JP2000280791A - 車両内装部材およびその製造方法 - Google Patents

車両内装部材およびその製造方法

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JP2000280791A
JP2000280791A JP11093444A JP9344499A JP2000280791A JP 2000280791 A JP2000280791 A JP 2000280791A JP 11093444 A JP11093444 A JP 11093444A JP 9344499 A JP9344499 A JP 9344499A JP 2000280791 A JP2000280791 A JP 2000280791A
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slit
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JP11093444A
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Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮材の風合の一致による質感向上や該表皮
材の貼着作業の合理化による製造コスト低減等を図った
車両内装部材およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 表皮材40は、真空成形型50を利用し
て一枚のシート状素材から真空成形され、パネル基材2
1の外面部22に貼着される第1表皮部分41と、エア
バッグドア30の外面部34に貼着される第2表皮部分
42と、その間を連設する連結表皮部分43を有する。
そして、連結表皮部分43の少なくとも一部を、パネル
基材21に形成したスリット31を介して該基材21の
裏側へ収納することで、第1表皮部分41と第2表皮部
分42が、互いの境界端部同志が密着した状態で外方へ
臨むようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所要形状に成形
された本体と、この本体と一体的に成形されて該本体の
一部分を構成し、乗員室側への折曲げ変位が可能な扉部
とを有し、これら本体および扉部の各外面部に表皮材を
貼着して形成される車両内装部材と、この表皮材の貼着
に係る車両内装部材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年に至り、殆どの乗用車では、衝突事
故等による衝撃から乗員を保護するために、運転席エア
バッグ装置および助手席エアバッグ装置が標準的に装備
されている。前記運転席エアバッグ装置は一般的にステ
アリングの中央に装備され、前記助手席エアバッグ装置
は、乗員室前方に組付けた車両内装部材(インストルメ
ントパネル)における助手席前方の内部に格納した状態
で装備されている。このため前記インストルメントパネ
ルでは、前記助手席エアバッグ装置に対応した部位に乗
員室側へ開放するエアバッグドアが形成または配設さ
れ、このドアがパネルから開放することで乗員室へ開口
した開口部を画成するようになっている。すなわち、衝
突による衝撃を感知して前記エアバッグ装置が作動する
と、膨張したエアバッグは、前記エアバッグドアを内側
から押し開き、開口部を介して乗員室内へ展開するよう
になる。
【0003】車両内装部材としての前記インストルメン
トパネルは、所要形状に成形したパネル基材の外面部
(乗員室側を指向する外面部)に表皮材を装着するものと
して、パネル基材と表皮材との間に弾力性を有するウ
レタン発泡体を介在させたインストルメントパネル、
パネル基材の外面部に単層または複層の表皮材を直に貼
着したインストルメントパネル等がある。このうち前記
のインストルメントパネルは、発泡成形型を利用して
成形されるもので、前工程で予め所要形状に成形した表
皮材およびパネル基体を発泡成形型にセットし、両者間
に画成される空間内でウレタン原液を発泡固化させるこ
とで製造される。従って、表皮材およびパネル基材の夫
々の成形工程時に、エアバックドアの形成予定位置とな
る部位に該ドアの輪郭に沿って延在する薄肉の破断予定
部を予め形成しておくことができるので、エアバッグド
アをパネル基体(表皮材)と一体的に形成することが可能
である。すなわちエアバッグドアは、助手席エアバッグ
装置が作動してエアバッグが膨張した際には、内側から
の押圧力により前記破断予定部が破断してエアバッグド
アとして乗員室側へ開放(折曲げ変位)され、これにより
画成された開口部からエアバッグが展開されるようにな
る。このようなインストルメントパネルは、助手席エア
