JP2000281112A - 吐出容器 - Google Patents
吐出容器Info
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- JP2000281112A JP2000281112A JP11083108A JP8310899A JP2000281112A JP 2000281112 A JP2000281112 A JP 2000281112A JP 11083108 A JP11083108 A JP 11083108A JP 8310899 A JP8310899 A JP 8310899A JP 2000281112 A JP2000281112 A JP 2000281112A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 球弁やスプリングなどで弁機構を構成してい
るため、部品点数、組み立て工程が多く、その結果、製
品自体が高価なものとなってしまっていた。 【解決手段】 容器本体の先端に吐出部を設けるととも
に、容器本体内の液体を加圧せしめることによって前記
吐出部に液体を供給する吐出容器であって、前記容器本
体内の液体の貯溜部と吐出部との間に、液体を加圧する
ことによって拡開するスリットが形成されたフィルム状
部材を配置した。
るため、部品点数、組み立て工程が多く、その結果、製
品自体が高価なものとなってしまっていた。 【解決手段】 容器本体の先端に吐出部を設けるととも
に、容器本体内の液体を加圧せしめることによって前記
吐出部に液体を供給する吐出容器であって、前記容器本
体内の液体の貯溜部と吐出部との間に、液体を加圧する
ことによって拡開するスリットが形成されたフィルム状
部材を配置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体の先端に
吐出部を設けるとともに、容器本体内の液体を加圧せし
めることによって前記吐出部に液体を供給する吐出容器
に関する。その吐出容器の一例としては、インキ、墨、
絵の具などの液体を貯溜した筆記具、また、アイライナ
ー、リップカラー、マニキュアなどの液体を貯溜した化
粧具、さらには、目薬、消毒液、化膿止めなどの液体を
貯溜した薬剤容器、調味料、機械油、洗浄液などの液体
を貯溜した塗布具が挙げられる。
吐出部を設けるとともに、容器本体内の液体を加圧せし
めることによって前記吐出部に液体を供給する吐出容器
に関する。その吐出容器の一例としては、インキ、墨、
絵の具などの液体を貯溜した筆記具、また、アイライナ
ー、リップカラー、マニキュアなどの液体を貯溜した化
粧具、さらには、目薬、消毒液、化膿止めなどの液体を
貯溜した薬剤容器、調味料、機械油、洗浄液などの液体
を貯溜した塗布具が挙げられる。
【0002】
【従来の技術】液体を加圧することによって、弁を開放
せしめ、吐出部から液体を吐出させる吐出容器として、
実公昭52−16928号公報が知られている。その実
用新案登録請求の範囲には、「先端に設けた穂先3と連
通可能に首部1内端へ筒体4を固定させ、該筒体状部小
筒部4a周壁に穿孔させた通路孔5と穂先3とを連通、
遮断可能にスプリング7を介して球弁8を内装させ、化
粧液を収納させたゴム製チューブ15を内装させた押し
下げ管16一端を軸筒2後端から突出させて内装させ、
該押し下げ管16押圧で下降し、押圧解除、復帰可能に
スプリング14を介装させて該押し下げ管16下端に接
続固定したシリンダー筒9を筒体4と水密的に嵌合させ
ると共に、上部内周壁に一定間隔を内向きフランジ1
0、11を突設させて下部フランジ11上面に通路溝1
2……を設けておき一方筒体の小筒部4aに水密的且摺
動可能に嵌合させたパッキング13を上下フランジ1
0、11間へ上下移動可能に配置させて、非作動時に上
記ゴム製チューブ15と連通し、作動時は該チューブ1
5と遮断して容積減少可能とした液溜室Aを設けて成る
化粧液等塗布容器。」と記載されている。つまり、押し
下げ管16を押圧することによって液溜め室A内の液体
を加圧せしめ、その液圧によって球弁8を押し下げ開弁
し、こうして液体を穂先3に含浸させるものである。
せしめ、吐出部から液体を吐出させる吐出容器として、
実公昭52−16928号公報が知られている。その実
用新案登録請求の範囲には、「先端に設けた穂先3と連
通可能に首部1内端へ筒体4を固定させ、該筒体状部小
