JP2000285863A - 低圧放電灯 - Google Patents

低圧放電灯

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JP2000285863A
JP2000285863A JP9468199A JP9468199A JP2000285863A JP 2000285863 A JP2000285863 A JP 2000285863A JP 9468199 A JP9468199 A JP 9468199A JP 9468199 A JP9468199 A JP 9468199A JP 2000285863 A JP2000285863 A JP 2000285863A
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electrode
low
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discharge
discharge lamp
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JP9468199A
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English (en)
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Teruaki Shigeta
照明 重田
Tomizo Matsuoka
富造 松岡
Makoto Inohara
誠 猪野原
Hideo Nishiyama
英夫 西山
Shozo Oshio
祥三 大塩
Nobuhiro Shimizu
伸浩 清水
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧放電灯の働程中(点灯中)において、電
極の電子放出特性の劣化を抑制させ、長寿命化をはかる
低圧放電灯に関する。 【解決手段】 低圧放電灯に、酸化物からなる仕事関数
の低い電子放出物質を付着させた一対の始動用電極4
と、始動用電極4より仕事関数の高いダイヤモンド微粒
子を付着させた一対の安定放電用電極5と、始動用電極
4と安定放電用電極5との間に電極切替部6を配置し、
始動用電極4と安定放電用電極5とを電極切替部6で電
気的に切り替えて放電させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低圧放電灯の働程
中(点灯中)において、電極の電子放出特性の劣化を抑
制し、長寿命化をはかる低圧放電灯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光ランプに代表される低圧放電
灯において、例えば図8に示す蛍光ランプの場合、ソー
ダライムガラスからなるガラス管36の内壁面に、ガラ
ス管36の内部に封入された水銀とアルゴンの封入ガス
37により発生する紫外線(図示せず)にて励起され、
可視光(図示せず)に発光する蛍光体38が膜状(図8
において破線で示す)に塗布されていると共に、ガラス
管36の端部に一対の熱陰極からなる電極39を設け、
その電極39に点灯用の電力を供給する口金ピン40、
および口金ピン40を保持・固定する口金41から構成
されている。
【0003】電極39には、二重または三重に巻かれた
タングステンコイルが用いられ、その表面に酸化バリウ
ム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウムなどの酸化物
からなる電子放出物質と、蛍光ランプの点灯中における
電子放出物質の蒸発や、蛍光ランプ内で発生するプラズ
マによるスパッタリングなどを抑制するための、酸化ジ
ルコニウムや酸化マグネシウムなどの酸化物とを合わせ
て固溶体として、タングステンコイルに塗布されている
(図示せず。以降、エミッタと呼ぶ)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】蛍光ランプは、アーク
放電の陽光柱プラズマにより発光する放電灯で、放電の
維持には主として(電極)熱陰極からの熱電子放出で動
作する。
【0005】このように構成された蛍光ランプにおい
て、点灯中の光束低下、すなわち蛍光ランプの寿命特性
に与える要因のひとつとして、点灯中に電極39に塗布
されているエミッタが徐々に飛散または蒸発し、消耗す
るという問題がある。
【0006】前記エミッタの消耗により、エミッタから
の熱電子放出が低下して、蛍光ランプが点灯しなくなっ
たり、点灯していても、放電維持に必要な電圧が印加電
圧より高くなり、点滅を繰り返すようになる。
【0007】このような現象を確認するため、40ワッ
