JP2000293993A - 半導体記憶装置とその制御方法 - Google Patents

半導体記憶装置とその制御方法

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JP2000293993A
JP2000293993A JP10270599A JP10270599A JP2000293993A JP 2000293993 A JP2000293993 A JP 2000293993A JP 10270599 A JP10270599 A JP 10270599A JP 10270599 A JP10270599 A JP 10270599A JP 2000293993 A JP2000293993 A JP 2000293993A
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memory cell
switching transistor
source
drain
line
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Masanori Hirano
正則 平野
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、しかも4値以上の多値情報を
安定した動作で読み出し可能にした半導体記憶装置を提
供する。 【解決手段】 多値情報を記録可能にしたメモリセルM
Cを有する半導体記憶装置において、前記複数のメモリ
セルMCは、N(Nは2以上の整数)種類の閾値のメモ
リセルと、M(Mは2以上の整数)種類のドレイン電流
のメモリセルとを含み、前記異なる閾値と異なる電流量
とを組み合わせたメモリセルを形成することで、M×N
値の多値情報を記憶するように構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置と
その制御方法に係わり、特に、4値以上の多値情報を記
録可能にした半導体記憶装置とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多値メモリは、より少ない面積に多くの
データ量を記憶することを求められている。この要請に
応えるために、例えば、特開平10−241373号公
報や特開平9−45090号公報に開示されているよう
に、メモリセルの閾値Vtやチャンネル幅Wの内の1つ
のパラメータを変化させることで多値メモリを実現する
ことが提案されている。
【0003】前記した特開平10−241373号公報
に示された回路を、図11〜13に示したが、この回路
では、図11のメモリセルMCの閾値Vtを4段階に設
定し、図13のタイミングチャートのWA0(ワード
線)がそれぞれVt0、Vt1、Vt2を超えて次のV
tに達するまでの間に読み出し結果をそれぞれ図12の
ラッチ回路L601〜L602に保持し、このラッチ回
路でラッチされたデータを変換回路70で変換するよう
に構成している。
【0004】上記した回路では、1つのメモリセルに記
憶するデータ量を多くするには、パラメータの段階数を
増やすしかなく、例えば、閾値Vtで実現する場合に
は、動作電位差内を多段階に分割することになり、この
為、隣接する夫々の閾値Vtの差は小さくなり、閾値V
tを実現する時の製造ばらつき、読み出しの動作ばらつ
きとノイズの影響、経時変化によるばらつき等から、段
階数を多くするほど実現性が困難であり、安定に動作さ
せるために、回路が複雑になり、チップサイズが大型化
するとう欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、簡単な構成で、し
かも4値以上の多値情報を安定して記録し、読み出すこ
とを可能にした新規な半導体記憶装置とその制御方法を
提供するものである。本発明の他の目的は、パラメータ
の段階数が従来の多値メモリと同じでも、1つのメモリ
セルに記憶できるデータ量を多くし、面積当たりの記憶
容量を大きくした新規な半導体記憶装置とその制御方法
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる半
導体記憶装置の第1態様は、多値情報を記録可能にした
メモリセルを有する半導体記憶装置において、前記複数
のメモリセルは、N(Nは2以上の整数)種類の閾値の
メモリセルと、夫々の閾値に対して、M(Mは2以上の
整数)種類のドレイン電流のメモリセルとを含み、前記
複数のメモリセルは、N種類の閾値と、夫々の閾値に対
してM種類のドレイン電流とを組み合わせたメモリセル
を形成することで、M×N値の多値情報を記憶するよう
に構成したことを特徴とするものであり、叉、第2態様
は、前記Mの値は、2であることを特徴とするものであ
り、叉、第3態様は、前記メモリセルのチャンネル幅を
変えることで、前記メモリセルの電流量を変えるように
構成したことを特徴とするものであり、叉、第4態様
は、少なくとも異なる閾値を有するメモリセルと、少な
くとも異なるドレイン電流値を有するメモリセルとを備
え、多値レベルを記憶することの出来る複数のメモリセ
ルをマトリクス状に配置した半導体記憶装置において、
前記メモリセルのドレインはビット線に接続され、前記
メモリセルのゲートはワード線に接続され、ソースはソ
ース線を介して第1のスイッチングトランジスタのドレ
インに接続され、前記第1のスイッチングトランジスタ
のソースはグランドに接続され、前記ビット線は、Yス
