JP2000280738A - 自動車低反射着色膜被覆フロントガラス窓 - Google Patents

自動車低反射着色膜被覆フロントガラス窓

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JP2000280738A
JP2000280738A JP11092744A JP9274499A JP2000280738A JP 2000280738 A JP2000280738 A JP 2000280738A JP 11092744 A JP11092744 A JP 11092744A JP 9274499 A JP9274499 A JP 9274499A JP 2000280738 A JP2000280738 A JP 2000280738A
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low
thickness
range
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Koichiro Nakamura
浩一郎 中村
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03C17/006Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with materials of composite character
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高入射角での反射率および反射光の刺激純度
を小さくすると同時に、低入射角の反射率および反射光
の刺激純度を小さくし、視認性が向上した自動車フロン
トガラス窓を提供する。 【解決手段】 屈折率が1.47〜1.53の透明ガラ
ス基板の上に、1.70〜2.20の屈折率および10
0〜155nmの膜厚を有し、重量%で表して0〜85
%のケイ素酸化物、10〜95%のチタン酸化物および
3〜18%の金微粒子を含有する高屈折率膜を形成し、
前記高屈折率膜上に、1.37〜1.49の範囲内でか
つ前記高屈折率膜の屈折率に比して少なくとも0.20
小さい値の屈折率、および65〜105nmの膜厚を有
し、重量%で表して90〜100%のケイ素酸化物を含
有する低屈折率膜を形成してなり、70%以上の視感透
過率(Ya)、および可視光を膜面側から12度および
60度の入射角でそれぞれ入射させたときの反射光がそ
れぞれ22%以下および10%以下の刺激純度を有する
自動車低反射着色膜被覆フロントガラス窓である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低反射ガラス物品、
特に可視光反射率が小さい自動車の低反射着色膜被覆フ
ロントガラス窓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス板その他のガラス物品の表
面で可視光が反射して透視性、光透過率が低下したり、
眩しくなることを防止するために、ガラス物品の表面に
反射防止処理を施すことが行われている。
【0003】例えば、(1)R.B.Muchmore, J.Opt,Soc,
Amer.,1948,38,20-26には、ガラス基板上に高屈折率膜
の層と低屈折率膜の層からなる光学多層膜について記載
されている。
【0004】(2)特開平4−357134には、ガラ
ス面から第1層目に屈折率1.8〜1.9、膜厚70〜
90nm、2層目に屈折率1.4〜1.5、膜厚110
〜130nmの薄膜層を被覆積層してなり、該表面の垂
直線に対し入射角50〜70度で入射し反射する反射率
がガラス面の反射率に比し、4.5〜6.5%低減する
ようにせしめた車両用反射低減ガラスについて開示され
ている。
【0005】(3)特開平8−152501には、ガラ
ス面から第1層目に屈折率1.7〜1.8、膜厚90〜
110nm、2層目に屈折率1.4〜1.5、膜厚10
5〜130nmの薄膜層を被覆積層してなり、該表面の
垂直線に対し入射角50〜70度で入射し反射する反射
率がガラス面の反射率に比し、4.5〜6.5%低減す
るようにせしめ、しかも前記50〜70度の入射光に対
する反射光の刺激純度を18%以下としたことでなる車
両用反射低減ガラスについて開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)について
は、屈折率n0=1.52のガラス基板上に、屈折率n1
の高屈折率膜の層と屈折率n2の低屈折率膜の層を積層
した光学薄膜について述べられている。低屈折率膜の層
として、n2=1.38のMgF2を用いており、空気の
屈折率をn3=1とすると、n1の最適値は、下記式から
【数1】n1=〔(n22×n0/n31/2=1.70 を得る。ただし、このMgF2は耐環境性が悪く、自動
車用ガラスの曲げ焼成工程に適用できないという問題点
があった。
【0007】前記(2)については低屈折率膜の層とし
てSiO2を用いているため、耐環境性については優れ
ており、自動車用ガラスの曲げ焼成工程にも適用できる
が、式1における最適値n1=1.79 (n2=1.4
5)に対して、n1=1.80〜1.90の高屈折率膜
の層で膜厚が70〜90nmに設定しているため、反射
率を下げると、反射光の刺激純度が大きくなるという問
題点があった。
【0008】前記(3)については、高屈折率膜の屈折
率をn1=1.70〜1.80に設定し、50〜70度
の入射光に対する反射率の低減および反射光の刺激純度
は18%以下に改善されているものの、0〜20度の入
射光に対する反射率の低減は不十分であり、しかも反射
光の刺激純度の値も大きいままであった。
【0009】本発明は高入射角での反射率および反射光
の刺激純度を小さくすると同時に、低入射角の反射率お
よび反射光の刺激純度を小さくし、視認性が向上した自
動車低反射フロント窓ガラスを提供することを目的とす
る。また、意匠性に富んだ色調を有する自動車低反射フ
ロント窓ガラスを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、屈折率が1.
