JP2000283097A - マグネットポンプ - Google Patents
マグネットポンプInfo
- Publication number
- JP2000283097A JP2000283097A JP11093130A JP9313099A JP2000283097A JP 2000283097 A JP2000283097 A JP 2000283097A JP 11093130 A JP11093130 A JP 11093130A JP 9313099 A JP9313099 A JP 9313099A JP 2000283097 A JP2000283097 A JP 2000283097A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- magnet
- impeller
- holder
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 １インペラを収納するケーシングを螺子止め
しなければならない、（インペラのスリーブに従動マグ
ネットをベ別体で取付固定しなければならない等の問題
点を克服し、小型のマグネットポンプを提供する。 【解決手段】 吸入口及び吐出口を有するケーシング
と、該ケーシングに合体せられるケーシングホルダー
と、これらケーシング及びケーシングホルダーによって
形成される空間内に配設される合成樹脂製インペラ組立
体と、該インペラ組立体の一体成形された合成樹脂製の
インペラ部材及び従動マグネット部材と、前記ケーシン
グホルダーに取り付けられる駆動マグネット部材とから
なる。
しなければならない、（インペラのスリーブに従動マグ
ネットをベ別体で取付固定しなければならない等の問題
点を克服し、小型のマグネットポンプを提供する。 【解決手段】 吸入口及び吐出口を有するケーシング
と、該ケーシングに合体せられるケーシングホルダー
と、これらケーシング及びケーシングホルダーによって
形成される空間内に配設される合成樹脂製インペラ組立
体と、該インペラ組立体の一体成形された合成樹脂製の
インペラ部材及び従動マグネット部材と、前記ケーシン
グホルダーに取り付けられる駆動マグネット部材とから
なる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はマグネットポンプに
関するものであり、特にペルチェ方式の冷却システム採
用の冷蔵庫等に組み込まれる熱交換用の小型のマグネッ
トポンプの構造に関する。
関するものであり、特にペルチェ方式の冷却システム採
用の冷蔵庫等に組み込まれる熱交換用の小型のマグネッ
トポンプの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種マグネットポンプの従来技術とし
ては、例えば特公平１−１４４３９号公報に開示された
技術がある。
ては、例えば特公平１−１４４３９号公報に開示された
技術がある。
【０００３】係る技術は、インペラとスリーブとが一体
構造のセラミックスより成り、その中心部に設けられた
貫通孔に主軸が軸受を介して挿通され、スリーブの外周
面に従動マグネットが固着され,該従動マグネットがセ
ラミックス性筒体により気密に被嵌され、その被嵌部は
外周囲に駆動マグネットが配設された有庭筒状のセラミ
ックス製缶体中に前記主軸により回転自在に支承されて
おり、電動機に連結された駆動マグネットの回転にとも
なう従動マグネットの磁力回転により、インペラが回転
して流体を吸入圧送するマグネットポンプにおいて、ポ
ンプの吐出側より流体通路を有する中空の前記主軸中に
圧送液の一部を返送する返送手段を設け、前記返送手段
より中空の主軸中に返送された流体が主軸とスリーブと
の間の冷却水路に流出する側孔を主軸に設け、前記主軸
の側孔に対向するスリーブの内周面に、冷却水通路に開
口するスラリ分離室を設け、スラリ分離室よりスリーブ
の外周面に通ずる放出孔をスリーブ中に設け、スラリー
分離室出分離されたスラリーをスリーブの回転にともな
い放出孔よりはするよう構成したマグネットポンプが開
示されている。
構造のセラミックスより成り、その中心部に設けられた
貫通孔に主軸が軸受を介して挿通され、スリーブの外周
面に従動マグネットが固着され,該従動マグネットがセ
ラミックス性筒体により気密に被嵌され、その被嵌部は
外周囲に駆動マグネットが配設された有庭筒状のセラミ
ックス製缶体中に前記主軸により回転自在に支承されて
おり、電動機に連結された駆動マグネットの回転にとも
なう従動マグネットの磁力回転により、インペラが回転
して流体を吸入圧送するマグネットポンプにおいて、ポ
ンプの吐出側より流体通路を有する中空の前記主軸中に
