JP2000287713A - 靴の舌革 - Google Patents

靴の舌革

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JP2000287713A
JP2000287713A JP2000084233A JP2000084233A JP2000287713A JP 2000287713 A JP2000287713 A JP 2000287713A JP 2000084233 A JP2000084233 A JP 2000084233A JP 2000084233 A JP2000084233 A JP 2000084233A JP 2000287713 A JP2000287713 A JP 2000287713A
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tongue
footwear
flexible
band
loop
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JP2000084233A
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Mario Bordin
ボルディン マリオ
Jerome Chaigne
シェニュ ジェローム
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Salomon SAS
Original Assignee
Salomon SAS
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    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0405Linings, paddings or insertions; Inner boots
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B23/00Uppers; Boot legs; Stiffeners; Other single parts of footwear
    • A43B23/26Tongues for shoes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/21Strap tighteners

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題と解決】 本発明は、前方で開口するとともに、
固定装置(4)を介して所定の位置に調節可能な足保護
用の舌革(2)を含む構成の履物(1)に関する。固定
装置(4)は可撓な帯状部材(7)から成り、この可撓
な帯状部材は、一面上にマジックテープ(登録商標)
(5、6)を備え、自由端(12)を介して同帯状部材
自体に対して折り曲げられ、舌革の係留手段(9)に巻
き付くループ(8)を形成する。本発明は、該舌革
(2)の取り外し、ならびに該履物(1)の長手方向に
連続した該履物の調節を可能にするとともに、この舌革
の前端部(3)上で保持の堅固さを保証する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、前部で開口するとともに、足の
上部を保護するための舌革を含む履物に関し、また、特
に足の上部に直接接触するための快適性向上用の舌革
(ベロ革)および履物上に設ける舌革用固定装置に関す
る。
【0002】この種の公知の履物は、包括的に、歩行用
および競技用の柔軟な靴、ならびにシェル内部に収納さ
れる快適性向上用の内靴(インナー)を含む、スキー
靴、アイススケート靴、ローラースケート靴、登山靴、
等の「硬質シェル型」と呼ばれる靴に関する。
【0003】これら諸々の履物において、公知の舌革用
固定装置は、長手方向の固定用取付け位置を設定する
か、あるいは連続的に、あるいは調節可能に(とりわ
け、接触によって絡み合うマジックテープを用いて)長
手方向の両端部位置間で複数の位置調節を行う。
【0004】この種の履物について述べている文献とし
ては、欧州特許第0317798号、フランス国特許第
2682828号およびアメリカ合衆国特許第4805
