JP2000291906A - ボイラ給水装置とその運転方法 - Google Patents

ボイラ給水装置とその運転方法

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JP2000291906A
JP2000291906A JP11100929A JP10092999A JP2000291906A JP 2000291906 A JP2000291906 A JP 2000291906A JP 11100929 A JP11100929 A JP 11100929A JP 10092999 A JP10092999 A JP 10092999A JP 2000291906 A JP2000291906 A JP 2000291906A
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water supply
boiler
water
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supply system
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Shunichi Sato
俊一 佐藤
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通の給水系統から複数のボイラに給水する
給水装置において、停止中のボイラの追加起動を安全に
行うこと。 【解決手段】 複数のボイラ9a、9bに共通するボイ
ラ給水装置が高温高圧で運転されている状態であって
も、停止中のボイラ9bを追加起動する場合に、蒸気を
回収して復水する復水器1からの復水を加熱するための
低圧ヒータ3に供給する給水弁12を備えた復水ポンプ
2の出口起動用給水系統11と、低圧ヒータ3出口水を
高圧ヒータ6に供給する給水弁14を備えた給水ポンプ
5の出口起動用給水系統13及び給水弁16を備えた高
圧ヒータ出口起動用給水系統15の3系統からなり、前
記各給水系統11、13、15を切り替え可能に構成
し、ボイラ9aの起動初期は常温の給水、ボイラ9a点
火後はボイラ9aの昇温昇圧状態に合わせた給水の供給
を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のボイラに共通
の給水設備から給水を供給するボイラプラントの給水装
置に係り、特に他のボイラが稼働状態にある場合におい
て停止中のボイラを追加起動するのに好適なボイラ給水
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のボイラ給水装置を図5に示す。図
5に示すボイラ給水装置はボイラ9a、9bで生成した
蒸気を発電用タービン(図示せず)で使用した後に復水
する復水系統とボイラに蒸気発生用の水を供給する給水
系統より構成される。
【0003】復水系統は復水器1、復水ポンプ2、低圧
ヒータ3及び脱気器4より構成され、復水器1の40℃
前後の復水を復水ポンプ2で30kg/cm前後まで
昇圧した後、低圧ヒータ3により100℃前後に加温
し、脱気器4に供給される。
【0004】また、給水系統は給水ポンプ5、高圧ヒー
タ6、ボイラ給水止弁7a、7b及びボイラ給水調節弁
8a、8bより構成され、前記脱気器4で加温された1
50℃前後の貯水を給水ポンプ5で200kg/cm
前後まで昇圧し、次いで高圧ヒータ6により250℃前
後に加温した後、ボイラ給水調節弁8a、8bによりボ
イラ9a、9bが要求する給水量にそれぞれ調整して、
ボイラ9a及び/又はボイラ9bに給水として供給され
る。
【0005】すなわち、上記した復水器1から高圧ヒー
タ6までのボイラ給水装置はボイラ9a、9bの共通設
備として設置され、ボイラ9a、9bの各入口給水流路
に設置されたボイラ給水調節弁8a、8bにより各ボイ
ラ9a、9bに給水される。ボイラ9a、9bについて
は、発電設備の発電量又は蒸気の送気量等の要求量によ
り稼働台数が決定され、適宜停止中のボイラ9a、9b
の追加起動または稼動中のボイラ9a、9bの停止を行
い、稼動台数を調整し、前記発電量又は要求量の増減に
対応する運用が行われる。従って、他のボイラ9aまた
はボイラ9bが稼働状態にある場合において、停止中の
ボイラ9aまたはボイラ9bを追加起動する場合の運用
が必要となる。
【0006】しかし、図5に示すように給水装置は各ボ
