JP2000288618A - シートバー誘導加熱装置 - Google Patents

シートバー誘導加熱装置

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JP2000288618A
JP2000288618A JP11092737A JP9273799A JP2000288618A JP 2000288618 A JP2000288618 A JP 2000288618A JP 11092737 A JP11092737 A JP 11092737A JP 9273799 A JP9273799 A JP 9273799A JP 2000288618 A JP2000288618 A JP 2000288618A
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JP
Japan
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sheet bar
induction heating
heating coil
heating device
table rolls
Prior art date
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Pending
Application number
JP11092737A
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English (en)
Inventor
Kenji Matsumura
賢司 松村
Shigefumi Katsura
重史 桂
Hiroshi Narumi
宏 鳴海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Kawasaki Steel Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誘導加熱コイル部を使用しないときに、それを
ラインから外して劣化を回避すると共に、シートバーの
安定した通板を確保する。 【解決手段】誘導加熱コイル部4は、シートバー送給方
向と直交方向に敷設したレール6上に載置し、ラックア
ンドピニオン機構からなる挿脱装置5で、シートバー搬
送ラインから外せるようにすると共に、支持機構設置装
置10のシリンダ装置16で上下に回動される支持機構
9のガイド板13を、テーブルロール11間の搬送され
るシートバー2の下方に設置して、当該シートバー2を
下方から支持することにより、例えば下反りしたシート
バー先端部がテーブルロール11の下方に潜り込むのを
回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば連続熱間圧
延するシートバーの仕上げ圧延の直前で、送給される当
該シートバーを誘導加熱コイルで誘導加熱するシートバ
ー誘導加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなシートバー誘導加熱装置とし
ては、例えば特開平9−31217号公報に記載される
ものがある。このシートバー誘導加熱装置では、仕上げ
圧延に供されるシートバーを、当該仕上げ圧延の直前の
シートバー搬送ラインに誘導加熱装置を設置し、これに
より仕上げ圧延に適した温度に誘導加熱している。な
お、このような誘導加熱装置の誘導加熱コイルは、所謂
トンネル状に形成されており、その内部を挿通するシー
トバーが誘導加熱されるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シートバー
誘導加熱装置の誘導加熱コイルは、メンテナンスなどの
ために交換する必要がある。このような誘導加熱コイル
の交換に際しては、例えば加熱装置自体を側方、つまり
シートバーの搬送ラインから外しておくのが一般的であ
る。また、製品の諸元などから、シートバーを加熱する
必要のない場合もあり、そのようなときにも加熱装置自
体をシートバー搬送ラインから外しておいてもよい。し
かしながら、前述のように誘導加熱コイル部はトンネル
状の形状をしており、シートバーの誘導加熱を行う際に
は、図2に示すように、誘導加熱コイル部4が、ライン
方向に配列されたテーブルロール11の間に位置させる
ことになる。このため、加熱装置をシートバーの搬送ラ
イン、即ちテーブルロール11間から外してしまうと、
テーブルロール11の間にはシートバーを支持するため
の手段が一切なくなってしまう。従って、そのような状
態でシートバーを送給すると、例えば下反りしたシート
バーが、テーブルロールの下方に潜り込んでしまうなど
の問題が発生し、場合によってはシートバーの搬送、つ
まり通板そのものができなくなる可能性もある。これに
対して、使用しない加熱装置をシートバーのテーブルロ
ール11の間に残したままにしておくことも可能であ
り、そのようにすれば加熱装置のトンネル状の誘導加熱
コイル部がシートバーのガイドの役割をなすが、そのよ
うなときには加熱装置を常時冷却する必要があり、冷却
水を循環し続けなければならないことから、使用電力な
どのコストが大きくなってしまう。また、使用しない加
熱装置をテーブルロールの間に残したままだと、熱、ス
ケール、水、蒸気、振動などの影響で必要以上に加熱装
置が劣化するという問題もある。
【0004】本発明は前記諸問題を解決すべく開発され
たものであり、加熱装置をシートバーの搬送ライン、つ
まりテーブルロールの間から外した場合に下反りが生じ
たシートバーが搬送されても、シートバーを支持して通
板を継続できるシートバー誘導加熱装置を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記諸問題を解決するた
め、本発明のシートバー誘導加熱装置は、ライン方向に
沿って配列されたテーブルロールにより搬送されるシー
トバーを加熱する誘導加熱コイル部を備えたシートバー
誘導加熱装置であって、前記誘導加熱コイル部を前記テ
ーブルロール間から外したり当該テーブルロール間に戻
したりする挿脱装置と、前記誘導加熱コイル部がテーブ
ルロール間から外れているときに、搬送されるシートバ
ーを前記テーブルロール間で支持可能な支持機構を、当
該テーブルロール間に設置する支持機構設置装置とを備
えたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明のシートバー誘導加熱装置
の一実施形態を示す斜視図である。誘導加熱装置1自体
は、本来、図1aの状態にあり、トンネル状の誘導加熱
コイル部4にシートバー2を図示矢印方向に挿通し、そ
れを誘導加熱している。この誘導加熱装置1では、シー
