JP2000293688A - 指紋照合装置 - Google Patents

指紋照合装置

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JP2000293688A
JP2000293688A JP11095262A JP9526299A JP2000293688A JP 2000293688 A JP2000293688 A JP 2000293688A JP 11095262 A JP11095262 A JP 11095262A JP 9526299 A JP9526299 A JP 9526299A JP 2000293688 A JP2000293688 A JP 2000293688A
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Taku Niizaki
卓 新崎
Yusaku Fujii
勇作 藤井
Jun Ikegami
潤 池上
Takashi Morihara
隆 森原
Masahiro Mori
雅博 森
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、利用者本人であることを証明する
装置であって、携帯型情報処理装置に接続して有効な指
紋照合装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の指紋照合装置は指置きセンサー
を備える。また、指紋画像を回転させて指紋が一致する
かを判定する。指紋入力部は、滑動自在に、あるいは通
信手段を介してPCカードに接続される。携帯時にはP
Cカード底面部に折り畳んで収納される。また、指紋入
力面が情報処理装置の蓋部に設けられ、指紋が一致した
ときに蓋と本体間に設けられたロックの解除を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者本人である
ことを証明する個人識別装置であって、特に携帯型情報
処理装置に接続して有効な指紋照合装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】情報の電子化とオープンネットワークの
進展に伴い、誰もが、いつでも、どこからでも情報シス
テムを利用できるモバイルコンピューティングが盛んに
なってきた。これに伴って、企業の秘密情報や個人のプ
ライバシーの管理がますます重要になってきている。
【0003】情報システムのセキュリティーにおいて
は、利用者本人であることを証明する個人識別として、
本人しか知らない秘密情報を利用したパスワード認証の
他に、利用者本人の生物学的特徴である指紋や声紋を利
用した本人認証がある。
【0004】従来より、ノートブック型パーソナルコン
ピュータやワードプロセッサーなどの携帯型情報処理装
置には、パスワード認証の代替として、利用者自身の指
紋を入力する指紋スキャナとPCカードを一体化した指
紋画像入力装置を接続できるようになっている。
【0005】図18の従来技術に指紋入力部を備えたP
Cカードとノートブック型パーソナルコンピュータを示
す。ノートブック型パーソナルコンピュータなどの情報
処理装置にはハードディスク装置が備えられており、重
要なデータを保存しておくことができ、携帯用として企
業外部で使用したり、ネットワークを利用して外部から
イントラネットへアクセスすることができる。
【0006】図18では、指紋入力部を備えたPCカー
ドをノートブック型パーソナルコンピュータの左側から
挿入する場合を示す。この場合、ノートブック型パーソ
ナルコンピュータの左側面にはPCカードを挿入するた
めのPCカードスロットが設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンピ
ュータの型によってPCカード実装位置は異なり、ノー
トブック型コンピュータでもPCカードスロット位置は
左側、右側、正面の3通りある。図19にPCカードス
ロット位置を示す。図19の12がノートブック型コン
ピュータの本体部、13が蓋部、14がPCカードスロ
ットである。
【0008】また、デスクトップ型コンピュータでもP
Cカードインタフェースを備え、PCカードスロットが
設けられている場合はPCカードを接続することが可能
