JP2000286845A - マルチキャストデータ配信方法 - Google Patents

マルチキャストデータ配信方法

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JP2000286845A JP9445299A JP9445299A JP2000286845A JP 2000286845 A JP2000286845 A JP 2000286845A JP 9445299 A JP9445299 A JP 9445299A JP 9445299 A JP9445299 A JP 9445299A JP 2000286845 A JP2000286845 A JP 2000286845A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチキャスト配信における再送処理の発生頻
度を減少させ、配信処理全体の速度を向上させる。 【解決手段】データ送信に先立ち、全受信端末への全て
の経路上で予約可能な帯域の大きさを調べ(ステップ1
06)、分類テーブルに登録する(ステップ107)。
全経路上で予約可能な同一の帯域を予約し、予約した帯
域に合わせた速度でデータを受信端末に送信し、また経
路上で予約可能な帯域の大きさが受信端末により異なる
場合には、受信端末を複数グループに分類し(ステップ
110)、各グループ毎に予約した帯域に合わせてデー
タ送信する(ステップ111,112)。さらに、ネッ
トワークの資源予約機能が利用可能なものと不可能なも
のが混在するとき、可能と不可能のグループに分けて別
々にデータ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信者と複数の受
信者との間でマルチキャストデータ配信を行う通信方法
に関し、特に帯域を予約して受信端末をグループ化する
ことで、再送処理の発生頻度を減少させることにより、
配信処理全体の速度を向上できるマルチキャストデータ
配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のマルチキャストデータ配
信システムの構成例を示す図である。図8において、送
信端末71は、配信データを各受信端末77〜81に発
信する端末装置であり、中継ネットワーク72〜76に
接続されている。受信端末77〜81は、送信端末71
から配信されてきたデータを受信する端末装置であり、
送信端末71と同様に中継ネットワーク72〜76に接
続されている。中継ネットワーク72〜76は、送信端
末71と各受信端末77〜81との間を接続して相互に
通信を行うためのネットワークであり、データの中継配
信を行う中継ネットワークノード72〜76と、中継ネ
ットワークノード72〜76および送受信端末71−7
7〜81間を相互に結ぶ複数の伝送路83から構成され
ている。また、中継ネットワーク72〜76は、ATM
(AsynchronousTransfer Mod
e)網やIP(Internet Protocol)
網等のマルチキャスト配信機能(一斉同報機能)、すな
わちある端末が発信したデータを特定多数の端末に複製
配送する機能を持つ。すなわち、送信端末上の同一のデ
ータを同時に複数の受信端末へ配信するために、中継ネ
ットワークノードは送信データを複製して複数のリンク
に転送する。
【0003】図8のシステムにおいて、送信端末71が
発信したデータは、中継ネットワーク72〜76を介し
て各受信端末77〜81にマルチキャスト配信される。
もしも、配信中に中継ネットワーク72〜76あるいは
受信端末77〜81自身が受信に失敗したデータのう
ち、修復不可能なものが発見された場合には、従来の方
法では、損失したデータを再送して、それを受信するこ
とによりデータの信頼性を確保していた。ところで、マ
ルチキャスト配信中に発生するデータ損失の原因として
は、伝送路83での伝送誤り等の種々の要因があるが、
特に問題となるのは受信端末77〜81あるいは伝送経
路途中の中継ネットワークノード72〜76の過負荷に
よるデータ損失である。過負荷によるデータ損失は、送
信端末71から各受信端末77〜81までの経路上の中
継ネットワークノード72〜76や伝送路83の使用状
況、および各受信端末77〜81のデータ処理性能が受
