加入者領域と呼ばれ、実際的に同一の経路長を
有するトランクのアドレスのみを含む。
【００１２】本発明によれば、サービス交換機は、指定
された網加入者によってなされたＤＳ０呼のルーティン
グを、制限加入者領域内にリストされたアドレスを有す
る経路（すなわち、同等の遅延特性を有する経路）に制
限するようにプログラムされる。この経路は、同一のＴ
１線内に含まれる必要はない。指定された帯域幅要求加
入者（ＢＯＤ加入者）は、帯域幅要求機能のユーザとし
て識別されることを望んでいることを網提供者に通知す
ることがある。
された網加入者によってなされたＤＳ０呼のルーティン
グを、制限加入者領域内にリストされたアドレスを有す
る経路（すなわち、同等の遅延特性を有する経路）に制
限するようにプログラムされる。この経路は、同一のＴ
１線内に含まれる必要はない。指定された帯域幅要求加
入者（ＢＯＤ加入者）は、帯域幅要求機能のユーザとし
て識別されることを望んでいることを網提供者に通知す
ることがある。
【００１３】特定の群の加入者から受信される呼をルー
ティングするように交換機をプログラムすることは当業
者には周知であり、タンデム交換機への個々の接続は周
知のように確立される。タンデム交換機１０１のメモリ
は、サービス交換機への接続を提供することができるト
ランクの、同様に群化されたアドレスリストを含む。本
発明によれば、タンデム交換機１０１は、ＢＯＤ加入者
によって発信される呼のルーティングを、実質的に同一
の経路長を有するトランク線の群内の経路に制限するよ
うにプログラムされる。
ティングするように交換機をプログラムすることは当業
者には周知であり、タンデム交換機への個々の接続は周
知のように確立される。タンデム交換機１０１のメモリ
は、サービス交換機への接続を提供することができるト
ランクの、同様に群化されたアドレスリストを含む。本
発明によれば、タンデム交換機１０１は、ＢＯＤ加入者
によって発信される呼のルーティングを、実質的に同一
の経路長を有するトランク線の群内の経路に制限するよ
うにプログラムされる。
【００１４】また、図１には、顧客宅内機器（ＣＰＥ）
１１０が示されている。ＣＰＥ１１０は、固定データ速
度Ｎ×６４ｋｂ／ｓでＩＳＤＮ１００を通じてデータを
送信するように設定される。ただし、Ｎは２から２３ま
での整数定数である。このＣＰＥは、第１のＢＯＤ加入
者の宅内に位置する。ＣＰＥ１１０は、顧客アプリケー
ション１１２、チャネルデマルチプレクサ（ＤＥＭＵ
Ｘ）１１４、およびＤチャネルコントローラ（ＤＣＣ）
１１６からなる。
１１０が示されている。ＣＰＥ１１０は、固定データ速
度Ｎ×６４ｋｂ／ｓでＩＳＤＮ１００を通じてデータを
送信するように設定される。ただし、Ｎは２から２３ま
での整数定数である。このＣＰＥは、第１のＢＯＤ加入
者の宅内に位置する。ＣＰＥ１１０は、顧客アプリケー
ション１１２、チャネルデマルチプレクサ（ＤＥＭＵ
Ｘ）１１４、およびＤチャネルコントローラ（ＤＣＣ）
１１６からなる。
【００１５】顧客アプリケーション１１２は、高速デー
タ接続１１８を通じてＤＥＭＵＸ１１４に連結される。
ＤＥＭＵＸ１１４は、基本速度インタフェース（ＰＲ
Ｉ）１２０を通じてサービス交換機１０２に選択的に連
結される。ＰＲＩ１２０は、ＤＥＭＵＸ１１４への２３
個のチャネルＤＳ０接続（１２２）、および、ＤＣＣ１
１６へのＤチャネル信号接続（１２４）を提供する。
タ接続１１８を通じてＤＥＭＵＸ１１４に連結される。
ＤＥＭＵＸ１１４は、基本速度インタフェース（ＰＲ
Ｉ）１２０を通じてサービス交換機１０２に選択的に連
結される。ＰＲＩ１２０は、ＤＥＭＵＸ１１４への２３
個のチャネルＤＳ０接続（１２２）、および、ＤＣＣ１
１６へのＤチャネル信号接続（１２４）を提供する。
【００１６】顧客宅内機器（ＣＰＥ）１１１もまた図１
に示されている。このＣＰＥは、第２のＢＯＤ加入者の
宅内に位置し、ＩＳＤＮ１００を通じてＮ個の別々のＤ
Ｓ０信号を受信するように設定される。顧客アプリケー
ション１１３が、高速データ接続１１９を通じてチャネ
ルマルチプレクサ（ＭＵＸ）１１５に連結される。ＭＵ
Ｘ１１５は、ＰＲＩ１２１を通じてサービス交換機１０
３に選択的に連結される。ＰＲＩ１２１は、ＭＵＸ１１
５への２３個のチャネルＤＳ０接続１２３、および、Ｄ
ＣＣ１１７へのＤチャネル信号接続１２５を提供する。
に示されている。このＣＰＥは、第２のＢＯＤ加入者の
宅内に位置し、ＩＳＤＮ１００を通じてＮ個の別々のＤ
Ｓ０信号を受信するように設定される。顧客アプリケー
ション１１３が、高速データ接続１１９を通じてチャネ
ルマルチプレクサ（ＭＵＸ）１１５に連結される。ＭＵ
Ｘ１１５は、ＰＲＩ１２１を通じてサービス交換機１０
３に選択的に連結される。ＰＲＩ１２１は、ＭＵＸ１１