47〜1.53の透明ガラス基板の上に、1.70〜
2.20の屈折率および100〜155nmの膜厚を有
し、重量%で表して0〜85%のケイ素酸化物、10〜
95%のチタン酸化物および3〜18%の金微粒子を含
有する高屈折率膜を形成し、前記高屈折率膜上に、1.
37〜1.49の範囲内でかつ前記高屈折率膜の屈折率
に比して少なくとも0.20小さい値の屈折率、および
65〜105nmの膜厚を有し、重量%で表して90〜
100%のケイ素酸化物を含有する低屈折率膜を形成し
てなり、70%以上の視感透過率(Ya)、および可視
光を膜面側から12度および60度の入射角でそれぞれ
入射させたときの反射光がそれぞれ22%以下および1
0%以下の刺激純度を有する自動車低反射着色膜被覆フ
ロントガラス窓である。
【0011】本発明における上記高屈折率膜の各成分に
ついて、以下に説明する。ケイ素酸化物は必須成分では
ないが膜の屈折率を調整するために有効であり、その含
有量が低い場合は着色膜の屈折率が高くなり膜は青緑色
を呈する。逆に含有量が多い場合は着色膜の屈折率が低
くなり膜は赤紫色を呈する。ケイ素酸化物含有量が多す
ぎると、膜の加熱工程で膜の大きな収縮により基板が変
形するので、ケイ素酸化物の含有量は、SiO2に換算
して0〜85重量%であり、好ましくは10〜70重量
%であり、さらに好ましくは20〜60重量%である。
【0012】チタン酸化物は膜の成膜のためにまた着色
膜の屈折率を高めるために必要であり、その含有量が低
い場合は着色膜の屈折率が低くなり膜は赤紫を呈し、ま
たその含有量が多い場合は着色膜の屈折率が大きくなり
膜は青緑色を呈する。チタン酸化物の含有量があまりに
低すぎると、膜の成膜性および透明性が低下するので、
その含有量はTiO2に換算して10〜95重量%であ
り、好ましくは20〜90重量%であり、さらに好まし
くは30〜80重量%である。
【0013】金は着色用微粒子として、高屈折率膜に色
を与えるために必要であり、その含有量があまり低すぎ
ると充分な着色が得られず、逆に多すぎると、着色膜被
覆フロントガラスの視感透過率(Ya)が低すぎたり、
膜の耐久性が低下したり、余剰の金微粒子が膜の外に出
てしまって着色に寄与しない。したがって、金微粒子の
含有量は3〜18重量%であり、好ましくは5〜15重
量%であり、さらに好ましくは6〜12重量%である。
【0014】上記高屈折率膜はケイ素酸化物、チタン酸
化物および金微粒子以外に、他の成分、例えば、酸化ジ
ルコニウム、酸化セリウム、酸化亜鉛、、酸化タンタ
ル、酸化コバルト、酸化クロム、酸化銅、酸化マンガ
ン、酸化ニッケル、酸化鉄、酸化ホウ素等を、Zr
2、CeO2、ZnO、Ta25、CoO、CrO、C
uO、MnO、NiO、Fe23およびB23に換算し
て、これらの合計を少量、例えば10重量%以下含有し
ていても差し支えない。
【0015】高屈折率膜の厚みd1(物理膜厚)は、あ
まり薄すぎると低入射角度における反射率および反射光
の刺激純度が大きくなり、また着色効果も小さくなる。
逆に厚すぎるても反射防止効果が低くなり、また高低い
ずれの入射角度における刺激純度が大きくなり、さらに
クラックが入ったりして膜強度が低下するので、100
〜155nmであり、好ましくは110〜150nmで
ある。そして高屈折率膜の屈折率n1は低すぎると、反
射光の刺激純度の値は小さくできるが、高入射角から低
入射角にわたる入射光に対して反射防止効果が充分に得
られず、逆に、高すぎると、特定波長の反射率は下げら
れるものの、可視域全体でみると着色や反射が強くなっ
て、視感透過率が70%以下となり、所望の反射低減効
果が得られないため、1.70〜2.20であり、好ま
しくは1.80〜2.10であり、さらに好ましくは
1.70〜2.05である。なおこの高屈折率膜の屈折
率は、金微粒子を含有しない状態の、ケイ素酸化物およ
びチタン酸化物を含有する膜についての550nm波長
での値として定義する。高屈折率膜の光学膜厚(n
11)は可視光域(380〜680nm)内のいずれか
の波長の4分の1の値を有することが可視光反射率を減
少させるために好ましく、具体的には高屈折率膜の光学
膜厚は95〜170nmの範囲内にあることが好まし
い。しかしこの範囲内では反射色が赤みを帯びやすく、
