JP2000280129A - 工作機械及び工作機械ユニット - Google Patents

工作機械及び工作機械ユニット

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JP2000280129A
JP2000280129A JP11088387A JP8838799A JP2000280129A JP 2000280129 A JP2000280129 A JP 2000280129A JP 11088387 A JP11088387 A JP 11088387A JP 8838799 A JP8838799 A JP 8838799A JP 2000280129 A JP2000280129 A JP 2000280129A
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machine
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JP11088387A
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Tsutomu Sugihara
勉 杉原
Isanobu Sakai
勇伸 酒井
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Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主軸関連のメンテナンスを主軸の一側方から
集中的に行うことができ、複数の工作機械により工作機
械ユニットを構成する場合、広い設置スペースを必要と
することなく、限定された設置スペースに多くの工作機
械を配置することができる工作機械及び工作機械ユニッ
トを提供する。 【解決手段】 ベッド11の上面にコラム12を水平方
向へ直線移動可能に支持する。コラム12には水平方向
に延びる基部12a及びその基部12aから上方に延び
る起立部12bを設ける。コラム12の起立部12bの
一側面には主軸24を昇降可能及びコラム12の移動方
向と直交する水平方向へ移動可能に支持し、その主軸2
4の先端には工具25を装着する。主軸24のコラム1
2と反対側の少なくとも側方を開放する。主軸24を外
側にしてコラム12が背中合わせになるように、複数の
工作機械を隣接配置して工作機械ユニットを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械及び複
数の工作機械を配置してなる工作機械ユニットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の工作機械及び工作機械ユ
ニットとしては、図10(A),(B)の簡略図に示す
ように、例えば、特開平10−34475号公報,特開
平9−262727号公報,特開平8−25161号公
報に開示されているようなものが一般的であった。
【0003】すなわち、図10(A)に示すように、特
開平10−34475号公報においては、ベッド47上
に前後,左右方向に延びるレール(図面においては各レ
ールを覆うテレスコカバーが図示されている)を介して
支持されたコラム41の前部に主軸ヘッド42が昇降可
能に支持されている。主軸ヘッド42には主軸43が回
転可能に支持され、その主軸43の先端にドリル等の工
具44が着脱可能に装着されている。
【0004】図10(B)に示すように、特開平9−2
62727号公報,特開平8−25161号公報におい
ては、コラム41がベッド47上に固定され、そのコラ
ム41の前面にはレール45に沿って左右方向に移動可
能なサドル46が設けられている。そのサドル46に
は、レール47に沿って昇降可能な主軸ヘッド42が前
後動可能に支持されている。主軸ヘッド42には主軸4
3が回転可能に支持され、その主軸43の先端にドリル
等の工具44が着脱可能に装着されている。
【0005】以上のように構成された工作機械では、主
軸43の両側方がコラム41によって閉塞されているた
め、主軸43関連のメンテナンスを側方から集中的に行
うことができない。このため、工場内で複数の工作機械
を配置して、工作機械ユニットを構成する場合には、図
9に示すように、複数の工作機械M1〜M4を両側に所
定のメンテナンス用のエリアS1〜S5を確保した状態
で、それらの主軸43が同一方向を向くように配置する
必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】よって、この従来の工
作機械では、複数の工作機械により工作機械ユニットを
構成する際に、広い設置スペースを必要として、限定さ
れた設置スペースに多くの工作機械を配置することがで
