JP2000292603A - マイクロレンズアレー及び該マイクロレンズアレーを有する機能素子 - Google Patents

マイクロレンズアレー及び該マイクロレンズアレーを有する機能素子

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JP2000292603A
JP2000292603A JP11100911A JP10091199A JP2000292603A JP 2000292603 A JP2000292603 A JP 2000292603A JP 11100911 A JP11100911 A JP 11100911A JP 10091199 A JP10091199 A JP 10091199A JP 2000292603 A JP2000292603 A JP 2000292603A
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JP
Japan
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microlens array
resin
inorganic material
refractive index
flattening
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JP11100911A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Kuwabara
鉄夫 桑原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクロレンズアレーの光安定性の向上を図る
ことができるとともにマイクロレンズアレーを提供する
ことを第1の目的とし、更に、マイクロレンズアレーと
平坦化樹脂材料との界面での反射損失を低減することも
できるマイクロレンズアレーを提供することを第2の目
的とするものであり、また、該マイクロレンズアレーを
有する機能素を提供すること。 【解決手段】透明基板上に形成され、その表面が樹脂層
によって平坦化された樹脂のマイクロレンズアレーにお
いて、前記マイクロレンズアレーと、該マイクロレンズ
アレーの表面を平坦化する樹脂層との間に、無機材料に
よる透明膜が形成されているマイクロレンズアレーを提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロレンズアレ
ー、特に、液晶表示素子、CCD素子、CMOS素子の
各種機能素子等に用いられる集光用マイクロレンズアレ
ー光学素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示素子に用いられる平坦化
したマイクロレンズアレーの構成は、特開平2−251
902号公報あるいは、特開平10−39112号公報
に開示されている様に、ガラス基板上に樹脂材料による
高屈折率材料のマイクロレンズアレーを形成し、このマ
イクロレンズアレーの表面を低屈折率の樹脂材料により
平坦化している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、高屈折率のレンズアレー材料が、樹脂材料で
形成されており、これが平坦化樹脂材料と直接接合さ
れ、液晶プロジェクターの強い光源の照射光に暴された
場合、このレンズアレーを形成するための樹脂材料と、
レンズアレーの表面を平坦化するための樹脂材料との界
面に、光による反応及び光照射による昇温によって経時
変化が生じ、光安定性や、反射損失の点で問題があっ
た。そこで、本発明は、上記従来例のものにおける課題
を解決し、マイクロレンズアレーの光安定性の向上を図
ることができるとともにマイクロレンズアレーを提供す
ることを第1の目的とし、更に、マイクロレンズアレー
と平坦化樹脂材料との界面での反射損失を低減すること
もできるマイクロレンズアレーを提供することを第2の
目的とするものであり、また、該マイクロレンズアレー
を有する機能素を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するために、マイクロレンズアレーをつぎのよ
うに構成したことを特徴とするものである。すなわち、
本発明のマイクロレンズアレーは、透明基板上に形成さ
れ、その表面が樹脂層によって平坦化された樹脂のマイ
クロレンズアレーにおいて、前記マイクロレンズアレー
と、該マイクロレンズアレーの表面を平坦化する樹脂層
との間に、無機材料による透明膜が形成されていること
を特徴としている。また、上記第2の目的も達成し得る
本発明のマイクロレンズアレーは、前記無機材料による
透明膜の屈折率をn、前記マイクロレンズアレーを形成
する材料の屈折率をnH、前記マイクロレンズアレーの
表面を平坦化する樹脂層の材料の屈折率をnLとしたと
き、これらの屈折率が、nH>n>nLの関係にあること
を特徴としている。また、本発明のマイクロレンズアレ
ーは、前記透明基板が、ガラスまたはプラスチックで形
成されていることを特徴としている。また、本発明のマ
イクロレンズアレーは、その表面を透明な無機材料で被
覆したことを特徴としている。また、本発明のマイクロ
レンズアレーは、前記無機材料の屈折率が前記樹脂の屈
折率よりも小さいことを特徴としている。また、本発明
のマイクロレンズアレーは、その表面が無機材料、樹脂
の順で被覆されていることを特徴としている。また、本
発明のマイクロレンズアレーは、前記無機材料を覆う前
記樹脂の表面が、平坦であることを特徴としている。ま
た、本発明のマイクロレンズアレーは、前記無機材料を
覆う前記樹脂の表面が、球面などの非平坦であることを
特徴としている。また、本発明のマイクロレンズアレー
は、前記無機材料が、蒸着用ガラス、またはSiO2
または酸化アルミニウム、等のいずれかの無機材料であ
ることを特徴としている。また、本発明のマイクロレン
ズアレーは、アレーにおける複数のレンズが凸レンズで
あることを特徴としている。また、本発明は、上記した
本発明の樹脂のマイクロレンズアレーを光入射側に有
し、該マイクロレンズアレーからの各光束を電気信号に
変換する光電変換部、或いは該各光束の強度及び/又は
波面を変調する光変調部を有することを特徴としてい
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、上記したようにマイク
ロレンズアレーと該マイクロレンズアレーの表面を平坦
化する樹脂層との間に、無機材料による透明膜を介在さ
せて構成されているから、この透明膜を例えば光及び熱
安定性の高い蒸着用ガラスのような透明酸化物膜で形成
することにより、強い光源の照射光に暴された場合にお
いても、マイクロレンズアレーと平坦化樹脂材料との界
面の経時変化を極力防止することが可能となり、マイク
ロレンズアレーの光安定性の向上と、マイクロレンズア
レーと平坦化樹脂材料との界面での反射損失の低減化を
図ることが可能となる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例に係る平板型マイクロレンズア
レーの構成を示す図であり、本発明の特徴を最も良く表
している。同図において、10は第1のガラス基板、2
0はガラス基板10の上に形成したマイクロレンズアレ
ー、30は平坦化材40とマイクロレンズアレー20を
分離する無機材料による透明膜、50は平坦化材により
接合された第2のガラス基板である。
【0007】以下、本実施例のマイクロレンズアレーに
ついて説明する。所定の面精度で研磨した第1のガラス
基板10の上にマイクロレンズアレー成形用型を用い
て、高屈折率UV硬化樹脂のマイクロレンズアレー20
をレプリカ成形する。次に、マイクロレンズアレー20
を形成した第1のガラス基板10を真空蒸着装置にセッ
トして、基板温度100℃のもとで、無機材料による透
明膜30としてショット製蒸着用ガラスを約100nm
マイクロレンズアレー20上に形成する。その後、平坦
化のための低屈折率UV硬化樹脂を用いて研磨した第2
のガラス基板50を接合して、平板型マイクロレンズア
レーを形成する。ここで、マイクロレンズアレー20を
形成している高屈折率UV硬化樹脂の屈折率nHと、透
明膜30の屈折率nと、平坦化のための低屈折率UV硬
化樹脂の屈折率nLとの、それぞれの屈折率の関係は、
H>n>nLの関係とされている。なお、本実施例で
は、無機材料による透明膜30としてショット製蒸着用
ガラスを用いたが、これ以外にもSiO2、酸化アルミ
ニウム等、光及び熱安定性の高い透明酸化膜を形成でき
る無機材料であればよく、本実施例のものに限られるも
のではない。
【0008】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、マイクロレンズアレーと該マイクロレンズアレーの
表面を平坦化する樹脂層との間に、無機材料による透明
膜を形成するように構成されているから、この透明膜を
例えば光及び熱安定性の高い蒸着用ガラスのような透明
酸化物膜で形成することにより、強い光源の照射光に暴
された場合においても、マイクロレンズアレーと平坦化
材の光による反応及び光照射による昇温から生ずる微小
な形成変化を防止することが可能となり、光安定性の向
上を図ることができる。また、本発明によれば、上記マ
イクロレンズアレーと該マイクロレンズアレーの表面を
平坦化する樹脂層との間の透明膜を、中間屈折率の透明
膜で形成することにより、反射損失の低減を図ることが
可能となる。したがって、本発明によれば、このような
マイクロレンズアレーによって優れた特性の機能素子を
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例のマイクロレンズアレー
の構成を示す図である。
【図2】従来例におけるマイクロレンズアレーの構成を
示す図である。
【符号の説明】
10:第1のガラス基板 20:マイクロレンズアレー 30:透明膜 40:平坦化材 50:第2のガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA29X FA29Y FA29Z FB06 FC23 FD06 GA01 GA16 KA01 LA03 4F100 AA01D AA01E AA19D AA19E AA20D AA20E AG00A AG00D AG00E AK01A AK01B AK01C AK01E AR00A BA04 BA05 BA07 BA10A BA10B BA10E BA13 DD01C DD01E EH66D EH66E GB41 JK15B JK15E JN01A JN01D JN01E JN06 JN18B JN18C JN18D JN18E JN30 YY00B YY00C YY00D YY00E

