JP2000282908A - 回生エネルギー制御装置 - Google Patents

回生エネルギー制御装置

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JP2000282908A
JP2000282908A JP11085951A JP8595199A JP2000282908A JP 2000282908 A JP2000282908 A JP 2000282908A JP 11085951 A JP11085951 A JP 11085951A JP 8595199 A JP8595199 A JP 8595199A JP 2000282908 A JP2000282908 A JP 2000282908A
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battery
engine
control device
regenerative energy
energy control
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JP11085951A
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Yuji Kishimoto
雄治 岸本
Ryosuke Okita
良介 沖田
Masakazu Nakayama
政和 中山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリの残存量が空充電の場合はエンジン
ブレーキ側をできるだけ少なくして回生エネルギーを効
率良く取り出し、満充電の場合はエンジンブレーキ側を
大きくしてスムーズな減速を提供する。 【解決手段】 電子制御ユニット4によりブレーキスイ
ッチ9のオンが検出されるとインバータ3に回生指令が
出力され、バッテリ5の電圧が設定値以上であればスロ
ットル弁22を閉としてエンジンブレーキを働かせる。
一方、バッテリ5の電圧が設定値以下である場合は、エ
ンジン1への燃料供給をカットすると共に、スロットル
弁22は開とする。この時、エンジンブレーキは最小と
なり、回生制動によりジェネレータ2からインバータ3
を介してバッテリ5へ電力が効率良く回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回生エネルギー制
御装置に係り、内燃機関であるエンジンに発電機又はモ
ータとして機能するジェネレータを組み合わせた構成に
おいて、回生時に発生する回生エネルギーを効率良く取
り出す装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境改善や騒音低減の観点から電
気自動車が注目されている。しかしながら、電気自動車
において、そのエネルギー源として搭載するバッテリ
は、その充電に長時間を要し、またバッテリ容量から1
充電当たりの走行可能距離を大幅に伸ばすことができな
いという問題点がある。これに対して、近年、内燃機関
自動車の排気ガスや騒音の問題を低減しながら、電気自
動車の持つ欠点を捕うことができるハイブリッド自動車
が注目されつつある。
【0003】このハイブリッド自動車には、シリーズ方
式およびパラレル方式の2通りの駆動方式が知られてい
る。シリーズ方式は、内燃機関は発電にのみ利用し、発
電した電力をバッテリの充電およびモータに利用する方
式であり、パラレル方式は内燃機関を発電に利用するこ
とのみならず自動車の直接駆動にも利用する方式であ
る。
【0004】そして、上記いずれの方式でもエンジンブ
レーキ相当の制動力を得るために、エンジンに連結した
モータを発電機として動作させる回生制動が利用され
る。そして、この回生制動によって得られたエネルギー
は放電低抗によって消費するのが最も簡単である。
【0005】しかし、エネルギーを単に熱として消費し
てしまうのは無駄であり、特に電気自動車においては1
充電当たりの走行距離を伸ばしたいという要求があるた
め、回生エネルギーをバッテリの充電に利用することが
行われている。ところが、この回生エネルギーは、走行
に応じて必要となる制動力によって発生するものであ
り、発生量を制御することはできず、十分なエネルギー
を得ることはできなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において
は、エンジンに連結した回転機を発電機として機能させ
回生エネルギーを取り出そうとしても、エンジンブレー
キによる制動が大きく、十分なエネルギーを電力として
取り出すことができなかった。また、バッテリの残存量
が満充電の場合、回生制動が働かず、車両としてのブレ
ーキの効きが良くないという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、十分に回生エネルギーを得
