JP2000288950A - 研磨用部材 - Google Patents

研磨用部材

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JP2000288950A
JP2000288950A JP10125999A JP10125999A JP2000288950A JP 2000288950 A JP2000288950 A JP 2000288950A JP 10125999 A JP10125999 A JP 10125999A JP 10125999 A JP10125999 A JP 10125999A JP 2000288950 A JP2000288950 A JP 2000288950A
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carbon
yarn
sic
silicon carbide
silicon
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JP10125999A
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English (en)
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Shigeru Hanzawa
茂 半澤
Kenji Nakano
健治 中野
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1000℃を超える高温環境下、例えば、炉
内温度が1000℃を超える高温の炉内での固着した残
渣の除去に、使用可能であり、かつ大型で可撓性を示す
研磨用部材、および同研磨用部材を装着した各種器具、
各種装置等の表面に付着した付着物除去等の用途に使用
可能な用具の提供。 【解決手段】 表面粗さRaが10μm〜100μm、
室温および高温時に於ける摩耗量が実質的に零であり、
貧酸素条件下において、1000℃を超える高温に長期
間暴露されるような使用環境下でも、5%を超える重量
減を示さない、炭素繊維と炭素繊維以外の炭素に、金属
珪素を含浸して得られる、炭素と炭化珪素と金属珪素、
または炭素と炭化珪素とから構成される複合材料からな
る研磨用部材、および同研磨用部材を装着した用具によ
り達成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、高温環境下での
付着物除去、特に、各種部材や各種装置の表面等に付着
した付着物を、研削等より削除するための用具に装着可
能な研磨用部材、および研磨用部材を装着した付着物除
去用用具に関する。
【0002】
【従来の技術】 各種の有機物を焼成して、各種素材を
製造する際の焼成炉内には、焼成後の残渣が炉内の縁部
や底部等にこびりつき、これを定期的に除去することが
必要である。勿論、炉内温度を室温まで冷却後、炉内を
清掃できる場合には、格別な問題はない。しかし、製造
する素材によっては、炉内温度を室温まで完全に冷却す
ると、製造上各種の障害が生じることがある。従って、
このような焼成炉では、炉内温度を保持したまま、炉内
の縁部や底部等にこびりついた残渣を除去することが求
められている。ある種の分野では、黒鉛系の材料が、炉
内の縁部や底部等にこびりついた残渣の除去に使用され
ている。しかし、炉内温度がしばしば1000℃を超え
る高温であることもあり、このような炉内での残渣の除
去には、通常1時間程度の使用で、摩耗してしまい、研
磨する、すなわち、残渣を削り取ることができなくな
り、頻繁に交換する必要があるなどの問題がある。
【0003】 また、研磨対象の種類によっては、大き
な表面積を必要とすると共に、研磨対象の形状に応じ
て、研磨性能を損なわない範囲内で研磨用部材が可撓性
を示すことが必要な場合もある。しかし、このような大
型でしかも1000℃を超える高温で使用可能な研磨用
部材は、ないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 1000℃を超える
高温環境下、例えば、炉内温度が1000℃を超える高
温の炉内での付着した残渣の除去に、使用可能であり、
かつ大型で可撓性を示す研磨用部材、および同研磨用部
材を装着した、各種器具、各種装置等の表面に付着した
付着物除去等の用途に使用可能な用具を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明者等は、上記の
様な現状に鑑みて種々検討した結果、本発明を完成させ
たものである。すなわち、表面粗さRaが10μm〜1
00μm、室温および高温時に於ける摩耗量が実質的に
零であり、貧酸素条件下において、1000℃を超える
高温に長期間暴露されるような使用環境下でも、5%を
超える重量減を示さない、炭素繊維と炭素繊維以外の炭
素に、金属珪素を含浸して得られる、炭素と炭化珪素と
金属珪素、または炭素と炭化珪素とから構成される複合
材料からなる研磨用部材により上記課題が解決すること
を見出して本発明を完成させたものである。さらに、炭
素と、珪素と、炭化珪素とから構成され、Si−SiC
系材料からなる層がその最表面に形成されている表層部
を備えた複合材料、または、炭素と、少なくとも50%
はβ型である炭化珪素とから構成され、SiC系材料か
らなる層がその最表面に形成されている表層部を備えた
複合材料からなる研磨用部材により、上記課題が解決さ
れることを見出したものである。さらにまた、上記の複
合材料からなる研磨用部材を、装着したことを特徴とす
る表面処理用用具により、固着した残渣の除去等を行う
ことにより上記課題が解決されることを見出したもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】 本発明に係る、表面粗さRaが
10μm〜100μm、室温および高温時に於ける摩耗
量が実質的に零であり、貧酸素条件下において、100
0℃を超える高温に長期間暴露されるような使用環境下
でも、5%を超える重量減を示さない、炭素繊維と炭素
繊維以外の炭素に、金属珪素を含浸して得られる、炭素
と炭化珪素と金属珪素、または炭素と炭化珪素とから構
成される複合材料からなる研磨用部材としては、通常、
表層部に上記の要件を充たす複合材料が形成されていれ
ばよく、全体が炭素と炭化珪素と金属珪素、または炭素
と炭化珪素とから構成されている必要はない。
【0007】 このような表層部としては、通常、0.