赤色の反射色は好まれないことが多いので、反射色に青
みを帯びさせるためには、上記範囲よりもやや大きな光
学膜厚220〜290nmが選ばれることが好ましい。
【0016】本発明の低屈折率膜について、以下に説明
する。ケイ素酸化物は、化学的安定性、熱的安定性、機
械的強度に優れており、膜の成膜のためにまた低屈折率
膜の屈折率を低めるために必要であり、ケイ素酸化物の
含有量はSiO2に換算して90〜100重量%であ
り、好ましくは92〜100重量%であり、さらに好ま
しくは95〜100重量%である。ケイ素酸化物以外に
23、Al23等の酸化物を合計で10重量%以下含
有していても差し支えない。
【0017】低屈折率膜の厚みd2(物理膜厚)は、あ
まり薄すぎると反射防止効果が低くなり、逆に厚すぎて
もクラックが入ったりして膜強度が低下するので、65
〜90nmであり、好ましくは70〜85nmである。
そして低屈折率膜の屈折率は高すぎると反射防止効果が
充分に得られないため、低屈折率膜の屈折率n2は1.
37〜1.49の範囲内でかつ前記高屈折率膜の屈折率
に比して少なくとも0.20小さい値であり、好ましく
は1.40〜1.47である。なおこの低屈折率膜の屈
折率は、550nm波長での値として定義する。低屈折
率膜の光学膜厚(n22)は可視光域(380〜680
nm、好ましくは視感度が高い420〜600nm)内
のいずれかの波長の4分の1の値(105〜150n
m)を有することが可視光反射率を減少させるために好
ましく、さらに好ましくは低屈折率膜の光学膜厚は10
5〜130nmの範囲内にあることが好ましい。
【0018】本発明の高屈折率膜および低屈折率膜を形
成する方法としては、ゾル−ゲル法、スパッタ法、CV
D法等で形成することが可能であるが、コストの面から
ゾル−ゲル法による方が望ましい。ゾル−ゲル法による
コーティングについてはスピンコート法、ディップコー
ト法、フローコート法、メニスカスコート法、ロールコ
ート法、グラビアコート法、フレキソ印刷法、スクリー
ン印刷法などが用いられる。
【0019】本発明の高屈折率膜および低屈折率膜をゾ
ル−ゲル法により、例えば、チタン酸化物、ケイ素酸化
物および金微粒子を含有する光学薄膜を形成する場合、
その塗布液組成物は、チタン化合物、ケイ素化合物、金
原料および溶媒からなり、チタン化合物、ケイ素化合物
および金原料を有機溶媒に混合することにより得られ
る。
【0020】チタン化合物としてはチタンアルコキシ
ド、チタンアルコキシド塩化物、チタンキレート化物な
どが用いられる。チタンアルコキシドとしてはチタンメ
トキシド、チタンエトキシド、チタンn-プロポキシド、
チタンイソプロポキシド、チタンn-ブトキシド、チタン
イソブトキシド、チタンメトキシプロポキシド、チタン
ステアリルオキシド、チタン2-エチルヘキシオキシドな
どが例示できる。チタンアルコキシド塩化物としてはチ
タンクロリドトリイソプロポキシド、チタンジクロリド
ジエトキシドなどが挙げられる。チタンキレート化物と
しては、チタントリイソプロポキシド(2,4-ペンタンジ
オネート)、チタンジイソプロポキシド(ビス-2,4-ペン
タンジオネート)、チタンアリルアセテートトリイソプ
ロポキシド、チタンビス(トリエタノールアミン)ジイ
ソプロポキシド、 チタンジ-n-ブトキシド(ビス-2,4-
ペンタンジオネート)などが用いられる。
【0021】ケイ素化合物としてはシリコンアルコキシ
ドをアルコールなどの溶媒に混ぜ、酸性や塩基性の触媒
で加水分解、重合を進めたものが用いられる。シリコン
アルコキシドとしてはシリコンメトキシド、シリコンエ
トキシドあるいはそれらのオリゴマー体が用いられる。
【0022】前記低屈折率膜用のコーティング液組成物
としてケイ素化合物の他に含有させるホウ素化合物とし
ては、ボロンメトキシド、ボロンエトキシド、ボロンn
−プロポキシド、ボロンi−プロポキシド、ボロンn−
ブトキシド、ボロンs−ブトキシド、ボロンt−ブトキ
シドおよびこれらのキレート化合物が用いられる。
【0023】また前記低屈折率膜用のコーティング液組
成物として添加されるアルミニウム化合物としては、ア
ルミニウムメトキシド、アルミニウムエトキシド、アル
ミニウムn−プロポキシド、アルミニウムi−プロポキ