321号各明細書を、また1999年に「ロシニョー
ル」の商標で商品化された「レーシング、カービング、
フリー」型のスキー靴を引用できる。
【0005】より正確に言えば、欧州特許第03177
98号は、細長いスリットを通して自由に取り付けられ
る連結用の軸を介して、所定の長手方向両端部位置間を
滑動する舌革付き内靴を教示している。このように取り
付けられた舌革は、靴のシエルが内靴上で閉じられると
き、使用者の脚前部に対して自動的に移動するようにな
っている。しかしながら、舌革の長手方向移動が本質的
に内靴の側壁部の下方で行われ、かつ内靴に対してシエ
ルを閉鎖するための要素によって加えられる応力を生じ
るので、この内靴とシェルとの隣接部分と舌革との間に
大きな摩擦が発生し、舌革の滑動が阻害される。事実、
ほぼ全般的に、脚前部に対する舌革の調節を手動により
確実にしなければならないのは靴の使用者(装着者)で
ある。
【0006】別の欠点は、内靴(インナー)の前部に比
較的硬質の補強部材を付け加えて、舌革との堅固で滑動
可能な連結を実現する必要性に関する。この配置構成は
内靴の構造を複雑にし、かつ補強部材の箇所で使用者の
足に対する内靴の調整を阻害する。更に、連結がこの補
強部材内に設けられる細長スリットと連結軸との間で実
現されるので、交換を目的とする舌革の取り外しは、こ
の連結用構成要素の一方を破壊しないかぎり不可能であ
る。
【0007】フランス国特許第2682828号明細書
に記載された内靴の場合、該舌革と内靴の隣接部分およ
びシェルの隣接部分との間に生じる摩擦に由来する上記
の欠点は避けられる。実際、この例において、舌革は、
内靴上で、取外し可能な鎖錠手段により予め決められた
位置に単に保持される。これに対して、舌革を使用者の
足と脚の前部分で調節するための長手方向位置における
複数の調節の可能性は最早ない。更に、この種の内靴
は、舌革の鎖錠手段が位置する内靴の前部とシエルとの
間に或る一定の自由空間を設ける必要がある。実際、比
較的突出し、かつ限られた表面上に延在するこの鎖錠手
段は、靴のシェルがこの箇所で調節されると直ぐに使用
者の足に苦痛を与える圧迫点となる可能性がある。欧州
特許第0317798号に記載された内靴を参照して既
に述べたこの種の問題は、前部で開口する履物が、接触
により絡み合うマジックテープから成る調節可能な固定
装置を介して前端部に取り付けられる、足の上部を保護
するための舌革を含む構造においては除外されており、
該マジックテープの一方は、舌革の前端部の延長部を構
成する。実際、アメリカ合衆国特許第4805321号
ならびに「ロシニョール」の商標で商品化された「レー
シング用、カービング用、フリー用」のスキー靴に設け
られる内靴によって教示されるように、該テープは、そ
の薄さと柔軟性ならびにその接触面により、靴全体の構
造に容易に組み込まれる。局部的な突出部分も補強部材
もないので、その結果、該舌革の連結用テープは、快適
性を阻害する問題を生ずることなく、使用者の足に履装
容積をぴったり合致できるようにする。そのうえ、舌革
の固定がマジックテープの織糸相互の絡み合いだけで生
じるので、舌革の長手方向位置の調節の可能性は多数あ
る。もちろん、マジックテープ(rubans tisses)の接
触面積が広ければ広いほど調節の可能性は増える。
【0008】この固定態様は、前述の理由で全体的に満
足を与えるが、しかしながら堅固ではなく、とりわけ靴
の長手方向軸内で並進運動中に舌革に掛かる応力に対す
る抵抗力が弱いという欠点を有する。その理由は、マジ
ックテープの一方が舌革上に直接固定されているからで
ある。したがって、靴のシエルおよび/または靴胴部の
僅かな撓曲運動から生じるこの応力は、反復力によっ
て、舌革の前端部にしわを生じ、そして遂に舌革が完全
に自由になるまで該マジックテープの漸進的な離脱を引
き起こす。これは、マジックテープをその全表面で絡み
合わせていない位置において該舌革があらかじめ調節さ
れているとき、大体一般に起こることである。また、使
用者が履物の装着時に舌革を脚下部および/または足の
上部に密着させるために該舌革に対して引張応力を作用
させると、舌革は往々にして外れる。
【0009】本発明は、上述した舌革の固定装置が有す
る種々の欠点を排除することを目的とし、かつ、とりわ
け以下のことを可能にする固定装置を提案する。すなわ
