JP2000278673A - 監視装置及び監視システム - Google Patents

監視装置及び監視システム

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JP2000278673A
JP2000278673A JP11076076A JP7607699A JP2000278673A JP 2000278673 A JP2000278673 A JP 2000278673A JP 11076076 A JP11076076 A JP 11076076A JP 7607699 A JP7607699 A JP 7607699A JP 2000278673 A JP2000278673 A JP 2000278673A
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JP
Japan
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monitoring device
self
unit
monitoring
command
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JP11076076A
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Takahisa Ogino
隆久 荻野
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視装置の小型化及び軽量化が図れると共に
ライフラインが機能しないことが予想される場所でも継
続的に長時間に亘って監視することができる監視装置及
び監視システムを提供する。 【解決手段】 CMOSイメージセンサ3を用いて、低
消費電力化を図り長期使用を可能とする。また複数の電
源と冷却装置が不要になることから大容量の電力を安定
して供給できる設備が不要となり、災害地域などのよう
なライフラインが機能していない場所でも継続的に監視
ができる。パラシュート510を有して空中投下を可能
とし、災害地域などへの展開及び設置が迅速かつ容易に
できる。またジンバル機構20を応用して信号の送受信
及び自己位置標定用アンテナ15を適切な方向に向け、
常に良好な信号の送受信及び自己位置標定を可能とす
る。また筐体を密閉状態にして水に浮くようにし、河川
などに降下した場合でも監視を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害地域などの監
視を行なう監視装置及び監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】時々刻々と変化する災害地域の状況を正
確に把握するためには災害地域における継続的な情報収
集が必要である。図11は従来の災害地区などの監視方
法である航空偵察の運用概念を示す図である。赤外線探
知装置、各種監視レーダ及び各種パノラミックカメラ等
から構成される航空偵察用の特殊な監視装置を搭載した
航空機700が、監視したい災害地区などの上空を飛行
することによって情報を収集する。
【0003】図12は従来の航空偵察で使用される赤外
線探知装置の構成を示すブロック図である。この図に示
す赤外線探知装置は、レンズ等を有する光学系800
と、赤外線デジタル画像を取得するCCD(荷電素子)
センサ801と、CCDセンサ801の発熱を抑える冷
却器802と、1次処理としてCCDセンサ801が取
得した赤外線デジタル画像を増幅する増幅器803と、
サンプルホールド804と、2次処理として感度が均一
でないCCDセンサ801の赤外線デジタル画像を良好
な赤外線デジタル画像に補正する感度補正回路805
と、処理した赤外線デジタル画像を再構成する混合器8
06と、CCDセンサ801を動作させるセンサ駆動回
路807と、サンプルホールド804及び混合器806
及びセンサ駆動回路807の同期をとるためのトリガを
発生する同期信号発生器808と、CCDセンサ801
及びセンサ駆動回路807の動作電圧まで電源電圧を昇
圧させる昇圧回路809とを備えて構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の監視装置にあっては、次のような問題点があった。 撮像手段としてCCDセンサを用いているので、消費
電力が大きく、また複数の電源と冷却器を必要とするこ
とから大容量の電力を安定して供給できる設備が必要と
なり、災害地域などのようなライフライン(電気、水
道、電話網等)が機能していないことが予想される場所