シド、アルミニウムn−ブトキシド、アルミニウムs−
ブトキシド、アルミニウムt−ブトキシドおよびこれら
のキレート化合物が用いられる。キレート化合物として
は、アルミニウム(ジ−s−ブトキシド)エチルアセト
アセトネート、アルミニウム(s−ブトキシド)ビスエ
チルアセトアセトネート、アルミニウム(ジi−プロポ
キシド)エチルアセトアセトネートなどが好便に用いら
れる。
【0024】前記酸触媒としては塩酸、硫酸、硝酸、酢
酸、しゅう酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、リ
ン酸、フッ酸、蟻酸などが用いられる。塩基性触媒とし
てはアンモニア、アミン類が用いられる。
【0025】金微粒子の原料としては、塩化金酸4水和
物、塩化金酸3水和物、塩化金酸ナトリウム2水和物、
シアン化金、シアン化カリウム金、金ジエチルアセチル
アセトネート錯体、あるいは金コロイド分散溶液などが
挙げられる。
【0026】上記高屈折率膜および低屈折率膜の形成に
用いられる塗布液組成物に用いられる有機溶媒は、コー
ティング方法に依存するが、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、ブタノール、ヘキサノール、オクタ
ノール、2-メトキシエタノール、2-エトキシエタノー
ル、2-ブトキシエタノール、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルグリ
コール、セロソルブアセテート、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、へキシレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリプロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ジアセトンアルコール
などが挙げられる。塗布液組成物は上述した溶媒を単独
でまたは塗布液の粘度、表面張力などを調節するために
複数用いても構わない。また安定化剤、レベリング剤、
増粘剤などを必要に応じて少量加えても構わない。溶媒
使用量は最終的に得られる高屈折率膜および低屈折率膜
の膜厚、採用するコーティング方法にも依存するが、通
常は全固形分が1〜20%の範囲内に入るように使用さ
れる。
【0027】上記塗布液組成物を前記塗布方法で塗布し
たあと、乾燥または/および250℃以上の温度で加熱
焼成し、ついで、次の塗布液を塗布したあと、乾燥また
は/および250℃以上の温度で加熱焼成することによ
り反射防止着色膜被覆ガラス物品が完成する。このよう
にして得られた被膜は、透明性、耐環境性、耐擦傷性な
どの性能に優れ、積層されていても、高屈折率膜の層と
低屈折率膜の層の緻密化の過程における熱収縮率の違い
により生じやすい膜剥離およびクラックの生成を抑制す
ることができる。
【0028】上記の乾燥または/および250℃以上の
加熱による焼成を用いる製造方法に代えて次に述べる光
照射方法を用いることもできる。すなわち、上記塗布液
組成物を前記塗布方法で塗布したあと、可視光線よりも
波長の短い電磁波を塗膜に照射する工程を行い、引き続
いて次の塗布液を塗布したあと、可視光線よりも波長の
短い電磁波を塗膜に照射する工程を行うという、塗布−
乾燥工程を繰り返す方法である。可視光線より短い波長
を有する電磁波としては、γ線、X線、紫外線がある
が、大面積を有する基板への照射を考慮した装置上の実
用性の点から紫外線照射が好ましい。紫外光源としては
エキシマランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、メ
タルハライドランプなどが用いられる。365nmを主
波長とし254nm、303nmを効率良く発光する高
圧水銀ランプを用いて、10mW/cm2以上、好まし
くは50mW/cm2以上、さらに好ましくは100m
W/cm2以上の照射強度で塗膜に照射することが望ま
しい。このような紫外線光源を用いて、100mJ/c
2以上、好ましくは500mJ/cm2以上、さらに好
ましくは1000mJ/cm2以上の照射エネルギー
を、本発明の塗布液組成物を用いて塗布された塗膜面に
