JP2000280558A - 印字装置及びキャリッジ位置認識方法 - Google Patents

印字装置及びキャリッジ位置認識方法

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JP2000280558A
JP2000280558A JP8961999A JP8961999A JP2000280558A JP 2000280558 A JP2000280558 A JP 2000280558A JP 8961999 A JP8961999 A JP 8961999A JP 8961999 A JP8961999 A JP 8961999A JP 2000280558 A JP2000280558 A JP 2000280558A
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area
moving
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home position
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JP8961999A
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English (en)
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Makoto Tsujinishi
誠 辻西
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字中等にキャリッジストールが起きた場合
でも、電源をオフすることなく、かつキャリッジの最小
限の移動動作でキャリッジの位置を再認識する。 【解決手段】 インクカセットを装着したキャリッジを
往復移動させるためのステッピングモータからなるキャ
リッジモータ7と、キャリッジがホームポジション位置
を含む特定領域にあるときに検知信号を出力するフォト
インタラプタ41と、このフォトインタラプタ41から
の検知信号を用いてキャリッジモータ7を駆動制御する
制御部62と、キャリッジの位置認識動作を指示するリ
セットスイッチ65とを備え、制御部62は、リセット
スイッチ65からのリセット信号に基づき、フォトイン
タラプタ41からの検知信号の有無に基づいてキャリッ
ジをホームポジション位置に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクカセットを
装着したキャリッジを往復移動させるためのステッピン
グモータからなるキャリッジモータと、キャリッジがホ
ームポジション位置を含む特定領域にあるときに検知信
号を出力するキャリッジ検知手段と、このキャリッジ検
知手段からの検知信号を用いてキャリッジモータを駆動
制御する制御手段とを備えた印字装置に係り、より詳細
には、キャリッジの位置を認識できなくなった場合に、
キャリッジの最小限の動作でキャリッジの位置を再認識
することのできる印字装置及びキャリッジ位置認識方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステッピングモータを使用してキ
ャリッジを駆動している印字装置(プリンタ)において
は、キャリッジの位置制御は、ステッピングモータのス
テップ角(ステップ数)により制御している。従って、
印字中やメンテナンス動作中等にキャリッジがどこかに
ひっかかるなどしてキャリッジストールが起きると、ス
テッピングモータのステップ角とキャリッジの位置とが
合わなくなるため、キャリッジの位置が分からなくなっ
て、その後の制御に支障を来すことになる。
【0003】そこで、このような場合、従来のプリンタ
では一旦電源をオフにし、再びオンにしてプリンタを再
度立ち上げることにより、全ての設定をリセット(初期
化)することで、キャリッジの位置を再認識するように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電源をオフにしてプリンタを再度立ち上げる方法で
は、正常な印字動作に復帰させるまでに時間がかかると
いった問題があった。また、電源のオフ時やオン時にキ
ャリッジが印字領域の端から端まで往復移動するといっ
た無駄な動作をすることになる。
【0005】本発明はこのような問題点を解決すべく創
案されたものであって、その目的は、印字中やメンテナ
ンス動作中等にキャリッジストールが起きた場合でも、
電源をオフすることなく、かつキャリッジの最小限の移
動動作でキャリッジの位置を再認識できるようにした印
字装置及びキャリッジ位置認識方法を提供することにあ
る。
【0006】ところで、ステッピングモータを使用して
キャリッジを駆動制御している従来の印字装置では、例
えば特公昭61−12792号公報や特開昭64−90
761号公報に記載されているように、キャリッジ側に
設けられた遮蔽板と、ホームポジション位置近傍に固定
的に取り付けられた検知センサとを備え、キャリッジが
ホームポジション位置近傍の任意の位置にきたときに検
知センサによって遮蔽板を検知することで、キャリッジ
の移動速度制御や移動位置制御を行うものが提案されて
いる。なお、上記の各公報では遮蔽板がキャリッジ側に
設けられ、検知センサがシャーシ側に取り付けられてい
るが、これとは逆に、遮蔽板がシャーシ側に設けられ、
検知センサがキャリッジ側に取り付けられているものも
ある。
【0007】本発明はこのような従来から印字装置に具
備されている遮蔽板とこれを検知する検知センサとを利
用することで、印字中やメンテナンス動作中等にキャリ
ッジストールが起きた場合でも、電源をオフすることな
く、かつキャリッジの最小限の移動動作でキャリッジの