での継続的な監視には適していない。 また、上記のことから、CCDセンサでは装置の小型
化及び軽量化が困難である。 また、CCDセンサは長時間使用に耐えられないので
連続使用に制限がある。 航空機による監視では、迅速に広域を監視できる利点
があるものの、同一地域を連続的に監視することができ
なく、またコストが非常に高いなどの欠点がある。
【0005】そこで本発明は、監視装置の小型化及び軽
量化が図れると共にライフラインが機能しないことが予
想される場所でも継続的に長時間に亘って監視すること
ができる監視装置及び監視システムを提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明による監視装置は、複数の面を
有する筐体と、前記筐体の複数の面の夫々の設けられる
撮像手段及び集音手段と、現在位置を標定する自己位置
標定手段と、前記撮像手段で撮像された画像情報及び前
記集音手段で集音された音声情報及び前記自己位置標定
手段で標定された自己位置情報を記憶する記憶手段と、
前記撮像手段で撮像された画像情報及び前記集音手段で
集音された音声情報及び前記自己位置標定手段で標定さ
れた自己位置情報を送信する送信手段と、外部から送信
される指令を受信する受信手段と、前記受信手段で受信
された外部からの指令に基づいて前記撮像手段からの画
像情報又は前記集音手段からの音声情報又は前記自己位
置標定手段で標定された自己位置情報を前記送信手段か
ら送信させる制御手段と、前記各手段を動作させるため
の電源を供給する電源供給手段とを具備することを特徴
とする。
【0007】この構成によれば、筐体を複数の面を持つ
形状にし、その夫々の面に撮像手段と集音手段を設け、
撮像手段にて災害地域などの状況を取得し、集音手段に
て災害地域などの音声情報を取得する。また、自己位置
評定手段で監視装置の現在位置情報を取得する。そし
て、撮像手段により取得した災害地域の画像情報及び集
音手段により取得した災害地域の音声情報及び自己位置
評定手段にて取得した監視装置の現在位置情報を記憶手
段に記憶すると共に、これらを送信できる形式に処理し
て送信手段により送信する。受信手段では外部(例えば
基地局)より送信される指令(即ち、災害地域の画像情
報及び音声情報及び監視装置の現在位置情報を送信する
指令)を受信する。
【0008】請求項2記載の発明による監視装置は、外
部装置と接続する接続インタフェースを更に備え、前記
制御手段は、前記接続インタフェースを介して前記外部
装置からの制御プログラムを取り込み記憶し、記憶した
該制御プログラムに従って装置各部を制御することを特
徴とする。請求項3記載の発明による監視装置は、監視
装置の空中投下による降下及び地上設置を行う展開・設
置手段を更に具備し、前記制御手段は、前記受信手段に
て外部からの指令が受信されると該指令に従って前記展
開・設置手段を制御することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明による監視装置は、前
記展開・設置手段はパラシュートを具備し、前記制御手
段からパラシュートを開く指令が供給されるとパラシュ
ートを開くことを特徴とする。請求項5記載の発明によ
る監視装置は、前記送信手段及び前記受信手段及び前記
自己位置評定手段で使用する各アンテナを適切な方向に
向けるアンテナ指向手段を更に具備することを特徴とす
る。
【0010】請求項6記載の発明による監視装置は、前
記アンテナ指向手段は、ジンバル機構を応用して前記各
種アンテナを最適な方向に向けるものであることを特徴
とする。請求項7記載の発明による監視装置は、装置本
体を水に浮かせる浮上手段を更に具備することを特徴と
する。請求項8記載の発明による監視装置は、前記浮上
手段は、前記筐体を密閉状態としたものであることを特
徴とする。
【0011】請求項9記載の発明による監視装置は、前
記撮像手段は、CMOSイメージセンサを具備すること
を特徴とする。請求項10記載の発明による監視装置
は、前記自己位置標定手段は、GPS衛星を利用して現
在位置を標定するものであることを特徴とする。請求項
11記載の発明による監視装置は、前記筐体は、複数の
面を有する球体を成すことを特徴とする。請求項12記
載の発明による監視システムは、請求項1乃至11記載
の監視装置と、前記監視装置から送信される画像情報及
び音声情報及び自己位置を受信し、更に受信信号を所定
レベルまで増幅して送信する中継装置とを具備すること
を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 (I )監視装置の実施の形態 図1は本発明に係る監視装置の実施の形態の外観を示す
斜視図、図2は同実施の形態の監視装置の内部構造を示
