JP2000289792A - 光ディスク用収納容器と、光ディスク収納体 - Google Patents

光ディスク用収納容器と、光ディスク収納体

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JP2000289792A
JP2000289792A JP11100255A JP10025599A JP2000289792A JP 2000289792 A JP2000289792 A JP 2000289792A JP 11100255 A JP11100255 A JP 11100255A JP 10025599 A JP10025599 A JP 10025599A JP 2000289792 A JP2000289792 A JP 2000289792A
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JP
Japan
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casing
optical disk
center hole
cylindrical portion
columnar
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JP11100255A
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English (en)
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Keiichi Kagawa
恵一 香川
Michiko Zenyouji
道子 善養寺
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の光ディスクをコンパクトに収納でき
る光ディスク用収納容器を提供する。 【解決手段】 スタックリング1bを有する複数枚の光
ディスク1をそのセンターホール1aが筒状部11aに
挿入されるようにして第1ケーシング11上に同一向き
で積み重ねた後、第2ケーシング12の柱状部12aを
第1ケーシング11の筒状部12aの内側に押し込むこ
とにより、複数の光ディスク1を第1ケーシング11と
第2ケーシング12の間に挟み込むようにしてコンパク
トに収納することができる。また、第1ケーシング11
の筒状部11aの内側に押し込まれた第2ケーシング1
2の柱状部12aによって筒状部11aの弾性部位が外
側に変位し、この外側に変位した弾性部位によって少な
くとも最上位の光ディスク1のセンターホール1aが押
圧保持されるので、収納された光ディスク1にがたつき
を生じることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種光ディスクを
収納するための光ディスク用収納容器と、各種光ディス
クを輸送する際に有用な光ディスク収納体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】光ディスクには、再生専用ディスクや追
記型ディスクや書換型ディスク等の種々のものが存在す
る。これら光ディスクは、通常、光ディスクのセンター
ホールに嵌合可能な部分を有する開閉可能なプラスチッ
クケースに収納されており、光ディスクはこの収納ケー
スに収納された状態のまま輸送され、また、販売のため
に展示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の収納ケースには
1つの収納ケースに2〜4枚の光ディスクを収納するよ
うにしたものもあるが、基本的には、1つの嵌合部分に
1枚の光ディスクのセンターホールを嵌め込んで収納す
る構造にあるため、収納枚数の増加に伴って嵌合部分の
数も増加し、この結果、収納ケースの厚みが大きくなっ
てしまう不具合がある。また、収納ケースの厚みの割に
収納枚数が少ないことから、輸送に際して収納ケースを
まとめて梱包すると、枚数の割に梱包物の大きさと重量
が増してしまう不具合がある。
【0004】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、複数枚の光ディスクをコ
ンパクトに収納できる光ディスク用収納容器と、輸送等
を効率的に行える光ディスク収納体を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る光ディスク用収納容器は、光ディスク
のセンターホールに挿入可能で、且つ、外側変形により
センターホールを押圧可能な弾性部位を少なくとも先端
に有する所定長の筒状部を備えた第1ケーシングと、第
1ケーシングの筒状部の内側に押し込み可能で、且つ、
この押し込みによって筒状部の弾性部位を外側に変位可
能な所定長の柱状部を備えた第2ケーシングとを具備し
たことをその特徴としている。
【0006】また、本発明に係る光ディスク用収納容器
は、光ディスクのセンターホールに挿入可能で、且つ、
挿入状態でセンターホールに係合可能な所定長の柱状部
を備え、柱状部の先端面に凹部を備えた第1ケーシング
と、第1ケーシングの凹部に嵌合可能な凸部を備えた第
2ケーシングとを具備したことをその特徴としている。
【0007】前者の光ディスク用収納容器によれば、ス
タックリングを有する複数枚の光ディスクをそのセンタ
ーホールが筒状部に挿入されるようにして第1ケーシン
グ上に同一向きで積み重ねた後、第2ケーシングの柱状
部を第1ケーシングの筒状部の内側に押し込むことによ
り、複数の光ディスクを第1ケーシングと第2ケーシン
グの間に挟み込むようにしてコンパクトに収納すること
ができる。第1ケーシングの筒状部の内側に押し込まれ
た第2ケーシングの柱状部によって筒状部の弾性部位が
外側に変位し、この外側に変位した弾性部位によって少
なくとも最上位の光ディスクのセンターホールが押圧保
持されるので、収納された光ディスクにがたつきを生じ
ることはない。
【0008】また、後者の光ディスク用収納容器によれ
ば、スタックリングを有する複数枚の光ディスクをその
センターホールが柱状部に挿入されるようにして第1ケ
ーシング上に同一向きで積み重ねた後、第2ケーシング
の凸部を第1ケーシングの柱状部先端面の凹部に嵌合す
ることにより、複数の光ディスクを第1ケーシングと第
2ケーシングの間に挟み込むようにしてコンパクトに収
納することができる。センターホールを第1ケーシング
の柱状部に挿入された光ディスクは、挿入状態でセンタ
ーホールを柱状部に係合して保持されるので、収納され
た光ディスクにがたつきを生じることはない。
【0009】一方、本発明に係る光ディスク収納体は、
光ディスクのセンターホールに挿入可能で、且つ、外側
変形によりセンターホールを押圧可能な弾性部位を少な
くとも先端に有する所定長の筒状部を備えた第1ケーシ
ングと、センターホールに筒状部が挿入された状態で第
1ケーシング上に同一向きで積み重ねられたスタックリ
ングを有する複数枚の光ディスクと、第1ケーシングの
筒状部の内側に押し込み可能で、且つ、この押し込みに
よって筒状部の弾性部位を外側に変位可能な所定長の柱
状部を備え、この柱状部を第1ケーシングの筒状部の内
側に押し込まれた第2ケーシングとを具備し、第1ケー
シングの筒状部の内側に押し込まれた第2ケーシングの
柱状部によって筒状部の弾性部位が外側に変位してい
て、この外側に変位した弾性部位によって少なくとも最
上位の光ディスクのセンターホールが押圧保持されてい
ることをその特徴としている。
【0010】また、本発明に係る光ディスク収納体は、
光ディスクのセンターホールに挿入可能で、且つ、挿入
状態でセンターホールに係合可能な所定長の柱状部を備
え、柱状部の先端面に凹部を備えた第1ケーシングと、
センターホールに筒状部が挿入された状態で第1ケーシ
ング上に同一向きで積み重ねられたスタックリングを有
する複数枚の光ディスクと、第1ケーシングの凹部に着
脱自在に嵌合可能な凸部を備え、この凸部を第1ケーシ
ングの凹部に嵌合された第2ケーシングとを具備し、セ
ンターホールを第1ケーシングの筒状部に挿入された光
ディスクは、挿入状態でセンターホールを柱状部に係合
