JP2000294003A - 散光式警光灯 - Google Patents

散光式警光灯

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JP2000294003A
JP2000294003A JP11098938A JP9893899A JP2000294003A JP 2000294003 A JP2000294003 A JP 2000294003A JP 11098938 A JP11098938 A JP 11098938A JP 9893899 A JP9893899 A JP 9893899A JP 2000294003 A JP2000294003 A JP 2000294003A
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Hidekazu Terasawa
秀和 寺澤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/26Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
    • B60Q1/2611Indicating devices mounted on the roof of the vehicle

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、特異な発光特性を放光するとと
もに、種々の環境下で適合性を持ち、看者に注意喚起を
もたらす散光式警光灯を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】基台1上に電球を光源41とした回転灯4
と、閃光放電管61を光源とした閃光ユニット6を適宣
配置し、グローブ2が覆う。回転灯4と閃光ユニット6
との間には反射板5が配置しており、グローブ2内にお
いては反射板5を境に回転灯4の照射領域と閃光ユニッ
ト6の照射領域を形成する。各光機ユニットからの光源
光は、グローブ2に施した着色によって着色投光するも
のであって、各光源の分光分布特性を考慮した下、回転
灯4から赤色の回転放光が、閃光ユニット6からは黄
色、或いはそれより短波長域の可視光色で閃光が発せら
れる。各光源光は、反射板5によって隣接する照射領域
内に入射されないので、点灯の有無が明瞭となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、主として緊急自動
車等の車両ルーフ面上に取り付けられ、警告信号を発し
て周囲に注意喚起する他、通行者の案内を目的として使
用される散光式警光灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パトロールカー、救急車などの緊急自動
車や、道路維持作業車などの車両には、従来よりルーフ
面上に散光式警光灯が載置されている。この種、散光式
警光灯は、横長を呈する基台上に回転灯や反射板などを
複数個配置するとともに、透光性を有するグローブが基
台上を外覆して全体を構成するものである。回転灯は、
ハロゲン球などの電球を中心に反射鏡が回転する光機ユ
ニットであり、光源光を周囲へ回転放光する特性をも
つ。しかし近年においては、回転灯に変わってキセノン
灯など閃光放電管を光源とする光機ユニットを採用した
散光式警光灯が提供されている。
【0003】閃光放電管を光源とした散光式警光灯の一
例としては、例えば特開平9-330605号や特開平9
―326201号等が挙げられる。上記事例に挙げた光
機ユニットは、基台上に配設した放電灯に円筒状のレン
ズを被せ、放電灯の点滅光が円筒状レンズに施した集光
レンズや屈折プリズムを透光して周囲に警告照射するも
のである。上記の構成により、放電灯から発する衝撃の
強い閃光より看者に注意喚起でき、回転灯とは異なった
照射効果を得ることができる。とりわけ濃霧などの悪天
候時においては、回転灯の照射光だと周囲の環境下では
十分な視認性が得られず、反対に放電灯の閃光は注意喚
起に有効であった。
【0004】しかしながら放電灯は、その構造から閃光
を間欠的に発生できるが回転灯光のように照射の連続性
をもたない。そのため看者である車両の運転手などから
して見れば、放電管より発する一瞬の単発閃光では発光
源を特定することができないので、連続光に近づけた間
欠的な発光が求められていた。しかし、連続的でありす
ぎると回路機構が難しくなる他、眩しすぎて看者に不快
感を与えてしまうことになる。また放電管の閃光スペク