す斜視図、図3は同実施の形態の監視装置の構成を示す
ブロック図、図4は同実施の形態の監視装置のCMOS
イメージセンサの機能ブロック図である。図1におい
て、監視装置1の筐体2は複数の五角形状の面1Aを有
する球体を成しており、各面1AにはCMOSイメージ
センサ3及び集音マイク4が設けられている。筐体2は
複数の面を有する球体であり、監視装置1をどのような
姿勢で設置しても画像及び音声を取得できるようになっ
ている。また、筐体2は密閉状態としているので、水に
浮き、これにより水上における監視もできるようになっ
ている。また、図2に示すように筐体2の内部にはピッ
チ軸及びロール軸及びアジマス軸の三つの回転軸から構
成されるジンバル機構20が設けられており、このジン
バル機構20によって監視装置1がどのような姿勢に設
置されても常に送受信用アンテナ14及び自己位置標定
用アンテナ15が適切な方向に向くようになっている。
なお、周知の如くジンバル機構20は中央の架台部分が
地球座標系に対して常に水平を維持できる特徴を有する
ものである。
【0013】監視装置1は、図3に示すように、それぞ
れCMOSイメージセンサ3及び集音マイク4を有する
複数のセンサ部91 〜9n と、センサ部91 〜9n を切
り換えて後述する処理部10に接続する切換部17と、
基地局(図示略)から送信される指令の解釈や取得した
画像情報及び音声情報及び自己位置の処理等を行なう処
理部10と、取得した画像情報及び音声情報及び自己位
置等を記憶しておく記憶部11と、基地局から送信され
た指令を受信する受信部12と、取得した画像情報及び
音声情報及び自己位置を送信する送信部13と、送受信
用アンテナ14と、図示せぬGPS衛星から送信される
電波を受信するための自己位置標定用アンテナ15と、
基地局から送信される指令に基づいてセンサ部91 〜9
n の切り換え制御を行なう制御部16と、監視装置1を
外部装置(図示略)に接続するための接続インタフェー
ス18と、監視装置1の各部に電源を供給するための電
源部19と、監視装置1を空中投下した場合にパラシュ
ートを開いて降下させる展開・設置部21を備えて構成
される。
【0014】CMOSイメージセンサ3は、図4に示す
ように、レンズ等を有する光学系500と、デジタル画
像を取得するためのCMOSセンサ501と、CMOS
センサ501が取得したデジタル画像を増幅する増幅器
502と、増幅器502で増幅されたデジタル画像から
ノイズを除去して鮮明なデジタル画像を得るノイズキャ
ンセラ503と、ノイズキャンセラ503で処理された
デジタル画像を再構成する混合器504と、CMOSセ
ンサ501を動作させるセンサ駆動部505と、ノイズ
キャンセラ503及び混合器504及びセンサ駆動部5
05の同期を取るためのトリガを発生する同期信号発生
器506とを備えて構成される。CMOSセンサ501
及びセンサ駆動部505及び同期信号発生器506は単
一電源で動作するので、消費電力の大幅な低減が可能に
なる。またCMOSセンサ501及びセンサ駆動部50
5は回路構成が単純であるため小型化が図れると共に製
造コストの削減も可能である。
【0015】上記CMOSイメージセンサ3は撮像手段
に対応し、集音マイク4は集音手段に対応する。処理部
10及び自己位置標定用アンテナ15は自己位置標定手
段に対応する。記憶部11は記憶手段に対応し、受信部
12は受信手段に対応する。また、送信部13は送信手
段に対応し、制御部16は制御手段に対応する。また、
電源部19は電源供給手段に対応する。
【0016】このように構成された監視装置1におい
て、受信部12は送受信用アンテナ14により基地局か
ら送信された指令を受信して処理部10に出力する。処
理部10は受信部12から出力された指令の内容を解釈
して制御部16に切換信号を出力する。切換部17はセ
ンサ部91 〜9n の夫々が出力する画像信号及び音声信
号のいずれかを出力する。制御部16は処理部10から
出力される切換信号に基づいて切換部17の切り換え制
御を行い、基地局が所望する画像及び音声を選択して処
理部10に出力する。処理部10は自己位置標定用アン
テナ15で受信したGPS衛星からの電波に基づいて監
視装置1の自己位置を標定し、この自己位置と切換部1
7を介してセンサ部9から出力される画像情報及び音声
情報とを統合して送信部13で送信処理した後、送受信
用アンテナ14から基地局に向けて送信する。記憶部1
1には受信部12にて受信された指令及び送信部13よ
り送信する画像情報及び音声情報並びに自己位置、更に
は処理中の各種データなどが記憶される。接続インタフ
ェース18は外部装置と接続して監視装置1の各種設定
及び調整などを行う。