5mm〜5mmの厚さを有すればよい。勿論、用途に応
じて、全体が炭素と炭化珪素と金属珪素、または炭素と
炭化珪素とから構成されていても、差し支えないことは
いうまでもない。なお、本発明に係る研磨用部材の場合
には、表面粗さRaが10μm〜100μmであること
から、研磨後の被研磨部材の表面状態は極めて良好で、
製造する製品に悪影響を与えない。また、表面の硬度
は、室温でも700℃という高温でもともに高く、か
つ、室温および高温時に於ける摩耗量も実質的に零であ
る。さらに、1000℃を超える高温に長期間暴露され
るような使用環境下でも、5%を超える重量減を示さな
い。従って、交換することなく1ヶ月以上連続して使用
することも可能である。
【0008】 本発明に係る研磨用部材は、特に、少な
くともその表層部は、以下のようにして製造される。先
ず、要求される表面粗さRaが形成でき、かつ所望の厚
さとなるように、適当な番手の炭素繊維を選択し、これ
を縦糸と横糸とが、互いに直角に交差するようにクロス
織りして、いわゆる2D材を製造する。この2D材を、
基体部として使用するC/Cコンポジットに積層し、所
望の形状に成形し、焼成するか、焼成せずに、金属珪素
を少なくとも2D材の部分に添加し、それを焼成するこ
とにより、少なくとも2D材から構成される表層部にS
i−SiC系材料、またはSiC系材料を最表面に形成
させることにより製造することができる。以下、本発明
に係る研磨用部材の構造について詳述することとする。
【0009】 Si−SiC系材料から形成された最表
面を有する表層部は、炭素と、珪素と、炭化珪素とから
構成され、所望の表面粗さRaが形成できるように、適
当な番手の炭素繊維をクロス織りした、いわゆる2D材
を原材料とするものであり、その最表面にSi−SiC
系材料からなる層が形成されたものをいう。この表層部
は、表面粗さRaが10μm〜100μm、室温および
高温時に於ける摩耗量が実質的に零であり、1000℃
を超える高温に長期間暴露されるような使用環境下で
も、5%を超える重量減を示さない、という特性を有す
る。表層部として、炭化珪素を含む層が形成されている
ので、耐摩耗性に優れ、また、表層部内部は、いわゆる
2D材を織るのに使用した炭素繊維の束から構成されて
おり、また、基体部もC/Cコンポジット、あるいは、
同コンポジットにSi−SiC系材料層または、SiC
系材料層からなるマトリックスが形成されたものを使用
しているので可撓性を示す。また、2D材をその基本構
造とするために、自由に大きさを選択できるので、大き
なサイズの研磨用部材を比較的容易に作成するとも可能
である。
【0010】 また、炭素繊維と炭素繊維以外の炭素
に、金属珪素を含浸して得られる、炭化珪素と炭素から
構成され、その最表面にはSiC系材料から形成された
表層部は、炭素繊維と炭素繊維以外の炭素成分により形
成される骨格部とマトリックスを形成する炭化珪素から
なり、マトリックスと、場合によっては、骨格部の一部
分に存在していてもよい炭化珪素の少なくとも50%は
β型で、前記マトリックスと前記骨格部とは一体的に形
成されており、二山型の平均気孔径の分布を有し、所望
の表面粗さRaが形成できるように、適当な番手の炭素
繊維をクロス織りした、いわゆる2D材に、その最表面
にSiC系材料からなるマトリックスが形成されたもの
をいう。このものは、最表面にSiC系材料からなるマ
トリックスが形成されているために、耐酸化性、耐摩耗
性において、より優れた特性を有するので、研磨用部材
としてより好ましい。さらに、表面に炭化珪素からなる
小突起部が形成されているので、より研磨性能が高い。
【0011】 上記のような炭素繊維と炭素繊維以外の
炭素に、金属珪素を含浸して得られる、炭素と炭化珪素
と金属珪素、または炭素と炭化珪素とから構成される複
合材料を表面に表層部として形成する基体としては、い
わゆるC/Cコンポジットを母材とするものが好適に使
用される。本明細書において、このC/Cコンポジット
とは、炭素繊維の束のマトリックスとして作用する粉末
状のバインダーであって、焼成後には炭素繊維の束に対
して遊離炭素となるピッチ、コークス類を包含させ、さ