イッチを介して電流供給を行うと共に、前記閾値に基づ
き前記メモリセル内の情報を検出する電流供給・センス
増幅器に接続され、前記メモリセルのソースは、更に第
2のスイッチングトランジスタのゲートに接続され、前
記第2のスイッチングトランジスタのソースは、グラン
ドに接続され、ドレインは、センス入力信号線を介して
前記メモリセルの電流量に基づき選択したメモリセルの
信号を検出するためのセンス増幅器に接続され、前記セ
ンス入力信号線には、プリチャージ回路が接続され、且
つ、前記ビット線には、ビット線の電荷を放電するため
の第3のスイッチングトランジスタが接続されているこ
とを特徴とするものであり、叉、第5態様は、少なくと
も異なる閾値を有するメモリセルと、少なくとも異なる
ドレイン電流値を有するメモリセルとを備え、多値レベ
ルを記憶することの出来る複数のメモリセルをマトリク
ス状に配置した半導体記憶装置において、前記メモリセ
ルのドレインはビット線に接続され、前記メモリセルの
ゲートはワード線に接続され、ソースはソース線を介し
て第1のスイッチングトランジスタのドレインに接続さ
れ、前記第1のスイッチングトランジスタのソースはグ
ランドに接続され、前記ビット線は、Yスイッチを介し
て電流供給を行う電流供給回路に接続され、前記メモリ
セルのソースは、更に第2のスイッチングトランジスタ
のゲートに接続され、前記第2のスイッチングトランジ
スタのソースは、グランドに接続され、ドレインは、セ
ンス入力信号線を介して前記メモリセルの閾値と電流量
とに基づき選択したメモリセルから検出した信号を検出
するためのセンス増幅器に接続され、前記センス入力信
号線には、プリチャージ回路が接続され、且つ、前記ビ
ット線には、ビット線の電荷を放電するための第3のス
イッチングトランジスタが接続されていることを特徴と
するものであり、叉、第6態様は、前記複数のメモリセ
ルは、N(Nは2以上の整数)種類の閾値のメモリセル
と、夫々の閾値に対して、M(Mは2以上の整数)種類
のドレイン電流のメモリセルとを含み、前記複数のメモ
リセルは、N種類の閾値と、夫々の閾値に対してM種類
のドレイン電流とを組み合わせたメモリセルを形成する
ことで、M×N値の多値情報を記憶するように構成した
ことを特徴とするものであり、叉、第7態様は、前記M
の値は、2であることを特徴とするものであり、叉、第
8態様は、前記メモリセルのチャンネル幅を変えること
で、前記メモリセルの電流量を変えるように構成したこ
とを特徴とするものである。
【0007】叉、第9態様は、複数のメモリセルは、N
(Nは2以上の整数)種類の閾値のメモリセルと、夫々
の閾値に対して、M(Mは2以上の整数)種類のドレイ
ン電流のメモリセルとを含み、前記複数のメモリセルに
は、前記N種類の閾値と、夫々の閾値に対してM種類の
ドレイン電流とを組み合わせることでM×N値の多値情
報が記録され、前記メモリセルの読出し回路を、メモリ
セルの閾値を検出する回路と、メモリセルの電流値を検
出する回路とで構成したことを特徴とするものであり、
叉、第10態様は、前記メモリセルの閾値を検出する回
路は、メモリセルへの電流供給量で前記閾値を判定し、
前記メモリセルの電流値を検出する回路は、メモリセル
を流れる電流量でメモリセルの電流量を判定することを
特徴とするものである。
【0008】叉、本発明に係わる半導体記憶装置の制御
方法の第1態様は、少なくとも異なる閾値を有するメモ
リセルと少なくとも異なるドレイン電流値を有するメモ
リセルとを備え、前記メモリセルのドレインはビット線
に接続され、前記メモリセルのゲートはワード線に接続
され、ソースはソース線を介して第1のスイッチングト
ランジスタのドレインに接続され、前記第1のスイッチ
ングトランジスタのソースはグランドに接続され、前記
ビット線は、Yスイッチを介して電流供給を行うと共
に、前記閾値に基づき前記メモリセル内の情報を検出す
る電流供給・センス増幅器に接続され、前記メモリセル
のソースは、第2のスイッチングトランジスタのゲート
に接続され、前記第2のスイッチングトランジスタのソ
ースは、グランドに接続され、ドレインは、センス入力
信号線を介して前記メモリセルの電流量に基づき選択し
たメモリセルの信号を検出するためのセンス増幅器に接
続され、前記センス入力信号線には、プリチャージ回路
が接続され、且つ、前記ビット線には、ビット線の電荷
を放電するための第3のスイッチングトランジスタが接
続されている半導体記憶装置の制御方法であって、前記
プリチャージ回路を活性化させて、前記センス入力信号
線を充電する第1の工程と、前記所定のメモリセルを選
択するために、前記Yスイッチをオン状態にすると共
に、前記ワード線の電位を立ち上げ、且つ、順に高くす
ることで、前記選択されたメモリセルの閾値を検出し、
更に、この閾値でのメモリセルのチャンネル幅を検出す
ることで、前記メモリセル内に書込まれた多値データを
読み出す第2の工程と、前記Yスイッチをオフ状態にす
ると共に前記ワード線の電位を立ち下げ、前記第1のス
イッチングトランジスタと第2のスイッチングトランジ
スタとをオン状態にして、前記ビット線とソース線の電
荷を放電せしめる第3の工程と、を含むことを特徴とす
るものであり、叉、第2態様は、少なくとも異なる閾値
を有するメモリセルと、少なくとも異なるドレイン電流
値を有するメモリセルとを備え、多値レベルを記憶する
ことの出来る複数のメモリセルをマトリクス状に配置
し、前記メモリセルのドレインはビット線に接続され、
