JP2000291537A - 流動体圧送装置 - Google Patents

流動体圧送装置

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JP2000291537A JP11101864A JP10186499A JP2000291537A JP 2000291537 A JP2000291537 A JP 2000291537A JP 11101864 A JP11101864 A JP 11101864A JP 10186499 A JP10186499 A JP 10186499A JP 2000291537 A JP2000291537 A JP 2000291537A
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swing pipe
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 流動体圧送装置の改良に関し、生コンクリー
ト,土砂,軟弱土等のスラリ流体のような流動体をピス
トン式で圧送するための、揺動パイプと摺動板との摺動
部分を自動的にシールできるようにして圧送能力の向上
を図り、上記摺動部品の寿命の向上を図る。 【解決手段】 内部に流動体が供給され、対をなす連通
孔3a,3bを有する摺動板3を一端に備えたゲートハ
ウジング2を設け、摺動板の連通孔3a,3bにそれぞ
れ連結され、揺動パイプ21の他端21Rと隙間L2を
存して配設される対面部材14aを設け、一端21Lと
他端21Rとの内径が異径に構成され、揺動パイプの一
端21Lの面積よりも他端21Rの面積が大きくなるよ
うに構成されると共に、流動体の圧送時に揺動パイプ2
1の両端に吐出圧が作用し揺動パイプ21の一端21L
を摺動板3に押しつける力を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生コンクリート,
土砂,軟弱土等のスラリ流体のような流動体をピストン
式で圧送する流動体圧送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上記流動体圧送装置をフレッシュ
コンクリート(以下「生コン」という。)などを搬送す
るコンクリートポンプに適用した場合について、図5,
図6によりその概略構造を説明する。上記コンクリート
ポンプCPは、図5に示すように生コンを投入されるホ
ッパ1の下部に、ゲートハウジング2の上部が接続され
ており、図5,図6に示すように、ゲートハウジング2
の一側の側面(一端)2aには、対をなす連通孔3a,
3bを有する摺動板3が取付けられている。
【0003】この摺動板3の連通孔3a,3bの外側面
3cには、シリンダ4a,4bの一端がそれぞれ連結さ
れ、これらシリンダ4a,4bの内部には、ピストン5
a,5bが設けられている。図6に示したように、シリ
ンダ4a,4bの他端には、支持ブロック6の一端面側
6cが連結されており、支持ブロック6には、シリンダ
4a,4bと同軸をなして連通する摺動孔6a,6bが
形成されている。
【0004】又、支持ブロック6の他端面側6dには、
上記のシリンダ4a,摺動孔6aと同軸をなすようにシ
リンダ7aの一端7cが連結され、又のシリンダ4b,
摺動孔6bと同軸をなすようにシリンダ7bの一端7e
が連結されており、シリンダ7a,7bは、それぞれの
一端7c,7e寄りが連絡管10により連絡され、これ
らシリンダ7a,7bの内部には、ピストン8a,8b
がそれぞれ設けられている。
【0005】又、図6に示すように、ピストン5aとピ
ストン8aとは、支持ブロック6の摺動孔6aに摺動移
動可能に支持されたロッド9aにより連結され、又ピス
トン5bとピストン8bとは、支持ブロック6の摺動孔
6bに摺動移動可能に支持されたロッド9bにより連結
されている。そして、シリンダ7aの他端7dからシリ
ンダ7aの内部に圧力を加えると同時にシリンダ7bの
他端7fからシリンダ7b内の圧力を減少させると、ピ
ストン8aがシリンダ7aの他端7d側から一端7c側
に移動して、ロッド9aを介してピストン5aがシリン
ダ4aの他端4d側から一端4c側に移動すると共に、
ピストン8bがシリンダ7bの一端7c側から他端7f
側に移動して、ロッド9bを介してピストン5bがシリ
ンダ4bの一端4e側から他端4f側に移動するように
作動する。
【0006】又、上記とは逆にシリンダ7bの他端7f
からシリンダ7bの内部に圧力を加えると同時にシリン
ダ7aの他端7dからシリンダ7a内の圧力を減少させ
ると、ピストン8bがシリンダ7bの他端7f側から一
