JP2000291098A - 便器洗浄タンク装置 - Google Patents

便器洗浄タンク装置

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JP2000291098A
JP2000291098A JP11097867A JP9786799A JP2000291098A JP 2000291098 A JP2000291098 A JP 2000291098A JP 11097867 A JP11097867 A JP 11097867A JP 9786799 A JP9786799 A JP 9786799A JP 2000291098 A JP2000291098 A JP 2000291098A
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Yasunori Hirooka
康則 廣岡
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押釦式の操作による便器タンク洗浄装置の部
品点数を削減し、構造を簡易化し、製造コストを低減す
る。 【解決手段】 底部に排水用の開口部を有する便器洗浄
水貯水用のタンク本体と、前記タンク本体の開口部に着
離座する弁体と、前記弁体の開口を操作する押釦と、前
記弁体を引上げるためのチェーンとを備え、前記押釦が
前記チェーンとパンタグラフ式リンク機構手段にて連繋
した便器洗浄タンク装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器洗浄タンク装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、押釦式操作による便器の洗浄水タ
ンク装置は、排水弁部の構造(動作方法)により大きく2
つに分類される。ひとつは排水弁が鉛直方向に上下する
もので、もうひとつは排水弁が円弧状の動きをするもの
である。前者は一般的に構造が複雑である。即ちタンク
蓋に押釦を有する場合、押釦を押した時に確実に排水弁
が開くように制御装置である押釦と制御される側の排水
弁を接続するためにさらに複雑な構造となる。押釦と排
水弁を接続しないと、タンク蓋が動いたり、タンク本体
の高さが製造上のばらつきにより大きく出来た場合に、
押釦を押しても排水弁が開かなかったり、排水弁の開き
度合いが不足することにより洗浄不良となってしまう。
【0003】一方、後者の場合、図8に示すように部品
点数が多く構造が複雑である。また、押釦60に連結さ
れたスピンドル61と、チェーン63を介して排水弁6
4に連結された駆動アーム65とが接続されていない構
造となっている。従って、タンク蓋(図中仮想線で表示)
66がずれて洗浄動作が正常にされないという不具合が
市場にて発生している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は押釦
式の操作による便器タンク洗浄装置の部品点数を削減
し、構造を簡易化し、製造コストを低減することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】請
求項1記載の本発明の便器洗浄タンク装置は、底部に排
水用の開口部を有する便器洗浄水貯水用のタンク本体
と、前記タンク本体の開口部に着離座する弁体と、前記
弁体の開口を操作する押釦式操作手段と、前記弁体を引
き上げるための巻き上げ可能な引き上げ手段と、前記引
き上げ手段を巻き上げるための巻き上げ手段とからな
り、前記押釦式操作手段と前記引き上げ手段とが前記巻
き上げ手段を介して連繋していることを特徴とする。押
釦式操作手段の操作により、巻き上げ手段を駆動して巻
き上げ可能な引き上げ手段が巻き上げられて弁体が引き
上げられ、開口部が開放されてタンク本体内に洗浄水が
排出される。
【0006】請求項2記載の便器洗浄タンク装置は、請
求項1記載の便器洗浄タンク装置において、前記巻き上
げ手段が回転ドラムで、前記引き上げ手段がチェーンで
あることを特徴とする。引き上げ手段をチェーンとし、
それを巻き上げる巻き上げ手段が回転ドラムであるの