である。ある時はノートブック型コンピュータを使い、
また、ある時は別のノートブック型コンピュータやデス
クトップ型コンピュータを使う機会が多くなってきてい
る。このようにどのタイプの情報処理装置にも一つの指
紋スキャナを容易に接続したいという要求がある。
【0009】また、携帯用指紋スキャナにおいては持ち
運びを容易にするために更に小型化することが望まれる
と共に、携帯用コンピュータなどでは更に高いセキュリ
ティが必要とされている。
【0010】本発明はこのような点にかんがみて、セキ
ュリティが高く、接続性、操作性、および携帯性に優れ
た指紋照合装置および携帯型情報処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の指紋照合装置
は、利用者の指紋を入力するための指紋入力面を有し、
指紋画像を取得する指紋入力手段と、指紋入力面の周囲
に配置され、指が置かれたことを検知すると共に、入力
された指紋画像の正立方向を判定する指置き検知手段
と、指紋入力手段に入力された指紋画像の特徴情報を抽
出する抽出手段と、指紋画像の特徴情報を格納しておく
指紋記憶手段と、抽出手段によって抽出された特徴情報
の正立方向と指紋記憶手段に予め格納された指紋画像の
特徴情報の正立方向とを一致させて指紋を照合する指紋
照合手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】また、本発明の指紋照合装置は、利用者の
指紋を入力するための指紋入力面を有し、指紋画像を取
得する指紋入力手段と、指紋入力手段に入力された指紋
画像の特徴情報を抽出する抽出手段と、指紋画像の特徴
情報を格納しておく指紋記憶手段と、抽出手段によって
抽出された指紋画像の特徴情報若しくは指紋記憶手段に
予め格納された指紋画像の特徴情報の何れか一方を倒立
状態または直交状態に回転させる指紋回転手段と、指紋
回転手段によって回転させて得た特徴情報と他方の指紋
画像の特徴情報とを照合する指紋照合手段とを備え、入
力した指紋と記憶した指紋の特徴情報を照合し、両者が
一致しないと判定したときに指紋回転手段により指紋画
像の特徴情報を回転させてから指紋照合手段により照合
を行うことを特徴とする。
【0013】更に、本発明の携帯型情報処理装置は、本
体部と、本体部に開閉自在に取り付けられた蓋部と、本
体部と蓋部との係合を行うロック部と、蓋部に設けら
れ、利用者の指紋画像を取得する指紋入力手段と、指紋
入力手段に入力された指紋画像の特徴情報を抽出する抽
出手段と、指紋画像の特徴情報を格納しておく指紋記憶
手段と、抽出手段によって抽出された指紋画像の特徴情
報と指紋記憶手段に予め格納された指紋画像の特徴情報
とを照合し、両者が一致すると判定したときにロック部
の係合を解除する手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】図1は本発明の原理図である。図1の1
a、1b、1cは本発明の指置き検知手段である指置き
センサーである。例えば、指紋照合装置が実装されたP
Cカードの挿入方向が左から右に向かう場合を基準と
し、指紋画像の入力方向を図1のxy座標のx方向とし
たときの指紋画像に向かう場合を正立画像と呼ぶ。この
場合、利用者の指が置かれたことを指置きセンサー1a
が検知する。
【0015】次に、指置きセンサーと指紋入力面とを搭
載したPCカードの挿入方向を基準の方向から180度
回転させ、PCカードの挿入方向を右から左に向けた場
合は、xy座標を基準にすると指紋画像の入力方向はx
方向であり、指紋画像はほぼ180度回転した倒立状態
となる。この場合は指置きセンサー1bが利用者の指が
置かれたことを検知する。
【0016】また、基準の方向から90度回転させ、P
Cカードの挿入方向を下から上に向けた場合は、xy座
標を基準にすると指紋画像の入力方向はx方向であり、
指紋画像はほぼ90度回転した直交状態となる。この場
合は利用者の指が置かれたことを指置きセンサー1cが
検知する。
【0017】このように指紋入力面と指置きセンサーを
一体化して回転した場合は、xy座標を基準にすると指
紋画像はそれぞれ正立画像、倒立画像、直交画像となる
が、指が置かれたことを検知した指置きセンサー1a、
1b、1cに対してはそれぞれの正立方向を判定でき