ち、 i)舌革の長手方向位置を連続的に調節し、かつ2の調節
限界位置間で選択した位置に固定的に停止させること; ii)舌革の調節位置、特に調節限界位置に対して調節位
置に目印を付すこと; iii)舌革または固定装置の何らかの要素を破壊すること
なく、場合に応じて舌革の交換を行うこと; iv)足に苦痛を与える圧迫点の源になることなく、履物
の履装容積を使用者の足にぴったり合わせること; v)履物の着脱を容易にするために、舌革に垂直面内で枢
動可能に自由な遊間をもたせるようにすること。
【0010】この目的のために、本発明による履物は前
方で開口し、かつ足の上部を保護するための舌革を有
し、この舌革は、接触により絡み合うマジックテープを
含む調節可能な固定装置を介して履物の前端部に取り付
けられる構成のもので、その特徴は、固定装置が履物の
前端部上で一端を介して固定され、かつ他方の自由端を
介して帯状部材自体に対して折り曲げられて舌革の係留
用ループを形成する、該履物の長手方向軸に沿って方向
づけられた可撓性を有する少なくとも1の薄い帯状部材
から成り、該マジックテープは、このようにして形成さ
れたループの閉鎖を確実にするため、該撓曲性を有する
帯状部材が折り曲げられる側でこの帯状部材と一体連結
されることにある。
【0011】この特徴によって、履物の長手方向に沿っ
た舌革の位置は、マジックテープの係留位置(position
d'accrochage)を変更するだけで調節でき、しかも該
テープを構成する織糸がどの地点においても互にほぼ絡
み合わせ得るということから考えて、連続的に調節でき
る。もちろん、接触すれば絡み合うマジックテープを備
えるこの固定装置は、履物の何らかの要素を破壊する必
要がないので、舌革を容易に交換できる。
【0012】そのうえ、撓曲性を有する薄い帯状部材に
関しては、舌革の係留用ループを形成するためのこの帯
状部材の折り曲げは、履物の前端部の外部容積を著しく
増加させない小さな半径に沿って実施することができ
る。更に、可撓性を有する帯状部材が或る一定の表面積
を有することを考慮して、場合によりその上に加わる圧
力は、この表面上に分散されることになろう。したがっ
て、とりわけその薄さ、その可撓性と柔軟性、ならびに
その接触面積の広さにより靴のシエル内に収容される快
適性向上用内靴に関わる場合、この固定装置は履物の全
体的な構造内に容易に組み込むことができる。
【0013】別の一特徴によれば、保護用舌革は、可撓
性を有する帯状部材がループ状になる横断方向係留手段
を舌革の前端部に有する。したがって、この舌革は、可
撓性を有する帯状部材で形成されるループ内を回動する
舌革の係留手段により垂直面内で枢動することができ
る。その結果、前述したように舌革の延長部を構成する
マジックテープを用いて縫合および/または固定される
舌革に現われる「しわ」、すなわち履物の着脱を繰り返
して使用している中に通常現われる舌革前端部の「し
わ」の形成を回避することができる。
【0014】この係留手段は、例えば、履物の長手方向
軸を横断する方向の小棒部材から成る。別の一例によれ
ば、係留手段(フック手段)は環状部材から成り、可撓
な帯状部材がループ状になるこの環状部材の一部分は履
物の長手方向軸に対して横断方向に延在する。
【0015】可撓な帯状部材の横断方向の輪郭形状にほ
ぼ対応する閉じた輪郭の開口部は、舌革の前端部に、か
つ係留手段に隣接して形成するのが有利である。この配
置構成により、可撓な帯状部材は、係留手段上でループ
を形成すると同時に、該帯状部材の自由端を介して通り
抜けることができる。すなわち、このような組立てによ
り履物の長手方向における並進運動、およびこの履物の
前方への並進運動において舌革が後から移動するのを制
限できる。なぜなら、そのとき、舌革は、該可撓な帯状
部材に含まれ、かつ該帯状部材がループに当接する開口
の周縁部を介して、該可撓帯状部材で形成されるループ
の箇所で追加の支承状態にあるからである。
【0016】舌革の係留用ループの長手方向調節位置を
出来るかぎり多くもつために、可撓な帯状部材が折り曲
げられている側に向けられる該帯状部材の表面全体をマ
ジックテープで被覆する。このようにして、2の長手方
向相互係留用極限位置間に含まれる複数の箇所でマジッ
クテープを互に共働させることができる。越えてはなら