端7e側に移動して、ロッド9bを介してピストン5b
がシリンダ4bの他端4f側から一端4e側に移動する
と共に、ピストン8aがシリンダ7aの一端7c側から
他端7d側に移動して、ロッド9aを介してピストン5
aがシリンダ4aの一端4c側から他端4d側に移動す
るようになっており、シリンダ4a,4b,7a,7
b、ピストン5a,5b,8a,8b、支持ブロック
6、ロッド9a,9b、連絡管10などにより、上記従
来例では流動体送出手段Sを構成している。
【0007】一方、図5,図6に示すように、ゲートハ
ウジング2には、揺動パイプ11がその一端11Lを摺
動板3の内側3dに当接させると共に他端11Rを上記
ゲートハウジング2の他側の側面(他端)2bに位置さ
せるようにして上記ゲートハウジング2の他側の側面
(他端)2bを貫通しており、揺動パイプ11は、一端
側が略S字状(略クランク状)をなすと共に、他端側の
軸心を中心に周方向に回転することにより、一端側のS
字状パイプの端部が摺動板3の内側面3dの連通孔3a
または連通孔3bと接続できるように切換可能となって
いる。
【0008】図5に示すように、揺動パイプ11の他端
側は、周方向に回転可能に支持されると共に、切換手段
12である駆動装置により、周方向へ回動可能に、すな
わち、摺動板3の連通孔3aまたは連通行3bとの接続
を切り換えることができるようになっており、揺動パイ
プ11の他端側は、吐出パイプ13の一端に周方向へ回
転できるように連結されている。
【0009】次に、上記のように構成されたコンクリー
トポンプCPの始動から稼働状態の作用を説明する。先
ず、駆動装置12を作動させて、例えば、揺動パイプ1
1の一端側を摺動板3の連通孔3aに接続するように揺
動パイプ11を回転させ、ピストン5bをシリンダ4b
の他端側へ移動させるようにシリンダ7bの他端7fの
圧力が減圧されるように調整すると共にピストン5aを
シリンダ4aの一端4c側へ移動させるようにシリンダ
7aの他端7dの圧力が増大されるように調整すると、
ホッパ1を介してゲートハウジング2内に供給された生
コンがピストン5bの移動に伴ってシリンダ4b内に吸
引される。
【0010】次に、駆動装置12を作動させた、揺動パ
イプ11の一端を摺動板3の連通孔3bに接続するよう
に上記揺動パイプ11を回動させ、ピストン5aをシリ
ンダ4aの他端4d側へ移動させるようにシリンダ7a
の他端7d側の圧力が減圧されるように調整すると共に
ピストン5bをシリンダ4bの一端4e側へ移動させる
ようにシリンダ7bの他端7fの圧力が増大されるよう
に調整すると、シリンダ4b内の生コンが上記ピストン
5bの移動に伴って揺動パイプ11内に吐出され、吐出
パイプ13を介して搬送される一方、ゲートハウジング
2内の生コンがピストン5aのシリンダ4aの他端4d
側への移動に伴ってシリンダ4a内に吸引される。
【0011】そして、シリンダ7aの他端7dが増圧さ
れるように調整すると共にシリンダ7bの他端7fが減
圧されるように調整すると、シリンダ4a内に吸引され
た生コンが揺動パイプ11内に吐出され吐出パイプ13
を介して搬送される一方、シリンダ4b内にゲートハウ
ジング2内の生コンがシリンダ4b内に吸引されるもの
であり、以下上記した各工程を繰り返すことにり、生コ
ンを次々に搬送せしめることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
コンクリートポンプCPは、揺動パイプ11の一端と摺
動板3の連通孔3a,3bのいずれか一方と選択的に切
り換え連結させる必要性があるため、揺動パイプ11の
一端11Lと摺動板3との間にわずかな隙間L1が生じ
ている。
【0013】又、この隙間L1は、生コンの圧送能力を
保持するため、従来は、ねじ等の機械的な調整によって
必要最小限の大きさに保たれているものの、揺動パイプ
11の上記した切り換え回動により摺動板3の摺動面が
磨耗して次第に上記隙間L1が大きくなっていってしま
う。このように上記隙間L1が大きくなってしまうと、
上記隙間L1から生コンがリークしてしまい、生コンの
圧送能力が低下してしまうだけでなく、上記リークする
生コンの増大に伴って上記リークした生コンにより揺動
パイプ11の一端11L側の周縁端及び摺動板3の内側
面等の磨耗が促進されてしまう恐れがある。
【0014】このため、摺動板3の内側面3dにおける
摺動面の状況の確認や上記の隙間L1の大きさ調整を絶
えず注意する必要があるが、上述したように、機械的な
調整によって上記隙間L1の大きさを設定することか
ら、生コンの搬送中に上記の隙間L1を調整することが
