JP2000284791A - 情報提供システム、クライアント、情報提供サーバ、情報提供方法及び記録媒体 - Google Patents

情報提供システム、クライアント、情報提供サーバ、情報提供方法及び記録媒体

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JP2000284791A
JP2000284791A JP8907699A JP8907699A JP2000284791A JP 2000284791 A JP2000284791 A JP 2000284791A JP 8907699 A JP8907699 A JP 8907699A JP 8907699 A JP8907699 A JP 8907699A JP 2000284791 A JP2000284791 A JP 2000284791A
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JP8907699A
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Fukuji Sudo
福治 須藤
Makoto Akaha
誠 赤羽
Toshitada Doi
利忠 土井
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントがサーバから提供用情報を受信
している途中で一時的にこの提供用情報の受信が途切れ
たときに、サーバが提供用情報をネットワークを介して
クライアントに再度送信する制御を行う又は操作者がサ
ーバに提供用情報をネットワークを介してクライアント
に再度送信する制御を行わせる。 【解決手段】 サーバシステム3からネットワークを介
して提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信してい
ない場合に、このことを認識する受信量認識部2eと、
この受信量認識部2eにより認識された不受信情報を、
ネットワークを介してサーバシステム3に送信する通信
部2dとを備えるクライアント2と、クライアント2か
らネットワークを介して受信した不受信情報に基づい
て、情報提供サーバ8に提供用情報をネットワークを介
してクライアント2に再度送信させる制御を行う再送制
御サーバ9を備えるサーバシステム3とを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、クライア
ントがサーバから受信している音声情報等に基づいて音
楽等を再生している途中で一時的にこれらの音楽等の再
生が途切れたときに、サーバがこの再生が途切れた音楽
データ等の全部をネットワークを介してクライアントに
再度送信するか否か等の制御を行う、又は操作者がサー
バにこの再生が途切れた音楽データ等の全部をネットワ
ークを介してクライアントに再度送信するか否か等の制
御を行わせる情報提供システム、クライアント、情報提
供サーバ、情報提供方法及び記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯性が重視される例えば携帯電
話等の携帯端末が広く用いられており、携帯性の向上の
ために携帯端末の軽量化及び小型化が望まれている。携
帯端末は、小型化に伴って、キーボード等の入力装置を
小さくする又は無くす必要がある。そこで、携帯端末に
おいては、従来の入力装置に比べて比較的場所をとらな
い音声認識装置が注目を集めている。携帯端末は、音声
認識装置を用いることにより端末自身を小型化できるだ
けでなく、利用者の利便性を更に向上させることができ
る。
【0003】また、サーバ側とクライアント側との間で
構築される情報提供システムにおいては、音声等のデー
タ圧縮技術や放送/通信分野でのディジタル信号処理技
術の発達により、所謂Music On Demand
(以下、MODという。)等の音声情報を提供するサー
ビスが実現されている。
【0004】このMODサービスを利用した情報提供シ
ステムにおいては、サーバシステムは、無線等を用いて
クライアントに提供する音楽等の音声情報を連続して配
信するという所謂ストリーム配信を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た無線等を用いたストリーム配信では、環境等による通
信品質の一時的な劣化は避けられない。このため、上述
したMODサービスにおいて、サーバシステムがクライ
アントに音楽等の音声情報を送信している途中で通信状
態が悪化し、クライアントが再生すべき音声情報を一時
的に受信しなかった場合には、クライアントのスピーカ
等の出力部では音飛びが生じてしまい、ユーザは、不快
感を覚えてしまう。また、このような場合において、サ
ーバシステムがクライアントの受信状態を一切感知しな
いMODサービスを行う情報提供システムでは、クライ
アントで音飛びが生じたにもかかわらず、サーバシステ
ムは、クライアントに対して通常の情報提供サービス料
金を請求してしまうことがある。
【0006】そこで、本発明は、このような実情に鑑み
てなされたものであり、クライアントがサーバから提供
用情報を受信している途中で一時的にこの提供用情報の
受信が途切れたときに、サーバが提供用情報をネットワ
ークを介してクライアントに再度送信する制御を行う又
は操作者がサーバに提供用情報をネットワークを介して
クライアントに再度送信する制御を行わせる情報提供シ
ステム、クライアント、情報提供サーバ、情報提供方法
及び記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る情報提供システムは、サーバがネッ
トワークを介してクライアントに提供用情報を送信する
情報提供システムにおいて、上記クライアントは、入力
された入力音声情報を上記ネットワークを介して上記サ
ーバに送信する入力情報送信手段と、上記サーバから上
記ネットワークを介して上記提供用情報を受信し、この
受信した提供用情報を出力する提供用情報出力手段と、
上記サーバから上記ネットワークを介して上記提供用情
報の所定の情報量を所定の期間受信していない場合に、
上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信してい
ないことを認識する情報受信量認識手段と、この情報受
信量認識手段により認識された上記提供用情報の所定の
情報量を所定の期間受信していないという情報からなる
不受信情報を、上記ネットワークを介して上記サーバに
送信する不受信情報送信手段とを備え、上記サーバは、
提供用情報を記憶する提供用情報記憶手段と、上記クラ
イアントから上記ネットワークを介して受信した入力音
声情報に基づいて上記提供用情報を上記提供用情報記憶
手段から選択する提供用情報選択手段と、この提供用情
報選択手段により選択された上記提供用情報を上記クラ
イアントにネットワークを介して送信する提供用情報送
信手段と、上記不受信情報送信手段により上記クライア
ントからネットワークを介して受信した不受信情報に基
づいて、上記提供用情報送信手段に上記提供用情報を上
記ネットワークを介してクライアントに再度送信させる
制御を行う再送制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】この情報提供システムでは、クライアント
は、入力された入力音声情報をネットワークを介してサ
ーバに送信し、サーバは、クライアントからネットワー
クを介して受信した入力音声情報に基づいて提供用情報
を提供用情報記憶手段から選択し、この選択された提供
用情報をクライアントにネットワークを介して送信す
る。そして、クライアントは、サーバからネットワーク
を介して提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信し
ていない場合に、提供用情報の所定の情報量を所定の期
間受信していないことを認識し、この認識後に不受信情
報をネットワークを介してサーバに送信し、サーバは、
クライアントからネットワークを介して受信した不受信
情報に基づいて、提供用情報送信手段に提供用情報をネ
ットワークを介してクライアントに再度送信させる制御
を行う。
【0009】また、本発明に係るクライアントは、ネッ
トワークを介してサーバから提供用情報を受信するクラ
イアントにおいて、入力された入力音声情報を上記ネッ
トワークを介して上記サーバに送信する入力情報送信手
段と、上記サーバから上記ネットワークを介して上記提
供用情報を受信し、この受信した提供用情報を出力する
提供用情報出力手段と、上記サーバから上記ネットワー
クを介して上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間
受信していない場合に、上記提供用情報の所定の情報量
を所定の期間受信していないことを認識する情報受信量
認識手段と、この情報受信量認識手段により認識された
上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信してい
ないという情報からなる不受信情報を、上記ネットワー
クを介して上記サーバに送信する不受信情報送信手段と
を備えることを特徴とする。
【0010】このクライアントでは、入力された入力音
声情報をネットワークを介してサーバに送信し、サーバ
からネットワークを介して提供用情報を受信し、この受
信した提供用情報を出力する。そして、サーバからネッ
トワークを介して提供用情報の所定の情報量を所定の期
間受信していない場合に、提供用情報の所定の情報量を
所定の期間受信していないことを認識し、この認識後
に、不受信情報をネットワークを介してサーバに送信す
る。
【0011】さらに、本発明に係るクライアントは、ネ
ットワークを介してサーバから提供用情報を受信するク
ライアントにおいて、入力された入力音声情報を上記ネ
ットワークを介して上記サーバに送信する入力情報送信
手段と、上記サーバから上記ネットワークを介して上記
提供用情報を受信し、この受信した提供用情報を出力す
る提供用情報出力手段と、上記サーバから上記ネットワ
ークを介して上記提供用情報の所定の情報量を所定の期
間受信していない場合に、上記提供用情報の所定の情報
量を所定の期間受信していないことを認識する情報受信
量認識手段と、この情報受信量認識手段により認識され
た上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信して
いないという情報からなる不受信情報を出力する不受信
情報出力手段と、この不受信情報出力手段により出力さ
れた不受信情報に基づいて、上記提供用情報を上記ネッ
トワークを介して再度送信する処理を上記サーバに行わ
せる情報からなる再送指示情報を操作者によって入力さ
れる再送指示情報入力手段と、この再送指示情報入力手
段に入力された再送指示情報を上記ネットワークを介し
てサーバに送信する再送指示情報送信手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0012】このクライアントでは、入力された入力音
声情報をネットワークを介してサーバに送信し、サーバ
からネットワークを介して提供用情報を受信し、この受
信した提供用情報を出力する。そして、サーバからネッ
トワークを介して提供用情報の所定の情報量を所定の期
間受信していない場合に、提供用情報の所定の情報量を
所定の期間受信していないことを認識し、この認識後に
不受信情報を出力し、この出力された不受信情報に基づ
いて再送指示情報を操作者によって入力され、この入力
された再送指示情報をネットワークを介してサーバに送
信する。
【0013】さらにまた、本発明に係る情報提供サーバ
は、ネットワークを介してクライアントに提供用情報を
送信する情報提供サーバにおいて、提供用情報を記憶す
る提供用情報記憶手段と、上記クライアントから上記ネ
ットワークを介して受信した入力音声情報に基づいて上
記提供用情報を上記提供用情報記憶手段から選択する提
供用情報選択手段と、この提供用情報選択手段により選
択された上記提供用情報を上記クライアントにネットワ
ークを介して送信する提供用情報送信手段と、上記クラ
イアントからネットワークを介して受信した上記提供用
情報の所定の情報量を所定の期間受信していないという
情報からなる不受信情報に基づいて、上記提供用情報送
信手段に上記提供用情報を上記ネットワークを介してク
ライアントに再度送信させる制御を行う再送制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0014】この情報提供サーバでは、提供用情報を提
供用情報記憶手段に記憶し、クライアントからネットワ
ークを介して受信した入力音声情報に基づいて提供用情
報を提供用情報記憶手段から選択し、この選択された提
供用情報をクライアントにネットワークを介して送信す
る。そして、クライアントからネットワークを介して不
受信情報を受信した場合に、この不受信情報に基づい
て、提供用情報送信手段に提供用情報をネットワークを
介してクライアントに再度送信させる制御を行う。
【0015】さらにまた、本発明に係る情報提供方法
は、サーバは、提供用情報記憶手段に提供用情報を記憶
し、クライアントに入力された入力音声情報をこのクラ
イアントからネットワークを介して受信し、この受信し
た入力音声情報に基づいて上記提供用情報を上記提供用
情報記憶手段から選択し、この選択された提供用情報を
上記ネットワークを介してクライアントに送信し、上記
クライアントは、上記サーバがネットワークを介して上
記提供用情報を送信した後、上記サーバからネットワー
クを介して上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間
受信していない場合に、この提供用情報の所定の情報量
を所定の期間受信していないことを認識し、この認識さ
れた上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信し
ていないという情報からなる不受信情報を、上記ネット
ワークを介して上記サーバに送信し、上記サーバは、上
記クライアントからネットワークを介して不受信情報を
受信した後、この受信した不受信情報に基づいて、上記
提供用情報送信手段に上記提供用情報を上記ネットワー
クを介してクライアントに再度送信させる制御を行うこ
とを特徴とする。
【0016】この情報提供方法では、サーバは、提供用
情報記憶手段に提供用情報を記憶し、クライアントに入
力された入力音声情報をこのクライアントからネットワ
ークを介して受信し、この受信した入力音声情報に基づ
いて提供用情報を提供用情報記憶手段から選択し、この
選択された提供用情報をネットワークを介してクライア
ントに送信する。そして、クライアントは、サーバから
ネットワークを介して提供用情報の所定の情報量を所定
の期間受信していない場合に、この提供用情報の所定の
情報量を所定の期間受信していないことを認識し、この
認識後に、不受信情報をネットワークを介してサーバに
送信し、サーバは、この不受信情報を受信した後、この
受信した不受信情報に基づいて、提供用情報送信手段に
提供用情報をネットワークを介してクライアントに再度
送信させる制御を行う。
【0017】さらにまた、本発明に係る情報提供方法
は、サーバは、提供用情報記憶手段に提供用情報を記憶
し、クライアントに入力された入力音声情報をこのクラ
イアントからネットワークを介して受信し、この受信し
た入力音声情報に基づいて上記提供用情報を上記提供用
情報記憶手段から選択し、この選択された提供用情報を
上記ネットワークを介してクライアントに送信し、上記
クライアントは、上記サーバがネットワークを介して上
記提供用情報を送信した後、上記サーバからネットワー
クを介して上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間
受信していない場合に、この提供用情報の所定の情報量
を所定の期間受信していないことを認識し、この認識さ
れた上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信し
ていないという情報からなる不受信情報を出力し、この