トバー2を誘導加熱するための誘導加熱コイル部4はユ
ニット化され、本体3の先方(図示左方)に連結されて
いる(図示手前の誘導加熱装置では本体を省略してい
る)。なお、図中の符号11はテーブルロールであり、
符号12は駆動モータである。
【0007】この誘導加熱装置1の下端部には、前記シ
ートバー搬送方向に軸線を有するローラ8が複数個回転
自在に取付けられており、それらは、シートバー入側と
出側の双方で、シートバー送給方向と直交するように敷
設されたレール6に乗っている。また、各誘導加熱装置
1の後方(図示右方)には、モータ及びピニオンからな
る挿脱装置5が取付けられており、そのピニオンに噛合
するラック7が、前記レール6と同方向に敷設されてい
る。従って、前記挿脱装置5を回転駆動することによ
り、誘導加熱コイル部4は、このレール6に沿ってテー
ブルロール11間から外れる方向、又はテーブルロール
11間に戻す方向、この実施形態では図1の図示左右方
向に移動できるようになっており、図1bでは誘導加熱
コイル部4をテーブルロール11間から外した状態が図
示されている。
【0008】一方、前記テーブルロール11を回転駆動
する駆動モータ12の間には、丁度、本体3に対峙する
形態で、支持機構設置装置10が配置されている。この
支持機構設置装置10は、図1bに明示するように、シ
ートバー搬送方向向きの複数のガイド板13を二本の支
持板14に井桁状に組んだ支持機構9を、テーブルロー
ル11間のシートバー2の下方に設置したり、そこから
上方に跳ね上げたりするためのものである。具体的に
は、前記支持機構9の支持板14の根幹部を回転軸15
で回転自在に支持し、更にそれよりガイド板13から遠
い部分をシリンダ装置16に連結する。従って、前記シ
リンダ装置16を伸長すれば図1aのように支持機構9
が上方に回転してガイド板13は上方に跳ね上げられ、
シリンダ装置16を収縮すれば図1bのように支持機構
9は下方に回転してガイド板13は、送給されるシート
バー2の下方に設置される。
【0009】従って、前記誘導加熱コイル部4のメンテ
ナンスを含み、誘導加熱装置1の不使用時には、前記挿
脱装置5を駆動して誘導加熱コイル部4をレール6に沿
って後方、即ち図示右方に移動し、それをラインから外
したら、次いで前記支持機構設置装置10のシリンダ装
置16を収縮し、支持機構9を下方に回転させて、その
ガイド板13をテーブルロール11間のシートバー搬送
ラインの下方に設置する。従って、搬送されるシートバ
ー2の先端に下反りが生じていても、前記支持機構9の
ガイド板13によって下方から支持されるので、下反り
したシートバー2の先端がテーブルロール11の下方に
潜り込むことが回避され、通板を継続することができ
る。また、誘導加熱コイル部4はラインから外されてい
るので、それが不必要に劣化することもない。勿論、シ
ートバーの誘導加熱を行う時には、前記支持機構設置装
置10のシリンダ装置16を伸長し、支持機構9を上方
に回転させてガイド板13を跳ね上げ、次いで前記挿脱
装置5を駆動して誘導加熱コイル部4をシートバー搬送
ラインに戻せばよい。
【0010】なお、誘導加熱コイル部4などの移動機構
は形態を問わない。また、支持機構はガイド板以外に
も、小型のテーブルロールなどを用いることができる。
また、支持機構の移動構造は、スイング式に限らず、ス
ライド式やリフトアップ式等が適用可能である。また、
支持機構設置装置の機構やアクチュエータの形態も前記
にとらわれない。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシートバ
ー誘導加熱装置によれば、挿脱装置によって誘導加熱コ
イル部をシートバーの送給ラインから外しているときに
は、支持機構設置装置によって、当該誘導加熱コイル部
があった場所に、搬送されるシートバーを支持可能な支
持機構を設置する構成としたため、誘導加熱コイル部を
不必要にシートバーの搬送ラインに残すことなく、シー
トバーをガイドして通板を継続することができ、使用電
力の消費や、加熱装置の劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートバー誘導加熱装置の一実施形態
を示す斜視図である。
【図2】誘導加熱コイル部をシートバー搬送ラインに設
置した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1は誘導加熱装置 2はシートバー 3は本体 4は誘導加熱コイル部 5は挿脱装置 6はレール 7はラック 8はローラ 9は支持機構 10は支持機構設置装置 11はテーブルロール 12は駆動モータ 13はガイド板 14は支持板 15は回転軸 16はシリンダ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桂 重史 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 鳴海 宏 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 Fターム(参考) 3K059 AB00 AB19 AB20 AB26 AD03 AD07 CD73 CD75 CD77

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン方向に沿って配列されたテーブル
    ロールにより搬送されるシートバーを加熱する誘導加熱
    コイル部を備えたシートバー誘導加熱装置であって、前
    記誘導加熱コイル部を前記テーブルロール間から外した
    り当該テーブルロール間に戻したりする挿脱装置と、前
    記誘導加熱コイル部がテーブルロール間から外れている
    ときに、搬送されるシートバーを前記テーブルロール間
    で支持可能な支持機構を、当該テーブルロール間に設置
    する支持機構設置装置とを備えたことを特徴とするシー
    トバー誘導加熱装置。
JP11092737A 1999-03-31 1999-03-31 シートバー誘導加熱装置 Pending JP2000288618A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103863872A (zh) * 2012-12-14 2014-06-18 山东中烟工业有限责任公司青岛卷烟厂 一种用于稳定水松纸运行的导轨装置
KR101543908B1 (ko) * 2013-12-25 2015-08-11 주식회사 포스코 제철 설비 및 제철 방법

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