できず、搬送作業を一旦中断するか又は作業終了後に上
記隙間調整を行わなければならないため、搬送にかかる
作業効率の低下を招いていた。
【0015】そこで、揺動パイプ11の一端を摺動板3
に油圧シリンダ等で自動的に押し付けて、上記の隙間L
1の大きさを常に一定に保つようにしたタイプが提案さ
れているが、このようなタイプでは、生コンの吐出力に
抗して揺動パイプ11の一端を摺動板3に常に押し付け
なければならないため、油圧シリンダ等の押付機構が大
型化してしまうという問題を生じていた。
【0016】このような問題は、生コンを搬送するコン
クリートポンプCPに限らず、土砂や軟弱土などのスラ
リ流体のような流動体を上記したようにピストン式で圧
送する流動体圧送装置であれば、上記と同様にして起こ
り得ることである。本発明は、これらの課題に鑑み創案
されたもので、小型で簡単であっても、上記の揺動パイ
プと摺動板との隙間を常に一定に保つことができる流動
体圧送装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の流動体圧送装置は、内部に流動体が供給さ
れ、対をなす連通孔を有する摺動板を一端に備えたゲー
トハウジングと、上記ゲートハウジングの上記摺動板の
連通孔の外側部分に上記の連通孔にそれぞれ連通するよ
うに対をなしてそれぞれ連結され、上記ゲートハウジン
グ内の上記流動体を交互に吸引して吐出する流動体送出
手段と、一端側が略S字状をなすと共に上記ゲートハウ
ジングの上記摺動板に当接できるように上記ゲートハウ
ジングの内部に位置し、他端側の軸心回りで回転できる
ように支持された揺動パイプと、上記揺動パイプの一端
を上記ゲートハウジングの上記摺動板の上記対をなす連
通孔のいずれか一方と連結させるように上記揺動パイプ
を上記他端側の軸心回りで回転させる切換手段と、上記
揺動パイプの他端の周縁端と設計仕様に応じて設定され
る大きさの隙間を有して対面する対面部材と、上記揺動
パイプの一端と他端との内径が異径に構成され、上記揺
動パイプの一端の面積よりも他端の面積が大きくなるよ
うに構成されると共に上記揺動パイプの一端から他端に
向かう力よりも他端の上記対面部材から一端に向かう力
の方が大きくなるように構成された上記揺動パイプの一
端と上記摺動板との間の上記隙間を調整する隙間調整手
段とを備えたことを特徴としている。
【0018】請求項2記載の本発明の流動体圧送装置
は、内部に流動体が供給され、対をなす連通孔を有する
摺動板を一端に備えたゲートハウジングと、上記ゲート
ハウジングの上記摺動板の連通孔の外側部分に上記の連
通孔にそれぞれ連通するように対をなしてそれぞれ連結
され、上記ゲートハウジング内の上記流動体を交互に吸
引して吐出する流動体送出手段と、一端側が略S字状を
なすと共に上記ゲートハウジングの上記摺動板に当接で
きるように上記ゲートハウジングの内部に位置し、他端
側の軸心回りで回転できるように支持された揺動パイプ
と、上記揺動パイプの一端を上記ゲートハウジングの上
記摺動板の上記対をなす連通孔のいずれか一方と連結さ
せるように上記揺動パイプを上記他端側の軸心回りで回
転させる切換手段と、上記揺動パイプの他端の周縁端と
設計仕様に応じて設定される大きさの隙間を有して対面
する対面部材とを備え、上記揺動パイプの一端と他端と
の内径が異径であると共に、上記揺動パイプの一端と他
端とが下記の式(1)の関係(簡易解)を有することを
特徴としている。
【0019】 4(D4 2−D3 2)−(D1 2+2 D1 2 −3D2 2)≧0 (1) 但し、D1 は揺動パイプの一端の外径、D2 は揺動パイ
プの一端の内径、D3 は揺動パイプの他端の内径、D4
は揺動パイプの他端の外径である。請求項3記載の本発
明の流動体圧送装置は、請求項2記載の構成において、
上記式(1)の関係(簡易解)は下記の式(2)の関係
(簡易解)からなっていることを特徴としている。
【0020】 (D1 +D2 )/2≦D4 (2) 但し、D1 ≦D4 , 2 >D31 は揺動パイプの一端の外径、D2 は揺動パイプの一
端の内径、D3 は揺動パイプの他端の内径、D4 は揺動
パイプの他端の外径である。請求項4記載の本発明の流
動体圧送装置は、内部に流動体が供給され、対をなす連
通孔を有する摺動板を一端に備えたゲートハウジング
と、上記ゲートハウジングの上記摺動板の連通孔の外側
部分に対をなしてそれぞれ連結され、上記ゲートハウジ
ング内の上記流動体を交互に吸引して吐出する流動体送
出手段と、一端側が略S字状をなすと共に上記ゲートハ
ウジングの上記摺動板に当接できるように上記ゲートハ