きないという問題があった。
【0007】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、主軸関連のメンテナンスを主軸の一側方
から集中的に行うことができ、複数の工作機械により工
作機械ユニットを構成する場合、広い設置スペースを必
要とすることなく、限定された設置スペースに多くの工
作機械を配置することができる工作機械及び工作機械ユ
ニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、主軸をコラムの一側
面に昇降可能に支持するとともに、コラムに設けられた
主軸側の一側面を開放したことを特徴とするものであ
る。
【0009】従って、コラムの一側面に設けられた開放
部を利用して、主軸関連のメンテナンスを主軸の一側方
から集中的に行うことができる。このため、メンテナン
ス用のエリアは工作機械の一側方に設ければよく、複数
の工作機械を配置して工作機械ユニットを構成する場合
に、それぞれの工作機械の両側に所定のメンテナンス用
エリアを確保する必要がない。よって、広い設置スペー
スを要することなく、限定された設置スペースに多くの
工作機械を効率よく配置することができる。さらに、コ
ラムの幅を小さくして、機械全体小型化できる。この小
型化により、設置スペースの効率使用が可能になる。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の工作機械において、前記コラムは、水平方向に延び
る基部と、その基部から上方に延びる起立部とを有し、
起立部において主軸を支持することを特徴とするもので
ある。
【0011】従って、コラムを単純なL形状に形成すれ
ばよく、コラムの構成が簡単であるとともに、主軸をコ
ラムに対して片持ち状態で支持することができる。請求
項3に記載の発明では、請求項2に記載の工作機械にお
いて、前記主軸は基部の延長側における起立部の側面に
支持されていることを特徴とするものである。
【0012】従って、主軸や主軸ヘッドが基部の上方に
位置することになり、主軸等の荷重が基部に確実に受け
止められる。このため、コラムの基部が主軸の反対側に
突出しないので、コラムの幅を小さくすることに寄与で
きる。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の工作機械において、前記
コラムは水平方向へ直線移動可能に支持されていること
を特徴とするものである。
【0014】従って、コラムの水平移動により主軸をワ
ークに対する加工位置へ容易に移動させることができ
る。請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の工作
機械において、前記主軸はコラムの移動方向と直交する
水平方向に移動可能であることを特徴とするものであ
る。
【0015】従って、主軸を自体の水平移動によりワー
クに対して容易に加工送りすることができ、主軸はコラ
ムの水平移動との合成運動により水平面内に全方向に移
動することができる。
【0016】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項5のいずれか一項に記載の工作機械において、前記
主軸の上方または側方の開放部に工具マガジンを設けた
ことを特徴とするものである。
【0017】従って、主軸の上方または側方の開放部を
利用して、工具マガジンを容易に配設することができ、
機械全体の小型化に寄与できる。請求項7に記載の発明
では、請求項6に記載の工作機械において、前記工具マ
ガジンをベッドの幅内に設けたものである。
【0018】このため、工作機械全体を小型化できる。
請求項8に記載の工作機械ユニットの発明では、前記請
求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の工作機械を、
主軸を外側にしてコラムが背中合わせになるように隣接
配置したことを特徴とするものである。
【0019】従って、複数の工作機械の配置時に、各工
作機械ごとに所定のメンテナンス用エリアを確保する必
要がなく、隣接する各対の工作機械のメンテナンスエリ
アを共有化することができ、広い設置スペースを要する
ことなく、限定された設置スペースに多くの工作機械を
効率よく配置することができる。
【0020】請求項9に記載の発明では、請求項7また
は8に記載の工作機械ユニットにおいて、前記各工作機
械における主軸の向きが同一方向であることを特徴とす
るものである。
【0021】従って、複数の工作機械に対して、ワーク
を同一ライン上で流すことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下に、この