ト直管蛍光ランプを用いて、2時間45分点灯−15分
消灯の繰り返し点灯を行ない、点灯初期(0時間)、1
500時間経過、5000時間経過時における、電極の
エミッタ消耗状態をそれぞれ電子顕微鏡により観察し
た。その結果、0時間では、図9(a)に示すように、
エミッタはタングステンコイルを覆い隠すように十分付
着しているが、1500時間経過時では、図9(b)に
示すように、エミッタからタングステンコイルが一部露
出し、さらに5000時間経過時では、図9(c)に示
すように、タングステンコイルの露出が加速され、エミ
ッタがほとんど付着していないことがわかった。
【0008】前記エミッタの消耗度合いはスタータ(グ
ロースタータ(点灯管)や電子スタータ)、照明器具お
よび安定器の種類、点灯条件、周囲温度などによっても
影響されるといわれている(例えば、照明学会誌第80
巻第10号p.778〜p.7791996年)。
【0009】例えば、グロースタータが劣化して蛍光ラ
ンプに印加するパルス電圧が低下した場合、点灯時に放
電を繰り返し、点灯まで時間がかかるため、エミッタの
飛散が増えて寿命短縮の原因となる。
【0010】このように、蛍光ランプの寿命特性は、電
極からのエミッタの消耗(飛散や蒸発など)が影響して
いるといえる。
【0011】本発明は、前記課題を解決するもので、蛍
光ランプの働程中(点灯中)において、電極に塗布され
たエミッタの電子放出特性の劣化を抑制し、長寿命化を
はかることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、適量の低圧ガスを封入した蛍光ランプや希
ガス放電ランプなどの低圧放電灯において、始動用の電
極により、始動時に熱電子放出をさせて始動させた後、
安定放電用の電極により安定放電に移行するように、始
動用の電極と安定放電用の電極とを電極切替部により電
気的に切り替えて放電させるものである。
【0013】また、始動用の電極には酸化物からなる仕
事関数の低い電子放出物質を、安定放電用の電極には始
動用の電極より仕事関数の高いダイヤモンド微粒子をそ
れぞれ付着または含浸させるものである。
【0014】加えて、ダイヤモンド微粒子の粒子径を、
0.01μm〜10μm、好ましくは0.1μm〜1μ
mとするとともに、始動用の電極および安定放電用の電
極をタングステンコイルとしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0016】(実施の形態1)図1は、本発明の電極を
導入した蛍光ランプの全体構成を示す図で、図1におい
て、1は中空円筒状のソーダライムガラスからなるガラ
ス管、2はガラス管1の内壁面に膜状に塗布した蛍光
体、3は蛍光体2を紫外線により励起し、可視光を発光
させるために、ガラス管1の内部に封入した水銀とアル
ゴンの封入ガス、4はガラス管1の両端部に配置した一
対の熱陰極からなる始動用電極、5は始動用電極4に隣
接させた一対の安定放電用電極、6は始動用電極4と安
定用電極5の放電を、電気的に切り替える電極切替部、
7は始動用電極4と安定点灯用電極5に点灯用の電力を
供給する口金ピン、8は口金ピン7を保持・固定する口
金である。
【0017】以上のように構成された蛍光ランプにおい
て、始動用電極4と安定放電用電極5の構造の詳細を図
2に示す。
【0018】図2において、始動用電極4は線径が数1
0μmのタングステン線をコイル状に二重巻きにしたタ
ングステンコイル(ダブルコイル)の表面に、酸化バリ
ウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウムなどの酸化
物からなる仕事関数の低い電子放出物質と、蛍光ランプ
の点灯中における電子放出物質の蒸発や、蛍光ランプ内
で発生するプラズマによるスパッタリングなどを抑制す
るための、酸化ジルコニウムや酸化マグネシウムなどの
酸化物とを合わせて固溶体としてのエミッタ(図示せ
ず)を付着させたものから構成している。
【0019】また、安定放電用電極5は線径が数10μ
mのタングステン線をコイル状に二重巻きにしたタング
ステンコイル(ダブルコイル)の表面に、始動用電極4
に付着させたエミッタより仕事関数が高く、粒子径が約
1μmのダイヤモンド微粒子(図示せず)を付着させた
ものから構成している。
【0020】なお、安定放電用電極5のダイヤモンド微
粒子の粒子径を約1μmとしたのは、安定放電用電極5
に用いたタングステン線の線径が約数10μmであるこ
とから、安定放電用電極5の表面にダイヤモンド微粒子
を緻密に付着させるために設定した粒子径であり、蛍光
ランプの品種の違いや、始動用電極4や安定放電用電極
5の構造の違いなどにより、始動用電極4や安定放電用
電極5に用いるタングステン線の線径が本実施の形態と