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1による回生エネ
ルギー制御装置の発明は、空気と燃料が供給され回転駆
動力を発生するエンジンと、このエンジンの回転軸に連
結され回生時に電力を発生するジェネレータと、このジ
ェネレータから電力の供給を受けるとともに直流電力を
出力するバッテリとを備え、回生時にバッテリの残存容
量により、エンジンに供給される空気と燃料量を制御す
ることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、上記ジェネレータをモ
ータとしても動作可能な構成とし、ジェネレータからの
交流電力を所定の直流電力としてバッテリに出力すると
共に、直流電力から交流電力に変換可能なインバータを
設けることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、回生時にバッテリが満
充電の場合はエンジンの吸気管に設けられたスロットル
弁を閉に、空充電の場合はスロットル弁を開に制御する
ことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、回生時にバッテリが満
充電の場合はエンジンの吸気系通路をクローズに、空充
電の場合はエンジンの吸気系通路をオープンに制御する
ことを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、回生時にバッテリが満
充電の場合はエンジンの排気系通路をクローズに、空充
電の場合はエンジンの排気系通路をオープンに制御する
ことを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、エンジンの排気系通路をクローズに、又はエンジン
の排気系通路をオープンにしたことにより、エンジンの
排気系通路に設けられた触媒コンバータの温度が所定値
より下がる場合、触媒コンバータを加熱することを特徴
とする。
【0014】請求項7の発明は、回生時にバッテリが空
充電の場合はエンジンに供給する燃料をカットすること
を特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、上記バッテリとして、
アルカリ二次電池を使用することを特徴とする。
【0016】請求項9の発明は、上記バッテリとして、
リチウム二次電池を使用することを特徴とする。
【0017】請求項10の発明は、上記バッテリとし
て、ニッケルカドミウム電池を使用することを特徴とす
る。
【0018】請求項11の発明は、上記バッテリとし
て、電気二重層コンデンサを使用することを特徴とす
る。
【0019】請求項12の発明は、上記バッテリの残存
容量を検出するのに、バッテリの端子電圧を測定するこ
とを特徴とする。
【0020】請求項13の発明は、上記バッテリの残存
容量を検出するのに、バッテリの電解液比重を測定する
ことを特徴とする。
【0021】請求項14の発明は、電流センサで検出し
た電流を積算し、温度センサで検出した温度から自己放
電量を求めてバッテリの残存量を推定することを特徴と
する。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図面を参照
しながら、この発明の実施の形態1による回生エネルギ
ー制御装置について説明する。
【0023】図1はこの発明の実施の形態1による回生
エネルギー制御装置の構成を示すブロック図である。図
において、エンジン1は、燃料タンク10から燃料弁1
1を介して燃料の供給を受けると共に吸気管23から空
気の供給を受けて駆動され、回転力を出力する内燃機関
である。ジェネレータ2は、エンジン1によって回転駆
動され、交流電力を発生する。インバータ3は、ジェネ
レータ2によって発生する交流電力を直流電力に変換し
てバッテリ5に供給すると共に、回生エネルギーの吸収
時にはバッテリ5からの直流電力を交流電力に変換して
ジェネレータ2をモータとして駆動させる。バッテリ5
は、インバータ3からの直流電力によって充電され、所
望の直流電力を出力する。
【0024】また、エンジン1とタイヤ8は図示しない
歯車等の駆動機構を介して機械的に接続され、エンジン
1の回転出力によってハイブリッド自動車のタイヤ8を
駆動する。なお、インバータ3のスイッチング制御は、
通常トルク指令に応じたベクトル制御が利用される。ブ
レーキスイッチ9は、ハイブリッド自動車に制動がかか
った時にオンするブレーキスイッチであり、このブレー
キスイッチ9のオンオフについての信号は電子制御ユニ
ット4に出力される。電子制御ユニツト4は中央演算処
理部(CPU)、記憶部(RAM及びROM)、入出力