ウジングの内部に位置し、他端側の軸心回りで回転でき
るように支持された揺動パイプと、上記揺動パイプの一
端を上記ゲートハウジングの上記摺動板の上記対をなす
連通孔のいずれか一方と連結させるように上記揺動パイ
プを上記他端側の軸心回りで回転させる切換手段と、上
記揺動パイプの他端の周縁端と設計仕様に応じて設定さ
れる大きさの隙間を有して対面する対面部材とを備え、
上記揺動パイプの一端と他端との内径が異径であると共
に、上記揺動パイプの一端と他端とが下記の式(3)の
関係(厳密解)を有することを特徴としている。
【0021】 3(D4 2−D3 2)−D1 2−D1 2 +2D2 2≧0 (3) D1 は揺動パイプの一端の外径、D2 は揺動パイプの一
端の内径、D3 は揺動パイプの他端の内径、D4 は揺動
パイプの他端の外径である。請求項5記載の本発明の流
動体圧送装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の
構成において、上記揺動パイプの他端と上記対面部材と
の間の上記隙間に連通し上記隙間より漏れた上記流動体
が浸入する滞留空間を備えたことを特徴としている。
【0022】請求項6記載の本発明の流動体圧送装置
は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記ゲートハウジングの他側の側面を貫通した上記
揺動パイプを囲繞すると共に上記ゲートハウジングの外
側部に設けられたケーシングと、上記ケーシング内に設
けられ上記揺動パイプを回転可能に支持せしめる軸受
と、上記揺動パイプの他端の周縁端と隙間を有して対向
する上記ケーシング側に設けられた対面部材と、上記揺
動パイプで圧送される流動体が上記隙間より浸入する上
記の揺動パイプの外周と上記ケーシングの内周とにより
構成される滞留空間とを備えたことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の流動体圧送装置をコン
クリートポンプに適用した場合の要部構造を示す概略断
面図、図2は図1のコンクリートポンプの作用を示す概
略説明図、図3は上記実施形態の変形例を示す、図1と
同様の状態を示す概略断面図、図4は図3のコンクリー
トポンプの作用を示す概略説明図である。ただし、前述
した従来のコンクリートポンプと同様な部分について
は、図5,図6に示した従来のコンクリートポンプの説
明に用いた符号と同様な符号を用いることにより、その
説明を省略する。
【0024】図1,2に示すように、揺動パイプ21
は、摺動板3の内側面3dと対面する一端21Lと他端
21Rとの間が異径サイズの内径D2 ,D3 をなし、摺
動板3の内側面3dと対面する一端21Lの外径をD1
とし、他端21Rの外径をD4とすれば、これらD1 ,
2 ,D3 ,D4 は、下記の式(1)の関係(簡易解)
または式(2)の関係(簡易解)、あるいは式(3)の
関係(厳密解)を満たすようになっている。 (上記簡易解) 4(D4 2−D3 2)−(D1 2+2 D1 2 −3D2 2)≧0 (1) 但し、D2 ≠D3 または、 (D1 +D2 )/2≦D4 (2) 但し、D1 ≦D4 ,D2 >D3 あるいは(上記厳密解) 3(D4 2−D3 2)−D1 2−D1 2 +2D2 2≧0 (3) そして、上記式(1)の簡易解の圧力分布を求めると、 F1 =π/4×P{[(D1 +D2 )/2]2 −D2 2} F2 =π/4×P〔(D4 2−D3 2) F1 ≦F2 であれば、自己シール性を有するので、上記
簡易解が上記式(1)となる。
【0025】又、上記式(2)の簡易解の圧力分布を求
めると、 F1 =π/4×P{[(D1 +D2 )/2]2 −D2 2} F2 =π/4×P(D4 2−D3 2) 但し、D1 ≦D4 、D2 >D3 1 ≦F2 であれば、自己シール性を有するので、上記
簡易解が上記式(2)となる。一方、図1に示すよう
に、ゲートハウジング2の他側の側面2bの外側部に
は、揺動パイプ21の他端側と同軸をなして揺動パイプ
21を支持する円筒型のケーシング14の一端が取り付
けられており、ケーシング14は、ゲートハウジング2
が取付けられた側の内側の一端側及びその中間部の内周
壁14cに設けられた軸受15a,15bを介して揺動
パイプ21の他端側を回転可能に支持すると共に、揺動
パイプ21の他端21Rと設計仕様により設定される大
きさの隙間L2を存して対面するように対面部材14a
が設けられており、この対面部材14aは本実施形態で
は、図1に示したようにケーシング14の他端側壁で構
成されている。