して保持されていることをその特徴としている。
【0011】前者の光ディスク収納体によれば、複数の
光ディスクを第1ケーシングと第2ケーシングの間に挟
み込むようにしてコンパクトに収納することができ、輸
送等を効率的に行うことができる。また、外側に変位し
た弾性部位によって少なくとも最上位の光ディスクのセ
ンターホールが押圧保持されているので、収納されてい
る光ディスクのがたつきを防止することができる。
【0012】後者の光ディスク収納体によれば、複数の
光ディスクを第1ケーシングと第2ケーシングの間に挟
み込むようにしてコンパクトに収納することができ、輸
送等を効率的に行うことができる。また、柱状部によっ
て光ディスクのセンターホールが係合保持されているの
で、収納されている光ディスクのがたつきを防止するこ
とができる。
【0013】本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構
成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって
明らかとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は収納対象となる光ディスク
の斜視図、図2は図1に示した光ディスクの部分拡大縦
断面図である。
【0015】この光ディスク1はセンターホール1aを
有し、ディスク一面(レーザ光が照射される面)にスタ
ックリング1bをセンターホール1aと同心状に有して
いる。光ディスク1のセンターホール1aの周囲部分は
クラピングエリア1cとなっており、前記のスタックリ
ング1bはこのクラピングエリア1cに形成されてい
る。ちなみに、光ディスク1は、例えば、音楽CD等の
再生専用ディスクや、CD−R等の追記型ディスクや、
CD−RW等の書換型ディスクである。
【0016】図3〜図7は本発明の第1実施形態を示す
もので、図中の符号11は第1ケーシング、12は第2
ケーシング、1は図1及び図2に示した光ディスクであ
る。本第1実施形態では、第1ケーシング11と第2ケ
ーシング12によって光ディスク用の収納容器が構成さ
れている。
【0017】第1ケーシング11は、光ディスク1の外
径よりも僅かに大きな外径を有する円盤状を成してお
り、ポリカーボネイト等のプラスチックを材料として射
出成形により作成されている。この第1ケーシング11
の上面中央には、光ディスク1のセンターホール1aに
挿入可能な略円筒形の筒状部11aが直立状態で設けら
れている。この筒状部11aは、光ディスク1のセンタ
ーホール1aにほぼ一致した最大外径から上端に向かっ
て外径が徐々に小さくなる先細り形状を有している。ま
た、筒状部11aには、上端から基部に至る直線状の3
つのスリット(割溝)11a1が上から見て約120度
間隔で設けられている。つまり、筒状部11aは前記の
3つのスリット11a1によって3分割されており、ス
リット11a1によって挟まれた各分割片(符号なし)
は外側に変位可能な弾性部位として構成されている。
【0018】第2ケーシング12は、光ディスク1の外
径よりも僅かに大きな外径を有する円盤部分と円筒部分
とを連続させた形状を成しており、ポリカーボネイト等
のプラスチックを材料として射出成形により作成されて
いる。この第2ケーシング12の円盤部分の下面中央に
は、第1ケーシング11の筒状部11aの内側に押し込
み可能な略円柱形の柱状部12aが直立状態で設けられ
ている。この柱状部12aは、筒状部11aの最大内径
にほぼ一致した最大外径から下端に向かって外径が徐々
に小さくなる先細り形状を有している。
【0019】ここで前記筒状部11aと前記柱状部12
aの寸法関係を図5を参照して詳述する。筒状部11a
の最大外径D1は光ディスク1のセンターホール1aの
直径とほぼ一致し、筒状部11aの最小外径D2は光デ
ィスク1のセンターホール1aの直径よりも小さい。ま
た、柱状部12aの最小外径D3は筒状部11aの最小
内径D4よりも僅かに小さく、柱状部12aの最大外径
D5は筒状部11aの最大内径D6とほぼ一致してい
る。さらに、筒状部11aの高さL1は光ディスク1の
収納枚数に対応しており、柱状部12aの高さL2は筒
状部11aの高さL1よりも僅かに大きく、第2ケーシ
ング12の円筒部分の高さは柱状部12aの高さL2と
一致している。
【0020】前記の第1ケーシング11と第2ケーシン
グ12を用いて光ディスク1の収納を行う場合には、図
6に示すように、スタックリング1bが下に向いた状態
にある光ディスク1のセンターホール1aに第1ケーシ
ング11の筒状部11aが挿入されるように1枚目の光
ディスク1を第1ケーシング11上に置き、これと同様
に、2枚目以降の光ディスク1を同じ向きで下側の光デ
ィスク1の上に順次積み重ねる。勿論、規定枚数(図示
例では10枚)の光ディスク1を予め同一向きで重ね合
わせたものを、そのセンターホール1aに筒状部11a
が挿入されるように一括で第1ケーシング11上に配置
してもよい。
【0021】筒状部11aが先細り形状となっていてそ
の上端の外径D2が光ディスク1のセンターホール1a
の直径よりも小さいので、前記の挿入作業は簡単に行う
ことができる。規定枚数(図示例では10枚)の光ディ
スク1を第1ケーシング11上に積み重ねた状態では、
筒状部11aの上端が最上位の光ディスク1よりも僅か
に突出する。
【0022】次いで、図7に示すように、積み重ねられ
ている光ディスク1に第2ケーシング12を被せつつ、
第2ケーシング12の柱状部12aを第1ケーシング1
1の筒状部11aの内側に押し込む。柱状部12aを筒
状部11aの内側に押し込む作業は、第2ケーシング1
2を直線的に移動させる他、第2ケーシング12を適当
に回しながら行うようにしてもよい。この柱状部12a
の押し込みによって、第1ケーシング11の筒状部11
aの弾性変形可能な分割片それぞれが外側に広がるよう
にして変位し、外側に変位した各分割片によって少なく
とも最上位の光ディスク1のセンターホール1aが押圧
保持される。
【0023】図8に示すように、第1ケーシング11の
筒状部11aの上端内側に丸み付けや面取り等による案
内部11a2を設け、第2ケーシング12の柱状部12
aの下端外側に丸み付けや面取り等による案内部12a
1を設ければ、筒状部11aの内側に柱状部12aを押
し込む作業を引っかかりなくスムースに行うことができ
る。勿論、第1ケーシング11の筒状部11aの上端外
側に丸み付けや面取り等による案内部を設ければ、光デ
ィスク1のセンターホール1aに筒状部11aを挿入す
る作業を引っかかりなくスムースに行うことができる。
【0024】筒状部11aに対する柱状部12aの押し
込みは、柱状部12aの下端が第1ケーシング11の上
面に当接したところで規制される。柱状部12aの高さ
L2が第2ケーシング12の円筒部分の高さと一致して
いるので、柱状部12aの下端が第1ケーシング11の
上面に当接すると同時に第2ケーシング12の円筒部分
も第1ケーシング11の上面に当接する。
【0025】筒状部11aとその内側に押し込まれた柱
状部12aの間には係合力が作用するので、第1ケーシ
ング11と第2ケーシング12とは簡単に分離すること
はないが、好ましくは光ディスク収納後の第1ケーシン
グ11と第2ケーシング12とを粘着シールや粘着テー
プを利用して止着する。以上で図3に示すような光ディ
スク収納体が構成される。
【0026】この光ディスク収納体から光ディスク1を
取り出すときには、第1ケーシング11と第2ケーシン
グ12から粘着シールや粘着テープを剥がしてから、第
2ケーシング12を第1ケーシング11から直線的に離
反させるか、或いは第2ケーシング12を回しながら離
反して、第2ケーシング12の柱状部12aを第1ケー
シング11の筒状部11aから抜き出してから、第1ケ
ーシング11上に積み重ねられている光ディスク1を上
から順に取り出せばよい。
【0027】第1実施形態で示した光ディスク用収納容
器によれば、スタックリング1bを有する複数枚の光デ
ィスク1をそのセンターホール1aが筒状部11aに挿
入されるようにして第1ケーシング11上に同一向きで
積み重ねた後、第2ケーシング12の柱状部12aを第