位置を再認識できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、インクカセットを装着し
たキャリッジを往復移動させるためのステッピングモー
タからなるキャリッジモータと、前記キャリッジがホー
ムポジション位置を含む特定領域にあるときに検知信号
を出力するキャリッジ検知手段と、このキャリッジ検知
手段からの検知信号を用いて前記キャリッジモータを駆
動制御する制御手段と、前記キャリッジの位置認識動作
を指示する指示手段とを備え、前記制御手段は、前記指
示手段からの指示信号に基づき、前記キャリッジ検知手
段からの検知信号の有無に基づいてキャリッジをホーム
ポジション位置に移動させることでキャリッジの位置を
再認識することを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、インクカ
セットを装着したキャリッジを往復移動させるためのス
テッピングモータからなるキャリッジモータと、前記キ
ャリッジがホームポジション位置を含む特定領域にある
ときに検知信号を出力するキャリッジ検知手段と、この
キャリッジ検知手段からの検知信号を用いて前記キャリ
ッジモータを駆動制御する制御手段と、前記キャリッジ
の位置認識動作を指示する指示手段とを備え、前記キャ
リッジの移動領域が印字領域と退避領域とに区分され、
退避領域はさらにキャリッジの移動領域の端部から前記
キャリッジ検知手段によりキャリッジが検知されるまで
の領域である第1の移動領域と、この第1の移動領域に
隣接し、前記キャリッジ検知手段によりキャリッジを検
知可能な前記特定領域である第2の移動領域と、この第
2の移動領域と前記印字領域との間の領域である第3の
移動領域とに区分され、かつ退避領域から印字領域に向
かう方向を一方向、印字領域から退避領域に向かう方向
を他方向とするとき、前記制御手段は、前記指示手段か
らの指示信号に基づき、前記キャリッジ検知手段による
検知信号の有無を確認し、検知信号が有る場合には、キ
ャリッジを第2の移動領域分に相当する距離だけ一方向
に移動させた後ホームポジション位置まで他方向に移動
させる第1の制御、または前記キャリッジ検知手段によ
る検知信号の有無を確認し、検知信号が無い場合には、
前記キャリッジを前記第1の移動領域分に相当する距離
だけ一方向に移動させ、この時点で検知信号が有る場合
にはさらに第2の移動領域分に相当する距離だけ一方向
に移動させた後ホームポジション位置まで他方向に移動
させる第2の制御、または前記キャリッジ検知手段によ
る検知信号の有無を確認し、検知信号が無い場合には、
前記キャリッジを前記第1の移動領域分に相当する距離
だけ一方向に移動させ、この時点で検知信号が無い場合
にはキャリッジをホームポジション位置まで他方向に移
動させる第3の制御、のいずれかを実行することを特徴
とする。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、インクカ
セットを装着したキャリッジを往復移動させるためのス
テッピングモータからなるキャリッジモータと、前記キ
ャリッジがホームポジション位置を含む特定領域にある
ときに検知信号を出力するキャリッジ検知手段と、この
キャリッジ検知手段からの検知信号を用いて前記キャリ
ッジモータを駆動制御する制御手段と、前記キャリッジ
の位置認識動作を指示する指示手段とを備え、前記キャ
リッジの移動領域が印字領域とメンテナンス機構部を有
する退避領域とに区分され、退避領域はさらにキャリッ
ジの移動領域の端部から前記キャリッジ検知手段により
キャリッジが検知されるまでの領域である第1の移動領
域と、この第1の移動領域に隣接し、前記キャリッジ検
知手段によりキャリッジを検知可能な前記特定領域であ
る第2の移動領域と、この第2の移動領域と前記印字領
域との間の領域である第3の移動領域とに区分され、か
つ退避領域から印字領域に向かう方向を一方向、印字領
域から退避領域に向かう方向を他方向とするとき、前記
制御手段は、前記指示手段からの指示信号に基づき、前
記キャリッジ検知手段による検知信号の有無を確認し、
検知信号が有る場合には、キャリッジを第2の移動領域
分に相当する距離及び前記メンテナンス機構部のロック
を解除するための第3の移動領域分に相当する距離だけ
一方向に移動させた後ホームポジション位置まで他方向
に移動させる第1の制御、または前記キャリッジ検知手
段による検知信号の有無を確認し、検知信号が無い場合
には、前記キャリッジを前記第1の移動領域分に相当す
る距離だけ一方向に移動させ、この時点で検知信号が有
る場合にはさらに第2の移動領域分に相当する距離及び
前記メンテナンス機構部のロックを解除するための第3
の移動領域分に相当する距離だけ一方向に移動させた後
ホームポジション位置まで他方向に移動させる第2の制
御、または前記キャリッジ検知手段による検知信号の有
無を確認し、検知信号が無い場合には、前記キャリッジ
を前記第1の移動領域分に相当する距離だけ一方向に移
動させ、この時点で検知信号が無い場合にはキャリッジ
をホームポジション位置まで他方向に移動させる第3の
制御、のいずれかを実行することを特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、インクカ
セットを装着したキャリッジを往復移動させるためのス
テッピングモータからなるキャリッジモータと、前記キ
ャリッジがホームポジション位置を含む特定領域にある
ときに検知信号を出力するキャリッジ検知手段と、この
キャリッジ検知手段からの検知信号を用いて前記キャリ
ッジモータを駆動制御する制御手段と、前記キャリッジ
の位置認識動作を指示する指示手段とを備えた印字装置
のキャリッジ位置認識方法であって、前記キャリッジの
移動領域が印字領域と退避領域とに区分され、退避領域
はさらにキャリッジの移動領域の端部から前記キャリッ
ジ検知手段によりキャリッジが検知されるまでの領域で
