JP2000282514A - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

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JP2000282514A
JP2000282514A JP11093656A JP9365699A JP2000282514A JP 2000282514 A JP2000282514 A JP 2000282514A JP 11093656 A JP11093656 A JP 11093656A JP 9365699 A JP9365699 A JP 9365699A JP 2000282514 A JP2000282514 A JP 2000282514A
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Hiroshi Taji
浩 田路
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オプション装置に圧源を安定して供給するこ
とができ、多様なオプション装置に対応することのでき
る建設機械の油圧回路を提供する。 【解決手段】第一及び第二の油圧ポンプ2,3と、複数の
方向制御弁5〜10と、アクチュエータとは別のアクチュ
エータをオプション装置として追加し得る構成の建設機
械の油圧回路において、第一の油圧ポンプ2から方向制
御弁に通じる主油路であってその方向制御弁の手前から
分岐されオプション装置に接続される分岐油路L5と、切
換制御手段とを有し、切換制御手段は、(a)分岐油路L5
を遮断し、且つ第一油圧ポンプ2からの圧油を方向制御
弁に通じる主油路L3に流す状態と、(b)分岐油路L5を開
通させ、且つ第一油圧ポンプ2からの圧油をその分岐油
路L5にのみ流すとともに、第二油圧ポンプ3からの圧油
を主油路L1,L2に流す状態との間で切り換わるように構
成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設機械の油圧回路
に関し、より詳しくは破砕機やブレーカ等のアクチュエ
ータをオプションとして装着することのできる建設機械
の油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、油圧ショベル等の油圧式建設機械
の用途は多様化しており、作業機に標準装備されている
バケットに代えて破砕機、ブレーカ等のアクチュエータ
(以下、オプション装置と呼ぶ)を用いることがある。
【0003】この種のオプション装置はバケット用アク
チュエータとは異なり、一般に油圧ポンプの最大流量を
必要としない低容量型である。このようなオプション装
置をフロントアタッチメントに装着した状態で、可変容
量形油圧ポンプから吐出される圧油を標準装備のアクチ
ュエータとオプション装置との間でやりとりすると、標
準装備のアクチュエータの操作がオプション装置の駆動
に影響を及ぼし不安定となる。従って、オプション装置
専用に安定した圧源を確保する必要がある。
【0004】しかしながら、現状の油圧ショベルでは2
ポンプ方式が主流であり、オプション装置に対して安定
した圧源を確保するには、第三のポンプを追加するか、
または図3に示すように、可変容量形油圧ポンプP1、
P2の吐出ポートにフローデバイダ50を設け、オプシ
ョン装置に優先的に圧油を供給するかである。フローデ
バイダ50を設けた油圧回路では、オプション装置を操
作するリモコン弁からパイロット圧Paが導出され切換
弁50aのパイロットポートに作用すると、切換弁50
aはア位置からイ位置に切り換えられ、可変容量形油圧
ポンプP1及びP2から吐出される圧油が合流されてポ
ートC3から流れる。従ってオプション装置に優先的に
圧油が供給される。なお、図中、C1及びC2は標準装
備のアクチュエータに圧油を供給するポートである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
三のポンプを追加すると、油圧回路のコストが高くな
り、且つオプション装置は頻繁に使用するものではない