前記メモリセルのゲートはワード線に接続され、ソース
はソース線を介して第1のスイッチングトランジスタの
ドレインに接続され、前記第1のスイッチングトランジ
スタのソースはグランドに接続され、前記ビット線は、
Yスイッチを介して電流供給を行う電流供給回路に接続
され、前記メモリセルのソースは、第2のスイッチング
トランジスタのゲートに接続され、前記第2のスイッチ
ングトランジスタのソースは、グランドに接続され、ド
レインは、センス入力信号線を介して前記メモリセルの
閾値と電流量とに基づき選択したメモリセルから検出し
た信号を検出するためのセンス増幅器に接続され、前記
センス入力信号線には、プリチャージ回路が接続され、
且つ、前記ビット線には、ビット線の電荷を放電するた
めの第3のスイッチングトランジスタが接続されている
半導体記憶装置の制御方法であって、前記プリチャージ
回路を活性化させて、前記センス入力信号線を充電する
第1の工程と、前記所定のメモリセルを選択するため
に、前記Yスイッチをオン状態にすると共に、前記ワー
ド線の電位を立ち上げ、前記ワード線の電位が選択され
たメモリセルの閾値を超えている時、前記メモリセルの
電流量に対応した電流波形を前記ソース線に出力せし
め、前記センス増幅器が夫々検出した閾値と電流量とか
ら前記メモリセル内の多値データを読み出す第2の工程
と、前記Yスイッチをオフ状態にすると共に前記ワード
線の電位を立ち下げ、前記第1のスイッチングトランジ
スタと第3のスイッチングトランジスタとをオン状態に
して、前記ビット線とソース線の電荷を放電せしめる第
3の工程と、前記ワード線の電位が選択されたメモリセ
ルの閾値を超えていない時、ワード線電位を前記第2の
工程で印加したワード線電位より更に高い電位に設定
し、この状態で前記第1の工程から第3の工程を繰り返
すと共に、前記第1の工程から第3の工程を選択された
メモリセルの閾値を超えるまで繰り返す第4の工程と、
を含むことを特徴とするものであり、叉、第3態様は、
前記第1の工程では、前記第1のスイッチングトランジ
スタと第3のスイッチングトランジスタとは、オン状態
であることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係わる半導体記憶装置
は、メモリセルトランジスタ(以降、メモリセルとい
う)に、記憶するデータの値に対応して変化させるのパ
ラメータとして閾値(以降、Vtという)とトランジス
タのチャンネル幅(以降、Wという)の2つのパラメー
タを組み合わせて使用し、メモリセルに記憶したデータ
の読み出し回路に閾値Vtの検出回路と、チャンネル幅
Wの違いによる電流の大小を識別する回路とを設け、メ
モリ上に記録した多値情報を読出し可能にしたことを特
徴としている。
【0010】従って、全く異なる2種類のパラメータを
用いるようにしたので、1つのメモリセル当たりに記憶
できるデータ量を増やすことができ、その結果、チップ
面積当たりの記憶容量も増えるという優れた効果が得ら
れる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係わる半導体記憶装置とそ
の制御方法の具体例を図面を参照しながら詳細に説明す
る。 (第1の具体例)図1乃至図5は、本発明に係わる半導
体記憶装置とその制御方法の第1の具体例を示す図であ
って、これらの図には、多値情報を記録可能にしたメモ
リセルMCを有する半導体記憶装置において、前記複数
のメモリセルは、N(Nは2以上の整数)種類の閾値の
メモリセルと、夫々の閾値に対して、M(Mは2以上の
整数)種類のドレイン電流のメモリセルとを含み、前記
複数のメモリセルは、N種類の閾値と、夫々の閾値に対
してM種類のドレイン電流とを組み合わせたメモリセル
を形成することで、M×N値の多値情報を記憶するよう
に構成した半導体記憶装置が示され、又、前記Mの値
は、2であることを特徴とする半導体記憶装置が示さ
れ、又、前記メモリセルのチャンネル幅Wを変えること
で、前記メモリセルの電流量を変えるように構成したこ
とを特徴とする半導体記憶装置が示され、更に、少なく
とも異なる閾値を有するメモリセルと、少なくとも異な
るドレイン電流値を有するメモリセルとを備え、多値レ
ベルを記憶することの出来る複数のメモリセルをマトリ
クス状に配置した半導体記憶装置において、前記メモリ
セルMCのドレインはビット線DL0〜DL3に接続さ
れ、前記メモリセルMCのゲートはワード線に接続さ
れ、ソースはソース線MSCを介して第1のスイッチン
グトランジスタT70のドレインに接続され、前記第1
のスイッチングトランジスタT70のソースはグランド
に接続され、前記ビット線DL0〜DL3は、Yスイッ
チT20〜T23を介して、電流供給を行うと共に、前
記閾値に基づき前記メモリセル内の情報を検出する電流
供給・センス増幅器80に接続され、前記メモリセルM
Cのソースは、更に第2のスイッチングトランジスタT
71のゲートに接続され、前記第2のスイッチングトラ
ンジスタT71のソースは、グランドに接続され、ドレ
インは、センス入力信号線45を介して前記メモリセル
の電流量に基づき選択したメモリセルの信号を検出する
ためのセンス増幅器30に接続され、前記センス入力信
号線45には、プリチャージ回路50が接続され、且
つ、前記ビット線DL0〜DL3には、ビット線の電荷
を放電するための第3のスイッチングトランジスタT8
0〜T83が接続されていることを特徴とする半導体記
憶装置が示されている。
【0012】叉、複数のメモリセルは、N(Nは2以上