ある第1の移動領域と、この第1の移動領域に隣接し、
前記キャリッジ検知手段によりキャリッジを検知可能な
前記特定領域である第2の移動領域と、この第2の移動
領域と前記印字領域との間の領域である第3の移動領域
とに区分され、かつ退避領域から印字領域に向かう方向
を一方向、印字領域から退避領域に向かう方向を他方向
とするとき、前記指示手段からの指示信号に基づいて前
記キャリッジ検知手段による検知信号の有無を確認する
第1の工程と、この第1の工程での確認の結果、検知信
号が有る場合には、キャリッジを第2の移動領域分に相
当する距離だけ一方向に移動させた後ホームポジション
位置まで他方向に移動させる第2の工程と、前記第1の
工程での確認の結果、検知信号が無い場合には、前記キ
ャリッジを前記第1の移動領域分に相当する距離だけ一
方向に移動させた後、検知信号の有無を確認する第3の
工程と、この第3の工程での確認の結果、検知信号が有
る場合にはさらに第2の移動領域分に相当する距離だけ
一方向に移動させた後ホームポジション位置まで他方向
に移動させる第4の工程と、前記第3の工程での確認の
結果、検知信号が無い場合にはキャリッジをホームポジ
ション位置まで他方向に移動させる第5の工程とを実行
することによって、認識できなくなった前記キャリッジ
の位置を再認識することを特徴とする。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、インクカ
セットを装着したキャリッジを往復移動させるためのス
テッピングモータからなるキャリッジモータと、前記キ
ャリッジがホームポジション位置を含む特定領域にある
ときに検知信号を出力するキャリッジ検知手段と、この
キャリッジ検知手段からの検知信号を用いて前記キャリ
ッジモータを駆動制御する制御手段と、前記キャリッジ
の位置認識動作を指示する指示手段とを備えた印字装置
のキャリッジ位置認識方法であって、前記キャリッジの
移動領域が印字領域とメンテナンス機構部を有する退避
領域とに区分され、退避領域はさらにキャリッジの移動
領域の端部から前記キャリッジ検知手段によりキャリッ
ジが検知されるまでの領域である第1の移動領域と、こ
の第1の移動領域に隣接し、前記キャリッジ検知手段に
よりキャリッジを検知可能な前記特定領域である第2の
移動領域と、この第2の移動領域と前記印字領域との間
の領域である第3の移動領域とに区分され、かつ退避領
域から印字領域に向かう方向を一方向、印字領域から退
避領域に向かう方向を他方向とするとき、前記指示手段
からの指示信号に基づいて前記キャリッジ検知手段によ
る検知信号の有無を確認する第1の工程と、この第1の
工程での確認の結果、検知信号が有る場合には、キャリ
ッジを第2の移動領域分に相当する距離及び前記メンテ
ナンス機構部のロックを解除するための第3の移動領域
分に相当する距離だけ一方向に移動させた後ホームポジ
ション位置まで他方向に移動させる第2の工程と、前記
第1の工程での確認の結果、検知信号が無い場合には、
前記キャリッジを前記第1の移動領域分に相当する距離
だけ一方向に移動させた後、検知信号の有無を確認する
第3の工程と、この第3の工程での確認の結果、検知信
号が有る場合にはさらに第2の移動領域分に相当する距
離及び前記メンテナンス機構部のロックを解除するため
の第3の移動領域分に相当する距離だけ一方向に移動さ
せた後ホームポジション位置まで他方向に移動させる第
4の工程と、前記第3の工程での確認の結果、検知信号
が無い場合にはキャリッジをホームポジション位置まで
他方向に移動させる第5の工程とを実行することによっ
て、認識できなくなった前記キャリッジの位置を再認識
することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図2は、本発明の印字装
置の印字機構部分を概略的に示す図である。シャーシ1
に対して平行にかつ水平方向にガイドシャフト2が設け
られており、このガイドシャフト2に案内されるように
して、インクカセット3を装着したキャリッジ4が水平
方向に往復移動可能に設けられている。キャリッジ4
は、キャリッジモータ7が正回転または逆回転すること
により、図示しないギヤベルトを介して往復移動される
ようになっている。このキャリッジ4の往復移動経路A
は、図示していないプラテン上の用紙に印字を行うため
の印字領域Bと、印字終了後のキャリッジ2を退避させ
ておく退避領域Cとに分かれている。
【0014】また、シャーシ1には、キャリッジ4の退
避領域Cの右端から所定距離C1だけ離れた位置と、退
避領域Cの左端から所定距離C3だけ離れた位置との間
に、一定長さC2の遮蔽板11が前方に突出して設けら
れている。この遮蔽板11は、本実施の形態では、図3
に一部を拡大して示すように、シャーシ1の一部を手前
に切り起こして形成されている。一方、シャーシ1に対
向するキャリッジ4の裏面には、この反射板11を上下
方向から挟持する形で配置されたフォトインタラプタ4
1が取り付けられている。
【0015】つまり、キャリッジ4が退避領域Cの右端
から距離C1だけ左方向に移動すると、フォトインタラ
プタ41によって遮蔽板11が検知され、キャリッジ4
がこの状態からさらに左方向に距離C2移動する間はフ
ォトインタラプタ41による遮蔽板11の検知が継続さ
れ、キャリッジ4が距離C2を移動して次に距離C3を
移動するときにはフォトインタラプタ41による遮蔽板
11の検知は行われないようになっている。つまり、距
離C1の範囲が請求項2ないし5に記載の第1の移動領
域に相当し、距離C2の範囲が請求項2ないし5に記載
の第2の移動領域に相当し、距離C3の範囲が請求項2
ないし5に記載の第3の移動領域に相当する。従って、
以下の説明では、第1の移動領域をC1、第2の移動領
域をC2、第3の移動領域をC3とする。
【0016】また、退避領域Cには、キャリッジ4の移
