JP2000286633A - 漏洩導波管 - Google Patents

漏洩導波管

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JP2000286633A
JP2000286633A JP8869899A JP8869899A JP2000286633A JP 2000286633 A JP2000286633 A JP 2000286633A JP 8869899 A JP8869899 A JP 8869899A JP 8869899 A JP8869899 A JP 8869899A JP 2000286633 A JP2000286633 A JP 2000286633A
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hollow conductor
row
string
main beam
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Application number
JP8869899A
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English (en)
Inventor
Riyouji Matsubara
亮滋 松原
Masahisa Kaneda
正久 金田
Giyoutou You
暁冬 楊
Yukio Ikeda
幸雄 池田
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主ビーム方向を中空導体の周りの任意の方向
に向けることができる漏洩導波管を提供する。 【解決手段】 中空導体5に電波を漏洩させるための貫
通孔3を該中空導体の長手方向に所定間隔で配列して形
成した漏洩導波管1において、前記貫通孔3の列を前記
中空導体5の周方向に間隔を隔てた複数の位置に設け、
一方の列の貫通孔3の位置を他方の列の貫通孔3,3間
の中点位置からずらせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空導体に貫通孔
を設けて電波を漏洩する漏洩導波管に係り、特に、主ビ
ーム方向を中空導体の周りの任意の方向に向けることが
できる漏洩導波管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波等の高周波信号を漏洩する漏
洩導波管は、道路や線路沿いなどの線状の領域で車両や
列車等の移動体と地上の固定局との通信に使用される。
漏洩導波管は、図3に示されるように、中空導体5に電
波を漏洩させるための貫通孔3を形成したもので、この
貫通孔3が中空導体5の長手方向に所定間隔で配列され
ている。図示した漏洩導波管1は従来のものであり、貫
通孔3の列が中空導体5の周方向に間隔を隔てた2箇所
に設けられている。一方の列の貫通孔3の位置は他方の
列の貫通孔3,3間の中点位置にある。即ち、一方の列
の貫通孔3は他方の列の互いに隣り合う2つの貫通孔
3,3から等しい距離dの位置に配置されている。中空
導体5は、楕円形等の偏平な断面形状に形成されてい
る。
【0003】この漏洩導波管1は、中空導体5の周りに
おける主ビーム方向が中空導体5の長径に対して垂直な
方向(短径の方向)となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の漏洩導波管1を
道路に敷設する場合、図4に示されるように、中空導体
5を吊り下げることによって空中に支持する。このと
き、一般に、中空導体5を長径が鉛直になる姿勢で支持
する。
【0005】ところが、前述のように、主ビーム方向が
中空導体5の長径に対して垂直な方向であるため、道路
に敷設した状態では、主ビーム方向が水平方向に向くこ
とになる。従って、電波は、主に空中の水平領域に放射
され、図示のような周方向指向性となる。これでは道路
上の車両2との通信という目的からすると、無駄な方向
に電波が放射されることになる。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、主ビーム方向を中空導体の周りの任意の方向に向け
ることができる漏洩導波管を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、中空導体に電波を漏洩させるための貫通孔
を該中空導体の長手方向に所定間隔で配列して形成した
漏洩導波管において、前記貫通孔の列を前記中空導体の
周方向に間隔を隔てた複数の位置に設け、一方の列の貫
通孔の位置を他方の列の貫通孔間の中点位置からずらせ
たものである。
【0008】前記中空導体を偏平な断面形状に形成し、
この中空導体を長径が鉛直になる姿勢で空中に支持して
もよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0010】図1に示されるように、本発明に係る漏洩
導波管1は、中空導体5に電波を漏洩させるための貫通
孔3を中空導体5の長手方向に所定間隔d1+d2で配
列して形成したものであり、このような貫通孔3の列を
中空導体5の周方向に間隔aを隔てた2箇所に設け、一
方の列の貫通孔3の位置を他方の列の貫通孔3,3間の
中点位置からずらせてある。即ち、一方の列(図におい
て下に記載された列)の貫通孔3は他方の列(図におい
て上に記載された列)の互いに隣り合う2つの貫通孔
3,3から距離d1,d2(d1≠d2)の位置に配置
されている。
【0011】中空導体5は、楕円形の断面形状に形成さ
れている。図では、長径が上下方向に向いている。