バッグ装置の作動前では、エアバッグドアがパネル基材
の一部を構成しているので、パネル全体の質感向上を図
り得る利点があるが、作業工数が多くなるため製造コス
トが嵩むものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、所謂「表皮貼込
インパネ」とも称される前記のインストルメントパネ
ルは、例えば真空成形型を利用して成形されるもので、
予め所要形状に成形したパネル基材を真空成形型にセッ
トし、接着剤が裏面に塗布されかつ加熱により軟化した
シート状素材を該パネル基材の外面部に吸引密着させる
ことで、表皮材の成形および貼着を同時に行なうように
なっている。しかるにこの製造方法では、真空成形され
る表皮材に破断予定部を予め形成し得ないので、表皮材
の破断を前提としたエアバッグドアの確実かつ適切な開
放が保証されない問題がある。このため図10に示すよ
うに、パネル基材71とエアバッグドア74とを別部材
として形成し、後工程でパネル基材71に形成した開口
部72にエアバッグドア74を装着する形態が採用され
ている。
【0005】ところが、パネル基材71とエアバッグド
ア74とが別々に成形されるので、金型製作費等を含む
製造設備費の増加や製造工程数の増加に伴い、製造コス
トが嵩む難点が指摘される。また、前記パネル基材71
の外面部73に対する表皮材76a(76)の貼着作業
と、エアバッグドア74の外面部75に対する表皮材7
6b(76)の貼着作業とは、全く別工程で別々に行なわ
れるものであるから表皮材の貼着作業工数も増え、これ
により製造コストが更に嵩むものとなっていた。しかも
各表皮材76a,76bは、同一種類のシート状素材か
ら成形するようにしたとしても、夫々が該素材の異なる
部位を使用しているので表面に形成された「シボ」模様の
大きさや方向等に微細な差異があり、パネル基材71に
エアバッグドア74を装着した際には、夫々の表皮材7
6a,76bの風合が微妙に異なってインストルメント
パネルの質感低下を招来していた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたもので、本体と扉部とを一体的に形成
すると共に、この扉部を折曲げ変位させた状態で本体お
よび該扉部の各外面部に一枚のシート状素材からなる表
皮材を貼着するようにすることで、表皮材の風合の一致
による質感向上や該表皮材の貼着作業の合理化による製
造コスト低減等を図った車両内装部材およびその製造方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため本発明に係る車両内装部材は、所
要形状に成形されて乗用車の乗員室内に設置される本体
と、この本体と一体的に成形されて常には該本体の一部
分を構成し、輪郭に沿って形成されたスリットにより乗
員室側への折曲げ変位が可能な扉部とを有し、これら本
体および扉部の各外面部に表皮材が貼着される車両内装
部材において、前記表皮材は一枚のシート状素材から真
空成形されて、前記本体の外面部に貼着される第1表皮
部分と前記扉部の外面部に貼着される第2表皮部分とそ
の間を連設する連結表皮部分を有し、前記連結表皮部分
の少なくとも一部を前記スリットを介して本体の裏側へ
収納することで、前記第1表皮部分と第2表皮部分を、
互いの境界端部同志が密着した状態で乗員室へ臨ませる
よう構成したことを特徴とする。
【0008】同じく前記課題を解決し、所期の目的を達
成するため別の発明に係る車両内装部材の製造方法は、
所要形状に成形されて乗用車の乗員室内に設置される本
体と、この本体と一体的に成形されて常には該本体の一
部分を構成し、輪郭に沿って形成されたスリットにより
乗員室側への折曲げ変位が可能な扉部とを有し、これら
本体および扉部の各外面部に表皮材が貼着される車両内
装部材を製造するに際し、真空成形型の取付部に前記本
体をセットすると共に、この取付部から突出形成された
凸部が前記扉部を裏側から押圧することで、本体に対し
て扉部を弾性的に折曲げ変位させ、前記真空成形型の空
気吸引を保持した状態で、接着剤が裏面に塗布されかつ
加熱により軟化したシート状素材を、前記本体および扉
部の夫々の外面部に吸引密着させて表皮材の成形および
貼着を行ない、前記表皮材の貼着完了後に、この表皮材
と共に前記本体を前記真空成形型から取外す際に、本体
の外面部に貼着された第1表皮部分と扉部の外面部に貼
着された第2表皮部分との間に形成された連結表皮部分
を、前記スリットを介して本体の裏側へ収納しながら扉
部を元の状態に弾性復帰させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る車両内装部材
およびその製造方法につき、好適な実施例を挙げて、添
付図面を参照しながら以下説明する。本実施例では、車