信端末によりそれぞれ異なっているような場合に、処理
性能を越えている状態で発生する。
【0004】例えば、図8において、送信端末71が3
0Mbit/secで受信端末77〜79にデータ配信
を行った場合を考える。このとき、中継ネットワークノ
ード72、73および受信端末77が30Mbit/s
ecの配信速度に対して十分な処理性能を持っているの
に対して、受信端末78および中継ネットワークノード
74の処理性能が29Mbit/secしかない状態を
仮定する。この仮定の下では、伝送誤りがない限り受信
端末77ではデータ損失は発生しない。これに対して、
受信端末78では、受信時にデータ損失が発生し、受信
端末79,80では中継ネットワークノード74でのデ
ータ転送時にデータ損失が発生してしまうため、データ
の再送処理が必要となる。一方、送信端末71が29M
bit/secでデータ配信を行う場合を仮定すると、
伝送誤りがない限り送信対象の受信端末77〜80の全
てにおいてデータ損失が発生しないので、データ再送処
理は不要である。以上の例からも明らかなように、信頼
性のあるマルチキャストデータ配信で効率のよい通信を
行うためには、各受信端末77〜81の各々の環境にお
いて、転送時のデータ損失が発生しないようなデータ配
信速度を用いることにより、再送の発生数を最小限に留
めることが重要となる。
【0005】従来の方法における具体例として、例えば
文献1(RMTP(Lucent)J.C.Lin a
nd S.Paul,“RMTP:A Reliabl
eMulticast Transport Prot
ocol”,IEEE Infocom '96.pp1414-1
424)では、データ損失の検出のために、受信端末から
のACK返送を使用している。また、フロー制御には、
転送速度制御とウィンドウ制御を併用したTCPと類似
する方法(Slow Start)を用いているが、こ
れではフロー制御中に配送されたデータに損失が生じ、
データ再送処理が生じてしまう。また、この方法では、
最も遅い受信者に合わせて送信速度が決定されてしまう
ため、帯域予約と連係した場合には、予約可能な帯域が
十分にあってもそれを活用できない受信者が生じるとい
う問題が生じる。
【0006】また、他の文献2(RMTP(IBM/N
TT)Shiroshita,Sano,Takaha
shi,Yamashita,Yamanouchi,
and Kushida,“Performance
Evaluation ofreliable mul
ticast transport protocol
for large−scale deliver
y”Proc.IFIP PfHSN.Oct.1996.)
では、データ損失の検出のために、受信端末からのAC
K/NACK返送を併用している。また、フロー制御に
は、代表受信者からのAck/Nackに基づいた転送
速度制御を用いているが、代表の受信者による転送速度
変更要求を行った場合には、調整段階中に配送されたデ
ータに損失が発生するため、データ再送処理が生じてし
まうという問題がある。また、送信速度に対して十分な
帯域が確保できない受信者が発生するという問題に対す
る部分的解決策として、再送要求の多い受信者を隔離し
て個別再送する機能を有している。しかし、上記文献2
に記載の方法は、帯域予約機能との連係は特にない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の信頼性のあるデ
ータ配送を行うマルチキャスト方式では、ある定められ
た速度で全ての受信端末に対してデータの配送を開始し
た後、配送後に検出されたデータ損失の状況に応じて配
送速度調整や個別再送処理への切り替え等の処理を行う
ことにより、できるだけデータ配信処理時間のかからな
い最適なマルチキャスト配送形態を模索している。しか
しながら、このような方式では、最適状態に安定するま
での調整段階中に配送されたデータに損失が発生するた
め、データ再送処理が生じてしまうという第1の問題点
が生じる。また、従来の方式では、送信者と各受信者の
一部あるいは全てがATM等の帯域予約機能を持つネッ
トワークにより相互に接続されている場合においても、
前述のような方式で最適なマルチキャスト配送形態を模
索している。このため、予約可能な帯域が十分にあって
も、それを活用できない受信者が存在したり、送信速度