【0012】今、d1>d2とし、中空導体5の周りに
おける主ビーム方向を角度θで表す。θ=0は中空導体
5の長径に対して垂直な方向とする。電波の波長をλと
する。上の列と下の列との距離はaである。このとき、
主ビーム方向の角度θは、ほぼ次式で計算できる。
【0013】 θ=sin-1(λφ/2πa) (1) φ=2π・d1/(d1+d2)−π 従って、d1≠d2の条件では、θ≠0とすることがで
きる。従来は、d1=d2であったため、主ビーム方向
が中空導体5の長径に対して垂直な方向となっていた
が、本発明では、d1≠d2としたことにより、中空導
体5の長径に対して傾斜した方向に主ビーム方向を向け
ることができる。
【0014】主ビーム方向を中空導体5の周りの所望の
方向に向けるには、列内の貫通孔間隔d1+d2を管内
波長よりやや長めに設定し、所望の角度θを上式に代入
し、d1>d2なるd1及びd2を求める。例えば、使
用電波の周波数が6GHz、即ち波長λ=50mmのと
きに、列間距離a=14mmとし、列内貫通孔間隔d1
+d2を60mmに設定すると、θ=30度とするに
は、d1=38.4mm、d2=21.6mmとなる。
【0015】このように、本発明の漏洩導波管1は、一
方の列の貫通孔3の位置を他方の列の貫通孔3,3間の
中点位置からずらせてあるので、中空導体5の長径に対
して傾斜した方向に主ビーム方向を向けることができ
る。また、使用周波数が決まっていれば、任意の主ビー
ム方向が、漏洩導波管1の構造上の変数である列間距離
a、列間貫通孔間隔d1,d2により式(1)から相互
的に決められる。
【0016】なお、上記の実施形態では、中空導体5を
楕円形の断面形状に形成して楕円導波管としたが、方形
導波管にも本発明を適用できることは勿論である。
【0017】次に、本発明の漏洩導波管1を道路に敷設
する場合、図2に示されるように、メッセンジャワイヤ
4を介して中空導体5を吊り下げることによって空中に
支持する。このとき、中空導体5を長径が鉛直になる姿
勢で支持する。このように、長径が鉛直になる姿勢で漏
洩導波管1を道路に敷設した状態では、漏洩導波管1の
主ビーム方向が水平に対して斜めの方向に向くことにな
る。前記のように、漏洩導波管1は任意の主ビーム方向
を得ることができるので、道路に対する敷設位置、角度
に応じて適宜な主ビーム方向を選んで中空導体5上の貫
通孔3の相対的位置を決めることにより、車両が存在し
ない空中への無駄な放射をなくし、図示した周方向指向
性のとおり、もっぱら道路面の広い領域に電波を放射す
ることができる。同時に、車両2からの放射電波も効率
よく受信することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0019】(1)一方の列の貫通孔の位置を他方の列
の貫通孔間の中点位置からずらせたので、主ビーム方向
を中空導体の周りの任意の方向に向けることができる。
【0020】(2)空中に敷設した漏洩導波管より地上
に対して効率よく電波を放射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す漏洩導波管の(a)
正面図、(b)A断面図、(c)B断面図である。
【図2】本発明の漏洩導波管を敷設した道路の断面図で
ある。
【図3】従来の漏洩導波管の(a)正面図、(b)A断
面図、(c)B断面図である。
【図4】従来の漏洩導波管を敷設した道路の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 漏洩導波管 2 車両 3 貫通孔 4 メッセンジャワイヤ 5 中空導体
フロントページの続き (72)発明者 楊 暁冬 茨城県日立市砂沢町880番地 日立電線株 式会社高砂工場内 (72)発明者 池田 幸雄 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 Fターム(参考) 5J045 AA21 CA02 DA04 DA11 EA06 FA03 HA01 LA01 NA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空導体に電波を漏洩させるための貫通
    孔を該中空導体の長手方向に所定間隔で配列して形成し
    た漏洩導波管において、前記貫通孔の列を前記中空導体
    の周方向に間隔を隔てた複数の位置に設け、一方の列の
    貫通孔の位置を他方の列の貫通孔間の中点位置からずら
    せたことを特徴とする漏洩導波管。
  2. 【請求項2】 前記中空導体を偏平な断面形状に形成
    し、この中空導体を長径が鉛直になる姿勢で空中に支持
    したことを特徴とする請求項1記載の漏洩導波管。
JP8869899A 1999-03-30 1999-03-30 漏洩導波管 Pending JP2000286633A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014531173A (ja) * 2011-10-26 2014-11-20 アルカテル−ルーセント 分散アンテナ・システムおよび分散アンテナ・システムの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014531173A (ja) * 2011-10-26 2014-11-20 アルカテル−ルーセント 分散アンテナ・システムおよび分散アンテナ・システムの製造方法
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