の整数)種類の閾値のメモリセルと、夫々の閾値に対し
て、M(Mは2以上の整数)種類のドレイン電流のメモ
リセルとを含み、前記複数のメモリセルには、前記N種
類の閾値と、夫々の閾値に対してM種類のドレイン電流
とを組み合わせることでM×N値の多値情報が記録さ
れ、前記メモリセルの読出し回路を、メモリセルの閾値
を検出する回路と、メモリセルの電流値を検出する回路
とで構成した半導体記憶装置が示され、更に、前記メモ
リセルの閾値を検出する回路は、メモリセルへの電流供
給量で前記閾値を判定し、前記メモリセルの電流値を検
出する回路は、メモリセルを流れる電流量でメモリセル
の電流量を判定することを特徴とする半導体記憶装置が
示されている。
【0013】以下に、本発明を更に詳細に説明する。こ
の回路は、メモリセルMC、メモリセルを選択するため
の信号Y0〜Y3、ワード線W0〜W7、トランジスタ
T20〜T23、メモリセルMCへの電流を供給すると
共に信号の検出を行う電流供給・センス増幅回路80、
選択されたメモリセルMCの出力信号からセンス入力信
号SILを出力するトランジスタT71、ソース線MS
Cの放電を行うトランジスタT70、センス入力信号S
ILを入力しセンス出力信号SOを出力するセンス増幅
器30、ビット線DL0〜3の放電回路40、センス入
力信号SILを充電するセンス入力信号線45のプリチ
ャージ回路50を有する。この回路では、メモリセルM
Cの閾値Vtとチャンネル幅Wは、記憶する状態数に対
応して複数段階に設定される。例えば、状態数を8段階
とすると、Vtを4段階、Wを2段階とすることで状態
数を8段階にすることが出来る。
【0014】閾値Vtの変化は、例えば、マスクROM
におけるメモリセルゲート下へのイオン注入量の調整な
どによって実現でき、チャンネル幅Wの変化は、例え
ば、イオン注入の幅の調整などによって実現でき、図5
にその平面図の例を示す。図5(c)が、チャンネル幅
Wを固定していた従来のメモリセルの平面図であり、図
5(a)、(b)が、チャンネル幅Wを変化させた場合
の本発明のメモリセルの平面図である。なお、図1の回
路図において、大きいシンボルで表現したMC1は、W
を大としたメモリセルを示し、小さいシンボルで表現し
たMC2は、Wを小としたメモリセルを示している。
又、この具体例では、閾値Vtを4段階(低い方から順
にVt0〜Vt3)とし、Wを2段階(W大、W小)設
定したとして説明する。
【0015】図1の回路において、選択されたメモリセ
ルMCからの電流は、ソース線MSCに流れ、ソース線
MSCの電位が上がることでトランジスタT71がオン
し、これにより、センス入力信号線45の電位が下が
り、その出力が、センス増幅器30で処理され、信号S
Oとして出力される。即ち、第1の具体例の回路では、
選択されたメモリセルMCが、読み出し期間にオンする
かどうかの閾値Vtの判定はセンス増幅器80で行い、
センス増幅器30では選択されたメモリセルのチャンネ
ル幅Wが大であるか小かの判定のみを行う。そして、選
択されたメモリセルMCのセンス増幅器80によるVt
の判定は、読み出し期間中に選択されたメモリセルMC
を介して電流が流れるかどうかで行う。
【0016】次に、第1の具体例の動作を図4のタイミ
ングチャートを用いて説明する。なお、図4では、ワー
ド線電位が、ある電位での状態を示しており、実際に
は、閾値を検出するために、ワード線が順次高くなるよ
うに制御される。読み出し動作は、プリチャージ期間、
読み出し期間、放電期間からなり、更に、この具体例の
場合、図3に示すように、ワード線の電位を低い閾値電
圧から高い閾値電圧に変化させ、電流が流れた閾値を検
出すると共に、その閾値での電流が流れ出すタイミング
で電流の大小を検出している。
【0017】初め、プリチャージ期間において、信号P
C、Pが“H”となり、プリチャージ回路50が起動し
てセンス入力信号線45の電位を上げると共に、電流供
給・センス増幅器80のPSC(図示していない)が
“H”となり、電流供給・センス増幅器80とYスイッ
チT20〜T23のラインとの間の電位を上昇させる。
この時、信号SICは“H”であるからトランジスタT
70はオン状態にあり、ソース線MSCは“L”とな
り、センス入力信号SILが“H”となることによっ
て、センス増幅器の出力信号SOが“L”となってい
る。
【0018】この状態に於いて、次の読み出し期間にな
ると、信号Y0〜Y3、ワード線W0〜W7の内、選択
されるメモリセルに対応する信号線が選択され、更に、
ワード線の電位が、図3の所定のタイミングで上昇す
る。これにより、選択されたメモリセルMCのVtが、
選択されたワード線信号の電位より低ければ選択された
メモリセルはオンし、電源供給回路80から選択された
メモリセルMCを介してソース線MSCに電流が流れ
る。この時、ソース線MSCに流れる電流量は選択され
たメモリセルのVtとWに対応して変化する。Vtが選
択されたワード線信号の電位に一番近いVtであり、W
が大であれば、図4のタイミングチャートのソース線M
SCの信号は、図4に「W大セル選択時」として示した
波形となって、速いタイミングで立上がり、一方、Wが
小であれば、Wが大の時より電流量が少なくなるので、
図4に「W小セル選択時」として示した波形となり、ソ
ース線MSCの信号に対応してトランジスタT71を介
して図4の信号SILが得られ、更に、センス増幅器3
0を介して得られる出力信号SOも図4のような波形と
なる。