にも拘わらず常にその第三のポンプを駆動させておく必
要があるため、エネルギーロスが増加するという問題が
ある。
【0006】また、上記フローデバイダ50を備えた油
圧回路では、ポートC3からオプション装置に供給する
圧油流量は小容量で足りるものであるが、両可変容量形
油圧ポンプP1及びP2を常に駆動させるため、最大油
量からオプション装置に必要な油量を差し引いた残りは
C1及びC2ポートから下流に排出されることになる。
従って、極めてエネルギーロスの多い運転をせざるを得
ないという問題がある。加えて、フローデバイダ50
は、コストを低減する目的で流量が固定されていること
が多く、多様なオプション装置に対応することができな
いという問題もある。
【0007】本発明は以上のような従来の油圧回路にお
ける課題を考慮してなされたものであり、主たる目的は
エネルギーロスを招くことなくオプション装置に圧源を
安定して供給することができる油圧回路を提供すること
にあり、さらに、多様なオプション装置に対応すること
のできる建設機械の油圧回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、少
なくとも第一及び第二の油圧ポンプと、その油圧ポンプ
から吐出される圧油の流量及び方向を制御して各アクチ
ュエータに供給する複数の方向制御弁と、アクチュエー
タとは別のアクチュエータをオプション装置として追加
し得る構成の建設機械の油圧回路において、第一の油圧
ポンプから方向制御弁に通じる主油路であってその方向
制御弁の手前から分岐されオプション装置に接続される
分岐油路と、切換制御手段とを有し、該切換制御手段
は、(a)分岐油路を遮断し、且つ第一油圧ポンプからの
圧油を方向制御弁に通じる主油路に流す状態と、(b)分
岐油路を開通させ、且つ第一油圧ポンプからの圧油をそ
の分岐油路にのみ流すとともに、第二油圧ポンプからの
圧油を主油路に流す状態との間で切り換わるように構成
されている建設機械の油圧回路である。
【0009】請求項2の本発明において、切換制御手段
は、分岐油路に介設され遮断位置と連通位置とを有する
第一の切換弁と、第一油圧ポンプから方向制御弁に通じ
る主油路に介設され遮断位置と連通位置とを有する第二
の切換弁と、オプション使用モードに切り換えられた際
に、第二の切換弁を閉じて第一の切換弁を開く制御部と
から構成することができる。
【0010】請求項3の本発明において、運転席にオプ
ション使用モードを選択するスイッチを備えることが好
ましい。
【0011】請求項4の本発明において、複数の方向制
御弁が複数のセンターバイパスライン上に分けて配列さ
れている構成では、通常、圧油を左右の走行アクチュエ
ータのみに供給する第一切換位置及び左右の走行アクチ
ュエータとそれ以外のアクチュエータへ分配供給する第
二切換位置を有し、走行直線性能を高めるための走行直
進弁が備えられている。この場合、その走行直進弁にさ
らに第三切換位置として第二の切換弁を付加することが
好ましい。
【0012】請求項5の本発明において、各センターバ
イパスライン上に圧油をタンクに逃がすカット弁をそれ
ぞれ設け、アクチュエータを操作する際に、操作対象の
アクチュエータを制御するための方向制御弁が配置され
ていない側のセンターバイパスラインを閉じて圧抜けを
防止するように構成することが好ましい。
【0013】請求項6の本発明において、上記カット弁
はアクチュエータの操作指令値に比例して開閉するよう
に構成することが好ましい。
【0014】請求項7の本発明において、第一及び第二
油圧ポンプが可変容量形油圧ポンプからなり、この構成
ではポンプ吐出流量を調整する流量操作部を備えること
が好ましい。
【0015】請求項8の本発明において、上記第一の切
換弁は別のアクチュエータの操作指令値に比例して開閉
するように構成することが好ましい。
【0016】請求項1の本発明に従えば、第一の油圧ポ
ンプから方向制御弁に通じる主油路が遮断されて分岐油
路が連通し、その分岐油路に接続されたオプション装置
が操作可能になる。従って2ポンプ方式の油圧回路で
は、一方の油圧ポンプをオプション装置専用として確保