５への２３個のチャネルＤＳ０接続１２３、および、Ｄ
ＣＣ１１７へのＤチャネル信号接続１２５を提供する。
【００１７】本発明のこの特定の方法を実行する際に
は、第１ＢＯＤ加入者が、Ｄチャネル信号接続１２４を
通じてＤチャネル信号プロトコルＳＥＴＵＰメッセージ
をサービス交換機１０２へ送信するためにＤＣＣ１１６
を使用することによって複数のＤＳ０チャネル接続を開
始する。このプロトコルＳＥＴＰＵメッセージは、ＩＳ
ＤＮ１００内でＳＳ７ １０４ならびにディジタル通信
線１０７、１０８および１０９を通じて伝送される。
は、第１ＢＯＤ加入者が、Ｄチャネル信号接続１２４を
通じてＤチャネル信号プロトコルＳＥＴＵＰメッセージ
をサービス交換機１０２へ送信するためにＤＣＣ１１６
を使用することによって複数のＤＳ０チャネル接続を開
始する。このプロトコルＳＥＴＰＵメッセージは、ＩＳ
ＤＮ１００内でＳＳ７ １０４ならびにディジタル通信
線１０７、１０８および１０９を通じて伝送される。
【００１８】このメッセージは、送信ＣＰＥ１１０と受
信ＣＰＥ１１１の間の単一のＤＳ０チャネル接続の確立
を試みる。網はタンデムルーティングに制限されている
ため、呼は、サービス交換機１０２、タンデム交換機１
０１、およびサービス交換機１０３を通る経路を通じて
確立されることになる。この設備ルートによる経路が使
用可能である場合、単一のＤＳ０チャネル接続が確立さ
れる。
信ＣＰＥ１１１の間の単一のＤＳ０チャネル接続の確立
を試みる。網はタンデムルーティングに制限されている
ため、呼は、サービス交換機１０２、タンデム交換機１
０１、およびサービス交換機１０３を通る経路を通じて
確立されることになる。この設備ルートによる経路が使
用可能である場合、単一のＤＳ０チャネル接続が確立さ
れる。
【００１９】次に、ＤＣＣ１１６は、ＣＰＥ１１１に付
随する（Ｎ−１）個の電話番号への（Ｎ−１）個の追加
呼を順次開始する。これらの追加呼はそれぞれサービス
交換機１０２およびタンデム交換機１０１によって、交
換機の加入者領域リスト内に格納されたアドレスを有す
るトランクによってサポートされるＤＳ０チャネルを通
じてルーティングされる。これは、これらの追加接続
が、最初に確立された接続とほとんど同一の遅延特性を
有する経路を通じて確立されることを保証する。
随する（Ｎ−１）個の電話番号への（Ｎ−１）個の追加
呼を順次開始する。これらの追加呼はそれぞれサービス
交換機１０２およびタンデム交換機１０１によって、交
換機の加入者領域リスト内に格納されたアドレスを有す
るトランクによってサポートされるＤＳ０チャネルを通
じてルーティングされる。これは、これらの追加接続
が、最初に確立された接続とほとんど同一の遅延特性を
有する経路を通じて確立されることを保証する。
【００２０】ＣＰＥ１１１はそれらの呼に順次応答し、
それによって、要求されたＮ×ＤＳ０帯域幅を構成す
る。Ｎ×ＤＳ０接続を完全に確立すると、第１ＢＯＤ加
入者のＣＰＥは、顧客アプリケーション１１２からＤＥ
ＭＵＸ１１４へＮ×６４ｋｂ／ｓの速度でデータを送信
する。ＤＥＭＵＸ１１４は、速度Ｎ×６４ｋｂ／ｓのデ
ータをＮ個の別々の６４ｋｂ／ｓデータ信号に分離し、
同時に、ＣＰＥ１１０とＣＰＥ１１１の間に確立された
Ｎ個のＤＳ０接続のうちの１つを通じてこれらの６４ｋ
ｂ／ｓデータ信号のそれぞれを送信する。ＣＰＥ１１１
のＭＵＸ１１５は、このＮ個の６４ｋｂ／ｓデータ信号
を受信し、もとのＮ×６４ｋｂ／ｓデータ信号を再構成
し、高速データ接続１１９を通じて顧客アプリケーショ
ン１１３へそれを送信する。
それによって、要求されたＮ×ＤＳ０帯域幅を構成す
る。Ｎ×ＤＳ０接続を完全に確立すると、第１ＢＯＤ加
入者のＣＰＥは、顧客アプリケーション１１２からＤＥ
ＭＵＸ１１４へＮ×６４ｋｂ／ｓの速度でデータを送信
する。ＤＥＭＵＸ１１４は、速度Ｎ×６４ｋｂ／ｓのデ
ータをＮ個の別々の６４ｋｂ／ｓデータ信号に分離し、
同時に、ＣＰＥ１１０とＣＰＥ１１１の間に確立された
Ｎ個のＤＳ０接続のうちの１つを通じてこれらの６４ｋ
ｂ／ｓデータ信号のそれぞれを送信する。ＣＰＥ１１１
のＭＵＸ１１５は、このＮ個の６４ｋｂ／ｓデータ信号
を受信し、もとのＮ×６４ｋｂ／ｓデータ信号を再構成
し、高速データ接続１１９を通じて顧客アプリケーショ
ン１１３へそれを送信する。
【００２１】上記の方法は、複数のＤＳ０チャネル接続
を確立する実際的な方法を提供する。しかし、この方法
が適用される網が公衆網であるため、実際に複数のＤＳ
０チャネル接続を取得することは複数回の試行を必要と
することがある。例えば、Ｎ×ＤＳ０送信試行を容易に
することにかかわる交換機が試行時にＮ個より少ないチ
ャネルしか利用可能でない場合、適切なＤＳ０接続はＣ
ＰＥ１１０とＣＰＥ１１１の間に確立できない。この状