【0026】そして、コンクリートポンプCPが作動し
て、例えばシリンダ4bから揺動パイプ21の一端21
L側に吐出された生コンが上記の隙間L1にリークして
上記の一端21L側に上記吐出圧が作用して隙間L1を
広げる方向の後述する力F1を受ける一方、上記生コン
の吐出圧を上記の隙間L2に入れて上記の隙間L1が縮
小する方向の後述する力F2 、即ち揺動パイプ21の一
端21Lから他端21Rに向かう力が発生する発生機構
を構成している。
【0027】そして、揺動パイプ21の他端21Rの周
縁端と設計仕様に応じて設定される大きさの隙間L2を
有して対面する対面部材14aが設けられ、揺動パイプ
21の一端21Lと他端21Rとの内径D2 ,D3 が異
径に構成され、揺動パイプ21の一端21Lの面積より
も上記の他端21Rの面積が大きくなるように構成され
ると共に揺動パイプ21の一端21Lから他端21Rに
向かう力F1 よりも、他端21Rの対面部材14aから
上記の一端21Lに向かう力F2 の方が大きくなるよう
に構成された揺動パイプ21の一端21Lと摺動板3の
内側面3dとの間の隙間L1を調整する隙間調整手段W
を有している。
【0028】又、揺動パイプ21の外周面21aの他端
21R側には、図1に示したようにパイプ21の外周面
21aとケーシング14の内周壁14cとにより滞留空
間Rが構成されており、この滞留空間Rにはパッキン1
6が装着されており、このパッキン16は上記の隙間L
2から上記リークして滞留空間Rに入った生コンが軸受
15b側に浸入しないように、揺動パイプ21の他端2
1R側の内部の軸受15bと滞留空間Rとの間ををシー
ルするものである。
【0029】図1に示すように、揺動パイプ21とケー
シング14との間には、揺動パイプ21を一端21R側
へ回転軸心方向に沿って付勢する補助シリング17が配
設されている。又、ケーシング14の他端は、例えば従
来例とし、図5に示したように吐出パイプ13の一端に
連結されている(図1では省略)。
【0030】このようなコンクリートポンプCPでは、
図1,図2に示したように揺動パイプ21を回動して、
揺動パイプ21のS字状パイプの一端21Lを摺動板3
の連通孔3bに接続した後、シリンダ4b内に前工程で
吸引した流動体である生コンをピストン5bで吐出する
と、上記生コンが揺動パイプ21を介して上記の吐出パ
イプ13内に送給される。
【0031】このとき、コンクリートポンプCPは、図
2に示したように摺動板3の内側面3dと揺動パイプ2
1のS字状パイプの端部21Lとの間に、前記従来例で
説明した隙間L1があるため、上記生コンが揺動パイプ
21で圧送されると上記の揺動パイプ21の両端の隙間
L1,L2にリークして揺動パイプ21の両端側には、
生コンの送給圧力Pが作用するため、揺動パイプ21の
一端21L側には、下記の式(4)に示すような他端2
1R側へ向かう力F1 が働き、揺動パイプ21の他端2
1R側には、ケーシング14の他端側壁(対面部材)1
4aに下記の式(5)に示すような一端側へ向かう力F
2 が働く。
【0032】 F1 =(π/4)×P{[(D1 +D2 )/2]2 −D2 2} (4) F2 =(π/4)×P(D4 2−D3 2) (5) なお、上記F1 は、厳密解として、下記の式(4a)の
ように表される。
【0033】
【数1】
【0034】ここで、揺動パイプ21は、上記の一端2
1Lの面積よりも他端21Rの面積が大きくなっている
ので、揺動パイプ21には、上記式(5)及び(4a)
より実質的に他端21R側から一端21L側へ向かう力
F(=F2 −F1 ′≧0)が、即ち 3(D4 2−D3 2
−D1 2−D1 2 +2D2 2≧0の力Fが発生し、揺動パ
イプ21は、一端が摺動板3に密着する方向に押し付け
られる。
【0035】又、未作動時、すなわち、揺動パイプ21
に送給圧力Pが作用しない無負荷時には、例えば油圧応
動装置等により構成される補助シリング17が揺動パイ
プ21の一端側を摺動板3に軽く押し付ける。つまり、
揺動パイプ21の両端の内外径の大きさを上記式(1)
の関係とすることにより、生コンの吐出時に揺動パイプ
21にかかる力のバランスF2 >F1とし、上記吐出に
伴って、揺動パイプ21の一端21Lを摺動板3の内側
面3dに自動的に押し付けてシール性能を向上させるこ
とができる。
【0036】このため、生コン搬送中でも揺動パイプ2
1の一端21Lと摺動板3の内側面3dとの隙間L1が
自動的に調整されるようになるので、生コン搬送作業を
一端中断して隙間L1を調整する必要がなくなる。した
がって、小型で簡単な構造でも、揺動パイプ21と摺動