で、構成が簡単で製造コストも安価になる。
【0007】請求項3記載の便器洗浄タンク装置は、請
求項2記載の便器洗浄タンク装置において、前記押釦式
操作手段が押釦とそれに連設したスピンドルとからな
り、前記スピンドルが前記回転ドラムに当接して回転ド
ラムを回転させることを特徴とする。押釦を押す操作を
することにより、スピンドルが進出する。その際、スピ
ンドルと当接している回転ドラムが回転してチェーンを
巻き上げる。回転ドラムは所定の回転軸に支持されて外
力が作用することによって自在に回転する。また、押釦
は所定の操作後、自動的に初期状態に復帰することによ
り回転ドラムをチェーンを巻き上げる時の回転する方向
とは反対の方向に回転して、チェーンを巻き戻し、弁体
が開口部に着座するのを妨げない。スピンドルと回転ド
ラムとの間で滑りが生ずる恐れがある場合、スピンドル
及び/または回転ドラムの当接部を滑り抵抗の大きい材
質で形成してもよい。
【0008】請求項4記載の便器洗浄タンク装置は、請
求項3記載の便器洗浄タンク装置において、前記回転ド
ラムが前記チェーンを巻き上げる巻き上げ部と前記スピ
ンドルが当接するスピンドル当接部とからなり、前記ス
ピンドル当接部が所定ピッチのピニオンを形成し、前記
スピンドルに前記ピニオンと連繋するラックを形成した
ことを特徴とする。スピンドルと回転ドラムとをラック
とピニオンの関係で連繋するので、操作時にスリップす
ることがなく確実に弁体の開口操作ができる。
【0009】請求項5の発明の便器洗浄タンク装置は、
底部に排水用の開口部を有する便器洗浄水貯水用のタン
ク本体と、前記タンク本体の開口部に着離座する弁体
と、前記弁体の開口を操作する大洗浄用押釦式操作手段
及び小洗浄用押釦式操作手段と、前記弁体を引上げるた
めの巻き上げ可能な引き上げ手段と、前記引き上げ手段
を巻き上げるための巻き上げ手段とからなり、前記大洗
浄用押釦式操作手段及び小洗浄用押釦式操作手段と前記
引き上げ手段とが前記巻き上げ手段を介して連繋してい
ることを特徴とする。この発明においては、大用便時に
要する洗浄水量と、小用便時に要する洗浄水量を切り替
えることができ、洗浄水量の節約が図れる。
【0010】請求項6記載の便器洗浄タンク装置は、請
求項5記載の便器洗浄タンク装置において、前記巻き上
げ手段が回転ドラムで、前記引き上げ手段がチェーンで
あることを特徴とする。引き上げ手段をチェーンとし、
それを巻き上げる巻き上げ手段が回転ドラムであるの
で、構成が簡単で製造コストも安価になる。
【0011】請求項7記載の便器洗浄タンク装置は、請
求項6記載の便器洗浄タンク装置において、前記大洗浄
用押釦式操作手段が大洗浄用押釦とそれに連設した大洗
浄用スピンドルとからなり、小洗浄用押釦式操作手段が
小洗浄用押釦とそれに連設した小洗浄用スピンドルとか
らなり、前記大洗浄用スピンドル及び小洗浄用スピンド
ルが前記回転ドラムに当接して前記回転ドラムを回転さ
せることを特徴とする。大洗浄用押釦または小洗浄用押
釦を押す操作をすることにより、スピンドルが進出す
る。その際、スピンドルと当接している回転ドラムが回
転してチェーンを巻き上げる。回転ドラムは所定の回転
軸に支持されて外力が作用することによって自在に回転
する。また、押釦は所定の操作後、自動的に初期状態に
復帰することにより回転ドラムをチェーンを巻き上げる
時の回転する方向とは反対の方向に回転して、チェーン
を巻き戻し、弁体が開口部に着座するの妨げない。スピ
ンドルと回転ドラムとの間で滑りが生ずる恐れがある場
合、スピンドル及び/または回転ドラムの当接部を滑り
抵抗の大きい材質で形成してもよい。また、回転ドラム
の大洗浄用スピンドルと小洗浄用スピンドルとが当接す
る部分の外径寸法を各々所定の寸法にすることにより、
大洗浄用スピンドルと小洗浄用スピンドルが進出するス
トロークが同じにして、大小用便時に応じた弁体の開度
を実現することもできる。
【0012】請求項8記載の便器洗浄タンク装置は、請
求項7記載の便器洗浄タンク装置において、前記回転ド
ラムが前記チェーンを巻き上げる巻き上げ部と、前記大