動経路の下部にメンテナンス機構部5が配置されてい
る。このメンテナンス機構部5は、可動体51と、この
可動体51に設けられたインクカセット3の印字ヘッド
(図示省略)をキャッピングするためのゴム製のキャッ
プ部52と、可動体51に設けられた印字ヘッドをワイ
ピングするためのワイパー部53とを備えており、キャ
ップ部52とワイパー部53との間の開口部(図示省
略)に対して、印字ヘッドから下方に向けてインクの予
備噴射を行うようになっている。そのため、開口部の下
方には、予備噴射によって印字ヘッドから噴射されるイ
ンクを受け止めるためのインク受け部55が設けられて
いる。
【0017】また、キャップ部52及びワイパー部53
を含む可動体51は、キャリッジ4が退避領域Cのホー
ムポジション位置H(本実施の形態では、第1の移動領
域C1のほぼ中間位置となっている)にあるときには、
インクカセット3の印字ヘッドをキャッピングする位置
に移動し(図2中、右斜め上方に移動し)、図示しない
ロック機構部によってこの状態(図2中に実線で示す位
置)でロックされている。一方、キャリッジ4がホーム
ポジションHの位置から第3の移動領域C3を通過して
印字領域Bに入ったとき、メンテナンス機構部5のロッ
クが解除されて、キャップ部52及びワイパー部53を
含む可動体51が、図2中破線で示す位置に移動(図
中、左斜め下方に移動)するようになっている。
【0018】なお、ロック機構部については従来周知の
技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。ま
た、メンテナンス機構部によるメンテナンス動作につい
ても、従来周知の技術であるので、ここでは詳細な説明
を省略する。このように、印字装置の印字機構部分には
遮蔽板11とフォトインタラプタ41とが設けられてお
り、キャリッジ4がホームポジション位置H近傍の任意
の位置にきたときに、フォトインタラプタ41によって
遮蔽板11を検知することで、キャリッジ4の移動位置
の制御を行うようになっている。
【0019】そこで、本発明では、この遮蔽板11とフ
ォトインタラプタ41とによるキャリッジ4の位置検出
機構を利用して、印字中やメンテナンス動作中等にキャ
リッジストールが起きた場合でも、電源をオフすること
なく、かつキャリッジ4の最小限の移動動作でキャリッ
ジ4の位置を再認識できるようにするものである。
【0020】図1は、本発明の印字装置の主要部の電気
的構成を示すブロック図である。キャリッジ4の駆動制
御を行う制御部62には、キャリッジモータ7を制御す
るキャリッジモータ駆動回路63が接続されており、キ
ャリッジモータ駆動回路63は、制御部62によるソフ
トウエア制御によって、キャリッジモータ7の正回転駆
動及び逆回転駆動を行うようになっている。また、制御
部62には、フォトインタラプタ41からの検知信号が
導かれる構成となっている。また、制御部62には、キ
ャリッジ4の誤動作を解除するためのリセットスイッチ
(指示手段)65や電源スイッチ66がキー入力部64
を介して接続されている。このリセットスイッチ65や
電源スイッチ66は、図示しない装置本体に設けられて
いる。
【0021】制御部62は、フォトインタラプタ41か
らの検知信号に基づいてキャリッジモータ駆動回路63
を制御し、キャリッジモータ7を駆動して、一連の印字
動作を制御する。なお、図1は本発明の主要部のみを図
示しており、記録紙を副走査方向(キャリッジ4の移動
方向と直交する方向)に送るフィードモータの駆動制御
部や、印字ヘッドからのインクの吐出を制御するヘッド
制御部などの他の機能ブロックにつていは、本発明の要
部ではないので図示を省略している。
【0022】次に、上記構成の印字装置において、印字
中等にキャリッジストールが起きた場合の位置再認識動
作について、図4に示す動作フローチャートを参照して
説明する。印字中やメンテナンス動作中等において、キ
ャリッジ4がどこかにひっかかるなどしてキャリッジス
トールが起きると、ステッピングモータ(キャリッジモ
ータ7)のステップ角(ステップ数)とキャリッジ4の
位置とが合わなくなるため、制御部62はキャリッジ4
の位置が認識できなくなる。そこで、印字装置がこのよ
うな状態になった場合には、ユーザは電源をオフするこ
となく、リセットスイッチ65をオンにする。
【0023】制御部62は、このリセットスイッチ65
からのリセット信号(指示信号)を受けて、キャリッジ
4の位置再認識動作を開始する。すなわち、まず最初に
フォトインタラプタ41によって遮蔽板11が検知され
ているかどうか、すなわちフォトインタラプタ41から
制御部62に検知信号が出力されているかどうかを確認
する(ステップS1)。
【0024】この確認の結果、検知信号が出力されてい
る場合(ステップS1での判断がYesの場合)には、
キャリッジ4のフォトインタラプタ41が第2の移動領
域C2にあるので、ステップS7へと動作を進め、キャ
リッジ4を第2の移動領域(すなわち遮蔽板11の長
さ)C2に相当する距離及び第3の移動領域C3に相当
する距離(すなわち、メンテナンス機構部5のロックを
解除するための最小ステップ数)だけ左方向に移動させ
る。すなわち、C2+C3に相当する距離だけ左方向に
移動させる。
【0025】これにより、メンテナンス機構部5のロッ
ク状態が解除され、キャップ部52及びワイパー部53
を含む可動体51が、図2に実線で示す位置(ロック位
置)から破線で示す位置(ロック解除位置)に移動す
る。つまり、印字領域Bのところまで移動したキャリッ
ジ4が、再び退避領域Cのホームポジション位置Hまで
右方向に移動する際、キャップ部52及びワイパー部5
3を含む可動体51がロック位置にあったのでは、邪魔
になってキャリッジ4がホームポジション位置Hまで戻
れないので、これを回避するためにC2+C3に相当す
る距離だけキャリッジ4を左方向に移動させている。
