JP2000278678A - 情報出力装置及び方法、及びそのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

情報出力装置及び方法、及びそのプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2000278678A
JP2000278678A JP11077589A JP7758999A JP2000278678A JP 2000278678 A JP2000278678 A JP 2000278678A JP 11077589 A JP11077589 A JP 11077589A JP 7758999 A JP7758999 A JP 7758999A JP 2000278678 A JP2000278678 A JP 2000278678A
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JP11077589A
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English (en)
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Takanari Ueda
隆也 上田
Noriko Otani
紀子 大谷
Kenichi Fujii
憲一 藤井
Shiro Ito
史朗 伊藤
Yuji Ikeda
裕治 池田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切なタイミングで、現在のスコープに合致
する適切なアドバイスを与える。 【解決手段】 アドバイス候補保持部112に保持され、
スコープ保持部101における現在のスコープに合致する
アドバイス候補について、利用者のアドバイス要求度
と、アドバイスの重要度と、最新の操作からの経過時間
とに基づいてアドバイスのスコアを算出して閾値よりも
大きいかを判断するアドバイススコア算出部115と、閾
値よりも大きなスコアを持ち、アドバイス履歴保持部12
0にない、未出力のアドバイスを選択するアドバイス選
択部113とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報出力装置、特
に、現在の着目対象に関する適切な参考情報を出力する
情報出力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記憶装置の大容量化やネットワークの整
備に伴い、ローカルなディスク上もしくはネットワーク
上に存在する大量の文書の中から、利用者が求める文書
を提示する装置が広く用いられるようになってきてい
る。
【0003】一方、コンピュータによる制御が可能なカ
メラを多数設置し、ネットワークを経由してそれらの映
像を見ることができる装置が作られており、これに文書
情報をリンクさせ、カメラで写している事物に関する情
報を表示する装置も提案されている。
【0004】また、地図と文書情報とをリンクさせ、地
図上で指定した対象物に関する文書情報が表示されるよ
うな装置も提案されている。
【0005】これらの装置において、単に利用者の要求
にしたがって情報を提示するだけでなく、利用者が要求
しなくても、利用者にとって有益と考えられる情報をア
ドバイスとして与えるような装置も作られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした装置
においては、利用者の状況と無関係にアドバイスを与え
るため、アドバイスがかえって利用の妨げになることが
ある。たとえば、利用者がある情報を注視している際に
アドバイスが与えられたり、現在着目している事物とは
無関係な事物に関するアドバイスが与えられたりする場
合である。
【0007】一方、利用者がどのような情報を見てよい
かわからずアドバイスを必要としているようなときに、
アドバイスが与えられないということもある。
【0008】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、利用者の操作からの経過時間と、現在の着目
範囲を考慮し、適切なタイミングで、適切なアドバイス
を与える情報提示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明によれば、情報出力装置に、現在の着目
対象を識別する識別手段と、着目対象に関する参考情報
を当該着目対象と対応付けて記憶する参考情報記憶手段
と、該参考情報記憶手段より前記現在の着目対象に関す
る参考情報を抽出する抽出手段と、該抽出手段により抽
出された参考情報に対する得点を判定する判定手段と、
該判定手段により判定された得点に基づいて、前記抽出
された参考情報を出力するか否かを決定する決定手段
と、該決定手段により出力すると決定された参考情報を
出力する出力手段とを備える。
【0010】また、本発明の他の態様によれば、情報出
力方法に、現在の着目対象を識別する識別工程と、着目
対象に関する参考情報を当該着目対象と対応付けて記憶