る。
【0018】図2は指置き検知手段の配置を示す。図2
の1は指置き検知手段、2は指紋入力手段、6はPCカ
ードである。指置き検知手段1は正立画像を得るために
少なくとも1個あればよいが、図2に示すように、指紋
入力面の周囲3方に配置してもよいし、指紋入力面の周
囲を囲んで配置してもよい。また、指置き検知手段1と
指紋入力手段2はPCカード6の左右どちらに配置して
もよい。
【0019】図3の指紋照合装置の構成図を用いて本発
明の指紋画像入力装置の構成を説明する。図3の1は指
置き検知手段、2は指紋入力手段、3は指紋記憶手段、
4は指紋回転手段、5は指紋照合手段、11は抽出手段
である。
【0020】指紋入力手段2では利用者の指紋画像を入
力する。利用者の指紋画像は指紋入力手段2で電子的に
採取され、画像データから抽出手段11によってその特
徴が抽出される。以下の説明では特徴情報と言う。指紋
画像の特徴情報は、画像データそのものである場合と指
紋の特徴データである場合とがある。
【0021】指紋記憶手段3は利用者の指紋画像の特徴
情報(特徴データ)を予め記憶しておくためのものであ
る。指紋記憶手段3と抽出手段11はPCカードに搭載
される場合と情報処理装置の本体部に搭載される場合が
ある。
【0022】指紋記憶手段3に記憶される特徴情報(特
徴データ)は指紋入力手段2と抽出手段11を介して格
納される場合と、接続される情報処理装置からPCカー
ドインタフェースを介して格納される場合と、情報処理
装置から直接格納される場合とがある。
【0023】指紋照合手段5は指紋記憶手段に予め格納
された指紋画像の特徴情報と指紋入力手段2によって入
力され、抽出手段11によって抽出された指紋画像の特
徴情報とを比較し、照合する。このとき、いずれか一方
の指紋画像の特徴情報を微小角度ずつ回転させ、指紋が
一致するか否かを照合する。
【0024】図3の(A)の指紋照合装置の構成図で
は、指置き検知手段1を備えている。指置き検知手段1
は指紋入力手段2に利用者の指が置かれたことを検知す
ると共に、指紋画像の正立方向を判定する。
【0025】指が置かれたことを検知する指置きセンサ
ーが指紋画像の正立方向を判定するので、指紋照合装置
が実装されるPCカードが情報処理装置の左右、正面の
いずれのスロットに挿入されていても指紋照合が可能に
なる。
【0026】図3の(B)の指紋照合装置の構成図で
は、指紋回転手段4を備えている。指紋回転手段4は指
紋記憶手段3に予め格納された指紋画像の特徴情報をほ
ぼ180度またはほぼ90度回転させ、倒立または直交
の特徴情報を得る。
【0027】図3の(B)の指紋照合装置の構成では、
まず、指紋照合手段5によって、指紋入力画像または指
紋記憶画像のいずれか一方を微小角度ずつ回転させ、入
力画像の特徴情報と記憶画像の特徴情報とを照合し、不
一致と判定した場合に記憶画像情報を180度または9
0度回転させる。
【0028】尚、指紋回転手段4は指紋記憶手段3に格
納された指紋画像の特徴情報の代わりに、指紋入力手段
2に入力され、抽出手段11によって抽出された指紋画
像の特徴情報を回転させてもよい。その場合は回転画像
の特徴情報と記憶画像の特徴情報とを照合する。
【0029】これにより、PCカードが情報処理装置の
左右、正面のいずれのスロットに実装されていても指紋
照合が可能になる。また、微小角度の画像回転による指
紋照合の結果、不一致と判定されると、直ちに画像回転
によって倒立画像や直交画像を得るので指紋照合全体の
処理速度が向上する。
【0030】次に図4のPCカードと情報処理装置を用
いて本発明の指紋照合装置の構成の詳細を説明する。図
4の6はPCカード、10は情報処理装置、14はPC
カードスロットである。他の符号の意味は図3の符号の
意味と同じである。
【0031】PCカード6は情報処理装置10のPCカ
ードスロット14に挿入される。PCカードにはPCカ
ードインタフェースやPCカード制御部が含まれてお
り、情報処理装置10に含まれるパスワード起動制御部
と共に、指紋照合の結果により、従来通り、情報処理装
置10で実行されるアプリケーションの起動を行う。
【0032】更に、PCカード制御部に入出力の基本的
なオペレーティング・システム(OS)であるBIOS
を導入すれば、情報処理装置10の電源投入状態で、指