に対して十分な帯域が確保できない受信者が発生すると
いう第2の問題点が生じる。
【0008】そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、マルチキャスト配信における再送処理の発
生頻度を減少させ、配信処理全体の速度を向上させるこ
とにより、最適状態に安定するまでの調整段階中に配送
されたデータに損失が生じて、データ再送処理が発生し
てしまう第1の問題点や、予約可能な帯域が十分にあっ
てもそれを活用できない受信者、および送信速度に対し
て十分な帯域が確保できない受信者が存在する第2の問
題点を解消することが可能なマルチキャストデータ配信
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチキャスト
データ配信方法では、上記の第1の問題点を解消するた
めに、先ず、データ送信前に各受信者の利用可能な速
度を問い合わせ、次に、互いにほぼ等しい配信(受信)
可能速度を持つ受信者の集合を1つの受信グループ単位
とみて各グループ毎に信頼性のあるマルチキャスト配送
処理を適用することにより、データ転送中の再送処理手
順を最小限に留める。このために、本発明の方法では、
マルチキャスト配送の開始前に、各受信端末および中継
ネットワークノードで利用可能な資源について情報収集
を行い、発信者はこの情報に基づいてほぼ等しい転送速
度を持つグループ毎に受信者を分類して、グループ別に
信頼性のあるマルチキャスト配送処理を行う。また、上
記第2の問題点を解消するために、帯域予約機能を持
つネットワーク上でマルチキャスト配送を行う場合に
は、前述の方法で分類された各グループ毎に定められた
送受信速度に応じて必要な帯域を予約して、予約帯域に
合わせた速度でデータを送信することにより、データ転
送中の再送処理発生を最小限に留める。また、帯域予約
機能を持つネットワークと持たないネットワークが混在
する環境においては、前記の受信者グループ分類の判断
材料として帯域予約機能の有無を利用する。
【0010】その結果、本発明では、以下の手順で処理
することになる。 (1)上述の方法を用いて受信者を帯域予約/受信可能
な速度別に分類する。受信者および中継ネットワークノ
ードへの問い合わせは、資源予約機能の問い合わせを流
用することができる。 (2)マルチキャスト配送開始前に各受信グループ毎に
資源予約を行う。帯域予約ができない受信者グループに
関しては資源予約は行わない。 (3)各受信グループ別に信頼性のあるマルチキャスト
配送処理を適用する。すなわち、各受信端末に到着して
いないデータが存在する場合には、該送信端末から当該
データが正しく届くまで再送を繰り返す。 これにより、データ転送中の再送処理は従来の方式より
も減少するため、再生処理により速度低下を起こすこと
がなく、信頼性のあるマルチキャスト配送処理を実現で
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
マルチキャストデータ配信システムの構成図であり、図
6は図1における送信端末の構成図、図7は図1におけ
る受信端末の構成図である。送信端末11は、データを
各受信端末13〜15に発信する端末装置であり、中継
ネットワーク12に接続されている。また、受信端末1
3〜15は、送信端末11から配送されてきたデータを
受信する端末装置であり、送信端末11と同じように中
継ネットワーク12に接続されている。このうち、送信
端末11は、図6に示すように、送信するデータを記録
したデータ蓄積装置31と、データのマルチキャスト配
送処理を制御する配送エンジン30と、送信端末11と
中継ネットワーク12との間でデータのやりとりを行う
ネットワークI/F36と、データ配送時の資源管理を
行う資源管理機構32とからなる。
【0012】図6において、配送エンジン30は、配送
すべきデータを用意して各受信端末13〜15に対して
データ配信を行う際の制御を行うモジュールであり、デ
ータ送信部34とグループ管理部35の2つのプロトコ
ル処理部で構成される。グループ管理部35は、各受信
端末13〜15と資源管理機構32との間で調停を行
い、受信端末の配送グループの制御を行うモジュールで
ある。すなわち、ネットワークI/F36を介して中継
ネットワーク12に対して行うマルチキャスト配送グル