異なる場合には、その線径に応じてダイヤモンド微粒子
の粒子径を最適化すればよい。
【0021】また、始動用電極4と安定放電用電極5に
は、線径が数10μmのタングステン線をコイル状に二
重巻きにしたタングステンコイル(ダブルコイル)を用
いたが、単にコイル状にしたシングルコイルや三重巻き
にしたトリプルコイル、または棒状にしたスティックコ
イルなど、電極を導入するランプの種類や構成に適した
電極構造を用いればよい。
【0022】加えて、タングステン線の代わりに、リボ
ン状(薄板状)や棒状、または筒状などのタングステン
材料や形状であってもよい。
【0023】9は始動用電極4と安定放電用電極5を保
持し、点灯回路(図示せず)からの予熱電流やランプ電
流を通電させるために、鉄とニツケルの合金からなる芯
線に銅を被覆した導入線(ジュメット線)、10は導入
線9を適正位置に保持・固定する鉛ガラスからなるステ
ム、11は蛍光ランプの内部を排気し、アルゴンガスな
どの希ガスを封入するための鉛ガラスからなる細管であ
る。
【0024】なお、始動用電極4と安定放電用電極5と
の間には電極切替部6が配置されており、始動用電極4
と安定放電用電極5の電気的な回路切り替えを温度スイ
ッチの熱応動素子12で行なう。
【0025】始動用電極4、安定放電用電極5、電極切
替部6、導入線9、ステム10、細管11からステムマ
ウント13を構成している。
【0026】なお、蛍光ランプにおいて、電極にタング
ステンが一般的に用いられるのは、高融点で酸化物陰極
の動作温度における蒸気圧が低く、かつ電子放出物質
(エミッタ)、封入ガス、金属蒸気などに対して化学的
に安定なためであり、このような条件を満たす酸化物陰
極用基体金属として、タングステンに代わるものがあれ
ば、それを電極に用いてもよい。
【0027】また、エミッタに代表される電子放出物質
が具備すべき性能としては、蛍光ランプの場合、ランプ
点灯時の始動性のためには、電子放出物質の仕事関数が
低い方がよい。しかし、蛍光ランプの寿命特性の点から
は、電子放出物質はランプ内部で発生するプラズマのイ
オン衝撃による蒸発や、スパッタリングの影響などが少
ないものが良く、このような電子放出物質の仕事関数は
高い場合が多い(例えば、オーム社ライティングハンド
ブック(LIGHTING HANDBOOK)p.2
11〜p.2131978年)。
【0028】上記のように、ランプ始動性とランプ寿命
特性とを決定する電子放出物質の条件は相反するため、
蛍光ランプの種類により最適化する必要がある。
【0029】本発明において、始動用電極4に酸化物か
らなる仕事関数の低い電子放出物質を、安定放電用電極
5に始動用電極4より仕事関数の高いダイヤモンド微粒
子をそれぞれ付着させた構成としたのは、前記のランプ
始動性とランプ寿命特性とを両立させるもので、エミッ
タを付着させた始動用電極4により、蛍光ランプの始動
時の発光時間を短縮させた後、ダイヤモンド微粒子を付
着させた安定放電用電極5で安定放電させるように、始
動用電極4と安定放電用電極5との間に配置した電極切
替部6で、電気的な回路を切り替えるものである。
【0030】このように構成したステムマウント13の
安定放電用電極5において、タングステンコイルの表面
にダイヤモンド微粒子を付着させる方法を以下に説明す
る。
【0031】本発明においては、安定放電用電極5にダ
イヤモンド微粒子の付着方法について、下記A〜Eの計
5つの方法を試みた。
【0032】(方法A) (1)安定放電用電極5のタングステンコイルの表面を
清浄するために、エチルアルコールで洗浄する。 (2)有機系接着剤(例えば、銀ペーストのアクリル系
上澄み液、以下、レジンと呼ぶ)に、粒子径が約1μm
のダイヤモンド微粒子7を混ぜ入れる。 (3)(2)のダイヤモンド微粒子が十分拡散するよう
に、超音波拡散処理する(約10数分)。 (4)(1)のタングステンコイルに、(3)の液を滴
下する。 (5)そのまま自然乾燥させる。
【0033】(方法B) (1)から(4)までは、方法(A)と同じ。 (5)乾燥後、CO/H2(一酸化炭素ガス5cc/mi
n/水素ガス105cc/minの混合ガス)雰囲気中
で数時間デポジット(ダイヤモンド微粒子の堆積)させ
る。
【0034】(方法C)(1)から(4)までは、方法
(A)と同じ。 (5)乾燥後、CO/H2雰囲気中で10数分間デポジ
ットさせる。
【0035】(方法D)(1)から(4)までは、方法
(A)と同じ。 (5)乾燥後、CO/H2/B26(一酸化炭素ガス5
cc/min/水素ガス55cc/min/ジボランガス
50cc/minの混合ガス)雰囲気中で数時間デポす
る。
【0036】(方法E)(1)から(4)までは、方法
(A)と同じ。 (5)乾燥後、CO/H2/B26雰囲気中で10数分