らに必要に応じてフェノール樹脂粉末等を含有させるこ
とによって、炭素繊維束を調製し、この炭素繊維束の周
囲に、熱可塑性樹脂等のプラスチックからなる柔軟な被
膜を形成し、柔軟性中間材としてのプレフォームドヤー
ンを得る。このプレフォームドヤーンを、特開平2−8
0639号公報に記載されている方法によりシート状ま
たは織布状にし、必要量を積層した後、ホットプレスで
成形し得られた成形体、または、この成形体を焼成して
得られる焼成体をいう。
【0012】 基本素材として使用するC/Cコンポジ
ットとしては、直径が10μm前後の炭素繊維を、通
常、数百本〜数万本束ねて繊維束(ヤーン)を形成し、
この繊維束を熱可塑性樹脂で被覆して調製した柔軟性糸
状中間材を得、これを特開平2−80639号公報に記
載されている方法によりシート状にし、このシート状と
したものを二次元または三次元方向に配列して一方向シ
ート(UDシート)や各種クロスとしたり、また上記シ
ートやクロスを積層したりすることにより、所定形状の
予備成形体(繊維プリフォーム)を形成し、該予備成形
体の繊維束の外周に形成されている有機物からなる熱可
塑性樹脂等の被膜を焼成し、上記の同皮膜を炭化除去し
たものを使用すればよい。なお、本明細書に於いて、参
考のために特開平2−80639号公報の記載を引用す
る。本発明に於いて使用するC/Cコンポジットは、上
記のヤーン中の炭素繊維以外の炭素成分は、好ましくは
炭素粉末であり、特に好ましくは黒鉛化した炭素粉末で
ある。
【0013】 特別な場合を除き、本発明に係る研磨用
部材は、上述したC/Cコンポジット、あるいは、同コ
ンポジットに炭素繊維と炭素繊維以外の炭素に、金属珪
素を含浸して得られる、炭素と炭化珪素と金属珪素から
構成され、マトリックスとしてSi−SiC系材料が形
成された複合部材、または、炭素繊維と炭素繊維以外の
炭素に、金属珪素を含浸して得られる、炭素と炭化珪素
から構成され、マトリックスとしてSiC系材料が形成
された複合部材を基体部として使用して、製造される。
通常は、2D材を適当なバインダーを介してC/Cコン
ポジットに積層し、焼成するか、または、焼成すること
なく、少なくとも2D材部に金属珪素を含ませ、焼成し
て、含浸させ、少なくとも表層部である2D材の最表面
にSi−SiC系材料、または、SiC系材料から形成
された層を形成することにより製造してもよい。その際
に、基体部にも、金属珪素を同様に含浸させて、Si−
SiC系材料、または、SiC系材料からなるマトリッ
クスを基体部にも形成してもよい。勿論、C/Cコンポ
ジットに代えて、マトリックスとしてSi−SiC系材
料層が形成された複合部材、または、マトリックスとし
てSiC系材料層が形成された複合部材を基体部として
使用してもよい。通常は、2D材を原材料とする表層部
は、基体部のいずれか一方の表面に形成されていれば充
分である。勿論、用途により、両面に形成されていても
差し支えないことはいうまでもない。
【0014】 本発明における表層部の一つの態様とし
ては、55重量%〜75重量%の炭素と、1重量%〜1
0重量%の珪素と、10重量%〜50重量%の炭化珪素
とから構成され、所望の表面粗さRaが形成できるよう
に選択された、適当な番手の炭素繊維をクロス織りし
た、いわゆる2D材を原材料とし、Si−SiC系材料
層を、その最表面に形成したものをいう。表層部を構成
する2D材の製造は、所望の表面粗さRaが形成できる
ように、適当な番手の炭素繊維をクロス織りすること以
外は、平成10年9月4日付の出願に係る特願平10−
267402号に開示された方法を使用することにより
製造することができる。従って、特願平10−2674
02号の内容をここに引用する。勿論、基体部に、55
重量%〜75重量%の炭素と、1重量%〜10重量%の
珪素と、10重量%〜50重量%の炭化珪素とから構成
され、炭素繊維と炭素繊維との間隙にSi−SiC系材
料からなるマトリックスを形成する場合にも同様であ
る。
【0015】 なお、ここで、Si−SiC系材料と
は、未反応の状態で残存する珪素からなる珪素相からほ
ぼ純粋な炭化珪素に至るまでの、いくつかの相異なる相
