JP2000278579A - 撮像装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000278579A
JP2000278579A JP11084380A JP8438099A JP2000278579A JP 2000278579 A JP2000278579 A JP 2000278579A JP 11084380 A JP11084380 A JP 11084380A JP 8438099 A JP8438099 A JP 8438099A JP 2000278579 A JP2000278579 A JP 2000278579A
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continuous shooting
shooting
buffer
processing
speed continuous
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JP11084380A
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Yuichi Hirai
雄一 平井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速連続撮影を行う連写モード時に、連続入
力される画像データを蓄積するバッファの残容量の状態
をユーザに通知することにより、残容量が少ないことを
知らずに連写を行い、撮影を失敗することをなくす。 【解決手段】 バッファ手段102の残量情報を監視す
る状態監視手段107を設け、その情報に基づいて制御
手段101は、以降の画像取り込み要求の採択・棄却を
判断し、バッファ手段102が次期画像データを取り込
めない状態のとき、入力処理手段104に対して撮像手
段110からの次期画像取り込みを禁止する。また、表
示手段108により、連写の有効・無効状態を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像画像を半導体
メモリ等の記録媒体にデジタル記録すると共に、高速連
続撮影が可能なデジタルスチルカメラ等に用いて好適な
撮像装置及びそれに用いられるコンピュータ読み取り可
能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、フィルムを使用したカメラに代わ
って、CCD等の光電変換素子を用いて被写体の画像を
撮影し、それをデジタルデータに変換して、内蔵する記
憶手段や着脱可能なメモリカード等に記録するデジタル
スチルカメラが用いられるようになってきている。この
ようなデジタルスチルカメラを用いて撮影した画像は、
従来のカメラのように現像・焼き付けを経ること無く即
座に再生し、LCD等の画面に表示することができる。
【0003】また、撮影した画像をデジタルのデータと
して記録するため、コンピュータとの相性も良く、その
入力装置としても用いられるようになってきている。特
に、デジタルスチルカメラによる画像データは、従来の
銀塩カメラによるものよりも早い処理時間でアウトプッ
トに反映できるため、インターネットにおけるホームペ
ージヘの画像掲載や、新聞等への利用がなされている。
【0004】特に、最近のメガピクセルクラスの画素数
を有するCCDを搭載したデジタルスチルカメラにおい
ては、新聞社等で活躍の場が広まっている。例えば、撮
影画像を、スポーツ新聞の一面等に活用する場合が頻繁
に増えてきている。このような用途においては、従来の
銀塩カメラの機能をそのまま必要とする場合が殆どであ
り、特に動きの激しいスポーツ選手等の被写体を撮影す
るには、秒間数駒からなる同一被写体の高速連続撮影
(以下、連写と記載)機能は最も必要とされる機能のう
ちの一つである。連写機能を可能とするには、撮影デー
タを複数枚蓄積可能な容量を有する入力バッファを必要
とする。
【0005】図10は、複数枚の連写を許可する仕様を
有する従来のデジタルスチルカメラの構成の一例を示す
ブロック図である。図10において、2が画像情報複数
枚分を蓄積可能であり、上記連写動作を可能とするため
の入力バッファである。1は各ブロックの全体としての
動作を制御するMPUであり、メモリコントローラ5、
9とのステータス通信や、ユーザインタI/F3とのス
テータス通信を行うと共に、I/Fコントローラ12を
通じて外部I/Fとのデータ通信を成立させる。このM
PU1のシーケンス情報はオブジェクトコードとしてR
OM14に格納されている。15はMPU1用のワーク
RAMである。
【0006】CCD等の撮像素子を含む撮像部17で撮
影された撮影データは、入力処理部4によるタイミング
に同期して入力される。入力処理部4では、アナログの
撮影データをCDS/AGC処理してAD変換すると共
に、撮影データ中の画像領域以外(オプティカルブラッ
ク部分)を切り離し、画像領域を入力バッファ2へ画像
データとして送出する。また、上記オプティカルブラッ
ク部分の値は何らかの形で調整処理部6に転送しておく
ことが、ペデスタルレベル調整を行う場合に望ましい。
【0007】入力処理部4からの送出データは、メモリ
コントローラ5を一旦経由する。ここでは、入力バッフ
ァ2へのデータ転送フォーマットにデータ配列を整えた
後、入力バッファ2ヘのステータス信号と共にデータ出
力する。また、後段処理に際して入力バッファ2よりデ
ータを取り出すためのステータス信号を出力する。これ
らのステータスの制御を行うと共に、入力処理部4に対
して画像取り込みのリクエストも送出する。メモリコン
トローラ5の前段、後段の各ブロックとの連携は、MP
U1とステータスの交換をすることにより成立する。
【0008】以上の制御、動作により、撮影された画像
データは入力バッファ2に貯えられる。上述のようにこ
の入力バッファ2は、複数枚の画像データを蓄積可能な