トルは、他の光源と比べて紫外域から可視域にかけての
スペクトルが自然昼光と近似しており、太陽光下におい
ては閃光があまり目立たない特性を有している。そこで
大光量の警告光を発生する構造をとると、夜間では眩し
すぎるので光量の調整が必要となる。そのことから散光
式警光灯に放電管を採用するにあたっては、適当な視認
性を与えるための工夫や、白昼下と夜間との発光光量を
制御させるなどが必要で、別途開発に労力を費やさなけ
ればならなかった。その他、閃光しか発することができ
ないので照射が単調となり、マンネリ化する傾向があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本願発明の目的
は、上記の点を鑑み為されたものであって、簡単な構成
で従来ある散光式警光灯に比べて視認性を高めた散光式
警光灯を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の散光式警光灯は、光源を備えた光機
ユニットを基台上に複数個配置して、透光性を有するグ
ローブを外覆して成る散光式警光灯において、電球と回
転機構とを有して電球光を回転放光する回転灯と、閃光
放電管の周囲をレンズ部材が外覆して点滅閃光を発する
閃光ユニットと、これら光機ユニットを基台上に所定間
隔空けて配置し、構成するものであって、上記回転放光
および点滅閃光とを適宣放光できることを特徴とする。
上記の構成によれば、散光式警光灯に回転灯と閃光ユニ
ットを配設することで、回転放光と閃光とを組み合わせ
た特異な発光パターンを看者に与えることができる。さ
らに回転放光にもつ連続的な照射と、閃光にもつ高光度
の照射が行えることで、その相乗効果により視認性に優
れた照射光を提供できる他、様々な環境下において、適
合性を持つことができる。
【0007】次に、請求項2記載の散光式警光灯は、上
記グローブ内において、回転灯と閃光ユニットとの間に
仕切部材を配置して光機ユニット個別の照射領域を形成
するとともに、光機ユニットからの光源光は照射領域に
備えた着色手段により着色投光するものであって、回転
灯を配置した照射領域からは赤色波長域に着色された電
球光が着色放光されるとともに、閃光ユニットを配置し
た照射領域からは赤色波長域より短波長域に着色された
閃光が放光されることを特徴とする。
【0008】上記の構成によれば、光機ユニットと着色
との関係において、透光率の高い照射光を提供すること
ができる。すなわち、電球光には赤色を着色して放光さ
せて、閃光放電管からは黄色や青色など短波長域の着色
光として放光させることにより、着色投光に優れた散光
式警光灯を提供することができる。また、光機ユニット
間に仕切部材を設けたことで、擬似点灯や着色光が混合
して照射することがないため照射の有無が明瞭になる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を以下、図面に従
って説明する。図1、および図2は散光式警光灯の一実
施例を示す正面図、および平面図である。
【0010】1は基台である。基台1はアルミニウム押
出成形によって形成された、横長板状を呈する部材であ
る。この基台1上に光機ユニットなどの各構成要素を配
置し、散光式警光灯が構成される。基台1はアルミニウ
ム以外の金属を素材としてもよく、また板金やプレス加
工などによっても形成可能である。
【0011】2はグローブである。グローブ2は透過可
能な着色、又は透明の合成樹脂などからなり、円筒を横
にして下面を切り欠いた形状を呈するグローブ片2a、
2b、2c、を同軸線上に連設し、一方端より略楕円板
状の側片グローブ2dが配置され、全体として横長略楕
円形状を呈した一まとまりのグローブ2を構成するもの
である。各グローブ片同士で当接する部分には係合構造
が施されており、グローブ片間の防水をもたらす。グロ
ーブ2は、基台1の長手方向に対して同軸線上に挿設し
て装着する。グローブ2の下面切欠きと、当接する基台
1の両縁には、相互で嵌合する手段を有しており、装着
を固定ならしめる他、接合間の防水をもたらす。グロー
ブ2は上述の他にも成形時で一体的となる構成として良
いが、上述のように適宣分割して別体を組み合わせる構
成とした方がグローブの金型製作上好適である他、例え
ばグローブ片2a、2bを赤色としてそれ以外を黄色と
するなど、グローブ色の組み合わせを所望にできるので
望ましい。
【0012】31はスピーカであり、基台1上の中央に
配置して警告音を拡声する。図1においてはスピーカ開
口部を前方、後方に向けて計2つのスピーカが用意され
ており、これら上方をスピーカカバー32が外覆してス