筒部4a周壁に穿孔させた通路孔5と穂先3とを連通、
遮断可能にスプリング7を介して球弁8を内装させ、化
粧液を収納させたゴム製チューブ15を内装させた押し
下げ管16一端を軸筒2後端から突出させて内装させ、
該押し下げ管16押圧で下降し、押圧解除、復帰可能に
スプリング14を介装させて該押し下げ管16下端に接
続固定したシリンダー筒9を筒体4と水密的に嵌合させ
ると共に、上部内周壁に一定間隔を内向きフランジ1
0、11を突設させて下部フランジ11上面に通路溝1
2……を設けておき一方筒体の小筒部4aに水密的且摺
動可能に嵌合させたパッキング13を上下フランジ1
0、11間へ上下移動可能に配置させて、非作動時に上
記ゴム製チューブ15と連通し、作動時は該チューブ1
5と遮断して容積減少可能とした液溜室Aを設けて成る
化粧液等塗布容器。」と記載されている。つまり、押し
下げ管16を押圧することによって液溜め室A内の液体
を加圧せしめ、その液圧によって球弁8を押し下げ開弁
し、こうして液体を穂先3に含浸させるものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技
術にあっては、球弁やスプリングなどで弁機構を構成し
ているため、部品点数、組み立て工程が多く、その結
果、製品自体が高価なものとなってしまっていた。ま
た、球弁やスプリングなどは、金属でできているものが
多く、使用する液体によっては腐食などが生じてきてし
まい、液体を不衛生にしてしまう危険性もあった。云う
までもないが、液体が、化粧液や食品などの場合には、
特に、好ましくないものである。
術にあっては、球弁やスプリングなどで弁機構を構成し
ているため、部品点数、組み立て工程が多く、その結
果、製品自体が高価なものとなってしまっていた。ま
た、球弁やスプリングなどは、金属でできているものが
多く、使用する液体によっては腐食などが生じてきてし
まい、液体を不衛生にしてしまう危険性もあった。云う
までもないが、液体が、化粧液や食品などの場合には、
特に、好ましくないものである。
【0004】尚、図11に示すように、前記のような球
弁機構がなく、液体の圧力を直接、吐出部に伝え液体を
吐出させるものもある。詳述すると、可撓性の容器10
1の上部には、開口部102が形成されたキャップ10
3が着脱自在に固定されており、そのキャップ103に
は塗布部(吐出部)となるスポンジ104が固定されて
いる。可撓性の容器101を押圧することにより液体を
加圧し、その加圧した液体を前記スポンジ104に含浸
させ吐出させるものである。しかし、部品点数が少なく
安価な製品ではあるものの、非使用時は、塗布部となる
スポンジ104が弁機構の代わりに液体の吐出を遮断す
る役目になり、使用する液体が低粘度の場合は、容器を
振ったりすると不用意に吐出してしまうこともあった。
また、容器を逆さまの状態で放置したりすると液だれを
生じてしまうことがあった。
弁機構がなく、液体の圧力を直接、吐出部に伝え液体を
吐出させるものもある。詳述すると、可撓性の容器10
1の上部には、開口部102が形成されたキャップ10
3が着脱自在に固定されており、そのキャップ103に
は塗布部(吐出部)となるスポンジ104が固定されて
いる。可撓性の容器101を押圧することにより液体を
加圧し、その加圧した液体を前記スポンジ104に含浸
させ吐出させるものである。しかし、部品点数が少なく
安価な製品ではあるものの、非使用時は、塗布部となる
スポンジ104が弁機構の代わりに液体の吐出を遮断す
る役目になり、使用する液体が低粘度の場合は、容器を
振ったりすると不用意に吐出してしまうこともあった。
また、容器を逆さまの状態で放置したりすると液だれを
生じてしまうことがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、容器本体の先端に吐出部を
設けるとともに、容器本体内の液体を加圧せしめること
によって前記吐出部に液体を供給する吐出容器であっ
て、前記容器本体内の液体の貯溜部と吐出部との間に、
液体を加圧することによって拡開するスリットが形成さ
れたフィルム状部材を配置したことを特徴とする吐出容
器を第1の要旨とし、前記フィルム状部材が吐出部に設
けた吐出口部材に固着されていることを特徴とする請求
項1に記載の吐出容器を第2の要旨とするものである。
鑑みてなされたものであり、容器本体の先端に吐出部を