出力された不受信情報に基づいて、上記提供用情報を上
記ネットワークを介して再度送信する処理を上記サーバ
に行わせる情報からなる再送指示情報を操作者によって
入力され、この入力された再送指示情報を上記ネットワ
ークを介してサーバに送信し、上記サーバは、上記クラ
イアントからネットワークを介して再送指示情報を受信
した後、この受信した再送指示情報に基づいて、上記提
供用情報送信手段に上記提供用情報を上記ネットワーク
を介してクライアントに再度送信させる制御を行うこと
を特徴とする。
【0018】この情報提供方法では、サーバは、提供用
情報記憶手段に提供用情報を記憶し、クライアントに入
力された入力音声情報をこのクライアントからネットワ
ークを介して受信し、この受信した入力音声情報に基づ
いて提供用情報を提供用情報記憶手段から選択し、この
選択された提供用情報をネットワークを介してクライア
ントに送信する。そして、クライアントは、サーバから
ネットワークを介して提供用情報の所定の情報量を所定
の期間受信していない場合に、この提供用情報の所定の
情報量を所定の期間受信していないことを認識し、この
認識後に不受信情報を出力し、この出力された不受信情
報に基づいて、再送指示情報を操作者によって入力さ
れ、この入力された再送指示情報をネットワークを介し
てサーバに送信し、サーバは、この再送指示情報を受信
した後、この受信した再送指示情報に基づいて、提供用
情報送信手段に提供用情報をネットワークを介してクラ
イアントに再度送信させる制御を行う。
【0019】さらにまた、本発明に係る記録媒体は、サ
ーバがネットワークを介してクライアントに提供用情報
を送信するための情報提供プログラムを記録した記録媒
体において、上記サーバに、提供用情報記憶手段に提供
用情報を記憶させ、クライアントに入力された入力音声
情報をこのクライアントからネットワークを介して受信
させ、この受信させた入力音声情報に基づいて上記提供
用情報を上記提供用情報記憶手段から選択させ、この選
択させた提供用情報を上記ネットワークを介してクライ
アントに送信させ、上記クライアントに、上記サーバが
ネットワークを介して上記提供用情報を送信した後、上
記サーバからネットワークを介して上記提供用情報の所
定の情報量を所定の期間受信していない場合に、この提
供用情報の所定の情報量を所定の期間受信していないこ
とを認識させ、この認識させた上記提供用情報の所定の
情報量を所定の期間受信していないという情報からなる
不受信情報を、上記ネットワークを介して上記サーバに
送信させ、上記サーバに、上記クライアントからネット
ワークを介して不受信情報を受信した後、この受信した
不受信情報に基づいて、上記提供用情報送信手段に上記
提供用情報を上記ネットワークを介してクライアントに
再度送信させる制御を行わせることを特徴とする。
【0020】この記録媒体では、サーバに、提供用情報
記憶手段に提供用情報を記憶させ、クライアントに入力
された入力音声情報をこのクライアントからネットワー
クを介して受信させ、この受信させた入力音声情報に基
づいて提供用情報を提供用情報記憶手段から選択させ、
この選択させた提供用情報をネットワークを介してクラ
イアントに送信させる。そして、クライアントに、サー
バがネットワークを介して提供用情報を送信した後、サ
ーバからネットワークを介して提供用情報の所定の情報
量を所定の期間受信していない場合に、この提供用情報
の所定の情報量を所定の期間受信していないことを認識
させ、この認識後に不受信情報をネットワークを介して
サーバに送信させ、サーバに、この不受信情報を受信し
た後、この受信した不受信情報に基づいて、提供用情報
送信手段に提供用情報をネットワークを介してクライア
ントに再度送信させる制御を行わせる。
【0021】さらにまた、本発明に係る記録媒体は、サ
ーバがネットワークを介してクライアントに提供用情報
を送信するための情報提供プログラムを記録した記録媒
体において、上記サーバに、提供用情報記憶手段に提供
用情報を記憶させ、クライアントに入力された入力音声
情報をこのクライアントからネットワークを介して受信
させ、この受信させた入力音声情報に基づいて上記提供
用情報を上記提供用情報記憶手段から選択させ、この選
択させた提供用情報を上記ネットワークを介してクライ
アントに送信させ、上記クライアントに、上記サーバが
ネットワークを介して上記提供用情報を送信した後、上
記サーバからネットワークを介して上記提供用情報の所
定の情報量を所定の期間受信していない場合に、この提
供用情報の所定の情報量を所定の期間受信していないこ
とを認識させ、この認識させた上記提供用情報の所定の
情報量を所定の期間受信していないという情報からなる
不受信情報を出力させ、この出力させた不受信情報に基
づいて、上記提供用情報を上記ネットワークを介して再
度送信する処理を上記サーバに行わせる情報からなる再
送指示情報を操作者に入力させ、この入力させた再送指
示情報を上記ネットワークを介してサーバに送信させ、
上記サーバに、上記クライアントからネットワークを介
して再送指示情報を受信させた後、この受信させた再送
指示情報に基づいて、上記提供用情報送信手段に上記提
供用情報を上記ネットワークを介してクライアントに再
度送信させる制御を行わせることを特徴とする。
【0022】この記録媒体では、サーバに、提供用情報
記憶手段に提供用情報を記憶させ、クライアントに入力
された入力音声情報をこのクライアントからネットワー
クを介して受信させ、この受信させた入力音声情報に基
づいて提供用情報を提供用情報記憶手段から選択させ、
この選択させた提供用情報をネットワークを介してクラ
イアントに送信させる。そして、クライアントに、サー
バからネットワークを介して提供用情報の所定の情報量
を所定の期間受信していない場合に、この提供用情報の
所定の情報量を所定の期間受信していないことを認識さ
せ、この認識後に不受信情報を出力させ、この出力させ
た不受信情報に基づいて再送指示情報を操作者に入力さ
せ、この入力させた再送指示情報をネットワークを介し
てサーバに送信させ、サーバに、クライアントからネッ
トワークを介して再送指示情報を受信させた後、この受
信させた再送指示情報に基づいて、提供用情報送信手段
に提供用情報をネットワークを介してクライアントに再
度送信させる制御を行わせる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した第1の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0024】本発明を適用した第1の実施の形態である
情報提供システムは、例えばInternationa
l Multimedia Telecommunic
ations−2000(以下、IMT−2000とい
う。)を用いたネットワークにおいて、所謂Music
On Demand(以下、MODという。)サービ
スを利用するためのものである。本発明を適用した実施
の形態である情報提供システムを図1に示す。なお、I
MT−2000とは、International T
elecommunication Union(IT
U)が、21世紀のディジタル携帯電話等に採用する通
信方式をいう。
【0025】この図1に示すように、情報提供システム
1は、例えば通信機能を備えるPersonal Di
gital Assistant(以下、PDAとい
う。)であるクライアント2と、各種サーバを備えるサ
ーバシステム3と、例えばIMT−2000を介してク
ライアント2とサーバシステム3との間の無線回線の設
定や制御を行う無線設備である公衆用基地局(以下、基
地局という。)4とを備える。
【0026】クライアント2は、ユーザが入力した例え
ば音声情報を処理する入力部2aと、ユーザに対して提
供する情報を出力する出力部2bと、サーバシステム3
から送信されてきた音声情報等を記憶するクライアント
用記憶部2cと、サーバシステム3との接続を確立する
ための接続処理及びクライアント2が用いる通信方式に
従った通信処理を行う通信部2dと、サーバシステム3
からの音声情報等の受信状態を認識し、この音声情報等
の所定の情報量を所定の期間受信していない場合に、こ
の受信していないことを認識する受信量認識部2eと、
上記入力部2aと出力部2bとクライアント用記憶部2
cと通信部2dと受信量認識部2eの各処理部の機能を
制御する制御部2fとを有する。
【0027】入力部2aは、例えばマイク等の音声入力
装置により構成される。この入力部2aのマイク等は、
例えば、サーバシステム3から聴きたい音楽の音楽情報
を送信してもらうために、ユーザが入力した音声情報を
制御部2fに供給する。なお、入力部2aは、例えばキ
ーボードやジョグダイアル等の音声以外の入力装置によ
り構成されていてもよい。
【0028】出力部2bは、例えばスピーカ等の音声出
力装置により構成される。この出力部2bのスピーカ等
は、例えば、サーバシステム3から後述する通信部2d
と制御部2fとを介して送信されてきた音楽情報を再生
する。
【0029】なお、出力部2bは、例えば、液晶ディス
プレイのような表示デバイスにより構成されていてもよ
い。また、出力部2bは、例えばInstitute
ofElectrical and Electron
ics Engineers 1394(以下、IEE
E1394という。)端子などのディジタル出力端子を
備えることにより、サーバシステム3から受信した音楽
などの音声情報を外部端子に出力してもよい。さらに、
出力部2bは、サーバシステム3から基地局4を介して
受信した、例えば、歌詞、楽譜、作詞者、作曲者、編曲
者、収録アルバム、発売日等の提供用情報に付随する情
報を、音声情報としてスピーカ等から又は映像情報とし
て液晶ディスプレイ等から出力してもよい。または、出
力部2bは、サーバシステム3から受信した音楽等を再
生中に、上記提供用情報に付随する情報を液晶ディスプ
レイ等に表示してもよい。
【0030】クライアント用記憶部2cは、例えば、メ
モリーカード、Mini Disk(以下、MDとい
う。)、Digital Audio Taperec
order(以下、DATという。)等のクライアント
2から取り外し可能、又はフラッシュメモリやハードデ
ィスク等のクライアント2から取り外し不可能な記憶装
置により構成される。このクライアント用記憶部2c
は、サーバシステム3から通信部2dと制御部2fとを
介して送信されてきた例えば音楽などの音声情報を記憶
する。また、クライアント用記憶部2cは、各クライア
ント2が有する個別の例えばIMT−2000用のユー
ザID等を記憶し、制御部2fからの制御情報に基づい
て制御部2fと通信部2dとを介してサーバシステム3
にこのユーザID等を送信する。
【0031】通信部2dは、制御部2fからベースバン
ドで供給された入力音声情報を無線周波数でサーバシス
テム3に送信したり、サーバシステム3から無線周波数
で音楽等の音声情報を受信し、この受信した音楽等の音
声情報をベースバンドで制御部2fに供給したりする。
【0032】受信量認識部2eは、サーバシステム3か
らの音声情報等からなる提供用情報の受信状態を認識
し、この提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信し
ていない場合に、この受信していないことを認識する。
具体的には、後述する情報提供サーバ8から例えば曲の
音声情報を受信中に通信状態が悪化し、クライアントが
再生すべき曲の音声情報の一部分を受信しなかった場合
には、受信量認識部2eは、この曲の音声情報の一部分
を受信しなかったことを認識する。その後、受信量認識
部2eは、上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間
受信していないという情報(以下、不受信情報とい
う。)を、後述する制御部2fに供給する。
【0033】制御部2fは、例えばCPUにより構成さ
れる。この制御部2fは、例えば、サーバシステム3か
ら基地局4を介して音楽等の音声情報を受信するための
制御プログラムを備えており、この制御プログラムを実
行することにより出力部2b、クライアント用記憶部2
c、通信部2d及び受信量認識部2eの各制御を行う。
また、制御部2fは、入力部2aと接続されており、こ
の入力部2aから入力される音声情報等に基づいて上記
制御プログラムにおける各制御を行う。さらに、制御部
2fは、受信量認識部2eに、サーバシステム3からの
音声情報等からなる提供用情報の受信状態を認識させて
いる。
【0034】サーバシステム3は、例えば、クライアン
ト2から受信した入力音声情報について音声認識を行う
音声認識サーバ5と、この音声認識サーバ5が認識した
入力音声情報に基づいてクライアント2との接続認証処
理等を行う認証サーバ6と、音声認識サーバ5が認識し
た入力音声情報に基づいてクライアント2に送信する提
供用情報を選択する選択サーバ7と、この選択サーバ7
により選択された提供用情報をクライアント2に送信す
る情報提供サーバ8と、この情報提供サーバ8からクラ
イアント2が提供用情報の所定の情報量を所定の期間受
信していない場合に、提供用情報をネットワークを介し
てクライアントに再度送信する制御を行う再送制御サー
バ9と、クライアント2に送信する提供用情報等を記憶
するデータベース10とを有する。
【0035】音声認識サーバ5は、クライアント2の通
信部2dから基地局4を介して受信した情報が音声情報
である場合に、図示しない音響分析部、音響モデル及び
言語モデル等に基づいて受信した音声情報の音声認識を
行う。そして、音声認識サーバ5は、この音声認識を行
った結果である音声情報(以下、認識音声情報とい
う。)を後述する認証サーバ6や選択サーバ7に供給す
る。なお、音声認識サーバ5は、例えば音声認識を行っ
た結果が正確であるか否かをユーザに確認してもらうた
めに、認識音声情報をクライアント2に送信してもよ
い。
【0036】ここで、音響分析部とは、入力音声情報に
対して音響的な特徴量系列の抽出を行う処理部をいう。
また、音響モデルとは、この音響分析部で抽出された個
々の特徴量との音響的な類似性の評価を行うための評価
式を用いて、音声の部分的或いは全体的な特徴量系列の
パターンとの類似性の評価を行うための情報をいう。さ
らに、言語モデルとは、音響モデルの接続に関する制約
を与えるための情報をいう。
【0037】認証サーバ6は、音声認識サーバ5から供
給された認識音声情報等に基づいて、例えば、Remo
te Authentication Dial In
User Servise(以下、RADIUSとい
う。)を用いたクライアント2への認証処理を行う。ま
た、認証サーバ6は、音声認識サーバ5から供給された
認識音声情報等に基づいて、例えば、Point to
Point Protoco1(以下、PPPとい
う。)等を用いたクライアント2からの接続処理を行
う。
【0038】ここで、RADIUSとは、ダイアルイン
のためのモデムを備えたネットワーク・アクセス・サー
バに接続するというダイアルインのユーザの認証を行う
ダイアルアップ接続ユーザ認証システムをいう。また、
PPPとは、公衆電話回線などでインターネットヘ接続
するためのプロトコルをいう。
【0039】選択サーバ7は、音声認識サーバ5から供
給された認識音声情報に基づいて、後述するデータベー
ス10の提供情報記憶部10cに記憶された例えば音楽
等の提供用情報の中から、クライアント2に送信する提
供用情報を選択する。そして、選択サーバ7は、選択し
た提供用情報に関する選択結果情報を情報提供サーバ8
に供給する。
【0040】情報提供サーバ8は、選択サーバ7から供
給された選択結果情報に基づき、クライアント2に送信
する音楽等の提供用情報を提供情報記憶部10cから取
得してクライアント2に送信する。また、情報提供サー
バ8は、後述する再送制御サーバ9から供給された制御
情報に基づいて、例えば、受信が途切れた提供用情報の
全ての情報をネットワークを介してクライアント2に再
度送信する。
【0041】再送制御サーバ9は、クライアント2から
ネットワークを介して受信した不受信情報と後述する分