ピーカ部3を構成する。スピーカ31からの警告音は、
スピーカカバー32に穿設した多数個の放音穴33、・
・・を透過して散光式警光灯の前後方向へと放つ。
【0013】4は回転灯であり、白熱電球やハロゲン電
球などを光源41とした光機ユニットである。回転灯4
は、光源41と、光源41を中心に回転して光源光を反
射放光する略鼓型形状の反射鏡42と、反射鏡を回転す
るための回転機構部(図示せず)とが組み合わされて構
成する。回転灯4は中央のスピーカ部3の左右にある基
台1上において、スピーカ部3寄りに各1つずつ配置さ
れ、固定される。
【0014】5は反射板であり、「く」字状に当接した
平板状の前方反射部51aと後方反射部51bとの側端
に斜方反射部52を合わせて一体的に形成して成る。反
射板5は基台1の長手方向において回転灯4と所定空間
を隔てて配置、固定される。このとき、反射板5は回転
灯4に向かって凸となるよう配置される。回転灯光は前
方反射部51a、後方反射部51bにより車両の進行方
向に対して前後方向へ照射される。また、斜方反射部5
2により回転灯光を斜め方向へ反射放光する。なお、反
射板5の形状や配置は、使用車両の大きさなどの条件を
勘案して反射角度を適宣設定すればよい。
【0015】6は閃光ユニットであり、キセノン放電管
などの閃光放電管61を光源とした光機ユニットであ
る。閃光ユニット6は、閃光放電管61と、閃光放電管
61の周囲を囲覆したレンズケース62と、これらを基
台に取付るための取付台63とを組み合わせて構成され
る。閃光放電管61は点滅回路(図示せず)によって適
宣の点滅動作を行い、照射の特性を制御することができ
る。閃光ユニット6は、基台1の長手方向において左右
の端側に配置、固定される。レンズケース62は透光性
材料より成る円筒形状を呈しており、その内外面におい
てレンズ加工を施した所謂フレネル形状を呈する。つま
り、円筒内面には全周にわたって縦状の拡散性リブ64
が施されるとともに、円筒外面では中央やや上方におい
て帯状に形成した集光用リブ65と、集光用リブ65を
挟んで断面略鋸歯形状を呈した帯状の屈折用リブ66が
向かい合うように施されている。閃光放電管61からの
光源光は、拡散用リブ64により横方向に拡散され、集
光用リブ65、屈折用リブ66により周囲へ略水平方向
に放光される。このとき、屈折用リブ66への入射光は
集光用リブ65の位置する水平方向に向かって屈折され
る。閃光放電管61の高さは、集光用リブ65に合わせ
て配置した方がフレネルレンズのレンズ効果を十分発揮
できて良策である。
【0016】散光式警光灯は、以上のようにしてその全
体を構成する。つまり、基台1の中央にスピーカ部3を
設け、その側方より順に回転灯4、反射板5、閃光ユニ
ット6が所定空間を開けて配設される。そして、これら
光機ユニットなどを配置した基台1上をグローブ2が囲
覆し、全体を構成する。係る散光式警光灯は、下面に装
着されたブラケット7を介して車両に取り付けられる.
ブラケット7は散光式警光灯の長さや取付ける車両との
関係など、諸条件に応じて形状や個数のほか、配置など
が決定される。
【0017】上記の構成により、回転灯からの照射光は
反射鏡により周囲へ回転放光するとともに、一部が反射
板5により他方向へ反射放光される。一方、散光式警光
灯の両端付近においては、閃光ユニット6からの閃光が
前後のみならず左右の側方や斜め方向に向かって照射す
る。反射板5の外形はグローブ2内周に沿って略楕円板
状に形成することで、左右にあるグローブ2の内部空間
は、反射板5を仕切りとして回転灯4を配置した領域
(グローブ片2a、2bの領域)と閃光ユニット6を配
置した領域(グローブ片2c、側片グローブ2dの領
域)とに二分される。反射鏡4、および閃光ユニット6
からの照射光は、反射板5を境に隣接する互いの照射空
間内へ入射することがない。従って光漏れによる擬似点
灯を防ぐとともに、反射板5を境に別色のグローブが隣
接しても両グローブ色の混ざった着色光を放光すること
がないので良策である。
【0018】図4は、各光機ユニットの発光特性につい
て簡略的に描いたタイムチャートであり、横軸を時間と
して縦軸を光の明るさとしたものである。図4(a)は
キセノン放電管を例に閃光放電管61の発光特性を示し
たものである。閃光放電管61は点滅回路からの出力信
号によって微少時間間隔(例えば約0.1秒)で発光を
行い、微少時間(例えば約0.4秒)の間隔を空けて周
期的に発光する。その特性は細長い尖形状を呈してお
り、高光度の単発光が間欠的に発光された状態となるこ
