JP2000292240A5 - - Google Patents
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Description
【請求項5】
燃料液面位置を非接触で検出する方法が、液面に少なくとも3本以上の光線を照射し、このうち1本は容器の一部に設定した水平基準線に対して垂直な基準線、他の2本以上の光線は前記基準線に対して対称でかつ所定の角度(α)を有する傾斜光線であり、これら3本以上の光線の反射光を受光し前記基準光線による液面上の反射点から傾斜光線による各反射点迄の長さ(d 1 ,d 2 ,d 3 ,・・・)を測定する液面検知方法であることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の燃費検出装置。
燃料液面位置を非接触で検出する方法が、液面に少なくとも3本以上の光線を照射し、このうち1本は容器の一部に設定した水平基準線に対して垂直な基準線、他の2本以上の光線は前記基準線に対して対称でかつ所定の角度(α)を有する傾斜光線であり、これら3本以上の光線の反射光を受光し前記基準光線による液面上の反射点から傾斜光線による各反射点迄の長さ(d 1 ,d 2 ,d 3 ,・・・)を測定する液面検知方法であることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の燃費検出装置。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、光や音波等を用いた非接触式の正確な液面検出装置と既存の走行距離計を組合わせることにより、任意の時間帯や任意の走行区間当たりの燃料の正確な保有量と消費量を検出し、燃費の正確な情報を車両の運転席から知ることのできる装置を提供することを課題とする。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、光や音波等を用いた非接触式の正確な液面検出装置と既存の走行距離計を組合わせることにより、任意の時間帯や任意の走行区間当たりの燃料の正確な保有量と消費量を検出し、燃費の正確な情報を車両の運転席から知ることのできる装置を提供することを課題とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図1「本発明の装置構成を示す図」を参照して説明する。図1において、1は車両の燃料タンク等の容器であり、その天井面に液面検出器2(センサ付き)が取り付けられている。センサとは、検出器で主に発信と受信の機能を行う部品をいう。これとは別に車両の走行距離計3が取り付けられている。両者からの信号は演算部4に送られ、ここで燃料の保有量、変化量および燃費(走行距離÷燃料消費量)が計算される。燃費の表示単位は(km/Liter)である。計算結果は運転者の近傍に取り付けられた表示部5に表示される。
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図1「本発明の装置構成を示す図」を参照して説明する。図1において、1は車両の燃料タンク等の容器であり、その天井面に液面検出器2(センサ付き)が取り付けられている。センサとは、検出器で主に発信と受信の機能を行う部品をいう。これとは別に車両の走行距離計3が取り付けられている。両者からの信号は演算部4に送られ、ここで燃料の保有量、変化量および燃費(走行距離÷燃料消費量)が計算される。燃費の表示単位は(km/Liter)である。計算結果は運転者の近傍に取り付けられた表示部5に表示される。
【0016】
本発明で最も重要なのは液面検出器2である。液面検出器2は時々刻々の残存燃料の液面を正確に検出し、その変化量から燃料消費量を正確に把握できることが必要である。そのため本発明では、液面を測定しようとする燃料容器の上面に液面検出器2のセンサを取り付ける。このセンサは図2に示すように「容量重心点G」を通り、容器天井に垂直な直線上A−A′の液面を検出できるように取り付ける。「容量重心点G」とは、容器内の液体容積を測定する場合の代表的な高さを示す位置をいい、例えば容器が長方形の箱型である場合は、その前後および左右の中心点に相当する位置をいう。この位置における液面の高さは、万一容器が前後左右に角度θ 1 ,θ 2 だけ傾斜しても、容器内の液体容積が一定ならば、常にその高さが変わらず同一の位置にあるという特色を持つ。