【0019】従って、ワード線の電位を低い閾値電圧か
ら高い閾値電圧に変化させ、電流が流れた閾値をセンス
増幅器80で検出すると共に、センス増幅器30では、
この閾値での電流が流れ出すタイミングを検出すること
で、電流の大小を検出しているから、選択されたメモリ
セルに書込まれている多値情報を、スピーディにしかも
正確に読み出すことが出来る。
【0020】次に、放電期間においては、信号SICと
信号DCとが“H”となるので、トランジスタT70を
介してソース線MSCの放電が行われると共に、放電回
路40を介してビット線DL0〜DL3の放電が行わ
れ、次の読出しに備えるように構成されている。このよ
うに、メモリセルの閾値Vtとチャンネル幅Wという二
つのパラメータを変化させて多値データの読出しを可能
にすることで、一つのパラメータの変化で多値を実現す
るよりもメモリセル当たりに記憶できる状態数、即ち、
データ数を多くすることができるのである。
【0021】上記例で示したマスクROMの場合で、チ
ャンネル幅Wをイオン注入の幅で調整する場合、図5
(a)では、従来のメモリセルよりWとなり得る領域を
広めにとる必要があるが、図5(b)では、図5(c)
の従来の場合と同じ面積でメモリセルを実現できる。な
お、Wの状態数を更に多くした場合、更に広くする必要
が出てくるが、各状態間の変動幅を小さくすることで面
積の増加を緩和することもできる。
【0022】Wの状態数に対応した単位面積当たりの記
憶容量は、単位面積当たりの記憶ビット数となるが、次
の式で表すことができる。 (単位面積あたりの記憶ビット数)=(1+log2(Nw)/log2( Nvt))/(Sn/S1) ・・・(式1) ここで、log2 :底が2のlog、 Nvt :メモリセルのVtの状態数、 Nw :メモリセルのWの状態数、 Sn/S1:従来のマスクROMの状態数を1とした場
合、Wの状態数nの時の面積比である。
【0023】Vtの状態数を4とすると、 (単位面積あたりの記憶ビット数) =(1+log2(Nw)/2)/(Sn/S1)・・・(式2) となり、図6(a)では、 Sn/S1=(Nw/2+1.5)/2 (単位面積あたりの記憶ビット数) =(2+log2(Nw))/(Nw/2+1.5)・・・(式3) Nw=1の場合、(単位面積あたりの記憶ビット数)=1 ・・・(式4) Nw=2の場合、(単位面積あたりの記憶ビット数) =1.2・・・(式5) Nw=4の場合、(単位面積あたりの記憶ビット数) =8/7≒1.14・・・(式6) となり、Nwを2の乗数とした場合には、Nw=2で最
大の効果が得られ、それ以上にWの状態数を増やして
も、単位面積当たりのビット数は増えない。
【0024】図6(b)では、状態数に対してメモリセ
ルの面積が増えない範囲では状態数を増やすほど単位面
積当たりのビット数が増え、次の式で表せる。 Sn/S1=1 (単位面積当たりの記憶ビット数) =1+log2(Nw)/2・・・(式7) Nw=1の場合、(単位面積あたりの記憶ビット数)=1・・・(式8) Nw=2の場合、(単位面積あたりの記憶ビット数) =1.5・・・(式9) Nw=4の場合、(単位面積あたりの記憶ビット数)=2 ・・(式10) このように、本発明によってより少ない面積で多くの情
報を記憶することができる。
【0025】このように、この具体例の半導体記憶装置
の制御方法は、前記プリチャージ回路を活性化させて、
前記センス入力信号線を充電する第1の工程と、前記所
定のメモリセルを選択するために、前記Yスイッチをオ
ン状態にすると共に、前記ワード線の電位を立ち上げ、
且つ、順に高くすることで、前記選択されたメモリセル
の閾値を検出し、更に、この閾値でのメモリセルのチャ
ンネル幅を検出することで、前記メモリセル内に書込ま
れた多値データを読み出す第2の工程と、前記Yスイッ
チをオフ状態にすると共に前記ワード線の電位を立ち下
げ、前記第1のスイッチングトランジスタと第2のスイ
ッチングトランジスタとをオン状態にして、前記ビット
線とソース線の電荷を放電せしめる第3の工程と、を含
むことを特徴とするものである。
【0026】(第2の具体例)図6乃至図10は、本発
明に係わる第2の具体例を示す図であって、これらの図
には、少なくとも異なる閾値を有するメモリセルと、少
なくとも異なるドレイン電流値を有するメモリセルとを
備え、多値レベルを記憶することの出来る複数のメモリ
セルをマトリクス状に配置した半導体記憶装置におい
て、前記メモリセルMCのドレインはビット線DL0〜
DL3に接続され、前記メモリセルMCのゲートはワー
ド線に接続され、ソースはソース線MSCを介して第1
のスイッチングトランジスタT70のドレインに接続さ
れ、前記第1のスイッチングトランジスタT70のソー
スはグランドに接続され、前記ビット線DL0〜DL3
は、YスイッチT20〜T23を介して電流供給を行う
電流供給回路60に接続され、前記メモリセルMCのソ
ースは、更に第2のスイッチングトランジスタT71の
ゲートに接続され、前記第2のスイッチングトランジス
タT71のソースは、グランドに接続され、ドレイン
は、センス入力信号線45を介して前記メモリセルMC
の閾値と電流量とに基づき選択したメモリセルMCから
検出した信号SILを検出するためのセンス増幅器30
に接続され、前記センス入力信号線45には、プリチャ
ージ回路50が接続され、且つ、前記ビット線DL0〜
DL3には、ビット線DL0〜DL3の電荷を放電する
ための第3のスイッチングトランジスタT80〜T83