発明の第1の実施形態を、図1〜図6に基づいて説明す
る。
【0023】図1〜図3に示すように、ベッド11の上
面にはカバー101が設けられ、その内部においてベッ
ド11の上面にはコラム12が一対のレール13を介し
て、水平方向(X方向)へ移動可能に支持されている。
このコラム12は正面形ほぼL字状に形成され、X方向
に延びる基部12aと、その基部12aの端部から上方
に延びる起立部12bとを備えている。ベッド11上に
はX方向移動用モータ14が配設され、このモータ14
の回転により送りねじ15を介して、コラム12がX方
向に移動される。
【0024】前記コラム12の基部12aの延長側にお
いて、起立部12bの一側面にはサドル16が一対のレ
ール17を介して、コラム12の移動方向と直交する上
下方向(Y方向)へ昇降可能に支持されている。起立部
12b上にはY方向移動用モータ18が配設され、この
モータ18の回転により送りねじ19を介して、サドル
16がY方向に昇降される。
【0025】前記サドル16の側面には主軸ヘッド20
が一対のレール21を介して、コラム12の移動方向と
直交する水平方向(Z方向)へ移動可能に支持されてい
る。主軸ヘッド20の下方において、サドル16の側面
にはZ方向移動用モータ22が配設され、このモータ2
2の回転により送りねじ23を介して、主軸ヘッド20
がZ方向に早送り及び加工送り移動される。
【0026】前記主軸ヘッド20には主軸24が回転可
能に支持され、その主軸24の先端にはドリル等の工具
25が着脱可能に装着される。主軸ヘッド20には主軸
回転用モータ26が配設され、主軸24に工具25が装
着された状態で、このモータ26により主軸24が加工
回転される。
【0027】そして、前記のようにコラム12の起立部
12bの一側面に、サドル16及び主軸ヘッド20が支
持された状態で、コラム12の基部12aと主軸ヘッド
20の上方、及びコラム12の起立部12bと主軸ヘッ
ド20の側方の一方がそれぞれ開放されている。それに
より、この主軸ヘッド20の上方及び側方の開放部を利
用して、主軸24関連のメンテナンスを主軸ヘッド20
の一側方から集中的に行うことができるようになってい
る。
【0028】前記主軸ヘッド20の側方の開放部におけ
る上方には回転式の工具マガジン27がベッド11の幅
内に納まるように配設され、その外周の工具保持部27
aには複数の工具25が着脱可能に保持される。そし
て、マガジン回転用モータ28により工具マガジン27
が回転されて、1つの工具保持部27aが最下位置に配
置されるとともに、主軸24が図1に鎖線で示す工具交
換位置に移動されて、工具保持部27aと主軸24との
間で工具25の交換が行われる。
【0029】前記ベッド11に設けられた前記カバー1
01の前方においてワーク30を装着するためのワーク
支持台31が配設されている。そして、ワーク支持台3
1上にワーク30が装着された状態で、コラム12がX
方向に移動されるとともに、サドル16がY方向に昇降
されて、主軸24がワークと対応する加工位置に移動配
置される。その後、主軸24が回転されながら、主軸ヘ
ッド20がZ方向に送り移動されて、工具25によりワ
ーク30に穿孔等の加工が施される。なお、図示しない
が、ワーク支持台31の両側には搬送装置が設けられ、
隣接する工作機械のワーク支持台31間でワーク30の
搬送が行われる。
【0030】図1〜図4に示すように、前記カバー10
1の前部に設けた開口102にはシャッタ装置100の
シャッタ枠103がはめ込まれ、その内部には移動枠1
04が左右動可能に設けられている。移動枠104内に
は移動板105が昇降可能に設けられ、その移動板10
5には前記主軸ヘッド20が前後動可能に挿通する挿通
孔106が形成されている。シャッタ枠103の両内側
と移動枠104の両側との間、移動枠104の上下内側
と移動板105の前後両端との間には、それぞれシャッ
タシート107,108が引出し及び巻込み可能に張設
されている。
【0031】そして、これらのシャッタシート107,
108は、それぞれシャッタ枠103及び移動枠104
内のゼンマイばね(図示しない)により両側に向かって
張設方向に付勢されている。従って、主軸ヘッド20は
挿通孔106内を前後動するとともに、主軸ヘッド20
の左右動及び昇降にともない、移動枠104及び移動板
105が追随移動する。この場合、前記ゼンマイばねの
作用によりシャッタシート107,108が張設状態に
保持される。従って、そのシャッタシート107,10
8及び移動板105により、穿孔等の加工によって生じ
る切り屑等がカバー101内へ侵入するのが阻止され
る。
【0032】前記ベッド11上には操作盤32が支持ア
ーム33を介して回動可能に装着され、その前面には工
