JP2000278743A - 無線端末 - Google Patents

無線端末

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JP2000278743A
JP2000278743A JP7994899A JP7994899A JP2000278743A JP 2000278743 A JP2000278743 A JP 2000278743A JP 7994899 A JP7994899 A JP 7994899A JP 7994899 A JP7994899 A JP 7994899A JP 2000278743 A JP2000278743 A JP 2000278743A
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wireless
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JP7994899A
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English (en)
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Mitsuru Muramoto
充 村本
Hirotaka Saito
広隆 斉藤
Naoki Onishi
直樹 大西
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の無線端末では、プログラムの書き替え
時に有線で書き替え装置に接続するため、一度に接続で
きる無線端末の数が少なく、作業効率が低いという問題
点があり、一度に多くの無線端末のプログラムを容易且
つ短時間に、回収することなく、書き替えることができ
る無線端末を提供する。 【解決手段】 制御部4が、受信した無線信号中に含ま
れる着信データがプログラム書き替えデータであれば、
書き替え処理プログラムを起動して、プログラム書き替
えデータに従って記憶部3内のプログラムを書き替える
無線端末であり、また、機種毎に共通の機種番号を備
え、受信した無線信号の宛先が自己の機種番号と一致し
た場合に、無線信号中に含まれるプログラム書き替えデ
ータに従って、プログラムを書き替える無線端末であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やページ
ャなどの無線端末に係り、特に無線端末に記憶されてい
るソフト(プログラム)の書き替えを容易に行うことが
できる無線端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話やページャなどの無
線端末は、ハード部品とソフト(プログラム)とから構
成されている。プログラムは、書き替え可能な記憶装
置、例えば、ROMやフラッシュRAMなどに記憶され
ていることが多い。そして、処理手段が該プログラムを
記憶装置から読み込んで起動し、処理を実行するように
なっている。
【0003】ここで、従来の無線端末におけるプログラ
ムの書き替え方法について図6を用いて説明する。図6
は、従来の無線端末におけるプログラムの書き替え方法
を示す説明図である。図6に示すように、従来の無線端
末において、記憶装置に記憶されているプログラムを新
しいプログラムに書き替えるには、プログラムが記憶さ
れている無線端末11と、ROMライター等の書き替え
装置12とを信号線で接続し、パーソナルコンピュータ
(PC)13等を用いて書き替え装置12を制御してプ
ログラムのデータを無線端末11に転送し、無線端末1
1の記憶装置に新しいプログラムを記憶させるようにな
っていた。
【0004】この方法においては、書き替え装置12か
ら並列に信号線を増設するなどして、一度に書き替える
ことのできる無線端末11の数を増やすようになってい
た。
【0005】尚、基地局から端末装置にデータを無線に
て送信して、端末装置にて受信データを格納する装置と
しては、平成10年1月27日公開の特開平10−26
676号「自動時刻補正方法、端末装置」(出願人:国
際電気株式会社、発明者:横山晋他)がある。
【0006】この従来技術は、基地局から周期的に時刻
データを送信し、端末装置が、受信した時刻データ(受
信時刻)と端末装置の内部時刻である端末時刻とを比較
し、不一致であった場合には、端末時刻を受信時刻に一
致させるものであり、これにより、エリア内の端末装置