洗浄用スピンドルが当接する第1スピンドル当接部と、
前記小洗浄用スピンドルが当接する第2スピンドル当接
部とからなり、前記第1、第2スピンドル当接部が各々
所定ピッチのピニオンを形成し、前記大洗浄用スピンド
ルと小洗浄用スピンドルに前記ピニオンと連繋するラッ
クを形成したことを特徴とする。スピンドルと回転ドラ
ムとをラックとピニオンの関係で連繋するので、操作時
にスリップすることがなく、確実に弁体の開口操作がで
きる。
【0013】請求項9記載の発明の便器洗浄タンク装置
は、底部に排水用の開口部を有する便器洗浄水貯水用の
タンク本体と、前記タンク本体の開口部に着離座する弁
体と、前記弁体の開口を操作する押釦と、前記弁体を引
上げるためのチェーンとを備え、前記押釦が前記チェー
ンとパンタグラフ式リンク機構手段にて連接されること
を特徴とする。この発明においては、押釦を操作するこ
とによりパンタグラフ式リンク機構手段が縮退して弁体
を引き上げ、弁体の開口操作機構が簡単な構成で実現で
き、製造コストも安価になる。
【0014】請求項10記載の発明の便器洗浄タンク装
置は、底部に排水用の開口部を有する便器洗浄水貯水用
のタンク本体と、前記タンク本体の開口部に着離座する
大洗浄排水弁体及び小洗浄排水弁体と、前記大洗浄排水
弁体の開口を操作する大洗浄用押釦及び前記小洗浄排水
弁体の開口を操作する小洗浄用押釦と、前記大洗浄排水
弁体及び小洗浄排水弁体を引上げるためのチェーンを各
々備え、前記大洗浄用押釦と小洗浄用押釦が各々のチェ
ーンとパンタグラフ式リンク機構手段にて連接されるこ
とを特徴とする。この発明においては、大用便時に要す
る洗浄水量と小用便時に要する洗浄水量の切り替えが可
能な弁体の開口操作機構が簡単な構成で実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図1は本発明の
第1の実施形態に係る便器洗浄タンク装置の構成を示す
図である。1はタンク本体であり、タンク本体1の底部
にはタンク内の水を便器に供給するための排水弁本体2
及び排水弁(弁体)3が設けられている。排水弁本体2
には回転ドラム4が支持部材8によって回転自在に支持
されている。排水弁3と回転ドラム4はチェーン5によ
り接続されている。一方、タンク蓋11には押釦6が固
定され、押釦6に連設してスピンドル7が設けられ回転
ドラム4と当接している。次に、洗浄操作を説明する。
押釦6を押すと連結されているスピンドル7が下方に動
く。すると回転ドラム4が反時計方向に回転しチェーン
5を巻き上げて、排水弁3を開口してタンク本体1内の
水を排出する。押釦6の押圧操作が終了して押圧力を開
放すると、押釦6はスプリング等の復帰手段(図示せず)
により初期位置に戻され、スピンドル7も上昇して回転
ドラム4が時計方向に回転しチェーン5が弛緩される。
すると排水弁3はチェーン5による上方からの引き上げ
力から開放されて、排水弁3自体に作用する浮力と自重
との関係で所定の水量を排出後に初期状態に戻る。
【0016】(第2の実施例)この例は、図2に示すよ
うに回転ドラム4の部分をチェーン5を巻き上げる巻き
上げ部9と、スピンドル7が当設するスピンドル当接部
10から構成したもので、その他の構成は第1の実施例
と同様である。スピンドル当接部10を所定ピッチの小
歯車の所謂ピニオン10aとし、一方スピンドル7には
ピニオン10aと嵌合するラック7aを形成している。
この例では、スピンドル7と回転ドラム4とがラックと
ピニオンの嵌合で動作するので、スリップすることがな
い。
【0017】(第3の実施例)図3は本発明の第2の実
施形態に係る便器洗浄タンク装置の構成を示す図で、大
用便時と小用便時のタンクから排出する洗浄水量の切り
替えが可能な装置である。第1の実施例と同様に、タン
ク本体1の底部にはタンク内の水を便器に供給するため
の排水弁本体2及び排水弁(弁体)3が設けられてい
る。排水弁本体2には回転ドラム4が支持部材8によっ
て回転自在に支持されている。排水弁3と回転ドラム4
はチェーン5により接続されている。一方、タンク蓋1
1には、大洗浄用押釦21と小洗浄用押釦22が取り付