ープとその予約帯域の制御を行う。また、資源管理機構
32は、グループ管理部35に対して資源確保/開放要
求を行い、ネットワークI/F36を介して中継ネット
ワーク12に対して資源予約処理を行う。また、データ
送信部34は、グループ管理部35のグループ分けに基
づいてデータ蓄積装置31から読み出したデータを各受
信端末13〜15に配送する処理を行う。すなわち、ネ
ットワークI/F36を介して中継ネットワーク12に
データ転送/フロー制御を行う。データ蓄積装置31
は、送信端末11が配送するデータを蓄積し、必要に応
じてその読み書きを処理するモジュールであって、一般
には磁気記憶装置、半導体メモリ等の記録装置とその読
み書きを行うインタフェースから構成される。
【0013】受信端末13〜15は、図7に示すよう
に、受信データを記録するデータ蓄積装置41と、配送
されたデータを受信してデータ蓄積装置41にデータを
蓄積し、データに誤り、抜けがあった場合には再送要求
を行う受信エンジン43と、受信端末13〜15と中継
ネットワーク12との間でデータのやりとりを行うネッ
トワークI/F44と、受信エンジン43からの資源獲
得要求に応じて資源管理を行う資源管理機構42とから
なる。受信エンジン43は、ネットワークI/F44を
介して中継ネットワーク12に対してデータ受信/フロ
ー制御を行い、資源管理機構42は、ネットワークI/
F44を介して中継ネットワーク12に対して資源予約
処理を行い、また受信エンジン43に対して資源確保/
開放要求を行う。
【0014】図1に戻って、中継ネットワーク12は、
送信端末11と各受信端末13〜15との間を接続して
相互に通信可能とするネットワークである。また、この
中継ネットワーク12は、送信端末11から各受信端末
13〜15の全てまたは部分集合に対するマルチキャス
ト配信を行うためのデータ複製機能と経路制御と配信に
必要となる帯域を予約するための資源予約機構を備えた
ネットワークである。このような機能を備えたネットワ
ークの例としては、ATM(Asynchronous
Transfer Mode)−VC(Virtua
l Circit)網、IP(Internet Pr
otocol)網+資源予約プロトコル(RSVP:R
eservation Protocol)の組み合わ
せ等を挙げることができる(RSVPの参考文献として
は、例えば、“Resource Reservati
on Protocol(RSVP)”Version
1 Function, RFC 2205参照)。以下の
説明では、資源予約プロトコルとしてRSVPを使用し
た場合の実施例を併記した。
【0015】図2は、本発明の一実施例を示す受信端末
分類手順のシーケンスチャートであり、図3は、送信端
末の送信グループ分類テーブル例を示す図である。図1
に示すマルチキャスト配信システムにおいて、データ配
信を行う前に予約可能帯域別に受信端末を分類する処理
を、図2に従って行う。また、図2に示す手順を実行す
る際の送信端末11の処理を図4のフローに従って端末
内で行い、各受信端末における処理を図5のフローに従
って端末内で行う。図3は、送信端末11のグループ管
理部35が受信端末13〜15を送信グループ毎に分類
処理するために用いるテーブル(SendTBL)であ
る。送信端末11は、各受信端末13〜15を必要帯域
に応じたグループGrpA0〜Amに分類して、このテ
ーブルに登録して管理する。これらの配送グループは、
送信端末11が配送グループ分類評価関数L(Bw
(x))により定めたものである。なお、グループGr
pA0は、帯域予約が不可能または不能な受信端末が属
するグループである。図3では、グループA0にはRA
(3)のみが属し、グループA1には、RA(2)14
のみが属し、グループA2にはRA(1)13、RA
(3)、・・・RA(n)15が属し、グループAmに
は、RA(4),・・・RA(n1),・・・RA(n
2)が属している。
【0016】図2および図4に示すように、本発明のマ
ルチキャスト方式では、先ず送信端末(SA)11のグ
ループ管理部35が各受信端末RA(1)13〜RA
(n)15に対して接続要求(CONN.Req(Bw
(s))をネットワークI/F36より送信する(シー
ケンス〔A1〕およびステップ102)。ここで、Bw