イラ9a、9b共通の設備であることにより、給水装置
は稼働中のボイラ9aまたは9bに対応して高温高圧の
状態で運転されているため、追加起動が行われる停止中
のボイラ9aまたはボイラ9bに対しても高温高圧の給
水が供給されることになる。
【0007】図5において、例えばボイラ9aが停止の
状態、ボイラ9bが稼動の状態である場合、停止中のボ
イラ9aへの給水は、ボイラ給水止弁7aを全開し、各
ボイラ共通の設備である給水装置からの高温高圧の給水
によりボイラ給水調節弁8aの前流の配管を充圧した
後、ボイラ給水調節弁8aにて流量調整及び減圧するこ
とにより行われる。
【0008】このとき、停止中のボイラ9aは常温常圧
の状態であるため、ボイラ9aに高温高圧の給水を供給
すると次に示すような問題がある。 (1)ボイラ9aを構成する装置、特にヘッダ、ドラム
等で、急激な温度差発生によるハンチングが発生し、こ
れらの装置を損傷する。
【0009】(2)ボイラ給水調節弁8a出口において
フラッシングが発生するため、それに付随してウォータ
ハンマが発生し、ボイラ設備を損傷する。 (3)ボイラ給水調節弁8a出口において発生したフラ
ッシング流体により、ボイラ9a内の前段側に設置され
る図示しない節炭器の伝熱管あるいはボイラ火炉の水壁
管などにおいて熱伝達が阻害されるため、前記伝熱管、
水壁管などが焼損する。
【0010】(4)ボイラ給水調節弁8aの出口でのフ
ラッシング発生による給水の体積膨張により、ボイラ施
設である図示しないドラム等において急激な水位上昇が
発生する。 (5)ドラムに給水されたフラッシング流体はドラムに
接続された降水管に流入し、自然循環力の低下を引き起
こす。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ボイラ給水装置においては、給水装置が各ボイラの共通
設備として設置されていることより、停止中のボイラを
追加起動する場合、常温常圧の状態にある停止中のボイ
ラに高温の給水が供給されることになる。
【0012】このため、ヘッダ、ドラム等でのハンチン
グ、フラッシングした給水によるボイラ伝熱管の焼損あ
るいはドラム等の水位の急変を起こすため、停止中のボ
イラを追加起動できない問題があった。本発明の課題は
共通の給水系統から複数のボイラに給水する給水装置に
おいて、停止中のボイラの追加起動を安全に行うことで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、従
来技術のボイラ給水装置にボイラ起動用給水装置を設置
し、ボイラ給水装置が高温高圧で運転されている状態で
あっても、追加起動する停止中のボイラに対しては、起
動初期は常温の給水、起動後はボイラの昇温昇圧状態に
合わせた給水の供給を可能とすることにより達成され
る。
【0014】すなわち本発明は、複数のボイラに共通の
給水設備より給水を供給するボイラ給水装置において、
他のボイラが稼働状態にある場合において停止中のボイ
ラを追加起動する時に、起動初期には常温、起動後はボ
イラの昇温昇圧状態に合わせた給水量を供給することが
可能なボイラ起動用給水装置を備えたボイラ給水装置及
び複数のボイラに共通の給水設備より給水を供給するボ
イラプラントの運転方法であって、他のボイラが稼働状
態にある場合において停止中のボイラを追加起動する時
に、起動初期には常温、起動後はボイラの昇温昇圧状態
に合わせた給水を供給するボイラ給水装置の運転方法か
らなる。
【0015】
【作用】従来技術のボイラ給水装置が高温高圧で運転さ
れている状態であっても、追加起動する停止中のボイラ
に対しては、ボイラ起動用給水装置よりボイラ起動初期
は常温、起動後はボイラの昇温昇圧状態に合わせた給水
が供給可能であるので、高温の給水を供給することによ
って生じる、ヘッダ、ドラム等でのハンチング、フラッ
シングした給水によるボイラ伝熱管の焼損、あるいはド
ラム等での水位の急変等の問題がなくなり、停止中のボ
イラを追加起動できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による実施の形態を図面と
共に説明する。図1にボイラ給水装置の構成図を示す。
図1に示すボイラ給水装置はボイラ起動用に適した給水
装置であり、ボイラ9a、9bで生成した蒸気を発電用
タービン(図示せず)で使用した後に復水する復水系統
とボイラ9a、9bに蒸気発生用の水を供給する給水系
統より構成される。
【0017】図1に示すボイラ給水装置を構成する装置