両内装部材として、図1に示すように、車両における乗
員室10の前方に設置されるインストルメントパネル2
0を例示する。なお、説明の便宜上、図1の右側(乗員
室10の後方側)をインストルメントパネル20の前側
とし、同図の左側(フロントガラス12側)を該パネル2
0の後側とする。
【0010】(インストルメントパネル)本実施例のイン
ストルメントパネル20は、各種車載機器,基材の設置
用基体とされるパネル基材(本体)21と、このパネル基
材21の上面に設けられるエアバッグドア(扉部)30と
が一体的に成形され、これらパネル基材21の外面部2
2およびエアバッグドア30の外面部34に表皮材40
を直に貼着して形成されている。そして、前記エアバッ
グドア30を一体的に設けたパネル基材21は、乗員室
10の前方に配設されたエアコンユニット13やリィン
フォースバー11に固定された助手席エアバッグ装置1
5等を全体的に覆った状態で、その後端縁部21aをフ
ロントガラス12の下縁部に近接させて適宜の固定手段
を利用して車体に設置固定される。
【0011】(パネル基材)前記パネル基材21は、例え
ばポリプロピレン(PP)等のオレフィン系の樹脂素材か
らなり、乗員室10の車幅方向の略全幅に亘って延在す
るサイズに設定され、所要の意匠形状にインジェクショ
ン成形される。そして、スピードメータ等の計器類を備
えた計器盤(図示せず)を運転席から視認容易な位置に設
置保持する一方、各種の小間物や車検証等を収納するグ
ローブボックス26を助手席側に開閉可能に設置保持す
ると共に、更に前記エアコンユニット13を操作する空
調操作ユニットやオーディオユニット(何れも図示せず)
を左右中央に設置保持するようになっている。なお、前
記パネル基材21の所要位置には、前記エアコンユニッ
ト13から送出された調温空気を乗員室10へ吹出し案
内する空気吹出口(図示せず)も開設される。
【0012】(エアバッグドア)前記エアバッグドア30
は、図3および図7に示すように、前記パネル基材21
における助手席側の上面に形成され、常には該パネル基
材21の一部分を構成しており、その輪郭に沿って形成
されたスリット31により該基材21に対して弾性的な
折曲げ変位が可能になっている。前記スリット31は、
パネル基材21の上面前方において左右に延在する前部
31aと、この前部31aの左端から後方(フロントガ
ラス12側)へ延在する左部31bと、前記前部31a
の右端から後方(フロントガラス12側)へ延在する右部
31cとからなり、全体として平面コ字状に形成されて
いる。これによりエアバッグドア30は、全体として矩
形状を呈することになり、左部31bおよび右部31c
の各後端を結ぶラインをヒンジポイントとした折曲げ変
位が可能となる。そして、エアバッグドア30の前端側
を上方へ変位させることで、図2に示すように、パネル
基材21にエアバッグ18用の開口部23を画成する。
【0013】またパネル基材21の外面部には、前記ヒ
ンジポイントに沿って折曲げ案内溝32が形成され、エ
アバッグドア30のスムーズな折曲げ変位がなされるよ
うになっている。従って表皮材40には、パネル基材2
1に形成されたコ字状のスリット31と折曲げ案内溝3
2に対応する部分が、全体としてロ字状に視認されるこ
とになる(図7)。なお、前記折曲げ案内溝32をパネル
基材21の裏面部に形成した場合には、表皮材40に
は、前記コ字状のスリット31に対応する部分がコ字状
に視認されるようになる。
【0014】前記スリット31の前部31a,左部31
b,右部31cは、何れも表皮材40の厚みhの略2倍
程度の間隙(幅寸法)に設定されており(図8)、後述する
ように、エアバッグドア30の外端縁部30aとパネル
基材21側の内端縁部23aにより、連結表皮部分43
の端部近傍部位の好適な密着を図るようになっている。
またパネル基材21の裏側には、図2に示すように、前
記エアバッグドア30の輪郭形状に沿った矩形枠状の当
受部材37が取付けられ、エアバッグドア30の下方へ
の折曲げ変位の規制およびパネル基材21の補強をなす
ようになっている。すなわち前記当受部材37には、前
記スリット31に沿って内側へ延出した係止片38が形
成してあり、この係止片38にエアバッグドア30の端
部が係止される。なおエアバッグドア30の裏側には、
金属製または強化樹脂製の補強板33が取付けられ、膨
張するエアバッグ18の押圧力による衝撃でエアバッグ
ドア30自体が破損することを防止するようになってい
る。
【0015】(表皮材)前記表皮材40は、例えばポリプ
ロピレン(PP)等のオレフィン系の熱可塑性樹脂を材質
とする単層で一枚のシート状素材Sから成形され、前記
パネル基材21の外面部22に貼着された第1表皮部分
41と、前記エアバッグドア30の外面部34に貼着さ