インターフェース部等から構成されるマイクロコンピュ
ータであり、バッテリ5の電圧を検出する電圧計12か
らの出力信号も供給されており、これらの入力信号に応
じ、ジェネレータ2及び燃料弁11を制御する。
【0025】エンジン1の吸気管23には、吸入空気量
を調節するスロットル弁22が設置され、このスロット
ル弁22は直流モータやステッピングモータ等により構
成されるスロットルアクチュエータ21により駆動され
る。スロットルアクチュエータ21及びスロットル弁2
2には、スロットル弁を閉側に作動させるリターンスプ
リングが設けられている。また、吸気管23にはスロッ
トル弁22をバイパスするバイパス路24が配設されて
おり、このバイパス路24を通過する空気量はバイパス
制御弁25により制御される。なお、このバイパス制御
弁25は直流モータやステッピングモータ等により構成
されるアクチュエータ25aにより駆動される。
【0026】アクセルペダルスイッチ20は、スロット
ル弁22をスロットルアクチュエータ21,25aを用
いて開閉制御する、いわゆるドライブバイワイヤー構造
になっている。
【0027】吸気管23と排気管26の間に配設された
排気ガス再循環路32には、EGR(Exhaust Gas Reci
rculation)装置の弁40及び駆動アクチュエータ40
aが設けられており、このEGR装置の本来の目的は、
排気ガスの一部を排気管26と吸気管23の間の圧力差
を利用して吸気側へ戻し、エンジン1内の燃焼を抑制し
て燃焼温度を下げ、排気ガスの有害成分を低下させるも
のである。
【0028】エンジン1の排気管26には、排気ガスの
浄化を行うための触媒コンバータ27が設けられてい
る。この触媒コンバータ27は、排気ガス中の炭化水素
(HC)、一酸化炭素(CO)、酸化窒素(NOX)を
触媒作用により浄化する装置であり、HC、COを酸化
すると共に、NOXを還元する。このため、触媒コンバ
ータ27中には例えばペレット状の触媒が充填されてお
り、排気ガスがこの触媒と接触することにより上述の酸
化還元を生起する。そして、このような触媒の作用を十
分に発揮させるためには、触媒の温度を600度程度以
上に保持することが必要であるが、通常の場合、高温の
排気ガスによって触媒の温度を高温に保持している。
【0029】そして、この触媒コンバータ27の内部に
は、触媒コンバータ27の温度を検出するための温度セ
ンサ30が設けられており、触媒コンバータ27の周囲
には触媒コンバータ27を加熱するための放電抵抗31
が設けられている。
【0030】排気管26には、上記触媒コンバータ27
をバイパスするバイパス路28が接続されており、この
バイパス路28を通過する排気ガスの流量はバイパス制
御弁29及びそれを駆動するアクチュエータ29aによ
り制御される。更に、排気管26の途中には排気ガスブ
レーキバルブ41及びアクチュエータ41aが設けられ
ており、このバルブ41により排気ガスの流れを阻止す
ることで、エンジン内部抵抗を増加させ、車両を減速さ
せるのである。
【0031】以上述べた構成において、実施の形態1の
動作を図2のフローチャートに基づいて説明する。力行
時は、エンジン1には燃料弁11を介して燃料タンク1
0から燃料が供給されると共に吸気管23から空気が供
給されて燃焼し、タイヤ8を回転させて自動車を走行さ
せる。また、エンジン1の回転軸と連結されたジェネレ
ータ2は発電機として動作し、ジェネレータ2から発生
する交流電力はインバータ3により直流電力に変換され
てバッテリ5に蓄えられる。
【0032】一方、電子制御ユニット4はブレーキスイ
ッチ9の状態を監視しており(S1)、ブレーキスイッ
チ9のオンが検出されると電子制御ユニット4からイン
バータ3に回生指令が出力される(S2)。その結果、
タイヤ8からジェネレータ2に伝達された回転力によっ
てジェネレータ2を発電機として作用させる。ここで、
電子制御ユニット4は電圧計12からのバッテリ5の電
圧が設定値以上であるか否かを検出し(S3)、設定値
以上であればS6に進みスロットル弁22を閉としてエ
ンジンブレーキを働かせる。これに対して、バッテリ5
の電圧が設定値以下である場合は、燃料弁11をオフ
し、燃料タンク10からエンジン1への燃料供給をカッ
トし(S4)、スロットル弁22は開とする(S5)。
この時、エンジンブレーキは最小となり、回生制動によ
りジェネレータ2からインバータ3を介してバッテリ5
へ電力が効率良く回収される。
【0033】ここで、一般的なバッテリの電圧−電流特
性は図3に示すように、充電時の端子電圧が上昇する特
性を有している。従って、電圧計12によりバッテリ5
の端子電圧を監視することにより、バッテリ5において
充電(回生エネルギーの吸収)が可能であるかを判定す
ることができる。
【0034】以上のように実施の形態1によれば、エン