1ケーシング11の筒状部12aの内側に押し込むこと
により、複数の光ディスク1を第1ケーシング11と第
2ケーシング12の間に挟み込むようにしてコンパクト
に収納することができ、収納枚数に比して収納容器の大
きさを小さなものとすることができる。
【0028】また、第1ケーシング11の筒状部11a
の内側に押し込まれた第2ケーシング12の柱状部12
aによって筒状部11aの弾性部位(分割片)が外側に
変位し、この外側に変位した弾性部位(分割片)によっ
て少なくとも最上位の光ディスク1のセンターホール1
aが押圧保持されるので、収納された光ディスク1にが
たつきを生じることはなく、がたつきを原因とした損傷
の問題を未然に防止できる。
【0029】一方、第1実施形態で示した光ディスク収
納体によれば、複数の光ディスク1を第1ケーシング1
1と第2ケーシング12の間に挟み込むようにしてコン
パクトに収納することができるので、この収納体をまと
めて梱包する場合でも枚数の割に梱包物の大きさと重量
が増してしまうような不具合を生じることなく、輸送や
保管等を効率的に行うことができる。
【0030】また、収納されている光ディスク1は、外
側に変位した弾性部位(分割片)によって少なくとも最
上位の光ディスク1のセンターホール1aを押圧保持さ
れているので、収納されている光ディスク1のがたつき
を防止することができ、輸送時等における振動や衝撃を
原因として光ディスク1に傷がつくこともない。
【0031】尚、前述の第1実施形態では、筒状部11
aに対する柱状部12aの押し込み量を、柱状部12a
の下端と第1ケーシング11の上面との当接によって規
定したが、筒状部11aの上端と第2ケーシング12の
下面との当接によって押し込み量を規定したり、或い
は、第2ケーシング12の円筒部分と第1ケーシング1
1の上面との当接によって押し込み量を規定することも
できる。
【0032】筒状部11aの上端と第2ケーシング12
の下面との当接によって押し込み量を規定する場合、ま
た、第2ケーシング12の円筒部分と第1ケーシング1
1の上面との当接によって押し込み量を規定する場合、
第2ケーシング12の柱状部12aの高さL2は第1ケ
ーシング11の筒状部11aの高さL1の半分程度或い
はそれ以下であってもよく、この場合でも第2ケーシン
グ12の柱状部12aの最小外径D3と最大外径D5と
第1ケーシング11の筒状部11aとの間に前述のよう
な寸法関係を設定すれば前記同様の押し込みと押し込み
によるディスク保持作用を得ることができる。
【0033】また、前述の第1実施形態では、光ディス
ク収納後の第1ケーシング11と第2ケーシング12と
を粘着シールや粘着テープを利用して止着する点につい
て述べたが、第1ケーシング11と第2ケーシング12
に両ケーシングを着脱自在に係合するための係合部を設
けるようにしてもよい。
【0034】図9及び図10はその一例を示すもので、
第2ケーシング12−1の円筒部分の外周面下端に図9
(A)に示すような係合片12bを上から見て約90度
間隔で形成し、一方、第1ケーシング11−1の上面外
周部に図9(B)に示すような係合凹部12bを上から
見て約90度間隔で形成してある。この場合は、第1ケ
ーシング11−1の外径を係合片12bの外接円よりも
大きくし、この拡大部分の上面に係合凹部11bを形成
する。係合凹部11bは係合片12bを受け入れる凹み
を有しており、係合片12はこの凹みに押し込まれて係
合する。光ディスク収納後に第1ケーシング11−1と
第2ケーシング12−1を係合するときには、図10
(A)に示すように第2ケーシング12−1の柱状部1
2aの押し込みが完了した後に、図10(B)に示すよ
うに第2ケーシング12−1を図中反時計回り方向に回
転させて、各係合片12bを第1ケーシング11−1の
各係合凹部11b内に押し込む。光ディスク1を取り出
すときには、第2ケーシング12−1を前記とは逆方向
に回転させてから、第2ケーシング12−1を第1ケー
シング11−1から離反させて、第2ケーシング12−
1の柱状部12aを第1ケーシング11−1の筒状部1
1aから抜き出せばよい。
【0035】図11及び図12は他の例を示すもので、
図11に示すように、第2ケーシング12−2の円筒部
分の内周面下端に係合突起12cを上から見て約90度
間隔で形成し、一方、第1ケーシング11−2の上面に
第2ケーシング12−2の円筒部分の内側に入り込む円
形部分11cを形成し、この円形部分11cの外周面に
L字形の係合溝11dを上から見て約90度間隔で形成
してある。係合突起12cは係合溝11dの深さにほぼ
一致した高さを有しており、係合突起12cはこの係合
溝11dに押し込まれて係合する。光ディスク収納後に
第1ケーシング11−2と第2ケーシング12−2を係
合するときには、図12に示すように第2ケーシング1
2−2の柱状部12aを第1ケーシング11−2の筒状
部11aに押し込むときに、第2ケーシング12−2の
各係合突起12cを第1ケーシング11−2の各係合溝
11dの縦部分に押し込んで、第2ケーシング12−2
を上から見て反時計回り方向に回転させて各係合突起1
2cを各係合溝11dの横部分に押し込む。光ディスク
1を取り出すときには、第2ケーシング12−2を前記
とは逆方向に回転させてから、第2ケーシング12−2
を第1ケーシング11−2から離反させて、第2ケーシ
ング12−2の柱状部12aを第1ケーシング11−2
の筒状部11aから抜き出せばよい。
【0036】さらに、前述の第1実施形態では、第2ケ
ーシング12に収納ディスクの外周を覆う円筒部分を一
体に形成したものを示したが、図13に示すように、こ
の円筒部分を除外したものを第2ケーシング12−3と
してもよい。この場合には、前記の第1ケーシング11
と第2ケーシング12−3との間に挟み込まれるように
して収納された光ディスク1の外周が外部に露出してし
まうので、第1ケーシング11と第2ケーシング12−
3と両ケーシング間に挟み込まれるようにして収納され
た光ディスク1を、図14に示すようなシュリンクフィ
ルム13で収縮包装するようにするとよい。このシュリ
ンクフィルム13は、塩化ビニールやポリエチレンやポ
リプロピレン等のフィルムを薄く引き伸ばしたものを筒
状に整形したもので、光ディスク1に熱的ダメージが全
く生じ得ない範囲で加熱することで収縮して密着する。
この場合、第1ケーシング11の下面と第2ケーシング
12−3の上面の少なくとも一方にディスク半径方向の
凸条を形成しておけば、凸条とフィルムとの隙間を利用
してシュリンクフィルム13の剥離を簡単に行うことが
できる。勿論、前記の第1ケーシング11と第2ケーシ
ング12と両ケーシング間に挟み込まれるようにして収
納された光ディスク1や、前記の第1ケーシング11−
1と第2ケーシング12−1を用いて収納したものや、
前記の第1ケーシング11−2と第2ケーシング12−
2を用いて収納したものを、前記同様のシュリンクフィ
ルムで包装するようにしてもよい。
【0037】さらにまた、前述の第1実施形態では、第
1ケーシング11の筒状部11aに3つのスリット11
a1を設けたものを示したが、図15(A)に示す筒状
部11eのようにスリット11e1を上から見て約45
度間隔で8つ形成したり、或いは、スリットを3と8以
外の数形成するようにしてもよい。また、スリットは上
端から基部に及んで形成する必要はなく、例えば図15
(B)に示す筒状部11fのようにスリット11f1は
筒状部11fの上部のみに形成されていても十分に用を
なす。
【0038】さらにまた、前述の第1実施形態では、第
1ケーシング11の筒状部11aにスリット11a1を
設けてこのスリット11a1に挟まれる部分を弾性変形
可能な部位として構成したものを示したが、多重成形技
術を利用するか或いは別部品として組み付ける手法を採
用して、筒状部全体或いは筒状部の上部を合成ゴムや軟
質プラスチック等の弾性力に富んだ別材料から形成すれ
ば、スリットを設けなくとも筒状部全体或いは筒状部の
上部を弾性変形可能な部位として構成することも可能で
ある。
【0039】図16及び図17は本発明の第2実施形態
を示すもので、図中の符号21は第1ケーシング、22