する参考情報記憶部より前記現在の着目対象に関する参
考情報を抽出する抽出工程と、該抽出工程により抽出さ
れた参考情報に対する得点を判定する判定工程と、該判
定工程により判定された得点に基づいて、前記抽出され
た参考情報を出力するか否かを決定する決定工程と、該
決定工程により出力すると決定された参考情報を出力す
る出力工程とを備える。
【0011】更に、本発明の他の態様によれば、記憶媒
体に、現在の着目対象を識別する識別工程と、着目対象
に関する参考情報を当該着目対象と対応付けて記憶する
参考情報記憶部より前記現在の着目対象に関する参考情
報を抽出する抽出工程と、該抽出工程により抽出された
参考情報に対する得点を判定する判定工程と、該判定工
程により判定された得点に基づいて、前記抽出された参
考情報を出力するか否かを決定する決定工程と、該決定
工程により出力すると決定された参考情報を出力する出
力工程とをコンピュータに実行させるための情報出力プ
ログラムを記憶する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の1実
施形態を詳細に説明する。
【0013】本実施形態では、地図と、コンピュータ操
作が可能なテレビカメラの映像と、文書情報とを同時に
表示することができ、しかも、これらが対応関係にした
がって連動して変化するシステムを考える。本システム
では、地図に対する操作、もしくは、カメラに対する操
作、もしくは、文書に対する操作によって、利用者が着
目する対象(以下、スコープと呼ぶ)を変えることができ
る。
【0014】図1は、本発明の一実施形態に係る情報処
理装置の基本構成を示すブロック図である。
【0015】101は、現在のスコープを保持するスコー
プ保持部である。スコープ保持部101は、映像切替部10
3、地図切替部106、文書切替部109のいずれかからスコ
ープが変更された通知を受けると、映像切替部103、地
図切替部106、文書切替部109のうちの、通知を出した部
以外の部にスコープが変更した旨を伝達する。
【0016】102は、カメラの向きやズームを変えて、
撮影範囲を変更する映像操作部である。変更後の撮影範
囲にある対象が新たなスコープとなる。
【0017】103は、映像操作部102により撮影範囲が変
更された場合、およびスコープ保持部101よりスコープ
変更の通知を受けた場合に、映像表示部104に対して映
像を切り替えるよう指示する映像切替部である。また、
映像切替部103は、映像操作部102により撮影範囲が変更
された場合には、スコープ保持部101にスコープが変更
した旨を伝達する。104は、映像切替部103により指示さ
れた映像を表示する映像表示部である。
【0018】105は、地図中の1点あるいは範囲を選択し
て、地図上で明示されるスコープを変更する地図操作部
である。ここで選択したスコープが新たなスコープとな
る。106は、地図操作部105によりいくつかのスコープが
選択された場合、およびスコープ保持部101よりスコー
プ変更の通知を受けた場合に、地図を切り替えるよう指
示する地図切替部である。また、地図切替部105は、地
図操作部105によりスコープが変更された場合には、ス
コープ保持部101にスコープが変更した旨を伝達する。1
07は、地図切替部106により指示された通りの地図を表
示する地図表示部である。
【0019】108は、文書中に含まれるボタンやリンク
をクリックして、表示文書を変更する文書操作部であ
る。変更後の表示文書に応じてスコープが変化する。
【0020】109は、文書操作部108により表示文書が変
更された場合、およびスコープ保持部101よりスコープ
変更の通知を受けた場合に、表示する文書を切り替える
よう指示する文書切替部である。また、文書切替部109
は、文書操作部108によりスコープが変更された場合に
は、スコープ保持部101にスコープが変更した旨を伝達
する。110は、文書切替部109により指示された文書を表
示する文書表示部である。
【0021】111は、利用者に提示するアドバイス候補
を生成するアドバイス候補生成部である。112は、アド
バイス候補生成部111で生成されたアドバイス候補を保
持するアドバイス候補保持部である。
【0022】113は、アドバイス候補保持部112に保持さ
れたアドバイス候補の中から、実際に利用者に提示する
アドバイスを選択するアドバイス選択部である。114
は、アドバイス選択部113で選択されたアドバイスを出
力するアドバイス出力部である。115は、アドバイス選
択部113でアドバイスを選択する際に用いるスコアを計
算するアドバイススコア算出部である。
【0023】116は、アドバイススコアに対する閾値を
保持する閾値保持部である。117は、利用者がアドバイ
スをどの程度要求しているかについての度合いを保持す
るアドバイス要求度保持部である。
【0024】118は、利用者が最後に何らかの操作をし
た時点からの経過時間を測定する経過時間測定部であ
る。119は、各アドバイス候補の重要度を保持するアド
バイス重要度保持部である。120は、出力したアドバイ