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板上に形成され、その表面が樹脂層
    によって平坦化された樹脂のマイクロレンズアレーにお
    いて、 前記マイクロレンズアレーと、該マイクロレンズアレー
    の表面を平坦化する樹脂層との間に、無機材料による透
    明膜が形成されていることを特徴とする樹脂のマイクロ
    レンズアレー。
  2. 【請求項2】前記無機材料による透明膜の屈折率をn、
    前記マイクロレンズアレーを形成する材料の屈折率をn
    H、前記マイクロレンズアレーの表面を平坦化する樹脂
    層の材料の屈折率をnLとしたとき、 これらの屈折率が、nH>n>nLの関係にあることを特
    徴とする請求項1に記載の樹脂のマイクロレンズアレ
    ー。
  3. 【請求項3】前記透明基板が、ガラスまたはプラスチッ
    クで形成されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の樹脂のマイクロレンズアレー。
  4. 【請求項4】その表面を透明な無機材料で被覆したこと
    を特徴とする樹脂のマイクロレンズアレー。
  5. 【請求項5】前記無機材料の屈折率が前記樹脂の屈折率
    よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の樹脂の
    マイクロレンズアレー。
  6. 【請求項6】その表面が無機材料、樹脂の順で被覆され
    ていることを特徴とする樹脂のマイクロレンズアレー。
  7. 【請求項7】前記無機材料を覆う前記樹脂の表面が、平
    坦であることを特徴とする請求項6に記載の樹脂のマイ
    クロレンズアレー。
  8. 【請求項8】前記無機材料を覆う前記樹脂の表面が、球
    面などの非平坦であることを特徴とする請求項6に記載
    の樹脂のマイクロレンズアレー。
  9. 【請求項9】前記無機材料が、蒸着用ガラス、またはS
    iO2、または酸化アルミニウム、等のいずれかの無機
    材料であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1
    項に記載の樹脂のマイクロレンズアレー。
  10. 【請求項10】アレーにおける複数のレンズが凸レンズ
    であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に
    記載の樹脂のマイクロレンズアレー。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれか1項に記載の
    樹脂のマイクロレンズアレーを光入射側に有し、該マイ
    クロレンズアレーからの各光束を電気信号に変換する光
    電変換部、或いは該各光束の強度及び/又は波面を変調
    する光変調部を有することを特徴とする機能素子。
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