が接続されている半導体記憶装置が示されている。
【0027】この具体例も、図10のタイミングチャー
トに示すように、プリチャージ期間、読み出し期間、放
電期間からなり、更に、この具体例では、この3つの期
間をメモリセルに設定するVtの段階数分繰り返すこと
で、メモリセルMC内のデータを読み出すものである。
なお、プリチャージ期間及び放電期間の動作は、第1の
具体例と同じであるので、読み出し期間について以下に
説明する。
【0028】読み出し期間では、読み出し期間の繰り返
し毎に、選択されたメモリセルのワード線(W0〜W7
のどれか)の電位を閾値の低い方のVtから高い方に順
番に対応させて、対応するVtとそれより1つ高いVt
の間の電位となるようにする。即ち、メモリセルに4段
階のVtを設定するとして、低い方から順にVt0、V
t1、Vt2、Vt3とすると、1回目の繰り返しでは
Vt0とVt1の間、2回目の繰り返しではVt1とV
t2の間、3回目の繰り返しではVt2とVt3の間、
4回目の繰り返しではVt3より高い電位に、選択する
ワード線の電位を設定する。
【0029】また、図7のラッチ回路のラッチタイミン
グを制御するタイミング信号LP00〜LP31も、そ
れぞれの繰り返しに対応し、1回目の繰り返しでLP0
0、LP01が、2回目の繰り返しでLP10、LP1
1が、3回目の繰り返しでLP20、LP21が、4回
目の繰り返しでLP30、LP31が動作し、このタイ
ミング信号に基づき、それぞれに対応するラッチ回路に
センス増幅器30の出力信号SOを取り込む。
【0030】選択されたメモリセルのVtとWの状態に
対応して、各ラッチ回路L100〜L131に保持され
るデータは、図9に示すようになる。そして、ラッチ回
路L100〜L131に保持されたデータは、信号Y1
0が"H"となることによって、信号L00〜L31とし
て図8の変換回路に出力される。信号L00〜L31は
図8の変換回路200〜240、251〜253、26
1に入力され、変換信号D0〜D2を出力する。この時
の変換信号D0〜D2は読み出し時に選択されたメモリ
セルのVtとWに対応して図9に示したようになり、選
択されたメモリセルのデータの読み出しが行われる。
【0031】このように、第2の具体例の制御方法は、
前記プリチャージ回路を活性化させて、前記センス入力
信号線を充電する第1の工程と、前記所定のメモリセル
を選択するために、前記Yスイッチをオン状態にすると
共に、前記ワード線の電位を立ち上げ、前記ワード線の
電位が選択されたメモリセルの閾値を超えている時、前
記メモリセルの電流量に対応した電流波形を前記ソース
線に出力せしめ、前記センス増幅器が夫々検出した閾値
と電流量とから前記メモリセル内の多値データを読み出
す第2の工程と、前記Yスイッチをオフ状態にすると共
に前記ワード線の電位を立ち下げ、前記第1のスイッチ
ングトランジスタと第3のスイッチングトランジスタと
をオン状態にして、前記ビット線とソース線の電荷を放
電せしめる第3の工程と、前記ワード線の電位が選択さ
れたメモリセルの閾値を超えていない時、ワード線電位
を前記第2の工程で印加したワード線電位より更に高い
電位に設定し、この状態で前記第1の工程から第3の工
程を繰り返すと共に、前記第1の工程から第3の工程を
選択されたメモリセルの閾値を超えるまで繰り返す第4
の工程と、を含むことを特徴とするものである。
【0032】なお、上記した第1及び第2の具体例で
は、メモリセルのチャンネル幅Wを変えることで異なる
データを書込むようにしたが、メモリセルがオンした時
の電流量が変化すれば良いから、例えば、チャンネル長
Lを変化させることでも同様の効果を得られ、本発明の
目的を達成することが出来る。
【0033】
【発明の効果】本発明に係わる半導体記憶装置とその制
御方法は、上述のように構成したので、簡単な構成で、
しかも4値以上の多値情報を安定して記録し、読み出す
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体記憶装置の第1の具体例
のブロック図である。
【図2】第1の具体例の閾値の検出回路の回路図であ
る。
【図3】第1の具体例の選択したワード線の電位の変化
を示す図である。
【図4】第1の具体例のタイミングチャートである。
【図5】チャンネル幅を変える様子を示すメモリセルの
平面図である。
【図6】本発明に係わる半導体記憶装置の第2の具体例
のブロック図である。
【図7】第2の具体例のラッチ回路の回路図である。
【図8】第2の具体例の変換回路の回路図である。
【図9】第2の具体例のVtとWに基づき変換した状態
を示す図表である。
【図10】第2の具体例のタイミングチャートである。
【図11】従来の半導体記憶装置のブロック図である。
【図12】従来の半導体記憶装置のラッチ回路の回路図
である。
【図13】従来の半導体記憶装置のタイミングチャート
である。
【符号の説明】
20 Yセレクタ 30 センス増幅器 40 放電回路 50 プリチャージ回路 60 電流供給回路 80 電流供給・センス増幅器 T20〜T23 Yスイッチ T50、T70、T71 スイッチングトランジスタ W0〜W7 ワード線 DL0〜DL3 ビット線 MSC ソース線 MC メモリセル SIL センス入力信号

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値情報を記録可能にしたメモリセルを
    有する半導体記憶装置において、 前記複数のメモリセルは、N(Nは2以上の整数)種類