【0017】次に、図5は監視装置1を航空機600か
ら空中投下し、パラシュート510を使用して降下し、
低高度で監視装置1とパラシュートを分離した後に監視
装置1が地上設置される一連の流れを示している。ま
た、図6は監視装置1の処理の流れを示すフローチャー
トである。まず、航空機600上にて監視装置1の電源
をオンした後、目標地域上空で監視装置1を空中投下す
ると、ステップS402において、監視装置1の最下面
に搭載されたCMOSイメージセンサ3で目標地域の航
空画像の取得を行い、記憶部11に記憶する。降下中は
指令を受信しないなど外部との通信は行わない。地上に
到達した直後、監視装置1は機能チェックを行い、その
後基地局からの指令を受信すると、ステップS411に
進み、記憶部11に記憶している降下中の航空画像を送
信する。そして、次の指令を受信すると、ステップS4
07に進み、自己位置を標定及び記憶すると共に、地上
監視の画像及び音声を取得及び記憶して、これらの情報
を送信する。以後、この動作を繰り返す。
【0018】このように、この実施の形態の監視装置1
では、撮像手段としてCMOSイメージセンサ3を用い
ているので、低消費電力化が図れて長期使用が可能とな
り、また複数の電源と冷却装置を必要としないことから
大容量の電力を安定して供給できる設備が不要となり、
災害地域などのようなライフライン(電気、水道、電話
網等)が機能していないことが予想される場所でも継続
的に監視することができる。また、パラシュート510
により航空機などからの空中投下ができるので、災害地
域などへの展開及び設置が迅速かつ容易にできるととも
に空中及び地上の双方から監視ができる。またジンバル
機構20を有しているので、信号の送受信及び自己位置
標定用アンテナ15が適切な方向に向くので、常時良好
な信号の送受信及び自己位置標定ができる。また、筐体
2を密閉状態として水に浮くようにしているため、河川
などに降下した場合でも監視ができる。また、接続イン
タフェース18を有しているので、外部装置(図示略)
と接続して各種設定及び調整などができる。また、撮像
手段としてCMOSイメージセンサ3を利用しているの
で、低コストかつ低消費電力化が図れる。
【0019】(II)監視システムの実施の形態 図7は本発明に係る監視システムの実施の形態の運用構
想を示す図、図8は同実施の形態の監視システムの中継
装置の構成を示すブロック図、図9は監視装置1と中継
装置22を航空機600から空中投下し、地上設置され
る一連の流れを示している。この実施の形態の監視シス
テムは、上記した実施の形態の監視装置1、中継装置2
2、収集指令装置23、設定器24及び探知器25を備
えて構成される。中継装置22は、監視装置1と基地局
との中継を行うことから、図8に示すように、受信部1
2、送信部13、送受信用アンテナ14、制御部16及
び電源部19を有して構成される。制御部16は、受信
部12にて監視装置1からの画像情報及び音声情報及び
自己位置情報が受信されたことを検出すると、それらの
情報を送信部13に出力し、所定レベルまで増幅させた
後、送受信用アンテナ14から出力させる。
【0020】監視装置1と中継装置22は航空機から空
中投下される。この場合、監視装置1はパラシュートを
使用して降下し、中継器22はパラシュート無しでその
まま降下する。なお、中継器22もパラシュートを使用
して降下させるようにしても良い。基地局に設置された
収集指令装置23からは指令が送信され、監視装置1は
この指令を受信する。そして、受信した指令に基づいて
画像情報、音声情報、自己位置を送信する。中継装置2
2は監視装置1と、指令を送信した基地局との間で行わ
れるデータ通信を中継する役割を有している。
【0021】収集指令装置23は中継装置22及び公衆
電話網26を介して監視装置1に対する指令を送信し、
監視装置1からの応答として画像情報、音声情報及び自
己位置情報を収集する。設定器24は監視装置1に固有
のID(例えば「電話番号」)を付与するために使用さ
れる。探知器25は、監視装置1及び中継装置22を回
収する際に、監視装置1及び中継装置22が送信する微
弱電波を傍受してこれらの装置を探知するために使用す
る。収集指令装置23は監視装置1に設定された固有の
ID(例えば「電話番号」)に電話をかけ、中継装置2
2及び公衆電話網26を通じて回線接続を行う。監視装
置1と収集指令装置23との間で回線が確立された後、
収集指令装置23から指令を送信して、監視装置1から
画像情報、音声情報及び自己位置情報を収集する。
【0022】図10は監視システムの処理の流れを示す
フローチャートである。監視対象地域上空で監視装置1