間デポする。
【0037】前記の計5つの方法により試作した安定放
電用電極5の状態を電子顕微鏡で観察した結果を図3に
示す。図3からわかるように、安定放電用電極5におい
てダイヤモンド微粒子のタングステンコイルへの付着状
態は、方法Cと方法Eが他の方法に比べて、比較的ダイ
ヤモンド微粒子の付着量が多いなど、付着方法により若
干の差異があるものの、いずれの方法においても、タン
グステンコイルにダイヤモンド微粒子が付着することを
確認した。
【0038】なお、以上の説明において、ダイヤモンド
微粒子をタングステンコイルに付着させる方法として、
銀ペーストの上澄み液とダイヤモンド微粒子との混合液
を作製し、この液をタングステンコイルに滴下した後に
乾燥させる方法を用いたが、この方法以外にも、タング
ステンコイルにダイヤモンド微粒子を含浸させたり、C
VD装置によりダイヤモンド薄膜としてコーティングす
る方法もある。
【0039】一方、始動用電極4にエミッタを付着させ
る方法は詳述していないが、一般的な熱陰極形蛍光ラン
プにおける電極へのエミッタ付着方法、すなわち、タン
グステンコイルの表面に酸化バリウム、酸化カルシウ
ム、酸化ストロンチウムなどの酸化物からなる電子放出
物質と、蛍光ランプの点灯中における電子放出物質の蒸
発や、蛍光ランプ内で発生するプラズマによるスパッタ
リングなどを抑制するための、酸化ジルコニウムや酸化
マグネシウムなどの酸化物とを合わせて固溶体として、
タングステンコイルに塗布する方法がある。
【0040】次に、本発明における蛍光ランプの点灯方
法を説明する。図4は、前記蛍光ランプをスイッチスタ
ート式点灯回路で点灯させる時の点灯回路図である。
【0041】図4において、14は本発明の一実施の形
態の蛍光ランプ、15は蛍光ランプ14に電力を供給す
るための交流電源、16は蛍光ランプ14に交流電源1
5からの電力を供給または遮断するための電源スイッ
チ、17は蛍光ランプ14に流れる電流を安定させるチ
ョークコイル安定器、18は蛍光ランプ14を始動させ
るためのスタータスイッチ(両端に雑音防止用のコンデ
ンサを挿入)である。
【0042】このような点灯回路の構成において、以下
に蛍光ランプ14の始動および安定放電の状態を図1、
図2、図4で説明する。まず蛍光ランプ14が消灯して
いる状態すなわち始動前では、電源スイッチ16とスタ
ータスイッチ18が開き、電極切替部6内の熱応動素子
12が閉じている。
【0043】次に、蛍光ランプ14を始動(点灯)させ
るため、電源スイッチ16を閉じた後にスタータスイッ
チ18を閉じると、交流電源15からチョークコイル安
定器17を通して始動用電極4と安定放電用電極5に予
熱電流Iaが流れ、始動用電極4と安定放電用電極5が
予熱される。
【0044】始動用電極4と安定放電用電極5が予熱さ
れた後、スタータスイッチ18を開くと予熱電流Iaが
遮断されるとともに、チョークコイル安定器17のイン
ダクタンスによるインダクションキック電圧(パルス電
圧)が発生し、始動用電極4の間と安定放電用電極5の
間にそれぞれ数100Vのパルス電圧が加わって蛍光ラ
ンプ14が始動し、始動用電極4の間および安定放電用
電極5の間でそれぞれ放電が開始される。
【0045】この時、始動用電極4には酸化物からなる
仕事関数の低い電子放出物質を、安定放電用電極5には
始動用電極4より仕事関数の高いダイヤモンド微粒子を
それぞれ付着させた構成としているため、まず、始動用
電極4の間で放電が開始され、引き続き、数秒後に安定
放電用電極5の間で放電が開始される。
【0046】始動用電極4と安定放電用電極5の動作時
間のずれは、ランプ始動性とランプ寿命特性とを両立さ
せるためのもので、始動用電極4により蛍光ランプ14
の始動時の発光時間を短縮させる。
【0047】放電が開始されると、チョークコイル安定
器17を通してランプ電流Ibが流れて、蛍光ランプ1
4は連続的に放電点灯する。
【0048】この時、ランプ電流Ibは始動用電極4の
間に流れるIb1と、安定放電用電極5の間に流れるI
b2とに分流されている。
【0049】尚、本実施の形態において、蛍光ランプ1
4の始動にはスタータスイッチ18を用いたが、これは
始動方法の一例を示すもので、スタースイッチ18の代
わりにグロー点灯管を用いたグロースタータや、サイリ
スタなどの半導体を用いた半導体スタータ、または蛍光
ランプ14のランプ管壁に近接導体を設けたラピッドス
タートなど、蛍光ランプ14が始動できるものであれば
特に限定しない。
【0050】蛍光ランプ14が放電点灯すると、始動用
電極4と安定放電用電極5の間に配置した電極切替部6
の熱応動素子12が、始動用電極4と安定放電用電極5
の近傍に発生する陽光柱と陰極負グローからの熱を受け
て温められ、熱応動して接点が開き、始動用電極4の間