況が存在する場合、「ビジー」メッセージがＤチャネル
メッセージによってＤＣＣ１１６に送られ、ＣＰＥ１１
０はＮ×ＤＳ０接続を確立する試行を中止する。接続を
確立する試行は、その後直ちにＣＰＥ１１０によって再
び開始される。
を確立する実際的な方法を提供する。しかし、この方法
が適用される網が公衆網であるため、実際に複数のＤＳ
０チャネル接続を取得することは複数回の試行を必要と
することがある。例えば、Ｎ×ＤＳ０送信試行を容易に
することにかかわる交換機が試行時にＮ個より少ないチ
ャネルしか利用可能でない場合、適切なＤＳ０接続はＣ
ＰＥ１１０とＣＰＥ１１１の間に確立できない。この状
況が存在する場合、「ビジー」メッセージがＤチャネル
メッセージによってＤＣＣ１１６に送られ、ＣＰＥ１１
０はＮ×ＤＳ０接続を確立する試行を中止する。接続を
確立する試行は、その後直ちにＣＰＥ１１０によって再
び開始される。
【００２２】本発明のもう１つの方法は、図３のＩＳＤ
Ｎシステムで実現される。このシステムは図１のシステ
ムと類似するが、ＣＥＰ３１０および顧客アプリケーシ
ョン３１２は、特定のアプリケーションに依存して、異
なる選択可能な離散的な速度でデータを送信する能力を
有するように設定される。個々の送信速度はＩ×６４ｋ
ｂ／ｓである。ただし、Ｉは２から２３までの整数であ
る。
Ｎシステムで実現される。このシステムは図１のシステ
ムと類似するが、ＣＥＰ３１０および顧客アプリケーシ
ョン３１２は、特定のアプリケーションに依存して、異
なる選択可能な離散的な速度でデータを送信する能力を
有するように設定される。個々の送信速度はＩ×６４ｋ
ｂ／ｓである。ただし、Ｉは２から２３までの整数であ
る。
【００２３】同様に、ＣＰＥ３１１および顧客アプリケ
ーション３１３は、特定のアプリケーションに依存し
て、異なる選択可能な離散的な速度でデータを受信する
能力を有するように設定される。個々の受信速度は、１
４７２ｋｂ／ｓ（２３×６４ｋｂ／ｓ）を越えない６４
ｋｂ／ｓの整数倍である。サービス交換機およびタンデ
ム交換機は、上記の実施例と同様に動作する。
ーション３１３は、特定のアプリケーションに依存し
て、異なる選択可能な離散的な速度でデータを受信する
能力を有するように設定される。個々の受信速度は、１
４７２ｋｂ／ｓ（２３×６４ｋｂ／ｓ）を越えない６４
ｋｂ／ｓの整数倍である。サービス交換機およびタンデ
ム交換機は、上記の実施例と同様に動作する。
【００２４】本発明のこの第２の方法を実行する際に
は、複数のＤＳ０チャネル接続がＣＰＥ３１０から第１
のＢＯＤ加入者によって、ＤＣＣ１１６を通じてＤチャ
ネル信号プロトコルＳＥＴＵＰメッセージを発生するこ
とによって開始される。このプロトコルＳＥＴＵＰメッ
セージは、前の方法で説明したのと同様にして網１００
によって発生され、送信され、応答される。
は、複数のＤＳ０チャネル接続がＣＰＥ３１０から第１
のＢＯＤ加入者によって、ＤＣＣ１１６を通じてＤチャ
ネル信号プロトコルＳＥＴＵＰメッセージを発生するこ
とによって開始される。このプロトコルＳＥＴＵＰメッ
セージは、前の方法で説明したのと同様にして網１００
によって発生され、送信され、応答される。
【００２５】制限された設備ルートに沿う経路が利用可
能な場合、単一のＤＳ０チャネル接続が確立される。次
に、ＣＰＥ３１０は、ＣＰＥ３１１に付随する（Ｉ−
１）個の電話番号への（Ｉ−１）個の追加呼を順次開始
する。それによって、所望の伝送帯域幅をサポートする
十分な数のＤＳ０チャネル接続を確立する。上記の方法
のように、これらの接続はそれぞれ、サービス交換機お
よびタンデム交換機の加入者領域リスト内に格納された
アドレスを有するトランクによってサポートされるＤＳ
０チャネルを通じて確立される。このことは、これらの
追加チャネルが、最初に確立された接続とほとんど同一
の遅延特性を有する経路を通じて確立されることを保証
する。
能な場合、単一のＤＳ０チャネル接続が確立される。次
に、ＣＰＥ３１０は、ＣＰＥ３１１に付随する（Ｉ−
１）個の電話番号への（Ｉ−１）個の追加呼を順次開始
する。それによって、所望の伝送帯域幅をサポートする
十分な数のＤＳ０チャネル接続を確立する。上記の方法
のように、これらの接続はそれぞれ、サービス交換機お
よびタンデム交換機の加入者領域リスト内に格納された
アドレスを有するトランクによってサポートされるＤＳ
０チャネルを通じて確立される。このことは、これらの
追加チャネルが、最初に確立された接続とほとんど同一
の遅延特性を有する経路を通じて確立されることを保証
する。
【００２６】ＣＰＥ３１１は、着呼に順次応答するが、
ＣＰＥ３１１は、特定の固定帯域幅のデータ信号を受信
するように設定されておらず、与えられた複数のＤＳ０
呼を構成することになるＤＳ０チャネル接続の総数に関