スの履歴を保持するアドバイス履歴保持部である。
【0025】図2は、本実施形態の情報処理装置のハー
ドウェア構成を示す図である。
【0026】同図において、201はCPUであり、ROM203に
格納されたプログラムを実行し、装置各部を制御する。
202はRAMであり、スコープ保持部101、アドバイス候補
保持部112、閾値保持部116、アドバイス要求度保持部11
7、アドバイス重要度保持部119として利用される領域を
有し、上記プログラムの実行に必要な記憶領域を提供す
る。
【0027】203はROMであり、フローチャートにつき後
述する手順を実現するプログラムを保持する。205はデ
ィスプレイであり、映像表示部104、地図表示部107、文
書表示部110、アドバイス出力部114を実現する。206は
ポインティングデバイスであり、映像操作部102、地図
操作部105、文書操作部108を実現する。
【0028】207は、カメラからの映像をとりこむ映像
入力インタフェースである。208はカメラとのコマンド
のやりとりを行なうコマンドインタフェースである。20
9はバスである。210は、カメラから映像を出力する映像
出力インタフェースである。211は、クライアント側と
のコマンドのやりとりを行なうコマンドインタフェース
である。212はカメラである。213はシリアルケーブルも
しくはネットワークケーブルである。
【0029】以下、本実施形態の文書検索装置における
処理の手順を示す。
【0030】本実施形態では、映像、地図、文書が連動
して更新されるようになっているシステムを例にとる。
例えば、映像を変化させた場合は、それに伴って地図、
文書も変化する。このとき、利用者が着目している事物
がスコープ保持部に保持される。
【0031】また、アドバイス候補生成部111によって
生成されるアドバイス候補には、アドバイスとともに、
そのアドバイスについてあらかじめ固定的に定められた
重要度と、どのスコープに対応したアドバイスであるか
とが記述されているものとする。そして、アドバイス重
要度保持部119に保持されるアドバイスの重要度として
は、アドバイス候補生成部111に記述された固定値をそ
のまま利用してもよいし、利用者の嗜好に合わせて、動
的に値を与えるようにしてもよい。後者の場合は、例え
ば、利用者の嗜好に合致するアドバイスは重要度を高く
し、それ以外のものは重要度を低くするようにすればよ
い。以下では、アドバイスの重要度は固定値とする。
【0032】アドバイス要求度保持部117に保持される
アドバイス要求度は、利用者によって設定されるもので
ある。積極的にアドバイスを求めている場合は高い値を
設定し、それほど求めていない場合は低い値を設定す
る。値の設定方法は特に限定しない。例えば、スライド
バーのようなものを使って入力するようにしてもよい
し、キーボードなどから直接数値を入力するようにして
もよいし、何段階かに切り替えられるようにしておいて
もよい。
【0033】閾値保持部116には、後述する手順により
計算されるアドバイスのスコアについての閾値があらか
じめ設定されており、閾値を越えるスコアを持つアドバ
イスが出力されるものとする。この閾値を利用者が設定
・変更できるようにしてもよい。
【0034】図3は、アドバイス出力処理手順を示すフ
ローチャートである。同図を参照して本実施形態の文書
検索装置のアドバイス出力動作を説明する。
【0035】なお、アドバイス候補は、アドバイス候補
生成部111によって、アドバイスの出力とは非同期で生
成され、アドバイス候補保持部112に保持されていくも
のとする。
【0036】ステップS301では、アドバイス候補保持部
112にアドバイス候補が保持されているかどうかを調べ
る。保持されていなければ保持されるまでこのステップ
を繰り返す。アドバイス候補が保持されていればステッ
プS302に進む。
【0037】ステップS302では、アドバイス候補保持部
112からアドバイス候補を一つ取得する。これを仮にA
とする。
【0038】ステップS303では、ステップS302で取得し
たアドバイス候補Aが現在のスコープに対応しているか
どうか、すなわち、アドバイス候補保持部11においてア
ドバイス候補Aと対応付けられたスコープと、スコープ
保持部101に保持されている現在のスコープとが一致し
ているかどうかを調べる。現在のスコープに対応してい
る場合はステップS304に進み、対応していない場合は、
アドバイス候補Aに関する処理を終了し、ステップS309
に進む。
【0039】ステップS304では、アドバイス候補Aのス
コアを計算する。スコアを計算する関数は、s(t,i(A),
r)である。ここで、tは経過時間、i(A)はアドバイス候
補Aの重要度、rはアドバイス要求度である。経過時間
とは、利用者が何らかの操作を最後にした時点からの経
過時間を表わす。経過時間が小さいときは利用者が操作
を続ける可能性があると考えられ、経過時間が大きくな
ったときは、利用者がどのような操作をしたらよいかわ
からず、アドバイスを必要としている可能性が高いと考
えられる。