    の閾値のメモリセルと、夫々の閾値に対して、M(Mは
    2以上の整数)種類のドレイン電流のメモリセルとを含
    み、前記複数のメモリセルは、N種類の閾値と、夫々の
    閾値に対してM種類のドレイン電流とを組み合わせたメ
    モリセルを形成することで、M×N値の多値情報を記憶
    するように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記Mの値は、2であることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルのチャンネル幅を変える
    ことで、前記メモリセルの電流量を変えるように構成し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 少なくとも異なる閾値を有するメモリセ
    ルと、少なくとも異なるドレイン電流値を有するメモリ
    セルとを備え、多値レベルを記憶することの出来る複数
    のメモリセルをマトリクス状に配置した半導体記憶装置
    において、 前記メモリセルのドレインはビット線に接続され、前記
    メモリセルのゲートはワード線に接続され、ソースはソ
    ース線を介して第1のスイッチングトランジスタのドレ
    インに接続され、前記第1のスイッチングトランジスタ
    のソースはグランドに接続され、前記ビット線は、Yス
    イッチを介して電流供給を行うと共に、前記閾値に基づ
    き前記メモリセル内の情報を検出する電流供給・センス
    増幅器に接続され、前記メモリセルのソースは、更に第
    2のスイッチングトランジスタのゲートに接続され、前
    記第2のスイッチングトランジスタのソースは、グラン
    ドに接続され、ドレインは、センス入力信号線を介して
    前記メモリセルの電流量に基づき選択したメモリセルの
    信号を検出するためのセンス増幅器に接続され、前記セ
    ンス入力信号線には、プリチャージ回路が接続され、且
    つ、前記ビット線には、ビット線の電荷を放電するため
    の第3のスイッチングトランジスタが接続されているこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも異なる閾値を有するメモリセ
    ルと、少なくとも異なるドレイン電流値を有するメモリ
    セルとを備え、多値レベルを記憶することの出来る複数
    のメモリセルをマトリクス状に配置した半導体記憶装置
    において、 前記メモリセルのドレインはビット線に接続され、前記
    メモリセルのゲートはワード線に接続され、ソースはソ
    ース線を介して第1のスイッチングトランジスタのドレ
    インに接続され、前記第1のスイッチングトランジスタ
    のソースはグランドに接続され、前記ビット線は、Yス
    イッチを介して電流供給を行う電流供給回路に接続さ
    れ、前記メモリセルのソースは、更に第2のスイッチン
    グトランジスタのゲートに接続され、前記第2のスイッ
    チングトランジスタのソースは、グランドに接続され、
    ドレインは、センス入力信号線を介して前記メモリセル
    の閾値と電流量とに基づき選択したメモリセルから検出
    した信号を検出するためのセンス増幅器に接続され、前
    記センス入力信号線には、プリチャージ回路が接続さ
    れ、且つ、前記ビット線には、ビット線の電荷を放電す
    るための第3のスイッチングトランジスタが接続されて
    いることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のメモリセルは、N(Nは2以
    上の整数)種類の閾値のメモリセルと、夫々の閾値に対
    して、M(Mは2以上の整数)種類のドレイン電流のメ
    モリセルとを含み、前記複数のメモリセルは、N種類の
    閾値と、夫々の閾値に対してM種類のドレイン電流とを
    組み合わせたメモリセルを形成することで、M×N値の
    多値情報を記憶するように構成したことを特徴とする請
    求項4又は5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記Mの値は、2であることを特徴とす
    る請求項4乃至6の何れかに記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記メモリセルのチャンネル幅を変える
    ことで、前記メモリセルの電流量を変えるように構成し
    たことを特徴とする請求項4乃至7の何れかに記載の半
    導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 複数のメモリセルは、N(Nは2以上の
    整数)種類の閾値のメモリセルと、夫々の閾値に対し
    て、M(Mは2以上の整数)種類のドレイン電流のメモ
    リセルとを含み、前記複数のメモリセルには、前記N種
    類の閾値と、夫々の閾値に対してM種類のドレイン電流
    とを組み合わせることでM×N値の多値情報が記録さ
    れ、前記メモリセルの読出し回路を、メモリセルの閾値
    を検出する回路と、メモリセルの電流値を検出する回路
    とで構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記メモリセルの閾値を検出する回路