する情報をＳＳ７ １０４を通じて受信しない。正確に
Ｉ×ＤＳ０帯域幅の接続が確立されるまでデータ送信が
試みられないことを保証するために、ＣＰＥ３１１は、
ＤＳ０呼の受信後所定間隔（公称１５秒間）中は待機状
態に入るように設定される。この待機状態では、ＣＰＥ
３１１によってデータは受容されない。
ＣＰＥ３１１は、特定の固定帯域幅のデータ信号を受信
するように設定されておらず、与えられた複数のＤＳ０
呼を構成することになるＤＳ０チャネル接続の総数に関
する情報をＳＳ７ １０４を通じて受信しない。正確に
Ｉ×ＤＳ０帯域幅の接続が確立されるまでデータ送信が
試みられないことを保証するために、ＣＰＥ３１１は、
ＤＳ０呼の受信後所定間隔（公称１５秒間）中は待機状
態に入るように設定される。この待機状態では、ＣＰＥ
３１１によってデータは受容されない。
【００２７】この所定間隔の終了時に他のＤＳ０呼が受
信されていない場合、ＣＰＥ３１１内の顧客アプリケー
ション３１３は、確立されたＤＳ０チャネル接続の現在
の数に比例した帯域幅でデータを受信するようにセット
され、データが受容される。上記の方法のように、所望
の数のＤＳ０接続が確立不可能な場合、「ビジー」メッ
セージがＤＣＣ１１６へ送られ、送信試行は中止され
る。
信されていない場合、ＣＰＥ３１１内の顧客アプリケー
ション３１３は、確立されたＤＳ０チャネル接続の現在
の数に比例した帯域幅でデータを受信するようにセット
され、データが受容される。上記の方法のように、所望
の数のＤＳ０接続が確立不可能な場合、「ビジー」メッ
セージがＤＣＣ１１６へ送られ、送信試行は中止され
る。
【００２８】上記の２つの方法を実行する際、所望の帯
域幅を構成するためにダイヤルされる呼は、単一のＤＳ
０チャネル接続を確立する呼に制限される必要はない。
現在のＩＳＤＮシステムは、加入者に対して、３８４ｋ
ｂ／ｓでの同期データ送信が１つの呼を形成することに
よって実現されることを可能にするオプション（「Ｈ
０」チャネル接続と呼ばれるものを確立する）を提供す
る。
域幅を構成するためにダイヤルされる呼は、単一のＤＳ
０チャネル接続を確立する呼に制限される必要はない。
現在のＩＳＤＮシステムは、加入者に対して、３８４ｋ
ｂ／ｓでの同期データ送信が１つの呼を形成することに
よって実現されることを可能にするオプション（「Ｈ
０」チャネル接続と呼ばれるものを確立する）を提供す
る。
【００２９】このオプションは、本発明に組み込むこと
ができ、それによって、（１２個の単一ＤＳ０呼ではな
く）２つの３８４ｋｂ／ｓ呼を順次ダイヤルすることに
よって７６８ｋｂ／ｓ帯域幅接続の取得が可能となる。
さらに、３８４ｋｂ／ｓおよび６４ｋｂ／ｓ呼は、他の
所望の帯域幅を確立するために必要な呼の数を縮小する
ように組み合わせて使用することも可能である。
ができ、それによって、（１２個の単一ＤＳ０呼ではな
く）２つの３８４ｋｂ／ｓ呼を順次ダイヤルすることに
よって７６８ｋｂ／ｓ帯域幅接続の取得が可能となる。
さらに、３８４ｋｂ／ｓおよび６４ｋｂ／ｓ呼は、他の
所望の帯域幅を確立するために必要な呼の数を縮小する
ように組み合わせて使用することも可能である。
【００３０】さらに、本発明のＩＳＤＮシステムへの応
用は、最大２３個のＤＳ０チャネル接続を通じて同時に
データを送信することに制限される必要はない。この２
３個のＤＳ０チャネル接続制限は、単に、例示した加入
者ＣＰＥがそれぞれ単一のＰＲＩによってサービスされ
るように示されていたために上記例で言及したものであ
る。単一のＰＲＩは２３個のＤＳ０チャネルしか提供し
ない。本発明の方法は、個々の網および使用されるＣＰ
Ｅの機能によってのみ制限される任意数のＤＳ０チャネ
ル接続に適用可能である。
用は、最大２３個のＤＳ０チャネル接続を通じて同時に
データを送信することに制限される必要はない。この２
３個のＤＳ０チャネル接続制限は、単に、例示した加入
者ＣＰＥがそれぞれ単一のＰＲＩによってサービスされ
るように示されていたために上記例で言及したものであ
る。単一のＰＲＩは２３個のＤＳ０チャネルしか提供し
ない。本発明の方法は、個々の網および使用されるＣＰ
Ｅの機能によってのみ制限される任意数のＤＳ０チャネ
ル接続に適用可能である。
【００３１】図４に、本発明の特定の方法の実行を容易
にする公衆ＳＤＳ通信システムのブロック図を示す。特
に、ＳＤＳ網４００はタンデム交換構成を有する。ＳＤ
Ｓ網４００は、タンデム交換機４０１、ならびにサービ
ス交換機４０２および４０３からなる。各サービス交換
機は、複数のＴ１ディジタル線を通じてタンデム交換機
４０１に選択的に連結される。各Ｔ１線は、２４個のＤ
Ｓ０チャネルを含むＤＳ１ディジタル信号をサポートす
る。
にする公衆ＳＤＳ通信システムのブロック図を示す。特