で図5に示すものと同一機能を奏するものは同一番号を
付している。すなわち、図1に示すボイラ給水装置に
は、復水器1、復水ポンプ2、低圧ヒータ3及び脱気器
4より構成される復水系統があり、復水器1の40℃前
後の復水を復水ポンプ2で30kg/cm前後まで昇
圧した後、低圧ヒータ3により100℃前後に加温し、
脱気器4に供給する。また、給水系統は給水ポンプ5、
高圧ヒータ6、ボイラ給水止弁7a、7b及びボイラ給
水調節弁8a、8bより構成され、前記脱気器4で加温
された150℃前後の貯水を給水ポンプ5で200kg
/cm前後まで昇圧し、次いで高圧ヒータ6により2
50℃前後に加温した後、ボイラ給水調節弁8a、8b
によりボイラ9a、9bが要求する給水量にそれぞれ調
整して、ボイラ9a及び/又はボイラ9bに給水として
供給される。
【0018】図1に示すボイラ給水装置の特徴はボイラ
起動用に適した給水装置であり、復水ポンプ出口起動用
給水弁12が設置された復水ポンプ出口起動用給水系統
11、給水ポンプ出口起動用給水調節弁14が設置され
た給水ポンプ出口起動用給水系統13及び高圧ヒータ出
口起動用給水調節弁16が設置された高圧ヒータ出口起
動用給水系統15の3系統からなる起動用給水系統と圧
力発信器17と温度発信器18の計測器と起動用給水止
弁20a、20bが設置された起動用給水管19を含む
起動用給水系統を備えている。
【0019】停止中であって追加起動を行うボイラ9a
またはボイラ9bへの給水は、復水ポンプ出口起動用給
水系統11、給水ポンプ出口起動用給水系統13及び高
圧ヒータ出口起動用給水系統15の3系統からなる起動
用給水系統を給水源とし、追加起動を行うボイラ9aま
たはボイラ9bの状態に合わせて流体温度の低い復水ポ
ンプ出口起動用給水系統11より順次流体温度の高い給
水ポンプ出口起動用給水系統13、高圧ヒータ出口起動
用給水系統15へ切り替える。
【0020】各起動用給水系統11、13、15の運転
圧力、温度は概略次の通りである。 運転圧力 温度 復水ポンプ2出口 30kg/cm、 40℃前後 給水ポンプ5出口 200kg/cm、 150℃前後 高圧ヒータ6出口 180kg/cm、 240℃前後 ボイラ9aが停止中、ボイラ9bが稼動中の場合を例と
して説明する。ボイラ9a入口のボイラ給水止弁7aは
全閉されており、一方、復水器1から高圧ヒータ6まで
のボイラ給水系統はボイラ9bの運転に対応して運転状
態にあり、稼働中のボイラ9bに給水を供給するボイラ
給水止弁7bとボイラ給水調節弁8bも開いている。
【0021】また、ボイラ9aの起動用給水止弁20
a、ボイラ9bの起動用給水止弁20b、復水ポンプ出
口起動用給水弁12、給水ポンプ出口起動用給水調節弁
14及び高圧ヒータ出口起動用給水調節弁16は全閉の
状態にある。
【0022】起動用給水系統の圧力、温度及び給水量特
性を図2に示し、図2に基づいて停止ボイラ9aの追加
起動方法を以下に説明する。 [ステップ1]停止中のボイラ9aの起動用給水止弁2
0aを開にする。ついで復水ポンプ出口起動用給水弁1
2を開き、復水ポンプ2出口の復水をボイラ給水として
ボイラ9aに供給する。このとき復水ポンプ2出口の3
0kg/cm、40℃前後の流体が復水ポンプ出口起
動用給水系統11に供給される。
【0023】[ステップ2]ついで、復水ポンプ出口起
動用給水系統11から給水ポンプ出口起動用給水系統1
3への給水系統の切り替えを行う。起動用給水管19に
設置された温度発信器18により起動用給水管19内の
給水温度を定値温度制御するために給水ポンプ出口起動
用調節弁14の開度を徐々に広げ、起動用給水管19内
の給水の設定温度を徐々に高くし、給水ポンプ出口起動
用給水調節弁14よりの給水量を増加させ、ボイラ許容
昇温率以下となるよう給水の温度を徐々に昇温して定温
にする。
【0024】ボイラ9aが点火されるとボイラ内の給水
圧力の上昇により、ボイラ給水調節弁8a部分での給水
圧力とボイラ9a内の給水圧力との差圧が減少するた
め、ボイラ給水調節弁8aの開度を大きくしてボイラ9
a内への給水を確保する必要があるが、やがてそのボイ
ラ給水調節弁8aの開度の調整による差圧制御範囲の限
界に達する。
【0025】ボイラ給水調節弁8aでの給水圧力をボイ
ラ9a内での給水圧力より所定値だけ高くなるように維
持する必要があるため、給水ポンプ出口起動用給水調節
弁14による起動用給水管19内での定値温度制御を除
外し、給水ポンプ出口起動用給水調節弁14の開度を更