することができ、オプション装置を安定操作することが
できる。
【0017】請求項2の本発明に従えば、第1の切換弁
を、第一の油圧ポンプから方向制御弁に通じる主油路に
直接取り付けず分岐油路に介設したため、第1の切換弁
を、油圧ポンプから複数の方向制御弁に至る間の狭いス
ペースに設ける必要がなく回路設計が容易になる。
【0018】請求項3の本発明に従えば、オプション使
用モードの切り換えが運転席で簡便に行える。
【0019】請求項4の本発明に従えば、第二の切換弁
を走行直進弁に付加しているため、回路構成を簡略化す
ることができる。
【0020】請求項5の本発明に従えば、オプション装
置と建設機械に標準装備されているアクチュエータとを
併用する場合に、圧抜けを防止して操作対象となるアク
チュエータに所定の油圧力を供給することができる。
【0021】請求項6の本発明に従えば、アクチュエー
タの操作指令値に比例してカット弁を開閉させることが
でき、アクチュエータの操作性を高めることができる。
【0022】請求項7の本発明に従えば、オプション装
置の許容流量を超えないようにして可変容量形油圧ポン
プの流量を抑制することができる。
【0023】請求項8の本発明に従えば、別のアクチュ
エータの操作指令値に比例して第一の切換弁を開閉させ
ることができ、オプション装置の操作性を高めることが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明に係る建設機械の油圧回路
を油圧ショベルに適用した場合の一実施形態を示したも
のである。なお、本実施形態では、フロントアタッチメ
ントのバケットに代えてオプション装置としての破砕機
を取り付ける場合を例に取り説明する。
【0026】エンジン1の駆動によって第一油圧ポンプ
2、第二油圧ポンプ3及びパイロットポンプ4がそれぞ
れ作動する。第一及び第二油圧ポンプ2,3は可変容量
形油圧ポンプであって、斜板の傾斜角変位に基づいて吐
出流量が変化する斜板式アキシャルピストンポンプで構
成されている。2a,3aは斜板の傾斜を制御するレギ
ュレータである。
【0027】第一及び第二油圧ポンプ2,3から吐出さ
れる圧油は、図中左側のセンターバイパスラインLCB
上に配設された方向制御弁、具体的には左走行モータ用
制御弁5、旋回モータ用制御弁6、アームシリンダ用制
御弁7に供給されるとともに、図中右側のセンターバイ
パスラインRCB上に配設された方向制御弁、具体的に
は右走行モータ用制御弁8、バケットシリンダ用制御弁
9、ブームシリンダ用制御弁10に供給される。また、
パイロットポンプ4から吐出されるパイロット圧は制御
圧用の圧源Paとして利用される。
【0028】第一油圧ポンプ2から旋回モータ用制御弁
6に通じる油路L3及び上記第二油圧ポンプ3から右走
行モータ用制御弁8に通じる油路L1には走行直進弁1
1が介設されている。この走行直進弁11は、通常、第
一切換位置(ア位置)及び第二切換位置(イ位置)から
構成されているものであるが、本実施形態では第三切換
位置(ウ位置)を第二の切換弁として付加している。
【0029】この走行直進弁11は、左右の走行モータ
のみ操作する場合にはイ位置にあり、従って第一油圧ポ
ンプ2から吐出される圧油は右側のセンターバイパスラ
インRCB側に供給され、第二油圧ポンプ3から吐出さ
れる圧油は油路L2を通じて左側センターバイパスライ
ンLCB側に供給される。それにより、右走行モータ用
制御弁11及び左走行モータ用制御弁5には、それぞれ
第一油圧ポンプ2及び第二油圧ポンプ3から個別に圧油
が供給される。
【0030】ところが、左右走行レバーを同一位置に操
作した状態で、例えばブームやアームを起伏操作する
と、走行直進弁11はイ位置からア位置に切り換わり、
第一油圧ポンプ2から吐出される圧油は、油路L3を通
じて旋回モータ用制御弁6、アームシリンダ用制御弁7
或いはブームシリンダ用制御弁10に分配供給される。
このとき、第2ポンプ3から吐出される圧油は油路L1
とL2にパラレルに流れ、左右走行モータ用制御弁5,
8に供給される。それにより、例えば走行モータを駆動
しつつブームを起伏させるような複合操作を行う場合で