析情報記憶部10bから取得した分析情報とに基づい
て、情報提供サーバ8に提供用情報をネットワークを介
してクライアントに再度送信させる制御を行うことを命
令する制御情報を、情報提供サーバ8に供給する。
【0042】具体的には、再送制御サーバ9は、例え
ば、クライアント2からネットワークを介して受信した
不受信情報と分析情報記憶部10bから取得した分析情
報とに基づいて、出力部2bのスピーカ等で音楽等を最
初から再生するために情報提供サーバ8に音楽の音声情
報の全ての情報をネットワークを介してクライアント2
に再度送信させることを命令する制御情報、出力部2b
のスピーカ等で再生しなくなった時点からの音楽だけを
再生するために情報提供サーバ8にクライアント2が音
楽の音声情報を受信しなくなった時点からの残りの提供
用情報をネットワークを介してクライアント2に再度送
信させることを命令する制御情報、出力部2bのスピー
カ等で再生していない音楽の部分だけを再生するために
情報提供サーバ8にクライアント2が受信していない期
間の音楽の音声情報をネットワークを介してクライアン
ト2に再度送信させることを命令する制御情報、出力部
2bのスピーカ等で音楽を再生しないために情報提供サ
ーバ8に音楽の音声情報をネットワークを介してクライ
アント2に送信させないことを命令する制御情報の、い
ずれか1つの制御情報を、情報提供サーバ8に供給する
ことを判断する。そして、再送制御サーバ9は、この判
断された制御情報を情報提供サーバ8に供給する。
【0043】データベース10は、例えばユーザIDと
パスワード等を記憶する属性情報記憶部10aと、クラ
イアント2からネットワークを介して受信した不受信情
報を分析するための分析情報を記憶する分析情報記憶部
10b、クライアント2に送信する提供用情報を記憶す
る提供情報記憶部10cとを有する。
【0044】分析情報記憶部10bは、例えば、クライ
アント2からネットワークを介して受信した不受信情報
に基づいて、どのくらいの情報の音楽等の音声情報を再
度クライアント2に送信するか判断するための情報等を
記憶している。また、分析情報記憶部10bは、例え
ば、クライアント2からネットワークを介して受信した
不受信情報に基づいて、クライアント2に対する音楽等
の音声情報の情報提供料を徴収しない又はこの情報提供
料を割り引いて徴収することを判断するための情報等を
記憶している。
【0045】なお、上述したサーバシステム3の各サー
バは、同一のサーバで構成してもよい。
【0046】以上のように構成された情報提供システム
1では、サーバシステム3は、クライアント2からユー
ザが提供してもらいたい音楽等を選択するための入力音
声情報等を受信し、この入力音声情報について音声認識
を行い、音声認識を行った入力音声情報である認識音声
情報に基づいてデータベース10から選択した音楽等を
クライアント2に送信する。そして、クライアント2
は、この送信された音楽等を出力部2bのスピーカ等を
用いて再生する。
【0047】つぎに、情報提供システム1において、サ
ーバシステム3がクライアント2に音楽等の音声情報を
提供するMODサービスが開始されてから終了するまで
の一連の処理の流れを、図2に示すフローチャートに従
って説明する。
【0048】この図2に示すフローチャートでは、例え
ば、IMT−2000用の端末であるクライアント2
は、IMT−2000のデータ回線を用いた基地局4を
介して、サーバシステム3に電話をかける等して予め接
続要求を出している。その後、クライアント2は、サー
バシステム3との接続が確立する。即ち、この図2に示
すフローチャートでは、クライアント2とサーバシステ
ム3との接続が確立している状態から説明する。
【0049】まず、図2のステップS1において、ユー
ザがMODサービスを利用するためのサービス開始要求
情報を、クライアント2に備えられた入力部2aのマイ
ク等に音声で入力した場合に、制御部2fは、入力部2
aに入力された音声情報であるサービス開始要求情報
(以下、サービス開始要求音声情報という。)を、この
入力部2aから供給される。制御部2fは、入力部2a
から供給されたサービス開始要求音声情報を通信部2d
に供給する。通信部2dは、供給されたサービス開始要
求音声情報を基地局4を介してサーバシステム3の音声
認識サーバ5に送信する。
【0050】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信したサービス開始要求音声情報につい
て、図示しない音響分析部、音響モデル及び言語モデル
等に基づき音声認識を行う。音声認識サーバ5は、この
音声認識を行った結果であるサービス開始要求音声情報
(以下、認識サービス開始要求音声情報という。)を認
証サーバ6に供給する。
【0051】認証サーバ6は、音声認識サーバ5から認
識サービス開始要求音声情報が供給されると、ユーザが
入力部2aに音声等でユーザIDとパスワードを入力す
ることを要求するユーザ認証要求情報をクライアント2
に送信する。ここで、このユーザIDとパスワードと
は、クライアント2を所有するユーザがMODサービス
を利用する権利を有するか否かを認証するための情報を
いう。
【0052】制御部2fは、認証サーバ6から通信部2
dを介して受信したユーザ認証要求情報を、出力部2b
のスピーカ等に音声として出力させる。
【0053】続いて、ステップS2において、ユーザが
出力部2bのスピーカ等から音声出力されたユーザ認証
要求情報に従って、入力部2aのマイク等にユーザID
とパスワードを音声で入力した場合に、制御部2fは、
入力部2aに入力された音声情報であるユーザIDとパ
スワードを、この入力部2aから供給される。制御部2
fは、入力部2aから供給されたユーザIDとパスワー
ドを通信部2dに供給する。通信部2dは、供給された
ユーザIDとパスワードを基地局4を介してサーバシス
テム3の音声認識サーバ5に送信する。
【0054】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信したユーザIDとパスワードについて
音声認識を行う。音声認識サーバ5は、この音声認識を
行った結果であるユーザIDとパスワード(以下、認識
ユーザID・パスワードという。)を認証サーバ6に供
給する。
【0055】認証サーバ6は、データベース10の属性
情報記憶部10aからユーザIDとパスワードを取得
し、この取得したユーザIDとパスワードに基づいて音
声認識サーバ5から供給された認識ユーザID・パスワ
ードの認証処理を行う。
【0056】認証サーバ6は、この認証ができない場合
には、サービス開始不許可情報をクライアント2に送信
する。制御部2fは、認証サーバ6から通信部2dを介
して受信したサービス開始不許可情報に基づいて、MO
Dサービスが開始されない旨を、出力部2bのスピーカ
等に音声として出力させる。ユーザがこのMODサービ
スが開始されない旨をスピーカ等から聞いて、改めて入
力部2aのマイク等にユーザIDとパスワードを正確に
音声で入力した場合には、制御部2fは、入力部2aに
再度入力された音声情報であるユーザIDとパスワード
を、この入力部2aから供給される。
【0057】一方、認証サーバ6は、上述の認証ができ
た場合には、認証ができたことを知らせる認証成功情報
を選択サーバ7に供給する。選択サーバ7は、この認証
成功情報を認証サーバ6から供給された場合には、サー
ビス開始許可情報をクライアント2に送信する。制御部
2fは、選択サーバ7から通信部2dを介して受信した
サービス開始許可情報を、出力部2bのスピーカ等に音
声として出力させる。そして、処理は、ステップS3へ
進む。
【0058】続いて、ステップS3において、ユーザが
サービス開始許可情報をスピーカ等から聞いた後に、制
御部2fは、ユーザがサーバシステム3から提供される
ことを希望する曲に関する情報(以下、曲特定情報とい
う。)を入力部2aのマイク等に音声で入力した音声情
報(以下、曲特定音声情報という。)を、この入力部2
aから供給される。制御部2fは、入力部2aから供給
された曲特定音声情報を通信部2dに供給する。通信部
2dは、供給された曲特定音声情報を基地局4を介して
サーバシステム3の音声認識サーバ5に送信する。
【0059】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信した曲特定音声情報について音声認識
を行う。音声認識サーバ5は、この音声認識を行った結
果である曲特定音声情報(以下、認識曲特定音声情報と
いう。)を選択サーバ7に供給する。
【0060】続いて、ステップS4において、選択サー
バ7は、音声認識サーバ5から供給された認識曲特定音
声情報に基づいて、データベース10の提供情報記憶部
10cに記憶された曲情報等の提供用情報の中から、ク
ライアント2に送信する曲情報を選択する。
【0061】選択サーバ7は、音声認識サーバ5から供
給された認識曲特定音声情報に基づいて、クライアント
2に送信する提供用情報を選択できなかった場合には、
さらに提供用情報を選択するための曲特定情報をユーザ
が入力部2aのマイク等に音声で入力するように要求す
る追加曲特定情報を、クライアント2に送信する。つま
り、処理は、ステップS3へ戻る。
【0062】一方、選択サーバ7は、音声認識サーバ5
から供給された認識曲特定音声情報に基づいて、クライ
アント2に送信する提供用情報を選択できた場合には、
選択した提供用情報に関する選択結果情報を情報提供サ
ーバ8に供給する。つまり、処理は、ステップS5へ進
む。
【0063】続いて、ステップS5において、情報提供
サーバ8は、選択サーバ7から供給された選択結果情報
に基づいて、選択された曲のデータを提供情報記憶部1
0cから取得してクライアント2に送信する。
【0064】制御部2fは、情報提供サーバ8から通信
部2dを介して受信した曲のデータを、出力部2bのス
ピーカ等に再生させる。
【0065】続いて、ステップS6において、クライア
ント2が情報提供サーバ8から曲のデータを受信中に通
信状態が悪化して情報提供サーバ8から曲のデータの一
部分を受信できなかった場合、即ち、出力部2bのスピ
ーカ等で曲を再生中に音飛びが発生してしまった場合に
は、受信量認識部2eは、曲のデータの一部分を受信で
きなかっため音飛びが発生したということを認識する。
その後、受信量認識部2eは、この音飛びが発生したと
いうことに関する不受信情報を制御部2fに供給する。
制御部2fは、受信量認識部2eから供給された不受信
情報を通信部2dに供給する。通信部2dは、供給され
た不受信情報を基地局4を介して再送制御サーバ9に送
信する。つまり、処理は、ステップS7へ進む。
【0066】一方、クライアント2が情報提供サーバ8
から曲のデータを受信中に通信状態が悪化せずに情報提
供サーバ8から曲のデータの全部を受信できた場合、即
ち、出力部2bのスピーカ等で曲を再生中に音飛びが発
生しなかった場合には、受信量認識部2eは、音飛びが
発生しなかったということを認識する。その後、受信量
認識部2eは、この音飛びが発生しなかったということ
(以下、受信完了情報という。)を制御部2fに供給す
る。制御部2fは、受信量認識部2eから受信完了情報
を供給されることによって、正常に受信が完了したこと
を認識する。そして、処理は、ステップS9へ進む。
【0067】ステップS7において、再送制御サーバ9
は、通信部2dから基地局4を介して受信した不受信情
報と分析情報記憶部10bから取得した分析情報とに基
づいて、情報提供サーバ8に曲のデータをネットワーク
を介してクライアントに再度送信させる制御を行うこと
を命令する制御情報(以下、曲データ制御情報とい
う。)を、情報提供サーバ8に供給する。
【0068】具体的には、再送制御サーバ9は、例え
ば、クライアント2からネットワークを介して受信した
不受信情報と分析情報記憶部10bから取得した分析情
報とに基づいて、出力部2bのスピーカ等で曲を最初か
ら再生するために情報提供サーバ8に曲のデータの全て
の情報をネットワークを介してクライアント2に再度送
信させることを命令する曲データ制御情報、又は、出力
部2bのスピーカ等で曲を再生しないために情報提供サ
ーバ8に曲のデータをネットワークを介してクライアン
ト2に送信させないことを命令する曲データ制御情報
を、情報提供サーバ8に供給する。
【0069】または、再送制御サーバ9は、例えば、ク
ライアント2からネットワークを介して受信した不受信
情報と分析情報記憶部10bから取得した分析情報とに
基づいて、出力部2bのスピーカ等で再生しなくなった
時点からの曲だけを再生するために情報提供サーバ8に
クライアント2が曲のデータを受信しなくなった時点か
らの残りの曲のデータをネットワークを介してクライア
ント2に送信させることを命令する曲データ制御情報、
又は、出力部2bのスピーカ等で曲を再生しないために
情報提供サーバ8に曲のデータをネットワークを介して
クライアント2に送信させないことを命令する曲データ
制御情報を、情報提供サーバ8に供給する。
【0070】または、再送制御サーバ9は、例えば、ク
ライアント2からネットワークを介して受信した不受信
情報と分析情報記憶部10bから取得した分析情報とに
基づいて、出力部2bのスピーカ等で再生していない曲
の部分だけを再生するために情報提供サーバ8にクライ
アント2が受信していない期間の曲のデータをネットワ
ークを介してクライアント2に再度送信させることを命
令する曲データ制御情報、又は、出力部2bのスピーカ
等で曲を再生しないために情報提供サーバ8に曲のデー
タをネットワークを介してクライアント2に送信させな
いことを命令する曲データ制御情報を、情報提供サーバ
8に供給する。
【0071】続いて、ステップS8において、情報提供
サーバ8は、再送制御サーバ9から供給された曲データ
制御情報に基づいて、出力部2bのスピーカ等で上記音
飛びが発生した曲の再生が終了した後に、再送制御サー
バ9により制御された曲のデータを提供情報記憶部10
cから取得してクライアント2に送信する。
【0072】制御部2fは、情報提供サーバ8から通信
部2dを介して受信した曲のデータを、出力部2bのス
ピーカ等に再生させる。
【0073】ここで、情報提供サーバ8は、出力部2b
のスピーカ等で上記音飛びが発生した曲の再生が終了し
た後に、再送制御サーバ9により制御された曲のデータ
を提供情報記憶部10cから取得してクライアント2に
送信しているが、再送制御サーバ9から制御情報を受信
した時点で現在送信している音飛びが発生した曲のデー
タの送信を中止し、再送制御サーバ9から供給された制
御情報に基づいた曲のデータを、改めてクライアント2
に送信してもよい。
【0074】続いて、ステップS9において、出力部2
bからの曲の再生が終了し、ユーザが引き続きMODサ
ービスを利用する場合には、処理は、ステップS3へ戻
る。
【0075】一方、ユーザがMODサービスの利用を終
了するためのサービス終了要求情報を、入力部2aのマ
イク等に音声で入力した場合には、制御部2fは、入力
部2aに入力された音声情報であるサービス終了要求情
報(以下、サービス終了要求音声情報という。)を、こ
の入力部2aから供給される。制御部2fは、入力部2
aから供給されたサービス終了要求音声情報を通信部2
dに供給する。通信部2dは、供給されたサービス終了
要求音声情報を基地局4を介してサーバシステム3の音
声認識サーバ5に送信する。
【0076】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信したサービス終了要求音声情報につい
て、図示しない音響分析部、音響モデル及び言語モデル
等に基づき音声認識を行う。音声認識サーバ5は、この
音声認識を行った結果であるサービス終了要求音声情報
(以下、認識サービス終了要求音声情報という。)を選
択サーバ7に供給する。
【0077】選択サーバ7は、音声認識サーバ5から認
識サービス終了要求音声情報が供給されると、サービス
終了許可情報をクライアント2に送信する。
【0078】制御部2fは、選択サーバ7から通信部2
dを介して受信したサービス終了許可情報を、出力部2
bのスピーカ等に音声として出力させる。