ない限界を知らせて、係合により絡み合う最小限の面積
を確保し、また、それによって履物上の舌革の保持・固
定に或る一定の堅固さを保証するために、履物の前部分
および/または可撓な帯状部材上に2の極限位置を例え
ば指標線で示しておくのが有利である。
【0017】更に、足の上部を保護する舌革に対応する
本発明の好ましい一実施態様によれば、該舌革は履物の
横断方向フラップの下方(とりわけ、フラップを足の上
部に固定させる紐締め装置のような緊締および/または
保持装置の下方)に延在する。より正確に言えば、該舌
革は、少なくとも履物の横断方向フラップの下に延在す
る側縁部を有し、それに対して、係留手段を備える舌革
の前端部は履物の前端部上で上記フラップの外側にあ
る。
【0018】いずれにせよ、本発明は、履物の舌革(ベ
ロ革)がどのようにして固定できるかを例として示す添
付の図面を参照して以下の記載を読むことにより、より
理解し易くなろう。
【0019】図1と図2に示す履物は、前部で開口し、
かつ足の上部(図示せず)に直接接触するための快適性
向上用舌革(ベロ革)2を含む、快適性向上用内靴(イ
ンナー)1である。舌革2は、接触により絡み合うマジ
ックテープ5、6を用いて調節可能な固定装置4を介し
て内靴1の前端部3に取り付けられる。この固定装置4
は、マジックテープ5と6を備え、かつ舌革2の前端部
10に設けられるフック(係留)手段9を保持するため
のループ8を形成するようマジックテープそれ自体上に
折り曲げられる薄い可撓性を有する帯状部材7から成
る。もちろん、マジックテープ5と6は、可撓性を有す
る帯状部材7が形成するループ8の閉鎖を確実にするよ
う、可撓な帯状部材7が折り曲げられる側で一体連結さ
れる。
【0020】履物1上で舌革2の長手方向位置を調節す
ることに関して、可撓な帯状部材7はこの履物1の長手
方向軸に沿って方向づけられ、かつ、その端部11を介
して該履物の前端部3上に固定される。このようにし
て、履物1の長手方向軸に対して垂直に交わる軸を有す
るループ8の移動を生じさせるには、固定端11に対し
て自由端12の係留(フック)位置を変えるだけで十分
である。もちろん、舌革2の係留手段9もまた、履物1
の長手方向軸に対して垂直に交わる軸を備えている。こ
のようにして、舌革2は、その係留手段9上で枢動する
ことによって鉛直方向に遊間を自由に形成でき、これに
より履物の着脱が容易になる。
【0021】これら諸々の配置構成は、固定端11上に
可撓性を有する帯状部材7の自由端12の折り返された
長さを単に変更するだけで、それぞれ矢印13と14に
より示すように、舌革2をあるいは前方へ、あるいは後
方へぴったり合わせることを可能にする。このことは、
可撓性を有する帯状部材7の端部11と12が設けられ
ているマジックテープ5と6を構成する織糸がどの地点
でも互に絡み合うことができるということから判断して
可能である。調節範囲を意のままに大きくするように、
可撓な帯状部材7が折り曲げられる側へ向けられる該帯
状部材の全面はマジックテープ5と6によって被覆さ
れ、かつ自由端12は固定端11よりも相対的に長く設
けておく。したがって、ループ8の閉鎖の堅固さを確保
するためには、固定端11と係合して絡み合う面積を常
に十分に保つことにより2の調節用極限位置間で該自由
端12の係留位置を変更すればよい。係合して絡み合う
最小限の面積があることを確認するためには、履物1の
前端部3上に固定される少なくとも1の目印15によっ
て、越えてはならない可撓な帯状部材7の自由端12の
調節の限界を表示および/または標定できるようにする
と有利である。ループ8(したがって舌革2)の1また
は複数の長手方向調節位置を係留手段9を介してより良
く見えるようにするため、この目印15と協同する複数
のマーク16を可撓性を有する帯状部材7上に設ける。
【0022】図2でより良く分かる見える構造の一詳細
によれば、閉じられた輪郭形状の開口部18は舌革2の
前端部10で得られ、この舌革2の係留手段9は履物1
の前端部3の方を向いている側でこの開口部18を画定
する。舌革2がその位置調節の後に並進移動できないよ
う、該開口部18の閉じた輪郭形状を可撓な帯状部材7
の横断方向断面輪郭にほぼ対応するように設定する。事
実、該可撓な帯状部材7と開口部18間に遊びがなけれ