設けるとともに、容器本体内の液体を加圧せしめること
によって前記吐出部に液体を供給する吐出容器であっ
て、前記容器本体内の液体の貯溜部と吐出部との間に、
液体を加圧することによって拡開するスリットが形成さ
れたフィルム状部材を配置したことを特徴とする吐出容
器を第1の要旨とし、前記フィルム状部材が吐出部に設
けた吐出口部材に固着されていることを特徴とする請求
項1に記載の吐出容器を第2の要旨とするものである。
【0006】
【実施例】図1に化粧具とした一例を示す。具体的に
は、先端に断面が円形の筆穂を有するアイライナーであ
る。尚、以下、図中下方向を後方と言い、図中上方を前
方という。参照符号1は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ナイロン、エチレン・ビニルアルコール共重合体な
どの樹脂材料を射出成形などによって成形した容器本体
であり、この容器本体1の前方部は液体を貯溜する液溜
め部2となっている。また、容器本体1の後方部には、
後端から突出しているノック部材3を押圧することによ
って、回転前進する前進機構4が配置されている。そし
て、その前進機構4の1つ構成である雄螺子が形成され
た押し棒5の前端には、前記容器本体1の内壁面を液密
摺動するピストン部材6が取り付けられている。このピ
ストン部材6の前進によって、液溜め部2の液体を加圧
するのである。符号7は、前記容器本体1の中間部内壁
面に固定された雌螺子部材であり、その雌螺子部材7に
は前記押し棒5が螺合している。
は、先端に断面が円形の筆穂を有するアイライナーであ
る。尚、以下、図中下方向を後方と言い、図中上方を前
方という。参照符号1は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ナイロン、エチレン・ビニルアルコール共重合体な
どの樹脂材料を射出成形などによって成形した容器本体
であり、この容器本体1の前方部は液体を貯溜する液溜
め部2となっている。また、容器本体1の後方部には、
後端から突出しているノック部材3を押圧することによ
って、回転前進する前進機構4が配置されている。そし
て、その前進機構4の1つ構成である雄螺子が形成され
た押し棒5の前端には、前記容器本体1の内壁面を液密
摺動するピストン部材6が取り付けられている。このピ
ストン部材6の前進によって、液溜め部2の液体を加圧
するのである。符号7は、前記容器本体1の中間部内壁
面に固定された雌螺子部材であり、その雌螺子部材7に
は前記押し棒5が螺合している。
【0007】前記容器本体1の先端開口部には、繊維を
束ねた筆穂8を固定したホルダー9が圧入固定されてい
る。尚、繊維を束ねた筆穂8の代わりにウレタンスポン
ジや焼結した繊維芯をホルダー9に取り付けてもよい。
また、そのホルダー9内には、前記筆穂8に液体をスム
ーズに供給するためのパイプ10が固定されたパイプホ
ルダー11が圧入固定されているが、前記パイプ10と
パイプホルダー11とは、樹脂材質で射出成形などによ
って一体成形しても良い。前記パイプホルダー11の外
周側面には、リブ12が形成されており、ホルダー9内
への圧入固定を強固なものにしている。また、そのリブ
12が形成されているパイプホルダ−11の後方周縁部
は、筒状部13となっている。
束ねた筆穂8を固定したホルダー9が圧入固定されてい
る。尚、繊維を束ねた筆穂8の代わりにウレタンスポン
ジや焼結した繊維芯をホルダー9に取り付けてもよい。
また、そのホルダー9内には、前記筆穂8に液体をスム
ーズに供給するためのパイプ10が固定されたパイプホ
ルダー11が圧入固定されているが、前記パイプ10と
パイプホルダー11とは、樹脂材質で射出成形などによ
って一体成形しても良い。前記パイプホルダー11の外
周側面には、リブ12が形成されており、ホルダー9内
への圧入固定を強固なものにしている。また、そのリブ
12が形成されているパイプホルダ−11の後方周縁部
は、筒状部13となっている。
【0008】そして、そのパイプホルダー11の筒状部
13と前記容器本体1の前方内面に形成されたフランジ
部14との間には、フィルム状部材15が配置されてい
る。そのフィルム状部材15には、自己の弾性力により
常時は閉鎖するスリット16が形成されている。そのス
リット16は、「−」状(図4参照)であっても良い
し、「+」状(図5参照)であっても良く、さらには、