の内部タイマーの時刻を自動的に補正できるものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線端末では、プログラムの書き替え時に有線で書
き替え装置に接続するため、一度に接続できる無線端末
の数が少なく、作業効率が低いという問題点があり、プ
ログラムにバグが発見された場合等、多くの端末のプロ
グラムを書き替えなければならない場合には更に工数が
莫大なものとなり、不都合であるという問題点があっ
た。
【0008】特に、既に出荷され、顧客が使用している
無線端末のプログラムを書き替えるには、無線端末を一
旦回収してプログラムを書き替え、その後再配布する必
要があり、多大な労力と時間とコストを要し、極めて不
便であるという問題点があった。
【0009】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、一度に多くの無線端末のプログラムを容易且つ短時
間に書き替えることができる無線端末を提供することを
目的とする。また、本発明は、市場に出回っている端末
を回収することなく容易にプログラムの書き替えを行う
ことができる無線端末を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、プログラムを含む無線信号に従
って、内部に記憶されているプログラムの書き替えを行
う無線端末としており、送信側から特定機種宛に無線信
号によって書き替えを行うプログラムのデータを送信す
れば、多くの無線端末のプログラムの書き替えを容易に
且つ迅速に行うことができる。
【0011】また、本発明は、機種毎に固有の機種番号
を記憶し、受信した無線信号中の宛先が自己の機種番号
と一致する場合に、当該無線信号中に含まれるプログラ
ムのデータに従って、内部に記憶されているプログラム
の書き替えを行う無線端末としており、特定機種のプロ
グラムに不具合がある場合に、該特定機種の機種番号を
宛先として、無線信号にて書き替えを行うプログラムの
データを送信すれば、該機種の不特定の無線端末がその
データを受信して一斉にプログラムを書き替えることが
でき、個々の無線端末宛にデータを送信するのに比べ
て、極めて容易且つ短時間で多くの無線端末のプログラ
ムの書き替えを行うことができる。
【0012】また、本発明は、機種番号と、内部に記憶
されているプログラムのバージョン番号とを記憶してお
き、受信した無線信号中の宛先が自己の機種番号と一致
し、且つ受信した無線信号中のプログラムのバージョン
番号が自己のバージョン番号より新しい場合に、当該無
線信号中に含まれるプログラムのデータに従って、内部
に記憶されているプログラムの書き替えを行う無線端末
としており、送信側から特定の機種番号宛に、バージョ
ン番号を備えたプログラム書き替えデータを複数回送信
した場合に、該当機種の内、まだプログラムの書き替え
が完了していない無線端末のみがプログラムの書き替え
を行うことができ、既に書き替えが終了している無線端
末が無駄な処理を行わずにすむ。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であればどのような
回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は全
部をソフトウエアで実現することも可能である。更に、
機能実現手段を複数の回路によって実現してもよく、複
数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよい。
【0014】本発明に係る無線端末は、プログラムを含
む無線信号を受信して、それに従ってプログラムの書替
えを行うようにしており、送信側から特定機種宛に書き
替えを行うプログラムを無線信号で送信すれば、一度に
多くの端末がプログラムの書き替えを行うことができ、
また、市場に出回った無線端末であっても回収すること
なく容易にプログラムの書替えを行うことができるもの
である。
【0015】次に、本発明に係る無線端末について、機
能実現手段から成る中位概念を説明する。本発明の無線
端末は、無線信号を受信する受信手段と、プログラムを
記憶する記憶手段と、受信手段にて受信した無線信号に
従って記憶手段に記憶されているプログラムを書き替え
る処理手段とを有し、送信側から特定機種宛に書き替え
を行うプログラムを無線信号にて送信すれば、一度に多
くの無線端末のプログラムを容易に書き替えることがで
き、利便性を向上させることができるものである。