【0026】この後、フォトインタラプタ41が遮蔽板
11を検知していないことを確認した後(ステップS8
の判断がNoであることを確認した後)、今度はキャリ
ッジ4をホームポジション位置Hまで右方向に移動させ
る(ステップS5)。そして、フォトインタラプタ41
が遮蔽板11を検知していることを確認して(ステップ
S6の判断がYesであることを確認して)、動作を終
了する。
【0027】また、ステップS1において、検知信号が
出力されていないと判断した場合には、キャリッジ4の
フォトインタラプタ41が第1の移動領域C1か、また
は第3の移動領域C3ないし印字領域Bのいずれかにあ
るので、ステップS2へと動作を進め、キャリッジ4を
第1の移動領域C1に相当する距離だけ左方向に移動さ
せる。このようにC1に相当する距離だけ移動させるの
は、キャリッジ4のフォトインタラプタ41が第1の移
動領域C1内の任意の位置にある場合、キャリッジ4を
C1に相当する距離だけ左方向に移動させることによっ
て、フォトインタラプタ41が遮蔽板11を必ず検知す
るはずだからである。
【0028】そのため、制御部62は、ステップS2で
キャリッジ4のフォトインタラプタ41をC1に相当す
る距離(すなわち、遮蔽板11までの最小ステップ数)
だけ左方向に移動させた後、フォトインタラプタ41が
遮蔽板11を検知しているかどうかを再び確認する(ス
テップS3)。
【0029】この確認の結果、検知信号が出力されてい
る場合には、キャリッジ4のフォトインタラプタ41が
キャリッジストール発生時に遮蔽板11より右側(すな
わち、第1の移動領域C1)にあったことが分かるの
で、ステップS7へと動作を進め、キャリッジ4を第2
の移動領域(すなわち遮蔽板11の長さ)C2に相当す
る距離及び第3の移動領域C3に相当する距離(すなわ
ち、C2+C3に相当する距離)だけ左方向に移動させ
る。これにより、上記と同様、メンテナンス機構部5の
ロック状態が解除される。
【0030】この後、フォトインタラプタ41が遮蔽板
11を検知していないことを確認した後(ステップS8
の判断がNoであることを確認した後)、今度はキャリ
ッジ4をホームポジション位置Hまで右方向に移動させ
る(ステップS5)。そして、フォトインタラプタ41
が遮蔽板11を検知していることを確認して(ステップ
S6の判断がYesであることを確認して)、動作を終
了する。
【0031】一方、ステップS3において、検知信号が
出力されていないと判断した場合には、キャリッジ4の
フォトインタラプタ41がキャリッジストール発生時に
遮蔽板11より左側(すなわち、第3の移動領域C3か
印字領域Bのいずれか)にあったことが分かるので、こ
の場合には、ステップS4へと動作を進め、キャリッジ
4が第3の移動領域C3にあった場合を考慮して、キャ
リッジ4を第3の移動領域C3に相当する距離(メンテ
ナンス機構部5のロックを解除するための最小ステップ
数)だけ左方向に移動させた後、ステップS5へと動作
を進めて、キャリッジ4をホームポジション位置Hまで
右方向に移動させる。そして、フォトインタラプタ41
が遮蔽板11を検知していることを確認して(ステップ
S6の判断がYesであることを確認して)、動作を終
了する。
【0032】なお、ステップS6及びステップS8での
判断において、いずれもYesと判断された場合には、
フォトインタラプタ41や制御部62自体の故障が考え
られるので、この場合はキャリッジストールとして(ス
テップS9)動作を終了する。キャリッジストールの場
合には、その時点で動作を終了するが、この場合、図示
しない表示灯を点灯する等して、本発明に関わる位置再
認識動作ではキャリッジストールを解除できないことを
ユーザに知らせるようにしてもよい。
【0033】このようなステップS1からステップS8
の一連の処理によって、認識できなくなったキャリッジ
4の位置を再認識することが可能となるので、電源を切
ることなく、中断していた印字動作を再開することがで
きる。なお、上記の説明では、キャリッジストールが起
きたとき、メンテナンス機構部5がロック状態である場
合には、このロック状態を必ず解除することが必須の条
件となっているが、メンテナンス機構部5の構造によっ
ては、これを解除する必要の無い場合もある。
【0034】図5は、メンテナンス機構部5のロック状
態を解除する必要の無い場合の、位置再認識動作のフロ
ーチャートである。以下、この動作フローチャートを参
照して、メンテナンス機構部5のロック状態を解除する
必要の無い場合の位置再認識動作を説明する。印字中や
メンテナンス動作中等において、キャリッジ4がどこか
にひっかかるなどしてキャリッジストールが起きると、
ステッピングモータ(キャリッジモータ7)のステップ
角(ステップ数)とキャリッジ4の位置とが合わなくな
るため、制御部62はキャリッジ4の位置が認識できな
くなる。そこで、印字装置がこのような状態になった場
合には、ユーザは電源をオフすることなく、リセットス
イッチ65をオンにする。
【0035】制御部62は、このリセットスイッチ65
からのリセット信号を受けて、キャリッジ4の位置再認
識動作を開始する。すなわち、まず最初にフォトインタ
ラプタ41によって遮蔽板11が検知されているかどう
か、すなわちフォトインタラプタ41から制御部62に
検知信号が出力されているかどうかを確認する(ステッ
プS11)。
【0036】この確認の結果、検知信号が出力されてい
る場合(ステップS11での判断がYesの場合)に
は、キャリッジ4のフォトインタラプタ41が第2の移
動領域C2にあるので、ステップS16へと動作を進
め、キャリッジ4を第2の移動領域(すなわち遮蔽板1
1の長さ)C2に相当する距離だけ左方向に移動させ
る。
【0037】この後、フォトインタラプタ41が遮蔽板
11を検知していないことを確認した後(ステップS1