紋照合の結果によって情報処理装置10の起動を制御す
ることができる。
【0033】また、指置き検知手段1や指紋入力手段2
を情報処理装置10の蓋に実装し、指紋照合により、情
報処理装置10の本体部と蓋との係合を行うロック部の
解除を行う。これにより、携帯時や離席時には蓋と本体
部をロックをしておき、使用時に利用者の指紋による個
人識別が可能となり、情報処理装置のセキュリティ向上
を期待できる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を用
いて詳細に説明する。図5は本発明の第1の実施例であ
り、第1の発明である指置きセンサーに関する。図5の
符号の意味は図1乃至図4の符号の意味と同じである。
【0035】PCカード6には指置きセンサー1a、1
b、1cおよび指紋入力手段2(以下、指紋入力面とす
る。)が一体化されている。PCカード6にはPCカー
ド6の挿入方向を示すために星印(*)を付けた。
【0036】情報処理装置10には左側面、右側面、正
面の3通りの位置にPCカードスロットがあるので、そ
れぞれのスロット位置にPCカード6を挿入した時に、
指が置かれたことと同時に、指紋画像の正立方向が判定
できるように指置きセンサー1a、1b、1cが3方に
配置されている。
【0037】指置きセンサーから指置き信号が確認さ
れ、それが指置きセンサー1aからであればPCカード
スロット位置が左側、指置きセンサー1bからであれば
右側、指置きセンサー1cからであれば正面、いずれの
センサーでもなければ指置きなしと判断する。
【0038】図6は本発明の第2の実施例であり、第1
の発明である指置きセンサーに関する。指置きセンサー
1および指紋入力面2が一体化された指紋入力部がPC
カード6に接続されている。
【0039】情報処理装置10の左側面にあるPCカー
ドスロットに挿入していたPCカード6を、情報処理装
置10の右側面に挿入する場合は、指紋入力部をPCカ
ード6に対して180度回転させ、PCカード6を右側
のPCカードスロットに挿入する。
【0040】第2の実施例では指置きセンサーは1個で
あり、指紋入力面から入力される指紋画像は左側からの
入力でも右側からの入力でも正立画像となる。尚、指紋
入力部をPCカード6に対して90度回転させたところ
で止める機構を付加することもできる。正面からの入力
の場合も正立画像になる。
【0041】図7は本発明の第3の実施例であり、第1
の発明である指置きセンサーに関する。指置きセンサー
と指紋入力面2が一体化された指紋入力部がPCカード
6に取り外し可能になっている。
【0042】情報処理装置10の左側面にあるPCカー
ドスロットに挿入していたPCカード6を、情報処理装
置10の右側面に挿入する場合は、指紋入力部をPCカ
ードから取り外し、PCカード6に対して180度回転
させて接続し、PCカード6を右側のPCカードスロッ
トに挿入する。
【0043】図8は本発明の第4の実施例であり、第1
の発明である指置きセンサーに関する。図8の7は回転
スイッチである。回転スイッチ7は配置された指紋入力
面の周囲に複数個、配置されたスイッチの接点である。
【0044】指置きセンサー1を接続した側が指紋入力
面の周囲を回転する。これにより、指紋入力部を回転さ
せる必要がなくなると共に、1つの指置きセンサーで様
々な角度で入力された指紋画像の正立位置を検出するこ
とが可能になる。
【0045】図9は本発明の第5の実施例であり、第2
の発明である画像回転に関する。図10は本発明の第5
の実施例の処理フロー図である。図9の符号の意味は図
8の符号の意味と同じである。
【0046】第5の実施例について図10の処理フロー
図を用いて説明する。まず、ステップS210で指紋画
像の入力があると、ステップS212で入力された指紋
画像の特徴データを抽出する。
【0047】続いてステップS214に進み、指紋記憶
手段3に格納されていた正立画像の登録データと照合す
る。続いてステップS216に進む。
【0048】ステップS216では、入力画像データと
登録画像データとを所定のしきい値以上で一致するかを
判定する。このとき、画像照合のために指紋画像データ
の微小回転を行う。
【0049】入力画像データと正立画像データとが一致