【0079】ユーザは、このサービス終了許可情報をス
ピーカ等から音声として聞くことによって、MODサー
ビスが終了したことを認識する。
【0080】以上のよう処理されることにより、ユーザ
は、出力部2bのスピーカ等で音飛びが発生しても、こ
の音飛びの程度やユーザの希望等に応じたMODサービ
スをサーバシステム3から受けることができる。
【0081】なお、上述したMODサービスを利用した
情報提供システムにおいて、サーバシステム3は、この
MODサービスをクライアント2に提供することによ
り、クライアント2から情報提供料を徴収しているが、
上述したようにクライアント2の出力部2bで音飛びが
発生した場合には、クライアント2から情報提供料を徴
収しない又は情報提供料を割り引いて徴収してもよい。
【0082】また、上述したMODサービスを利用した
情報提供システムにおいては、サーバシステム3がネッ
トワークを介してクライアント2に曲のデータを送信す
るための情報提供プログラムを記録した記録媒体を用い
て、図2に示すフローチャートを用いた一連の処理を行
わせてもよい。
【0083】さらに、図2に示すフローチャートを用い
た一連の処理では、入力部2aは、音声で情報が入力さ
れるマイク等で構成されているが、例えばキー入力され
るキーボード等で構成されていてもよい。同様に、出力
部2bは、音声出力するスピーカ等で構成されている
が、例えば、映像出力する液晶ディスプレイ等で構成さ
れていてもよい。また、出力部2bは、これらのスピー
カや液晶ディスプレイ等で構成されていて、音声及び映
像を同時に出力してもよい。
【0084】さらにまた、図2に示すフローチャートを
用いた一連の処理では、ユーザがサービス開始要求情報
を入力部2aに音声で入力することによりサービスが開
始されているが、クライアント2がサーバシステム3に
例えば電話をかける等して接続されたらサービスが開始
されるとしてもよい。
【0085】さらにまた、図2に示すフローチャートを
用いた一連の処理では、情報提供システム1においてM
ODサービスを利用している途中でこのサービスの利用
を終了する場合、制御部2eは、ネットワークとの接続
の切断を命令する切断音声情報をユーザが入力部2aに
入力し直した音声情報を、この入力部2aから供給され
ることにより、基地局4を介したサーバシステム3との
接続を切断してMODサービスを終了させてもよい。勿
論、制御部2eは、例えばユーザが入力部2aの図示し
ない「END−KEY」等を押すことにより、基地局4
を介したサーバシステム3との接続を切断してMODサ
ービスを終了させてもよい。
【0086】さらにまた、図2に示すフローチャートの
ステップS2において、制御部2eは、ユーザが入力部
2aに音声で入力したユーザIDとパスワードとを、こ
の入力部2aから供給されてもよい。しかし、例えばI
MT−2000用のクライアント2の制御部2eは、ユ
ーザにより音声で入力部2aに入力されたパスワードの
みを、この入力部2aから供給されてもよい。IMT−
2000用のクライアント2は、各クライアントが全て
他のクライアントと違うユーザIDを予め保持している
からである。
【0087】さらにまた、図2に示すフローチャートを
用いた一連の処理では、情報提供サーバ8は、例えば、
歌詞、楽譜、作詞者、作曲者、編曲者、収録アルバム、
発売日等の曲に付随する情報を、音声情報としてクライ
アント2に送信してもよい。
【0088】さらにまた、図2に示すフローチャートを
用いた一連の処理では、情報送信サーバ9は、情報提供
サーバ8がクライアント2に曲等のデータを送信する前
や後に、商品の宣伝等を行うCM情報をクライアント2
に送信してもよい。そして、情報送信サーバ9は、情報
提供サーバ8がクライアント2に曲のデータを送信中
に、この付随する情報を映像情報としてクライアント2
に送信してもよい。
【0089】以上述べたように、本発明を適用した実施
の形態である情報提供システム1では、サーバシステム
3がクライアント2から受信した音声情報について音声
認識処理を行うことにより、クライアント2を携帯する
ユーザは、例えば、歩いているときでも、立っていると
きでも、車を運転しているときで、簡単にMODサービ
スを利用することができる。さらに、ユーザは、出力部
2bのスピーカ等で音飛びが発生しても、この音飛びの
程度やユーザの希望等に応じたMODサービスをサーバ
システム3から受けることができる。
【0090】また、ユーザは、例えば、正確な曲名を知
らない場合でも、知っている情報だけをクライアント2
に入力することにより、聴きたい曲を聴くことができ
る。
【0091】さらに、情報提供システム1では、サービ
スエリアが広く、高速で移動中も通信が可能なIMT−
2000を用いているため、ユーザは、いつでもどこで
も、高音質の音楽等を提供するMODサービスを利用す
ることができる。
【0092】さらにまた、MODサービスを利用する場
合に、ユーザIDを予め保持するIMT−2000用の
クライアント2を利用すれば、サーバシステム3は、ユ
ーザIDをクライアント2に入力しなくてよいユーザと
の認証の手続きが簡略化されてセキュリティが向上する
ため、ユーザの管理を容易にすることができる。
【0093】なお、上述した情報提供システム1は、I
MT−2000を用いてネットワークを構築している
が、他の通信方式のネットワークを用いてもよい。ま
た、上述した情報提供システム1は、クライアント2の
出力部2bで音飛びが発生した場合に、これに対するサ
ービスをクライアント2に提供しているが、出力部2b
で曲の音質が劣化した場合に、これに対するサービスを
クライアント2に提供してもよい。さらに、上述したク
ライアント2は、図1では便宜上1つしか示していない
が、実際には複数のクライアント2がIMT−2000
を介してサーバシステム3と接続されることになる。さ
らにまた、上述した音声認識機能は、音声認識サーバ5
に備えられているが、クライアント2等に備えられてい
てもよい。
【0094】つぎに、本発明を適用した第2の実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0095】本発明を適用した第2の実施の形態である
情報提供システムは、例えばIMT−2000を用いた
ネットワークにおいて、MODサービスを利用するため
のものである。本発明を適用した第2の実施の形態であ
る情報提供システムを図3に示す。
【0096】なお、第1の実施の形態で説明した装置等
と同一のものについては、同一の符号を付すとともに、
この装置等についての構成の説明を省略する。
【0097】この図3に示すように、情報提供システム
11は、例えば通信機能を備えるPDAであるクライア
ント12と、各種サーバを備えるサーバシステム13
と、例えばIMT−2000を介してクライアント12
とサーバシステム13との間の無線回線の設定や制御を
行う無線設備である基地局4とを備える。
【0098】クライアント12は、ユーザが入力した例
えば音声情報を処理する入力部12aと、ユーザに対し
て提供する情報を出力する出力部12bと、サーバシス
テム13から送信されてきた音声情報等を記憶するクラ
イアント用記憶部2cと、サーバシステム13との接続
を確立するための接続処理及びクライアント12が用い
る通信方式に従った通信処理を行う通信部2dと、サー
バシステム13からの音声情報等の受信状態を認識し、
この音声情報等の所定の情報量を所定の期間受信してい
ない場合に、この受信していないことを認識する受信量
認識部2eと、上記入力部12aと出力部12bとクラ
イアント用記憶部2cと通信部2dと受信量認識部2e
の各処理部の機能を制御する制御部2fとを有する。
【0099】入力部12aは、例えばマイク等の音声入
力装置により構成される。この入力部12aのマイク等
は、例えば、サーバシステム13から聴きたい音楽の音
楽情報を送信してもらうために、ユーザが入力した音声
情報を制御部2fに供給する。また、入力部12aは、
ユーザによって入力された、後述する出力部12bによ
り出力された不受信情報に基づいて、提供用情報をネッ
トワークを介して再度送信する処理をサーバシステム1
3に行わせる情報からなる再送指示情報を、制御部2f
に供給する。
【0100】なお、入力部12aは、例えばキーボード
やジョグダイアル等の音声以外の入力装置により構成さ
れていてもよい。
【0101】出力部12bは、例えばスピーカ等の音声
出力装置により構成される。この出力部12bのスピー
カ等は、例えば、サーバシステム13から後述する通信
部2dと制御部2fとを介して送信されてきた音楽情報
を再生する。また、出力部12bは、後述する受信量認
識部2eにより認識された提供用情報の所定の情報量を
所定の期間受信していないという情報からなる不受信情
報を出力する。
【0102】なお、出力部12bは、例えば、液晶ディ
スプレイのような表示デバイスにより構成されていても
よい。また、出力部12bは、例えばIEEE1394
端子などのディジタル出力端子を備えることにより、サ
ーバシステム13から受信した音楽などの音声情報を外
部端子に出力してもよい。さらに、出力部12bは、サ
ーバシステム13から基地局4を介して受信した、例え
ば、歌詞、楽譜、作詞者、作曲者、編曲者、収録アルバ
ム、発売日等の提供用情報に付随する情報を、音声情報
としてスピーカ等から又は映像情報として液晶ディスプ
レイ等から出力してもよい。または、出力部12bは、
サーバシステム13から受信した音楽等を再生中に、上
記提供用情報に付随する情報を液晶ディスプレイ等に表
示してもよい。
【0103】サーバシステム13は、例えば、クライア
ント12から受信した入力音声情報について音声認識を
行う音声認識サーバ5と、この音声認識サーバ5が認識
した入力音声情報に基づいてクライアント12との接続
認証処理等を行う認証サーバ6と、音声認識サーバ5が
認識した入力音声情報に基づいてクライアント12に送
信する提供用情報を選択する選択サーバ7と、この選択
サーバ7により選択された提供用情報をクライアント1
2に送信する情報提供サーバ8と、クライアント12か
らネットワークを介して受信した再送指示情報に基づい
て、情報提供サーバ8に提供用情報をネットワークを介
してクライアント12に再度送信させる制御を行う再送
制御サーバ19と、クライアント12に送信する提供用
情報等を記憶するデータベース20とを有する。
【0104】再送制御サーバ19は、クライアント12
からネットワークを介して受信した再送指示情報に基づ
いて、情報提供サーバ8に提供用情報をネットワークを
介してクライアント12に再度送信させる制御を行うこ
とを命令する制御情報を、情報提供サーバ8に供給す
る。
【0105】具体的には、再送制御サーバ19は、例え
ば、クライアント12からネットワークを介して受信し
た再送指示情報に基づいて、出力部12bのスピーカ等
で音楽等を最初から再生するために情報提供サーバ8に
音楽の音声情報の全ての情報をネットワークを介してク
ライアント12に再度送信させることを命令する制御情
報、出力部12bのスピーカ等で再生しなくなった時点
からの音楽だけを再生するために情報提供サーバ8にク
ライアント12が音楽の音声情報の所定の情報量を所定
の期間受信しなくなった時点からの残りの提供用情報を
ネットワークを介してクライアント12に再度送信させ
ることを命令する制御情報、出力部12bのスピーカ等
で再生していない音楽の部分だけを再生するために情報
提供サーバ8にクライアント12が受信していない期間
の音楽の音声情報をネットワークを介してクライアント
12に再度送信させることを命令する制御情報、出力部
12bのスピーカ等で音楽を再生しないために情報提供
サーバ8に音楽の音声情報をネットワークを介してクラ
イアント12に送信させないことを命令する制御情報
の、いずれか1つの制御情報を、情報提供サーバ8に供
給する。
【0106】データベース20は、例えばユーザIDと
パスワード等を記憶する属性情報記憶部10aと、クラ
イアント12に送信する提供用情報を記憶する提供情報
記憶部10cとを有する。
【0107】なお、上述したサーバシステム13の各サ
ーバは、同一のサーバで構成してもよい。
【0108】以上のように構成された情報提供システム
11では、サーバシステム13は、クライアント12か
らユーザが提供してもらいたい音楽等を選択するための
入力音声情報等を受信し、この入力音声情報について音
声認識を行い、音声認識を行った入力音声情報である認
識音声情報に基づいてデータベース20から選択した音
楽等をクライアント12に送信する。そして、クライア
ント12は、この送信された音楽等を出力部12bのス
ピーカ等を用いて再生する。
【0109】つぎに、情報提供システム11において、
サーバシステム13がクライアント12に音楽等の音声
情報を提供するMODサービスが開始されてから終了す
るまでの一連の処理の流れを、図4に示すフローチャー
トに従って説明する。この処理は、上述した処理と異な
り、情報提供サーバ8に提供用情報をネットワークを介
してクライアントに再度送信させる制御を、サーバシス
テム13ではなく、クライアント12を所持するユーザ
が指示するものである。
【0110】この図4に示すフローチャートでは、例え
ば、IMT−2000用の端末であるクライアント12
は、IMT−2000のデータ回線を用いた基地局4を
介して、サーバシステム13に電話をかける等して予め
接続要求を出している。その後、クライアント12は、
サーバシステム13との接続が確立する。即ち、この図
4に示すフローチャートでは、クライアント12とサー
バシステム13との接続が確立している状態から説明す
る。
【0111】なお、この図4に示す第2の実施の形態に
おける処理は、図2に示すフローチャートにおけるステ
ップS6からステップS8までの処理を、図4に示すフ
ローチャートにおけるステップS16からステップS1
8までの処理に換えたものである。
【0112】まず、図4のステップS11において、ユ
ーザがMODサービスを利用するためのサービス開始要
求情報を、クライアント12に備えられた入力部12a
のマイク等に音声で入力した場合に、制御部2fは、入
力部2aに入力された音声情報であるサービス開始要求
音声情報を、この入力部12aから供給される。制御部
2fは、入力部12aから供給されたサービス開始要求
音声情報を通信部2dに供給する。通信部2dは、供給
されたサービス開始要求音声情報を基地局4を介してサ
ーバシステム13の音声認識サーバ5に送信する。
【0113】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信したサービス開始要求音声情報につい
て、図示しない音響分析部、音響モデル及び言語モデル
等に基づき音声認識を行う。音声認識サーバ5は、この
音声認識を行った結果である認識サービス開始要求音声
情報を認証サーバ6に供給する。
【0114】認証サーバ6は、音声認識サーバ5から認
識サービス開始要求音声情報が供給されると、ユーザが
入力部12aに音声等でユーザIDとパスワードを入力
することを要求するユーザ認証要求情報をクライアント
12に送信する。ここで、このユーザIDとパスワード
とは、クライアント12を所有するユーザがMODサー
ビスを利用する権利を有するか否かを認証するための情
報をいう。
【0115】制御部2fは、認証サーバ6から通信部2
dを介して受信したユーザ認証要求情報を、出力部12
bのスピーカ等に音声として出力させる。
【0116】続いて、ステップS12において、ユーザ
が出力部12bのスピーカ等から音声出力されたユーザ
認証要求情報に従って、入力部12aのマイク等にユー
ザIDとパスワードを音声で入力した場合に、制御部2
fは、入力部12aに入力された音声情報であるユーザ
IDとパスワードを、この入力部12aから供給され
る。制御部2fは、入力部12aから供給されたユーザ
IDとパスワードを通信部2dに供給する。通信部2d
は、供給されたユーザIDとパスワードを基地局4を介
してサーバシステム13の音声認識サーバ5に送信す
る。