圧送液の一部を返送する返送手段を設け、前記返送手段
より中空の主軸中に返送された流体が主軸とスリーブと
の間の冷却水路に流出する側孔を主軸に設け、前記主軸
の側孔に対向するスリーブの内周面に、冷却水通路に開
口するスラリ分離室を設け、スラリ分離室よりスリーブ
の外周面に通ずる放出孔をスリーブ中に設け、スラリー
分離室出分離されたスラリーをスリーブの回転にともな
い放出孔よりはするよう構成したマグネットポンプが開
示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のような
構成のマグネットポンプでは、（１）インペラを収納す
るケーシングを螺子止めしなければならない、（２）イ
ンペラのスリーブに従動マグネットをベ別体で取付固定
しなければならない等の問題点があった。
構成のマグネットポンプでは、（１）インペラを収納す
るケーシングを螺子止めしなければならない、（２）イ
ンペラのスリーブに従動マグネットをベ別体で取付固定
しなければならない等の問題点があった。
【０００５】本発明は上記のような従来技術の克服し、
小型のマグネットポンプを提供することを目的とする。
小型のマグネットポンプを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
吸入口及び吐出口を有するケーシングと、該ケーシング
に合体せられるケーシングホルダーと、これらケーシン
グ及びケーシングホルダーによって形成される空間内に
配設される合成樹脂製インペラ組立体と、該インペラ組
立体の一体成形された合成樹脂製のインペラ部材及び従
動マグネット部材と、前記ケーシングホルダーに取り付
けられる駆動マグネット部材とからなることを特徴とす
る。
吸入口及び吐出口を有するケーシングと、該ケーシング
に合体せられるケーシングホルダーと、これらケーシン
グ及びケーシングホルダーによって形成される空間内に
配設される合成樹脂製インペラ組立体と、該インペラ組
立体の一体成形された合成樹脂製のインペラ部材及び従
動マグネット部材と、前記ケーシングホルダーに取り付
けられる駆動マグネット部材とからなることを特徴とす
る。
【０００７】また、請求項２に係る発明は、上記ケーシ
ングと、ケーシングホルダーは、ケーシングの外周縁に
形成した嵌合凸部と、ケーシングホルダーの外周縁に形
成した嵌合凹部との嵌合によって合体せられることを特
徴とする。
ングと、ケーシングホルダーは、ケーシングの外周縁に
形成した嵌合凸部と、ケーシングホルダーの外周縁に形
成した嵌合凹部との嵌合によって合体せられることを特
徴とする。
【０００８】そして、請求項３に係る発明では、上記イ
ンペラ組立体は、その中央部を貫通するモータシャフト
の周りに回転可能にされ、該モータシャフトはその頂部
に緩衝ワッシャーを介して上記ケーシングの内壁に形成
された軸受部に固定されることを特徴とする。
ンペラ組立体は、その中央部を貫通するモータシャフト
の周りに回転可能にされ、該モータシャフトはその頂部
に緩衝ワッシャーを介して上記ケーシングの内壁に形成
された軸受部に固定されることを特徴とする。
【０００９】さらに、請求項４に係る発明では、上記イ
ンペラ組立体は、上記従動マグネット部材とインペラ部
材を繋ぐとともに上記モータシャフトを嵌挿する筒状部
に循環穴を形成してなることを特徴とする。
ンペラ組立体は、上記従動マグネット部材とインペラ部
材を繋ぐとともに上記モータシャフトを嵌挿する筒状部
に循環穴を形成してなることを特徴とする。
【００１０】最後に、請求項５に係る発明では、上記ケ
ーシングホルダーは、上記駆動マグネット部材の中央穴
部に挿通する筒状部を有し、該筒状部先端に溝部を形成
し、上記マグネット部材を挿通した該筒状部の溝部にス
ナップリングを嵌め込むことでこれら両部材を固定する
ことを特徴とする。
ーシングホルダーは、上記駆動マグネット部材の中央穴
部に挿通する筒状部を有し、該筒状部先端に溝部を形成
し、上記マグネット部材を挿通した該筒状部の溝部にス
ナップリングを嵌め込むことでこれら両部材を固定する
ことを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下本発明のマグネットポンプを
その一実施例について図面に基づき詳細に説明する。
その一実施例について図面に基づき詳細に説明する。
【００１２】図１は本発明マグネットポンプの側面断面
図、図２はその正面図、図３は同じく背面図である。こ
れらの図において、１はＦＲ−ＰＰ製のケーシング、２
は同じくＦＲ−ＰＰ製のケーシングホルダー、３はＦＲ
−ＰＰ及びマグネット製のヒューガルインペラ完成、４
はセラミック製のスラストカラー、５はシリコンゴム製