作機械を制御するための操作部や表示部が設けられてい
る。そして、図2に示すように、この操作盤32を必要
に応じてベッド11の側方に回動配置した状態で、操作
部の操作や表示部の確認を行うようになっている。
【0033】次に、前記のように構成された複数の工作
機械を配置してなる工作機械ユニットについて説明す
る。図5及び図6に示すように、この工作機械ユニット
においては、複数の工作機械M1〜M4のうちで、1台
おきに配置される工作機械M1,M3と工作機械M2,
M4とが、左右対称型となるように構成されている。す
なわち、図5において、工作機械M1,M3について
は、ベッド11の上面右寄り部分にコラム12が配設さ
れ、そのコラム12の起立部12bの左側面に主軸ヘッ
ド20が支持されるとともに、主軸ヘッド20の左側方
が開放されている。また、操作盤32がベッド11の上
面左寄り部分に配設されている。
【0034】一方、工作機械M2,M4については、工
作機械M1,M3と左右対称となるように、ベッド11
の上面左寄り部分にコラム12が配設され、そのコラム
12の起立部12bの右側面に主軸ヘッド20が支持さ
れるとともに、主軸ヘッド20の右側方が開放されてい
る。また、操作盤32がベッド11の上面右寄り部分に
配設されている。
【0035】そして、左右対称構成の一対の工作機械M
1,M3と工作機械M2,M4とが、主軸ヘッド20を
コラム12の互いの反対側の外側方に位置させるととも
にコラム12の起立部12bを背中合わせにした状態
で、主軸24を同一方向の前方に向けて隣接配置されて
いる。さらに、隣接配置した一対の工作機械M1,M
2、及び工作機械M3,M4が、それらの間に所定のメ
ンテナンス用エリアS1〜S3を確保した状態で、横方
向に配列されている。
【0036】従って、図10に示す従来の工作機械ユニ
ットのように、複数の工作機械M1〜M4をそれぞれ独
立して設置し、各工作機械M1〜M4の両側にメンテナ
ンス用エリアS1〜S5をそれぞれ確保する必要がな
い。すなわち、図6に示すように、一対の工作機械M1
とM2及びM3とM4とをそれぞれコラム12に対して
背中合わせに配置すれば、背中合わせにされたコラム1
2間のメンテナンス用エリアを省略することができ、メ
ンテナンス用エリアをS1〜S5からS1〜S3に減少
させることができる。よって、設置スペースが限定され
ていても、より多くの工作機械を設置することができ
る。
【0037】また、この工作機械ユニットでは、メンテ
ナンス用エリアS1〜S3に対応して、各工作機械M1
〜M4における主軸24の上方及び側方が開放されてい
る。従って、各工作機械M1〜M4において、この主軸
24の上方及び側方の開放部を利用して、主軸24関連
のメンテナンスを、側方のメンテナンス用エリアS1〜
S3から容易に行うことができる。
【0038】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態の工作機械においては、コラム12の
一側面には主軸24が上下方向(Y方向)へ昇降可能に
支持され、主軸24のコラム12と反対側の少なくとも
側方が開放されている。
【0039】このため、主軸24のコラム12と反対側
に設けられた開放部を利用して、主軸24関連のメンテ
ナンスを主軸24の一側方から集中的に行うことができ
る。よって、複数の工作機械M1〜M4を配置して工作
機械ユニットを構成する場合に、各工作機械M1〜M4
の両側に所定のメンテナンス用エリアS1〜S5を確保
する必要がない。従って、広い設置スペースを要するこ
となく、限定された設置スペースに多くの工作機械M1
〜M4を効率よく配置することができる。しかも、コラ
ム12の幅を小さくして、機械全体を小型化でき、設置
スペースの有効利用にさらに貢献できる。
【0040】・ コラム12が、水平方向に延びる基部
12aと、その基部12aから上方に延びる起立部12
bとを有している。そして、この起立部12bの一側面
に主軸24が支持されている。このため、コラム12は
単純なL形をなす構成になって、その構成が簡単である
とともに、主軸24をコラム12に対して片持ち状態で
支持することができる。
【0041】・ 主軸24が基部12aの延長側におけ
る起立部12bの側面に支持されている。このため、主
軸24や主軸ヘッド20が基部12aの上方に位置す
る。このため、主軸24等の重量を基部12aで確実に
受け止めて、コラム12が片持ち状態であっても、重量
バランスを保ち安定に支持することができる。
【0042】・ コラム12が水平方向(X方向)へ直
線移動可能に支持されるとともに、主軸24がコラム1
2の移動方向と直交する水平方向(Z方向)に移動可能
に支持されている。このため、主軸24は水平面内の全