を含む、典型的には珪素相と炭化珪素相からなるが、炭
化珪素相には、珪素の含有量が傾斜的に変化しているS
iC共存相を含みうるものをいう。従って、Si−Si
C系材料とは、このようにSi−SiC系列において、
炭素の濃度として、0mol%から50mol%までの
範囲以内で含まれてる材料の総称である。従って、本発
明に使用するSi−SiC系複合材料からなる基体部の
マトリックス部は、Si−SiC系材料により形成され
ていることとなる。
【0016】 また、最表面に形成されるSi−SiC
系層は、表層部の内部に行くに従って、珪素の含有比率
が上昇する傾斜組成を有することが好ましい。勿論、本
発明に係る研磨用部材の基体部に形成されるSi−Si
C系層も同様である。すなわち、同相において、ヤーン
の表面から離れるのに従って珪素の含有比率が上昇する
傾斜組成を有するマトリックスを有していることが好ま
しい。また、基体部においては、炭素繊維からなるヤー
ン集合体は、複数のヤーン配列体から構成されており、
各ヤーン配列体はそれぞれ特定本数の炭素繊維を束ねて
構成したヤーンをほぼ平行に二次元的に配列することに
よって形成されており、各ヤーン配列体が積層されるこ
とによってヤーン集合体が構成されていることが好まし
い。これによって、基体部は、複数層のヤーン配列体を
特定方向に積層した積層構造を有することになる。
【0017】 図4は、ヤーン集合体の概念を説明する
ための概略斜視図であり、図5(a)は図4のIIa−
IIa線断面図であり、図5(b)は図4のIIb−I
Ib線断面図である。基体部7の骨格は、ヤーン集合体
6によって構成されている。ヤーン集合体6は、ヤーン
配列体1A、1B、1C、1D、1E、1Fを上下方向
に積層してなる。各ヤーン配列体においては、各ヤーン
3が二次元的に配列されており、各ヤーンの長手方向が
ほぼ平行である。上下方向に隣り合う各ヤーン配列体に
おける各ヤーンの長手方向は、直交している。すなわ
ち、各ヤーン配列体1A、1C、1Eの各ヤーン2Aの
長手方向は、互いに平行であり、かつ各ヤーン配列体1
B、1D、1Fの各ヤーン2Bの長手方向に対して直交
している。各ヤーンは、炭素繊維と、炭素繊維以外の炭
素成分とからなる繊維束3からなる。ヤーン配列体が積
層されることによって、三次元格子形状のヤーン集合体
6が構成される。各ヤーンは、後述するような加圧成形
工程の間に押しつぶされ、略楕円形になっている。
【0018】 各ヤーン配列体1A、1C、1Eにおい
ては、隣り合う各ヤーンの間隙には、マトリックス8A
が充填されており、各マトリックス8Aはヤーン2Aの
表面に沿ってそれと平行に延びている。各ヤーン配列体
1B、1D、1Fにおいては、隣り合う各ヤーンの間隙
には、マトリックス8Bが充填されており、各マトリッ
クス8Bは、ヤーン2Bの表面に沿ってそれと平行に延
びている。本例では、マトリックス8A、8Bは、それ
ぞれ、各ヤーンの表面を被覆する炭化珪素相4A、4B
と、炭化珪素相4A、4Bよりも炭素の含有割合が少な
いSi−SiC系材料相5A、5Bからなっている。炭
化珪素相中にも珪素を一部含有していてよい。また、本
例では、上下方向に隣接するヤーン2Aと2Bとの間に
も、炭化珪素相4A、4Bが生成している。
【0019】 各マトリックス8Aと8Bとは、それぞ
れヤーンの表面に沿って細長く、好ましくは直線状に延
びており、各マトリックス8Aと8Bとは互いに直交し
ている。そして、ヤーン配列体1A、1C、1Eにおけ
るマトリックス8Aと、これに直交するヤーン配列体1
B、1D、1Fにおけるマトリックス8Bとは、それぞ
れヤーン2Aと2Bとの間隙部分で連続している。この
結果、マトリックス8A、8Bは、全体として、三次元
格子を形成している。
【0020】 本発明における表層部の別の態様として
は、炭素と、炭化珪素とから構成され、所望の表面粗さ
Raが形成できるように選択された、適当な番手の炭素
繊維をクロス織りした、いわゆる2D材を原材料とし、
SiC系材料層を、その最表面に形成したものをいう。
すなわち、SiC系材料層が最表面に形成された表層部
とは、2D材を織るのに使用した炭素繊維と同炭素繊維