に、ＳＤＳ網４００はタンデム交換構成を有する。ＳＤ
Ｓ網４００は、タンデム交換機４０１、ならびにサービ
ス交換機４０２および４０３からなる。各サービス交換
機は、複数のＴ１ディジタル線を通じてタンデム交換機
４０１に選択的に連結される。各Ｔ１線は、２４個のＤ
Ｓ０チャネルを含むＤＳ１ディジタル信号をサポートす
る。
【００３２】説明のため、２本のＴ１線４０５および４
０６のみを図示し、これらの線のそれぞれの中に含まれ
る２４個のＤＳ０チャネルのうちの３個のみを明示的に
示す。図４のサービス交換機およびタンデム交換機はそ
れぞれ、図２で説明した交換機と同一の基本構成および
メモリ設定を有する電子交換システムである。ＢＯＤ加
入者によって開始されるＤＳ０チャネル接続は、実質的
に同一の遅延を有する交換機間経路を通じて確立され
る。これらの経路は同一のＴ１線内に含まれる必要はな
い。
０６のみを図示し、これらの線のそれぞれの中に含まれ
る２４個のＤＳ０チャネルのうちの３個のみを明示的に
示す。図４のサービス交換機およびタンデム交換機はそ
れぞれ、図２で説明した交換機と同一の基本構成および
メモリ設定を有する電子交換システムである。ＢＯＤ加
入者によって開始されるＤＳ０チャネル接続は、実質的
に同一の遅延を有する交換機間経路を通じて確立され
る。これらの経路は同一のＴ１線内に含まれる必要はな
い。
【００３３】また、図４にはＣＰＥ４１０およびＣＥＰ
４１１を示す。ＣＰＥ４１０は、第１のＢＯＤ加入者の
宅内に位置し、Ｎ×５６ｋｂ／ｓの固定データ速度で網
４００を通じてデータを送信するように設定される。た
だし、ｎは２から２４までの整数定数値である。ＣＰＥ
４１０は、顧客アプリケーション４１２、ＤＥＭＵＸ４
１４、およびコントローラ４１６からなる。
４１１を示す。ＣＰＥ４１０は、第１のＢＯＤ加入者の
宅内に位置し、Ｎ×５６ｋｂ／ｓの固定データ速度で網
４００を通じてデータを送信するように設定される。た
だし、ｎは２から２４までの整数定数値である。ＣＰＥ
４１０は、顧客アプリケーション４１２、ＤＥＭＵＸ４
１４、およびコントローラ４１６からなる。
【００３４】顧客アプリケーション４１２は、高速デー
タ接続４１８を通じてＤＥＭＵＸ４１４に連結される。
ＤＥＭＵＸ４１４は、２４個のＤＳ０チャネル（集合的
にサービス接続４２２と呼ぶ）を通じてサービス交換機
４０２に選択的に連結される。コントローラ４１６は、
ＤＥＭＵＸ４１４によってＤＳ０チャネルのアクセスを
制御する。ＣＰＥ４１１は第２のＢＯＤ加入者の宅内に
位置し、ＩＳＤＮ４００を通じてＮ個の別々のＤＳ０信
号を受信するように設定される。顧客アプリケーション
４１３は、高速データ接続４１９を通じてＭＵＸ４１５
に連結される。ＭＵＸ４１５は、２４個のＤＳ０（集合
的にサービス接続４２３と呼ぶ）を通じてサービス交換
機４０３に選択的に連結される。ＭＵＸ４１５によるこ
れらのＤＳ０チャネルへのアクセスはコントローラ４１
７によって制御される。
タ接続４１８を通じてＤＥＭＵＸ４１４に連結される。
ＤＥＭＵＸ４１４は、２４個のＤＳ０チャネル（集合的
にサービス接続４２２と呼ぶ）を通じてサービス交換機
４０２に選択的に連結される。コントローラ４１６は、
ＤＥＭＵＸ４１４によってＤＳ０チャネルのアクセスを
制御する。ＣＰＥ４１１は第２のＢＯＤ加入者の宅内に
位置し、ＩＳＤＮ４００を通じてＮ個の別々のＤＳ０信
号を受信するように設定される。顧客アプリケーション
４１３は、高速データ接続４１９を通じてＭＵＸ４１５
に連結される。ＭＵＸ４１５は、２４個のＤＳ０（集合
的にサービス接続４２３と呼ぶ）を通じてサービス交換
機４０３に選択的に連結される。ＭＵＸ４１５によるこ
れらのＤＳ０チャネルへのアクセスはコントローラ４１
７によって制御される。
【００３５】本発明のこの特定の方法を実行する際に
は、複数のＤＳ０チャネル接続が、第１のＢＯＤ加入者
によって、ＣＰＥ４１０からＮ個の電話番号を順次ダイ
ヤルすることによって確立される。ダイヤルされた各番
号は、ＭＵＸ４１５上の受信ポートに対応する。このダ
イヤル呼出は、コントローラ４１６によってＤＥＭＵＸ
４１４を通じて開始される。ダイヤルされる番号は、Ｎ
個の異なる電話番号であることも、ＭＵＸ４１５に付随
するハント群内のＮ本の線にアクセスするように反復し
てダイヤルされる同一の番号であることも可能である。
は、複数のＤＳ０チャネル接続が、第１のＢＯＤ加入者
によって、ＣＰＥ４１０からＮ個の電話番号を順次ダイ
ヤルすることによって確立される。ダイヤルされた各番
号は、ＭＵＸ４１５上の受信ポートに対応する。このダ
イヤル呼出は、コントローラ４１６によってＤＥＭＵＸ
４１４を通じて開始される。ダイヤルされる番号は、Ｎ
個の異なる電話番号であることも、ＭＵＸ４１５に付随