方向に移動できるともに、主軸24が垂直方向(Y方
向)にも昇降できるため、ワーク30に対して任意の位
置に加工を施すことができる。
【0043】・ 主軸24の側方の開放部における上方
に工具マガジン27が設けられている。このため、主軸
24の上方の開放部を利用して、工具マガジン27を配
設することができる。従って、空間を有効に利用して工
具マガジン27を配置でき、機械全体の小型化が可能に
なるばかりでなく、工具マガジン27の側方や下方が開
放されるので、工具マガジン27のメンテナンスが容易
になる。
【0044】・ 工具マガジン27がベッド11の幅内
に納まるようになっているため、工作機械全体の小型化
に寄与できる。 ・ 前記のような構成の工作機械M1〜M4が、主軸2
4を外側にしてコラム12が背中合わせになるように対
になって隣接配置されている。このため、各対を構成す
る工作機械M1〜M4に間隔が形成されることがない。
また、各対間のメンテナンス用エリアS1〜S3は、隣
接する対のものと共有できる。このため、広い設置スペ
ースを要することなく、限定された設置スペースに多く
の工作機械M1〜M4を効率よく配置することができ
る。
【0045】・ 各工作機械M1〜M4における主軸2
4の向きが同一方向になっている。このため、ワーク3
0を同一ライン上において順次流すことができ、加工を
能率よく行うことができる。
【0046】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
【0047】さて、この第2の実施形態においては、図
7に示すように、主軸24の側方における上方の開放部
にリニア式の工具マガジン36がコラム12の移動方向
(X方向)に沿って延長配置され、その上面の工具保持
部36aには複数の工具25が着脱可能に保持されてい
る。そして、主軸24が工具マガジン36上の1つの工
具保持部36aと対応する工具交換位置に移動されて、
その工具保持部36aと主軸24との間で工具25の交
換が行われる。
【0048】従って、この第2の実施形態においても、
前述した第1の実施形態とほぼ同様の効果を発揮させる
ことができる。 (第3の実施形態)次に、この発明の第3の実施形態
を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明す
る。
【0049】さて、この第3の実施形態においては、図
8に示すように、工作機械ユニットにおける工作機械の
配置構成が、前記第1の実施形態と相違している。すな
わち、この実施形態では、左右対称に構成された一対の
工作機械M1,M2が、主軸24の先端側を対向させた
状態で、ワーク支持台31を挟んで隣接配置されてい
る。従って、両工作機械M1,M2は、ワーク支持台3
1を挟んで対称状に構成されている。このため、ワーク
支持台31上のワーク30に対して両側方から加工が施
されるようになっている。
【0050】また、この実施形態では、操作盤32がベ
ッド11の上面のワーク支持台31から離れる部分に支
持アーム33を介して回動可能に装着されている。従っ
て、この第3の実施形態においても、前記第1の実施形
態とほぼ同様の効果を発揮させることができる。
【0051】(変形例)なお、この実施形態は、次のよ
うに変更して具体化することも可能である。 ・ ベッド11の上面にワーク30を支持するように構
成すること。
【0052】・ 工具マガジン27,36を省略するこ
と。 ・ 工具マガジン27,36をコラム12の移動領域か
ら外れる位置において主軸24の側方の開放部に設ける
こと。
【0053】
【発明の効果】以上、実施形態で例示したように、この
発明においては以下の効果を奏する。請求項1に記載の
発明では、主軸をコラムの一側面に昇降可能に支持する
とともに、主軸のコラムと反対側の少なくとも側方を開
放したことにより、メンテナンス用のエリアは工作機械
の一側方に設ければよく、限定された設置スペースに多
くの工作機械を効率よく配置することができる。さら
に、コラムの幅を小さくして、機械全体を小型化でき、
設置スペースのさらなる有効使用が可能になる。
【0054】請求項2に記載の発明では、前記コラム
は、水平方向に延びる基部と、その基部から上方に延び
る起立部とを有し、起立部において主軸を支持したこと
により、コラムを単純なL形状に形成すればよく、コラ
ムの構成が簡単かつ小型になるとともに、主軸をコラム
に対して片持ち状態で支持することができる。
【0055】請求項3に記載の発明では、前記主軸を基
部の延長側における起立部の側面に支持したことによ
り、主軸をコラムに対して片持ち状態で安定に支持する
ことができる。
【0056】請求項4に記載の発明では、前記コラムを
水平方向へ直線移動可能に支持したことにより、コラム