あっても、第2ポンプ3から吐出される圧油は左右の走
行モータに等しく供給され走行直進性を保つことができ
るようになっている。
【0031】また、第1ポンプ2から走行直進弁11に
通じる油路L4には分岐油路L5が分岐されており、こ
の分岐油路L5には第一の切換弁としてのカット弁1
2、チェック弁13を介してオプション装置14を制御
するためのオプション用制御弁15が接続されている。
なお、上記油路L3及びL4は主油路とみなすことがで
きる。
【0032】上記カット弁12はオプション装置14を
使用しない通常のショベル作業時には分岐油路L5を閉
じ、オプション装置14を使用する場合には切換弁16
から導出されるパイロット圧を受けて分岐油路L5を開
くようになっている。なお、切換弁16は、制御部とし
てのコントローラ17から出力される制御信号S1によ
って制御される。制御信号S1は、キャビン内に設けら
れたモード切換スイッチ(モード切換操作部)18が閉
じられた場合にコントローラ17から出力されるように
なっている。上記コントローラ17、切換弁16、カッ
ト弁12は切換制御手段とみなすことができる。
【0033】19はオプション装置14を操作するため
のリモコン弁であり、図に示す中立位置からA方向また
はB方向に操作すると、圧力センサ20によって操作圧
が検出され、操作量に応じた信号S2がコントローラ1
7に与えられる。
【0034】また、21は第一油圧ポンプ2の吐出流量
を調整するための調整ノブ(流量操作部)であり、調整
ノブ21を矢印C方向に回動させると、回転量に応じた
信号S3がコントローラ17に与えられ、コントローラ
17は電磁比例減圧弁22に対して流量制御信号S4を
出力し、レギュレータ2aの傾転角を調整することがで
きるようになっている。
【0035】具体的には、流量が最大流量設定値Qmax
である上限値と、流量がスタンバイ流量設定値Q1であ
る下限値の間で吐出流量を調整することができる。
【0036】また、センターバイパスLCBにおけるア
ームシリンダ用制御弁7の下流側にはカット弁23が設
けられ、一方、センターバイパスRCB上におけるブー
ムシリンダ用制御弁10の下流側にはカット弁24が設
けられている。
【0037】走行直進弁11がウ位置に切り換えられる
と、第1ポンプ2から吐出される圧油は遮断され、第2
ポンプ3から吐出される圧油のみ油路L1と油路L2に
パラレルに供給される。この状態ではセンターバイパス
LCB側のいずれかの制御弁を操作しても、センターバ
イパスRCB側から圧油がタンクTに抜けるため回路圧
が立たない。従ってセンターバイパスLCB側のいずれ
かの制御弁を操作する場合にはカット弁24を閉じて圧
油をセンターバイパスLCB側に流し、この逆にセンタ
ーバイパスRCB側のいずれかの制御弁を操作する場合
にはカット弁23を閉じて圧油をセンターバイパスRC
B側に流すようにしている。
【0038】なお、図中、25はブーム合流弁、26は
アーム合流弁、27は第2ポンプの流量を調整するため
の電磁比例減圧弁である。28は走行直進弁11をウ位
置に切り換えるためのパイロット圧を導出するための切
換弁であり、モード切換スイッチ18を閉じたときにエ
位置からオ位置に切り換わり、パイロット圧を走行直進
弁11の右側受圧部に作用させるようになっている。
【0039】次に、上記構成を有する油圧回路の動作に
ついて説明する。なお、以下の説明ではオプション装置
14が装着されていることを前提とする。
【0040】まず、オペレータがモード切換スイッチ1
8を投入すると、切換弁16がエ位置からオ位置に切り
換わり、切換弁16と連動して切換弁28がエ位置から
オ位置に切り換わる。
【0041】切換弁16を介してパイロット圧源からパ
イロット圧が導出されるとカット弁12が開弁する。一
方、走行直進弁11はイ位置からウ位置に切り換わる。
それにより、第1ポンプ2と油路L3は遮断され第1ポ
ンプ2から吐出される圧油は全量油路L5に流れる。従
って、カット弁12、チェック弁13、オプション用制
御弁15を通じてオプション装置の操作が可能になる。
【0042】この状態でリモコン弁19が操作される
と、圧力センサ20から操作量に応じた信号S2がコン