とから、看者に眩しさを与え注意喚起力に優れる。しか
し反面、閃光が短いので発光源との距離感が分かりにく
く、眩惑させる一面がある。また、その特性から示され
るように明暗が極端であるので、明期間a(視認できる
期間)の眩しさに対照して暗期間bの間は全く視認され
ない照射関係が連続されることになり、視認性に欠ける
点があった。とりわけ、暗期間bの間は照射光が視認さ
れないので、看者から見れば緊急車両の所在を確認する
ことができずに気をとられることとなってしまい、不注
意を招く恐れが生じる。そのため閃光放電管を光源とす
るには、一度に閃光を複数回連続発生させて明期間aを
延ばすなどの工夫が必要であったが、明期間aと暗期間
bとが対照的であるという関係に変わりがないのと、暗
期間bを埋める程に連続発生の回数を増やしすぎるとか
えって眩しすぎることとなり、看者が目を背けることと
なってしまう。
【0019】対して回転灯4の場合においては、光源の
周囲を回転する反射鏡の開口より光源光が放射されるの
で、その照射特性は図4(b)に示すように波状にうね
った波形として表される。照射光の明るさは閃光ユニッ
トに比べて低く、そのため一瞬の照射光で注意喚起をも
たらす上では劣る。しかしながら、滑らかな照射光を発
光し、さらに暗期間bが非常に短いのに対して明期間a
が長く、連続した照射光をもたらす。そのため看者から
は、随時照射光を視認できることになり、且つ眩惑をも
たらさない点で閃光放電管より優位である。
【0020】図4(c)は、本願実施例にあるように閃
光放電管と回転灯とを組み合わせた場合の特性を示した
ものである。図4(a)、図4(b)何れの場合におい
ても発光特性が単調であることから、マンネリ化して注
意喚起力が落ちてしまう一面があるのに対し、図4
(c)の場合は閃光放電管からの高光度な閃光と、回転
灯からの柔らかな照射光とが合わさった特異な照射光を
もたらすことになる。つまり図4(c)においては、閃
光放電管に続いて回転灯光が照射する特性が示されてお
り、この特性より、閃光放電管の発光で注意喚起をもた
らすとともに、続けて視認される回転灯光より散光式警
光灯とその距離間を認識するのを容易ならしめることに
なる。
【0021】このように閃光放電管と回転灯とを組み合
わせることで、回転灯、閃光放電管夫々に有する特性を
活かした照射を行うことができる一方、係る相乗効果に
よりこれまでの回転灯のみ、閃光放電管のみによる仕様
にはもたない特異な発光パターンを看者に与えることが
できる。実施上においては、回転灯4と閃光ユニット6
との位置関係や反射板5により回転灯光が反射放光され
ることから、照射パターンは複雑化する。そのため全方
向において図4(c)と同一の発光パターンが生じるも
のではなく、視認の方向によって相違するが、連続性を
もった照射光の中で間欠的に閃光が看者から視認される
ことにより、視認性向上をもたらす。回転灯と閃光ユニ
ットとの照射特性の関係は、発光周期などの設定によっ
て図4(c)に示した以外にも種々の組み合わせがで
き、単調とならない特性をもつことができるが、視認性
を考慮して適宣の発光パターンとすればよい。
【0022】図5は、各光源と自然昼光とのスペクトル
を比較した分光分布図であり、横軸を波長として縦軸を
相対強度(対比エネルギー)で示したものである。太陽
光下における照射光の視認性については、とりわけ波長
約380nm〜約760nmまでの可視領域におけるス
ペクトルを自然昼光の場合と比較すればよい。自然昼光
は、一般的に波長500nm付近を頂点にしたなだらか
な山型形状の特性をもつ。これに対して、図5に示した
ハロゲン電球や白熱電球の場合では右上がりの特性を示
す。一方、キセノン放電管の場合、自然白昼と同じく波
長約500nm付近が最も高く、その特性は自然昼光の
スペクトルと近似することから、自然発光と近似した閃
光をするものと言える。従って、キセノン放電管を太陽
光下において発光しても、あまり目立たないことにな
る。
【0023】散光式警光灯の視認性において、光源光の
透過はグローブの着色によって変化する。可視領域にお
けるハロゲン電球とキセノン放電管との相対強度を比較
すると、波長約630〜760nmまでの赤色領域にお
いてはハロゲン電球が勝る一方、それ以外の黄色以降の
可視光色にかけてはキセノン放電管が勝る。このことか
ら、短波長の青色から黄色領域にかけてはキセノン放電
管の方が透光性に優れており、長波長の赤色域において
はハロゲン電球の方が透光性に優れていることが分か
る。上述のことから、赤色グローブを配置した照射領域
には回転灯を配置し、黄色や青色など、赤色より短波長