に流れるIb1は遮断され、安定放電用電極5の間に流
れるIb2のみ、すなわちIb=Ib2となり、安定放
電用電極5のみ放電する。
【0051】蛍光ランプ14を消灯する時には電源スイ
ッチ16を開くと、交流電源15から蛍光ランプ14に
電力が供給されなくなり、安定放電用電極5の間の放電
が停止し、蛍光ランプ14が消灯する。
【0052】蛍光ランプ14が消灯すると、放電停止に
より電極切替部6の熱応動素子12は冷まされて接点が
開き、前記の始動前の状態に戻る。
【0053】以上の動作により、蛍光ランプ14を始動
させる時には、まず始動用電極4の間で放電が開始さ
れ、引き続き安定放電用電極5の間で放電が開始された
後に、電極切替部6の熱応動動作で、安定放電用電極5
のみの放電となる。
【0054】従って、始動用電極4はランプ始動のみの
動作となるため、従来の蛍光ランプのように放電(点
灯)中におけるエミッタの飛散や蒸発による消耗、ある
いは蛍光ランプ14内部での陽光柱プラズマによるスパ
ッタリングの影響等を受ける割合が低下する。
【0055】一方、安定放電用電極5はランプ始動には
あまり寄与しないものの、放電(点灯)中におけるダイ
ヤモンド微粒子の飛散や蒸発による消耗が、始動用電極
4のエミッタより少なく、かつ蛍光ランプ14内部での
陽光柱プラズマによるスパッタリングの影響に対しても
強いため、蛍光ランプの光束低下が抑制され長寿命化に
寄与できる。
【0056】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の
形態2における電極を導入した蛍光ランプの全体構成を
示す図で、図5において、19は中空円筒状のソーダラ
イムガラスからなるガラス管、20はガラス管19の内
壁面に膜状に塗布した蛍光体、21は蛍光体20を紫外
線により励起し、可視光を発光させるために、ガラス管
19の内部に封入した水銀とアルゴンの封入ガス、22
はガラス管19の両端部に配置した一対の熱陰極からな
る始動用電極、23は始動用電極22に隣接させた一対
の安定放電用電極、24は始動用電極22と安定用電極
23の放電を、電気的に切り替える電極切替部、25は
始動用電極22と安定点灯用電極23に点灯用の電力を
供給する口金ピン、26は口金ピン25を保持・固定す
る口金である。
【0057】以上のように構成された蛍光ランプにおい
て、始動用電極22と安定放電用電極23の構造の詳細
を図6に示す。
【0058】図6において、始動用電極22は線径が数
10μmのタングステン線をコイル状に二重巻きにした
タングステンコイル(ダブルコイル)の表面に、酸化バ
リウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウムなどの酸
化物からなる仕事関数の低い電子放出物質と、蛍光ラン
プの点灯中における電子放出物質の蒸発や、蛍光ランプ
内で発生するプラズマによるスパッタリングなどを抑制
するための、酸化ジルコニウムや酸化マグネシウムなど
の酸化物とを合わせて固溶体としてのエミッタ(図示せ
ず)を付着させたものから構成している。
【0059】また、安定放電用電極23は線径が数10
μmのタングステン線をコイル状に二重巻きにしたタン
グステンコイル(ダブルコイル)の表面に、始動用電極
22に付着させたエミッタより仕事関数が高く、粒子径
が約1μmのダイヤモンド微粒子(図示せず)を付着さ
せたものから構成している。
【0060】なお、安定放電用電極23のダイヤモンド
微粒子の粒子径を約1μmとしたのは、安定放電用電極
23に用いたタングステン線の線径が約数10μmであ
ることから、安定放電用電極23の表面にダイヤモンド
微粒子を緻密に付着させるために設定した粒子径であ
り、蛍光ランプの品種の違いや、始動用電極22や安定
放電用電極23の構造の違いなどにより、始動用電極2
2や安定放電用電極23に用いるタングステン線の線径
が本実施の形態と異なる場合には、その線径に応じてダ
イヤモンド微粒子の粒子径を最適化すればよい。
【0061】また、始動用電極22と安定放電用電極2
3には、線径が数10μmのタングステン線をコイル状
に二重巻きにしたタングステンコイル(ダブルコイル)
を用いたが、単にコイル状にしたシングルコイルや三重
巻きにしたトリプルコイル、または棒状にしたスティッ
クコイルなど、電極を導入するランプの種類や構成に適
した電極構造を用いればよい。
【0062】加えて、タングステン線の代わりに、リボ
ン状(薄板状)や棒状、または筒状などのタングステン
材料や形状であってもよい。
【0063】27は始動用電極22と安定放電用電極2
3を保持し、点灯回路(図示せず)からの予熱電流やラ
ンプ電流を通電させるために、鉄とニツケルの合金から
なる芯線に銅を被覆した導入線(ジュメット線)、28