は第2ケーシング、1は図1及び図2に示した光ディス
クである。本第2実施形態では、第1ケーシング21と
第2ケーシング22によって光ディスク用の収納容器が
構成されている。
【0040】第1ケーシング21は、光ディスク1の外
径よりも大きな外形を有する矩形盤状を成しており、ポ
リカーボネイト等のプラスチックを材料として射出成形
により作成されている。この第1ケーシング21の上面
中央には、光ディスク1の外径よりも僅かに大きな外径
と所定の深さを有する円形凹部21aが形成され、その
周囲には、円形凹部21aと同じ深さを有する指挿入用
の凹み21a1が形成されている。また、円形凹部21
aの底面中央には、光ディスク1のセンターホール1a
に挿入可能な略円筒形の筒状部21bが直立状態で設け
られている。この場合の筒状部21bの高さは、円形凹
部21aの深さと同じか或いは僅かに小さい。この筒状
部21bの形状は第1実施形態の筒状部11aと同じ
で、光ディスク1のセンターホール1aにほぼ一致した
最大外径から上端に向かって外径が徐々に小さくなる先
細り形状を有している。また、筒状部21bには、上端
から基部に至る直線状の3つのスリット(割溝)22b
1が上から見て約120度間隔で設けられている。つま
り、筒状部21bは前記の3つのスリット22b1によ
って3分割されており、スリット22b1によって挟ま
れた各分割片(符号なし)は外側に変位可能な弾性部位
として構成されている。さらに、第1ケーシング21の
上面の前記指挿入用の凹み21a1が存しない角部に
は、位置決め用の凹部21cが2個設けられている。
尚、図面では、第2ケーシング21の最大肉厚を円形凹
部21の深さよりも大きく示してあるが、実際のもので
は、材料コスト低減のために不要な肉厚部分には凹みが
形成されている。
【0041】第2ケーシング22は、第1ケーシング2
1の上面形状と一致した外形を有する矩形盤状を成して
おり、ポリカーボネイト等のプラスチックを材料として
射出成形により作成されている。また、第2ケーシング
22の下面中央には、第1ケーシング21の筒状部21
bの内側に押し込み可能な略円柱形の柱状部22aが直
立状態で設けられている。この柱状部22aの形状は第
1実施形態の柱状部12aと同じで、筒状部21bの最
大内径にほぼ一致した最大外径から下端に向かって外径
が徐々に小さくなる先細り形状を有している。また、第
2ケーシング22の下面の前記位置決め用凹部21cに
対応する位置には、位置決め用の凸部22bが2個設け
られている。
【0042】前記の第1ケーシング21と第2ケーシン
グ22を用いて光ディスク1の収納を行う場合には、ス
タックリング1bが下に向いた状態にある光ディスク1
のセンターホール1aに第1ケーシング21の筒状部2
1bが挿入されるように1枚目の光ディスク1を第1ケ
ーシング21の円形凹部21aの底面上に置き、これと
同様に、2枚目以降の光ディスク1を同じ向きで下側の
光ディスク1の上に順次積み重ねる。勿論、規定枚数
(図示例では10枚)の光ディスク1を予め同一向きで
重ね合わせたものを、そのセンターホール1aに筒状部
21bが挿入されるように一括で円形凹部21aの底面
上に配置してもよい。
【0043】筒状部21bが先細り形状となっていてそ
の上端の外径が光ディスク1のセンターホール1aの直
径よりも小さいので、前記の挿入作業は簡単に行うこと
ができる。
【0044】次いで、第2ケーシング22の柱状部22
aを第1ケーシング21の筒状部21bの内側に押し込
みながら、第2ケーシング22の位置決め用凸部22b
を第1ケーシング21の位置決め用凹部21cに挿入し
て、第2ケーシング22の下面を第1ケーシング21の
上面に当接させる。柱状部22aを筒状部21bの内側
に押し込む作業は、第2ケーシング22を直線的に移動
させる他、第2ケーシング22を適当に回しながら行う
ようにしてもよい。この柱状部22aの押し込みによっ
て、第1ケーシング21の筒状部21bの弾性変形可能
な分割片それぞれが外側に広がるようにして変位し、外
側に変位した各分割片によって少なくとも最上位の光デ
ィスク1のセンターホール1aが押圧保持される。
【0045】図8に示したものと同様に、第1ケーシン
グ21の筒状部21bの上端内側に丸み付けや面取り等
による案内部を設け、第2ケーシング22の柱状部22
aの下端外側に丸み付けや面取り等による案内部を設け
れば、筒状部21bの内側に柱状部22aを押し込む作
業を引っかかりなくスムースに行うことができる。勿
論、第1ケーシング21の筒状部21bの上端外側に丸
み付けや面取り等による案内部を設ければ、光ディスク
1のセンターホール1aに筒状部21bを挿入する作業
を引っかかりなくスムースに行うことができる。
【0046】筒状部21bに対する柱状部22aの押し
込みは、柱状部22aの下端が円形凹部21aの底面に
当接したところで規制される。柱状部22aの高さが第
1ケーシング21の円形凹部21aの深さと一致してい
るので、柱状部22aの下端が円形凹部21aの底面に
当接すると同時に第2ケーシング22の下面も第1ケー
シング21に上面に当接する。
【0047】筒状部21bとその内側に押し込まれた柱
状部12aの間には係合力が作用するので、第1ケーシ
ング21と第2ケーシング22とは簡単に分離すること
はないが、好ましくは光ディスク収納後の第1ケーシン
グ21と第2ケーシング22とを粘着シールや粘着テー
プを利用して止着する。以上で図16に示すような光デ
ィスク収納体が構成される。
【0048】この光ディスク収納体から光ディスク1を
取り出すときには、第1ケーシング21と第2ケーシン
グ22から粘着シールや粘着テープを剥がしてから、第
2ケーシング22を第1ケーシング21から直線的に離
反させるか、或いは第2ケーシング22を回しながら離
反して、第2ケーシング22の柱状部22aを第1ケー
シング21の筒状部21aから抜き出してから、2つの
凹み21a1に指先を入れて円形凹部21a内に積み重
ねられている光ディスク1を上から順に取り出せばよ
い。
【0049】ちなみに、第2実施形態で示した光ディス
ク用収納容器と光ディスク収納体によって得られる作用
効果は、第1実施形態のものと同様である。
【0050】尚、前述の第2実施形態では、筒状部21
bに対する柱状部22aの押し込み量を、柱状部22a
の下端と円形凹部21aの底面との当接によって規定し
たが、筒状部22bの上端と第2ケーシング22の下面
との当接によって押し込み量を規定したり、或いは、第
2ケーシング22の下面と第1ケーシング21の上面と
の当接によって押し込み量を規定することもできる。
【0051】筒状部22bの上端と第2ケーシング22
の下面との当接によって押し込み量を規定する場合、或
いは、第2ケーシング22の下面と第1ケーシング21
の上面との当接によって押し込み量を規定する場合、第
2ケーシング22の柱状部222aの高さは第1ケーシ
ング21の筒状部21bの高さの半分程度或いはそれ以
下であってもく、この場合でも第2ケーシング22の柱
状部22aの最小外径と最大外径と第1ケーシング21
の筒状部21bとの間に第1実施形態のもののような寸
法関係を設定すれば前記同様の押し込みと押し込みによ
るディスク保持作用を得ることができる。
【0052】また、前述の第2実施形態では、光ディス
ク収納後の第1ケーシング21と第2ケーシング22と
を粘着シールや粘着テープを利用して止着する点につい
て述べたが、粘着シールや粘着テープの使用の有無に拘
わらず、前記の第1ケーシング21と第2ケーシング2
2を用いて収納したものを、図14に示したようなシュ
リンクフィルムで包装するようにしてもよい。この場
合、第1ケーシング11の下面と第2ケーシング22の
上面の少なくとも一方にディスク半径方向の凸条を形成
しておけば、凸条とフィルムとの隙間を利用してシュリ
ンクフィルムの剥離を簡単に行うことができる。
【0053】さらに、前述の第2実施形態では、第1ケ
ーシング21の筒状部21bに3つのスリット21b1
を設けたものを示したが、スリットの数は適宜増減して
構わない。また、スリットは上端から基部に及んで形成
する必要はなく、例えば筒状部21bの上部のみに形成