の緩衝ワッシャー、６はＥＰＤＭ（エチレンプロピレン
ゴム）製ポンプパッキン、７はスナップリング、８は軸
受ブッシュ、９はモータシャフト、１０はモータ完成で
ある。
図、図２はその正面図、図３は同じく背面図である。こ
れらの図において、１はＦＲ−ＰＰ製のケーシング、２
は同じくＦＲ−ＰＰ製のケーシングホルダー、３はＦＲ
−ＰＰ及びマグネット製のヒューガルインペラ完成、４
はセラミック製のスラストカラー、５はシリコンゴム製
の緩衝ワッシャー、６はＥＰＤＭ（エチレンプロピレン
ゴム）製ポンプパッキン、７はスナップリング、８は軸
受ブッシュ、９はモータシャフト、１０はモータ完成で
ある。
【００１３】前記ケーシング１には吸入口１１と吐出口
１２が形成されている。
１２が形成されている。
【００１４】前記ケーシング１の外周縁には円弧形状の
嵌合凸部１３が形成されている。一方のケーシングホル
ダー１０には前記嵌合凸部１３に合致する形状の溝を有
する嵌合凹部１４が形成されている。
嵌合凸部１３が形成されている。一方のケーシングホル
ダー１０には前記嵌合凸部１３に合致する形状の溝を有
する嵌合凹部１４が形成されている。
【００１５】これら嵌合凸部１３と嵌合凹部１４とは、
最初に凸部を凹部の溝に嵌め込み、次にケーシング１を
ケーシングホルダー１０に対して半時計方向に回動させ
ることに嵌合が完成する。
最初に凸部を凹部の溝に嵌め込み、次にケーシング１を
ケーシングホルダー１０に対して半時計方向に回動させ
ることに嵌合が完成する。
【００１６】尚、前記ケーシング１の前記嵌合凸部１４
には回動範囲を規制する壁部１５が設けられている。ま
た、１６はリブである。
には回動範囲を規制する壁部１５が設けられている。ま
た、１６はリブである。
【００１７】次に、図前記インペラ完成３は円盤形状の
インペラ部１７と、軸受ブッシュ８と、樹脂マグネット
２１を一体成形した従動マグネット部１８とからなる。
インペラ部１７と、軸受ブッシュ８と、樹脂マグネット
２１を一体成形した従動マグネット部１８とからなる。
【００１８】そして図４に示すように前記軸受ブッシュ
８は前記モータシャフト９の２端で前記インペラ完成３
との回転自在な結合を司る。
８は前記モータシャフト９の２端で前記インペラ完成３
との回転自在な結合を司る。
【００１９】１９は前記インペラ完成３のインペラ部１
７と従動マグネット部１８との間の筒部２０に形成され
た循環穴であり、該穴２０を介して潤滑剤（吸い込まれ
た水）を潤滑させ、モーターシャフト９の円滑な回動を
促進させている。
７と従動マグネット部１８との間の筒部２０に形成され
た循環穴であり、該穴２０を介して潤滑剤（吸い込まれ
た水）を潤滑させ、モーターシャフト９の円滑な回動を
促進させている。
【００２０】また、前記緩衝ワッシャ−５はモータシャ
フト９に内部応力がかかるのを防止する。
フト９に内部応力がかかるのを防止する。
【００２１】２２は主動（巻線）マグネットであり、従
動マグネット部１８を駆動させるためのものである。
動マグネット部１８を駆動させるためのものである。
【００２２】係る構成を有するマグネットポンプは、イ
ンペラ部３の回転により、吸入口１１から冷媒を吸入
し、吐出口１２より吸い込んだ冷媒を吐出し、送り出
す。
ンペラ部３の回転により、吸入口１１から冷媒を吸入
し、吐出口１２より吸い込んだ冷媒を吐出し、送り出
す。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、以上の説明のごとく構成した
ので、ケーシングとケーシングホルダーとの水封方法と
してネジを使用しなくともよくなり、マグネットをイン
ペラ完成に一体成形することによりモータの鉄心部分と
マグネットの空間距離が狭く、モータのロスが少なく、
且つマグネットの磁力も弱くて済み、循環穴により軸受
ブッシュが良好な循環となり、ポンプの寿命が向上する
効果が生まれる。
ので、ケーシングとケーシングホルダーとの水封方法と
してネジを使用しなくともよくなり、マグネットをイン
ペラ完成に一体成形することによりモータの鉄心部分と
マグネットの空間距離が狭く、モータのロスが少なく、
且つマグネットの磁力も弱くて済み、循環穴により軸受
ブッシュが良好な循環となり、ポンプの寿命が向上する
効果が生まれる。
【図１】本発明のマグネットポンプの正面断面図であ
る。
る。
【図２】図１の左方向から見た平面図である。
【図３】図１の右方向から見た平面図である
【図４】インペラ完成の断面図である。
【図５】マグネットポンプの分解斜視図である。
１ ケーシング ２ ケーシングホルダー ３ インペラ完成 ９ モータシャフト １１ 吸入口 １２ 吐出口 １３ 嵌合凸部 １４ 嵌合凹部