板3との隙間L1を常に上記の設計仕様に応じて設定さ
れ隙間L1に略保持することができるので、生コン搬送
にかかる作業効率の向上を低コストで簡単に実現させる
ことができる。
【0037】又、揺動パイプ21の両端21L,21R
の上記の内外径D1 〜D4 が上記した式(1),(2)
の関係を有しているので、揺動パイプ21の一端(生コ
ンの吸入口)21Lを極力厚肉とすることができ、揺動
パイプ21の一端21Lで生コン中の骨材や礫などを切
る場合の揺動パイプ21の一端の磨耗や損傷をできるだ
け抑えることができる。
【0038】又、図3,4が示すように、揺動パイプ2
1の外周面21aの他端にリング18を嵌合することに
より、上記した式(1),(2)の関係を満たすように
することも可能である。又、本実施の形態では、上記の
補助シリンダ17をケーシング14の内部に配設した
が、これに代えて、例えば、図3に示すように、摺動パ
イプ21と一体をなすブラケット21bをケーシング1
4の外周面21aから突出させ、ケーシング14の外部
に設けた補助シリンダ17と同様に構成される補助シリ
ンダ19のロッド19aをブラケット21bに連結する
ようにしてもよい。
【0039】又、本実施の形態では、コンクリートポン
プCPに適用した場合について説明したが、これに限ら
れるものではなく、土砂や軟弱土などのスラリ流体のよ
うな流動体を圧送する流動体圧送装置であれば、上記の
場合と略同様に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上、詳述したように請求項1,請求項
2,請求項3,請求項4記載の本発明の流動体圧送装置
によれば、内部に流動体が供給され、対をなす連通孔を
有する摺動板を一端に備えたゲートハウジングと、上記
ゲートハウジングの上記摺動板の上記連通孔の外側に対
をなしてそれぞれ連結され、上記ゲートハウジング内の
上記流動体を交互に吸引して吐出する流動体送出手段
と、一端側が略S字状をなすと共に上記ゲートハウジン
グの上記摺動板に当接できるように上記ゲートハウジン
グの内部に位置し、他端側の軸心回りで回転できるよう
に支持された揺動パイプと、上記揺動パイプの一端を上
記ゲートハウジングの上記揺動板の上記対をなす連通孔
のいずれか一方と連絡させるように上記揺動パイプを上
記他端側の軸心回りで回転させる切換手段と、上記揺動
パイプの他端の周縁端と設計仕様に応じて設定される大
きさの隙間を有して対面する対面部材とを備えてなり、
上記揺動パイプの他端の面積が一端の面積よりも大きい
ことから、上記流動体送出手段により上記流動体を上記
揺動パイプ内に送給すると、上記流動体の送給圧力によ
り上記揺動パイプの一端側から他方側に働く力よりも、
上記送給圧力の力により上記揺動パイプの他端側から一
端側に働く力の方が大きくなるため、上記揺動パイプに
は実質的に上記揺動パイプの他端側から一端側へ向かう
力の方が大きく発生し、上記揺動パイプの一端が上記摺
動板に密着する方向に押し付けられるようになるので、
流動体搬送中でも上記の揺動パイプと摺動板との隙間が
自動的に調整されるようになり、流動体搬送作業を一端
中断して上記隙間を調整する必要をなくすことができ
る。この結果、上記の揺動パイプと摺動板との上記隙間
を小型で簡単な構造でも常に設計仕様に応じて設定され
る隙間に略保持することができ、流動体搬送にかかる作
業効率の向上を低コストで簡単に実現させることができ
る。
【0041】又、上記揺動パイプの一端の内径D2 ,外
径D1 と他端の内径D3 ,外径D4とが上記した4(D4
2−D3 2)−(D1 2+2 D1 2 −3D2 2)≧0、但し
2≠D3 の関係(簡易解)または(D1 +D2 )/2
≦D4 、但しD1 ≦D4 、D 2 >D3 の関係(簡易解)
あるいは3(D4 2―D3 2)―D1 2―D1 2 +2D2 2
0の関係(厳密解)を有していれば、上記した効果を得
ることができると共に、上記揺動パイプの一端の肉厚を
上記揺動パイプの他端に対して極力厚肉とすることがで
きるので、上記揺動パイプの一端の磨耗や損傷をできる
だけ抑えることができる。
【0042】又、上記実施形態では、上記揺動パイプの
一端の内径D2 が上記揺動パイプ21の他端の内径D3
より大きい場合について説明したが、これに限られるも
のではなく、上記揺動パイプの一端の内径D2 が上記揺
動パイプの他端の内径D3 より小さい場合であっても、
上記のように上記の揺動パイプの一端側に向かう力F 2
と他端側に向かう力F1 の関係がF1 ≦F2 になるよう
に、上記の揺動パイプの内外径を設定すれば、上記実施