けられ、大洗浄用押釦21に連設して大洗浄用スピンド
ル23が、小洗浄用押釦22に連設して小洗浄用スピン
ドル24が設けられ、各々が回転ドラム4と当接してい
る。この例では、大洗浄用押釦21と小洗浄用押釦22
の押しストロークは同じで、回転ドラム4の大洗浄用ス
ピンドル23が当接する部分の外径を小洗浄用スピンド
ル24が当接する部分の外径より小さくしている。これ
により、大洗浄用押釦21を押したときの回転ドラム4
の回転量が、小洗浄用押釦22押したときの回転ドラム
4の回転量より大きくなり、排水弁2が大きく開き便器
への排水流量及び排水量が大きくなる。
【0018】(第4の実施例)この例は、図4に示すよ
うに回転ドラム4の部分をチェーン5を巻き上げる巻き
上げ部25と、この巻き上げ部25の一方側に設けた大
洗浄用スピンドル23が当接する大洗浄用スピンドル当
接部26と、他方側に設けた小洗浄用スピンドル24が
当接する小洗浄用スピンドル当接部27とから構成した
もので、その他の構成は第3の実施例と同様である。大
洗浄用スピンドル当接部26及び小洗浄用スピンドル当
接部27は夫々所定ピッチの小歯車の所謂ピニオン26
a、27aを形成している。一方、大洗浄用スピンドル
23及び小洗浄用スピンドル24には、ピニオン26
a、27aと嵌合するラック23a、24aを形成して
いる。大洗浄用押釦21と小洗浄用押釦22の押しスト
ロークは同じで、ピニオン26aと27aの歯車のピッ
チを異ならせている。即ち、ピニオン26aのピッチを
ピニオン27aのそれより大きくして、大洗浄用押釦2
1を押したときの回転ドラム4の回転量が、小洗浄用押
釦22押したときの回転ドラム4の回転量より大きくな
る。それにより排水弁2が大きく開き便器への排水流量
及び排水量が小洗浄用押釦22を操作した時より大きく
なる。この例では、大洗浄用のスピンドル23及び小洗
浄用のスピンドル24と回転ドラム4とがラックとピニ
オンの嵌合で動作するので、スリップすることがない。
【0019】(第5の実施例)図5は本発明の第3の実
施形態に係る便器洗浄タンク装置の構成を示す図であ
る。タンク本体1の底部にはタンク内の水を便器に供給
するための排水弁本体2及び排水弁3が設けられてい
る。排水弁本体2の上部に支持部材33を配設し、パン
タグラフ式リンク機構手段31がその伸縮部32の枢支
軸37によって支持部材33に支持されている。排水弁
3と伸縮部32はチェーン5により接続されている。一
方、タンク蓋11には押釦34が固定され、バネなど
(図示しない)のスプリング力で初期位置に押し戻され
ている。押釦34からタンク本体1内に突出させてスピ
ンドル35を連設している。そして、スピンドル35の
先端部にはパンタグラフ式リンク機構手段31を押すた
めの押板36を設けている。用便後、押釦34を押すと
スピンドル35が下方に動く。押板36が伸縮部32の
上端に当接する。押板36で伸縮部32の上部を押し下
げると、図6に示すように伸縮部32が縮み、チェーン
5を引上げて排水弁3を開口してタンク本体1内の水を
排出する。押釦34の押圧操作が終了して押圧力を開放
すると、押釦34は前記バネなど(図示しない)のスプ
リング力により初期位置に戻され、スピンドル35も上
昇して押板36の押圧力がパンタグラフ式リンク機構手
段31に作用しなくなる。すると排水弁3はチェーン5
による上方からの引き上げ力から開放されて、排水弁3
自体に作用する浮力と自重との関係で所定の水量を排出
後に初期状態に戻る。
【0020】(第6の実施例)図7は本発明の第4の実
施形態に係る便器洗浄タンク装置の構成を示す図で、第
5の実施例の技術を利用した大用便時と小用便時のタン
クから排出する洗浄水量の切り替えを可能とした便器洗
浄タンク装置である。タンク本体1の底部にはタンク内
の水を便器に供給するための排水弁本体2及び排水弁4
0が設けられている。排水弁40は大洗浄用排水弁41
と、その上に重畳して配設された小洗浄用排水弁42と
で構成されている。排水弁本体2の上部に固定部材33
を配設し、大洗浄用パンタグラフ式リンク機構手段43
及び大洗浄用パンタグラフ式リンク機構手段44の伸縮