【0040】関数sとしては、経過時間tが大きいほど、
アドバイス候補の重要度i(・)が高いほど、アドバイス要
求度rが高いほど、スコアが高いことが要求される。例
えば、 s(t,i(A),r) = i(A)*r*t+k のような式(ここでkは定数)が使えるが、この式に限定
されるものではない。
【0041】ステップS305では、ステップS304で計算し
たスコアが、閾値保持部116に保持されている閾値より
も大きいかどうかを調べる。閾値より大きい場合はステ
ップS306に進み、閾値以下の場合は、アドバイス候補A
に関する処理を終了し、ステップS309に進む。
【0042】ステップS306では、アドバイス候補Aがア
ドバイス履歴保持部120に存在するかどうか、すなわち
Aが既に出力したアドバイスかどうかを調べる。履歴に
存在していない場合はステップS307に進み、履歴に存在
していた場合はアドバイス候補Aに関する処理を終了
し、ステップS309に進む。
【0043】ステップS307では、アドバイス候補Aをア
ドバイス出力部114に出力する。ステップS308では、出
力したアドバイス候補Aをアドバイス履歴保持部120に
追加する。
【0044】ステップS309では、未処理のアドバイス候
補がアドバイス候補保持部112に残っているかどうかを
調べる。残っている場合は、ステップS302に戻って処理
を繰り返す。未処理のアドバイス候補が残っていない場
合は、処理を終了する。
【0045】図4は、全体処理手順を示すフローチャー
トである。同図を参照して、全体の処理について説明す
る。
【0046】まず、ステップS401では、利用者が何らか
の操作をしたかどうかを調べる。操作をしていない場合
はステップS403に進む。操作をした場合はステップS402
に進む。
【0047】ステップS402では、経過時間保持部118に
保持されている経過時間を0に戻す。利用者が操作をし
た直後は、その操作によって得られた対象(文書、映像
など)に利用者の注意が向いており、アドバイスの生成
は利用の妨げになる。経過時間を0に戻すことにより、
こうした状況でのアドバイス生成を抑制することができ
る。
【0048】ステップS403では、図3のフローチャート
を使って説明したアドバイス出力処理を行なう。その
後、ステップS401に戻って処理を繰り返す。
【0049】以上の処理により、利用者の操作を妨げる
ことなく、また、同じ内容のアドバイスを繰り返すこと
なく、適切なタイミングで適切なアドバイスを生成する
ことができる。
【0050】次に、具体例によって本実施形態の動作を
説明する。
【0051】図6は、アドバイス候補保持部112の保持内
容の例である。アドバイス候補保持部112には、各アド
バイスを識別するためのID、各アドバイスの対応するス
コープ、アドバイス内容、アドバイスの重要度を保持し
ている。この例では、店がスコープになっている。ま
た、ステップS304でアドバイス候補のスコアを計算する
際の関数sとしては、前述の式において、k=0、r=1とし
て、 s(t,i(A),r) = i(A) * t とし、閾値保持部116に保持されているスコアの閾値
を100とする。
【0052】今、店Aが現在のスコープであるとし、利
用者が操作をしない経過時間が30秒とする。このとき、
アドバイス候補保持部の中で、現在のスコープ(店A)に
対応しているものは、AD1とAD4である。スコアを計算す
ると、AD1は60、AD4は150になる。閾値が100なので、閾
値を越えるAD4のみがアドバイスとして出力される。AD4
はアドバイス履歴保持部120に追加される。
【0053】次に、経過時間が60秒のときを考える。や
はり現在のスコープに対応しているものはAD1とAD4であ
る。スコアを計算すると、AD1は120、AD4は300である。
閾値が100なので両方とも閾値を越えているが、AD4は既
に出力済でアドバイス履歴保持部120に保持されている
ため出力せず、AD1のみがアドバイスとして出力され
る。
【0054】〔他の実施形態〕上記実施形態において
は、映像、地図、文書の三つを連動させる例について説
明したが、これに限定されるものではなく、このうちの
任意の一つだけを用いる場合、あるいは、任意の二つを
組み合わせる場合でも同様に実施することができる。
【0055】これらの場合の構成は、図1において、映
像操作部102・映像切替部103・映像表示部104、地図操
作部105・地図切替部106・地図表示部107、文書操作部1
08・文書切替部109・文書表示部110、の三つの組のう
ち、不要な組を除いたものになる。
【0056】また、上記実施形態においては、スコープ
が映像、地図、文書に対する操作によって変化する例に
ついて説明したが、これに限定されるものでなく、本情
報提示装置をモバイル機器として実現し、現在いる位置
に応じてスコープが決まる、すなわち利用者の移動に伴
ってスコープが変化するようにしてもよい。この場合の
構成を図5に示す。位置検出部502を設け、これによって
現在位置を検出し、スコープ保持部501の内容を更新す
る。位置検出部502はPHSによる位置情報サービスやGPS