されていても十分に用をなす。
【0054】さらにまた、前述の第2実施形態では、第
1ケーシング21の筒状部21bにスリット21b1を
設けてこのスリット21b1に挟まれる部分を弾性変形
可能な部位として構成したものを示したが、多重成形技
術を利用するか或いは別部品として組み付ける手法を採
用して、筒状部全体或いは筒状部の上部を合成ゴムや軟
質プラスチック等の弾性力に富んだ別材料から形成すれ
ば、スリットを設けなくとも筒状部全体或いは筒状部の
上部を弾性変形可能な部位として構成することも可能で
ある。
【0055】図18〜図21は本発明の第3実施形態を
示すもので、図中の符号31は第1ケーシング、32は
第2ケーシング、1は図1及び図2に示した光ディスク
である。本第3実施形態では、第1ケーシング31と第
2ケーシング32によって光ディスク用の収納容器が構
成されている。
【0056】第1ケーシング31は、光ディスク1の外
径よりも僅かに大きな外径を有する円盤状を成してお
り、ポリカーボネイト等のプラスチックを材料として射
出成形により作成されている。この第1ケーシング31
の上面中央には、光ディスク1のセンターホール1aに
挿入可能な円筒形の筒状部31aが直立状態で設けられ
ている。この筒状部31aは、光ディスク1のセンター
ホール1aの直径よりも僅かに小さな外径を有してい
る。また、筒状部31aには、上端から基部に至る直線
状の2つのスリット(割溝)31a1が設けられてい
る。つまり、筒状部31aは前記の2つのスリット31
a1によって2分割されており、スリット31a1によ
って挟まれた片部分31a2は外側に変位可能な弾性部
位として構成されている。また、弾性変形を可能とした
片部分31a2の上部内側には、片部分31a2を外側
に変位させるときに使用される変位用凸部31a3が設
けられている。
【0057】第2ケーシング32は、光ディスク1の外
径よりも僅かに大きな外径を有する円盤部分と円筒部分
とを連続させた形状を成しており、ポリカーボネイト等
のプラスチックを材料として射出成形により作成されて
いる。この第2ケーシング32の円盤部分の下面中央に
は、第1ケーシング31の筒状部31aの内側に押し込
み可能な略円柱形の柱状部32aが直立状態で設けられ
ている。この柱状部32aは、基部から下端に向かって
外径が徐々に小さくなる先細り形状を有している。
【0058】ここで前記筒状部31aと前記柱状部32
aの寸法関係を図19を参照して詳述する。筒状部31
aの最大外径D31は光ディスク1のセンターホール1
aの直径よりも僅かに小さい。また、柱状部32aの最
小外径D32は筒状部31aの凸部31a3部分の内形
よりも僅かに大きく、柱状部32aの最大外径D33は
筒状部31aの凸部31a3部分の内形よりも大きい。
さらに、筒状部31aの高さL31は光ディスク1の収
納枚数に対応しており、柱状部32aの高さL32は筒
状部31aの高さL32よりも僅かに大きく、第2ケー
シング32の円筒部分の高さは柱状部32aの高さL3
2と一致している。
【0059】前記の第1ケーシング31と第2ケーシン
グ32を用いて光ディスク1の収納を行う場合には、図
20に示すように、スタックリング1bが下に向いた状
態にある光ディスク1のセンターホール1aに第1ケー
シング31の筒状部31aが挿入されるように1枚目の
光ディスク1を第1ケーシング31上に置き、これと同
様に、2枚目以降の光ディスク1を同じ向きで下側の光
ディスク1の上に順次積み重ねる。勿論、規定枚数(図
示例では10枚)の光ディスク1を予め同一向きで重ね
合わせたものを、そのセンターホール1aに筒状部31
aが挿入されるように一括で第1ケーシング11上に配
置してもよい。
【0060】筒状部11aの外径が光ディスク1のセン
ターホール1aの直径よりも小さいので、前記の挿入作
業は簡単に行うことができる。規定枚数(図示例では1
0枚)の光ディスク1を第1ケーシング31上に積み重
ねた状態では、筒状部31aの上端が最上位の光ディス
ク1よりも僅かに突出する。
【0061】次いで、図21に示すように、積み重ねら
れている光ディスク1に第2ケーシング32を被せつ
つ、第2ケーシング32の柱状部32aを第1ケーシン
グ31の筒状部31aの内側に押し込む。柱状部32a
を筒状部31aの内側に押し込む作業は、第2ケーシン
グ32を直線的に移動させる他、第2ケーシング32を
適当に回しながら行うようにしてもよい。この柱状部3
2aの押し込みによって、変位用凸部31a3が柱状部
32aによって外側に押され、これにより、第1ケーシ
ング31の筒状部31aの弾性変形可能な片部分31a
2が外側に広がるようにして変位し、外側に変位した片
部分31a2によって少なくとも最上位の光ディスク1
のセンターホール1aが押圧保持される。
【0062】第1ケーシング31の筒状部31aの上端
内側に丸み付けや面取り等による案内部を設け、第2ケ
ーシング32の柱状部32aの下端外側に丸み付けや面
取り等による案内部を設ければ、筒状部31aの内側に
柱状部32aを押し込む作業を引っかかりなくスムース
に行うことができる。勿論、第1ケーシング31の筒状
部31aの上端外側に丸み付けや面取り等による案内部
を設ければ、光ディスク1のセンターホール1aに筒状
部31aを挿入する作業を引っかかりなくスムースに行
うことができる。
【0063】筒状部31aに対する柱状部32aの押し
込みは、柱状部32aの下端が第1ケーシング31の上
面に当接したところで規制される。柱状部32aの高さ
L32が第2ケーシング32の円筒部分の高さと一致し
ているので、柱状部32aの下端が第1ケーシング31
の上面に当接すると同時に第2ケーシング32の円筒部
分も第1ケーシング31の上面に当接する。
【0064】筒状部31aとその内側に押し込まれた柱
状部32aの間には係合力が作用するので、第1ケーシ
ング31と第2ケーシング32とは簡単に分離すること
はないが、好ましくは光ディスク収納後の第1ケーシン
グ31と第2ケーシング32とを粘着シールや粘着テー
プを利用して止着する。以上で図3に示したものと類似
の光ディスク収納体が構成される。
【0065】この光ディスク収納体から光ディスク1を
取り出すときには、第1ケーシング31と第2ケーシン
グ32から粘着シールや粘着テープを剥がしてから、第
2ケーシング32を第1ケーシング31から直線的に離
反させるか、或いは第2ケーシング32を回しながら離
反して、第2ケーシング32の柱状部32aを第1ケー
シング31の筒状部31aから抜き出してから、第1ケ
ーシング31上に積み重ねられている光ディスク1を上
から順に取り出せばよい。
【0066】ちなみに、第3実施形態で示した光ディス
ク用収納容器と光ディスク収納体によって得られる作用
効果は、第1実施形態のものと同様である。
【0067】尚、前述の第3実施形態では、筒状部31
aに対する柱状部32aの押し込み量を、柱状部32a
の下端と第1ケーシング31の上面との当接によって規
定したが、筒状部31aの上端と第2ケーシング32の
下面との当接によって押し込み量を規定したり、或い
は、第2ケーシング32の円筒部分と第1ケーシング3
1の上面との当接によって押し込み量を規定することも
できる。
【0068】筒状部31aの上端と第2ケーシング32
の下面との当接によって押し込み量を規定する場合、ま
た、第2ケーシング32の円筒部分と第1ケーシング3
1の上面との当接によって押し込み量を規定する場合、
第2ケーシング32の柱状部32aの高さL32は第1
ケーシング31の筒状部31aの高さL31の半分程度
或いはそれ以下であってもく、この場合でも第2ケーシ
ング32の柱状部32aの最小外径D32と最大外径D
33と第1ケーシング31の筒状部31aとの間に前述
のような寸法関係を設定すれば前記同様の押し込みと押
し込みによるディスク保持作用を得ることができる。
【0069】また、前述の第3実施形態では、光ディス
ク収納後の第1ケーシング31と第2ケーシング32と
を粘着シールや粘着テープを利用して止着する点につい
て述べたが、図9及び図10、または図11及び図12
に示した係合構造を利用して第1ケーシング31と第2