の表面に付着している炭素繊維以外の炭素成分により形
成される骨格部とマトリックスを形成する炭化珪素から
なり、マトリックスと、場合によっては、骨格部の一部
分に存在していてもよい炭化珪素は、その少なくとも5
0%はβ型で、前記マトリックスと前記骨格部とは一体
的に形成されており、二山型の平均気孔径の分布を有
し、かつ、所望の表面粗さRaが形成できるように、選
択されて適当な番手の炭素繊維をクロス織りした、いわ
ゆる2D材の少なくとも最表面にSiC系材料からなる
層が形成されたものをいう。
【0021】 従って、この表層部は、骨格部として、
2D織りに使用した各炭素繊維の束から構成されてお
り、そのため、その一部にSiCが形成されていても、
各炭素繊維としては炭素繊維としての構造が、破壊され
ることなく保持されているために炭素繊維が炭化珪素化
により短繊維化することがないので、原料である炭素繊
維の有する機械的強度がほぼ保持されるか、炭化珪素化
により増大するという大きな特徴を有している。しか
も、炭素繊維と炭素繊維と間隙部には、SiC系材料か
らなるマトリックスが形成された複合構造を有してい
る。この点で、上記のSi−SiC系材料層からなる表
層部とは異なる。なお、表層部を構成する2D材の製造
は、所望の表面粗さRaが形成できるように、適当な番
手の炭素繊維をクロス織りすること以外は、平成11年
2月9日付の出願に係る特願平11−31979号に開
示された方法により製造することができる。従って、特
願平11−31979号の内容をここに引用する。勿
論、基体部としては、SiC系材料からなるマトリック
スが形成された複合構造を有する複合材料を使用しても
よい。
【0022】 本発明において、SiC系材料とは、炭
素との結合度を異にする炭化珪素を含有する材料をい
い、このSiC系材料は以下のようにして製造されるも
のをいう。本発明では、少なくとも2D材、所望によっ
ては、基体部を構成するC/Cコンポジットに対して、
金属珪素を含浸させるが、その際、金属珪素は、2D材
を構成する炭素繊維、または、C/Cコンポジット内の
炭素繊維を構成する炭素原子および/または炭素繊維の
表面に残存している遊離炭素原子と反応し、一部が炭化
されるために、2D材を構成する炭素繊維、または、C
/Cコンポジットの最表面や炭素繊維からなるヤーンと
ヤーンとの間には、一部炭化された珪素が生成し、かく
して、少なくとも2D材を構成する炭素繊維の表面、ま
たは、上記のヤーンとヤーンとの間には、炭化珪素から
なるマトリックスが形成される。
【0023】 このマトリックスにおいては、極微量の
珪素と炭素とが結合したが炭化珪素質の相から、純粋な
炭化珪素結晶相に至るまで、いくつかの相異なる相を含
みうる。しかし、このマトリックスには、X線による検
出限界(0.3重量%)以下の金属珪素しか含まれな
い。つまり、このマトリックスは、典型的には炭化珪素
相からなるが、炭化珪素相には、珪素の含有量が傾斜的
に変化しているSiC質相を含みうる。従って、SiC
系材料とは、このようなSiC系列において、炭素の濃
度として、少なくとも0.01mol%以上から50m
ol%までの範囲以内で含まれてる材料の総称である。
なお、炭素濃度が、0.01mol%未満に制御するに
は、C/Cコンポジット中の遊離炭素の量とに関係で、
添加する金属珪素の量の厳密な計量が要求されること
と、最終工程での温度管理が複雑になるので実質的でな
い。従って、理論的には、炭素濃度を0.001mol
%程度まで制御することは可能である。
【0024】 また、最表面に形成されるSiC系材料
層は、表層部の内部に行くに従って、珪素の含有比率が
上昇する傾斜組成を有することが好ましい。勿論、本発
明に係る研磨用部材の基体部に形成されるSiC系材料
層も同様である。この基体部に形成されるSi系材料層
について、図面を使用してさらに説明することとする。
このSiC系材料層をマトリックスとして含む基体部の
骨格部も、基本的には図4に示したものと同じである。
本発明に使用するSiC系材料をマトリックスとする基
体部を、図4においてのIIa−IIa線で切断した場
合の断面図は、図6(a)、同じく図4においてのII