及び中継装置22を空中投下する(ステップS110
1)。監視装置1はステップS1102及び1103を
経て、中継装置22はステップS1103を経てステッ
プS1104のように地表面に固定され、ステップS1
105のように機能チェックが行われる。その後、監視
装置1はステップS1106のように待機状態及び中継
装置22はステップS1114のように中継可能状態に
入る。収集指令装置23がステップS1115のように
指令(電話をかける)を実行すると、中継装置22を介
して監視装置1がステップS1107のように指令を受
信する。
【0023】監視装置1はステップS1108のように
降下中に取得した画像を送信し、収集指令装置23がス
テップS1116のように画像を受信する。引き続き、
収集指令装置23がステップS1117のように(収
集)指令の送信を実行すると、監視装置1はステップS
1109のように(収集)指令を受信する。監視装置1
は(収集)指令に従って、ステップS1110のように
画像情報、音声情報及び自己位置情報を取得して、ステ
ップS1111のように画像情報、音声情報及び自己位
置情報の送信を行い、収集指令装置23がステップS1
118のように画像情報、音声情報及び自己位置情報を
受信する。このようにして、収集指令装置23は監視装
置1の周辺状況などを確認することができる。監視装置
1及び収集指令装置23の回線接続を切断する場合は、
収集指令装置23がステップS1119のように(回線
切断)指令を送信して回線を切断する。監視装置1はス
テップS1112のように(回線切断)指令を受信した
後、ステップS1113のように待機状態に入る。
【0024】このように、この実施の形態の監視システ
ムでは、監視装置1と基地局との間で行われるデータ通
信を中継する中継装置22を有しているので、災害地域
が基地局から遠く離れていても監視装置1からの画像情
報、音声情報及び自己位置情報を基地局に送ることがで
きる。また、中継装置22を用いることで、監視装置1
の送信電力を大きくする必要がなくなり、長寿命化が図
れる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。 撮像手段としてCMOSイメージセンサを用いている
ので、低消費電力化が図れて長期使用が可能となり、ま
た複数の電源と冷却装置を必要としないことから大容量
の電力を安定して供給できる設備が不要となり、災害地
域などのようなライフライン(電気、水道、電話網等)
が機能していないことが予想される場所でも継続的に監
視することができる。 展開・設置手段としてパラシュートを有しているの
で、航空機などからの空中投下ができ、災害地域などへ
の展開及び設置が迅速かつ容易にできるとともに空中及
び地上の双方から監視ができる。
【0026】アンテナ指向手段としてジンバル機構を
応用しているので、信号の送受信及び自己位置標定用ア
ンテナが適切な方向に向き、常に良好な信号の送受信及
び自己位置標定ができる。 筐体を密閉状態として水に浮くようにしているため、
河川などに降下した場合でも監視ができる。 外部装置と接続する接続インタフェースを有している
ので、外部装置と接続して各種設定及び調整などができ
る。 監視装置と基地局との間で行われるデータ通信を中継
する中継装置を有しているので、災害地域が基地局から
遠く離れていても監視装置からの画像情報、音声情報及
び自己位置情報を基地局に送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る監視装置の実施の形態の外観を示
す斜視図である。
【図2】同実施の形態の監視装置の内部機構を示す斜視
図である。
【図3】同実施の形態の監視装置の構成を示すブロック
図である。
【図4】同実施の形態の監視装置のCMOSイメージセ
ンサの構成を示すブロック図である。
【図5】同実施の形態の監視装置の設置例を示す図であ
る。
【図6】同実施の形態の監視装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明に係る監視システムの実施の形態の運用
構想を示す図である。
【図8】同実施の形態の監視システムの中継装置の構成
を示すブロック図である。
【図9】同実施の形態の監視システムの監視装置と中継
装置を航空機から空中投下し、地上設置される一連の流
れを示す図である。
【図10】同実施の形態の監視システムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】従来の災害地区などの監視方法である航空偵
察の運用概念を示す図である。