【0117】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信したユーザIDとパスワードについて
音声認識を行う。音声認識サーバ5は、この音声認識を
行った結果である認識ユーザID・パスワードを認証サ
ーバ6に供給する。
【0118】認証サーバ6は、データベース20の属性
情報記憶部10aからユーザIDとパスワードを取得
し、この取得したユーザIDとパスワードに基づいて音
声認識サーバ5から供給された認識ユーザID・パスワ
ードの認証処理を行う。
【0119】認証サーバ6は、この認証ができない場合
には、サービス開始不許可情報をクライアント12に送
信する。制御部2fは、認証サーバ6から通信部2dを
介して受信したサービス開始不許可情報に基づいて、M
ODサービスが開始されない旨を、出力部12bのスピ
ーカ等に音声として出力させる。ユーザがこのMODサ
ービスが開始されない旨をスピーカ等から聞いて、改め
て入力部12aのマイク等にユーザIDとパスワードを
正確に音声で入力した場合には、制御部2fは、入力部
12aに再度入力された音声情報であるユーザIDとパ
スワードを、この入力部12aから供給される。
【0120】一方、認証サーバ6は、上述の認証ができ
た場合には、認証ができたことを知らせる認証成功情報
を選択サーバ7に供給する。選択サーバ7は、この認証
成功情報を認証サーバ6から供給された場合には、サー
ビス開始許可情報をクライアント12に送信する。制御
部2fは、選択サーバ7から通信部2dを介して受信し
たサービス開始許可情報を、出力部12bのスピーカ等
に音声として出力させる。そして、処理は、ステップS
13へ進む。
【0121】続いて、ステップS13において、ユーザ
がサービス開始許可情報をスピーカ等から聞いた後に、
制御部2fは、曲特定情報を入力部12aのマイク等に
音声で入力した曲特定音声情報を、この入力部12aか
ら供給される。制御部2fは、入力部12aから供給さ
れた曲特定音声情報を通信部2dに供給する。通信部2
dは、供給された曲特定音声情報を基地局4を介してサ
ーバシステム13の音声認識サーバ5に送信する。
【0122】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信した曲特定音声情報について音声認識
を行う。音声認識サーバ5は、この音声認識を行った結
果である認識曲特定音声情報を選択サーバ7に供給す
る。
【0123】続いて、ステップS14において、選択サ
ーバ7は、音声認識サーバ5から供給された認識曲特定
音声情報に基づいて、データベース20の提供情報記憶
部10cに記憶された曲情報等の提供用情報の中から、
クライアント12に送信する曲情報を選択する。
【0124】選択サーバ7は、音声認識サーバ5から供
給された認識曲特定音声情報に基づいて、クライアント
12に送信する提供用情報を選択できなかった場合に
は、さらに提供用情報を選択するための曲特定情報をユ
ーザが入力部12aのマイク等に音声で入力するように
要求する追加曲特定情報を、クライアント12に送信す
る。つまり、処理は、ステップS13へ戻る。
【0125】一方、選択サーバ7は、音声認識サーバ5
から供給された認識曲特定音声情報に基づいて、クライ
アント12に送信する提供用情報を選択できた場合に
は、選択した提供用情報に関する選択結果情報を情報提
供サーバ8に供給する。つまり、処理は、ステップS1
5へ進む。
【0126】続いて、ステップS15において、情報提
供サーバ8は、選択サーバ7から供給された選択結果情
報に基づいて、選択された曲のデータを提供情報記憶部
10cから取得してクライアント12に送信する。
【0127】制御部2fは、情報提供サーバ8から通信
部2dを介して受信した曲のデータを、出力部12bの
スピーカ等に再生させる。
【0128】続いて、ステップS16において、クライ
アント12が情報提供サーバ8から曲のデータを受信中
に通信状態が悪化して情報提供サーバ8から曲のデータ
の一部分を受信できなかった場合、即ち、出力部12b
のスピーカ等で曲を再生中に音飛びが発生してしまった
場合には、受信量認識部2eは、曲のデータの一部分を
受信できなかっため音飛びが発生したということを認識
する。その後、受信量認識部2eは、この音飛びが発生
したということに関する不受信情報を制御部2fに供給
する。制御部2fは、受信量認識部2eから供給された
不受信情報を、出力部12bのスピーカ等に音声として
出力させる。つまり、処理は、ステップS17へ進む。
【0129】一方、クライアント12が情報提供サーバ
8から曲のデータを受信中に通信状態が悪化せずに情報
提供サーバ8から曲のデータの全部を受信できた場合、
即ち、出力部12bのスピーカ等で曲を再生中に音飛び
が発生しなかった場合には、受信量認識部2eは、音飛
びが発生しなかったということを認識する。その後、受
信量認識部2eは、受信完了情報を制御部2fに供給す
る。制御部2fは、受信量認識部2eから受信完了情報
を供給されることによって、正常に受信が完了したこと
を認識する。そして、処理は、ステップS19へ進む。
【0130】ステップS17において、ユーザは、出力
部12bにより出力された不受信情報に基づいて自ら判
断した再送指示情報を、入力部12aに音声等で入力す
る。
【0131】具体的には、ユーザは、例えば、出力部1
2bのスピーカ等で曲を最初から再生するために情報提
供サーバ8に曲のデータの全ての情報をネットワークを
介してクライアント12に再度送信させることを命令す
る再送指示情報、又は、出力部12bのスピーカ等で曲
を再生しないために情報提供サーバ8に曲のデータをネ
ットワークを介してクライアント12に送信させないこ
とを命令する再送指示情報を、入力部12aに音声等で
入力する。
【0132】または、ユーザは、例えば、出力部12b
のスピーカ等で再生しなくなった時点からの曲だけを再
生するために情報提供サーバ8にクライアント12が曲
のデータを受信しなくなった時点からの残りの曲のデー
タをネットワークを介してクライアント12に送信させ
ることを命令する再送指示情報、又は、出力部12bの
スピーカ等で曲を再生しないために曲のデータをネット
ワークを介してクライアント12に送信しないことを命
令する再送指示情報を、入力部12aに音声等で入力す
る。
【0133】または、ユーザは、例えば、出力部12b
のスピーカ等で再生していない曲の部分だけを再生する
ために情報提供サーバ8にクライアント12が受信して
いない期間の曲のデータをネットワークを介してクライ
アント12に再度送信させることを命令する再送指示情
報、又は、出力部12bのスピーカ等で曲を再生しない
ために曲のデータをネットワークを介してクライアント
12に送信させないことを命令する再送指示情報を、入
力部12aに音声等で入力する。
【0134】制御部2fは、入力部12aに入力された
音声情報である再送指示情報(以下、再送指示音声情報
という。)を、この入力部12aから供給される。制御
部2fは、入力部12aから供給された再送指示音声情
報を通信部2dに供給する。通信部2dは、供給された
再送指示音声情報を基地局4を介して音声認識サーバ5
に送信する。
【0135】続いて、ステップS18において、音声認
識サーバ5は、通信部2dから基地局4を介して受信し
た再送指示音声情報について、図示しない音響分析部、
音響モデル及び言語モデル等に基づき音声認識を行う。
音声認識サーバ5は、この音声認識を行った結果である
再送指示音声情報(以下、認識再送指示音声情報とい
う。)を再送制御サーバ19に供給する。
【0136】再送制御サーバ19は、音声認識サーバ5
から供給された認識再送指示音声情報に基づいて、情報
提供サーバ8に曲のデータをネットワークを介してクラ
イアント12に再度送信させる制御を行うことを命令す
る曲データ操作者制御情報を、情報提供サーバ8に供給
する。
【0137】情報提供サーバ8は、再送制御サーバ19
から供給された曲データ操作者制御情報に基づいて、出
力部12bのスピーカ等で上記音飛びが発生した曲の再
生が終了した後に、再送制御サーバ19により制御され
た曲のデータを提供情報記憶部10cから取得してクラ
イアント12に送信する。
【0138】制御部2fは、情報提供サーバ8から通信
部2dを介して受信した曲のデータを、出力部12bの
スピーカ等に再生させる。
【0139】ここで、情報提供サーバ8は、出力部12
bのスピーカ等で上記音飛びが発生した曲の再生が終了
した後に、再送制御サーバ19により制御された曲のデ
ータを提供情報記憶部10cから取得してクライアント
12に送信しているが、再送制御サーバ19から操作者
制御情報を受信した時点で現在送信している音飛びが発
生した曲のデータの送信を中止し、再送制御サーバ19
から供給された操作者制御情報に基づいた曲のデータ
を、改めてクライアント12に送信してもよい。
【0140】続いて、ステップS19において、出力部
12bからの曲の再生が終了し、ユーザが引き続きMO
Dサービスを利用する場合には、処理は、ステップS1
3へ戻る。
【0141】一方、ユーザがMODサービスの利用を終
了するためのサービス終了要求情報を、入力部12aの
マイク等に音声で入力した場合には、制御部2fは、入
力部12aに入力された音声情報であるサービス終了要
求音声情報を、この入力部12aから供給される。制御
部2fは、入力部12aから供給されたサービス終了要
求音声情報を通信部2dに供給する。通信部2dは、供
給されたサービス終了要求音声情報を基地局4を介して
サーバシステム13の音声認識サーバ5に送信する。
【0142】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信したサービス終了要求音声情報につい
て、図示しない音響分析部、音響モデル及び言語モデル
等に基づき音声認識を行う。音声認識サーバ5は、この
音声認識を行った結果である認識サービス終了要求音声
情報を選択サーバ7に供給する。
【0143】選択サーバ7は、音声認識サーバ5から認
識サービス終了要求音声情報が供給されると、サービス
終了許可情報をクライアント12に送信する。
【0144】制御部2fは、選択サーバ7から通信部2
dを介して受信したサービス終了許可情報を、出力部1
2bのスピーカ等に音声として出力させる。
【0145】ユーザは、このサービス終了許可情報をス
ピーカ等から音声として聞くことによって、MODサー
ビスが終了したことを認識する。
【0146】以上のよう処理されることにより、ユーザ
は、出力部12bのスピーカ等で音飛びが発生しても、
この音飛びの程度やユーザの希望等に応じたMODサー
ビスをサーバシステム13から受けることができる。
【0147】なお、上述したMODサービスを利用した
情報提供システムにおいて、サーバシステム13は、こ
のMODサービスをクライアント12に提供することに
より、クライアント12から情報提供料を徴収している
が、上述したようにクライアント12の出力部12bで
音飛びが発生した場合には、クライアント12から情報
提供料を徴収しない又は情報提供料を割り引いて徴収し
てもよい。
【0148】また、上述したMODサービスを利用した
情報提供システムにおいては、サーバシステム3がネッ
トワークを介してクライアント2に曲のデータを送信す
るための情報提供プログラムを記録した記録媒体を用い
て、図4に示すフローチャートを用いた一連の処理を行
わせてもよい。
【0149】さらに、図4に示すフローチャートを用い
た一連の処理では、入力部12aは、音声で情報が入力
されるマイク等で構成されているが、例えばキー入力さ
れるキーボード等で構成されていてもよい。同様に、出
力部12bは、音声出力するスピーカ等で構成されてい
るが、例えば、映像出力する液晶ディスプレイ等で構成
されていてもよい。また、出力部12bは、これらのス
ピーカや液晶ディスプレイ等で構成されていて、音声及
び映像を同時に出力してもよい。
【0150】さらにまた、図4に示すフローチャートを
用いた一連の処理では、ユーザがサービス開始要求情報
を入力部12aに音声で入力することによりサービスが
開始されているが、クライアント12がサーバシステム
13に例えば電話をかける等して接続されたらサービス
が開始されるとしてもよい。
【0151】さらにまた、図4に示すフローチャートを
用いた一連の処理では、情報提供システム11において
MODサービスを利用している途中でこのサービスの利
用を終了する場合、制御部2eは、ネットワークとの接
続の切断を命令する切断音声情報をユーザが入力部12
aに入力し直した音声情報を、この入力部12aから供
給されることにより、基地局4を介したサーバシステム
13との接続を切断してMODサービスを終了させても
よい。勿論、制御部2eは、例えばユーザが入力部12
aの図示しない「END−KEY」等を押すことによ
り、基地局4を介したサーバシステム13との接続を切
断してMODサービスを終了させてもよい。
【0152】さらにまた、図4に示すフローチャートの
ステップS2において、制御部2eは、ユーザが入力部
12aに音声で入力したユーザIDとパスワードとを、
この入力部12aから供給されてもよい。しかし、例え
ばIMT−2000用のクライアント12の制御部2e
は、ユーザにより音声で入力部12aに入力されたパス
ワードのみを、この入力部12aから供給されてもよ
い。IMT−2000用のクライアント12は、各クラ
イアントが全て他のクライアントと違うユーザIDを予
め保持しているからである。
【0153】さらにまた、図4に示すフローチャートを
用いた一連の処理では、情報提供サーバ8は、例えば、
歌詞、楽譜、作詞者、作曲者、編曲者、収録アルバム、
発売日等の曲に付随する情報を、音声情報としてクライ
アント12に送信してもよい。 さらにまた、図4に示
すフローチャートを用いた一連の処理では、情報送信サ
ーバ9は、情報提供サーバ8がクライアント12に曲等
のデータを送信する前や後に、商品の宣伝等を行うCM
情報をクライアント12に送信してもよい。そして、情
報送信サーバ9は、情報提供サーバ8がクライアント1
2に曲のデータを送信中に、この付随する情報を映像情
報としてクライアント12に送信してもよい。
【0154】以上述べたように、本発明を適用した実施
の形態である情報提供システム11では、サーバシステ
ム13がクライアント12から受信した音声情報につい
て音声認識処理を行うことにより、クライアント12を
携帯するユーザは、例えば、歩いているときでも、立っ
ているときでも、車を運転しているときで、簡単にMO
Dサービスを利用することができる。さらに、ユーザ
は、出力部12bのスピーカ等で音飛びが発生しても、
この音飛びの程度やユーザの希望等に応じたMODサー
ビスをサーバシステム13から受けることができる。
【0155】また、ユーザは、例えば、正確な曲名を知
らない場合でも、知っている情報だけをクライアント1
2に入力することにより、聴きたい曲を聴くことができ
る。
【0156】さらに、情報提供システム11では、サー
ビスエリアが広く、高速で移動中も通信が可能なIMT
−2000を用いているため、ユーザは、いつでもどこ
でも、高音質の音楽等を提供するMODサービスを利用
することができる。
【0157】さらにまた、MODサービスを利用する場
合に、ユーザIDを予め保持するIMT−2000用の
クライアント12を利用すれば、サーバシステム13
は、ユーザIDをクライアント12に入力しなくてよい
ユーザとの認証の手続きが簡略化されてセキュリティが
向上するため、ユーザの管理を容易にすることができ
る。
【0158】なお、上述した情報提供システム11は、
IMT−2000を用いてネットワークを構築している
が、他の通信方式のネットワークを用いてもよい。ま
た、上述した情報提供システム11は、クライアント1
2の出力部12bで音飛びが発生した場合に、これに対
するサービスをクライアント12に提供しているが、出
力部12bで曲の音質が劣化した場合に、これに対する
サービスをクライアント12に提供してもよい。さら
に、上述したクライアント12は、図1では便宜上1つ
しか示していないが、実際には複数のクライアント12