に増加させて起動用給水管19内の給水圧力の昇圧を行
う。
【0026】また、起動用給水管19内の給水圧力が復
水ポンプ出口起動用給水系統11より高くなった時点で
復水ポンプ出口起動用給水弁12を全閉とする。このと
き給水ポンプ5の出口の200kg/cm、150℃
前後の流体が起動用給水管19に供給される。
【0027】[ステップ3]起動用給水管19に設置さ
れた圧力発信器17により高圧ヒータ出口起動用給水調
節弁16の開度で定値圧力制御される圧力値を高圧ヒー
タ6の出口で所定の給水圧力に設定し、給水ポンプ出口
起動用給水調節弁14の開度を起動用給水管19の昇温
率を見ながら徐々に絞り込み、高圧ヒータ出口起動用給
水調節弁16よりの給水量を増加させて起動用給水管1
9内の給水温度を昇温する。そして温度発信器18で計
測される温度が所定の温度になると給水ポンプ出口起動
用給水調節弁14を全閉する。このとき高圧ヒータ6出
口の180kg/cm、240℃前後の流体が起動用
給水管19内に供給される。
【0028】[ステップ4]ステップ3終了時点で起動
用給水管19からボイラ9aに供給される給水は、通常
稼動状態にある高圧ヒータ6出口の給水とほぼ同じ圧
力、温度条件になっていることから、起動用給水系統よ
り通常稼動状態にある給水系統への切替を行う。次い
で、ボイラ9a入口のボイラ給水止弁7aを開き、起動
用給水止弁20aを閉じて切替終了となる。従来技術の
問題点である高温の給水が供給される点については、上
記の通り、温度の低い給水系より順次温度の高い給水系
統に切替を行い、また切替時はボイラの許容昇温率以下
となるよう徐々に昇温していくことで解決される。
【0029】一方、フラッシング発生の問題に対して
は、以下のように解決される。まず、図4に従来技術に
おける給水温度の運転特性を示す。停止ボイラ9aへの
給水は、高圧ヒータ6出口の運転点c0点より、高温高
圧水が常温常圧の状態にある停止中のボイラ9aの給水
開始時c1点に対して供給されるため、フラッシングが
発生する。
【0030】本発明によるボイラ起動用給水装置の場合
を図3に示す。ステップ1では、復水ポンプ2の出口の
40℃前後の低温水が給水されるため、運転点a0点よ
りa1へ減圧されてもフラッシングが発生しない。
【0031】ステップ2では、まず給水ポンプ5の出口
の給水が起動用給水管19の圧力まで減圧されることに
なるが、起動用給水管19は復水ポンプ2の出口の30
kg/cm前後、40℃の復水が供給されているた
め、運転点b0よりb1へ減圧されてもフラッシングが
発生しない。
【0032】従って給水ポンプ5の出口の給水は起動用
給水管19を介して起動中のボイラ9aへ供給される
が、ステップ2の時点ではある程度ボイラ9aに圧力が
あるため運転点b0よりb2へ減圧されてもフラッシン
グが発生しない。
【0033】ステップ3では、高圧ヒータ6の出口の給
水が起動用給水管19の圧力まで減圧されることになる
が、起動用給水管19には給水ポンプ5の出口の200
kg/cm前後の復水が供給されているため、運転点
c0よりc1へ減圧されてもフラッシングが発生しな
い。
【0034】本実施例では2つのボイラ9a、9bと1
つの給水装置からなる例で説明したが、ボイラNO設置
数は3以上でもよく、その場合には起動用給水系統をそ
れぞれのボイラに対して設ければよい。また、脱気器4
がない場合にも本発明の起動用給水系統の取出部は図1
に示す例と同じである。
【0035】
【発明の効果】従来のボイラ給水装置においては、常温
常圧の状態にある停止ボイラに高温の給水が供給される
ため、ヘッダ、ドラム等でのハンチング発生、フラッシ
ングした給水によるボイラ伝熱管の焼損、あるいはドラ
ム等の水位の急変を起こすことより、停止中のボイラを
追加起動できない問題があった。
【0036】本発明によれば、ボイラ起動用給水装置よ
り起動初期は常温の給水が供給され、またボイラの昇温
昇圧状態に合わせた給水が供給されるため、停止中のボ
イラの追加起動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のボイラ起動用給水装置を備えるボイ
ラ給水装置の実施例について示したものである。
【図2】 本発明のボイラ起動用給水装置を備えるボイ
ラ給水装置の起動用給水系統の圧力、温度及び給水量特
性について示したものである。
【図3】 本発明のボイラ起動用給水装置を備えるボイ
ラ給水装置の運転特性について示したものである。