【図12】従来の航空偵察で使用される赤外線探知装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 監視装置 2 筐体 3 CMOSイメージセンサ 4 集音マイク 91 ,…,9n センサ部 10 処理部 11 記憶部 12 受信部 13 送信部 14 送受信用アンテナ 15 自己位置標定用アンテナ 16 制御部 17 切換部 18 接続インタフェース 19 電源部 20 ジンバル機構 21 展開・設置部 22 中継装置 23 収集指令装置 24 設定器 25 探知器 26 公衆電話網 500 光学系 501 CMOSイメージセンサ 502 増幅器 503 ノイズキャンセラ 504 混合器 505 センサ駆動回路 506 同期信号発生器 510 パラシュート 600 航空機

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の面を有する筐体と、 前記筐体の複数の面の夫々の設けられる撮像手段及び集
    音手段と、 現在位置を標定する自己位置標定手段と、 前記撮像手段で撮像された画像情報及び前記集音手段で
    集音された音声情報及び前記自己位置標定手段で標定さ
    れた自己位置情報を記憶する記憶手段と、 前記撮像手段で撮像された画像情報及び前記集音手段で
    集音された音声情報及び前記自己位置標定手段で標定さ
    れた自己位置情報を送信する送信手段と、 外部から送信される指令を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信された外部からの指令に基づいて前
    記撮像手段からの画像情報又は前記集音手段からの音声
    情報又は前記自己位置標定手段で標定された自己位置情
    報を前記送信手段から送信させる制御手段と、 前記各手段を動作させるための電源を供給する電源供給
    手段と、 を具備することを特徴とする監視装置。
  2. 【請求項2】 外部装置と接続する接続インタフェース
    を更に備え、 前記制御手段は、前記接続インタフェースを介して前記
    外部装置からの制御プログラムを取り込み記憶し、記憶
    した該制御プログラムに従って装置各部を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の監視装置。
  3. 【請求項3】 装置の空中投下による降下及び地上設置
    を行う展開・設置手段を更に具備し、 前記制御手段は、前記受信手段にて外部からの指令が受
    信されると該指令に従って前記展開・設置手段を制御す
    ることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の
    監視装置。
  4. 【請求項4】 前記展開・設置手段はパラシュートを具
    備し、前記制御手段からパラシュートを開く指令が供給
    されるとパラシュートを開くことを特徴とする請求項1
    乃至3記載の監視装置。
  5. 【請求項5】 前記送信手段及び前記受信手段及び前記
    自己位置評定手段で使用する各アンテナを適切な方向に
    向けるアンテナ指向手段を更に具備することを特徴とす
    る請求項1乃至4記載の監視装置。
  6. 【請求項6】 前記アンテナ指向手段は、ジンバル機構
    を応用して前記各種アンテナを最適な方向に向けるもの
    であることを特徴とする請求項5記載の監視装置。
  7. 【請求項7】 装置本体を水に浮かせる浮上手段を更に
    具備することを特徴とする請求項1乃至6記載の監視装
    置。
  8. 【請求項8】 前記浮上手段は、前記筐体を密閉状態と
    したものであることを特徴とする請求項7記載の監視装
    置。
  9. 【請求項9】 前記撮像手段は、CMOSイメージセン
    サを具備することを特徴とする請求項1乃至8記載の監
    視装置。
  10. 【請求項10】 前記自己位置標定手段は、GPS衛星
    を利用して現在位置を標定するものであることを特徴と
    する請求項1乃至9記載の監視装置。
  11. 【請求項11】 前記筐体は、複数の面を有する球体を
    成すことを特徴とする請求項1乃至10記載の監視装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11記載の監視装置と、 前記監視装置から送信される画像情報及び音声情報及び
    自己位置を受信し、更に受信信号を所定レベルまで増幅
    して送信する中継装置と、 を具備することを特徴とする監視システム。
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