がIMT−2000を介してサーバシステム13と接続
されることになる。さらにまた、上述した音声認識機能
は、音声認識サーバ5に備えられているが、クライアン
ト12等に備えられていてもよい。
【0159】つぎに、上述した第1の実施の形態におい
て説明したクライアントに送信する提供用情報の情報量
を制御する方法以外の制御方法を利用した情報提供シス
テム1において、MODサービスが開始されてから終了
するまでの一連の処理の流れを、図5に示すフローチャ
ートに従って説明する。
【0160】この図5に示すフローチャートでは、例え
ば、IMT−2000用の端末であるクライアント2
は、IMT−2000のデータ回線を用いた基地局4を
介して、サーバシステム3に電話をかける等して予め接
続要求を出している。その後、クライアント2は、サー
バシステム3との接続が確立する。即ち、この図5に示
すフローチャートでは、クライアント2とサーバシステ
ム3との接続が確立している状態から説明する。
【0161】なお、この図5に示す第2の実施の形態に
おける処理は、図2に示すフローチャートにおけるステ
ップS6からステップS8までの処理を、図5に示すフ
ローチャートにおけるステップS26からステップS3
3までの処理に換えたものである。
【0162】まず、図5のステップS21において、ユ
ーザがMODサービスを利用するためのサービス開始要
求情報を、クライアント2に備えられた入力部2aのマ
イク等に音声で入力した場合に、制御部2fは、入力部
2aに入力された音声情報であるサービス開始要求音声
情報を、この入力部2aから供給される。制御部2f
は、入力部2aから供給されたサービス開始要求音声情
報を通信部2dに供給する。通信部2dは、供給された
サービス開始要求音声情報を基地局4を介してサーバシ
ステム3の音声認識サーバ5に送信する。
【0163】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信したサービス開始要求音声情報につい
て、図示しない音響分析部、音響モデル及び言語モデル
等に基づき音声認識を行う。音声認識サーバ5は、この
音声認識を行った結果である認識サービス開始要求音声
情報を認証サーバ6に供給する。
【0164】認証サーバ6は、音声認識サーバ5から認
識サービス開始要求音声情報が供給されると、ユーザが
入力部2aに音声等でユーザIDとパスワードを入力す
ることを要求するユーザ認証要求情報をクライアント2
に送信する。ここで、このユーザIDとパスワードと
は、クライアント2を所有するユーザがMODサービス
を利用する権利を有するか否かを認証するための情報を
いう。
【0165】制御部2fは、認証サーバ6から通信部2
dを介して受信したユーザ認証要求情報を、出力部2b
のスピーカ等に音声として出力させる。
【0166】続いて、ステップS22において、ユーザ
が出力部2bのスピーカ等から音声出力されたユーザ認
証要求情報に従って、入力部2aのマイク等にユーザI
Dとパスワードを音声で入力した場合に、制御部2f
は、入力部2aに入力された音声情報であるユーザID
とパスワードを、この入力部2aから供給される。制御
部2fは、入力部2aから供給されたユーザIDとパス
ワードを通信部2dに供給する。通信部2dは、供給さ
れたユーザIDとパスワードを基地局4を介してサーバ
システム3の音声認識サーバ5に送信する。
【0167】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信したユーザIDとパスワードについて
音声認識を行う。音声認識サーバ5は、この音声認識を
行った結果である認識ユーザID・パスワードを認証サ
ーバ6に供給する。
【0168】認証サーバ6は、データベース10の属性
情報記憶部10aからユーザIDとパスワードを取得
し、この取得したユーザIDとパスワードに基づいて音
声認識サーバ5から供給された認識ユーザID・パスワ
ードの認証処理を行う。
【0169】認証サーバ6は、この認証ができない場合
には、サービス開始不許可情報をクライアント2に送信
する。制御部2fは、認証サーバ6から通信部2dを介
して受信したサービス開始不許可情報に基づいて、MO
Dサービスが開始されない旨を、出力部2bのスピーカ
等に音声として出力させる。ユーザがこのMODサービ
スが開始されない旨をスピーカ等から聞いて、改めて入
力部2aのマイク等にユーザIDとパスワードを正確に
音声で入力した場合には、制御部2fは、入力部2aに
再度入力された音声情報であるユーザIDとパスワード
を、この入力部2aから供給される。
【0170】一方、認証サーバ6は、上述の認証ができ
た場合には、認証ができたことを知らせる認証成功情報
を選択サーバ7に供給する。選択サーバ7は、この認証
成功情報を認証サーバ6から供給された場合には、サー
ビス開始許可情報をクライアント2に送信する。制御部
2fは、選択サーバ7から通信部2dを介して受信した
サービス開始許可情報を、出力部2bのスピーカ等に音
声として出力させる。そして、処理は、ステップS23
へ進む。
【0171】続いて、ステップS23において、ユーザ
がサービス開始許可情報をスピーカ等から聞いた後に、
制御部2fは、曲特定情報を入力部2aのマイク等に音
声で入力した曲特定音声情報を、この入力部2aから供
給される。制御部2fは、入力部2aから供給された曲
特定音声情報を通信部2dに供給する。通信部2dは、
供給された曲特定音声情報を基地局4を介してサーバシ
ステム3の音声認識サーバ5に送信する。
【0172】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信した曲特定音声情報について音声認識
を行う。音声認識サーバ5は、この音声認識を行った結
果である認識曲特定音声情報を選択サーバ7に供給す
る。
【0173】続いて、ステップS24において、選択サ
ーバ7は、音声認識サーバ5から供給された認識曲特定
音声情報に基づいて、データベース10の提供情報記憶
部10cに記憶された曲情報等の提供用情報の中から、
クライアント2に送信する曲情報を選択する。
【0174】選択サーバ7は、音声認識サーバ5から供
給された認識曲特定音声情報に基づいて、クライアント
2に送信する提供用情報を選択できなかった場合には、
さらに提供用情報を選択するための曲特定情報をユーザ
が入力部2aのマイク等に音声で入力するように要求す
る追加曲特定情報を、クライアント2に送信する。つま
り、処理は、ステップS23へ戻る。
【0175】一方、選択サーバ7は、音声認識サーバ5
から供給された認識曲特定音声情報に基づいて、クライ
アント2に送信する提供用情報を選択できた場合には、
選択した提供用情報に関する選択結果情報を情報提供サ
ーバ8に供給する。つまり、処理は、ステップS25へ
進む。
【0176】続いて、ステップS25において、情報提
供サーバ8は、選択サーバ7から供給された選択結果情
報に基づいて、選択された曲のデータを提供情報記憶部
10cから取得してクライアント2に送信する。
【0177】制御部2fは、情報提供サーバ8から通信
部2dを介して受信した曲のデータを、出力部2bのス
ピーカ等に再生させる。
【0178】続いて、ステップS26において、クライ
アント2が情報提供サーバ8から曲のデータを受信中に
通信状態が悪化して情報提供サーバ8から曲のデータの
一部分を受信できなかった場合、即ち、出力部2bのス
ピーカ等で曲を再生中に音飛びが発生してしまった場合
には、受信量認識部2eは、曲のデータの一部分を受信
できなかっため音飛びが発生したということを認識す
る。その後、受信量認識部2eは、この音飛びが発生し
たということに関する不受信情報を制御部2fに供給す
る。制御部2fは、受信量認識部2eから供給された不
受信情報を通信部2dに供給する。通信部2dは、供給
された不受信情報を基地局4を介して再送制御サーバ9
に送信する。つまり、処理は、ステップS27へ進む。
【0179】一方、クライアント2が情報提供サーバ8
から曲のデータを受信中に通信状態が悪化せずに情報提
供サーバ8から曲のデータの全部を受信できた場合、即
ち、出力部2bのスピーカ等で曲を再生中に音飛びが発
生しなかった場合には、受信量認識部2eは、音飛びが
発生しなかったということを認識する。その後、受信量
認識部2eは、この音飛びが発生しなかったという受信
完了情報を制御部2fに供給する。制御部2fは、受信
量認識部2eから受信完了情報を供給されることによっ
て、正常に受信が完了したことを認識する。そして、処
理は、ステップS34へ進む。
【0180】ステップS27において、再送制御サーバ
9は、通信部2dから基地局4を介して受信した不受信
情報と分析情報記憶部10bから取得した分析情報とに
基づいて、出力部2bのスピーカ等で曲を最初から再生
するために、この曲のデータの全部をネットワークを介
してクライアント2に再度送信するか否かを判断する。
【0181】再送制御サーバ9が上記曲を最初から再生
しないと判断した場合には、処理は、ステップS29へ
進む。
【0182】一方、再送制御サーバ9が上記曲を最初か
ら再生すると判断した場合には、処理は、ステップS2
8へ進む。
【0183】続いて、ステップS28において、再送制
御サーバ9は、上記曲を最初から再生するために、この
曲のデータの全部をネットワークを介してクライアント
2に再度送信することを命令する情報からなる曲データ
制御情報を、情報提供サーバ8に供給する。情報提供サ
ーバ8は、再送制御サーバ9から供給されたこの曲デー
タ制御情報に基づいて、上記曲のデータの全部を提供情
報記憶部10cから取得してクライアント2に送信す
る。
【0184】制御部2fは、情報提供サーバ8から通信
部2dを介して受信した曲のデータを、出力部2bのス
ピーカ等に再生させる。
【0185】ステップS29において、再送制御サーバ
9は、通信部2dから基地局4を介して受信した不受信
情報と分析情報記憶部10bから取得した分析情報とに
基づいて、出力部2bのスピーカ等で再生しなくなった
時点からの曲だけを再生するために、クライアント2が
曲のデータを受信しなくなった時点からの残りの曲のデ
ータをネットワークを介してクライアント2に送信する
か否かを判断する。
【0186】再送制御サーバ9が上記再生しなくなった
時点からの曲だけを再生しないと判断した場合には、処
理は、ステップS31へ進む。
【0187】一方、再送制御サーバ9が上記再生しなく
なった時点からの曲だけを再生すると判断した場合に
は、処理は、ステップS30へ進む。
【0188】続いて、ステップS30において、再送制
御サーバ9は、上記再生しなくなった時点からの曲だけ
を再生するために、クライアント2が曲のデータを受信
しなくなった時点からの残りの曲のデータをネットワー
クを介してクライアント2に送信することを命令する情
報からなる曲データ制御情報を、情報提供サーバ8に供
給する。情報提供サーバ8は、再送制御サーバ9から供
給されたこの曲データ制御情報に基づいて、上記クライ
アント2が曲のデータを受信しなくなった時点からの残
りの曲のデータをネットワークを介してクライアント2
に送信する。
【0189】制御部2fは、情報提供サーバ8から通信
部2dを介して受信した曲のデータを、出力部2bのス
ピーカ等に再生させる。
【0190】ステップS31において、再送制御サーバ
9は、通信部2dから基地局4を介して受信した不受信
情報と分析情報記憶部10bから取得した分析情報とに
基づいて、出力部2bのスピーカ等で再生していない曲
の部分だけを再生するために、クライアント2が受信し
ていない部分の曲のデータをネットワークを介してクラ
イアント2に再度送信するか否かを判断する。
【0191】再送制御サーバ9が上記再生していない曲
の部分だけを再生しないと判断した場合には、処理は、
ステップS33へ進む。
【0192】一方、再送制御サーバ9が上記再生してい
ない曲の部分だけを再生すると判断した場合には、処理
は、ステップS32へ進む。
【0193】続いて、ステップS32において、再送制
御サーバ9は、上記再生していない曲の部分だけを再生
するために、クライアント2が受信していない部分の曲
のデータをネットワークを介してクライアント2に再度
送信することを命令する情報からなる曲データ制御情報
を、情報提供サーバ8に供給する。情報提供サーバ8
は、再送制御サーバ9から供給されたこの曲データ制御
情報に基づいて、上記クライアント2が受信していない
部分の曲のデータをネットワークを介してクライアント
2に再度送信する。
【0194】制御部2fは、情報提供サーバ8から通信
部2dを介して受信した曲のデータを、出力部2bのス
ピーカ等に再生させる。
【0195】ステップS33において、再送制御サーバ
9は、出力部2bのスピーカ等で曲を再生しないため
に、曲のデータをネットワークを介してクライアント2
に送信しないことを命令する情報からなる曲データ制御
情報を、情報提供サーバ8に供給する。情報提供サーバ
8は、再送制御サーバ9から供給されたこの曲データ制
御情報に基づいて、上記曲のデータをネットワークを介
してクライアント2に送信しない。
【0196】続いて、ステップS34において、出力部
2bからの曲の再生が終了し、ユーザが引き続きMOD
サービスを利用する場合には、処理は、ステップS23
へ戻る。
【0197】一方、ユーザがMODサービスの利用を終
了するためのサービス終了要求情報を、入力部2aのマ
イク等に音声で入力した場合には、制御部2fは、入力
部2aに入力された音声情報であるサービス終了要求音
声情報を、この入力部2aから供給される。制御部2f
は、入力部2aから供給されたサービス終了要求音声情
報を通信部2dに供給する。通信部2dは、供給された
サービス終了要求音声情報を基地局4を介してサーバシ
ステム3の音声認識サーバ5に送信する。
【0198】音声認識サーバ5は、通信部2dから基地
局4を介して受信したサービス終了要求音声情報につい
て、図示しない音響分析部、音響モデル及び言語モデル
等に基づき音声認識を行う。音声認識サーバ5は、この
音声認識を行った結果である認識サービス終了要求音声
情報を選択サーバ7に供給する。
【0199】選択サーバ7は、音声認識サーバ5から認
識サービス終了要求音声情報が供給されると、サービス
終了許可情報をクライアント2に送信する。
【0200】制御部2fは、選択サーバ7から通信部2
dを介して受信したサービス終了許可情報を、出力部2
bのスピーカ等に音声として出力させる。
【0201】ユーザは、このサービス終了許可情報をス
ピーカ等から音声として聞くことによって、MODサー
ビスが終了したことを認識する。
【0202】以上のよう処理されることにより、ユーザ
は、出力部2bのスピーカ等で音飛びが発生しても、こ
の音飛びの程度やユーザの希望等に応じたMODサービ
スをサーバシステム3から受けることができる。
【0203】なお、上述したMODサービスを利用した
情報提供システム1において、サーバシステム3は、こ
のMODサービスをクライアント2に提供することによ
り、クライアント2から情報提供料を徴収しているが、
上述したようにクライアント2の出力部2bで音飛びが
発生した場合には、クライアント2から情報提供料を徴
収しない又は情報提供料を割り引いて徴収してもよい。
【0204】また、上述したMODサービスを利用した
情報提供システムにおいては、サーバシステム3がネッ
トワークを介してクライアント2に曲のデータを送信す
るための情報提供プログラムを記録した記録媒体を用い
て、図5に示すフローチャートを用いた一連の処理を行
わせてもよい。
【0205】さらに、上述した図5に示すフローチャー
トを用いた一連の処理では、クライアント2の出力部2
bで音飛びが発生した場合に、サーバシステム3が例え
ば曲のデータの全てをネットワークを介してクライアン
ト2に再度送信するか否か等を判断しているが、クライ
アント2がこれらの判断をユーザに求め、ユーザがこれ
らの判断を行ってもよい。
【0206】さらにまた、図5に示すフローチャートを
用いた一連の処理では、入力部2aは、音声で情報が入
力されるマイク等で構成されているが、例えばキー入力