照射することにより、低温で透明性、耐環境性、耐擦傷
性などの性能に優れ、クラックの生じにくい膜を与え
る。
【0029】また紫外線を照射しながら熱による乾燥お
よび/または焼成を同時に行ってもよい。紫外線照射に
よる乾燥方法と、好ましくは250℃以下の温度での熱
乾燥による乾燥工程を同時に用いることにより、透明
性、耐環境性、耐擦傷性などの性能に優れた塗膜を与
え、積層されていても高屈折率膜の層と低屈折率膜の層
の緻密化の過程における熱収縮率の違いにより生じやす
い膜剥離およびクラックの生成を抑制することができ
る。このように紫外線照射を利用することにより、乾燥
工程の高速化がなされ生産性を飛躍的に向上させること
ができる。
【0030】本発明における透明ガラス基材としては、
屈折率が1.47〜1.53の透明ガラス物品、例えば
透明なソーダライム珪酸塩ガラス組成を有する、無着色
のガラス板、緑色、ブロンズ色等に着色され、または紫
外線、または熱線を遮断する性能を有し、75%以上の
視感透過率(Ya)を有する、1.0mm〜6.5mm
の厚み(合せガラスまたは複層ガラスの場合は各外側面
間の距離)を有する自動車用ガラス板が好ましく用いら
れる。このガラス板はさらに、70%以下の日射透過率
(Tg)、18.0%以下の紫外線透過率(Tuv(IS
O))、および、Lab表色系で表して、aが−8〜−3
で、かつbが−1〜4の範囲の色度を有することが好ま
しい。そのガラス板の片側表面または両側表面に上記反
射防止着色膜を被覆することができる。板状の反射防止
着色膜被覆ガラス物品の両表面が常圧または減圧された
空気その他の気体に接している状態で使用される場合に
は、ガラス基板の両側表面に反射防止着色膜を被覆させ
ることにより可視光反射率を最も小さくすることができ
る。1.0〜4.0mm厚みの反射防止着色膜被覆ガラ
ス板の一方表面が例えばプラスチック中間膜を介して他
の反射防止着色膜被覆ガラス板と接合される場合には、
反射防止着色膜は前記中間膜に面しない表面のみに被覆
されているだけで充分であることが多い。
【0031】本発明の自動車低反射着色膜被覆フロント
ガラス窓は、70%以上の視感透過率(Ya)、および
可視光を膜面側から12度および60度の入射角でそれ
ぞれ入射させたときの反射光がそれぞれ22%以下およ
び10%以下の刺激純度を有する。そして、可視光を膜
面側から12度および60度の入射角でそれぞれ入射さ
せたとき、それぞれ5.5%以下および10.0%以下
の可視光反射率を有する。本発明の自動車低反射着色膜
被覆フロントガラス窓は、好ましくはLab表色系で表
して、aが−5.0〜5.0、bが−5.0〜5.0の
範囲の色度、より好ましくはLab表色系で表して、a
が−2.0〜2.0、bが−2.0〜2.0の範囲の色
度で表される透過色を有する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を挙げて説
明するが、本発明はこれらによって限定されるものでは
ない。 原液の調製 フラスコ中で撹拌しているチタンイソプロポキシド1モ
ルに、アセチルアセトン2モルを滴下ロートで滴下し
た。この溶液を酸化チタン原液1とした。これはTiO
2固形分を16.5%含有している。エチルシリケート
(コルコート社製「エチルシリケート40」)50g
に、0.1N塩酸6gとエチルセロソルブ44gを加え、
室温で2時間撹拌した。この溶液を酸化ケイ素原液2と
した。これはSiO2固形分を20%含有している。
【0033】膜形成用液組成物の作製 酸化チタン原液1、溶媒(エチルセロソルブ)、酸化ケ
イ素原液2、金原料(塩化金酸4水和物)の順に表1に
示した所定量を混合し、2時間室温で撹拌して塗布液番
号(H1〜H2)で示す高屈折率膜形成用液組成物を得
た。同様に表2に示した配合量にしたがって塗布液番号
(L1)で示す低屈折率膜形成用液組成物を得た。
【0034】
【表1】 =============================== 塗布液 酸化チタン 酸化ケイ素 金原料 溶媒 番号 原液1(g) 原液2(g) (g) (g) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− H1 9.4 15.3 0.7 74.7 H2 15.5 6.5 1.4 76.7 H3 10.0 16.8 0 73.3 ===============================