ケーシング32を着脱自在に係合できるようにしてもよ
い。
【0070】さらに、前述の第3実施形態では、第2ケ
ーシング32に収納ディスクの外周を覆う円筒部分を一
体に形成したものを示したが、この円筒部分を除外した
ものを第2ケーシングとしてもよい。この場合には、前
記の第1ケーシング31と円筒部分を除外した第2ケー
シングとの間に挟み込まれるようにして収納された光デ
ィスク1の外周が外部に露出してしまうので、第1ケー
シング31と円筒部分を除外した第2ケーシングと両ケ
ーシング間に挟み込まれるようにして収納された光ディ
スク1を、図14に示したようなシュリンクフィルムで
収縮包装するようにするとよい。この場合、第1ケーシ
ング31の下面と円筒部分を除外した第2ケーシングの
上面の少なくとも一方にディスク半径方向の凸条を形成
しておけば、凸条とフィルムとの隙間を利用してシュリ
ンクフィルムの剥離を簡単に行うことができる。勿論、
前記の第1ケーシング31と第2ケーシング32と両ケ
ーシング間に挟み込まれるようにして収納された光ディ
スク1を、前記同様のシュリンクフィルムで包装するよ
うにしてもよい。
【0071】さらにまた、前述の第3実施形態では、第
1ケーシング31の筒状部31aに弾性変形可能な1つ
の片部分31b3を設けたものを示したが、図22
(A)に示す筒状部31bのように4つのスリット31
b1を設けることで、片部分31b3を2つ設けるよう
にしてもよい。また、スリットは上端から基部に及んで
形成する必要はなく、例えば図22(B)に示す筒状部
31cのようにスリット31c1は筒状部31cの上部
のみに形成されていても十分に用をなす。
【0072】さらにまた、前述の第3実施形態では、弾
性変形可能な片部分31a2の上部内側に変位用凸部3
1a3を設けたが、片部分全体の肉厚を他の筒状部の肉
厚よりも大きくしたり、上端から基部に向かって肉厚が
徐々に小さくなるような傾斜部を設けるようにしてもよ
い。
【0073】さらにまた、前述の第3実施形態では、第
1ケーシング31の筒状部31aにスリット31a1を
設けてこのスリット31a1に挟まれる部分を弾性変形
可能な部位として構成したものを示したが、多重成形技
術を利用するか或いは別部品として組み付ける手法を採
用して、筒状部全体或いは筒状部の上部を合成ゴムや軟
質プラスチック等の弾性力に富んだ別材料から形成すれ
ば、スリットを設けなくとも筒状部全体或いは筒状部の
上部を弾性変形可能な部位として構成することも可能で
ある。
【0074】図23〜図26は本発明の第4実施形態を
示すもので、図中の符号41は第1ケーシング、42は
第2ケーシング、1は図1及び図2に示した光ディスク
である。本第4実施形態では、第1ケーシング41と第
2ケーシング42によって光ディスク用の収納容器が構
成されている。
【0075】第1ケーシング41は、光ディスク1の外
径よりも大きな外径を有する円盤状を成しており、PE
T等のプラスチックを材料として真空成形により作成さ
れている。この第1ケーシング41の上面中央には、光
ディスク1のセンターホール1aに挿入可能な略円柱形
の柱状部41aが直立状態で設けられている。この柱状
部41aは4つの半円を組み合わせたような横断面形状
をしており、その外接円の直径は、光ディスク1のセン
ターホール1aの直径と一致している。つまり、柱状部
41aが光ディスク1のセンターホール1aに挿入され
た状態では、柱状部41aの外面はセンターホール1a
に4箇所で点接触し、この点接触によってセンターホー
ル1aに係合する。また、柱状部41aの上端面中央に
は、円錐台形状の嵌合凹部41a1が設けられている。
【0076】また、第1ケーシング41の柱状部41a
の外側には、光ディスク1のスタックリング1bとの当
接を可能とした第1環状凸部41bが設けられている。
また、第1ケーシング41の第1環状凸部41bの外側
には、第1環状凸部41bと同一高さを有し、且つ、光
ディスク1の外径よりも僅かに大きな外径を有する第2
環状凸部41cが同心状に設けられている。さらに、第
2環状凸部41cの外側には、第2環状凸部41cより
も大きな高さを有する第3環状凸部41dが同心状に設
けられている。さらにまた、第3環状凸部41dの外側
には、後述する係合鍔42cが挿入係合される環状凹部
41eが同心状に形成されている。尚、前記の第1ケー
シング41は真空成形によって作成されているため、そ
の肉厚は全体においてほぼ一定である。
【0077】第2ケーシング42は、光ディスク1の外
径よりも大きな外径を有する円盤部分と円筒部分を連続
させた形状を成しており、PET等のプラスチックを材
料として真空成形により作成されている。この第2ケー
シング42の円盤部分の下面中央には、光ディスク1の
クランピングエリア1cの外径よりも僅かに小さな崖形
を有する円形凸部42aが設けられている。また、この
円形凸部42aの下面中央には、前記嵌合凹部41a1
に嵌合可能な円錐台形状の嵌合凸部42bが設けられて
いる。さらに、第2ケーシング42の円筒部分の下端外
側には、前記環状凹部41eに係合可能な係合鍔42c
が設けられている。尚、前記の第1ケーシング41は真
空成形によって作成されているため、その肉厚は全体に
おいてほぼ一定である。
【0078】ここで前記嵌合凹部41a1と前記嵌合凸
部42bの寸法関係を図24を参照して詳述する。嵌合
凹部41a1の最小内径D41は嵌合凸部42bの最小
外径D42よりも僅かに大きく、嵌合凹部41a1の最
大内径D43は嵌合凸部42bの最大外径D44と一致
しているが、嵌合凹部41a1の内面傾斜角度と嵌合凸
部42bの外面傾斜角度は一致している。また、嵌合凹
部41a1の深さL41は、嵌合凸部42bの高さL4
2よりも僅かに大きい。
【0079】前記の第1ケーシング41と第2ケーシン
グ42を用いて光ディスク1の収納を行う場合には、図
25に示すように、スタックリング1bが下に向いた状
態にある光ディスク1のセンターホール1aに第1ケー
シング41の柱状部41aが挿入されるように1枚目の
光ディスク1を第2ケーシング11上に置き、これと同
様に、2枚目以降の光ディスク1を同じ向きで下側の光
ディスク1の上に順次積み重ねる。勿論、規定枚数(図
示例では10枚)の光ディスク1を予め同一向きで重ね
合わせたものを、そのセンターホール1aに筒状部11
aが挿入されるように一括で第1ケーシング11上に配
置してもよい。何れの場合も、柱状部41aが光ディス
ク1のセンターホール1aに挿入された状態では、柱状
部41aの外面はセンターホール1aに4箇所で点接触
し、この点接触によって光ディスク1のセンターホール
1aは柱状部41aに係合して保持される。第1ケーシ
ング41の筒状部41aの上端外側に丸み付けや面取り
等による案内部を設ければ、光ディスク1のセンターホ
ール1aに筒状部41aを挿入する作業を引っかかりな
くスムースに行うことができる。
【0080】次いで、図26に示すように、積み重ねら
れている光ディスク1に第2ケーシング42を被せつ
つ、第2ケーシング42の嵌合突起42bを第1ケーシ
ング41の嵌合凹部41a1に押し込んで嵌合させると
共に、第2ケーシング42の係合鍔42cを第1ケーシ
ング41の環状凹部41eに押し込んで係合させる。こ
の作業は、第2ケーシング42を直線的に移動させる
他、第2ケーシング42を適当に回しながら行うように
してもよい。嵌合凹部41a1と嵌合凸部42bの間に
は嵌合力が作用、環状凹部41eと係合鍔42cの間に
は係合力が作用するので、第1ケーシング41と第2ケ
ーシング42とは簡単に分離することはないが、好まし
くは光ディスク収納後の第1ケーシング41と第2ケー
シング42とを粘着シールや粘着テープを利用して止着
する。以上で図3に示したものと類似の光ディスク収納
体が構成される。
【0081】この光ディスク収納体から光ディスク1を
取り出すときには、第1ケーシング41と第2ケーシン
グ42から粘着シールや粘着テープを剥がしてから、第
2ケーシング42を第1ケーシング41から直線的に離
反させるか、或いは第2ケーシング42を回しながら離
反してから、第1ケーシング41上に積み重ねられてい
る光ディスク1を上から順に取り出せばよい。