されるキーボード等で構成されていてもよい。同様に、
出力部2bは、音声出力するスピーカ等で構成されてい
るが、例えば、映像出力する液晶ディスプレイ等で構成
されていてもよい。
【0207】さらにまた、図5に示すフローチャートを
用いた一連の処理では、ユーザがサービス開始要求情報
を入力部2aに音声で入力することによりサービスが開
始されているが、クライアント2がサーバシステム3に
例えば電話をかける等して接続されたらサービスが開始
されるとしてもよい。
【0208】さらにまた、図5に示すフローチャートを
用いた一連の処理では、情報提供システム1においてM
ODサービスを利用している途中でこのサービスの利用
を終了する場合、制御部2eは、ネットワークとの接続
の切断を命令する切断音声情報をユーザが入力部2aに
入力し直した音声情報を、この入力部2aから供給され
ることにより、基地局4を介したサーバシステム3との
接続を切断してMODサービスを終了させてもよい。勿
論、制御部2eは、例えばユーザが入力部2aの図示し
ない「END−KEY」等を押すことにより、基地局4
を介したサーバシステム3との接続を切断してMODサ
ービスを終了させてもよい。
【0209】さらにまた、図5に示すフローチャートの
ステップS2において、制御部2eは、ユーザが入力部
2aに音声で入力したユーザIDとパスワードとを、こ
の入力部2aから供給されてもよい。しかし、例えばI
MT−2000用のクライアント2の制御部2eは、ユ
ーザにより音声で入力部2aに入力されたパスワードの
みを、この入力部2aから供給されてもよい。IMT−
2000用のクライアント2は、各クライアントが全て
他のクライアントと違うユーザIDを予め保持している
からである。
【0210】さらにまた、図5に示すフローチャートを
用いた一連の処理では、情報提供サーバ8は、例えば、
歌詞、楽譜、作詞者、作曲者、編曲者、収録アルバム、
発売日等の曲に付随する情報を、音声情報としてクライ
アント2に送信してもよい。さらにまた、図5に示すフ
ローチャートを用いた一連の処理では、情報送信サーバ
9は、情報提供サーバ8がクライアント2に曲等のデー
タを送信する前や後に、商品の宣伝等を行うCM情報を
クライアント2に送信してもよい。そして、情報送信サ
ーバ9は、情報提供サーバ8がクライアント2に曲のデ
ータを送信中に、この付随する情報を映像情報としてク
ライアント2に送信してもよい。
【0211】以上述べたように、本発明を適用した実施
の形態である情報提供システム1では、サーバシステム
3がクライアント2から受信した音声情報について音声
認識処理を行うことにより、クライアント2を携帯する
ユーザは、例えば、歩いているときでも、立っていると
きでも、車を運転しているときで、簡単にMODサービ
スを利用することができる。さらに、ユーザは、出力部
2bのスピーカ等で音飛びが発生しても、この音飛びの
程度やユーザの希望等に応じたMODサービスをサーバ
システム3から受けることができる。
【0212】また、ユーザは、例えば、正確な曲名を知
らない場合でも、知っている情報だけをクライアント2
に入力することにより、聴きたい曲を聴くことができ
る。
【0213】さらに、情報提供システム1では、サービ
スエリアが広く、高速で移動中も通信が可能なIMT−
2000を用いているため、ユーザは、いつでもどこで
も、高音質の音楽等を提供するMODサービスを利用す
ることができる。
【0214】さらにまた、MODサービスを利用する場
合に、ユーザIDを予め保持するIMT−2000用の
クライアント2を利用すれば、サーバシステム3は、ユ
ーザIDをクライアント2に入力しなくてよいユーザと
の認証の手続きが簡略化されてセキュリティが向上する
ため、ユーザの管理を容易にすることができる。
【0215】なお、上述した情報提供システム1は、I
MT−2000を用いてネットワークを構築している
が、他の通信方式のネットワークを用いてもよい。ま
た、上述した情報提供システム1は、クライアント2の
出力部2bで音飛びが発生した場合に、これに対するサ
ービスをクライアント2に提供しているが、出力部2b
で曲の音質が劣化した場合に、これに対するサービスを
クライアント2に提供してもよい。さらに、上述したク
ライアント2は、図1では便宜上1つしか示していない
が、実際には複数のクライアント2がIMT−2000
を介してサーバシステム3と接続されることになる。さ
らにまた、上述した音声認識機能は、音声認識サーバ5
に備えられているが、クライアント2等に備えられてい
てもよい。
【0216】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る情報
提供システム、情報提供サーバ、クライアント、情報提
供方法及び記録媒体によれば、クライアント2がサーバ
からネットワークを介して提供用情報の所定の情報量を
所定の期間受信していない場合であっても、この受信し
ていない程度に応じた情報提供サービスをサーバから受
けられることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態を示す情報
提供システムの構成図である。
【図2】本発明を適用した第1の実施の形態における、
MODサービスが開始されてから終了するまでの一連の
処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明を適用した第2の実施の形態を示す情報
提供システムの構成図である。
【図4】本発明を適用した第2の実施の形態における、
MODサービスが開始されてから終了するまでの一連の
処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明を適用した第3の実施の形態における、
MODサービスが開始されてから終了するまでの一連の
処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報提供システム、2 クライアント、3 サーバ
システム、4 基地局、5 音声認識サーバ、6 認証
サーバ、7 選択サーバ、8 情報提供サーバ、9 再
送制御サーバ、10 データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G10K 15/04 302 G06F 15/21 330 9A001 H04L 9/00 673A 673D (72)発明者 土井 利忠 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B049 CC02 CC22 DD01 DD03 EE57 FF03 FF04 FF06 GG04 GG07 5B089 GA11 GA25 HA11 JA00 JA33 JB05 JB22 KA12 KB04 LB04 LB10 LB13 MD00 ME08 5D015 KK01 KK02 5D108 BG06 5J104 AA07 KA01 KA18 NA27 PA01 PA07 PA10 9A001 BB04 HH15 JJ27 JJ72 KK45 KK62

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバがネットワークを介してクライア
    ントに提供用情報を送信する情報提供システムにおい
    て、 上記クライアントは、入力された入力音声情報を上記ネ
    ットワークを介して上記サーバに送信する入力情報送信
    手段と、上記サーバから上記ネットワークを介して上記
    提供用情報を受信し、この受信した提供用情報を出力す
    る提供用情報出力手段と、上記サーバから上記ネットワ
    ークを介して上記提供用情報の所定の情報量を所定の期
    間受信していない場合に、上記提供用情報の所定の情報
    量を所定の期間受信していないことを認識する情報受信
    量認識手段と、この情報受信量認識手段により認識され
    た上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信して
    いないという情報からなる不受信情報を、上記ネットワ
    ークを介して上記サーバに送信する不受信情報送信手段
    とを備え、 上記サーバは、提供用情報を記憶する提供用情報記憶手
    段と、上記クライアントから上記ネットワークを介して
    受信した入力音声情報に基づいて上記提供用情報を上記
    提供用情報記憶手段から選択する提供用情報選択手段
    と、この提供用情報選択手段により選択された上記提供
    用情報を上記クライアントにネットワークを介して送信
    する提供用情報送信手段と、上記不受信情報送信手段に
    より上記クライアントからネットワークを介して受信し
    た不受信情報に基づいて、上記提供用情報送信手段に上
    記提供用情報を上記ネットワークを介してクライアント
    に再度送信させる制御を行う再送制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする情報提供システム。
  2. 【請求項2】 上記再送制御手段は、上記不受信情報送
    信手段により上記クライアントからネットワークを介し
    て受信した不受信情報に基づいて、上記提供用情報送信
    手段に上記提供用情報の全ての情報を上記ネットワーク
    を介してクライアントに再度送信させる制御を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  3. 【請求項3】 上記再送制御手段は、上記不受信情報送
    信手段により上記クライアントからネットワークを介し
    て受信した不受信情報に基づいて、上記提供用情報送信
    手段に上記クライアントが上記提供用情報の所定の情報
    量を所定の期間受信しなくなった時点からの残りの上記
    提供用情報を上記ネットワークを介してクライアントに
    再度送信させる制御を行うことを特徴とする請求項1記
    載の情報提供システム。
  4. 【請求項4】 上記クライアントは、上記提供用情報を
    受信していない期間である不受信期間を認識する不受信
    期間認識手段と、この不受信期間認識手段により認識さ
    れた不受信期間に関する情報からなる不受信期間情報
    を、上記ネットワークを介して上記サーバに送信する不
    受信期間情報送信手段とを備え、 上記再送制御手段は、上記不受信期間情報送信手段によ
    り上記クライアントからネットワークを介して受信した
    不受信期間情報に基づいて、上記提供用情報送信手段に
    上記クライアントが上記受信していない期間の提供用情
    報を上記ネットワークを介してクライアントに再度送信
    させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の情報
    提供システム。
  5. 【請求項5】 上記再送制御手段は、上記不受信情報送
    信手段により上記クライアントからネットワークを介し
    て受信した不受信情報又は上記不受信期間情報送信手段
    により上記クライアントからネットワークを介して受信
    した不受信期間情報に基づいて、上記提供用情報送信手
    段に、上記提供用情報の全ての情報を上記ネットワーク
    を介してクライアントに再度送信させる制御、上記クラ
    イアントが上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間
    受信しなくなった時点からの残りの上記提供用情報を上
    記ネットワークを介してクライアントに再度送信させる
    制御、上記クライアントが上記受信していない期間の提
    供用情報を上記ネットワークを介してクライアントに再
    度送信させる制御、上記提供用情報を上記ネットワーク
    を介してクライアントに再度送信させない制御の、いず
    れか1つの制御を行うことを特徴とする請求項4記載の
    情報提供システム。
  6. 【請求項6】 上記サーバは、上記不受信情報送信手段
    により上記クライアントからネットワークを介して不受
    信情報を受信した場合に、上記クライアントに対する上
    記提供用情報の情報提供料を徴収しない又はこの情報提
    供料を割り引いて徴収する情報提供料徴収手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  7. 【請求項7】 上記クライアントは、上記入力情報送信
    手段に入力された上記入力音声情報について音声認識を
    行う音声認識手段を備え、 上記入力情報送信手段は、この音声認識手段により音声
    認識が行われた音声認識処理済みの入力音声情報を上記
    サーバに送信し、 上記提供用情報選択手段は、上記クライアントから受信
    した上記音声認識処理済みの入力音声情報に基づいて、
    上記提供用情報を上記提供用情報記憶手段から選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  8. 【請求項8】 上記サーバは、上記クライアントからネ
    ットワークを介して受信した上記入力音声情報について
    音声認識を行う音声認識手段を備え、 上記提供用情報選択手段は、この音声認識手段により音
    声認識が行われた音声認識処理済みの入力音声情報に基
    づいて上記提供用情報を上記提供用情報記憶手段から選
    択することを特徴とする請求項1記載の情報提供システ
    ム。
  9. 【請求項9】 サーバがネットワークを介してクライア
    ントに提供用情報を送信する情報提供システムにおい
    て、 上記クライアントは、入力された入力音声情報を上記ネ
    ットワークを介して上記サーバに送信する入力情報送信
    手段と、上記サーバから上記ネットワークを介して上記
    提供用情報を受信し、この受信した提供用情報を出力す
    る提供用情報出力手段と、上記サーバから上記ネットワ
    ークを介して上記提供用情報の所定の情報量を所定の期
    間受信していない場合に、上記提供用情報の所定の情報
    量を所定の期間受信していないことを認識する情報受信
    量認識手段と、この情報受信量認識手段により認識され
    た上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信して
    いないという情報からなる不受信情報を出力する不受信
    情報出力手段と、この不受信情報出力手段により出力さ
    れた不受信情報に基づいて、上記提供用情報を上記ネッ
    トワークを介して再度送信する処理を上記サーバに行わ
    せる情報からなる再送指示情報を操作者によって入力さ
    れる再送指示情報入力手段と、この再送指示情報入力手
    段に入力された再送指示情報を上記ネットワークを介し
    てサーバに送信する再送指示情報送信手段とを備え、 上記サーバは、提供用情報を記憶する提供用情報記憶手
    段と、上記クライアントから上記ネットワークを介して
    受信した入力音声情報に基づいて上記提供用情報を上記
    提供用情報記憶手段から選択する提供用情報選択手段
    と、この提供用情報選択手段により選択された上記提供
    用情報を上記クライアントにネットワークを介して送信
    する提供用情報送信手段と、上記再送指示情報送信手段
    により上記クライアントからネットワークを介して受信
    した再送指示情報に基づいて、上記提供用情報送信手段
    に上記提供用情報を上記ネットワークを介してクライア
    ントに再度送信させる制御を行う再送制御手段とを備え
    ることを特徴とする情報提供システム。
  10. 【請求項10】 上記再送指示情報入力手段は、上記不
    受信情報出力手段により出力された不受信情報に基づい
    て、上記提供用情報の全ての情報を上記ネットワークを
    介して再度送信する処理を上記サーバに行わせる情報か