【0035】
【表2】 ============================== 塗布液 酸化ケイ素 金原料 溶媒 番号 原液2(g) (g) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− L1 25.0 0 75.0 ==============================
【0036】〔実施例1〜5、比較例1〜6〕厚み2.
1mmで100mm×100mmの寸法のグリーン着色
ソーダライム珪酸塩ガラス基板(屈折率=1.51,視感透
過率Ya=85.3%,日射透過率Tg=71.0%,紫外線透過
率Tuv(ISO)=61.6%,可視光線反射率 入射角12度
で7.6%、入射角60度で14.6%,透過色調;緑,La
b表色系の色度で表して、透過光色度a=-2.9,b=0.
4,主波長Dw(C光源)=506nm,刺激純度Pe(C光源)=
0.8)を準備する。
【0037】酸化セリウム系研磨剤で表面研磨・洗浄
し、さらに純水中で超音波洗浄を行い乾燥した前記グリ
ーン着色ガラス板の片側表面上に、表4に示すように、
L1液(実施例)またはL2液(比較例)を2ml滴下
し、表3に示す回転数でスピンコートした。これを28
5℃で1時間保持して乾燥を行った。次に室温に冷却し
たあと、L1液を2ml滴下し、表3に示す回転数でス
ピンコートした。これを285℃で1時間保持して乾燥
を行った。これを630℃で10分間焼成して片側表面
に低反射膜を被覆したガラス板を得た。該低反射膜付き
ガラス板を車内側ガラス板とし、無処理の上記着色の車
外側ガラス板ならびに樹脂中間膜を用いて合せ処理工程
で合せガラスとすることで、低反射膜が車内側となる自
動車フロントガラスサンプル(無処理車外側ガラス板−
樹脂中間膜−車内側ガラス板−高屈折率膜−低屈折率
膜)10種(実施例1〜5、および比較例1〜5)を得
た。
【0038】
【表3】 ================================ 高屈折率層 低屈折率層 −−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 塗布液 回転数(rpm) 塗布液 回転数(rpm) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 H1液 1400 L1液 1500 実施例2 H1液 1400 L1液 1600 実施例3 H1液 1400 L1液 1700 実施例4 H1液 1300 L1液 1600 実施例5 H1液 1400 L1液 1600 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 H2液 1800 L1液 1700 比較例2 H2液 1200 L1液 1700 比較例3 H2液 1450 L1液 2000 比較例4 H2液 1450 L1液 1350 比較例5 H2液 1500 L1液 1400 ================================
【0039】
【表4】 ====================== 実施例 高屈折率膜組成(重量%) 番号 TiO2 SiO2 Au −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 1〜5 31 61 8 比較例 1〜4 57 28 15 5 33 67 0 ======================
【0040】
【表5】 =================================== 高屈折率膜 低屈折率膜 −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−− 番号 屈折率n1 膜厚d1 屈折率n2 膜厚d2 (nm) (nm) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 1.94 134 1.455 103 実施例2 1.94 134 1.455 83 実施例3 1.94 134 1.455 73 実施例4 1.94 154 1.455 83 実施例5 1.94 124 1.455 88 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 1.86 70 1.455 77 比較例2 1.86 160 1.455 77 比較例3 1.86 108 1.455 50 比較例4 1.86 108 1.455 120 比較例5 1.76 100 1.455 118 ===================================