【0082】第4実施形態で示した光ディスク用収納容
器によれば、スタックリング1bを有する複数枚の光デ
ィスク1をそのセンターホール1aが柱状部41aに挿
入されるようにして第1ケーシング41上に同一向きで
積み重ねた後、第2ケーシング42の嵌合凸部42bを
第1ケーシング41の柱状部先端面の嵌合凹部41a1
に嵌合すると同時に第2ケーシング42の係合鍔42c
を第1ケーシング41の環状凹部42eに係合させるこ
とにより、複数の光ディスクを第1ケーシング41と第
2ケーシング42の間に挟み込むようにしてコンパクト
に収納することができ、収納枚数に比して収納容器の大
きさを小さなものとすることができる。
【0083】また、センターホール1aを第1ケーシン
グ41の柱状部41aに挿入された光ディスク1は、挿
入状態でセンターホール1aを柱状部41aに係合して
保持されるので、収納された光ディスク1にがたつきを
生じることはなく、がたつきを原因とした損傷の問題を
未然に防止できる。また、前記の係合力はさほど強いも
のではないので、柱状部41aから光ディスク1側に加
わる力によって光ディスク1に変形を生じることもな
い。
【0084】一方、第4実施形態で示した光ディスク収
納体によれば、複数の光ディスク1を第1ケーシング4
1と第2ケーシング42の間に挟み込むようにしてコン
パクトに収納することができるので、この収納体をまと
めて梱包する場合でも枚数の割に梱包物の大きさと重量
が増してしまうような不具合を生じることなく、輸送や
保管等を効率的に行うことができる。
【0085】また、収納されている光ディスク1は、そ
のセンターホール1aを柱状部41aに係合して保持さ
れているので、収納されている光ディスク1のがたつき
を防止することができ、輸送時等における振動や衝撃を
原因として光ディスク1に傷がつくこともない。
【0086】尚、前述の第4実施形態では、光ディスク
収納後の第1ケーシング41と第2ケーシング42とを
粘着シールや粘着テープを利用して止着する点について
述べたが、嵌合凸部42bと嵌合凹部41a1との嵌合
力と係合鍔42cと環状凹部42eとの係合力によって
第1ケーシング41と第2ケーシング42の分離が確実
に防止できる場合には、前記の粘着シールや粘着テープ
は不要である。
【0087】また、前述の第4実施形態では、嵌合凸部
42bを嵌合凹部41a1に嵌合させると同時に係合鍔
42cを環状凹部42eに係合させるものを示したが、
嵌合凸部42bと嵌合凹部41a1との嵌合だけでも十
分な場合には、係合鍔42cと環状凹部42eを除外し
たケーシング構造を採用してもよい。勿論、係合鍔42
cと環状凹部42eによる係合構造の代わりに、図9及
び図10、または図11及び図12に示した係合構造を
利用して第1ケーシング41と第2ケーシング42との
係合を行うようにしてもよい。
【0088】さらに、前述の第4実施形態では、第2ケ
ーシング42に収納ディスクの外周を覆う円筒部分を一
体に形成したものを示したが、この円筒部分を除外した
ものを第2ケーシングとしてもよい。この場合には、前
記の第1ケーシング41と円筒部分を除外した第2ケー
シングとの間に挟み込まれるようにして収納された光デ
ィスク1の外周が外部に露出してしまうので、第1ケー
シング41と円筒部分を除外した第2ケーシングと両ケ
ーシング間に挟み込まれるようにして収納された光ディ
スク1を、図14に示したようなシュリンクフィルムで
収縮包装するようにするとよい。第1ケーシング41の
下面には環状凹部が存在するので、この凹部とフィルム
との隙間を利用してシュリンクフィルムの剥離を簡単に
行うことができる。勿論、前記の第1ケーシング41と
第2ケーシング42と両ケーシング間に挟み込まれるよ
うにして収納された光ディスク1を、前記同様のシュリ
ンクフィルムで包装するようにしてもよい。
【0089】さらにまた、前述の第4実施形態では、柱
状部41aの外面を光ディスク1のセンターホール1a
に係合させるものを示したが、図27(A)に示すよう
に、柱状部41aの外面にその上端から基部に至る弾性
変形可能な直線状リブ41a2を4つ設けて、このリブ
41a2の弾性変形によって柱状部41aに対するセン
ターホール1aの係合を行うようにしてもよい。勿論、
リブ41a2の数は少なくとも1つあれば用をなす。ま
た、リブ41a3は柱状部41aと同一材料から形成し
てもよいが、リブまたはリブを含む別部品を合成ゴムや
軟質プラスチック等の弾性力に富んだ別材料から形成し
てこれを別途組み付けるようにしてもよい。勿論、リブ
の有無に拘わらず、柱状部全体を合成ゴムや軟質プラス
チック等の弾性力に富んだ別材料から形成して、これを
第1ケーシングに別途組み付けるようにしてもよい。
【0090】さらにまた、前述の第4実施形態では、柱
状部41aの上端面中央に円錐台形状の嵌合凹部41a
1を設けたものを示したが、図27(B)に示すよう
に、柱状部41aの上端面中央に孔を設けたこれを嵌合
凹部41a3として利用してもよい。また、嵌合凸部と
嵌合凹部の形状は図示例の円錐台形状に限らず、相互嵌
合が可能な形状であれば種々のものが採用できる。
【0091】以上、前述の各実施形態では、光ディスク
を10枚収納可能なものを光ディスク用収納容器として
示し、また、光ディスクを10枚収納したものを光ディ
スク収納体として示したが、9枚以下、或いは11枚以
上の光ディスクを収納する場合でも同様のケーシング構
造を採用できることは言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る光デ
ィスク用収納容器によれば、複数枚の光ディスクをコン
パクトに収納することができると共に、収納された光デ
ィスクにがたつきを生じることはなく、がたつきを原因
とした損傷の問題を未然に防止できる。一方、本発明に
係る光ディスク収納体によれば、複数の光ディスクをコ
ンパクトに収納することができるので、収納体をまとめ
て梱包する場合でも枚数の割に梱包物の大きさと重量が
増してしまうような不具合を生じることなく、輸送や保
管等を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納対象となる光ディスクの斜視図
【図2】図1に示した光ディスクの部分拡大縦断面図
【図3】本発明の第1実施形態に係る光ディスク収納体
の斜視図
【図4】図3に示した第1ケーシングと第2ケーシング
と光ディスクの斜視図
【図5】図3に示した第1ケーシングと第2ケーシング
の部分拡大縦断面図
【図6】第1実施形態に係る光ディスクの収納手順説明
【図7】第1実施形態に係る光ディスクの収納手順説明
【図8】第1実施形態の変形形態を示す第1ケーシング
と第2ケーシングの部分拡大縦断面図
【図9】第1実施形態の変形形態を示す第1ケーシング
と第2ケーシングの上面図
【図10】図9に示した第1ケーシングと第2ケーシン
グの係合方法説明図
【図11】第1実施形態の変形形態を示す第1ケーシン
グと第2ケーシングの側面図
【図12】図11に示した第1ケーシングと第2ケーシ
ングの係合方法説明図
【図13】第1実施形態の変形形態を示す第2ケーシン
グの斜視図
【図14】図13に示した第2ケーシングを用いてシュ
リンクフィルムで包装した光ディスク収納体の斜視図
【図15】第1実施形態の変形形態を示す第1ケーシン
グの筒状部の斜視図
【図16】本発明の第2実施形態に係る光ディスク収納
体の斜視図
【図17】図16に示した第1ケーシングと第2ケーシ
ングと光ディスクの斜視図
【図18】本発明の第3実施形態に係る第1ケーシング
と第2ケーシングと光ディスクの斜視図
【図19】図18に示した第1ケーシングと第2ケーシ
ングの部分拡大縦断面図
【図20】第3実施形態に係る光ディスクの収納手順説
明図
【図21】第3実施形態に係る光ディスクの収納手順説
明図
【図22】第3実施形態の変形形態を示す第1ケーシン
グの筒状部の斜視図
【図23】本発明の第4実施形態に係る第1ケーシング
と第2ケーシングと光ディスクの斜視図
【図24】図23に示した第1ケーシングと第2ケーシ
ングの部分拡大縦断面図
【図25】第4実施形態に係る光ディスクの収納手順説
明図