7の判断がNoであることを確認した後)、今度はキャ
リッジ4をホームポジション位置Hまで右方向に移動さ
せる(ステップS14)。そして、フォトインタラプタ
41が遮蔽板11を検知していることを確認して(ステ
ップS15の判断がYesであることを確認して)、動
作を終了する。
【0038】また、ステップS11において、検知信号
が出力されていないと判断した場合には、キャリッジ4
のフォトインタラプタ41が第1の移動領域C1か、ま
たは第3の移動領域C3ないし印字領域Bのいずれかに
あるので、ステップS12へと動作を進め、キャリッジ
4を第1の移動領域C1に相当する距離だけ左方向に移
動させる。このようにC1に相当する距離だけ移動させ
るのは、キャリッジ4のフォトインタラプタ41が第1
の移動領域C1内の任意の位置にある場合、キャリッジ
4をC1に相当する距離だけ左方向に移動させることに
よって、フォトインタラプタ41が遮蔽板11を必ず検
知するはずだからである。
【0039】そのため、制御部62は、ステップS12
でキャリッジ4のフォトインタラプタ41をC1に相当
する距離だけ左方向に移動させた後、フォトインタラプ
タ41が遮蔽板11を検知しているかどうかを再び確認
する(ステップS13)。この確認の結果、検知信号が
出力されている場合には、キャリッジ4のフォトインタ
ラプタ41がキャリッジストール発生時に遮蔽板11よ
り右側(すなわち、第1の移動領域C1)にあったこと
が分かるので、ステップS16へと動作を進め、キャリ
ッジ4を第2の移動領域(すなわち遮蔽板11の長さ)
C2に相当する距離だけ左方向に移動させる。
【0040】この後、フォトインタラプタ41が遮蔽板
11を検知していないことを確認した後(ステップS1
7の判断がNoであることを確認した後)、今度はキャ
リッジ4をホームポジション位置Hまで右方向に移動さ
せる(ステップS14)。そして、フォトインタラプタ
41が遮蔽板11を検知していることを確認して(ステ
ップS15の判断がYesであることを確認して)、動
作を終了する。
【0041】一方、ステップS13において、検知信号
が出力されていないと判断した場合には、キャリッジ4
のフォトインタラプタ41がキャリッジストール発生時
に遮蔽板11より左側(すなわち、第3の移動領域C3
か印字領域Bのいずれか)にあったことが分かるので、
この場合には、ステップS14へと動作を進め、キャリ
ッジ4をホームポジション位置Hまで右方向に移動させ
る。そして、フォトインタラプタ41が遮蔽板11を検
知していることを確認して(ステップS15の判断がY
esであることを確認して)、動作を終了する。
【0042】なお、ステップS15及びステップS17
での判断において、いずれもYesと判断された場合に
は、フォトインタラプタ41や制御部62自体の故障が
考えられるので、この場合はキャリッジストール(ステ
ップS18)として動作を終了する。キャリッジストー
ルの場合には、その時点で動作を終了するが、この場
合、図示しない表示灯を点灯する等して、本発明に関わ
る位置再認識動作ではキャリッジストールを解除できな
いことをユーザに知らせるようにしてもよい。このよう
なステップS11からステップS17の一連の処理によ
って、認識できなくなったキャリッジ4の位置を再認識
することが可能となるので、電源を切ることなく、中断
していた印字動作を再開することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の印字装置及びキャリッジ位置認
識方法によれば、印字中やメンテナンス動作中等にキャ
リッジストールが起きた場合でも、指示手段からの指示
信号に基づき、キャリッジ検知手段からの検知信号の有
無に基づいてキャリッジをホームポジション位置に移動
させるようにしたので、電源をオフすることなく、かつ
キャリッジの最小限の移動動作で、キャリッジの位置を
再認識することができる。これにより、キャリッジの無
駄な動きを無くすことができる。また、メンテナンス機
構部のロックを解除する必要がある場合でも、ロック解
除に必要な最小限の動きを追加するだけでよいので、電
源をオフすることなく、かつキャリッジの最小限の移動
動作で、キャリッジの位置を再認識することができる。
これにより、キャリッジの無駄な動きを無くすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字装置の主要部の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の印字装置の印字機構部分を概略的に示
す図である。
【図3】遮蔽板とフォトインタラプタとの位置関係を示
す一部拡大した斜視図である。
【図4】本発明の印字装置におけるキャリッジ位置再認
識動作の一実施の形態を示す動作フローチャートであ
る。
【図5】本発明の印字装置におけるキャリッジ位置再認
識動作の他の実施の形態を示す動作フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 シャーシ 3 インクカセット 4 キャリッジ 5 メンテナンス機構部 7 キャリッジモータ(ステッピングモータ) 11 遮蔽板 41 フォトインタラプタ(キャリッジ検知手段) 62 制御部 63 キャリッジモータ駆動回路 64 キー入力部 65 リセットスイッチ 66 電源スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクカセットを装着したキャリッジを
    往復移動させるためのステッピングモータからなるキャ
    リッジモータと、 前記キャリッジがホームポジション位置を含む特定領域
    にあるときに検知信号を出力するキャリッジ検知手段
    と、 このキャリッジ検知手段からの検知信号を用いて前記キ