ジンの減速時に発生する回生エネルギーを、バッテリの
残存量が空充電の場合はエンジンブレーキ側をできるだ
け少なくして、効率良く取り出すことができ、また、バ
ッテリの残存量が満充電の場合はエンジンブレーキ側を
大きくすることで、運転者に違和感を与えることなくス
ムーズな減速を提供することができる。
【0035】実施の形態2.実施の形態2では、実施の
形態1に使用されるバッテリ5のより好ましい種類を規
定する。すなわち、実施の形態1(図1の構成)に示す
バッテリ5として、高出力密度又は高エネルギー密度タ
イプのアルカリ二次電池、リチウム二次電池、ニッケル
カドミウム電池、さらには電気二重層コンデンサを採用
する。
【0036】実施の形態2によれば、バッテリ5とし
て、高出力密度又は高エネルギー密度タイプの二次電
池、又は電気二重層コンデンサを採用したので、急激な
エネルギーの充電又は回生エネルギーの充電量の増大、
充電効率の向上が図れ、さらなる改善が期待できる。
【0037】実施の形態3.実施の形態1では、バッテ
リ5の端子電圧を監視することにより、バッテリ5の充
電(回生エネルギーの吸収)が可能であるかを判定して
いたが、バッテリ5の充放電量を検出する方法として、
電流センサで検出した電流値からバッテリの放電電流を
積算し、温度センサで検出した温度から自己放電量を求
めてバッテリの残存量を推定する方法、バッテリ電圧と
バッテリ電流の両方を検出する方法、バッテリの内部抵
抗値を検出する方法、又は電解液の比重を検出する方法
を用いることができる。
【0038】図4はバッテリの電解液比重と充放電量の
関係を示すグラフであり、バッテリを放電して行くとそ
れに比例して電解液の比重が下がっていく。従って、バ
ッテリ5の電解液比重を監視することにより、電解液比
重が下がってきた場合にバッテリ5の充電(回生エネル
ギーの吸収)を行うように判断しても、実施の形態1と
同様の効果が得られる。
【0039】実施の形態4.実施の形態1では、エンジ
ンブレーキ力を調整するためにスロットル弁22を開閉
するように制御したが、本実施の形態では、吸気・排気
通路のバイパスに設けられた制御弁、EGR制御バル
ブ、排気ブレーキバルブを開閉制御するようにした。な
お、回生エネルギー制御装置の構成は図1に示したもの
と同様である。
【0040】図5は実施の形態4による制御動作を説明
するためのフローチャートである。図において、電子制
御ユニット4はブレーキスイッチ9の状態を監視してお
り(S1)、ブレーキスイッチ9のオンが検出される
と、電子制御ユニット4からインバータ3に回生指令が
出力される(S2)。その結果、タイヤ8からジェネレ
ータ2に伝達された回転力によってジェネレータ2を発
電機として作用させる。ここで、電子制御ユニット4は
電圧計12からのバッテリ5の電圧が設定値以上である
か否かを検出する(S3)。
【0041】S3においてバッテリ5の電圧が設定値以
下の場合、すなわち回生制動により十分にバッテリに電
力を回収したい場合は、S4に進み燃料弁11をオフ
し、燃料タンク10からエンジン1への燃料供給をカッ
トし(S4)、さらにS50に進んで、図6に示すよう
に (1)スロットル弁22…開 (2)吸気側バイパス制御弁25…開 (3)排気側バイパス制御弁29…開 (4)EGR制御バルブ40…開 (5)排気側ブレーキバルブ41…開 として、吸排気系通路をオープンにして、空気の流れを
良くしてエンジン1のポンピングロスを最小にして、回
生制動を十分に働かせる。
【0042】一方、S3においてバッテリ5の電圧が設
定値以上の場合、すなわちバッテリが満充電の場合、回
生制動が十分にできないため、エンジンブレーキを大き
くする必要がある。ここで、S60に進み、図7に示す
ように (1)スロットル弁22…閉 (2)吸気側バイパス制御弁25…閉 (3)排気側バイパス制御弁29…閉 (4)EGR制御バルブ40…閉 (5)排気側ブレーキバルブ41…閉 として、吸排気系通路をクローズにして、空気の流れを
遮断し、エンジン1のポンピングロスを最大にして制動
させる。
【0043】以上のように実施の形態4によれば、バッ
テリの残存量が空充電の場合は、吸排気系通路をオープ
ンにすることによりエンジンブレーキ側をできるだけ少
なくして、エンジンの減速時に発生する回生エネルギー
を効率良く取り出すことが可能である。一方、バッテリ
の残存量が満充電の場合は、吸排気系通路をクローズに
して空気の流れを遮断しエンジンのポンピングロスを最
大にしてエンジンブレーキ側を大きくすることにより、
運転者に違和感を与えることなくスムーズな減速を提供
することができる。
【0044】実施の形態5.実施の形態4の説明におい
て、図6の排気側バイパス制御弁29が開の場合、また
は図7の排気ブレーキバルブ41が閉の場合には、触媒
コンバータ27には排気ガスが流れ込めず、そのため排