【0016】次に、本発明の実施の形態に係る無線端末
について具体的に説明する。まず、本発明の実施の形態
に係る無線端末(本装置)の構成について図1を用いて
説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る無線端末
(本装置)の構成ブロック図である。図1に示すよう
に、本装置の基本的な構成は、従来の無線端末とほぼ同
様であり、利用者が操作を行うキー入力部1と、データ
を表示する表示部2と、プログラム等を記憶する記憶部
3と、処理手段としての制御部4と、無線信号の送受信
を行う無線部5と、通信に伴う符号化及び復号化を行う
符号化/復号化部6と、送信音声をA/D変換すると共
に、受信データをD/A変換する音声信号変換部7と、
入力音声を電気信号に変換するマイク8と、電気信号を
音声に変換して出力するスピーカ9とから構成されてい
る。
【0017】上記構成部分の内、キー入力部1と、表示
部2と、無線部5と、音声信号変換部7と、マイク8
と、スピーカ9とは従来とは同様の部分であり、動作も
従来と同様となっている。
【0018】次に、本装置の特徴となっている記憶部3
と、制御部4と、符号化/復号化部6について具体的に
説明する。記憶部3は、従来と同様に制御部によって実
行される処理プログラムや電話帳データ等を記憶するも
のであり、処理プログラムは、図1に示すようにメイン
プログラムと、通話処理プログラムと、書き替え処理プ
ログラムと、その他のプログラムとから構成されてい
る。
【0019】メインプログラムは、BIOSやOS又は
それと同等の機能を有するプログラムである。通話処理
プログラムは、着呼、発呼、通話、位置登録等の無線端
末としての基本処理のプログラムである。また、その他
のプログラムには、電話帳、着信音の設定等の各種機能
の処理プログラムが含まれる。
【0020】書き替え処理プログラムは、本発明の特徴
部分であり、記憶部3に記憶されているプログラムを書
き替える処理プログラムである。書き替え処理プログラ
ムに基づいて行われる本装置の動作については、後で詳
細に説明する。
【0021】また、符号化/復号化部6は、従来、自己
の識別番号(ID)を記憶しており、無線部5にて受信
した信号が自己宛の信号であるか否かを判断して、自己
宛であれば後に続くデータを制御部4に出力するもので
あるが、本装置の特徴として、更に機種番号を記憶して
おり、受信信号の宛先が機種番号に一致した場合にも自
己宛と判断するものである。識別番号は、個々の無線端
末毎に固有の番号であるが、機種番号は、同一機種の無
線端末は全て同一の番号となっている。
【0022】このように、機種毎に共通の機種番号を各
無線端末に備えておくことにより、ある機種の処理プロ
グラムに欠陥が発見された場合等は、該機種の機種番号
宛に無線信号にてプログラム書き替えデータを送信すれ
ば、該機種番号を備えた無線端末がプログラムの書き替
え処理を行うことができるものである。
【0023】また、制御部4は、装置全体の制御を行う
ものであり、記憶部3から処理プログラムを読み込んで
起動し、各種の処理を行うものである。特に、本装置の
制御部4の特徴として、符号化/復号化部6から入力さ
れたデータが、プログラムの書き替えを指示するプログ
ラム書き替えデータを含む場合に、書き替え処理プログ
ラムを起動して、プログラム書き替え処理を行うもので
ある。
【0024】更に、本装置の制御部4は、プログラムの
書き替え中であることを示す書き替え中フラグを記憶す
るエリアが備えられており、通常は書き替え中フラグは
「0」であり、書き替え処理を行っている際には書き替
え中フラグとして「1」を記憶するようになっている。
そして、書き替え処理が正常に終了した場合には、書き
替え中フラグを「0」にするものである。
【0025】次に、本装置の動作について説明する。無
線部5が無線信号を受信して復調し、復調データを符号
化/復号化部6に出力すると、符号化/復号化部6が、
当該復調データを復号化して宛先と自己の識別番号及び
機種番号とを比較して、当該データが自己宛か否かを判
断し、宛先が識別番号又は機種番号のいずれかと一致し
た場合に自己宛と判断して、データ(着呼データ)を制
御部4に出力する。
【0026】そして、制御部4が、入力された着呼デー
タが通常の着呼であるかプログラム書き替えデータであ
るかを判断し、プログラム書き替えデータであれば、書
き替え処理プログラムを起動してプログラム書き替え処