れた第2表皮部分42と、その間に両表皮部分41,4
2を連設する連結表皮部分43を有している。この連結
表皮部分43は、少なくともその一部が、図6および図
8に示すように、前記スリット31を介してパネル基材
21の裏側へ折返された状態で収納されている。そして
前述したように、エアバッグドア30の外端縁部30a
とパネル基材21の内端縁部23aとは、表皮材40の
厚みhの略2倍の間隙が画成されるので、連結表皮部分
43は両端縁部23a,30aによって挟まれ、第1表
皮部分41と第2表皮部分42の境界端部同志が好適に
密着するようになり、外観上は一枚表皮の如く乗員室1
0へ臨んでいる。なお、パネル基材21の裏側に収納さ
れた連結表皮部分43は、前側,左側,右側の各折返し部
分44a,44b,44cに破断予定部45が形成してあ
り、この破断予定部45により第1表皮部分41側と第
2表皮部分42側とに破断分離可能となっている。
【0016】前述のように形成されたエアバッグドア3
0は、助手席エアバッグ装置15の作動前にあっては、
常にはパネル基材21の一部分を構成している。また、
前記補強板33の前方側に係止片35が一体成形されて
おり、前記助手席エアバッグ装置15のケース体16と
係止片35との間に開度規制ベルト36が結合されてい
る。この開度規制ベルト36は、エアバッグドア30が
折曲げ変位して所要角度に変位した際に緊張する長さに
設定されている。従ってエアバッグドア30は、エアバ
ッグ装置15のエアバッグ18の膨張で所要の押圧力が
内側に作用すると、後端側(フロントガラス12側)をヒ
ンジポイントとして前端側(乗員室10の後方側)を上昇
させた傾斜状態までの開放変位が許容され、これにより
画成された開口部23を介してエアバッグ18が乗員室
10側へ展開する。なお、開度規制ベルト36が緊張す
ると、エアバッグドア30はそれ以上の開放が規制さ
れ、該ドア30とフロントガラス12との衝突が防止さ
れる(図2)。
【0017】次に、前記パネル基材21およびエアバッ
グドア30に対する表皮材40の貼着を中心とした前記
インストルメントパネル20の製造方法につき、図3〜
図8をもとに説明する。本実施例のインストルメントパ
ネル20は、真空成形型50を利用して、パネル基材2
1およびエアバッグドア30に対して表皮材40の貼着
を行なう。
【0018】(真空成形型)そこで、図5(b)をもとに真
空成形型50につき概略説明すると、この真空成形型5
0は、前記パネル基材21をセットする成形部51と、
この成形部51の下部開口を覆蓋する底板54とからな
り、全体として内部空間55が形成された中空体を呈し
ている。前記成形部51には、パネル基材21の裏側に
整合し得る形状に取付部52と、この取付部52にセッ
としたパネル基材21の前記エアバッグドア30に整合
位置に部位に傾斜状に突出した凸部53が形成されてい
る。この凸部53は、前記エアバッグドア30の裏面に
当接する後方傾斜の傾斜面部53aと、前方および左右
側方を指向した端面部53bとからなり、この端面部5
3bの上下の略中央には、断面V形の溝部60がコ字状
に延在形成されている。また前記成形部51では、外部
と内部空間55とを連通する複数個の空気流通孔56が
所定位置に開設されている一方、前記底板54の略中央
部に設けた開口54aには、空気圧調整装置58に連結
した空気導通管57が接続されている。従って、空気圧
調整装置58を空気吸引運転すると、内部空間55内に
適宜の負圧が形成されることにより、各空気流通孔56
を介して外部の空気が内部空間55内へ吸引され、また
空気圧調整装置58を空気送出運転すると、内部空間5
5内に適宜の正圧が形成されることにより、空気流通孔
56を介して内部空間55内の空気が成形部51の外部
へ噴出するようになる。
【0019】(パネル基材のセット工程)前記真空成形型
50を利用した本実施例の製造方法では、先ず図3に示
すように、前工程においてエアバッグドア30を一体的
にインジェクション成形したパネル基材21を、真空成
形型50の取付部52にセットする。前記取付部52に
対してパネル基材21を位置決めするに際し、前記凸部
53がエアバッグドア30の裏面に当接して、該エアバ
ッグドア30を上方へ押圧するようになる。そして、パ
ネル基材21が取付部52に完全にセットされると、エ
アバッグドア30は、前記凸部53における傾斜面部5
3aに密着した状態、すなわち後方に向かって所要角度
で下降傾斜した状態に折曲げ変位される(図4および図
5(b))。
【0020】(表皮材の成形および貼着工程)次いで、前
記空気圧調整装置58により空気吸引に保持した状態
で、表皮材40の成形および貼着を行なう。すなわち図
4に示すように、表皮材40に成形される一枚のシート