「Y」状(図6参照)であっても良い。要は、使用する
液体の吐出量や粘度を考慮して適宜選択すればよいので
ある。
13と前記容器本体1の前方内面に形成されたフランジ
部14との間には、フィルム状部材15が配置されてい
る。そのフィルム状部材15には、自己の弾性力により
常時は閉鎖するスリット16が形成されている。そのス
リット16は、「−」状(図4参照)であっても良い
し、「+」状(図5参照)であっても良く、さらには、
「Y」状(図6参照)であっても良い。要は、使用する
液体の吐出量や粘度を考慮して適宜選択すればよいので
ある。
【0009】尚、前記フィルム状部材15は、筒状部1
3に熱溶着、超音波溶着、接着剤による接着等の方法で
固着されている。筒状部13の後端とフランジ部14と
によりフィルム状部材15を挾み込むことによって固定
してもよい。前記フィルム状部材15の材質としては、
PETやポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロンなど
単層構造から成形してもよいが、PETの下面にポリエ
チレンを貼着したものやPETの下面にポリプロピレン
を貼着したものなど二層構造としてもよい。また、アル
ミ箔の上面にPETを貼着するとともに下面にポリエチ
レンを貼着したものやアルミ箔の上面にPETを貼着す
るとともに下面にポリプロピレンを貼着したものなど三
層構造のものであってもよい。さらには、塩化ビニリデ
ンでコートしたPETの下面にポリエチレンを貼着した
ものや塩化ビニリデンでコートしたPETの下面にポリ
プロピレンを貼着したもの、酸化珪素でコートしたPE
Tの下面にポリエチレンを貼着したもの、酸化珪素でコ
ートしたPETの下面にポリプロピレンンを貼着したも
の、PETの下面にホットメルト系の樹脂をコートした
ものなどであってもよい。勿論、ニトリルゴム、エチレ
ンプロピレンゴム、クロロプレンゴムなどゴムの薄材で
あってもよいし、エラストマーを薄板状に成形したもの
であってもよい。要は、液体の種類によって適宜選択す
ればよいのである。符号17は、筆穂8の乾燥を防止す
るとともに黴菌などの付着を防止するキャップである。
3に熱溶着、超音波溶着、接着剤による接着等の方法で
固着されている。筒状部13の後端とフランジ部14と
によりフィルム状部材15を挾み込むことによって固定
してもよい。前記フィルム状部材15の材質としては、
PETやポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロンなど
単層構造から成形してもよいが、PETの下面にポリエ
チレンを貼着したものやPETの下面にポリプロピレン
を貼着したものなど二層構造としてもよい。また、アル
ミ箔の上面にPETを貼着するとともに下面にポリエチ
レンを貼着したものやアルミ箔の上面にPETを貼着す
るとともに下面にポリプロピレンを貼着したものなど三
層構造のものであってもよい。さらには、塩化ビニリデ
ンでコートしたPETの下面にポリエチレンを貼着した
ものや塩化ビニリデンでコートしたPETの下面にポリ
プロピレンを貼着したもの、酸化珪素でコートしたPE
Tの下面にポリエチレンを貼着したもの、酸化珪素でコ
ートしたPETの下面にポリプロピレンンを貼着したも
の、PETの下面にホットメルト系の樹脂をコートした
ものなどであってもよい。勿論、ニトリルゴム、エチレ
ンプロピレンゴム、クロロプレンゴムなどゴムの薄材で
あってもよいし、エラストマーを薄板状に成形したもの
であってもよい。要は、液体の種類によって適宜選択す
ればよいのである。符号17は、筆穂8の乾燥を防止す
るとともに黴菌などの付着を防止するキャップである。
【0010】次に、フィルム状部材15の筒状部13へ
の固着方法について詳細に説明する。簡単な方法として
は、接着剤などによる固着があげられる。しかし、液体
の種類によっては、接着剤と液体とが融合してしまう場
合があるので、フィルム状部材15をパイプホルダー1
1の筒状部13の後端面18に載置した状態で加熱や超
音波などにより熱溶着することが好ましい。図3におけ
るハッチング部分は熱溶着部分(固着部分)19を示す
ものである。尚、熱溶着による固着の確実性を高めるた
めに、フィルム状部材15の溶着面を固着されるパイプ
ホルダー11の材質と同一にしてもよい。また、フィル
ム状部材15が二層、三層といった多層構造をとる場合
には、熱溶融温度の低い材質の面をパイプホルダー11