本発明で最も重要なのは液面検出器2である。液面検出器2は時々刻々の残存燃料の液面を正確に検出し、その変化量から燃料消費量を正確に把握できることが必要である。そのため本発明では、液面を測定しようとする燃料容器の上面に液面検出器2のセンサを取り付ける。このセンサは図2に示すように「容量重心点G」を通り、容器天井に垂直な直線上A−A′の液面を検出できるように取り付ける。「容量重心点G」とは、容器内の液体容積を測定する場合の代表的な高さを示す位置をいい、例えば容器が長方形の箱型である場合は、その前後および左右の中心点に相当する位置をいう。この位置における液面の高さは、万一容器が前後左右に角度θ 1 ,θ 2 だけ傾斜しても、容器内の液体容積が一定ならば、常にその高さが変わらず同一の位置にあるという特色を持つ。
【0022】
車両用の燃料容器に光学式や超音波式のセンサを使用する場合には、入射波および反射波の軸を図2の直線A−A′上に配置すれば測定上問題はない。入射波および反射波の位相差や時間差等から、容器天井の中心Aから液面Gまでの距離hを非接触方式で正確に測定することができる。
車両用の燃料容器に光学式や超音波式のセンサを使用する場合には、入射波および反射波の軸を図2の直線A−A′上に配置すれば測定上問題はない。入射波および反射波の位相差や時間差等から、容器天井の中心Aから液面Gまでの距離hを非接触方式で正確に測定することができる。
【0023】
また液面の位置を正確に測定する方法として、本発明者等が先に提案(特願平10−378174)したように、液面に少なくとも3本以上の光線を照射し、このうち1本は容器の一部に設定した水平基準線に対し垂直な基準線、他の2本以上の光線は前記基準線に対して対称でかつ所定の角度(α)を有する傾斜光線であり、これら3本以上の光線の反射角を受光し、前記基準光線による液面上の反射点から傾斜光線による各反射点までの長さ(d2,d2,d3,・・・)を測定する液面検知方法を用いても良い。この方法による場合には、反射光を受光する受光部を移動させる必要はなく、液面が振動で波打つ場合でも液面を正確に測定できる利点を有する。
また液面の位置を正確に測定する方法として、本発明者等が先に提案(特願平10−378174)したように、液面に少なくとも3本以上の光線を照射し、このうち1本は容器の一部に設定した水平基準線に対し垂直な基準線、他の2本以上の光線は前記基準線に対して対称でかつ所定の角度(α)を有する傾斜光線であり、これら3本以上の光線の反射角を受光し、前記基準光線による液面上の反射点から傾斜光線による各反射点までの長さ(d2,d2,d3,・・・)を測定する液面検知方法を用いても良い。この方法による場合には、反射光を受光する受光部を移動させる必要はなく、液面が振動で波打つ場合でも液面を正確に測定できる利点を有する。
【0028】
しかし、例えば交差点におけるデータの入力時のように時間が十分取れない場合には、燃料容器内に液面波動を防止する装置を取り付けることが望ましい。一般的には車両が停止した際の燃料液面の波動は、燃料容器の容量が大きくなればなる程、波動の静止までに時間を要する。このため本発明の場合は、センサで測定する対象の面積を極力、小さく限定することが最も有効である。図5には、測定面積を小さくするために使用した波動防止対策の一例を示す。図5(a)の例では測定部に円筒型の緩衝筒6のみを取り付けた場合を示すが、測定対象の面積を小さくするものであれば、形状は角筒型でも多角型でも良く、更に緩衝筒6を二重等に取り付けることにより波動防止効果を更に高めることができる。緩衝筒6には小孔7またはスリットを多数設け、筒の内外の液面が一定になり易いようにする。緩衝筒6の長さは容器の直胴部とほぼ同じ長さにすればよい。緩衝筒の太さは、測定ビームが緩衝筒から干渉を受けない太さで普通は直径60〜100mm程度あれば良いが、燃料容器1の大きさや液面検出器2の性能等により可変である。また図5(c)のように緩衝板8と緩衝筒6を併用することは、何等支障はない。