状素材Sは、表面S1に適宜のシボ加工が施されると共
に裏面S2に接着材が塗布されて一対のクランプ部材5
9,59で両端部を挟持され、図示しないヒータにより
所定温度に加熱されて軟化した状態となっている。この
ようなシート状素材Sを真空成形型50の上方に位置決
めした後、下降移動(乃至シート状素材Sに対して真空
成形型50を上昇移動)させ、該シート状素材Sを成形
部51が覆われるように押し当てる。この際に、前記空
気圧調整装置58の空気吸引運転により、内部空間55
内の空気が吸引されて該空間55に適宜の負圧が形成さ
れることに伴い、シート状素材Sとパネル基材21およ
びエアバッグドア30との間に介在していた空気が、空
気流通孔56を介して内部空間55内へ吸引される。こ
れによりシート状素材Sは、そのパネル基材21の外面
部22とエアバッグドア30の外面部34および凸部5
3の端面部53bに沿った形状に変形すると共に、裏面
2が各外面部22,34およぴ端面部53bに吸着され
るようになる(図5(a)および図5(b))。
【0021】(破断予定部の形成)パネル基材21および
エアバッグドア30に貼着された表皮材40では、前述
したように、パネル基材21に対してエアバッグドア3
0が所要角度に折曲げ変位した状態で成形部51にセッ
トされているため、パネル基材21の外面部22に貼着
された第1表皮部分41と、エアバッグドア30の外面
部34に貼着された第2表皮部分42との間に、これら
パネル基材21とエアバッグドア30の何れにも貼着さ
れない連結表皮部分43が形成される。すなわちこの連
結表皮部分43は、表皮成形時において前記凸部53の
端面部53bに吸着された部分である。また連結表皮部
分43では、端面部53bに形成した前記溝部60に吸
着した部分、殊に該溝部60の鋭角状の最深部での肉厚
が薄くなり、この部分が破断予定部45として形成され
る。
【0022】(パネル基材の脱型工程)前記シート状素材
Sから表皮材40が成形され、かつパネル基材21の外
面部22およびエアバッグドア30の外面部34に対す
る該表皮材40の貼着が完了したら、前記クランプ部材
59,59による表皮材40の挟持を解除する。そし
て、前記空気圧調整装置58を空気送出運転に変更する
ことにより、内部空間55に適宜の正圧が形成されて、
各空気流通孔56を介して内部空間55内の空気が外部
へ噴出し、取付部52にセットされたパネル基材21
は、適宜押上げられて成形部51からの脱型が容易にな
る(図6)。この際に、取付部52からパネル基材21が
離間するに従い、エアバッグドア30に対する凸部53
の押圧が相対的に解除されるので、エアバッグドア30
は元の状態に弾性復帰するようになる。
【0023】(連結表皮部分の収納処理)なお、パネル基
材21の脱型に伴ってエアバッグドア30が元の状態に
弾性復帰するに際して、前記連結表皮部分43を開口部
23側へ押込みながらエアバッグドア30を弾性復帰さ
せることにより、該連結表皮部分43がスリット31を
介してパネル基材21の裏側へ収納される。この際に、
前記スリット31の幅寸法が、前述したように、表皮材
40の厚みhの約2倍に設定されているから、連結表皮
部分43は、エアバッグドア30の外端縁部30aとパ
ネル基材21の内端縁部23aに挟まれるようになり、
第1表皮部分41と第2表皮部分42の境界端部同志が
好適に密着して、両表皮部分41,42はあたかも一枚
表皮の如く連続的に延在するようになる。また、後工程
でパネル基材21の裏側に当受部材37を取付けること
により、エアバッグドア30の下方への変位も好適に規
制される。
【0024】このように本実施例の製造方法では、真空
成形型50の取付部52にパネル基材21および該基材
21に一体的に形成したエアバッグドア30をセットし
て、一枚のシート状素材Sから成形される表皮材40を
両部材21,30に同時に貼着するようにしたので、表
皮材40の貼着作業工程の簡略化に伴う製造時間の短縮
化が図られる。また、パネル基材21に対してエアバッ
グドア30を所要角度に折曲げ変位した状態で真空成形
型50にセットして、両部材21,30に貼着された第
1表皮部分41と第2表皮部分42とその間に連結表皮
部分43を形成するようにしたので、この連結表皮部分
43をスリット31を介してパネル基材21の裏側へ収
納するだけで各表皮部分41,42の境界端部の処理が
簡単になされると共に、インストルメントパネル20の
外観が奇麗に処理されて質感が向上が図られる。また、
表皮材40の成形・貼着工程時に連結表皮部分43に破
断予定部45が形成されるので、切込み形成工程の省略
化に伴う製造工程の簡素化が図られる。更に、パネル基
材21にエアバッグドア30が一体成形されているの
で、パネル基材21とエアバッグドア30を別々に成形