するハント群内のＮ本の線にアクセスするように反復し
てダイヤルされる同一の番号であることも可能である。
【００３６】これらの追加呼はそれぞれ、サービス交換
機１０２およびタンデム交換機１０１によって、交換機
の加入者領域リスト内に格納されたアドレスを有するト
ランクによってサポートされるＤＳ０チャネルを通じて
ルーティングされる。これは、これらの追加接続が、最
初に確立された接続とほとんど同一の遅延特性を有する
経路を通じて確立されることを保証する。
機１０２およびタンデム交換機１０１によって、交換機
の加入者領域リスト内に格納されたアドレスを有するト
ランクによってサポートされるＤＳ０チャネルを通じて
ルーティングされる。これは、これらの追加接続が、最
初に確立された接続とほとんど同一の遅延特性を有する
経路を通じて確立されることを保証する。
【００３７】ＣＰＥ４１１は着呼に順次応答し、それに
よって、要求されたＮ×ＤＳ０の帯域幅を構成する。Ｎ
×ＤＳ０接続を完全に確立した後、ＣＰＥ４１０は顧客
アプリケーション４１２からＤＥＭＵＸ４１４へＮ×５
６ｋｂ／ｓの速度でデータを送信する。ＤＥＭＵＸ４１
４は速度Ｎ×５６ｋｂ／ｓのデータをＮ個の別々の５６
ｋｂ／ｓデータ信号に分離し、同時に、ＣＰＥ４１０と
ＣＰＥ４１１の間に確立されたＮ個の接続のそれぞれを
通じてこれらの５６ｋｂ／ｓデータ信号のそれぞれを送
信する。ＣＰＥ４１１のＭＵＸ４１５はＮ個の５６ｋｂ
／ｓデータ信号を受信し、もとのＮ×５６ｋｂ／ｓデー
タ信号を再構成し、高速データ接続４１９を通じて顧客
アプリケーション４１３へ送信する。
よって、要求されたＮ×ＤＳ０の帯域幅を構成する。Ｎ
×ＤＳ０接続を完全に確立した後、ＣＰＥ４１０は顧客
アプリケーション４１２からＤＥＭＵＸ４１４へＮ×５
６ｋｂ／ｓの速度でデータを送信する。ＤＥＭＵＸ４１
４は速度Ｎ×５６ｋｂ／ｓのデータをＮ個の別々の５６
ｋｂ／ｓデータ信号に分離し、同時に、ＣＰＥ４１０と
ＣＰＥ４１１の間に確立されたＮ個の接続のそれぞれを
通じてこれらの５６ｋｂ／ｓデータ信号のそれぞれを送
信する。ＣＰＥ４１１のＭＵＸ４１５はＮ個の５６ｋｂ
／ｓデータ信号を受信し、もとのＮ×５６ｋｂ／ｓデー
タ信号を再構成し、高速データ接続４１９を通じて顧客
アプリケーション４１３へ送信する。
【００３８】図５に、ＳＤＳ通信システムで実行される
本発明のさらにもう１つの方法を示す。このシステムは
図４のシステムと類似するが、ＣＰＥ５１０および顧客
アプリケーション５１２は、特定のアプリケーションに
依存して、異なる選択可能な離散的な速度でデータを送
信する能力を有するように設定される。データ送信の個
々の速度はＩ×５６ｋｂ／ｓである。ただし、Ｉは２か
ら２４までの整数である。同様に、ＣＰＥ５１１および
顧客アプリケーション５１３は、特定のアプリケーショ
ンに依存して、異なる選択可能な離散的な速度でデータ
を受信する能力を有するように設定される。データ受信
の個々の速度は、１３４４ｋｂ／ｓ（２４×５６ｋｂ／
ｓ）を越えない、５６ｋｂ／ｓの整数倍である。
本発明のさらにもう１つの方法を示す。このシステムは
図４のシステムと類似するが、ＣＰＥ５１０および顧客
アプリケーション５１２は、特定のアプリケーションに
依存して、異なる選択可能な離散的な速度でデータを送
信する能力を有するように設定される。データ送信の個
々の速度はＩ×５６ｋｂ／ｓである。ただし、Ｉは２か
ら２４までの整数である。同様に、ＣＰＥ５１１および
顧客アプリケーション５１３は、特定のアプリケーショ
ンに依存して、異なる選択可能な離散的な速度でデータ
を受信する能力を有するように設定される。データ受信
の個々の速度は、１３４４ｋｂ／ｓ（２４×５６ｋｂ／
ｓ）を越えない、５６ｋｂ／ｓの整数倍である。
【００３９】この第４の方法を実行する際には、複数の
ＤＳ０チャネル接続が、第１のＢＯＤ加入者によって、
ＣＰＥ５１０からＮ個の電話番号を順次ダイヤルするこ
とによって開始される。各電話番号は、ＭＵＸ４１５上
の受信ポートに対応する。このダイヤル呼出は、コント
ローラ４１６によってＤＥＭＵＸ４１４を通じて開始さ
れる。ダイヤルされる番号は、Ｎ個の異なる電話番号で
あることも、ＭＵＸ４１５に付随するハント群内のＮ本
の線にアクセスするように反復してダイヤルされる同一
の番号であることも可能である。
ＤＳ０チャネル接続が、第１のＢＯＤ加入者によって、
ＣＰＥ５１０からＮ個の電話番号を順次ダイヤルするこ
とによって開始される。各電話番号は、ＭＵＸ４１５上
の受信ポートに対応する。このダイヤル呼出は、コント
ローラ４１６によってＤＥＭＵＸ４１４を通じて開始さ
れる。ダイヤルされる番号は、Ｎ個の異なる電話番号で
あることも、ＭＵＸ４１５に付随するハント群内のＮ本
の線にアクセスするように反復してダイヤルされる同一