ば、この舌革2は、マジックテープ(rubans tisses)
5と6を付勢する前にループ8に直接支承される。つま
り、この配置構成により、この種の固定装置4は、技術
の現況がそうであるように、マジックテープの一部分が
舌革上に配設され、また他の一部分が履物上に配設され
る固定装置よりもその保持性能が明らかに高い。いずれ
にせよ、該舌革2が並進移動のために後方へ付勢される
とき、その係留手段9は、可撓性を有する帯状部材7の
2の端部11と12(したがって、2のマジックテープ
5と6)に対して同時に、かつ同一方向に牽引する作用
をする。したがって、該マジックテープ5と6は、可撓
性を有する帯状部材7のループ8の変形抵抗および該ル
ープと該舌革2の係留手段9との間に働く摩擦による増
加した離脱抵抗を越えない限り互に外れることがない。
【0023】したがって、舌革2を引き剥がすこと、と
りわけ使用者の足上部および脚下部の前方に対して舌革
を密着させるよう該舌革2を手動調節することは実際に
不可能となる。
【0024】構造の別の一詳細によれば、舌革2の側縁
部22は、履物1の横断方向フラップ19の内側に延在
するのに対し、係留手段9を備える該舌革2の前端部1
0は、該履物1の前端部3の外側に出る。この配置構成
により、舌革2の前端部10は、全体的にT字に似た形
状を帯びることができる。また、係留手段9を備える該
T字形の横棒部分は、固定装置4のこの箇所で横断方向
フラップ19から相対的にはみ出している。それに対し
て、該T字形の縦棒部分はフラップ19の開きにぴった
り合わさっている。舌革2の前端部10のこの組み立て
は、もちろん履物1上での舌革2の位置保持を強化す
る。
【0025】図3に示す履物21は歩行用の柔軟な靴で
ある。この靴は、図1と図2を参照して説明した履物1
と同様に、マジックテープ5と6を含む固定装置4を介
して履物21の前端部3に付け加えた舌革(ベロ革)2
を含む。舌革2を固定し、かつ調節するために使用する
構成要素は全て類似のものであるので、それら要素の記
載は繰り返さないことにする。
【0026】本発明が上記した履物に限定されず、また
ローラースケートや、アイススケートや、クロスカント
リースキー、等のスポーツ靴に適用できることは明白で
ある。
【0027】なお、本発明の範囲を逸脱することなく諸
々の変形を考えることができる。例えば、舌革2の係留
手段9は、係留用小棒部材あるいはまた係留用環状部材
で構成してもよい。後者の場合、該環状部材はO字形の
ようにほぼ楕円形で、かつO字形をした両端が履物の横
断方向フラップ19からはみ出るように、履物1、21
の長手方向軸を横切る方向に、舌革2の前端部10に取
り付けるのが有利である。
【0028】最後に、できるだけ効果的な保護を確保す
るように履物の横断方向フラップ19の下方に配置する
のが好ましい舌革(ベロ革)2は、やはり該フラップ1
9上に配設してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による舌革(ベロ革)を備えた靴のシェ
ル内に格納するための快適性向上用内靴(インナー)の
ような履物を示す斜視図である。
【図2】舌革の固定装置を有する、図1の内靴の前部分
を示す要部の縦断面図である。
【図3】固定装置を含む舌革を備えた柔軟な歩行用靴の
ような別の履物を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,21 快適性向上用内靴(インナー) 2 舌革(ベロ革) 3 (履物の)前端部 4 固定装置 5,6 マジックテープ 7 可撓性を有する帯状部材 8 ループ 9 係留手段(フック手段) 10 (舌革の)前端部 11 (帯状部材の)固定端 12 (帯状部材の)自由端 15 目印 18 開口 19 横断方向フラップ 22 側縁部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方で開口し、かつ足の上部を保護する
    ための舌革(2)を備えた履物であって、前記舌革は、
    接触により絡み合うマジックテープ(5、6)を含む調
    節可能な固定装置(4)を介して、前記履物の前端部
    (3)に取り付けられるものにおいて、 前記固定装置(4)は、前記履物(1、21)の前端部
    (3)上で一端(11)を介して固定され、かつ、自由