【0041】表4,5に示すように、実施例1について
は、該低反射膜付き車内側ガラス板の第1層膜の層は、
1.94の屈折率(n1)を有する膜厚134nmのT
iO2・SiO2・Au薄膜であり、その組成は表4に示
すように液組成と一致した。第2層膜の層は1.455
の屈折率(n2)を有する膜厚約103nmのSiO2
膜であった。このガラス板の視感透過率および透過光の
色度(Lab表色系)は表6に示す通りであった。そし
て約12度および約60度の入射角θ(該膜面側からに
対する垂直線と入射光となす角度)で該膜面側から入射
させた場合の、反射光の反射率、反射光の色度(Lab
表色系)および、反射光の刺激純度は表7に示す通りで
あった。実施例2〜5および比較例1〜5についても、
各層の屈折率・膜厚・組成、ならびに膜付きガラス板の
視感透過率・透過光色度、膜面側入射の可視光反射率、
反射光の色度・刺激純度を表6〜7に示す。なお、低反
射膜を被覆せずに上記グリーン着色ガラス板2枚を用い
た合せガラス板の各光学特性を比較例6として表6,7
に示す。また比較例6の合せガラス板の日射透過率(T
g)は50.0%であり、紫外線透過率(Tuv(IS
O))は1%以下であった。
【0042】表7から、実施例1〜5の膜付きガラス板
の可視光反射率は、12度の入射角では、3.6〜5.
4%であって、無処理の上記グリーン着色ガラス板
(7.2%)に比して、約1.8%以上低減する効果を
示し、約60度の入射角では、8.8〜10.0%であ
り、無処理の上記グリーン着色ガラス板(13.8%)
に比して約3.8%以上低減する効果を示した。
【0043】比較例1〜4は、その視感透過率(Ya)
が70%未満であり、自動車フロントガラス窓には適し
ない。比較例5は視感透過率(Ya)が70%以上であ
るが、入射角約60度での可視光反射率については実施
例とほぼ同程度の反射率低減効果を示したが、入射角1
2度での可視光に対する反射率低減効果(「無処理ガラ
スの可視光反射率」−「膜付きガラスの可視光反射
率」)については、1.2%であり、実施例(1.8%
以上)より劣っていた。
【0044】また反射光の刺激純度については、入射角
度が60度の場合、比較例5では11.7%であるに対
して、実施例では1.0〜4.8%であり、60度の入
射角における実施例の反射光の刺激純度は比較例5に比
べて小さな値を示し優れていた。
【0045】
【表6】 ============================== 透過光色度 視感透過率(%) −−−−−−−−−− 番号 a b −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 74.7 −0.8 −1.6 実施例2 75.5 −0.7 −1.4 実施例3 75.6 −0.9 −1.2 実施例4 76.4 −1.2 −0.7 実施例5 77.3 1.9 −0.3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 63.0 2.9 −5.4 比較例2 60.2 2.7 −5.3 比較例3 61.9 2.3 −5.9 比較例4 59.0 2.2 −5.1 比較例5 80.0 −5.8 0.6 比較例6 80.0 −5.8 0.6 ==============================
【0046】