によって実現できる。
【0057】また、上記実施形態においては、アドバイ
ス候補の生成を一つのアドバイス候補生成部で行なう場
合について説明したが、これに限定されるものでなく、
対象分野が異なる複数のアドバイス候補生成部が存在
し、それらがアドバイス候補をアドバイス候補保持部11
2に出力するようにしてもよい。
【0058】また、上記実施形態においては、利用者の
操作の種類によらず操作の後に経過時間をリセットした
が、スコープの変化を伴う操作と、それ以外の操作で処
理を分けてもよい。例えば、前者については経過時間を
0に戻し、後者については経過時間を変更しない、とい
うようにしてもよい。
【0059】また、上記実施形態においては、アドバイ
スの出力は重要度、経過時間、要求度のみに依存してい
たので、同程度の重要度を持つアドバイスは連続して出
力されることになる。
【0060】そこで、一つのアドバイスを出力した後
に、別のアドバイスの出力を暫時抑制したい場合には、
関数s(t,i(A),r)の定数項kを調整するアドバイス間隔調
整手段を設け、アドバイス出力後に関数s(t,i(A),r)の
定数項kの値を少し小さくするようにすればよい。これ
によって、同程度の重要度を持つアドバイスであって
も、しばらくはスコアが閾値を下回ることになる。
【0061】また、上記実施形態においては、アドバイ
ス出力をディスプレイに表示する場合について説明した
が、これに限定されるものでなく、音声によって出力し
てもよいものである。
【0062】また、上記実施形態においては、アドバイ
ス候補をアドバイス候補生成部で生成し、アドバイス候
補保持部に保持するとしたが、アドバイス候補の生成は
実行せずに、あらかじめアドバイス候補が記憶されたCD
などの記憶媒体をアドバイス候補保持部としてもよい
し、そのような記憶媒体やネットワークなどを介して他
の装置からアドバイス候補をダウンロードするようにし
てもよいものである。
【0063】また、上記実施形態においては、各部を同
一の計算機上で構成する場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、ネットワーク上に分散した
計算機や処理装置などに分かれて各部を構成してもよ
い。
【0064】また、上記実施形態においては、プログラ
ムをROMに保持する場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、任意の記憶媒体を用いて実現し
てもよい。また、同様の動作をする回路で実現してもよ
い。
【0065】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフ
トウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、シ
ステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置の
コンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格
納されたプログラムコードを読み出し実行することによ
っても、達成されることは言うまでもない。
【0066】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体
は本発明を構成することになる。
【0067】プログラムコードを供給するための記録媒
体としては、たとえば、フロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、
DVD-ROM、DVD-RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROMなどを用いることができる。
【0068】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっ
て前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。
【0069】更に、記録媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行な
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現在の着目対象を識別して、この着目対象に関する参考
情報を抽出し、その参考情報に対する得点を判定して、
その参考情報を出力するか否かを決定するようにしたの
で、現在の着目対象に対して適切な参考情報を与えるこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の情報提示装置の基本
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の具体的構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施形態におけるアドバイス生成処理
の概要を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態における全体の処理の概要を