の後端面18に位置させた方が好ましい。
の固着方法について詳細に説明する。簡単な方法として
は、接着剤などによる固着があげられる。しかし、液体
の種類によっては、接着剤と液体とが融合してしまう場
合があるので、フィルム状部材15をパイプホルダー1
1の筒状部13の後端面18に載置した状態で加熱や超
音波などにより熱溶着することが好ましい。図3におけ
るハッチング部分は熱溶着部分(固着部分)19を示す
ものである。尚、熱溶着による固着の確実性を高めるた
めに、フィルム状部材15の溶着面を固着されるパイプ
ホルダー11の材質と同一にしてもよい。また、フィル
ム状部材15が二層、三層といった多層構造をとる場合
には、熱溶融温度の低い材質の面をパイプホルダー11
の後端面18に位置させた方が好ましい。
【0011】次に、使用方法・動作について説明する。
容器本体1のノック部材3を押圧すると、押し棒5が回
転しながら前進する。この押し棒5の前進に伴いピスト
ン部材6が前進し、液溜め部2の液体を加圧する。そし
て、この加圧された液体は、その液圧によって前記フィ
ルム状部材15のスリット16を開放せしめ、液体をパ
イプ10に吐出せしめる。ここで、加圧された量の液体
がパイプ10、筆穂8に吐出すると、液溜め部2内の圧
力が容器本体1の外の圧力と同じくなり、前記フィルム
状部材15のスリット16は自己の弾性力(復元力)に
より閉鎖する。
容器本体1のノック部材3を押圧すると、押し棒5が回
転しながら前進する。この押し棒5の前進に伴いピスト
ン部材6が前進し、液溜め部2の液体を加圧する。そし
て、この加圧された液体は、その液圧によって前記フィ
ルム状部材15のスリット16を開放せしめ、液体をパ
イプ10に吐出せしめる。ここで、加圧された量の液体
がパイプ10、筆穂8に吐出すると、液溜め部2内の圧
力が容器本体1の外の圧力と同じくなり、前記フィルム
状部材15のスリット16は自己の弾性力(復元力)に
より閉鎖する。
【0012】以上の例においては、本発明を筆穂が繊維
状のアイライナ−に適用した例をあげて説明したが、図
8、図9に示すように、容器本体1の前方の筆穂8に櫛
歯20を固定して、毛染め用の吐出容器などに適用して
も良い。櫛歯20の歯部21の断面形状は、図10では
円形のものを示したが、楕円であっても角形であっても
よい。また、歯部21の本数は何本でもよいし、配置も
適宜設定してよい。尚、ピストンを前進させる手段も本
実施例に限定されることなく、容器本体の側面部を押圧
させることによって前進させても良く、種々適用可能で
ある。
状のアイライナ−に適用した例をあげて説明したが、図
8、図9に示すように、容器本体1の前方の筆穂8に櫛
歯20を固定して、毛染め用の吐出容器などに適用して
も良い。櫛歯20の歯部21の断面形状は、図10では
円形のものを示したが、楕円であっても角形であっても
よい。また、歯部21の本数は何本でもよいし、配置も
適宜設定してよい。尚、ピストンを前進させる手段も本
実施例に限定されることなく、容器本体の側面部を押圧
させることによって前進させても良く、種々適用可能で
ある。
【0013】
【発明の効果】本発明は、容器本体の先端に吐出部を設
けるとともに、容器本体内の液体を加圧せしめることに
よって前記吐出部に液体を供給する吐出容器であって、
前記容器本体内の液体の貯溜部と吐出部との間に、液体
を加圧することによって拡開するスリットが形成された
フィルム状部材を配置したので、部品点数が少なく組立
性もよく、安価で、また、非使用時、不用意に吐出して
しまうこともなく、容器を逆さまの状態で放置したりし
ても液だれを生じてしまうことのない吐出容器を提供す
ることができる。
けるとともに、容器本体内の液体を加圧せしめることに
よって前記吐出部に液体を供給する吐出容器であって、
前記容器本体内の液体の貯溜部と吐出部との間に、液体
を加圧することによって拡開するスリットが形成された
フィルム状部材を配置したので、部品点数が少なく組立
性もよく、安価で、また、非使用時、不用意に吐出して
しまうこともなく、容器を逆さまの状態で放置したりし
ても液だれを生じてしまうことのない吐出容器を提供す
ることができる。
【図1】本発明を示す要部縦断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】パイプホルダーを示す外観図。
【図4】フィルム状部材を示す平面図。