理を行う。このようにして本装置の動作が行われるもの
である。
【0027】また、制御部4の内部に、記憶部3に記憶
しているプログラムのバージョン番号を保持しておき、
符号化/復号化部6から入力されたプログラム書き替え
データのバージョン番号が、自己のバージョン番号より
も新しい場合に限って、記憶部3内のプログラムを受信
したプログラム書き替えデータに従って更新するように
してもよい。このとき、制御部4は、プログラムの更新
の際に、制御部4内部に記憶しているプログラムのバー
ジョン番号も更新するようにしている。
【0028】このように、制御部4にてソフトのバージ
ョン番号を管理することにより、送信側からプログラム
の書き替えが必要な機種番号宛に、バージョンアップし
たプログラムのデータを含むプログラム書き替えデータ
を複数回送信した場合に、まだ書き替えが完了していな
い無線端末のみが書き替え処理を行うことになり、既に
書き替えを行った無線端末は、無駄な処理を行わずにす
むものである。
【0029】次に、本装置を用いたプログラム書き替え
システムについて図2を用いて説明する。図2は、本装
置を用いたプログラム書き替えシステム(本システム)
の概略構成図である。図2に示すように、本システム
は、携帯電話機等の無線端末11と、携帯電話システム
の基地局14と、基地局14に対してプログラム書き替
え用のデータを出力してデータ送信を指示するパーソナ
ルコンピュータ13とから構成されている。
【0030】ここでは、パーソナルコンピュータ13と
基地局14とは有線接続されているが、モデムを用いて
電話回線で接続してもよいし、無線回線によって接続し
ても構わない。また、基地局14は、擬似基地局又は送
信機であっても構わない。
【0031】そして、上記プログラム書き替えシステム
では、パーソナルコンピュータ13から、プログラムを
書き替えるべき無線端末の識別番号又は機種番号を添え
た新しいプログラムのデータが基地局14に送信される
と、基地局14がこれを受信して、送信用フォーマット
に変換し、プログラム書き替えデータとして無線信号で
送信する。
【0032】基地局14から送信されるプログラム書き
替えデータは、宛先としての無線端末の識別番号又は機
種番号と、プログラム書き替えデータであることを示す
識別子と、新しく記憶されるプログラムとを含むもので
ある。
【0033】そして、無線端末11がプログラム書き替
えデータを受信すると、無線端末11の制御部4がプロ
グラム書き替え処理を行って、記憶部3内のプログラム
を受信したプログラムで更新するようになっている。
【0034】また、書き替えるプログラムは、記憶され
ているプログラム全体でもよいし、一部であっても構わ
ない。基地局14から送信されるプログラム書き替えデ
ータには、プログラムのどの部分を書き替えるのかを示
すデータが含まれており、それに従って書き替えが行わ
れるものである。
【0035】更に、データ転送時間を短くするために、
送信側のパーソナルコンピュータ13又は基地局14に
おいてデータを圧縮して送信し、無線端末11において
受信したデータを解凍した後、プログラム書き替え処理
を行うようにしてもよい。
【0036】また、上述したように、無線端末11の制
御部4がプログラムのバージョン番号を管理している場
合には、プログラムのバージョン番号を含むプログラム
書き替えデータを送信して、書き替え処理を効率よく行
うことも可能である。
【0037】次に、本装置の制御部4における着呼時の
処理について図3を用いて説明する。図3は、制御部4
における着呼時の処理を示すフローチャート図である。
図3に示すように、制御部4は、待ち受け状態におい
て、符号化/復号化部6から着呼データが入力されたか
どうかを判断し(100)、入力された場合には、当該
着呼データがプログラム書き替えデータであるかどう
か、つまり当該着呼データにプログラム書き替えデータ
の識別子が含まれているかどうかを判断する(10
2)。処理102において、プログラム書き替えデータ
ではない、すなわち通常の着呼である場合には(Noの
場合)、制御部4は、通常の通話処理を行い、待ち受け
状態に戻る。
【0038】また、処理102において、当該着呼デー
タがプログラム書き替えデータであれば(Yesの場
合)、制御部4は、書き替え中フラグを「1」に設定し
(106)、書き替え処理プログラムを起動して、プロ
グラム書き替え処理を行う(108)。ここで、制御部
4は、当該フラグを参照して、「処理中」を示す表示を