示すフローチャートである。
【図5】他の実施形態に係る情報提示装置の基本構成を
示すブロック図である。
【図6】アドバイス候補保持部に保持された内容の具体
例を示す図である。
【符号の説明】
101 スコープ保持部 102 映像操作部 103 映像切替部 104 映像表示部 105 地図操作部 106 地図切替部 107 地図表示部 108 文書操作部 109 文書切替部 110 文書表示部 111 アドバイス候補生成部 112 アドバイス候補保持部 113 アドバイス選択部 114 アドバイス出力部 115 アドバイススコア算出部 116 閾値保持部 117 アドバイス要求度保持部 118 経過時間保持部 119 アドバイス重要度保持部 120 アドバイス履歴保持部 201 CPU 202 RAM 203 ROM 204 ディスク 205 ディスプレイ 206 ポインティングデバイス 207 映像入力I/F 208 コマンドI/F 209 バス 210 映像入力I/F 211 コマンドI/F 212 カメラ 213 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/403 380Z G10L 3/00 S (72)発明者 藤井 憲一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 伊藤 史朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 池田 裕治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5B075 KK03 KK07 KK13 KK33 KK37 ND03 ND06 ND12 ND23 ND36 PQ02 PQ04 PQ34 PQ75 PR03 PR08 UU05 UU13 5C054 AA02 EA05 EA07 FE01 FE02 FE11 FE16 FE23 FF01 FF03 GA01 GB11 GB18 GD09 HA14 HA16 5D045 AB21

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の着目対象を識別する識別手段と、 着目対象に関する参考情報を当該着目対象と対応付けて
    記憶する参考情報記憶手段と、 該参考情報記憶手段より前記現在の着目対象に関する参
    考情報を抽出する抽出手段と、 該抽出手段により抽出された参考情報に対する得点を判
    定する判定手段と、 該判定手段により判定された得点に基づいて、前記抽出
    された参考情報を出力するか否かを決定する決定手段
    と、 該決定手段により出力すると決定された参考情報を出力
    する出力手段とを備えたことを特徴とする情報出力装
    置。
  2. 【請求項2】 前記決定手段が、前記判定された得点が
    所定の閾値より大きい場合に、前記抽出された参考情報
    を出力すると決定することを特徴とする請求項1に記載
    の情報出力装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段が、前記参考情報に対する
    得点を所定の値に基づいて算出することにより判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報出力装置。
  4. 【請求項4】 利用者による最新の操作からの経過時間
    を計測する計時手段を備え、当該経過時間を前記所定の
    値に含むことを特徴とする請求項3に記載の情報出力装
    置。
  5. 【請求項5】 参考情報の要求度を設定する設定手段を
    備え、当該要求度を前記所定の値に含むことを特徴とす
    る請求項3または4に記載の情報出力装置。
  6. 【請求項6】 前記参考情報記憶手段に記憶された各参
    考情報の重要度を記憶する重要度記憶手段を備え、当該
    重要度を前記所定の値に含むことを特徴とする請求項3
    ないし5に記載の情報出力装置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段により出力された参考情報
    の履歴を記憶する履歴記憶手段を備え、前記抽出された
    参考情報と同一の参考情報が当該履歴記憶手段に記憶さ
    れている場合に、前記決定手段は、当該参考情報を出力
    しないと決定することを特徴とする請求項1に記載の情
    報出力装置。
  8. 【請求項8】 利用者の要求に基づいて情報を提示する
    提示手段を備え、該提示手段により提示中の情報に基づ
    いて、前記識別手段が現在の着目対象を識別することを
    特徴とする請求項1に記載の情報出力装置。
  9. 【請求項9】 前記提示手段が、映像情報、地図情報、
    文書情報の少なくとも1つを提示することを特徴とする
    請求項8に記載の情報出力装置。
  10. 【請求項10】 現在位置を検出する検出手段を備え、