【図5】フィルム状部材の変形例を示す平面図。
【図6】フィルム状部材の変形例を示す平面図。
【図7】図2に相当する作用を示す図。
【図8】変形例を示す外観図。
【図9】図8の要部縦断面図。
【図10】図8のB−B線断面図。
【図11】従来の技術を示す縦断面図。
1 容器本体 2 液溜め部 3 ノック部材 4 回転前進機構 5 押し棒 6 ピストン部材 7 雌螺子部材 8 筆穂 9 ホルダー 10 パイプ 11 パイプホルダー 12 リブ 13 筒状部 14 フランジ部 15 フィルム状部材 16 スリット 17 キャップ 18 後端面 19 熱溶着部分(固着部分) 20 櫛歯 21 歯部
Claims (2)
- 【請求項1】 容器本体の先端に吐出部を設けるととも
に、容器本体内の液体を加圧せしめることによって前記
吐出部に液体を供給する吐出容器であって、前記容器本
体内の液体の貯溜部と吐出部との間に、液体を加圧する
ことによって拡開するスリットが形成されたフィルム状
部材を配置したことを特徴とする吐出容器。 - 【請求項2】 前記フィルム状部材が吐出部に設けた吐
出口部材に固着されていることを特徴とする請求項1に
記載の吐出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11083108A JP2000281112A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 吐出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11083108A JP2000281112A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 吐出容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000281112A true JP2000281112A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13793016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11083108A Pending JP2000281112A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 吐出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000281112A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7293674B2 (en) | 2002-04-30 | 2007-11-13 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Discharge container having a squeezable and deformable |
WO2012033037A1 (ja) | 2010-09-07 | 2012-03-15 | 株式会社トクヤマデンタル | ノック式吐出容器 |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP11083108A patent/JP2000281112A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7293674B2 (en) | 2002-04-30 | 2007-11-13 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Discharge container having a squeezable and deformable |
WO2012033037A1 (ja) | 2010-09-07 | 2012-03-15 | 株式会社トクヤマデンタル | ノック式吐出容器 |
US8985399B2 (en) | 2010-09-07 | 2015-03-24 | Tokuyama Dental Corporation | Knock-type ejection container |
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