の番号であることも可能である。
【００４０】上記の方法のように、これらの各接続は、
サービス交換機およびタンデム交換機の加入者領域リス
ト内に格納されたアドレスを有するトランクによってサ
ポートされるＤＳ０チャネルを通じて確立される。これ
は、これらの追加接続が、最初に確立された接続とほと
んど同一の遅延特性を有する経路を通じて確立されるこ
とを保証する。
サービス交換機およびタンデム交換機の加入者領域リス
ト内に格納されたアドレスを有するトランクによってサ
ポートされるＤＳ０チャネルを通じて確立される。これ
は、これらの追加接続が、最初に確立された接続とほと
んど同一の遅延特性を有する経路を通じて確立されるこ
とを保証する。
【００４１】ＣＰＥ５１１は、受信する各呼に順次応答
するが、ＣＰＥ５１１は、特定の固定帯域幅のデータ信
号を受信するように設定されていない。正確な数のＤＳ
０チャネル接続がＣＰＥ５１０とＣＰＥ５１１の間に確
立されるまでデータ送信が試みられないことを保証する
ために、ＣＰＥ５１１は、ＤＳ０呼の受信後所定間隔
（公称１５秒間）中は待機状態に入るように設定され
る。この待機状態では、ＣＰＥ５１１によってデータは
受容されない。
するが、ＣＰＥ５１１は、特定の固定帯域幅のデータ信
号を受信するように設定されていない。正確な数のＤＳ
０チャネル接続がＣＰＥ５１０とＣＰＥ５１１の間に確
立されるまでデータ送信が試みられないことを保証する
ために、ＣＰＥ５１１は、ＤＳ０呼の受信後所定間隔
（公称１５秒間）中は待機状態に入るように設定され
る。この待機状態では、ＣＰＥ５１１によってデータは
受容されない。
【００４２】この所定間隔の終了時に他のＤＳ０呼が受
信されていない場合、ＣＰＥ５１１内の顧客アプリケー
ション５１３は、確立されたＤＳ０チャネル接続の数に
比例した帯域幅でデータを受信するようにセットされ、
データが受容される。上記の方法のように、所望の数の
ＤＳ０チャネル接続が確立不可能な場合、「ビジー」メ
ッセージがＣＰＥ５１０へ送られ、送信試行は中止され
る。
信されていない場合、ＣＰＥ５１１内の顧客アプリケー
ション５１３は、確立されたＤＳ０チャネル接続の数に
比例した帯域幅でデータを受信するようにセットされ、
データが受容される。上記の方法のように、所望の数の
ＤＳ０チャネル接続が確立不可能な場合、「ビジー」メ
ッセージがＣＰＥ５１０へ送られ、送信試行は中止され
る。
【００４３】さらに、本発明のＳＤＳシステムへの応用
は、標準的なＳＤＳシステム内の最大２４個のＤＳ０チ
ャネル接続を通じて同時にデータを送信することに制限
される必要はない。２４個のＤＳ０の制限は、上記の例
では単に、例示したＢＯＤ加入者が２４個のチャネルＤ
Ｓ０接続によってサービスされるように示されていたた
めである。上記のように、本発明の上記のＩＳＤＮ応用
のように、個々の網および使用されるＣＰＥの機能によ
ってのみ制限される任意数のＤＳ０チャネルに適用可能
である。
は、標準的なＳＤＳシステム内の最大２４個のＤＳ０チ
ャネル接続を通じて同時にデータを送信することに制限
される必要はない。２４個のＤＳ０の制限は、上記の例
では単に、例示したＢＯＤ加入者が２４個のチャネルＤ
Ｓ０接続によってサービスされるように示されていたた
めである。上記のように、本発明の上記のＩＳＤＮ応用
のように、個々の網および使用されるＣＰＥの機能によ
ってのみ制限される任意数のＤＳ０チャネルに適用可能
である。
【００４４】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、網
加入者間の要求に応じた複数のディジタルチャネル接続
を確立する方法が実現される。
加入者間の要求に応じた複数のディジタルチャネル接続
を確立する方法が実現される。
【００４５】本発明の他の利点は、本発明を実行するの
に必要な、制限的交換をサポートする交換機および線
は、要求に応じたディジタル呼の実現に排他的に専用で
ある必要はないことである。交換機は、再設定なしで、
必要に応じて他のサービスにも利用可能である。
に必要な、制限的交換をサポートする交換機および線
は、要求に応じたディジタル呼の実現に排他的に専用で
ある必要はないことである。交換機は、再設定なしで、
必要に応じて他のサービスにも利用可能である。
【図１】本発明の方法の実行を容易にするＩＳＤＮ通信
システムのブロック図である。
システムのブロック図である。
【図２】図１の交換機の内部構成のブロック図である。
【図３】本発明の第２の方法の実行を容易にするＩＳＤ
Ｎ通信システムのブロック図である。
Ｎ通信システムのブロック図である。
【図４】本発明の方法の実行を容易にするＳＤＳ通信シ
ステムのブロック図である。
ステムのブロック図である。
【図５】本発明のさらにもう１つの方法の実行を容易に