b−IIb線で切断した場合の断面図は、図6(b)と
して示す。基体部として使用するSiC系複合材料17
の骨格は、同じく基体部として使用可能なSi−SiC
系複合材料7の骨格と同様に、ヤーン集合体16によっ
て構成されている。ヤーン集合体16は、ヤーン配列体
11A、11B、11C、11D、11E、11Fを上
下方向に積層してなる。各ヤーン配列体においては、各
ヤーン13が二次元的に配列されており、各ヤーンの長
手方向がほぼ平行である。上下方向に隣り合う各ヤーン
配列体における各ヤーンの長手方向は、直交している。
すなわち、各ヤーン配列体11A、11C、11Eの各
ヤーン12Aの長手方向は、互いに平行であり、かつ各
ヤーン配列体11B、11D、11Fの各ヤーン12B
の長手方向に対して直交している。各ヤーンは、炭素繊
維と、炭素繊維以外の炭素成分とからなる繊維束13か
らなる。ヤーン配列体が積層されることによって、三次
元格子形状のヤーン集合体16が構成される。各ヤーン
は、後述するような加圧成形工程の間に押しつぶされ、
やや楕円形になっている。
【0025】 各ヤーン配列体11A、11C、11E
においては、隣り合う各ヤーンの間隙には、マトリック
ス18Aが充填されており、各マトリックス18Aはヤ
ーン12Aの表面に沿ってそれと平行に延びている。各
ヤーン配列体11B、11D、11Fにおいては、隣り
合う各ヤーンの間隙には、マトリックス18Bが充填さ
れており、各マトリックス18Bは、ヤーン12Bの表
面に沿ってそれと平行に延びている。図6(a)および
図6(b)に示したように、マトリックス18A、18
Bは、それぞれ、各ヤーンの表面を被覆する炭化珪素相
14からなっている。炭化珪素相の一部は、小突起部1
9として表面に突出するか、あるいは、複合部材の内部
においては、炭素繊維層に突出していてもよい。この様
な小突起部の内部には、中央値が約100μmの孔径を
有する気孔(空隙:15)が形成されている。なお、こ
の小突起部19は、殆どが原料のC/Cコンポジットの
炭素繊維以外の炭素成分からなるマトリックスの跡に沿
って形成されるので、ヤーンとヤーンとの間隔および/
またはヤーン配列体とヤーン配列体との間隔を適宜選択
することにより、単位面積当たりの小突起部19の密度
を調整することが可能である。隣接するヤーン12Aと
12Bとの間にも、炭化珪素相14が形成されていても
よい。
【0026】 各マトリックス18Aと18Bとは、そ
れぞれヤーンの表面に沿って細長く、好ましくは直線状
に延びており、各マトリックス18Aと18Bとは互い
に直交している。そして、ヤーン配列体11A、11
C、11Eにおけるマトリックス18Aと、これに直交
するヤーン配列体11B、11D、11Fにおけるマト
リックス18Bとは、それぞれヤーン12Aと12Bと
の間隙部分で連続している。この結果、マトリックス1
8A、18Bは、全体として、三次元格子を形成してい
る。
【0027】 本発明に係る研磨用部材は、通常は、図
1として示した様に、表層部を形成する2D材(20)
と、同2D材が積層されたC/Cコンポジット等の基体
部(27)とから構成されている。通常は、表層部を形
成するために使用する2D材は、基体部の片面のみに搭
載すればよい。2D材と基体部の固着には、C/Cコン
ポジットの積層時に使用するバインダーが好適に使用さ
れる。表層部に形成されるSi−SiC系材料層、また
は、SiC系材料層は、表層部の最表面に形成されるこ
とが必要である。従って、金属珪素は、少なくとも、2
D材には、添加することが必要である。添加は、2D材
の焼成前でも、焼成後でもよい。表層部の断面構造を模
式的に示したのが、図2である。2D材の長手方向に平
行である21aと21bは横糸を、2D材の長手方向に
垂直である22は縦糸を示す。25は、少なくとも最表
面に形成されているSi−SiC系材料層、または、S
iC系材料層を模式的に示す。勿論、縦糸、横糸の表面
部にもSi−SiC系材料層、または、SiC系材料層
の一部が形成されていてもよい。使用態様によっては、
基体部の4つの側面の全て、または、その一部もSiを