していればステップS218に進み、一致していなけれ
ばステップS220に進む。ステップS218では本人
と確認できたので処理を終了する。
【0050】ステップS220では、指紋記憶手段3に
格納されていた倒立画像の登録データと照合する。続い
てステップS222に進む。
【0051】ステップS222では、入力画像データと
登録画像データとを所定のしきい値以上で一致するかを
判定する。このときも画像照合のために指紋画像データ
の微小回転を行う。
【0052】入力画像データと倒立画像データとが一致
していればステップS224に進み、一致していなけれ
ばステップS226に進む。ステップS224では本人
と確認できたので処理を終了する。
【0053】ステップS226では、指紋記憶手段3に
格納されていた90度の回転画像の登録データと照合す
る。続いてステップS228に進む。
【0054】ステップS228では、入力画像データと
登録画像データとを所定のしきい値以上で一致するかを
判定する。このときも画像照合のために指紋画像データ
の微小回転を行う。
【0055】入力画像データと90度回転画像データと
が一致していればステップS230に進み、一致してい
なければステップS232に進む。ステップS230で
は本人と確認できたので処理を終了する。ステップS2
32では他人と判断して処理を終了する。
【0056】図11は本発明の指紋照合装置の構成例で
ある。PCカード6にはPCカード制御部とメモリを含
む。情報処理装置10にはCPU、メモリ、BUSを含
む。BUSにはCPU、メモリと共にI/O、PCカー
ドインタフェースが接続され、PCカードインタフェー
スとPCカード6にあるPCカード制御部が接続されて
いる。PCカード6はPCMCIA、CARD BUS
などのPCカードインタフェースで構成されるPCカー
ドスロット部に装着される。
【0057】第1の実施例から第5の実施例に示すよう
に、PCカードスロットは情報処理装置10の左側面、
右側面、正面のいずれかのスロットに実装されている
が、更に各スロット位置において上下に複数段に実装さ
れている場合がある。
【0058】コンピュータには複数種類のPCカードを
接続することが可能であり、PCカードスロットが上下
に複数段になっていると、一番上のスロットに指紋スキ
ャナが実装される場合は問題ないが、二番目より下のス
ロットに実装される場合は、指紋入力がしにくいという
問題がある。
【0059】この問題を解決するための一つの手段は、
本発明の指紋照合装置の指紋入力部を、図11のPCカ
ード6に示す点線の部分でPCカード6とレール部材な
どで滑動自在に接続することである。
【0060】図12は本発明の第6の実施例である。図
12の16はケーブルであり、他のPCカードに装着さ
れる。他のPCカードは指紋入力面を有するPCカード
6が挿入されているPCカードスロットの上に位置する
PCカードスロットに挿入されている。
【0061】第6の実施例では指紋入力面2とPCカー
ド6とをレール部材によって滑動自在に接続する。これ
により、指紋入力面をずらし、他のPCカードが指紋入
力の邪魔にならないようにすることができる。指紋入力
面の上のPCカードスロットにケーブル16などが接続
されていても、指紋入力を行うことができる。
【0062】また、他のPCカードがあるために指紋入
力がしにくいという問題を解決するための他の手段は、
本発明の指紋照合装置の指紋入力部を図11のPCカー
ド6に示す点線の部分でPCカード6と分離し、その間
に通信手段を設けることである。
【0063】図13は本発明の第7の実施例である。図
13の8はケーブルである。ケーブル8はPCカード6
と指紋入力部を接続する。第7の実施例ではPCカード
6と指紋入力部とを分離し、その間にケーブル8による
通信手段を設けたので、指紋入力面を任意の位置に置く
ことができる。
【0064】図14は本発明の第8の実施例である。図
14の9は無線通信手段である。無線通信手段9はPC
カード6と指紋入力部との間で通信を行う。第8の実施
例ではPCカード6と指紋入力部とを分離し、その間に
無線通信手段9を設けた。
【0065】このように指紋入力面を任意の位置に置け
るようにしてもよい。また、PCカードと指紋入力部が
無線になると、指紋画像の入力方向がPCカード・スロ