表示部2に出力するようにしてもよい。
【0039】プログラム書き替え処理は、受信したプロ
グラム書き替えデータに含まれる情報に従って、受信し
たプログラムを記憶部3に記憶すると共に、記憶部3内
の指定されたプログラムを消去するものである。このと
き、プログラムの書き替えによって無線端末の動作に欠
陥が生じないよう、新しいプログラムを確実に記憶でき
た場合に古いプログラムを消去することが望ましい。
【0040】特に、電話機の基本機能を司る通話処理プ
ログラム等は、初期状態の(書き替え前の)プログラム
を別のエリアに保持しておき、新しいプログラムの書き
込みが正常に行われなかった場合には、保持しておいた
プログラムを起動することが考えられる。
【0041】そして、制御部4は、プログラム書き替え
処理が正常に終了したかどうかをチェックし(11
0)、正常に終了した場合には、書き替え中フラグを
「0」に設定し、待ち受け状態に戻る。
【0042】また、処理110において、プログラム書
き替え処理が正常に終了しなかった場合には、エラー処
理に移行する(120)。エラー処理は、保持しておい
た書き替え前のプログラムを再度書き込み、プログラム
書き替え処理開始以前の状態に復帰させ、通常動作が行
えるようにするものである。このようにして本装置の制
御部4における着呼時の動作が行われるものである。
【0043】次に、プログラム書き替え処理中に一旦電
源が切断され、電源再投入を行った場合の処理について
図4を用いて説明する。図4は、プログラム書き替え処
理中に電源再投入を行った場合の制御部4の処理を示す
フローチャート図である。図4に示すように、電源が投
入されると(200)、制御部は、書き替え中フラグが
「1」であるかどうかを判断し(202)、「1」でな
ければ(Noの場合)、通常の待ち受け状態に移行する
(204)。
【0044】また、処理202において、書き替え中フ
ラグが「1」であれば、制御部4は、エラー処理を行う
ようになっている(206)。エラー処理が正常に終了
すれば待ち受け状態に移行する。このようにして、電源
再投入時の処理が行われるものである。
【0045】次に、本装置を用いたプログラム書き替え
の具体的な例について説明する。図5は、出荷前にプロ
グラムに不具合が見つかった場合にプログラムの書き替
えを行うシステムを示す説明図である。図5に示すよう
に、出荷前の無線端末のプログラムに不具合が見つかっ
た場合、電磁波を遮断するシールドルーム内に、プログ
ラム書き替えデータを送信する送信機である擬似基地局
16と、擬似基地局16を制御するパーソナルコンピュ
ータ13とを設け、書き替えを行う無線端末11をシー
ルドルーム内に入れる。
【0046】そして、上述したように、パーソナルコン
ピュータ13から、機種番号と、書き替えるべき古いプ
ログラムの位置と、新しいプログラムのデータを含む送
信指示を擬似基地局16に出力すると、擬似基地局16
が、当該機種番号宛にプログラム書き替えデータを無線
送信し、各無線端末11がこれを受信して各々の無線端
末11の制御部4が、受信したプログラム書き替えデー
タに従って記憶部3内の特定のプログラムを新しいプロ
グラムで更新して記憶する。
【0047】本システムにおいては、シールドルーム内
の限られた空間にて通信を行うため、十分な通信品質を
確保でき、擬似基地局16が送信する無線信号を複数の
無線端末にて同時に受信することが可能である。通信エ
ラーが生じることを考慮して、再送処理を行うことも可
能であるが、処理が複雑雑になるため省略しても構わな
い。その場合、例えば、書き替えが正常に終了しなかっ
た無線端末11が擬似基地局16を呼び出して、擬似基
地局16が呼び出しのあった端末宛に再度プログラム書
き替えデータを送信する等の方法が考えられる。
【0048】このように、無線信号によって機種番号宛
にプログラム書き替えデータを送信することにより、一
度に複数の無線端末がデータを受信してプログラムの書
き替え処理を行うことができ、多くの無線端末のプログ
ラム書き替えを容易に行うことができるものである。
【0049】また、既に市場に出回っている無線端末に
不具合が発見された場合には、図2に示したように、パ
ーソナルコンピュータ13からの指示により、通信事業
者が管理する基地局14から、該当する機種番号宛にプ
ログラム書き替えデータを送信すれば、基地局14のエ
リア内に位置する該当無線端末は全てプログラムの書き
替え処理を行うことができるものである。