添加して、焼成し、Si−SiC系材料層、またはSi
C系材料層を側面の表面に形成させてもよい。
【0028】 本発明に係る研磨用部材は、通常は、各
種器具、各種装置等の表面に付着した付着物除去用用具
等に、その使用態様に基づき、装着すればよい。装着に
際しては、ボルトやナット等を使用し、使用する用具に
固定すればよい。勿論、装着方法は、これらに限定され
ず、用途、使用状況等に応じて適切な方法を採用すれば
よい。、図6は、付着した付着物除去用用具に装着した
例である。すなわち、図6(a)に示したように本体2
8と握手29から構成される用具の表面部に、本発明に
係る研磨用部材27を装着した例である。勿論、付着し
た付着物を掻き取る際に、条件次第では、付着物および
/または炉の表面に当接する部分のみに、装着してよ
い。
【0029】
【実施例】 以下、実施例を挙げて本発明をさらに説明
するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるも
のではない。なお、得られた研磨用部材は、以下に示す
方法よりその特性を評価した。
【0030】(磨耗量の測定方法)テストピースをジグ
にセットして100rpmで10分間回転させ、相手材
(SUJ、10mm球)を2kgの荷重Pでテストピー
スに押し付け、試験前の重量Wa(mg)と試験後の重
量Wb(mg)を測定した。テストピースの密度ρ(g
/cm3)より、磨耗量V(mm3)を下式により算出し
た。なお、測定の際の周囲温度は、室温(22℃)と7
00℃との二つの温度条件を採用した。 V=(Wa−Wb)/ρ
【0031】(耐酸化性の測定試験)試験試料を100
0℃に昇温した貧酸素条件下(2%水蒸気含有アルゴン
雰囲気下)に100時間試料を保持した後、重量を測定
し、試験前の重量と比較して、その重量の増減率W2'
下記式により求めた。 W2'=(W0−W1)/W0×100 但し、式中W0は、耐酸化性試験前の重量を、W1は耐酸
化性試験後の重量を、W2'は重量の増減率を表す(減少
は、数字の前に−記号を付け区別した)。
【0032】(表面粗さの測定)JISB 0601に
より測定する。
【0033】(製造例)図1には、表層部を形成させる
ために使用する2D材を基体部であるC/Cコンポジッ
トの上に積層した状態を示す。炭素繊維を一方向に引き
揃えたものにフェノール樹脂を含浸させ、直径10μm
の炭素長繊維を約1万本束ね、繊維束(ヤーン)を得、
このヤーンを使用してクロス織りして、640mm×1
100mm×1.2mmの大きさを有する2D材を得
た。一方、同一のヤーンを使用して、簾状にしたヤーン
配列体(プレプリグシート)を作り、これを図1の23
と24で示すように配列し、プリプレグシート積層体を
得た。かくして得たプリプレグシート積層体を所定形状
を有する型に収納し、炭素系接着剤を塗布し、ヤーン同
士を固着した。固着後、型から固着体を離型し、図1に
示すように離型したプリプレグシート積層体の一方の表
面に、上記のように調製した2D材を炭素系接着剤を使
用して積層、圧着し、かくして得られた積層体をオーブ
ン中に入れ、含浸させたフェノール樹脂を180℃、常
圧で硬化させた後、窒素雰囲気中で2000℃で焼成し
た。得られた焼成体を外周加工して、640mm×11
00mm×1.2mmの焼成した積層体を得た。この2
D材から構成されている表層部と基体部の4つの側面の
表面部に、純度99.9%、平均粒径1mmのSi粉末
を添加し、このものを炉内温度1300℃、炉内圧1h
Paの焼成炉内に入れ、炉内に毎分アルゴンガスを20
NLの割合で流しながら、4時間保持した。次いで、炉
内圧はそのままとし、炉内温度を1600℃に昇温させ
て、Siを含浸させた。かくして、Si−SiC系材料
層が最表面に形成された研磨用部材を得た。このもの
を、図3に示した様に付着した付着物除去用用具に装着
し、付着物除去用用具を製造した。
【0034】 この残渣除去用用具を使用して、炉内温
度1000℃の炉の底部と両側面との近傍に形成されて
いる残渣を削り取ったが、累計で約20時間連続使用し
たが、依然として使用可能であった。また、同一の材料