域にかけた着色光を発するにはキセノン放電管を配置す
ることで、効率の良い透光をもたらし、視認性向上に寄
与する。閃光ユニットと着色手段との関係においては、
上記のようにグローブ2への着色から光機ユニットを決
定する一方、基台上に配置した光機ユニットから、グロ
ーブに適宣の着色を施すことも行える。
【0024】なお、上記に示した分光分布特性は一例で
あるにすぎず、実施上においては各光源によって特性が
異なるのが常であるが、特性の形態に大差はない。キセ
ノン放電管の場合では、供給電力に関係無く一定の波長
特性をもつ。一方、ハロゲン電球などの電球類において
は供給電力によって右上がりの特性が上下に変動するの
で、赤色領域の一部においてキセノン放電管の方が上回
る場合もある。しかし、視認性の点では透光と合わせて
図4に示した発光特性を勘案して優劣を比較するもので
あり、着色波長領域において相対強度に大差がなくても
閃光時間の短いキセノン放電管の方が暗く視認されるこ
ととなる。
【0025】本発明は上記の実施例に示した以外にも、
例えば閃光ユニットとしてレンズケースに変わって一面
反射鏡(図示せず)を採用すれば、特定方向に対して閃
光を発光することができる。特に注意喚起を要する点へ
効力を発揮するとともに、例えば後方の車両運転手への
防眩など、所望外への閃光照射を防ぐので好都合であ
る。また、光機ユニットの配列や光機ユニット自体の構
造の他、設置する数なども散光式警光灯の用途に応じて
決定すれば良い。スピーカを搭載しないで全面を照射領
域とした、所謂オールライティング仕様に対しても適用
できる。この他、着色手段としてはグローブに着色する
以外にも、グローブ内に着色したフィルタを配置する、
光源自体に着色を施すなどでも同様の効果を得ることが
できる。そのため、グローブを一体的に形成した場合に
おいても本願発明が適用される。さらに、回転灯と閃光
ユニットとを同時に制御できる制御手段を散光式警光灯
に備え、例えば夜間では閃光ユニットによる眩惑を抑え
るために回転灯光のみを放光させるなど、環境に応じて
光機ユニットの点灯、消灯を切り替えればさらに利便性
が生じる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のように回転灯と閃光ユニ
ットとを組み合わせたことで、従来とは異なった特異な
発光特性で、且つ種々の環境下においても注意喚起をも
たらすことのできる散光式警光灯を提供することができ
る。さらに光源の特性を考慮して減衰の少ない着色を各
光機ユニットごとに選定したことから、透光性に優れた
着色光を放光でき、視認性の向上に寄与するものとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における散光式警光灯の全体
構成を示す正面図である。
【図2】上記散光式警光灯の平面図である。
【図3】閃光ユニットの構成を示す断面図である。
【図4】散光式警光灯の発光動作を説明するための簡略
図である。
【図5】各種光源の相対強度を示した分光分布図であ
る。
【符号の説明】
1 基台 2 グローブ 3 スピーカ部 4 回転灯 41 光源 5 反射板 6 閃光ユニット 61 閃光放電管 62 レンズケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源を備えた光機ユニットを基台上に複数
    個配置して、透光性を有するグローブを外覆して成る散
    光式警光灯において、 電球と回転機構とを有して電球光を回転放光する回転灯
    と、 閃光放電管の周囲をレンズ部材が外覆して点滅閃光を発
    する閃光ユニットと、これら光機ユニットを基台上に所
    定間隔空けて配置し、構成するものであって、上記回転
    放光および点滅閃光とを適宣放光できることを特徴とす
    る散光式警光灯。
  2. 【請求項2】上記グローブ内において、回転灯と閃光ユ
    ニットとの間に仕切部材を配置して光機ユニット個別の
    照射領域を形成するとともに、光機ユニットからの光源
    光は照射領域に備えた着色手段により着色投光するもの
    であって、回転灯を配置した照射領域からは赤色波長域
    に着色された電球光が着色放光されるとともに、閃光ユ
    ニットを配置した照射領域からは赤色波長域より短波長
    域に着色された閃光が放光されることを特徴とする、請
    求項1記載の散光式警光灯。
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