    ャリッジモータを駆動制御する制御手段と、 前記キャリッジの位置認識動作を指示する指示手段とを
    備え、 前記制御手段は、前記指示手段からの指示信号に基づ
    き、前記キャリッジ検知手段からの検知信号の有無に基
    づいてキャリッジをホームポジション位置に移動させる
    ことでキャリッジの位置を再認識することを特徴とする
    印字装置。
  2. 【請求項2】 インクカセットを装着したキャリッジを
    往復移動させるためのステッピングモータからなるキャ
    リッジモータと、 前記キャリッジがホームポジション位置を含む特定領域
    にあるときに検知信号を出力するキャリッジ検知手段
    と、 このキャリッジ検知手段からの検知信号を用いて前記キ
    ャリッジモータを駆動制御する制御手段と、 前記キャリッジの位置認識動作を指示する指示手段とを
    備え、 前記キャリッジの移動領域が印字領域と退避領域とに区
    分され、退避領域はさらにキャリッジの移動領域の端部
    から前記キャリッジ検知手段によりキャリッジが検知さ
    れるまでの領域である第1の移動領域と、この第1の移
    動領域に隣接し、前記キャリッジ検知手段によりキャリ
    ッジを検知可能な前記特定領域である第2の移動領域
    と、この第2の移動領域と前記印字領域との間の領域で
    ある第3の移動領域とに区分され、かつ退避領域から印
    字領域に向かう方向を一方向、印字領域から退避領域に
    向かう方向を他方向とするとき、 前記制御手段は、前記指示手段からの指示信号に基づ
    き、 前記キャリッジ検知手段による検知信号の有無を確認
    し、検知信号が有る場合には、キャリッジを第2の移動
    領域分に相当する距離だけ一方向に移動させた後ホーム
    ポジション位置まで他方向に移動させる第1の制御、 または前記キャリッジ検知手段による検知信号の有無を
    確認し、検知信号が無い場合には、前記キャリッジを前
    記第1の移動領域分に相当する距離だけ一方向に移動さ
    せ、この時点で検知信号が有る場合にはさらに第2の移
    動領域分に相当する距離だけ一方向に移動させた後ホー
    ムポジション位置まで他方向に移動させる第2の制御、 または前記キャリッジ検知手段による検知信号の有無を
    確認し、検知信号が無い場合には、前記キャリッジを前
    記第1の移動領域分に相当する距離だけ一方向に移動さ
    せ、この時点で検知信号が無い場合にはキャリッジをホ
    ームポジション位置まで他方向に移動させる第3の制
    御、のいずれかを実行することを特徴とする印字装置。
  3. 【請求項3】 インクカセットを装着したキャリッジを
    往復移動させるためのステッピングモータからなるキャ
    リッジモータと、 前記キャリッジがホームポジション位置を含む特定領域
    にあるときに検知信号を出力するキャリッジ検知手段
    と、 このキャリッジ検知手段からの検知信号を用いて前記キ
    ャリッジモータを駆動制御する制御手段と、 前記キャリッジの位置認識動作を指示する指示手段とを
    備え、 前記キャリッジの移動領域が印字領域とメンテナンス機
    構部を有する退避領域とに区分され、退避領域はさらに
    キャリッジの移動領域の端部から前記キャリッジ検知手
    段によりキャリッジが検知されるまでの領域である第1
    の移動領域と、この第1の移動領域に隣接し、前記キャ
    リッジ検知手段によりキャリッジを検知可能な前記特定
    領域である第2の移動領域と、この第2の移動領域と前
    記印字領域との間の領域である第3の移動領域とに区分
    され、かつ退避領域から印字領域に向かう方向を一方
    向、印字領域から退避領域に向かう方向を他方向とする
    とき、 前記制御手段は、前記指示手段からの指示信号に基づ
    き、 前記キャリッジ検知手段による検知信号の有無を確認
    し、検知信号が有る場合には、キャリッジを第2の移動
    領域分に相当する距離及び前記メンテナンス機構部のロ
    ックを解除するための第3の移動領域分に相当する距離
    だけ一方向に移動させた後ホームポジション位置まで他
    方向に移動させる第1の制御、 または前記キャリッジ検知手段による検知信号の有無を
    確認し、検知信号が無い場合には、前記キャリッジを前
    記第1の移動領域分に相当する距離だけ一方向に移動さ
    せ、この時点で検知信号が有る場合にはさらに第2の移
    動領域分に相当する距離及び前記メンテナンス機構部の
    ロックを解除するための第3の移動領域分に相当する距
    離だけ一方向に移動させた後ホームポジション位置まで
    他方向に移動させる第2の制御、 または前記キャリッジ検知手段による検知信号の有無を
    確認し、検知信号が無い場合には、前記キャリッジを前
    記第1の移動領域分に相当する距離だけ一方向に移動さ
    せ、この時点で検知信号が無い場合にはキャリッジを前
    記メンテナンス機構部のロックを解除するための第3の
    移動領域分に相当する距離だけ一方向に移動させた後ホ
    ームポジション位置まで他方向に移動させる第3の制
    御、のいずれかを実行することを特徴とする印字装置。
  4. 【請求項4】 インクカセットを装着したキャリッジを
    往復移動させるためのステッピングモータからなるキャ
    リッジモータと、前記キャリッジがホームポジション位
    置を含む特定領域にあるときに検知信号を出力するキャ
    リッジ検知手段と、このキャリッジ検知手段からの検知
    信号を用いて前記キャリッジモータを駆動制御する制御
    手段と、前記キャリッジの位置認識動作を指示する指示
    手段とを備えた印字装置のキャリッジ位置認識方法であ