形態と略同様の作用効果を奏することができる。
【0043】請求項5記載の本発明の流動体圧送装置に
よれば、請求項1〜4のいずれかに記載の構成におい
て、上記揺動パイプの他端と上記対面部材との間の上記
隙間に連通し上記隙間より漏れた上記流動体が浸入する
滞留空間を備えているので、請求項1〜4のいずれかの
効果に加え、上記対面部材から上記揺動パイプの他端か
ら一端へ押しつける力を効果的に発生させることができ
る。
【0044】請求項6記載の本発明の流動体圧送装置に
よれば、請求項1〜5のいずれかに記載の構成におい
て、上記ゲートハウジングの他側の側面を貫通した上記
揺動パイプを囲繞すると共に上記ゲートハウジングの外
側部に設けられたケーシングと、上記ケーシング内に設
けられ上記揺動パイプを回転可能に支持せしめる軸受
と、上記揺動パイプの他端の周縁端と隙間を有して対向
する上記ケーシング側に設けられた上記対面部材と、上
記揺動パイプで圧送される流動体が上記隙間より浸入す
る上記揺動パイプの外周と上記ケーシングの内周とによ
り構成された滞留空間とを備えているので、請求項1〜
4のいずれかの効果に加え、上記揺動パイプの一端と上
記摺動板との間の隙間を調整する隙間調整手段を上記ケ
ーシング内に簡単な構造で、且つ小型に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流動体圧送装置をコンクリートポンプ
に適用した場合の実施形態の要部構造を示す概略断面図
である。
【図2】図1のコンクリートポンプの作用を示す概略説
明図である。
【図3】上記実施形態の変形例を示すもので、図1と同
様の状態を示す概略断面図である。
【図4】図3のコンクリートポンプの作用を示す概略説
明図である。
【図5】従来のコンクリートポンプの一部破断斜視を示
す概略説明図である。
【図6】図5の要部構造を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 ゲートハウジング 2a ゲートハウジングの一側の側面 2b ゲートハウジングの他側の側面 3 摺動板 3a,3b 連通孔 3c 摺動板の外側面 3d 摺動板の内側面 4a,4b シリンダ 4c シリンダ4aの他端 4d シリンダ4aの一端 4e シリンダ4bの他端 4f シリンダ4bの一端 5a,5b ピストン 6 支持ブロック 6a,6b 摺動孔 6c 支持ブロックの一端 6d 支持ブロックの他端 7a,7b シリンダ 7c シリンダ7aの他端 7d シリンダ7aの一端 7e シリンダ7bの他端 7f シリンダ7bの一端 8a,8b ピストン 9a,9b ロッド 10 連絡管 11 揺動パイプ 12 駆動装置 13 吐出パイプ 14 ケーシング 14a ケーシングの対面部材 14c ケーシングの内周壁 15a 軸受 15b 軸受 16 パッキン 17 補助シリンダ 18 リング 19 補助シリンダ 21 揺動パイプ 21a 外周面 21b ブラケット 21L 揺動パイプの一端 21R 揺動パイプの他端 L1,L2 隙間 S 流動体送出手段 W 隙間調整手段 CP コンクリートポンプ R 滞留空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に流動体が供給され、対をなす連通
    孔を有する摺動板を一端に備えたゲートハウジングと、
    上記ゲートハウジングの上記摺動板の連通孔の外側部分
    に上記の連通孔にそれぞれ連通するように対をなしてそ
    れぞれ連結され、上記ゲートハウジング内の上記流動体
    を交互に吸引して吐出する流動体送出手段と、一端側が
    略S字状をなすと共に上記ゲートハウジングの上記摺動
    板に当接できるように上記ゲートハウジングの内部に位
    置し、他端側の軸心回りで回転できるように支持された
    揺動パイプと、上記揺動パイプの一端を上記ゲートハウ
    ジングの上記摺動板の上記対をなす連通孔のいずれか一
    方と連結させるように上記揺動パイプを上記他端側の軸
    心回りで回転させる切換手段と、上記揺動パイプの他端
    の周縁端と設計仕様に応じて設定される大きさの隙間を
    有して対面する対面部材と、上記揺動パイプの一端と他
    端との内径が異径に構成され、上記揺動パイプの一端の
    面積よりも他端の面積が大きくなるように構成されると
    共に上記揺動パイプの一端から他端に向かう力よりも他
    端の上記対面部材から一端に向かう力の方が大きくなる
    ように構成された上記揺動パイプの一端と上記摺動板と
    の間の上記隙間を調整する隙間調整手段とを備えたこと