ット位置に依存することがない。従って指紋入力部を左
右、正面共用にできるので共用に基づくコスト低減の効
果を期待できる。
【0066】一方、指紋照合装置がPCカードと一体化
される場合は、持ち運びが容易になるように小型化する
必要がある。そのため、指紋入力面を図11のPCカー
ド6に示す点線の部分でPCカード6に回動自在に接続
し、指紋入力部をPCカード6の底面部に折り畳んで収
納可能にする。
【0067】図15は本発明の第9の実施例である。第
9の実施例では、指紋入力部がPCカード6にヒンジ部
材によって回動自在に接続される。これにより、携帯時
には指紋入力部をPCカード6の底面部に折り畳むこと
ができ、使用時には指紋入力面を上に向けることができ
る。
【0068】図16は本発明の第10の実施例である。
図16のPCカード6には、PCカードインタフェー
ス、PCカード制御部、制御部、拡張BIOSを含む。
情報処理装置10には、パスワード起動制御部、BIO
Sを含む。
【0069】拡張BIOSは、入出力の基本的なオペレ
ーティング・システム(OS)であるBIOSをPCカ
ード制御部に導入したものである。拡張BIOSは、情
報処理装置10に含まれるパスワード起動制御部、BI
OSと連携して、指紋照合の結果により情報処理装置1
0の起動を制御する。
【0070】これにより、BIOSレベルでの個人識別
が可能となり、従来、用いられていたアプリケーション
の起動制御に加え、情報処理装置10そのものの起動制
御が可能になり、高度のセキュリティを有する指紋照合
装置を携帯可能のPCカードで実現できる。
【0071】図17は本発明の第11の実施例であり、
第3の発明に関わる。図17の2は指紋照合装置の指紋
入力部、12は携帯型情報処理装置の本体部、13は蓋
部、15は本体部12と蓋部13とを係合するロック部
である。第11の実施例では指紋入力部2を情報処理装
置の蓋部13に実装する。
【0072】第11の実施例では、はじめは情報処理装
置のロック部15によって本体部12と蓋部13とが係
合されている。利用者は、まず、情報処理装置の電源を
投入する。電源スイッチを投入すると情報処理装置は指
紋入力待機状態になる。
【0073】利用者が指紋を入力すると、指紋照合装置
が、入力された指紋画像の特徴情報と指紋記憶手段に予
め格納された指紋画像の特徴情報とを照合する。指紋照
合の結果、指紋が一致すればロック部15の係合の解除
を行い、指紋が一致しなければロック部15の係合の解
除を行わない。
【0074】これにより、指紋照合装置をPCカードに
実装しなくても、指紋入力面を携帯型情報処理装置の蓋
に実装すれば、指紋照合による個人識別が可能になり、
指紋入力部を備えたPCカードを携行しなくてもよくな
る。
【0075】尚、本発明の実施の形態では、指紋記憶手
段3と指紋回転手段4と指紋照合手段5と抽出手段11
がPCカード6にあることを示したが、情報処理装置1
0にこれらの制御を移してもよい。
【0076】図11に示したように情報処理装置10に
はCPU、メモリ、I/OがBUSに接続されており、
指紋記憶手段と指紋回転手段と指紋照合手段と抽出手段
とを情報処理装置10内に設けて制御することができ
る。
【0077】また、本発明の実施例6乃至11では指紋
入力部の周囲に指置きセンサーを配置してもよいが、指
置きセンサーを配置しなくてもよい。指置きセンサーを
配置しない場合は指紋回転手段により、180度や90
度の画像回転処理を行う。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、指紋入力部を有するPCカードをPCカードス
ロットが左側面、右側面、正面のいずれの位置にあって
も接続することができ、指紋画像の天地を迅速に判定で
きるようになる。
【0079】また、指紋入力部を左右両用にすることで
指置き部を上下一方向とする使い易いデザインとするこ
とができるという効果がある。
【0080】更にまた、指紋入力面とPCカード面とを
ずらすことができたり、PCカードから分離して指紋入
力面を任意の位置に置いたりして操作することができ
る。更に、携帯時には小型化され、持ち運びが容易にな
るという効果がある。
【0081】これにより指紋照合装置を接続性、操作
性、携帯性に優れたPCカードで実現すると共に、高度