【0050】尚、通常、通信事業者は、ユーザの識別番
号と機種とを把握しているので、機種番号での発呼がで
きない場合でも、基地局から、該当する機種に対応した
識別番号宛にプログラム書き替えデータを送信するよう
にしてもよい。このとき、正常に書き替え処理が終了し
た無線端末は、基地局宛に正常に終了したとの処理結果
を送信するようにしておけば、通信事業者が、処理が終
了した無線端末と未処理の無線端末とを把握することが
でき、未処理の無線端末には改めてプログラム書き替え
データを送信することができるものである。
【0051】更に、端末側からプログラム書き替えの要
請を行うことも考えられる。例えば、通信事業者等から
バージョンアップの連絡を受けたユーザが、プログラム
書き替えデータ送信の窓口となる電話番号宛に発呼し
て、窓口からプログラム書き替えデータを送信してもら
い、書き替え処理を行うようにしてもよい。
【0052】本発明の実施の形態に係る無線端末によれ
ば、制御部4が、受信した無線信号中に含まれる着信デ
ータがプログラム書き替えデータであれば、書き替え処
理プログラムを起動して、プログラム書き替えデータに
従って記憶部3内のプログラムを書き替えるようにして
いるので、有線で接続してプログラムの書き替えを行う
のに比べて、一度に多くの無線端末のプログラムの書き
替えを容易且つ迅速に行うことができる効果がある。
【0053】また、本装置によれば、プログラム書き替
えデータを無線信号にて受信するようにしているので、
既に市場に出回っている無線端末を回収しなくてもプロ
グラムの書き替えを行うことができ、回収及び配布に要
する時間とコストを無くし、利便性を向上させることが
できる効果がある。
【0054】また、本装置によれば、符号化/復号化部
6にて、機種毎に共通の機種番号を記憶し、受信した無
線信号の宛先が自己の機種番号と一致した場合に自己宛
と判断するようにしているので、特定機種のプログラム
に不具合が見つかった場合には、送信側から当該機種番
号宛にプログラム書き替えデータを送信することによ
り、不具合のある機種の無線端末のプログラムを一斉に
書き替えることができ、個々の無線端末宛にプログラム
書き替えデータを送信するのに比べて極めて容易且つ迅
速に書き替えを行うことができる効果がある。
【0055】更にまた、制御部4にて記憶部3内のプロ
グラム(ソフト)のバージョン番号を保持しておき、制
御部4が、符号化/復号化部6から入力されたデータが
自己のバージョン番号よりも新しいバージョン番号を備
えたプログラム書き替えデータであった場合に、記憶部
3内のプログラムを書き替えるようにしてもよく、この
ようにすれば、送信側から特定の機種番号宛に、バージ
ョン番号を備えたプログラム書き替えデータを複数回送
信すれば、該当機種の内、まだプログラムの書き替えが
完了していない無線端末のみがプログラムの書き替えを
行うことができ、既に書き替えが終了している無線端末
が無駄な処理を行わずにすむ効果がある。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、プログラムを含む無線
信号に従って、内部に記憶されているプログラムの書き
替えを行う無線端末としているので、送信側から特定機
種宛に無線信号によって書き替えを行うプログラムのデ
ータを送信すれば、多くの無線端末のプログラムの書き
替えを容易に且つ迅速に行うことができる効果がある。
【0057】本発明によれば、機種毎に固有の機種番号
を記憶し、受信した無線信号中の宛先が自己の機種番号
と一致する場合に、当該無線信号中に含まれるプログラ
ムのデータに従って、内部に記憶されているプログラム
の書き替えを行う無線端末としているので、特定機種の
プログラムに不具合がある場合に、該特定機種の機種番
号を宛先として、無線信号にて書き替えを行うプログラ
ムのデータを送信すれば、該機種の不特定の無線端末が
そのデータを受信して一斉にプログラムを書き替えるこ
とができ、個々の無線端末宛にデータを送信するのに比
べて、極めて容易且つ短時間で多くの無線端末のプログ
ラムの書き替えを行うことができる効果がある。
【0058】本発明によれば、機種番号と、内部に記憶
されているプログラムのバージョン番号とを記憶してお
き、受信した無線信号中の宛先が自己の機種番号と一致
し、且つ受信した無線信号中のプログラムのバージョン
番号が自己のバージョン番号より新しい場合に、当該無
線信号中に含まれるプログラムのデータに従って、内部
に記憶されているプログラムの書き替えを行う無線端末