トローラ17に与えられ、コントローラ17はリモコン
弁19の操作量に比例して切換弁16の開度を制御す
る。切換弁16から導出されるパイロット圧の特性は、
第1ポンプ2から吐出される圧油流量が低容量のオプシ
ョン装置14の動作に適応できるよう設定されている。
【0043】すなわち、図2の流量特性Sに示されるよ
うに、リモコン圧がP1からP2(操作範囲)まで変化
する場合に、流量Qがリモコン圧に比例してQ1(スタ
ンバイ設定流量)からQ2(オプション装置に必要とさ
れる流量)まで増加するように設定されている。カット
弁12の動作をこのように制御することにより、リモコ
ン弁19の操作に対するオプション装置14の追従性が
高まり、操作性が良好になる。なお、Q1(スタンバイ
設定流量)は装着されるオプション装置によって最大Q
maxまで高めることができる。
【0044】また、調整ノブ21は、第1ポンプ2を特
殊アタッチメント専用の圧源として確保した場合に、ポ
ンプ流量を調整することができ、従って、低容量のオプ
ション装置14のみ操作する場合には吐出流量を減少さ
せることができる。
【0045】オプション装置14を操作しつつ左走行モ
ータ、旋回モータ、アームシリンダのうちのいずれかを
操作すると、カット弁24が閉じて第2ポンプ3から吐
出される圧油はセンターバイパスLCB側に供給され
る。
【0046】また、オプション装置14を操作しつつ右
走行モータ、バケットシリンダ、ブームシリンダのうち
のいずれかを操作すると、カット弁25が閉じて第2ポ
ンプ3から吐出される圧油はセンターバイパスRCB側
に供給される。
【0047】なお、モード切換スイッチ18が押下され
ない場合は、第一油圧ポンプ2は右走行モータ、バケッ
トシリンダ、ブームシリンダ、アームシリンダの操作量
に比例して制御され、第二油圧ポンプ3は左走行モー
タ、旋回モータ、アームシリンダ、ブームシリンダの操
作量に比例して制御されることになる。このとき、カッ
ト弁24はアーム合流操作量に比例して制御され、カッ
ト弁23はブーム合流操作量に比例して制御される。
【0048】なお、本実施形態では、カット弁12に対
してパイロット圧を導入する切換弁16、及び走行直進
弁11の右側パイロットポートにパイロット圧を導入す
る切換弁28を別構成としたが、一つの切換弁から切換
弁16及び走行直進弁11に対しパラレルにパイロット
圧を導入する構成であってもよい。
【0049】また、本発明の切換制御手段は、本実施形
態では分岐油路L5、カット弁12、走行直進弁11の
第三の切換位置ウ及び切換弁28で構成したが、スペー
スに余裕がある場合には油路L4に直接切換弁を介設す
ることもできる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の本発明によれば、一つの油圧ポンプをオプシ
ョン装置専用として確保することができ、オプション装
置を安定操作させることができる。
【0051】請求項2の本発明によれば、第1の切換弁
を、ポンプから複数の方向制御弁に至る狭いスペースに
設ける必要がないため、回路設計が容易になる。
【0052】請求項3の本発明によれば、オプション使
用モードの切り換えが運転席で簡便に行える。
【0053】請求項4の本発明によれば、第二の切換弁
が走行直進弁に付加されているため、回路構成を簡略化
することができる。
【0054】請求項5の本発明によれば、オプション装
置と建設機械に標準装備されているアクチュエータとを
併用する場合に、圧抜けを防止して操作対象となるアク
チュエータに所定の油圧力を供給することができる。
【0055】請求項6の本発明によれば、アクチュエー
タの操作指令値に比例してカット弁を開閉させることが
できるため、アクチュエータの操作性を高めることがで
きる。
【0056】請求項7の本発明によれば、可変容量形油
圧ポンプの流量を増減させることができるため、オプシ
ョン装置の許容流量を超えないようにしてポンプ流量を
抑制することができる。
【0057】請求項8の本発明によれば、別のアクチュ
エータの操作指令値に比例して第一の切換弁を開閉させ