のセキュリティを有する携帯型情報処理装置を実現する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 指置き検知手段の配置
【図3】 指紋照合装置の構成図
【図4】 PCカードと情報処理装置
【図5】 第1の実施例
【図6】 第2の実施例
【図7】 第3の実施例
【図8】 第4の実施例
【図9】 第5の実施例
【図10】 第5の実施例の処理フロー図
【図11】 指紋照合装置の構成例
【図12】 第6の実施例
【図13】 第7の実施例
【図14】 第8の実施例
【図15】 第9の実施例
【図16】 第10の実施例
【図17】 第11の実施例
【図18】 従来技術
【図19】 PCカードスロット位置
【符号の説明】
1、1a、1b、1c 指置き検知手段、指置きセンサ
ー 2 指紋入力手段、指紋入力面 3 指紋記憶手段 4 指紋回転手段 5 指紋照合手段 6 PCカード 7 回転スイッチ 8 ケーブル 9 無線通信手段 10 情報処理装置 11 抽出手段 12 本体部 13 蓋部 14 PCカードスロット 15 ロック部 16 ケーブル
フロントページの続き (72)発明者 池上 潤 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 森原 隆 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 森 雅博 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 4C038 FF01 FF05 5B019 BA10 GA10 HF10 JA10 5B043 AA04 AA09 BA02 EA12 FA04 GA02 5B047 AA25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の指紋を入力するための指紋入力
    面を有し、指紋画像を取得する指紋入力手段と、 前記指紋入力面の周囲に配置され、指が置かれたことを
    検知すると共に入力された指紋画像の正立方向を判定す
    る指置き検知手段と、 前記指紋入力手段に入力された指紋画像の特徴情報を抽
    出する抽出手段と、 指紋画像の特徴情報を格納しておく指紋記憶手段と、 前記抽出手段によって抽出された特徴情報の正立方向と
    前記指紋記憶手段に予め格納された指紋画像の特徴情報
    の正立方向とを一致させて指紋を照合する指紋照合手段
    と、 を備えることを特徴とする指紋照合装置。
  2. 【請求項2】 利用者の指紋を入力するための指紋入力
    面を有し、指紋画像を取得する指紋入力手段と、 前記指紋入力手段に入力された指紋画像の特徴情報を抽
    出する抽出手段と、 指紋画像の特徴情報を格納しておく指紋記憶手段と、 前記抽出手段によって抽出された指紋画像の特徴情報若
    しくは前記指紋記憶手段に予め格納された指紋画像の特
    徴情報の何れか一方を倒立状態または直交状態に回転さ
    せる指紋回転手段と、 前記指紋回転手段によって回転させて得た特徴情報と他
    方の指紋画像の特徴情報とを照合する指紋照合手段とを
    備え、 入力した指紋と記憶した指紋の特徴情報を照合し、両者
    が一致しないと判定したときに前記指紋回転手段により
    指紋画像の特徴情報を回転させてから前記指紋照合手段
    により照合を行うことを特徴とする指紋照合装置。
  3. 【請求項3】 本体部と、本体部に開閉自在に取り付け
    られた蓋部と、 前記本体部と前記蓋部との係合を行うロック部と、 前記蓋部に設けられ、利用者の指紋画像を取得する指紋
    入力手段と、 前記指紋入力手段に入力された指紋画像の特徴情報を抽
    出する抽出手段と、 指紋画像の特徴情報を格納しておく指紋記憶手段と、 前記抽出手段によって抽出された指紋画像の特徴情報と
    前記指紋記憶手段に予め格納された指紋画像の特徴情報
    とを照合し、両者が一致すると判定したときに前記ロッ
    ク部の係合を解除する手段と、を備えることを特徴とす
    る携帯型情報処理装置。
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