(s)は、送信者が各受信端末13〜15および中継ネ
ットワーク12に対して要求する帯域幅である。回線に
対する帯域の要求は、送信端末11の資源管理機構32
により行われる。なお、ネットワークの資源予約にRS
VPを用いる場合、図2の〔A1〕の段階で送信端末1
1の資源管理機構32は、RSVP Path Mes
sageの送信を開始して予約の受付を開始する。RS
VP Path Messageは、グループ管理部3
5が定める図3のテーブルに従って各グループ毎に生成
される。送信端末11が送信した接続要求CONN.R
eq(Bw(s))は、中継ネットワーク12により各
受信端末13〜15まで配信される。このとき、中継ネ
ットワーク12は、中継ネットワーク12内の予約利用
可能な資源に応じて、接続要求CONN.Reqの要求
帯域幅Bw(s)を変更してもよい。(注)Bw(s)
の変更結果は、データ送信前の各受信端末のグループ分
けに反映される(図4のステップ106)。
【0017】各受信端末13〜15は、ネットワークI
/F44によりマルチキャスト配送に関するデータを受
信すると、そのデータを受信エンジン43に渡してデー
タ処理を実行する。図5に示すように、受信端末13〜
15が接続要求CONN.Reqを受信すると(ステッ
プ202)、受信エンジン43は、受信の可否判断を行
い(ステップ203)、その結果を送信端末11に対し
て受信了承Conn.ok(Bw(x))(ステップ2
05)、あるいは受信拒否Conn.NG(Bw
(x))(ステップ204)として送信する。図2で
は、受信了承は〔A2a〕で示され、受信拒否は〔A2
b〕で示される。ここで、受信了承Conn.ok(B
w(x))または、受信拒否Conn.NG(Bw
(x))には、接続要求に含まれた帯域情報Bw(x)
が含まれている。また、受信了承Conn.ok(Bw
(x))を送信した受信端末は、送信端末11からのマ
ルチキャストデータの配信開始まで待機する(ステップ
206)。
【0018】受信了承(図2の〔A2a〕)の段階で、
受信端末の資源管理機構42は、中継ネットワーク12
および送信端末11に対して資源予約要求を行う。例え
ば、資源予約にRSVPを使用する場合には、送信端末
11からのRSVP Path Messageと受信
可能な帯域に応じたRSVP reservation
request(Resv) Messageを送信
する。受信端末が送信した受信了承Conn.ok(B
w(x))または受信拒否Conn.NG(Bw
(x))は、中継ネットワーク12により送信端末12
まで配信される。このとき、中継ネットワーク12は、
中継ネットワーク12内の予約利用可能な資源に応じ
て、受信了承Conn.ok(Bw(x))および受信
拒否Conn.NG(Bw(x))の利用可能帯域情報
Bw(x)を下方修正してもよい。 (注)Bw(s)の変更結果は、データ送信前の各受信
端末のグループ分けに反映される。
【0019】図4に示すように、送信端末11のグルー
プ管理部35は、各受信端末から受け取った受信了承C
onn.ok(Bw(x))または受信拒否Conn.
NG(Bw(x))に基づいて、各受信端末について以
下のような分類を行う(ステップ104〜107)。 (1)受信拒否Conn.NG(Bw(x))を発信し
た受信端末に関しては、マルチキャスト配信不可能とみ
なしてデータ配信対象から除外する(ステップ10
5)。 (2)受信了承Conn.ok(Bw(x))を発信し
た受信端末に関しては、配送グループ分類評価関数L
(Bw(x))に基づいて分類する(ステップ10
6)。ここで、配送グループ分類評価関数L(Bw
(x))は、送信端末11の分類ポリシーに基づいて受
信端末13〜15の利用可能帯域に対応する送信グルー
プを定める関数であり、利用可能帯域情報Bw(x)を
入力すると、送信グループ番号を出力する。
【0020】グループ管理部35は、分類結果に基づい
て図3に示す送信グループ分類テーブルSendTBL
に各受信端末を登録する(ステップ107)。配送グル
ープ分類評価関数L(Bw(x))の実体は、送信者の
方針に基づいて定められた帯域幅と各グループの対応テ
ーブル、もしくはBw(x)の各要素を係数に持つ関数
である。送信端末11は、接続要求CONN.Reqを
送信した全受信端末13〜15から受信了承Conn.