ることができるため、オプション装置の操作性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建設機械の油圧回路図である。
【図2】オプション使用モードにおけるリモコン圧−ポ
ンプ流量特性を示すグラフである。
【図3】フローデバイダを用いた従来の油圧回路図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 2 第一油圧ポンプ 3 第二油圧ポンプ 4 パイロットポンプ 5〜10 制御弁 11 走行直進弁 12 カット弁 16 切換弁 17 コントローラ 18 オプション切換スイッチ 19 リモコン弁 21 調整ノブ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第一及び第二の油圧ポンプ
    と、その油圧ポンプから吐出される圧油の流量及び方向
    を制御して各アクチュエータに供給する複数の方向制御
    弁と、前記アクチュエータとは別のアクチュエータをオ
    プション装置として追加し得る構成の建設機械の油圧回
    路において、 前記第一の油圧ポンプから前記方向制御弁に通じる主油
    路であってその方向制御弁の手前から分岐され前記オプ
    ション装置に接続される分岐油路と、切換制御手段とを
    有し、該切換制御手段は、 (a)前記分岐油路を遮断し、且つ前記第一油圧ポンプか
    らの圧油を前記方向制御弁に通じる主油路に流す状態
    と、(b)前記分岐油路を開通させ、且つ前記第一油圧ポ
    ンプからの圧油をその分岐油路にのみ流すとともに、前
    記第二油圧ポンプからの圧油を前記主油路に流す状態と
    の間で切り換わるように構成されていることを特徴とす
    る建設機械の油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記切換制御手段は、前記分岐油路に介
    設され遮断位置と連通位置とを有する第一の切換弁と、
    前記第一油圧ポンプから前記方向制御弁に通じる主油路
    に介設され遮断位置と連通位置とを有する第二の切換弁
    と、オプション使用モードに切り換えられた際に、前記
    第二の切換弁を閉じて前記第一の切換弁を開く制御部と
    から構成される請求項1記載の建設機械の油圧回路。
  3. 【請求項3】 運転席にオプション使用モードを選択す
    るスイッチが備えられている請求項1または2に記載の
    建設機械の油圧回路。
  4. 【請求項4】 前記複数の方向制御弁が複数のセンター
    バイパスライン上に分けて配列され、前記第二の切換弁
    は、圧油を左右の走行アクチュエータのみに供給する第
    一切換位置及び左右の走行アクチュエータとそれ以外の
    アクチュエータへ分配供給する第二切換位置を有する走
    行直進弁にさらに第三切換位置として付加されたもので
    ある請求項2記載の建設機械の油圧回路。
  5. 【請求項5】 前記各センターバイパスライン上に圧油
    をタンクに逃がすカット弁がそれぞれ設けられ、前記ア
    クチュエータを操作する際に、操作対象のアクチュエー
    タを制御するための方向制御弁が配置されていない側の
    センターバイパスラインを閉じて圧抜けを防止するよう
    に構成されている請求項4記載の建設機械の油圧回路。
  6. 【請求項6】 前記カット弁が前記アクチュエータの操
    作指令値に比例して開閉するように構成されている請求
    項5記載の建設機械の油圧回路。
  7. 【請求項7】 前記第一及び第二油圧ポンプが可変容量
    形油圧ポンプからなり、ポンプ吐出流量を調整する流量
    操作部が備えられている請求項1〜6のいずれかに記載
    の建設機械の油圧回路。
  8. 【請求項8】 前記第一の切換弁は前記別のアクチュエ
    ータの操作指令値に比例して開閉するように構成されて
    いる請求項2〜7のいずれかに記載の建設機械の油圧回
    路。
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