    らなる再送指示情報を操作者によって入力され、 上記再送指示情報送信手段は、この再送指示情報入力手
    段に入力された再送指示情報を上記ネットワークを介し
    てサーバに送信することを特徴とする請求項9記載の情
    報提供システム。
  11. 【請求項11】 上記再送指示情報入力手段は、上記不
    受信情報出力手段により出力された不受信情報に基づい
    て、上記クライアントが上記提供用情報の所定の情報量
    を所定の期間受信しなくなった時点からの残りの上記提
    供用情報を上記ネットワークを介して再度送信する処理
    を上記サーバに行わせる情報からなる再送指示情報を操
    作者によって入力され、 上記再送指示情報送信手段は、この再送指示情報入力手
    段に入力された再送指示情報を上記ネットワークを介し
    てサーバに送信することを特徴とする請求項9記載の情
    報提供システム。
  12. 【請求項12】 上記クライアントは、上記提供用情報
    を受信していない期間である不受信期間を認識する不受
    信期間認識手段と、この不受信期間認識手段により認識
    された不受信期間に関する情報からなる不受信期間情報
    を出力する不受信期間情報出力手段とを備え、 上記再送指示情報入力手段は、上記不受信期間情報出力
    手段により出力された不受信期間情報に基づいて、上記
    クライアントが上記受信していない期間の提供用情報を
    上記ネットワークを介して再度送信する処理を上記サー
    バに行わせる情報からなる再送指示情報を操作者によっ
    て入力され、 上記再送指示情報送信手段は、この再送指示情報入力手
    段に入力された再送指示情報を上記ネットワークを介し
    てサーバに送信することを特徴とする請求項9記載の情
    報提供システム。
  13. 【請求項13】 上記再送指示情報入力手段は、上記不
    受信期間情報出力手段により出力された不受信期間情報
    又は上記不受信期間情報出力手段により出力された不受
    信期間情報に基づいて、上記提供用情報の全ての情報を
    上記ネットワークを介して再度送信する処理、上記クラ
    イアントが上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間
    受信しなくなった時点からの残りの上記提供用情報を上
    記ネットワークを介して再度送信する処理、上記クライ
    アントが上記受信していない期間の提供用情報を上記ネ
    ットワークを介して再度送信する処理、上記受信してい
    ない期間の提供用情報を上記ネットワークを介して再度
    送信しない処理の、いずれか1つの処理を上記サーバに
    行わせる情報からなる再送指示情報を操作者によって入
    力され、 上記再送指示情報送信手段は、この再送指示情報入力手
    段に入力された再送指示情報を上記ネットワークを介し
    てサーバに送信することを特徴とする請求項12記載の
    情報提供システム。
  14. 【請求項14】 上記サーバは、上記不受信情報送信手
    段により上記クライアントからネットワークを介して不
    受信情報を受信した場合に、上記クライアントに対する
    上記提供用情報の情報提供料を徴収しない又はこの情報
    提供料を割り引いて徴収する情報提供料徴収手段を備え
    ることを特徴とする請求項9記載の情報提供システム。
  15. 【請求項15】 上記クライアントは、上記入力情報送
    信手段に入力された入力音声情報について音声認識を行
    う音声認識手段を備え、 上記入力情報送信手段は、この音声認識手段により音声
    認識が行われた音声認識処理済みの入力音声情報を上記
    サーバに送信し、 上記提供用情報選択手段は、上記クライアントから受信
    した上記音声認識処理済みの入力音声情報に基づいて、
    上記提供用情報を上記提供用情報記憶手段から選択する
    ことを特徴とする請求項9記載の情報提供システム。
  16. 【請求項16】 上記クライアントは、上記再送指示情
    報入力手段に入力された音声情報である再送指示情報に
    ついて音声認識を行う音声認識手段を有し、 上記再送指示情報送信手段は、この音声認識手段により
    音声認識が行われた音声認識処理済みの再送指示情報を
    上記サーバに送信し、 上記再送制御手段は、上記再送指示情報送信手段により
    上記クライアントからネットワークを介して受信した上
    記音声認識処理済みの再送指示情報に基づいて、上記提
    供用情報送信手段に上記提供用情報を上記ネットワーク
    を介してクライアントに再度送信させる制御を行うこと
    を特徴とする請求項9記載の情報提供システム。
  17. 【請求項17】 上記サーバは、上記クライアントから
    ネットワークを介して受信した上記入力音声情報につい
    て音声認識を行う音声認識手段を備え、 上記提供用情報選択手段は、この音声認識手段により音
    声認識が行われた音声認識処理済みの入力音声情報に基
    づいて上記提供用情報を上記提供用情報記憶手段から選
    択することを特徴とする請求項9記載の情報提供システ
    ム。
  18. 【請求項18】 上記サーバは、上記クライアントから
    ネットワークを介して受信した音声情報である上記再送
    指示情報について音声認識を行う音声認識手段を備え、 上記再送制御手段は、この音声認識手段により音声認識
    が行われた音声認識処理済みの再送指示情報に基づい
    て、上記提供用情報送信手段に上記提供用情報を上記ネ
    ットワークを介してクライアントに再度送信させる制御
    を行うことを特徴とする請求項9記載の情報提供システ
    ム。
  19. 【請求項19】 ネットワークを介してサーバから提供
    用情報を受信するクライアントにおいて、 入力された入力音声情報を上記ネットワークを介して上
    記サーバに送信する入力情報送信手段と、 上記サーバから上記ネットワークを介して上記提供用情
    報を受信し、この受信した提供用情報を出力する提供用
    情報出力手段と、 上記サーバから上記ネットワークを介して上記提供用情
    報の所定の情報量を所定の期間受信していない場合に、
    上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信してい
    ないことを認識する情報受信量認識手段と、 この情報受信量認識手段により認識された上記提供用情
    報の所定の情報量を所定の期間受信していないという情
    報からなる不受信情報を、上記ネットワークを介して上
    記サーバに送信する不受信情報送信手段とを備えること
    を特徴とするクライアント。
  20. 【請求項20】 ネットワークを介してサーバから提供
    用情報を受信するクライアントにおいて、 入力された入力音声情報を上記ネットワークを介して上
    記サーバに送信する入力情報送信手段と、 上記サーバから上記ネットワークを介して上記提供用情
    報を受信し、この受信した提供用情報を出力する提供用
    情報出力手段と、 上記サーバから上記ネットワークを介して上記提供用情
    報の所定の情報量を所定の期間受信していない場合に、
    上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信してい
    ないことを認識する情報受信量認識手段と、 この情報受信量認識手段により認識された上記提供用情
    報の所定の情報量を所定の期間受信していないという情
    報からなる不受信情報を出力する不受信情報出力手段
    と、 この不受信情報出力手段により出力された不受信情報に
    基づいて、上記提供用情報を上記ネットワークを介して
    再度送信する処理を上記サーバに行わせる情報からなる
    再送指示情報を操作者によって入力される再送指示情報
    入力手段と、 この再送指示情報入力手段に入力された再送指示情報を
    上記ネットワークを介してサーバに送信する再送指示情
    報送信手段とを備えることを特徴とするクライアント。
  21. 【請求項21】 ネットワークを介してクライアントに
    提供用情報を送信する情報提供サーバにおいて、 提供用情報を記憶する提供用情報記憶手段と、 上記クライアントから上記ネットワークを介して受信し
    た入力音声情報に基づいて上記提供用情報を上記提供用
    情報記憶手段から選択する提供用情報選択手段と、 この提供用情報選択手段により選択された上記提供用情
    報を上記クライアントにネットワークを介して送信する
    提供用情報送信手段と、 上記クライアントからネットワークを介して受信した上
    記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受信していな
    いという情報からなる不受信情報に基づいて、上記提供
    用情報送信手段に上記提供用情報を上記ネットワークを
    介してクライアントに再度送信させる制御を行う再送制
    御手段とを備えることを特徴とする情報提供サーバ。
  22. 【請求項22】 サーバは、提供用情報記憶手段に提供
    用情報を記憶し、クライアントに入力された入力音声情
    報をこのクライアントからネットワークを介して受信
    し、この受信した入力音声情報に基づいて上記提供用情
    報を上記提供用情報記憶手段から選択し、この選択され
    た提供用情報を上記ネットワークを介してクライアント
    に送信し、 上記クライアントは、上記サーバがネットワークを介し
    て上記提供用情報を送信した後、上記サーバからネット
    ワークを介して上記提供用情報の所定の情報量を所定の
    期間受信していない場合に、この提供用情報の所定の情
    報量を所定の期間受信していないことを認識し、この認
    識された上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受
    信していないという情報からなる不受信情報を、上記ネ
    ットワークを介して上記サーバに送信し、 上記サーバは、上記クライアントからネットワークを介
    して不受信情報を受信した後、この受信した不受信情報
    に基づいて、上記提供用情報送信手段に上記提供用情報
    を上記ネットワークを介してクライアントに再度送信さ
    せる制御を行うことを特徴とする情報提供方法。
  23. 【請求項23】 サーバは、提供用情報記憶手段に提供
    用情報を記憶し、クライアントに入力された入力音声情
    報をこのクライアントからネットワークを介して受信
    し、この受信した入力音声情報に基づいて上記提供用情
    報を上記提供用情報記憶手段から選択し、この選択され
    た提供用情報を上記ネットワークを介してクライアント
    に送信し、 上記クライアントは、上記サーバがネットワークを介し
    て上記提供用情報を送信した後、上記サーバからネット
    ワークを介して上記提供用情報の所定の情報量を所定の
    期間受信していない場合に、この提供用情報の所定の情
    報量を所定の期間受信していないことを認識し、この認
    識された上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間受
    信していないという情報からなる不受信情報を出力し、
    この出力された不受信情報に基づいて、上記提供用情報
    を上記ネットワークを介して再度送信する処理を上記サ
    ーバに行わせる情報からなる再送指示情報を操作者によ
    って入力され、この入力された再送指示情報を上記ネッ
    トワークを介してサーバに送信し、 上記サーバは、上記クライアントからネットワークを介
    して再送指示情報を受信した後、この受信した再送指示
    情報に基づいて、上記提供用情報送信手段に上記提供用
    情報を上記ネットワークを介してクライアントに再度送
    信させる制御を行うことを特徴とする情報提供方法。
  24. 【請求項24】 サーバがネットワークを介してクライ
    アントに提供用情報を送信するための情報提供プログラ
    ムを記録した記録媒体において、 上記サーバに、提供用情報記憶手段に提供用情報を記憶
    させ、クライアントに入力された入力音声情報をこのク
    ライアントからネットワークを介して受信させ、この受
    信させた入力音声情報に基づいて上記提供用情報を上記
    提供用情報記憶手段から選択させ、この選択させた提供
    用情報を上記ネットワークを介してクライアントに送信
    させ、 上記クライアントに、上記サーバがネットワークを介し
    て上記提供用情報を送信した後、上記サーバからネット
    ワークを介して上記提供用情報の所定の情報量を所定の
    期間受信していない場合に、この提供用情報の所定の情
    報量を所定の期間受信していないことを認識させ、この
    認識させた上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間
    受信していないという情報からなる不受信情報を、上記
    ネットワークを介して上記サーバに送信させ、 上記サーバに、上記クライアントからネットワークを介
    して不受信情報を受信した後、この受信した不受信情報
    に基づいて、上記提供用情報送信手段に上記提供用情報
    を上記ネットワークを介してクライアントに再度送信さ
    せる制御を行わせることを特徴とする情報提供プログラ
    ムを記録した記録媒体。
  25. 【請求項25】 サーバがネットワークを介してクライ
    アントに提供用情報を送信するための情報提供プログラ
    ムを記録した記録媒体において、 上記サーバに、提供用情報記憶手段に提供用情報を記憶
    させ、クライアントに入力された入力音声情報をこのク
    ライアントからネットワークを介して受信させ、この受
    信させた入力音声情報に基づいて上記提供用情報を上記
    提供用情報記憶手段から選択させ、この選択させた提供
    用情報を上記ネットワークを介してクライアントに送信
    させ、 上記クライアントに、上記サーバがネットワークを介し
    て上記提供用情報を送信した後、上記サーバからネット
    ワークを介して上記提供用情報の所定の情報量を所定の
    期間受信していない場合に、この提供用情報の所定の情
    報量を所定の期間受信していないことを認識させ、この
    認識させた上記提供用情報の所定の情報量を所定の期間
    受信していないという情報からなる不受信情報を出力さ
    せ、この出力させた不受信情報に基づいて、上記提供用
    情報を上記ネットワークを介して再度送信する処理を上
    記サーバに行わせる情報からなる再送指示情報を操作者
    に入力させ、この入力させた再送指示情報を上記ネット
    ワークを介してサーバに送信させ、 上記サーバに、上記クライアントからネットワークを介
    して再送指示情報を受信させた後、この受信させた再送
    指示情報に基づいて、上記提供用情報送信手段に上記提
    供用情報を上記ネットワークを介してクライアントに再
    度送信させる制御を行わせることを特徴とする情報提供
    プログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007249994A (ja) * 2000-10-23 2007-09-27 Fujitsu Ltd アクセス誘導方法及び装置、コンピュータプログラム並びに記憶媒体
CN111930645A (zh) * 2020-07-21 2020-11-13 上海繁易信息科技股份有限公司 一种基于tcpip的通用usb设备网络透传系统及方法

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