部(第5の実施例と同様)が同じ枢支軸49によって固
定部材33に支持されている。大洗浄用排水弁41は大
洗浄用パンタグラフ式リンク機構手段43の一端とチェ
ーン45により接続されている。この例では、大洗浄用
排水弁41にフロート45を連結している。小洗浄用排
水弁42は小洗浄用パンタグラフ式リンク機構手段44
の一端とチェーン48により接続され、チェーン48の
小洗浄用排水弁42は小洗浄用パンタグラフ式リンク機
構手段44との間に取り付け位置が調整可能にフロート
46を取り付けている。一方、タンク蓋11には、大洗
浄用押釦50と小洗浄用押釦51排水弁が取り付けられ
ている。それぞれの押釦50、51にスピンドル52及
び53が連結され、スピンドル52、53の先端部には
大洗浄用パンタグラフ式リンク機構手段43、小洗浄用
パンタグラフ式リンク機構手段44を押すための押板5
4、56を設けている。大洗浄用押釦50と小洗浄用押
釦51の押しストロークは同じである。大洗浄用押釦5
0を押すと、スピンドル52が下方に移動し、押板54
によって大洗浄用パンタグラフ式リンク機構手段43の
伸縮部が縮むことにより大洗浄用排水弁41が開き大流
量の洗浄水を排出する。この時、小洗浄用排水弁42は
大洗浄用排水弁49と一緒に上方に引き上げられる。一
方、小洗浄用押釦51を押すと、スピンドル53が下方
に移動し、押板56によって小洗浄用パンタグラフ式リ
ンク機構手段44の伸縮部が縮むことにより小洗浄用排
水弁42が開き小流量の洗浄水を排出する。この場合
は、小洗浄用排水弁42のみが上方に引き上げられる。
以上の実施例において、排水弁を引き上げる部材として
チェーンを使用したが、ナイロンなどの紐でもよい。
【0021】
【発明の効果】以上の構成とすることにより、本発明は
押釦式の操作による便器タンク洗浄装置において、装置
を構成する部品点数を削減し、構造を簡易化し、製造コ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る便器タンク洗浄装置の構
成図。
【図2】第1の実施形態に係る便器タンク洗浄装置のス
ピンドルと回転ドラムの当接をラックとピニオンの嵌合
で構成した状態を示す図。
【図3】第2の実施形態に係る便器タンク洗浄装置の構
成図。
【図4】第2の実施形態に係る便器タンク洗浄装置のス
ピンドルと回転ドラムの当接をラックとピニオンの嵌合
で構成した状態を示す図。
【図5】第3の実施形態に係る便器タンク洗浄装置の構
成図とそのA−A矢視図。
【図6】第3の実施形態に係る便器タンク洗浄装置の伸
縮部の動きを示す図。
【図7】第4の実施形態に係る便器タンク洗浄装置の構
成図。
【図8】従来の便器タンク洗浄装置の構成図。
【符号の説明】
1、67…タンク本体 2…排水弁本体 3…排水弁 4…回転ドラム 5、47、48…チェーン 6、34…押釦 7、35…スピンドル 7a、23a、24a…ラック 8、33…支持部材 9、25…巻き上げ部 10、26、27…スピンドル当接部 10a、26a、27a…ピニオン 11、66…タンク蓋 21、50…大洗浄用押釦 22、51…小洗浄用押釦 23、52…大洗浄用スピンドル 24、53…小洗浄用スピンドル 31…パンタグラフ式リンク機構手段 32…伸縮部 36、54、56…押板 37、49…枢支軸 40…排水弁 41…大洗浄用排水弁 42…小洗浄用排水弁 43…大洗浄用パンタグラフ式リンク機構手段 44…小洗浄用パンタグラフ式リンク機構手段 45、46…フロート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に排水用の開口部を有する便器洗浄
    水貯水用のタンク本体と、前記タンク本体の開口部に着
    離座する弁体と、前記弁体の開口を操作する押釦式操作
    手段と、前記弁体を引き上げるための巻き上げ可能な引
    き上げ手段と、前記引き上げ手段を巻き上げるための巻
    き上げ手段とからなり、前記押釦式操作手段と前記引き
    上げ手段とが前記巻き上げ手段を介して連繋しているこ
    とを特徴とする便器洗浄タンク装置。