する場合と比較して、金型製造費を含む設備費等を抑え
て製造コスト低減を図り得る。
【0025】また、前述した製造方法により表皮材40
を貼着したインストルメントパネル20では、パネル基
材21に貼着された第1表皮部分41およびエアバッグ
ドア30に貼着された第2表皮部分42が一枚のシート
状素材Sから形成されるので、両表皮部分41,42に
おける色相が全く同じとなり視覚状の違和感を生ずるこ
とがない。また、両表皮部分41,42の表面S1に形成
された「シボ」模様の大きさや方向等も同一になって、両
者の統一性が図られる。すなわち、第1表皮部分41と
第2表皮部分42の風合が完全に一致するので、両者は
あたかも一枚表皮の如く乗員室10へ臨むようになり、
インストルメントパネル20全体の質感向上が図られ
る。また、連結表皮部分43に破断予定部45を形成し
てあるので、エアバッグ装置15のエアバッグ18の膨
張により所要の押圧力が該ドア30の内側から作用した
際には、この破断予定部45の部分で連結表皮部分43
が破断分離し、パネル基材21に対するエアバッグドア
30の確実な折曲げ変位(開放)が保証される。
【0026】なお、パネル基材21の裏側に収納された
前記連結表皮部分43に、後工程において、前記破断予
定部45(スリット31)に沿った切込みを所要長に亘っ
て形成するようにしてもよい。このように切込みを前も
って形成しておけば、エアバッグドア30の開放前に既
に第1表皮部分41と第2表皮部分42とが適宜分離し
ているので、パネル基材21に対するエアバッグドア3
0のスムーズかつ確実な折曲げ変位(開放)が保証され
る。なお、パネル基材21の裏側に延出した連結表皮部
分43の大部分を切除するようにしても、パネル基材2
1に対するエアバッグドア30の確実な開放を保証し得
る。
【0027】また前記表皮材40に関しては、本実施例
に示したようなポリプロピレンを材質とした単層タイプ
の他に、これを表面材として該表面材の裏側に裏打発泡
層としてポリプロピレンを材質とする発泡シートからな
る裏面材をラミネートした複層タイプも好適に実施可能
である。
【0028】そして前記実施例では、パネル基材21に
エアバッグドア30を閉成した状態で該パネル基材21
をインジェクション成形する場合を例示したが、例えば
図9に示すように、エアバッグドア30が開放(折曲げ
変位)した状態でパネル基材21をインジェクション成
形し、これを前記真空成形型50の取付部52にセット
して表皮材40の成形・貼着を行ない、表皮材貼着完了
後にエアバッグドア30を押圧して通常位置(エアバッ
グ装置作動前状態)に固定するようにしてもよい。
【0029】なお、本発明が対象とする車両内装部材
は、前記実施例のインストルメントパネル20に限定さ
れるものではなく、例えばセンターコンソールやピラー
ガーニッシュ等の各種車両内装部材も対象とし得る。
【0030】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る車両
内装部材によれば、本体に貼着された第1表皮部分およ
び扉部に貼着された第2表皮部分が一枚のシート状素材
から形成されるので、両表皮部分における色相が全く同
じとなり、視覚上の違和感を生ずることがない。また、
両表皮部分の表面に形成された「シボ」模様の大きさや方
向等が同一になって、両者の統一性が図られる利点を有
する。すなわち、第1表皮部分と第2表皮部分の風合が
完全に一致するので、両者はあたかも一枚表皮の如く乗
員室へ臨むようになり、車両内装部材全体の質感向上が
図られるものである。また、連結表皮部分に破断予定部
を形成してあるので、所要の押圧力が該扉部の内側から
作用した際には、この破断予定部の部分で連結表皮部分
が破断分離し、本体に対する扉部の確実な折曲げ変位
(開放)が保証される等の利点もある。なお後工程におい
て、連結表皮部分にスリットに沿って切込みを形成して
おけば、扉部の開放前に既に第1表皮部分と第2表皮部
分とが適宜分離しているので、本体に対する扉部の確実
な折曲げ変位(開放)が保証される。
【0031】また、別の発明に係る車両内装部材の製造
方法によれば、真空成形型の取付部に本体および該本体
に一体的に形成した扉部をセットして、一枚のシート状
素材から成形される表皮材を両方に同時に貼着するよう
にしたので、表皮材の貼着作業工程の簡略化に伴う製造
時間の短縮化を図り得る利点がある。また、本体に対し
て扉部を所要角度に折曲げ変位した状態で真空成形型に
セットして、両部材に貼着された第1表皮部分と第2表
皮部分とその間に連結表皮部分を形成するようにしたの
で、この連結表皮部分をスリットを介して本体の裏側へ
収納するだけで各表皮部分の境界端部の処理が簡単にな
されると共に、車両内装部材の外観が奇麗に処理されて