しかし、例えば交差点におけるデータの入力時のように時間が十分取れない場合には、燃料容器内に液面波動を防止する装置を取り付けることが望ましい。一般的には車両が停止した際の燃料液面の波動は、燃料容器の容量が大きくなればなる程、波動の静止までに時間を要する。このため本発明の場合は、センサで測定する対象の面積を極力、小さく限定することが最も有効である。図5には、測定面積を小さくするために使用した波動防止対策の一例を示す。図5(a)の例では測定部に円筒型の緩衝筒6のみを取り付けた場合を示すが、測定対象の面積を小さくするものであれば、形状は角筒型でも多角型でも良く、更に緩衝筒6を二重等に取り付けることにより波動防止効果を更に高めることができる。緩衝筒6には小孔7またはスリットを多数設け、筒の内外の液面が一定になり易いようにする。緩衝筒6の長さは容器の直胴部とほぼ同じ長さにすればよい。緩衝筒の太さは、測定ビームが緩衝筒から干渉を受けない太さで普通は直径60〜100mm程度あれば良いが、燃料容器1の大きさや液面検出器2の性能等により可変である。また図5(c)のように緩衝板8と緩衝筒6を併用することは、何等支障はない。
【0039】
(実施例2)
実施例1と同様な車両を使用して、途中ガソリンスタンドで給油した場合の一走行当たりの燃費を計測した例を示す。給油前の液面の測定は、ガソリンスタンドに入り車両を所定位置に停車し、30秒後に行った。給油後の液面の測定は、給油を開始し所定量充填した後、30秒後に行った。液面までの高さの測定は、実施例1と同様10回の平均値で示す。燃費の計算は、前述の方法と同じ計算法で求めたが途中で燃料の補給を行ったので、燃料の消費量については、補給量分を補正した。測定結果を表5に示す。表中、A欄は本発明に基づいて測定した結果である。またB欄は、比較のため車両に取り付けられている既存のフロート式燃料計の読みを示す。表5から判る通り、本発明によれば、途中ガソリンスタンドで燃料を補給した場合でも、何ら計測の手を煩わすことなしに任意の走行区間に対して正確な燃費を知ることが可能である。一方、既存の燃料計から燃費を求めることは不可能であった。
【表5】
(実施例2)
実施例1と同様な車両を使用して、途中ガソリンスタンドで給油した場合の一走行当たりの燃費を計測した例を示す。給油前の液面の測定は、ガソリンスタンドに入り車両を所定位置に停車し、30秒後に行った。給油後の液面の測定は、給油を開始し所定量充填した後、30秒後に行った。液面までの高さの測定は、実施例1と同様10回の平均値で示す。燃費の計算は、前述の方法と同じ計算法で求めたが途中で燃料の補給を行ったので、燃料の消費量については、補給量分を補正した。測定結果を表5に示す。表中、A欄は本発明に基づいて測定した結果である。またB欄は、比較のため車両に取り付けられている既存のフロート式燃料計の読みを示す。表5から判る通り、本発明によれば、途中ガソリンスタンドで燃料を補給した場合でも、何ら計測の手を煩わすことなしに任意の走行区間に対して正確な燃費を知ることが可能である。一方、既存の燃料計から燃費を求めることは不可能であった。
【表5】
【0040】
【発明の効果】
本発明の効果は、従来、運転管理の面で最も重要な項目であった「燃料保有量と変化量の正確な把握」と「燃費の実績」が運転席から監視可能となる。これは従来の燃料からでは、全く不可能なことであった。本発明によれば燃費の監視が、単にトラックやバス業界等における燃料費の節約という経済的効果の追及に加え、地球環境の保全に向けて一般消費者の意識向上にも貢献すると思われる。また燃費がメーカのカタログ表での記載に代って、実際に走っている車両からの実績値として得ることが可能となる。この結果、将来の燃費の改善に向けて使用者側からの『生きたデータ』が入手でき、環境保全の指導者や自動車メーカ側にとっても貴重な情報を得ることができる。
【発明の効果】
本発明の効果は、従来、運転管理の面で最も重要な項目であった「燃料保有量と変化量の正確な把握」と「燃費の実績」が運転席から監視可能となる。これは従来の燃料からでは、全く不可能なことであった。本発明によれば燃費の監視が、単にトラックやバス業界等における燃料費の節約という経済的効果の追及に加え、地球環境の保全に向けて一般消費者の意識向上にも貢献すると思われる。また燃費がメーカのカタログ表での記載に代って、実際に走っている車両からの実績値として得ることが可能となる。この結果、将来の燃費の改善に向けて使用者側からの『生きたデータ』が入手でき、環境保全の指導者や自動車メーカ側にとっても貴重な情報を得ることができる。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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