  2. 【請求項2】 前記巻き上げ手段が回転ドラムで、前記
    引き上げ手段がチェーンである請求項1記載の便器洗浄
    タンク装置。
  3. 【請求項3】 前記押釦式操作手段が押釦とそれに連設
    したスピンドルとからなり、前記スピンドルが前記回転
    ドラムに当接して回転ドラムを回転させる請求項2記載
    の便器洗浄タンク装置。
  4. 【請求項4】 前記回転ドラムが前記チェーンを巻き上
    げる巻き上げ部と前記スピンドルが当接するスピンドル
    当接部とからなり、前記スピンドル当接部が所定ピッチ
    のピニオンを形成し、前記スピンドルに前記ピニオンと
    連繋するラックを形成した請求項3記載の便器洗浄タン
    ク装置。
  5. 【請求項5】 底部に排水用の開口部を有する便器洗浄
    水貯水用のタンク本体と、前記タンク本体の開口部に着
    離座する弁体と、前記弁体の開口を操作する大洗浄用押
    釦式操作手段及び小洗浄用押釦式操作手段と、前記弁体
    を引上げるための巻き上げ可能な引き上げ手段と、前記
    引き上げ手段を巻き上げるための巻き上げ手段とからな
    り、前記大洗浄用押釦式操作手段及び小洗浄用押釦式操
    作手段と前記引き上げ手段とが前記巻き上げ手段を介し
    て連繋していることを特徴とする便器洗浄タンク装置。
  6. 【請求項6】 前記巻き上げ手段が回転ドラムで、前記
    引き上げ手段がチェーンである請求項5記載の便器洗浄
    タンク装置。
  7. 【請求項7】 前記大洗浄用押釦式操作手段が大洗浄用
    押釦とそれに連設した大洗浄用スピンドルとからなり、
    小洗浄用押釦式操作手段が小洗浄用押釦とそれに連設し
    た小洗浄用スピンドルとからなり、前記大洗浄用スピン
    ドル及び小洗浄用スピンドルが前記回転ドラムに当接し
    て前記回転ドラムを回転させる請求項6記載の便器洗浄
    タンク装置。
  8. 【請求項8】 前記回転ドラムが前記チェーンを巻き上
    げる巻き上げ部と、前記大洗浄用スピンドルが当接する
    第1スピンドル当接部と、前記小洗浄用スピンドルが当
    接する第2スピンドル当接部とからなり、前記第1、第
    2スピンドル当接部が各々所定ピッチのピニオンを形成
    し、前記大洗浄用スピンドルと小洗浄用スピンドルに前
    記ピニオンと連繋するラックを形成した請求項9記載の
    便器洗浄タンク装置。
  9. 【請求項9】 底部に排水用の開口部を有する便器洗浄
    水貯水用のタンク本体と、前記タンク本体の開口部に着
    離座する弁体と、前記弁体の開口を操作する押釦と、前
    記弁体を引上げるためのチェーンとを備え、前記押釦が
    前記チェーンとパンタグラフ式リンク機構手段にて連接
    されることを特徴とする便器洗浄タンク装置。
  10. 【請求項10】 底部に排水用の開口部を有する便器洗
    浄水貯水用のタンク本体と、前記タンク本体の開口部に
    着離座する大洗浄排水弁体及び小洗浄排水弁体と、前記
    大洗浄排水弁体の開口を操作する大洗浄用押釦及び前記
    小洗浄排水弁体の開口を操作する小洗浄用押釦と、前記
    大洗浄排水弁体及び小洗浄排水弁体を引上げるためのチ
    ェーンを各々備え、前記大洗浄用押釦と小洗浄用押釦が
    各々のチェーンとパンタグラフ式リンク機構手段にて連
    接されることを特徴とする便器洗浄タンク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020207095A1 (zh) * 2019-04-08 2020-10-15 陈家旭 一种中心力平衡的排水阀提拉机构
JP7432110B2 (ja) 2020-02-28 2024-02-16 Toto株式会社 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器

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