としているので、送信側から特定の機種番号宛に、バー
ジョン番号を備えたプログラム書き替えデータを複数回
送信した場合に、該当機種の内、まだプログラムの書き
替えが完了していない無線端末のみがプログラムの書き
替えを行うことができ、既に書き替えが終了している無
線端末が無駄な処理を行わずにすむ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線端末(本装置)
の構成ブロック図である。
【図2】本装置を用いたプログラム書き替えシステム
(本システム)の概略構成図である。
【図3】制御部4における着呼時の処理を示すフローチ
ャート図である。
【図4】プログラム書き替え処理中に電源再投入を行っ
た場合の制御部4の処理を示すフローチャート図であ
る。
【図5】出荷前にプログラムに不具合が見つかった場合
にプログラムの書き替えを行うシステムを示す説明図で
ある。
【図6】従来の無線端末におけるプログラムの書き替え
方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1…キー入力部、 2…表示部、 3…記憶部、 4…
制御部、 5…無線部、 6…符号化/復号化部、 7
…音声信号変換部、 8…マイク、 9…スピーカ、
11…無線端末、 12…書替え装置、 13…パーソ
ナルコンピュータ、 14…基地局、 15…モデム、
16…擬似基地局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 直樹 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA21 AA41 BB04 BB21 BB22 EE02 EE10 EE22 HH05 HH22 HH23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局又は擬似基地局又は送信局によっ
    て送信された無線信号を受信して、前記無線信号に従っ
    て、内部に記憶されているプログラムの書き替えを行う
    無線端末であって、前記無線信号が複数の無線端末にお
    ける前記プログラムの書き替えを同時に行わせる信号で
    あることを特徴とする無線端末。
  2. 【請求項2】 機種毎に固有の機種番号を記憶し、受信
    した無線信号中の宛先が自己の機種番号と一致する場合
    に、前記無線信号に含まれるプログラムのデータに従っ
    て、内部に記憶されているプログラムの書き替えを行う
    ことを特徴とする無線端末。
  3. 【請求項3】 機種毎に固有の機種番号と内部に記憶さ
    れているプログラムのバージョン番号とを記憶し、受信
    した無線信号中の宛先が自己の機種番号と一致し、且つ
    受信した無線信号中のプログラムのバージョン番号が自
    己のバージョン番号より新しい場合に、前記無線信号に
    含まれるプログラムのデータに従って、内部に記憶され
    ているプログラムの書き替えを行うことを特徴とする無
    線端末。
  4. 【請求項4】 無線信号を受信する受信手段と、プログ
    ラムを記憶する記憶手段と、前記プログラムに従って処
    理を行う処理手段とを有する無線端末において、 前記受信手段は、プログラム書き替えデータを含む無線
    信号を受信する受信手段であり、 前記処理手段は、前記受信手段にて受信した無線信号中
    にプログラム書き替えデータが含まれている場合に、前
    記プログラム書き替えデータに従って、前記記憶手段に
    記憶されているプログラムを書き替える処理手段である
    ことを特徴とする無線端末。
  5. 【請求項5】 処理手段が、記憶手段に記憶されている
    プログラムを書き替える書き替え処理を行っていること
    を示すフラグを保持するエリアを備え、前記書き替え処
    理を開始すると前記フラグを設定し、前記書き替え処理
    が正常に終了すると前記フラグを解除すると共に、前記
    フラグに基づいて前記書き替え処理が正常に行われたか
    否かを判断して、前記書き替え処理が正常に行われれな
    かった場合に、前記書き替え処理以前のプログラムを復
    帰させるエラー処理を行う制御部であることを特徴とす
    る請求項4記載の無線端末。
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