は導入線27を適正位置に保持・固定する鉛ガラスから
なるステム、29は蛍光ランプの内部を排気し、アルゴ
ンガスなどの希ガスを封入するための鉛ガラスからなる
細管である。
【0064】なお、始動用電極22と安定放電用電極2
3との間にはタイムスイッチからなる電極切替部24が
配置されており、始動用電極22と安定放電用電極23
の電気的な回路切り替えを行なう。
【0065】始動用電極22、安定放電用電極23、電
極切替部24、導入線27、ステム28、細管29から
ステムマウント30を構成している。
【0066】本発明において、始動用電極22に酸化物
からなる仕事関数の低い電子放出物質を、安定放電用電
極23に始動用電極22より仕事関数の高いダイヤモン
ド微粒子をそれぞれ付着させた構成としたのは、ランプ
始動性とランプ寿命特性とを両立させるもので、エミッ
タを付着させた始動用電極22により、蛍光ランプの始
動時の発光時間を短縮させた後、ダイヤモンド微粒子を
付着させた安定放電用電極23で安定放電させるよう
に、始動用電極22と安定放電用電極23との間に配置
した電極切替部24で、電気的な回路を切り替えるもの
である。
【0067】このように構成したステムマウント30の
始動用電極22のタングステンコイルにエミッタを付着
させる方法と、安定放電用電極23のタングステンコイ
ルにダイヤモンド微粒子を付着させる方法は、いずれも
実施の形態1と同様の方法で実現できる。
【0068】以上の構成において実施の形態1と異なる
のは、電極切替部24にタイムスイッチを用いたこと
と、電極切替部24を口金26の中に配置したことであ
る。
【0069】次に、本実施の形態における蛍光ランプの
点灯方法を説明する。図7は、前記蛍光ランプをスイッ
チスタート式点灯回路で点灯させる時の点灯回路図であ
る。
【0070】図7において、31は本発明の一実施の形
態の蛍光ランプ、32は蛍光ランプ31に電力を供給す
るための交流電源、33は蛍光ランプ31に交流電源3
2からの電力を供給または遮断するための電源スイッ
チ、34は蛍光ランプ31に流れる電流を安定させるチ
ョークコイル安定器、35は蛍光ランプ31を始動させ
るためのスタータスイッチ(両端に雑音防止用のコンデ
ンサを挿入)である。
【0071】このような点灯回路の構成において、以下
に蛍光ランプ31の始動および安定放電の状態を図5、
図6、図7で説明する。
【0072】まず蛍光ランプ31が消灯している状態す
なわち始動前では、電源スイッチ33とスタータスイッ
チ35が開き、電極切替部24内のタイムスイッチの接
点(図示せず)が閉じている。
【0073】次に、蛍光ランプ31を始動(点灯)させ
るため、電源スイッチ33を閉じた後にスタータスイッ
チ35を閉じると、交流電源32からチョークコイル安
定器34を通して始動用電極22と安定放電用電極23
に予熱電流Icが流れ、始動用電極22と安定放電用電
極23が予熱されるとともに、電極切替部24内のタイ
ムスイッチが稼動し、時間積算を開始する。
【0074】始動用電極22と安定放電用電極23が予
熱された後、スタータスイッチ35を開くと予熱電流I
cが遮断されるとともに、チョークコイル安定器34の
インダクタンスによるインダクションキック電圧(パル
ス電圧)が発生し、始動用電極22の間と安定放電用電
極23の間にそれぞれ数100Vのパルス電圧が加わっ
て蛍光ランプ31が始動し、始動用電極22の間および
安定放電用電極23の間でそれぞれ放電が開始される。
【0075】この時、始動用電極22には酸化物からな
る仕事関数の低い電子放出物質を、安定放電用電極23
には始動用電極22より仕事関数の高いダイヤモンド微
粒子をそれぞれ付着させた構成としているため、まず、
始動用電極22の間で放電が開始され、引き続き、数秒
後に安定放電用電極23の間で放電が開始される。
【0076】始動用電極22と安定放電用電極23の動
作時間のずれは、ランプ始動性とランプ寿命特性とを両
立させるためのもので、始動用電極22により蛍光ラン
プ31の始動時の発光時間を短縮させる。
【0077】放電が開始されると、チョークコイル安定
器34を通してランプ電流Idが流れて、蛍光ランプ3
1は連続的に放電点灯する。
【0078】この時、ランプ電流Idは始動用電極22
の間に流れるId1と、安定放電用電極23の間に流れ
るId2とに分流されている。
【0079】なお、本発明において蛍光ランプ31の始
動にはスタータスイッチ35を用いたが、これは始動方
法の一例を示すもので、スタースイッチ35の代わりに
グロー点灯管を用いたグロースタータや、サイリスタな
どの半導体を用いた半導体スタータ、あるいは蛍光ラン
プ31のランプ管壁に近接導体を設けたラピッドスター
トなど、蛍光ランプ31が始動できるものであれば特に