    って、 前記キャリッジの移動領域が印字領域と退避領域とに区
    分され、退避領域はさらにキャリッジの移動領域の端部
    から前記キャリッジ検知手段によりキャリッジが検知さ
    れるまでの領域である第1の移動領域と、この第1の移
    動領域に隣接し、前記キャリッジ検知手段によりキャリ
    ッジを検知可能な前記特定領域である第2の移動領域
    と、この第2の移動領域と前記印字領域との間の領域で
    ある第3の移動領域とに区分され、かつ退避領域から印
    字領域に向かう方向を一方向、印字領域から退避領域に
    向かう方向を他方向とするとき、 前記指示手段からの指示信号に基づいて、前記キャリッ
    ジ検知手段による検知信号の有無を確認する第1の工程
    と、 この第1の工程での確認の結果、検知信号が有る場合に
    は、キャリッジを第2の移動領域分に相当する距離だけ
    一方向に移動させた後ホームポジション位置まで他方向
    に移動させる第2の工程と、 前記第1の工程での確認の結果、検知信号が無い場合に
    は、前記キャリッジを前記第1の移動領域分に相当する
    距離だけ一方向に移動させた後、検知信号の有無を確認
    する第3の工程と、 この第3の工程での確認の結果、検知信号が有る場合に
    はさらに第2の移動領域分に相当する距離だけ一方向に
    移動させた後ホームポジション位置まで他方向に移動さ
    せる第4の工程と、 前記第3の工程での確認の結果、検知信号が無い場合に
    はキャリッジをホームポジション位置まで他方向に移動
    させる第5の工程とを実行することによって、認識でき
    なくなった前記キャリッジの位置を再認識することを特
    徴とする印字装置のキャリッジ位置認識方法。
  5. 【請求項5】 インクカセットを装着したキャリッジを
    往復移動させるためのステッピングモータからなるキャ
    リッジモータと、前記キャリッジがホームポジション位
    置を含む特定領域にあるときに検知信号を出力するキャ
    リッジ検知手段と、このキャリッジ検知手段からの検知
    信号を用いて前記キャリッジモータを駆動制御する制御
    手段と、前記キャリッジの位置認識動作を指示する指示
    手段とを備えた印字装置のキャリッジ位置認識方法であ
    って、 前記キャリッジの移動領域が印字領域とメンテナンス機
    構部を有する退避領域とに区分され、退避領域はさらに
    キャリッジの移動領域の端部から前記キャリッジ検知手
    段によりキャリッジが検知されるまでの領域である第1
    の移動領域と、この第1の移動領域に隣接し、前記キャ
    リッジ検知手段によりキャリッジを検知可能な前記特定
    領域である第2の移動領域と、この第2の移動領域と前
    記印字領域との間の領域である第3の移動領域とに区分
    され、かつ退避領域から印字領域に向かう方向を一方
    向、印字領域から退避領域に向かう方向を他方向とする
    とき、 前記指示手段からの指示信号に基づいて、前記キャリッ
    ジ検知手段による検知信号の有無を確認する第1の工程
    と、 この第1の工程での確認の結果、検知信号が有る場合に
    は、キャリッジを第2の移動領域分に相当する距離及び
    前記メンテナンス機構部のロックを解除するための第3
    の移動領域分に相当する距離だけ一方向に移動させた後
    ホームポジション位置まで他方向に移動させる第2の工
    程と、 前記第1の工程での確認の結果、検知信号が無い場合に
    は、前記キャリッジを前記第1の移動領域分に相当する
    距離だけ一方向に移動させた後、検知信号の有無を確認
    する第3の工程と、 この第3の工程での確認の結果、検知信号が有る場合に
    はさらに第2の移動領域分に相当する距離及び前記メン
    テナンス機構部のロックを解除するための第3の移動領
    域分に相当する距離だけ一方向に移動させた後ホームポ
    ジション位置まで他方向に移動させる第4の工程と、 前記第3の工程での確認の結果、検知信号が無い場合に
    はキャリッジを前記メンテナンス機構部のロックを解除
    するための第3の移動領域分に相当する距離だけ一方向
    に移動させた後ホームポジション位置まで他方向に移動
    させる第5の工程とを実行することによって、認識でき
    なくなった前記キャリッジの位置を再認識することを特
    徴とする印字装置のキャリッジ位置認識方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114290826A (zh) * 2021-12-28 2022-04-08 宁波得力科贝技术有限公司 打印机的字车控制方法
CN114290827A (zh) * 2021-12-28 2022-04-08 宁波得力科贝技术有限公司 打印机字车的原点校准方法及喷墨打印机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114290826A (zh) * 2021-12-28 2022-04-08 宁波得力科贝技术有限公司 打印机的字车控制方法
CN114290827A (zh) * 2021-12-28 2022-04-08 宁波得力科贝技术有限公司 打印机字车的原点校准方法及喷墨打印机
CN114290826B (zh) * 2021-12-28 2023-06-20 宁波得力科贝技术有限公司 打印机的字车控制方法
CN114290827B (zh) * 2021-12-28 2023-06-20 宁波得力科贝技术有限公司 打印机字车的原点校准方法及喷墨打印机

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