の水平移動により主軸をワークに対する加工位置へ容易
に移動させることができる。
【0057】請求項5に記載の発明では、主軸をコラム
の移動方向と直交する水平方向に移動可能にしたことに
より、主軸をコラムの水平移動との合成運動により水平
面内に全方向に移動することができる。
【0058】請求項6に記載の発明では、主軸の上方ま
たは側方の開放部に工具マガジンを設けたことにより、
主軸の上方または側方の開放部を利用して、工具マガジ
ンを容易に配設することができ、機械全体の小型化に寄
与できる。
【0059】請求項7に記載の発明では、工具マガジン
をベッドの幅内に設けたことにより、工作機械全体をさ
らなる小型化に寄与できる。請求項8に記載の発明で
は、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の工作機
械を、主軸を外側にしてコラムが背中合わせになるよう
に隣接配置したことにより、複数の工作機械の配置時
に、各工作機械ごとに所定のメンテナンス用エリアを確
保する必要がなく、限定された設置スペースに多くの工
作機械を効率よく配置することができる。
【0060】請求項9に記載の発明では、請求項7また
は8に記載の工作機械ユニットにおいて各工作機械にお
ける主軸の向きを同一方向にしたことにより、複数の工
作機械に対して、ワークを同一ライン上で流すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態を示す工作機械の
正面図。
【図2】 図1の工作機械の平面図。
【図3】 図1の工作機械の側面図。
【図4】 シャッタ装置の正面図。
【図5】 複数の工作機械を配置した工作機械ユニット
を示す平面図。
【図6】 図5の工作機械ユニットの一部を拡大して示
す正面図。
【図7】 第2の実施形態の工作機械を示す正面図。
【図8】 第3の実施形態の工作機械ユニットを示す平
面図。
【図9】 従来の工作機械を配置した工作機械ユニット
を示す平面図。
【図10】 従来の工作機械を示す斜視図。
【符号の説明】
11…ベッド、12…コラム、12a…基部、12b…
起立部、14…X方向移動用モータ、16…サドル、1
8…Y方向移動用モータ、20…主軸ヘッド、22…Z
方向移動用モータ、24…主軸、25…工具、26…主
軸回転用モータ、27…工具マガジン、30…ワーク、
M1〜M4…工作機械、M1〜M5…メンテナンス用エ
リア。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドの上面にコラムを支持し、そのコ
    ラムに主軸を支持した工作機械において、 前記主軸をコラムの一側面に昇降可能に支持するととも
    に、コラムに設けられた主軸側の一側面を開放した工作
    機械。
  2. 【請求項2】 前記コラムは、水平方向に延びる基部
    と、その基部から上方に延びる起立部とを有し、起立部
    において主軸を支持する請求項1に記載の工作機械。
  3. 【請求項3】 前記主軸は基部の延長側における起立部
    の側面に支持されている請求項2に記載の工作機械。
  4. 【請求項4】 前記コラムは水平方向へ直線移動可能に
    支持されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
    載の工作機械。
  5. 【請求項5】 前記主軸はコラムの移動方向と直交する
    水平方向に移動可能である請求項4に記載の工作機械。
  6. 【請求項6】 前記主軸の上方または側方の開放部に工
    具マガジンを設けた請求項1〜請求項5のいずれか一項
    に記載の工作機械。
  7. 【請求項7】 前記工具マガジンをベッドの幅内に設け
    た請求項6に記載の工作機械。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記
    載の工作機械を、主軸を外側にしてコラムが背中合わせ
    になるように隣接配置した工作機械ユニット。
  9. 【請求項9】 前記各工作機械における主軸の向きが同
    一方向である請求項7または8に記載の工作機械ユニッ
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011144019A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Tmt Machinery Inc 紡糸巻取設備
WO2011114844A1 (ja) * 2010-03-18 2011-09-22 シチズンホールディングス株式会社 工作機械

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