    は、メモリセルへの電流供給量で前記閾値を判定し、前
    記メモリセルの電流値を検出する回路は、メモリセルを
    流れる電流量でメモリセルの電流量を判定することを特
    徴とする請求項9記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも異なる閾値を有するメモリ
    セルと少なくとも異なるドレイン電流値を有するメモリ
    セルとを備え、前記メモリセルのドレインはビット線に
    接続され、前記メモリセルのゲートはワード線に接続さ
    れ、ソースはソース線を介して第1のスイッチングトラ
    ンジスタのドレインに接続され、前記第1のスイッチン
    グトランジスタのソースはグランドに接続され、前記ビ
    ット線は、Yスイッチを介して電流供給を行うと共に、
    前記閾値に基づき前記メモリセル内の情報を検出する電
    流供給・センス増幅器に接続され、前記メモリセルのソ
    ースは、第2のスイッチングトランジスタのゲートに接
    続され、前記第2のスイッチングトランジスタのソース
    は、グランドに接続され、ドレインは、センス入力信号
    線を介して前記メモリセルの電流量に基づき選択したメ
    モリセルの信号を検出するためのセンス増幅器に接続さ
    れ、前記センス入力信号線には、プリチャージ回路が接
    続され、且つ、前記ビット線には、ビット線の電荷を放
    電するための第3のスイッチングトランジスタが接続さ
    れている半導体記憶装置の制御方法であって、 前記プリチャージ回路を活性化させて、前記センス入力
    信号線を充電する第1の工程と、 前記所定のメモリセルを選択するために、前記Yスイッ
    チをオン状態にすると共に、前記ワード線の電位を立ち
    上げ、且つ、順に高くすることで、前記選択されたメモ
    リセルの閾値を検出し、更に、この閾値でのメモリセル
    のチャンネル幅を検出することで、前記メモリセル内に
    書込まれた多値データを読み出す第2の工程と、 前記Yスイッチをオフ状態にすると共に前記ワード線の
    電位を立ち下げ、前記第1のスイッチングトランジスタ
    と第2のスイッチングトランジスタとをオン状態にし
    て、前記ビット線とソース線の電荷を放電せしめる第3
    の工程と、 を含むことを特徴とする半導体記憶装置の制御方法
  12. 【請求項12】 少なくとも異なる閾値を有するメモリ
    セルと、少なくとも異なるドレイン電流値を有するメモ
    リセルとを備え、多値レベルを記憶することの出来る複
    数のメモリセルをマトリクス状に配置し、前記メモリセ
    ルのドレインはビット線に接続され、前記メモリセルの
    ゲートはワード線に接続され、ソースはソース線を介し
    て第1のスイッチングトランジスタのドレインに接続さ
    れ、前記第1のスイッチングトランジスタのソースはグ
    ランドに接続され、前記ビット線は、Yスイッチを介し
    て電流供給を行う電流供給回路に接続され、前記メモリ
    セルのソースは、第2のスイッチングトランジスタのゲ
    ートに接続され、前記第2のスイッチングトランジスタ
    のソースは、グランドに接続され、ドレインは、センス
    入力信号線を介して前記メモリセルの閾値と電流量とに
    基づき選択したメモリセルから検出した信号を検出する
    ためのセンス増幅器に接続され、前記センス入力信号線
    には、プリチャージ回路が接続され、且つ、前記ビット
    線には、ビット線の電荷を放電するための第3のスイッ
    チングトランジスタが接続されている半導体記憶装置の
    制御方法であって、 前記プリチャージ回路を活性化させて、前記センス入力
    信号線を充電する第1の工程と、 前記所定のメモリセルを選択するために、前記Yスイッ
    チをオン状態にすると共に、前記ワード線の電位を立ち
    上げ、前記ワード線の電位が選択されたメモリセルの閾
    値を超えている時、前記メモリセルの電流量に対応した
    電流波形を前記ソース線に出力せしめ、前記センス増幅
    器が夫々検出した閾値と電流量とから前記メモリセル内
    の多値データを読み出す第2の工程と、 前記Yスイッチをオフ状態にすると共に前記ワード線の
    電位を立ち下げ、前記第1のスイッチングトランジスタ
    と第3のスイッチングトランジスタとをオン状態にし
    て、前記ビット線とソース線の電荷を放電せしめる第3
    の工程と、 前記ワード線の電位が選択されたメモリセルの閾値を超
    えていない時、ワード線電位を前記第2の工程で印加し
    たワード線電位より更に高い電位に設定し、この状態で
    前記第1の工程から第3の工程を繰り返すと共に、前記
    第1の工程から第3の工程を選択されたメモリセルの閾
    値を超えるまで繰り返す第4の工程と、を含むことを特
    徴とする半導体記憶装置の制御方法
  13. 【請求項13】 前記第1の工程では、前記第1のスイ
    ッチングトランジスタと第3のスイッチングトランジス
    タとは、オン状態であることを特徴とする請求項11又
    は12記載の半導体記憶装置の制御方法
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