限定しない。
【0080】蛍光ランプ31が放電点灯すると、始動用
電極22と安定放電用電極23のと間に配置した電極切
替部24のタイムスイッチの積算時間があらかじめ設定
している動作時間、例えば約10秒になると、始動用電
極22と安定放電用電極23とが接続されている接点が
開き、始動用電極4の間に流れるId1は遮断され、安
定放電用電極23の間に流れるId2のみ、すなわちI
d=Id2となり、安定放電用電極23のみ放電する。
【0081】尚、前記動作において、電極切替部24の
タイムスイッチの動作時間を約10秒としたのは、始動
用電極22と安定放電用電極23が予熱され、蛍光ラン
プ31が始動した後に、確実に放電に移行させるために
設定した時間であり、この動作時間が短いと始動用電極
22と安定放電用電極23が予熱されている途中で、始
動用電極22側への通電を止めることになり、短時間で
の始動が困難になるためである。
【0082】このように電極切替部24のタイムスイッ
チの動作時間は、蛍光ランプ31の始動・安定放電の状
態を考慮して設定する必要がある。
【0083】次に、蛍光ランプ31を消灯する時には電
源スイッチ33を開くと、交流電源32から蛍光ランプ
31に電力が供給されなくなり、安定放電用電極23の
間の放電が停止し、蛍光ランプ31が消灯する。
【0084】蛍光ランプ31が消灯すると、放電停止に
より電極切替部6のタイムスイッチがリセットされ、前
記の始動前の状態に戻る。
【0085】以上の動作により、蛍光ランプ31を始動
させる時には、まず、始動用電極22の間で放電が開始
され、引き続き安定放電用電極23の間で放電が開始さ
れた後に、電極切替部24の時間的な接点開閉動作で、
安定放電用電極23のみの放電となる。
【0086】従って、始動用電極22はランプ始動のみ
の動作となるため、従来の蛍光ランプのように放電(点
灯)中におけるエミッタの飛散や蒸発による消耗、ある
いは蛍光ランプ22内部での陽光柱プラズマによるスパ
ッタリングの影響等を受ける割合が低下する。
【0087】一方、安定放電用電極23は、ランプ始動
にはあまり寄与しないものの、放電(点灯)中における
ダイヤモンド微粒子の飛散や蒸発による消耗が始動用電
極22のエミッタより少なく、かつ蛍光ランプ31内部
での陽光柱プラズマによるスパッタリングの影響に対し
ても強いため、蛍光ランプの光束低下が抑制され長寿命
化に寄与できる。
【0088】なお、実施の形態1において、始動用電極
4と安定放電用電極5の電気的な回路切り替え(接続−
遮断)を電極切替部6の温度スイッチで行い、また、実
施の形態2において、始動用電極22と安定放電用電極
23の電気的な回路切り替え(接続−遮断)を電極切替
部24のタイムスイッチでそれぞれ行ったが、温度スイ
ッチやタイムスイッチに代えて、両電極の間から接点を
引き出し、その接点に手動式のスイッチを配置して、電
気的な回路切り替えを手動で行ってもよい。
【0089】また、低圧放電灯として蛍光ランプの例で
説明したが、水銀を封入しないで希ガスにより紫外線を
発生させ、蛍光体を励起発光させる希ガス放電ランプな
どであっても、蛍光ランプの場合と同様の動作をさせる
ことができる。
【0090】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、適量の
低圧ガスを封入した蛍光ランプや希ガス放電ランプなど
の低圧放電灯において、酸化物からなる仕事関数の低い
電子放出物質を付着させた始動用電極により、始動時に
熱電子放出をさせて始動させた後、始動用電極より仕事
関数の高いダイヤモンド微粒子を付着させた安定放電用
電極により安定放電に移行するように、始動用電極と安
定放電用電極とを電極切替部で電気的に切り替えて放電
させるため、始動時のエミッタの消耗を抑制し、かつ長
時間にわたる電子放出が可能となり、低圧放電灯の長寿
命化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による蛍光ランプの構成
を示す構成図
【図2】本発明の実施の形態1による蛍光ランプの電極
部分の構成を示す構成図
【図3】本発明の実施の形態1によるダイヤモンド微粒
子のタングステンコイルへの付着状態を示す図
【図4】本発明の実施の形態1による蛍光ランプと点灯
回路の接続と動作を示す点灯回路図
【図5】本発明の実施の形態2による蛍光ランプを示す
構成図
【図6】本発明の実施の形態2による蛍光ランプの電極
部分を示す構成図
【図7】本発明の実施の形態2による蛍光ランプと点灯
回路の接続と動作を示す点灯回路図
【図8】従来の一般的な蛍光ランプの構成を示す断面図
【図9】(a)従来の電極の、点灯初期(0時間経過)
のエミッタ付着状態を示す図 (b)従来の電極の、点灯1500時間経過時のエミッ