から切り出した試験片を使用して、摩耗量と耐酸化性の
試験を行ったが、摩耗量は、室温、700℃ともに、実
質的に零であり、また、耐酸化試験後の、試験片の重量
変動は、僅かに0.2%減であった。また、表面粗さ
は、12μmであった。
【0035】
【発明の効果】 本発明に係る研磨用部材は、少なくと
も表層部の最表面にSi−SiC系材料層、または、S
iC系材料層が形成されているので、、高温に於ける耐
酸化性に優れ、また、摩耗量も実質的に零であり、10
00℃を超える高温環境で使用しても、摩耗量が少な
い。また、表面粗さが10μm〜100μmであるの
で、研磨後、研削後の被研磨部材や被研削部材の表面状
態が極めて良好である。従って、長期間、例えば、1ヶ
月以上の連続使用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の研磨用部材の表層部を構成する2D
材と基体部との積層状態を模式的に示す断面図である。
【図2】 本発明の研磨用部材の表層部構造を模式的に
示す断面図である。
【図3】 (a)は本発明の研磨用部材を残渣除去用用
具の装着した状態を模式的に示す横断面図、(b)は、
その正面図である。
【図4】 本発明の研磨用部材の基体部として使用する
複合材料の基本構造をなすヤーン集合体の構造を模式的
に示す斜視図である。
【図5】 (a)は、基体部として使用するSi−Si
C系複合材料を図4のIIa−IIa線で切断した場合
の断面図であり、(b)は、同材料を図4のIIb−I
Ib線で切断した場合の断面図である。
【図6】 (a)は、基体部として使用するSiC系複
合材料を図4のIIa−IIa線で切断した場合の断面
図であり、(b)は、同材料を図4のIIb−IIb線
で切断した場合の断面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D、1Eおよび1F…ヤーン配列
体、2A…ヤーン、2B…ヤーン、3…繊維束(ヤー
ン)、4A…炭化珪素相、4B…炭化珪素相、4C…炭
化珪素相、5A…Si−SiC系材料相、5B…Si−
SiC系材料相、5C…Si−SiC系材料相、6…ヤ
ーン集合体、7…複合材料、8A…マトリックス、8B
…マトリックス、11A、11B、11C、11D、1
1Eおよび11F…ヤーン配列体、12A…ヤーン、1
2B…ヤーン、13…繊維束(ヤーン)、14…炭化珪
素相、15…空隙、16…ヤーン集合体、17…複合材
料、18A…マトリックス、18B…マトリックス、1
9…小突起部、20…2D材、21a…2D材の横糸、
21b…2D材の横糸、22…2D材の縦糸、23…プ
レプレグシート、24…プレプレグシート、25…Si
−SiC系材料層またはSiC系材料層、27…本発明
に係る研磨用部材、28…付着物除去用用具本体、29
…握手。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面粗さRaが10μm〜100μm、
    室温および高温時に於ける摩耗量が実質的に零であり、
    貧酸素条件下において、1000℃を超える高温に長期
    間暴露されるような使用環境下でも、5%を超える重量
    減を示さない、炭素繊維と炭素繊維以外の炭素に、金属
    珪素を含浸して得られる、炭素と炭化珪素と金属珪素、
    または炭素と炭化珪素とから構成される複合材料からな
    る研磨用部材。
  2. 【請求項2】 該複合材料が、炭素と、珪素と、炭化珪
    素とから構成され、Si−SiC系材料からなる層がそ
    の最表面に形成されている表層部を備えた複合材料、ま
    たは、炭素と、少なくとも50%はβ型である炭化珪素
    とから構成され、SiC系材料からなる層がその最表面
    に形成されている表層部を備えた複合材料である請求項
    1に記載の研磨用部材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の研磨用部材を
    装着したことを特徴とする付着物除去用用具。
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