    該検出手段により検出された現在位置に基づいて、前記
    識別手段が現在の着目対象を識別することを特徴とする
    請求項1に記載の情報出力装置。
  11. 【請求項11】 前記出力手段は、参考情報を表示出力
    もしくは音声出力する手段であることを特徴とする請求
    項1に記載の情報出力装置。
  12. 【請求項12】 現在の着目対象を識別する識別工程
    と、 着目対象に関する参考情報を当該着目対象と対応付けて
    記憶する参考情報記憶部より前記現在の着目対象に関す
    る参考情報を抽出する抽出工程と、 該抽出工程により抽出された参考情報に対する得点を判
    定する判定工程と、 該判定工程により判定された得点に基づいて、前記抽出
    された参考情報を出力するか否かを決定する決定工程
    と、 該決定工程により出力すると決定された参考情報を出力
    する出力工程とを備えたことを特徴とする情報出力方
    法。
  13. 【請求項13】 前記決定工程が、前記判定された得点
    が所定の閾値より大きい場合に、前記抽出された参考情
    報を出力すると決定することを特徴とする請求項12に
    記載の情報出力方法。
  14. 【請求項14】 前記判定工程が、前記参考情報に対す
    る得点を所定の値に基づいて算出することにより判定す
    ることを特徴とする請求項12に記載の情報出力方法。
  15. 【請求項15】 利用者による最新の操作からの経過時
    間を計測する計時工程を備え、当該経過時間を前記所定
    の値に含むことを特徴とする請求項14に記載の情報出
    力方法。
  16. 【請求項16】 参考情報の要求度を設定する設定工程
    を備え、当該要求度を前記所定の値に含むことを特徴と
    する請求項14または15に記載の情報出力方法。
  17. 【請求項17】 前記参考情報記憶工程に記憶された各
    参考情報の重要度を記憶する重要度記憶工程を備え、当
    該重要度を前記所定の値に含むことを特徴とする請求項
    14ないし16に記載の情報出力方法。
  18. 【請求項18】 前記出力工程により出力された参考情
    報の履歴を記憶する履歴記憶工程を備え、前記抽出され
    た参考情報と同一の参考情報が当該履歴記憶工程に記憶
    されている場合に、前記決定工程は、当該参考情報を出
    力しないと決定することを特徴とする請求項12に記載
    の情報出力方法。
  19. 【請求項19】 利用者の要求に基づいて情報を提示す
    る提示工程を備え、該提示工程により提示中の情報に基
    づいて、前記識別工程が現在の着目対象を識別すること
    を特徴とする請求項12に記載の情報出力方法。
  20. 【請求項20】 前記提示工程が、映像情報、地図情
    報、文書情報の少なくとも1つを提示することを特徴と
    する請求項19に記載の情報出力方法。
  21. 【請求項21】 現在位置を検出する検出工程を備え、
    該検出工程により検出された現在位置に基づいて、前記
    識別工程が現在の着目対象を識別することを特徴とする
    請求項12に記載の情報出力方法。
  22. 【請求項22】 前記出力工程は、参考情報を表示出力
    もしくは音声出力する工程であることを特徴とする請求
    項12に記載の情報出力方法。
  23. 【請求項23】 現在の着目対象を識別する識別工程
    と、 着目対象に関する参考情報を当該着目対象と対応付けて
    記憶する参考情報記憶部より前記現在の着目対象に関す
    る参考情報を抽出する抽出工程と、 該抽出工程により抽出された参考情報に対する得点を判
    定する判定工程と、 該判定工程により判定された得点に基づいて、前記抽出
    された参考情報を出力するか否かを決定する決定工程
    と、 該決定工程により出力すると決定された参考情報を出力
    する出力工程とをコンピュータに実行させるための情報
    出力プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002324125A (ja) * 2001-04-24 2002-11-08 Shake:Kk 判断情報入出力システム及び方法
US6810394B2 (en) 2000-10-17 2004-10-26 Ncr Corporation Methods and apparatus for searching for and identifying information of interest to users
US7016866B1 (en) * 2000-11-28 2006-03-21 Accenture Sdn. Bhd. System and method for assisting the buying and selling of property

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