Claims (5)
- 【請求項１】 吸入口及び吐出口を有するケーシング
と、該ケーシングに合体せられるケーシングホルダー
と、これらケーシング及びケーシングホルダーによって
形成される空間内に配設される合成樹脂製インペラ組立
体と、該インペラ組立体の一体成形された合成樹脂製の
インペラ部材及び従動マグネット部材と、前記ケーシン
グホルダーに取り付けられる駆動マグネット部材とから
なるマグネットポンプ。 - 【請求項２】 上記ケーシングと、ケーシングホルダー
は、ケーシングの外周縁に形成した嵌合凸部と、ケーシ
ングホルダーの外周縁に形成した嵌合凹部との嵌合によ
って合体せられることを特徴とする上記請求項１記載の
マグネットポンプ。 - 【請求項３】 上記インペラ組立体は、その中央部を貫
通するモータシャフトの周りに回転可能にされ、該モー
タシャフトはその頂部に緩衝ワッシャーを介して上記ケ
ーシングの内壁に形成された軸受部に固定されることを
特徴とする上記請求項１又は２記載のマグネットポン
プ。 - 【請求項４】 上記インペラ組立体は、上記従動マグネ
ット部材とインペラ部材を繋ぐとともに上記モータシャ
フトを嵌挿する筒状部に循環穴を形成してなる上記請求
項１乃至３記載のマグネットポンプ。 - 【請求項５】 上記ケーシングホルダーは、上記駆動マ
グネット部材の中央穴部に挿通する筒状部を有し、該筒
状部先端に溝部を形成し、上記マグネット部材を挿通し
た該筒状部の溝部にスナップリングを嵌め込むことでこ
れら両部材を固定することを特徴とする上記請求項１乃
至４記載のマグネットポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093130A JP2000283097A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | マグネットポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093130A JP2000283097A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | マグネットポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000283097A true JP2000283097A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14073952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11093130A Pending JP2000283097A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | マグネットポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000283097A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100782041B1 (ko) | 2007-04-13 | 2007-12-04 | 주식회사 임호산업 | 자력을 이용한 액체순환펌프 |
| EP2713058A1 (de) * | 2012-09-26 | 2014-04-02 | Pierburg Pump Technology GmbH | Pumpenkopf für eine Zentrifugalpumpe sowie Verfahren zur Herstellung eines derartigen Pumpenkopfes |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11093130A patent/JP2000283097A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100782041B1 (ko) | 2007-04-13 | 2007-12-04 | 주식회사 임호산업 | 자력을 이용한 액체순환펌프 |
| EP2713058A1 (de) * | 2012-09-26 | 2014-04-02 | Pierburg Pump Technology GmbH | Pumpenkopf für eine Zentrifugalpumpe sowie Verfahren zur Herstellung eines derartigen Pumpenkopfes |
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