    を特徴とする、流動体圧送装置。
  2. 【請求項2】 内部に流動体が供給され、対をなす連通
    孔を有する摺動板を一端に備えたゲートハウジングと、
    上記ゲートハウジングの上記摺動板の連通孔の外側部分
    に上記の連通孔にそれぞれ連通するように対をなしてそ
    れぞれ連結され、上記ゲートハウジング内の上記流動体
    を交互に吸引して吐出する流動体送出手段と、一端側が
    略S字状をなすと共に上記ゲートハウジングの上記摺動
    板に当接できるように上記ゲートハウジングの内部に位
    置し、他端側の軸心回りで回転できるように支持された
    揺動パイプと、上記揺動パイプの一端を上記ゲートハウ
    ジングの上記摺動板の上記対をなす連通孔のいずれか一
    方と連結させるように上記揺動パイプを上記他端側の軸
    心回りで回転させる切換手段と、上記揺動パイプの他端
    の周縁端と設計仕様に応じて設定される大きさの隙間を
    有して対面する対面部材とを備え、上記揺動パイプの一
    端と他端との内径が異径であると共に、上記揺動パイプ
    の一端と他端とが下記の式(1)の関係(簡易解)を有
    することを特徴とする、流動体圧送装置。 4(D4 2−D3 2)−(D1 2+2 D1 2 −3D2 2)≧0 (1) 但し、D1 は揺動パイプの一端の外径、D2 は揺動パイ
    プの一端の内径、D3 は揺動パイプの他端の内径、D4
    は揺動パイプの他端の外径である。
  3. 【請求項3】 上記式(1)の関係(簡易解)は下記の
    式(2)の関係(簡易解)からなっていることを特徴と
    する、請求項2記載の流動体圧送装置。 (D1 +D2 )/2≦D4 (2) 但し、D1 ≦D4 ,D2 >D31 は揺動パイプの一端の外径、D2 は揺動パイプの一
    端の内径、D3 は揺動パイプの他端の内径、D4 は揺動
    パイプの他端の外径である。
  4. 【請求項4】 内部に流動体が供給され、対をなす連通
    孔を有する摺動板を一端に備えたゲートハウジングと、
    上記ゲートハウジングの上記摺動板の連通孔の外側部分
    に対をなしてそれぞれ連結され、上記ゲートハウジング
    内の上記流動体を交互に吸引して吐出する流動体送出手
    段と、一端側が略S字状をなすと共に上記ゲートハウジ
    ングの上記摺動板に当接できるように上記ゲートハウジ
    ングの内部に位置し、他端側の軸心回りで回転できるよ
    うに支持された揺動パイプと、上記揺動パイプの一端を
    上記ゲートハウジングの上記摺動板の上記対をなす連通
    孔のいずれか一方と連結させるように上記揺動パイプを
    上記他端側の軸心回りで回転させる切換手段と、上記揺
    動パイプの他端の周縁端と設計仕様に応じて設定される
    大きさの隙間を有して対面する対面部材とを備え、上記
    揺動パイプの一端と他端との内径が異径であると共に、
    上記揺動パイプの一端と他端とが下記の式(3)の関係
    (厳密解)を有することを特徴とする、流動体圧送装
    置。 3( D4 2−D3 2) −D1 2−D1 2 +2D2 2≧0 (3) D1 は揺動パイプの一端の外径、D2 は揺動パイプの一
    端の内径、D3 は揺動パイプの他端の内径、D4 は揺動
    パイプの他端の外径である。
  5. 【請求項5】 上記揺動パイプの他端と上記対面部材と
    の間の上記隙間に連通し上記隙間より漏れた上記流動体
    が浸入する滞留空間を備えたことを特徴とする、請求項
    1〜4 のいずれか1項に記載の流動体圧送装置。
  6. 【請求項6】 上記ゲートハウジングの他側の側面を貫
    通した上記揺動パイプを囲繞すると共に上記ゲートハウ
    ジングの外側部に設けられたケーシングと、上記ケーシ
    ング内に設けられ上記揺動パイプを回転可能に支持せし
    める軸受と、上記揺動パイプの他端の周縁端と隙間を有
    して対向する上記ケーシング側に設けられた対面部材
    と、上記揺動パイプで圧送される流動体が上記隙間より
    浸入する上記の揺動パイプの外周と上記ケーシングの内
    周とにより構成される滞留空間とを備えたことを特徴と
    する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の流動体圧送
    装置。
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