タ付着状態を示す図 (c)従来の電極の、点灯5000時間経過時のエミッ
タ付着状態を示す図
【符号の説明】
1,19 ガラス管 2,20 蛍光体 3,21 封入ガス 4,22 始動用電極 5,23 安定放電用電極 6,24 電極切替部 7,25 口金ピン 8,26 口金 9,27 導入線 10,28 ステム 11,29 細管 12 熱応動素子 13,30 ステムマウント 14,31 蛍光ランプ 15,32 交流電源 16,33 電源スイッチ 17,34 チョークコイル安定器 18,35 スタータスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪野原 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西山 英夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大塩 祥三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 清水 伸浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C015 EE07 EE08 HH02 5C039 EA01 EB01 JJ04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適量の低圧ガスを封入した放電空間に配
    置した放電用の電極を、少なくとも始動用の電極と安定
    放電用の電極の2種類以上の電極とし、始動用の電極と
    安定放電用の電極の放電を電気的に切り替える電極切替
    部を設けたことを特徴とする低圧放電灯。
  2. 【請求項2】 始動用の電極には、酸化物からなる仕事
    関数の低い電子放出物質を、安定放電用電極には、前記
    始動用の電極より仕事関数の高いダイヤモンド微粒子を
    それぞれ付着または含浸させたことを特徴とする低圧放
    電灯。
  3. 【請求項3】 ダイヤモンド微粒子の粒子径が、0.0
    1μm〜10μmであることを特徴とする請求項2記載
    の低圧放電灯。
  4. 【請求項4】 ダイヤモンド微粒子の粒子径が、0.1
    μm〜1μmであることを特徴とする請求項2記載の低
    圧放電灯。
  5. 【請求項5】 電極が熱陰極であることを特徴とする請
    求項1または2記載の低圧放電灯。
  6. 【請求項6】 電極がタングステンコイルであることを
    特徴とする請求項1または2記載の低圧放電灯。
  7. 【請求項7】 始動用の電極と安定放電用の電極との近
    傍に、前記始動用の電極と安定放電用の電極の放電を電
    気的に切り替える電極切替部を設けたことを特徴とする
    請求項1または2記載の低圧放電灯。
  8. 【請求項8】 電極切替部を、低圧放電灯の内部に設け
    たことを特徴とする請求項1〜7記載の低圧放電灯。
  9. 【請求項9】 電極切替部を、低圧放電灯の外部に設け
    たことを特徴とする請求項1〜7記載の低圧放電灯。
  10. 【請求項10】 電極切替部に、温度スイッチを用いた
    ことを特徴とする請求項8または9記載の低圧放電灯。
  11. 【請求項11】 電極切替部に、タイムスイッチを用い
    たことを特徴とする請求項8または9記載の低圧放電
    灯。
  12. 【請求項12】 ガラス管内に適量の水銀と低圧ガスを
    封入し、前記ガラス管の内壁面に紫外線で励起発光する
    蛍光体からなる蛍光膜を形成し、加えて始動用の電極と
    安定放電用の電極と前記各電極を切り替える電極切替部
    をガラス管端部に配置したことを特徴とする蛍光ラン
    プ。
  13. 【請求項13】 ガラス管内に適量の低圧ガスを封入
    し、加えて始動用の電極と安定放電用の電極と前記各電
    極を切り替える電極切替部をガラス管端部に配置したこ
    とを特徴とする希ガス放電ランプ。
  14. 【請求項14】 適量の低圧ガスが封入された放電空間
    に配置した放電用の電極を、少なくとも始動用の電極と
    安定放電用の電極の2種類以上の電極としたことを特徴
    とする低圧放電灯。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009252365A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Nec Lighting Ltd 蛍光ランプ、該蛍光ランプの点灯制御方法

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