ok(Bw(x))または受信拒否Conn.NG(B
w(x))の回答が得られたか(ステップ108)、を
判定し、一定時間経過しても全受信端末13〜15から
の回答が得られなかった(タイムアウト)時点で(ステ
ップ103)、回答待ちの処理を終了する。このとき、
回答が得られなかった端末は、受信拒否=マルチキャス
ト配信不能とみなしてデータ配信対象から除外する(ス
テップ109)。
【0021】回答待ちを終了した送信端末11は、送信
グループ分類テーブルSendTBLを参照して(ステ
ップ110)、送信グループ別にマルチキャストデータ
配送を実行する(ステップ111,112)。帯域予約
にRSVPを使用している場合には、送信端末11に各
受信端末13〜15からのRSVP Resv Mes
sageが届いた時点で帯域予約が完了する。図2にお
いては、〔A3〕で各グループ毎に(Grp.A1,A
2,・・・Am,(注)m個のグループ)マルチキャス
トデータ配信を行っている。なお、各受信端末に到着し
ていないデータが存在する場合には、該送信端末から当
該データが正しく届くまで再送を繰り返すことにより、
信頼性のあるデータ配信を実現することができる。ま
た、各受信端末13〜15までのネットワークに資源予
約機能があるもの(例えば、RSVPを有するもの)
と、ないものとが混在しているネットワークにおいて
は、受信端末を上記資源予約機能が利用可能なグループ
と利用不可能なグループとに分けて、各グループに対し
て送信端末から別々にデータを送信する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マルチキャスト配信における再送処理の発生頻度を減少
させ、配信処理全体の速度を向上させることが可能にな
るため、最適状態に安定するまでの調整段階中に配送さ
れたデータに損失が生じて、データ再送処理が発生する
ことがなくなり、また予約可能な帯域が十分にあっても
それを活用できない受信者、および送信速度に対して十
分な帯域が確保できない受信者の存在をなくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すマルチキャストデータ
配信システムの構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す受信端末分類手順のシ
ーケンスチャートである。
【図3】本発明の送信端末による送信グループ分類テー
ブルの構造図である。
【図4】本発明の送信端末における受信端末分類手順の
フローチャートである。
【図5】本発明の受信端末における受信端末分類手順の
フローチャートである。
【図6】図1における送信端末の構成例を示す図であ
る。
【図7】図1における受信端末の構成例を示す図であ
る。
【図8】従来におけるマルチキャストデータ配信システ
ムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
11…送信端末、12…中継ネットワーク、13〜15
…受信端末、31…データ蓄積装置、32…資源管理機
構、30…配送エンジン、34…データ送信部、35…
グループ管理部、36…ネットワークI/F、41…デ
ータ蓄積装置、42…資源管理機構、43…受信エンジ
ン、44…ネットワークI/F。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 龍太郎 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 筒井 章博 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 山下 敬 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 尾上 淳 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 藤澤 謙二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 塩野崎 敦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 寺岡 文男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA01 HA08 LA01 LA19 LC11 LD05 5K032 AA02 BA14 CC04 5K034 DD02 EE11 HH01 HH02 HH06 MM03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中継ネットワークノードにより送信デー
    タを複製して複数の受信端末に配信するマルチキャスト
    データ配信方法において、 送信端末は、データ送信に先立って、全ての受信端末へ
    の全ての経路上で予約可能な帯域の大きさを調べ、該予
    約可能な同一の帯域を予約し、 該送信端末は予約した帯域に合わせた速度で中継ネット
    ワークにデータを送信し、 各受信端末に到着していないデータが存在する場合に
    は、該送信端末から当該データが正しく届くまで再送を
    繰り返すことを特徴とするマルチキャストデータ配信方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマルチキャストデータ
    配信方法において、前記送信端末から各受信端末までの
    経路上で予約可能の帯域の大きさが受信端末により大き
    く異なる場合には、予約可能帯域の大きさで各受信端末
    を複数のグループに分類し、 分類した各グループ毎に、各グループ内の全経路で予約
    可能な同一の帯域を予約し、 該送信端末から各グループに対して、各グループ毎に予
    約した帯域に合わせてデータを送信することを特徴とす
    るマルチキャストデータ配信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のマルチキャストデータ
    配信方法において、 前記送信端末から各受信端末までのネットワークに、資
    源予約機能があるものとないものとが混在する場合に
    は、該資源予約機能が利用可能なグループと利用不可能
    なグループとに受信端末を分類し、 該送信端末から各グループに対して別々にデータを送信
    することを特徴とするマルチキャストデータ配信方法。
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