    な他端(12)を介して帯状部材自体に対し折り曲げら
    れて前記舌革(2)の係留用ループ(8)を形成する、
    該履物の長手方向軸に沿って方向づけられた少なくとも
    1の可撓性を有する薄い帯状部材(7)から成り、前記
    可撓性を有する薄い帯状部材は、このようにして形成さ
    れたループ(8)の閉鎖を確実にするため、該可撓性を
    有する帯状部材が折り曲げられる側で該帯状部材と一体
    連結されることを特徴とする履物。
  2. 【請求項2】 前記舌革(2)が、その前端部(10)
    に係留手段(9)を有し、前記係留手段上で前記可撓な
    帯状部材(7)がループを形成することを特徴とする請
    求項1による履物。
  3. 【請求項3】 前記マジックテープ(5、6)が、前記
    可撓な帯状部材(7)が折り曲げられる側で該帯状部材
    の表面全体に亙って延在し、これにより前記マジックテ
    ープ同士を該履物(1、21)の長手方向にある数多の
    位置で互いに共働できるようにし、該マジックテープの
    使用される絡み合い面が、その係留の或る一定の堅固さ
    を保証し、したがって前記可撓な帯状部材(7)自体に
    対して折り曲げられた帯状部材によって形成されるルー
    プ(8)内で、前記舌革(2)の固定の堅固さを保証す
    るに十分であることを特徴とする請求項2による履物。
  4. 【請求項4】 前記舌革(2)の係留手段(9)が、履
    物(1、21)の長手方向軸を横断する小棒部分から成
    ることを特徴とする請求項3による履物。
  5. 【請求項5】 前記係留用小棒部材(9)が、前記舌革
    (2)の前端部(10)に、閉じた輪郭形状の開口部
    (18)を画定し、該開口部を貫通して前記可撓な帯状
    部材の自由端(12)を通過し、次いで折り曲げられる
    ことを特徴とする請求項4による履物。
  6. 【請求項6】 前記閉じた輪郭形状を有する開口部(1
    8)が、マジックテープ(5、6)を備える前記可撓な
    帯状部材(7)の横断方向断面輪郭にほぼ対応すること
    を特徴とする請求項5による履物。
  7. 【請求項7】 前記舌革(2)が、該履物(1、21)
    の横断方向フラップ(19)の内方に延在する側縁部
    (22)と、前記履物(1、21)の前端部(3)で前
    記フラップの外側に出ている係留用小棒部材(9)とを
    有することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1
    による履物。
  8. 【請求項8】 前記舌革(2)の前端部(10)が全体
    としてT字形をしており、その横方向の小棒部分は固定
    装置(4)の可撓な帯状部材(7)と共働する係留用小
    棒部材(9)を備え、また、その縦方向の小棒部分は、
    該履物(1、21)の前端部(3)で、その横断方向フ
    ラップ(19)開きにほぼ合致することを特徴とする請
    求項7による履物。
  9. 【請求項9】 前記保護用舌革(2)の係留手段(9)
    が、環状部材から成ることを特徴とする請求項3ないし
    6のいずれか1による履物。
  10. 【請求項10】 前記舌革(2)が、該履物(1、2
    1)の横断方向フラップ(19)の内側に延在する側縁
    部(22)を有し、これに対して前記環状係留部材が、
    該履物(1、21)の前端部(3)において、前記フラ
    ップの外側に出ていることを特徴とする請求項9による
    履物。
  11. 【請求項11】 前記可撓な帯状部材(7)の箇所で、
    前記履物(1、21)の前端部(3)に配設される目印
    (15)が、前記マジックテープ(5、6)を調節する
    ための異なる位置について、また、前記マジックテープ
    (5、6)に係合して絡み合う最小限の表面を確保する
    ために限界を超えないよう、少なくとも2の調節用端部
    位置のための標識の役割を果たすことを特徴とする請求
    項1ないし10のいずれか1による履物。
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