するＳＤＳ通信システムのブロック図である。
するＳＤＳ通信システムのブロック図である。
１００ ＩＳＤＮ １０１ タンデム交換機 １０２ サービス交換機 １０３ サービス交換機 １０４ Ｎｏ．７信号方式（ＳＳ７） １０５ Ｔ１線 １０６ Ｔ１線 １０７ ディジタル通信線 １０８ ディジタル通信線 １０９ ディジタル通信線 １１０ 顧客宅内機器（ＣＰＥ） １１１ 顧客宅内機器（ＣＰＥ） １１２ 顧客アプリケーション １１３ 顧客アプリケーション １１４ チャネルデマルチプレクサ（ＤＥＭＵＸ） １１５ チャネルマルチプレクサ（ＭＵＸ） １１６ Ｄチャネルコントローラ（ＤＣＣ） １１７ Ｄチャネルコントローラ（ＤＣＣ） １１８ 高速データ接続 １１９ 高速データ接続 １２０ 基本速度インタフェース（ＰＲＩ） １２１ 基本速度インタフェース（ＰＲＩ） １２２ チャネルＤＳ０接続 １２３ チャネルＤＳ０接続 １２４ Ｄチャネル信号接続 １２５ Ｄチャネル信号接続 ２０１ 着トランクインタフェース ２０２ 発トランクインタフェース ２０３ 交換回路 ２０４ プロセッサ ２０５ メモリ ３１０ ＣＰＥ ３１１ ＣＰＥ ３１２ 顧客アプリケーション ３１３ 顧客アプリケーション ４００ ＳＤＳ網 ４０１ タンデム交換機 ４０２ サービス交換機 ４０３ サービス交換機 ４０５ Ｔ１線 ４０６ Ｔ１線 ４１０ ＣＰＥ ４１１ ＣＰＥ ４１２ 顧客アプリケーション ４１３ 顧客アプリケーション ４１４ ＤＥＭＵＸ ４１５ ＭＵＸ ４１６ コントローラ ４１７ コントローラ ４１８ 高速データ接続 ４１９ 高速データ接続 ４２２ サービス接続 ４２３ サービス接続 ５１０ ＣＰＥ ５１１ ＣＰＥ
フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム ジェイ ダンブロジオ アメリカ合衆国 07757 ニュージャージ ー オーシャンポート、ヒアワサ アヴェ ニュー 35 (72)発明者 ウェイン ディー．フィリップス アメリカ合衆国 07869 ニュージャージ ー ランドルフ、アッシュ レーン 21 (72)発明者 バリー エス．シープ アメリカ合衆国 07974 ニュージャージ ー ニュー プロヴィデンス、プレザント ヴュー アヴェニュー 120
Claims (5)
- 【請求項１】 第１のサービス交換機と、 タンデム交換機と、 第２のサービス交換機と、 第１のメモリと、 第２のメモリとを有するディジタル通信網交換システム
において、 第１メモリは、ほぼ同一の電気的遅延を有する経路の群
に対応する格納論理リストを含み、この経路を通じて、
第１サービス交換機とタンデム交換機を連結するディジ
タルチャネル接続が実行され、前記格納リストは、各対
応する経路の電気的遅延に対応して第１メモリ内で索引
付けされ、 第２メモリは、ほぼ同一の電気的遅延を有する経路に対
応する格納論理リストを含み、この経路を通じて、タン
デム交換機と第２サービス交換機を連結するディジタル
チャネル接続が実行され、前記格納リストは、各対応す
る経路の電気的遅延に対応して第１メモリ内で索引付け
され、 第１の網加入者から第２の網加入者へのディジタルチャ
ネル接続を開始するための複数の順次要求のそれぞれの
結果、第１サービス交換機、タンデム交換機、および第
２サービス交換機を通じて、第１網加入者と第２網加入
者の間のディジタルチャネル接続が確立され、 前記複数の順次要求に応答して確立された第１サービス
交換機とタンデム交換機の間の複数のディジタルチャネ
ル接続は、ほぼ同一の電気的遅延を有するように索引付
けされた、第１メモリ内に格納された論理リストに対応
する経路を通り、 前記複数の順次要求に応答して確立されたタンデム交換
機と第２サービス交換機の間の複数のディジタルチャネ
ル接続は、ほぼ同一の電気的遅延を有するように索引付
けされた、第２メモリ内に格納された論理リストに対応
する経路を通ることを特徴とする、第１の網加入者と第
２の網加入者の間の、要求に応じた、複数のディジタル
チャネル接続を確立する方法。 - 【請求項２】 前記確立されたディジタル接続がそれぞ
れＤＳ０チャネルをサポートすることを特徴とする請求
項１の方法。 - 【請求項３】 前記ディジタル通信網が公衆通信網であ
ることを特徴とする請求項１の方法。 - 【請求項４】 前記ディジタル通信網がサービス総合デ
ィジタル網であることを特徴とする請求項１の方法。 - 【請求項５】 第２網加入者への接続を確立するために
第１網加入者によって発された前記要求が、Ｄチャネル
メッセージによってサービス交換機および網交換機に通
信されることを特徴とする請求項４の方法。
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