【図26】第4実施形態に係る光ディスクの収納手順説
明図
【図27】第4実施形態の変形形態を示す第1ケーシン
グの柱状部の斜視図
【符号の説明】
1…光ディスク、1a…センターホール、1b…スタッ
クリング、11…第1ケーシング、11a…筒状部、1
1a1…スリット、12…第2ケーシング、12a…柱
状部、11−1…第1ケーシング、11b…係合凹部、
12−1…第2ケーシング、12b…係合片、11−2
…第1ケーシング、11d…係合溝、12−2…第2ケ
ーシング、12c…係合突起、12−3…第2ケーシン
グ、13…シュリンクフィルム、11e…筒状部、11
e1…スリット、11f…筒状部、11f1…スリッ
ト、21…第1ケーシング、21b…筒状部、21b1
…スリット、22…第2ケーシング、22a…柱状部、
31…第1ケーシング、31a…筒状部、31a1…ス
リット、32…第2ケーシング、32a…柱状部、31
b…筒状部、31b1…スリット、31c…筒状部、3
1c1…スリット、41…第1ケーシング、41a…柱
状部、41a1…嵌合凹部、41e…環状凹部、42…
第2ケーシング、42b…嵌合凸部、42c…係合鍔、
41a2…リブ、41a3…嵌合凹部。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクのセンターホールに挿入可能
    で、且つ、外側変形によりセンターホールを押圧可能な
    弾性部位を少なくとも先端に有する所定長の筒状部を備
    えた第1ケーシングと、 第1ケーシングの筒状部の内側に押し込み可能で、且
    つ、この押し込みによって筒状部の弾性部位を外側に変
    位可能な所定長の柱状部を備えた第2ケーシングとを具
    備した、 ことを特徴とする光ディスク用収納容器。
  2. 【請求項2】 前記筒状部は、光ディスクのセンターホ
    ールにほぼ一致した最大外形から先端に向かって外形が
    徐々に小さくなる先細り形状を有し、筒状部の先端から
    基部に向かって形成した少なくとも2つのスリットに挟
    まれた部分を弾性部位として構成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク用収納容
    器。
  3. 【請求項3】 前記筒状部は、光ディスクのセンターホ
    ールよりも僅かに小さな外形を有し、筒状部の先端から
    基部に向かって形成した少なくとも2つのスリットに挟
    まれた部分を弾性部位として構成され、この弾性部位の
    内面に変位用凸部を有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク用収納容
    器。
  4. 【請求項4】 光ディスクのセンターホールに挿入可能
    で、且つ、挿入状態でセンターホールに係合可能な所定
    長の柱状部を備え、柱状部の先端面に凹部を備えた第1
    ケーシングと、 第1ケーシングの凹部に嵌合可能な凸部を備えた第2ケ
    ーシングとを具備した、 ことを特徴とする光ディスク用収納容器。
  5. 【請求項5】 前記柱状部は、柱状部外面の先端から基
    部に向かって形成された弾性変形可能なリブを少なくと
    も1つ有し、このリブの弾性変形によって柱状部に対す
    るセンターホールの係合が行われる、 ことを特徴とする請求項4に記載の光ディスク用収納容
    器。
  6. 【請求項6】 第1ケーシングと第2ケーシングの少な
    くとも一方には、両ケーシング間に挟み込まれるように
    して収納される光ディスクの外周を覆う部分が一体に形
    成されている、 ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の光
    ディスク用収納容器。
  7. 【請求項7】 第1ケーシングと第2ケーシングは、両
    ケーシングを着脱自在に係合するための係合部を備え
    る、 ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の光
    ディスク用収納容器。
  8. 【請求項8】 光ディスクのセンターホールに挿入可能
    で、且つ、外側変形によりセンターホールを押圧可能な
    弾性部位を少なくとも先端に有する所定長の筒状部を備
    えた第1ケーシングと、 センターホールに筒状部が挿入された状態で第1ケーシ
    ング上に同一向きで積み重ねられたスタックリングを有
    する複数枚の光ディスクと、 第1ケーシングの筒状部の内側に押し込み可能で、且
    つ、この押し込みによって筒状部の弾性部位を外側に変
    位可能な所定長の柱状部を備え、この柱状部を第1ケー
    シングの筒状部の内側に押し込まれた第2ケーシングと
    を具備し、 第1ケーシングの筒状部の内側に押し込まれた第2ケー
    シングの柱状部によって筒状部の弾性部位が外側に変位
    していて、この外側に変位した弾性部位によって少なく
    とも最上位の光ディスクのセンターホールが押圧保持さ
    れている、 ことを特徴とする光ディスク収納体。
  9. 【請求項9】 前記筒状部は、光ディスクのセンターホ
    ールにほぼ一致した最大外形から先端に向かって外形が
    徐々に小さくなる先細り形状を有し、筒状部の先端から
    基部に向かって形成した少なくとも2つのスリットに挟
    まれた部分を弾性部位として構成されている、 ことを特徴とする請求項8に記載の光ディスク収納体。
  10. 【請求項10】 前記筒状部は、光ディスクのセンター
    ホールよりも僅かに小さな外形を有し、筒状部の先端か
    ら基部に向かって形成した少なくとも2つのスリットに
    挟まれた部分を弾性部位として構成され、この弾性部位
    の内面に変位用凸部を有する、 ことを特徴とする請求項8に記載の光ディスク収納体。
  11. 【請求項11】 光ディスクのセンターホールに挿入可
    能で、且つ、挿入状態でセンターホールに係合可能な所
    定長の柱状部を備え、柱状部の先端面に凹部を備えた第
    1ケーシングと、 センターホールに柱状部が挿入された状態で第1ケーシ
    ング上に同一向きで積み重ねられたスタックリングを有
    する複数枚の光ディスクと、 第1ケーシングの凹部に着脱自在に嵌合可能な凸部を備
    え、この凸部を第1ケーシングの凹部に嵌合された第2
    ケーシングとを具備し、 センターホールを第1ケーシングの柱状部に挿入された
    光ディスクは、挿入状態でセンターホールを柱状部に係
    合して保持されている、 ことを特徴とする光ディスク収納体。
  12. 【請求項12】 前記柱状部は、柱状部外面の先端から
    基部に向かって形成された弾性変形可能なリブを少なく
    とも1つ有し、このリブの弾性変形によって柱状部に対
    するセンターホールの係合が行われている、 ことを特徴とする請求項11に記載の光ディスク収納
    体。
  13. 【請求項13】 第1ケーシングと第2ケーシングの何
    れか一方には、両ケーシング間に挟み込まれるようにし
    て収納される光ディスクの外周を覆う部分が一体に形成
    されている、 ことを特徴とする請求項8〜12の何れか1項に記載の
    光ディスク収納体。
  14. 【請求項14】 第1ケーシングと第2ケーシングは、
    両ケーシングを着脱自在に係合するための係合部を備え
    る、 ことを特徴とする請求項8〜13の何れか1項に記載の
    光ディスク収納体。
  15. 【請求項15】 第1ケーシングと第2ケーシングと両
    ケーシング間に挟み込まれるようにして収納された光デ
    ィスクとが、フィルムによって包装されている、 ことを特徴とする請求項8〜14の何れか1項に記載の
    光ディスク収納体。
  16. 【請求項16】 フィルムは、収縮包装用のシュリンク
    フィルムである、 ことを特徴とする請求項15に記載の光ディスク収納
    体。
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