質感が向上する利点もある。そして、表皮材の成形・貼
着工程時に連結表皮部分に破断予定部が同時に形成され
るので、切込み成形工程の省略化に伴う製造工程の簡素
化が図られる。また、後工程で連結表皮部分に切込みを
形成しておけば、エアバッグドアのスムーズかつ確実な
開放が保証される。更に、本体に扉部を一体成形するこ
とにより、本体と扉部を別々に成形する従来の場合と比
較して、金型製造費を含む設備費等を抑えて製造コスト
低減を図り得る等の有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例に係る車両内装部材と
してインストルメントパネルを例示し、該パネルを助手
席の前方部位で破断した概略断面図である。
【図2】インストルメントパネルのパネル基材に一体的
に形成したエアバッグドアが、エアバック装置の作動に
より開放した状態を示す部分断面図である。
【図3】本発明に係る車両内装部材の製造方法を示す第
1段階の斜視図であって、真空成形型の取付部に対して
エアバッグドアを一体成形したパネル基材をセットする
工程を示すものである。
【図4】車両内装部材の製造方法を示す第2段階の斜視
図であって、真空成形型にセットしたパネル基材および
エアバッグドアの上方に、シート状素材を位置決めした
状態を示すものである。
【図5】車両内装部材の製造方法を示す第3段階の説明
図であって、(a)は真空成形による表皮材の成形・貼着
工程を斜視状態で示し、(b)は表皮材の成形・貼着工程
を縦断面状態で示すものである。
【図6】車両内装部材の製造方法を示す第4段階の縦断
面図であって、表皮材の成形・貼着完了後に、パネル基
材を真空成形型から脱型する状態を示すものである。
【図7】車両内装部材の成形方法を示す第5段階の斜視
図であって、表皮材の貼着が完了した後に、エアバッグ
ドアが弾性復帰したパネル基材を示すものである。
【図8】弾性復帰したエアバッグドアの一部破断側面図
である。
【図9】エアバッグドアが開放した状態でパネル基材を
成形し、このパネル基材を真空成形型にセットする状態
を示すものである。
【図10】従来のインストルメントパネルの製造方法を
概略的に示す斜視図であって、表皮材を貼着したパネル
基材の開口部に、表皮材を貼着したエアバッグドアを装
着する状態を示すものである。
【符号の説明】
10 乗員室 21 パネル基材(本体) 22 外面部 23a 内端縁部 30 エアバッグドア(扉部) 30a 外端縁部 31 スリット 34 外面部 40 表皮材 41 第1表皮部分 42 第2表皮部分 43 連結表皮部分 45 破断予定部 50 真空成形型 52 取付部 53 凸部 53b 端面部 60 溝部 S シート状素材 S2 裏面 h 厚み

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要形状に成形されて乗用車の乗員室(1
    0)内に設置される本体(21)と、この本体(21)と一体的に
    成形されて常には該本体(21)の一部分を構成し、輪郭に
    沿って形成されたスリット(31)により乗員室(10)側への
    折曲げ変位が可能な扉部(30)とを有し、これら本体(21)
    および扉部(30)の各外面部(22,34)に表皮材(40)が貼着
    される車両内装部材において、前記表皮材(40)は一枚の
    シート状素材(S)から真空成形されて、前記本体(21)の
    外面部(22)に貼着される第1表皮部分(41)と前記扉部(3
    0)の外面部(34)に貼着される第2表皮部分(42)とその間
    を連設する連結表皮部分(43)を有し、前記連結表皮部分
    (43)の少なくとも一部を前記スリット(31)を介して本体
    (21)の裏側へ収納することで、前記第1表皮部分(41)と
    第2表皮部分(42)を、互いの境界端部同志が密着した状
    態で乗員室(10)へ臨ませるよう構成したことを特徴とす
    る車両内装部材。
  2. 【請求項2】 前記スリット(31)は、前記表皮材(40)の
    厚み(h)の略2倍の間隔に形成され、前記扉部(30)の外
    端縁部(30a)と本体(21)の内端縁部(23a)との間に連結表
    皮部分(43)を挟み込むことで、第1表皮部分(41)と第2
    表皮部分(42)の境界端部同志の密着が図られる請求項1
    に記載の車両内装部材。
  3. 【請求項3】 前記本体(21)の裏側に収納された前記連
    結表皮部分(43)に、前記スリット(31)に沿って延在する
    所要長の破断予定部(45)が形成され、前記蓋部(30)に所
    要の押圧力が内側から作用した際に、前記連結表皮部分
    (43)がこの破断予定部(45)の部分で破断分離し、該蓋部