気ガスの熱が十分にもらえずに温度が低下してくる。こ
こで、触媒コンバータ27の温度は、触媒の作用が十分
に発揮できるように所定温度(600℃)以上に保持す
る必要がある。
【0045】そこで、実施の形態5では、実施の形態4
の制御動作(図5のフローチャート)における、吸排気
系通路をオープンにするために図6の排気側バイパス制
御弁29を開にする場合、または吸排気系通路をクロー
ズにするために図7の排気ブレーキバルブ41を閉にす
る場合、触媒コンバータ27に設けられた抵抗31に通
電して発熱させ、所定温度(600℃)に加熱するよう
に制御する。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1から請求項14の
発明によれば、エンジンの減速時に発生する回生エネル
ギーを、バッテリの残存量が空充電の場合はエンジンブ
レーキ側をできるだけ少なくして、効率良く取り出すこ
とができ、また、バッテリの残存量が満充電の場合はエ
ンジンブレーキ側を大きくすることで、運転者に違和感
を与えることなくスムーズな減速を提供することができ
る。
【0047】特に、請求項3から請求項5の発明によれ
ば、バッテリの残存量が空充電の場合は、スロットル弁
又は吸・排気系通路をオープンにすることにより、エン
ジンブレーキ側をできるだけ少なくして、エンジンの減
速時に発生する回生エネルギーを効率良く取り出すこと
が可能となる。また、バッテリの残存量が満充電の場合
は、スロットル弁又は吸・排気系通路をクローズにして
空気の流れを遮断しエンジンのポンピングロスを最大に
してエンジンブレーキ側を大きくすることにより、運転
者に違和感を与えることなくスムーズな減速を提供する
ことができる。
【0048】請求項8から請求項11の発明によれば、
バッテリとして、高出力密度又は高エネルギー密度タイ
プのアルカリ二次電池、リチウム二次電池、ニッケルカ
ドミウム電池、電気二重層コンデンサを採用することに
より、急激なエネルギーの充電又は回生エネルギーの充
電量の増大、充電効率の向上が図れ、さらなる改善が期
待できる。
【0049】請求項12から請求項14の発明によれ
ば、バッテリの端子電圧、電流値、電解液の比重により
バッテリの残存容量を検出することができ、バッテリの
充電(回生エネルギーの吸収)が可能であるかを判定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による回生エネルギ
ー制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1による回生エネルギー制御装置
の動作を示すフローチャートである。
【図3】 一般的なバッテリの電圧−電流特性を示すグ
ラフである。
【図4】 一般的なバッテリの電解液比重−充放電特性
を示すグラフである。
【図5】 実施の形態4による回生エネルギー制御装置
の動作を示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態4による回生エネルギー制御装置
の動作を示す構成図である。
【図7】 実施の形態4による回生エネルギー制御装置
の動作を示す構成図である。
【符号の説明】
1 エンジン、2 ジェネレータ、3 インバータ、4
電子制御ユニット、5 バッテリ、8 タイヤ、9
ブレーキスイッチ、10 燃料タンク、11燃料弁、1
2 電圧計、22 スロットル弁、23 吸気管、26
排気管、27 触媒コンバータ、32 EGR装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/24 F02D 9/02 U 5H115 9/04 Z F02D 9/02 43/00 301K 9/04 301T 43/00 301 45/00 395Z H01M 10/48 P 45/00 395 B60K 9/00 Z H01M 10/48 (72)発明者 中山 政和 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会 社内 Fターム(参考) 3G065 AA10 AA11 BA00 DA05 EA05 GA00 GA17 GA29 3G084 AA00 BA05 BA06 BA13 BA19 BA20 BA24 CA06 EA11 FA00 FA03 FA06 3G091 AA01 AA17 AB03 BA04 BA14 BA15 BA19 CA04 CA13 DB11 EA18 EA28 FA19 FB03 FC08 GA01 HA39 HA45 HB03 HB05 3G093 AA07 AA16 AB00 CB07 DA04 DB00 DB09 DB15 DB19 DB20 EA00 EA05 EA07 EA09 EA11 EC02 FA11 FB02 5H030 AA08 AA10 AS08 FF11 FF22 FF42 FF44 5H115 PA12 PG04 PI16 PI24 PO09 PO17 PU01 PU23 PU25 PU26 QE10 QI04 QI09 QI12 QN03 RE07 SE05 SE06 TE07 TI02 TI04 TI05 TI06 TI10 TR19