【表7】 =================================== 可視光線反射率 反射光色度 反射光 (%) 12度 60度 刺激純度(%) −−−−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−− 番号 12度 60度 a b a b 12度 60度 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 5.4 9.4 -1.6 -1.7 -1.2 -4.9 19.7 4.8 実施例2 4.5 9.0 -1.9 -3.4 0.2 -4.2 19.7 4.0 実施例3 4.3 10.0 -1.2 -4.1 1.4 -2.0 19.3 3.0 実施例4 3.9 8.8 -1.6 -5.8 1.8 3.7 19.7 2.6 実施例5 3.6 9.2 -0.2 -6.9 3.6 -1.8 19.7 1.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 4.5 13.5 5.5 -4.5 0 8.1 17.0 21.2 比較例2 5.6 11.0 -5.4 6.2 -4.7 -0.6 27.4 7.7 比較例3 5.4 13.6 5.2 -9.0 3.2 2.2 21.0 8.6 比較例4 7.5 10.7 -5.7 -1.0 -2.7 -6.3 12.0 15.0 比較例5 6.0 9.8 -3.8 -9.9 0.3 -6.6 31.4 11.7 比較例6 7.2 13.8 -1.2 -0.7 -1.7 -0.4 2.9 2.8 ===================================
【0047】
【発明の効果】前述した通り、本発明の自動車低反射フ
ロントガラス窓は、ガラス表面側から高屈折率の薄膜、
ついで低屈折率の薄膜とした特定の屈折率ならびに所定
の膜厚とした薄膜を組み合わせ、シンプルな2層の薄膜
被覆積層によって、フロントガラスに要求される70%
以上の視感透過率の要件を満たし、かつ入射角12度で
膜面側からの斜入射光に対する可視光反射率を5.5%
以下に、そして入射角60度の斜入射光に対する可視光
反射率を11%以下にそれぞれ保つことができるので、
例えばダッシュボード等から入射する斜入射光に対して
運転者の目への映り込みを小さくすることができる。ま
た、前記12度および60度の入射角でそれぞれ入射し
たときの反射光がそれぞれ22.0%以下および5.0
%以下の刺激純度を有するので、車内側から見た際のギ
ラツキ感を抑えることができ、反射が抑制した分透視性
が向上し、誤認や違和感が発現しないようにし、さらに
高耐久性であり、運転者等の乗員ならびに人々の環境に
優しい、自動車フロント窓として有用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率が1.47〜1.53の透明ガラ
    ス基板の上に、1.70〜2.20の屈折率および10
    0〜155nmの膜厚を有し、重量%で表して0〜85
    %のケイ素酸化物、10〜95%のチタン酸化物および
    3〜18%の金微粒子を含有する高屈折率膜を形成し、
    前記高屈折率膜上に、1.37〜1.49の範囲内でか
    つ前記高屈折率膜の屈折率に比して少なくとも0.20
    小さい値の屈折率、および65〜105nmの膜厚を有
    し、重量%で表して90〜100%のケイ素酸化物を含
    有する低屈折率膜を形成してなり、70%以上の視感透
    過率(Ya)、および可視光を膜面側から12度および
    60度の入射角でそれぞれ入射させたときの反射光がそ
    れぞれ22%以下および10%以下の刺激純度を有する
    自動車低反射着色膜被覆フロントガラス窓。
  2. 【請求項2】 前記透明ガラス基板が75%以上の視感
    透過率(Ya)、70%以下の日射透過率(Tg)、1
    8.0%以下の紫外線透過率(Tuv(ISO))、および、
    Lab表色系で表して、aが−8〜−3で、かつbが−
    1〜4の範囲の透過光色度を有する請求項1記載の自動
    車低反射着色膜被覆フロントガラス窓。
  3. 【請求項3】 前記透明ガラス基板が、それぞれ1.0
    〜4.0mmの厚みを有する複数のガラス板をその間に
    樹脂中間膜を介して接合した合せガラス板である請求項
    1または2記載の自動車低反射着色膜被覆フロントガラ
    ス窓。
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