【図4】 従来技術のボイラ給水装置の運転特性につい
て示したものである。
【図5】 従来技術のボイラ給水装置の実施例について
示したものである。
【符号の説明】
1 復水器 2 復水ポンプ 3 低圧ヒータ 4 脱気器 5 給水ポンプ 6 高圧ヒータ 7a、7b ボイラ給水止弁 8a、8b ボ
イラ給水調節弁 9a、9b ボイラ 11 復水ポン
プ出口起動用給水系統 12 復水ポンプ出口起動用給水弁 13 給水ポン
プ出口起動用給水系統 14 給水ポンプ出口起動用給水弁 15 高圧ヒー
タ出口起動用給水系統 16 高圧ヒータ出口起動用給水弁 17 圧力発信
器 18 温度発信器 19 起動用給
水管 20a、20b 起動用給水止弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のボイラに共通の給水設備より給水
    を供給するボイラ給水装置において、 他のボイラが稼働状態にある場合において停止中のボイ
    ラを追加起動する時に、起動初期には常温、起動後はボ
    イラの昇温昇圧状態に合わせた給水量を供給することが
    可能なボイラ起動用給水装置を備えたことを特徴とする
    ボイラ給水装置。
  2. 【請求項2】 ボイラ起動用給水装置は、給水温度と圧
    力の異なる給水をそれぞれ供給可能な少なくとも2つの
    給水量調整手段を有する起動用給水系統を備え、該起動
    用給水系統を切り替え可能に構成したことを特徴とする
    請求項1記載のボイラ給水装置。
  3. 【請求項3】 ボイラ起動用給水装置は、蒸気を回収し
    て復水する復水器からの復水を加熱するための低圧ヒー
    タに供給する給水量調整手段を備えた復水ポンプの出口
    起動用給水系統と、前記低圧ヒータ出口水を高圧ヒータ
    に供給する給水量調整手段を備えた給水ポンプの出口起
    動用給水系統と、給水量調整手段を備えた高圧ヒータ出
    口起動用給水系統の少なくとも3系統からなり、前記各
    給水系統を切り替え可能に構成した起動用給水系統と、 前記起動用給水系統の3つの起動用給水系統を合流させ
    て、かつ各ボイラへの給水量調整手段をそれぞれ有する
    分岐給水流路を備えた合流起動用給水系統とを含むこと
    を特徴とする請求項1記載のボイラ給水装置。
  4. 【請求項4】 複数のボイラに共通の給水設備より給水
    を供給するボイラプラントの運転方法であって、他のボ
    イラが稼働状態にある場合において停止中のボイラを追
    加起動する時に、起動初期には常温、起動後はボイラの
    昇温昇圧状態に合わせた給水を供給することを特徴とす
    るボイラ給水装置の運転方法。
  5. 【請求項5】 追加起動する停止中のボイラへの給水
    は、給水温度と圧力の異なる給水を供給可能な少なくと
    も2つの起動用給水系統から、起動初期は常温の給水、
    起動後はボイラの昇温昇圧状態に合わせた給水の供給を
    行うことを特徴とする請求項4記載のボイラ給水装置の
    運転方法。
  6. 【請求項6】 追加起動する停止中のボイラへの給水
    は、蒸気を回収して復水する復水器からの復水を加熱す
    るための低圧ヒータに供給する復水ポンプの出口起動用
    給水系統と、前記低圧ヒータ出口水を高圧ヒータに供給
    する給水ポンプの出口起動用給水系統と、高圧ヒータ出
    口起動用給水系統の少なくとも3系統からなる起動用給
    水系統からの各給水を、追加起動を行うボイラの状態に
    合わせて流体温度の低い復水ポンプ出口起動用給水系統
    から順に流体温度の高い給水系統である給水ポンプの出
    口起動用給水系統及び高圧ヒータ出口起動用給水系統へ
    給水を切り替えて行うことを特徴とする請求項4記載の
    ボイラ給水装置の運転方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104613461A (zh) * 2015-02-02 2015-05-13 华北电力科学研究院有限责任公司 燃气热电厂低压给水系统及其启停方法
CN104613462A (zh) * 2015-02-02 2015-05-13 华北电力科学研究院有限责任公司 燃气热电厂高压给水系统及其启停方法

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