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気と燃料が供給され回転駆動力を発生
    するエンジンと、このエンジンの回転軸に連結され回生
    時に電力を発生するジェネレータと、このジェネレータ
    から電力の供給を受けるとともに直流電力を出力するバ
    ッテリとを備え、回生時に上記バッテリの残存容量によ
    り、上記エンジンに供給される空気と燃料量を制御する
    ことを特徴とする回生エネルギー制御装置。
  2. 【請求項2】 上記ジェネレータはモータとしても動作
    可能な構成とし、上記ジェネレータからの交流電力を所
    定の直流電力として上記バッテリに出力すると共に、直
    流電力から交流電力に変換可能なインバータを設けるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の回生エネルギー制御装
    置。
  3. 【請求項3】 回生時にバッテリが満充電の場合はエン
    ジンの吸気管に設けられたスロットル弁を閉に、空充電
    の場合は上記スロットル弁を開に制御することを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の回生エネルギー制御
    装置。
  4. 【請求項4】 回生時にバッテリが満充電の場合はエン
    ジンの吸気系通路をクローズに、空充電の場合はエンジ
    ンの吸気系通路をオープンに制御することを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回生エネ
    ルギー制御装置。
  5. 【請求項5】 回生時にバッテリが満充電の場合はエン
    ジンの排気系通路をクローズに、空充電の場合はエンジ
    ンの排気系通路をオープンに制御することを特徴とする
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回生エネ
    ルギー制御装置。
  6. 【請求項6】 エンジンの排気系通路をクローズに、又
    はエンジンの排気系通路をオープンにしたことにより、
    エンジンの排気系通路に設けられた触媒コンバータの温
    度が所定値より下がる場合、触媒コンバータを加熱する
    ことを特徴とする請求項5に記載の回生エネルギー制御
    装置。
  7. 【請求項7】 回生時にバッテリが空充電の場合はエン
    ジンに供給する燃料をカットすることを特徴とする請求
    項1から請求項6のいずれか1項に記載の回生エネルギ
    ー制御装置。
  8. 【請求項8】 上記バッテリとして、アルカリ二次電池
    を使用することを特徴とする請求項1から請求項7のい
    ずれか1項に記載の回生エネルギー制御装置。
  9. 【請求項9】 上記バッテリとして、リチウム二次電池
    を使用することを特徴とする請求項1から請求項7のい
    ずれか1項に記載の回生エネルギー制御装置。
  10. 【請求項10】 上記バッテリとして、ニッケルカドミ
    ウム電池を使用することを特徴とする請求項1から請求
    項7のいずれか1項に記載の回生エネルギー制御装置。
  11. 【請求項11】 上記バッテリとして、電気二重層コン
    デンサを使用することを特徴とする請求項1から請求項
    7のいずれか1項に記載の回生エネルギー制御装置。
  12. 【請求項12】 上記バッテリの残存容量を検出するの
    に、バッテリの端子電圧を測定することを特徴とする請
    求項1から請求項11のいずれか1項に記載の回生エネ
    ルギー制御装置。
  13. 【請求項13】 上記バッテリの残存容量を検出するの
    に、バッテリの電解液比重を測定することを特徴とする
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の回生エ
    ネルギー制御装置。
  14. 【請求項14】 電流センサで検出した電流を積算し、
    温度センサで検出した温度から自己放電量を求めてバッ
    テリの残存量を推定することを特徴とする請求項1から
    請求項11のいずれか1項に記載の回生エネルギー制御
    装置。
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