    (30)が本体(21)の外方へ折曲げ変位することを許容する
    請求項1または2記載の車両内装部材。
  4. 【請求項4】 前記本体(21)の裏側に収納された前記連
    結表皮部分(43)に、前記スリット(31)に沿って延在する
    所要長の切込みが形成され、前記蓋部(30)に所要の押圧
    力が内側から作用した際に、前記連結表皮部分(43)がこ
    の切込みの部分で分離し、該蓋部(30)が本体(21)の外方
    へ折曲げ変位することを許容する請求項1または2記載
    の車両内装部材。
  5. 【請求項5】 所要形状に成形されて乗用車の乗員室(1
    0)内に設置される本体(21)と、この本体(21)と一体的に
    成形されて常には該本体(21)の一部分を構成し、輪郭に
    沿って形成されたスリット(31)により乗員室(10)側への
    折曲げ変位が可能な扉部(30)とを有し、これら本体(21)
    および扉部(30)の各外面部(22,34)に表皮材(40)が貼着
    される車両内装部材を製造するに際し、真空成形型(50)
    の取付部(52)に前記本体(21)をセットすると共に、この
    取付部(52)から突出形成された凸部(53)が前記扉部(30)
    を裏側から押圧することで、本体(21)に対して扉部(30)
    を弾性的に折曲げ変位させ、前記真空成形型(50)の空気
    吸引を保持した状態で、接着剤が裏面(S2)に塗布されか
    つ加熱により軟化したシート状素材(S)を、前記本体(2
    1)および扉部(30)の夫々の外面部(22,34)に吸引密着さ
    せて表皮材(40)の成形および貼着を行ない、前記表皮材
    (40)の貼着完了後に、この表皮材(40)と共に前記本体(2
    1)を前記真空成形型(50)から取外す際に、本体(21)の外
    面部(22)に貼着された第1表皮部分(41)と扉部(30)の外
    面部(34)に貼着された第2表皮部分(42)との間に形成さ
    れた連結表皮部分(43)を、前記スリット(31)を介して本
    体(21)の裏側へ収納しながら扉部(30)を元の状態に弾性
    復帰させることを特徴とする車両内装部材の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記表皮材(40)の成形および貼着を行な
    うに際し、前記凸部(53)の端面部(53b)に形成した溝部
    (60)により、前記連結表皮部分(43)に前記スリット(31)
    の端縁部に沿って延在する所要長の破断予定部(45)が形
    成されるようにし、前記扉部(30)に所要の押圧力が内側
    から作用した際に、前記連結表皮部分(43)がこの破断予
    定部(45)の部分で破断分離し、該扉部(30)が本体(21)の
    外方へ折曲げ変位することを許容し得るようにした請求
    項5記載の車両内装部材の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記スリット(31)を介して本体(21)の裏
    側に収納された連結表皮部分(43)に、該スリット(31)の
    端縁部に沿って延在する切込みを形成し、前記扉部(30)
    に所要の押圧力が内側から作用した際に、前記連結表皮
    部分(43)がこの切込みの部分で分離し、該扉部(30)が本
    体(21)の外方へ折曲げ変位することを許容し得るように
    した請求項5記載の車両内装部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008058192A1 (de) * 2008-11-20 2010-05-27 Volkswagen Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Innenraumbauteils eines Kraftfahrzeugs mit einer mehrfarbigen Oberflächenschicht

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102008058192A1 (de) * 2008-11-20 2010-05-27 Volkswagen Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Innenraumbauteils eines Kraftfahrzeugs mit einer mehrfarbigen Oberflächenschicht

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