記憶容量を有しており、この入力バッファ2がオーバー
フローするまで、連続的に画像データを取り込むことが
できる。一旦バッファされた画像データは、MPU1の
処理要求により生成されたメモリコントローラ5からの
ステータスに応じて再びメモリコントローラ5に呼び出
される。
【0009】呼び出された画像データは、調整処理部6
により画素欠陥の補間、オプティカルブラックの調整、
RGB画素データ補間を行った後、次段の色処理部8へ
送出される。色処理部8では、受け取った補間データの
色成分を調整する。主な作業としては、ホワイトレベル
調整、輪郭補正、色相調整、ガンマ補正等がある。
【0010】従来のメガピクセルのデジタルスチルカメ
ラにおいては、その画像情報量の多さから画像情報を圧
縮した後、記録するようにしている。このために、画像
圧縮・伸長処理部11、メモリコントローラ9及びブロ
ックバッファ10が設けられている。
【0011】画像圧縮・伸長処理部11は、画像データ
を例えば8×8画素毎のブロック単位で処理する。入力
バッファ2からの出力データは、CCD撮像順の絡みも
あり、ラスタ単位で取り出す場合が多いので、メモリコ
ントローラ9とブロックバッファ10は、上記ラスタ単
位のデータをブロック単位に変換する入力データフォー
マット変換処理を行う。メモリコントローラ9は、MP
U1とのステータスの交換により動作する。
【0012】画像圧縮・伸長処理部11で圧縮された圧
縮画像データは、内部バス16を経由して、外部I/F
用バッファ13に一旦蓄積される。外部I/F用バッフ
ァ13のステータス通信は、I/Fコントローラ12に
よって行われる。このコントローラ12は、MPU1と
のステータス交換により、上記バッファ13へのデータ
蓄積、放出の要求、実行を調整する。実際にバッファ1
3のデータ転送を実行するのは、メモリコントローラ9
である。
【0013】上記バッファ13の図示しない先には、例
えばPCMCIAやコンパクトフラッシュ、スマートメ
ディア等のメモリカードが接続され、最終的には上記メ
モリカード上に記録される。また、高速バス(IEEE
1394等)等によって直接外部情報処理端末へデータ
転送することも可能である。
【0014】以上の撮影データ取り込み、蓄積、処理、
出力(記録)の要求は、ユーザによってなされるもので
あり、そのためのユーザI/F3が設けられている。こ
のユーザI/F3に付随するものとして、各種設定スイ
ッチ群や、シャッタ釦31、再生画像の表示部(LCD
等)、被写体の確認手段が挙げられる。
【0015】被写体の確認手段としては、上記LCDや
電子ビューファインダのようなデジタル処理した画像で
確認する形態のものと、従来カメラのような光学ファイ
ンダとがある。特に、一眼レフタイプのデジタルスチル
カメラにおいては、光学ファインダを通して被写体の確
認をする場合が多く、このファインダ内には、撮影状況
の情報としてシャッタ速度、レンズ絞り値等の条件がフ
ァインダ枠の隅に表示される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたよう
に、デジタルスチルカメラにおいては、その内部構成は
銀塩カメラのそれとは著しく異なるものであるが、ユー
ザI/Fの必要項目としては銀塩カメラと重なるものが
多く、筐体に従来の銀塩カメラを流用する場合もある。
【0017】また、デジタルスチルカメラに対してユー
ザの求めるスペックにおいても、銀塩カメラ並みという
場合が多いが、それを実現するのが困難である場合があ
る。実現困難の一例として連写機能が挙げられる。前述
のようにデジタルスチルカメラの用途として、新聞等の
掲載画像があるが、それを撮影するカメラマンは連写機
能を従来の銀塩カメラ同様に多用している。特に、高速
に移動する被写体を追うスポーツカメラマン等のユーザ
は、高品位の画像を高速で連写したいという要望が強
い。
【0018】ところが、メガピクセルクラスのデジタル
スチルカメラにおいては、一枚の画像を処理するのに多
くの時間とメモリ容量を必要とし、連写には適さないと
いう一面を持つ。さらに、前記メモリカード等への書き
込みには、メディアによっては一枚につきmsec以上
の格納処理時間を必要とし、その格納を待ってから連写
したのでは、決定的瞬間を取り損ねるといった問題が生
じる。
【0019】このために、撮影画像を一時取り込むバッ
ファの容量を大きく取り、複数枚の連写画像の一時格納
分を確保しておく構成が一般的である。この場合、格納
可能領域がある程度確保されている場合は、ある程度ま
での枚数の連写は許されるが、それでもやはり、バッフ
ァ領域を超えては連続撮影はできない。
【0020】このように、バッファ領域不足による連写
は禁止されるが、従来のデジタルスチルカメラでは、連
写時にいつバッファフルにより撮影禁止になったのかは
表示されず、後からの画像再生時にやっと重要な一瞬の
撮影がされていなかったことに気が付く、という場合が
あった。現状のデジタルスチルカメラにおいては、デジ
タル特有の撮影状況を表示する観点において配慮が欠け
る場合が多く見られ、上述の如き連写時におけるバッフ
ァ不足による撮影禁止・無効状態をユーザに警告するこ
とは行われていない。
【0021】ここで、デジタルスチルカメラが、高速に
連続撮影を行うことを可能とするモードを、以下連写モ
ードと呼ぶ。この連写モード時にバッファ監視を行うた
めの従来の処理を、図11のバッファ監視フローチャー
トに示す。ここでいう連写モードとは、高速に連続撮影
を行う撮影状態を指すものであり、例えばシングル撮影
モードとの切り換えスイッチを用いて切り換える。勿
論、連写モードの一枚連写をシングル撮影と見倣し、特
にスイッチを設けない構成も可能である。
【0022】図11において、デジタルスチルカメラが
連写モードに切り換わり次第、デジタルスチルカメラは
バッファ残量をセットする(ステップS501)。その
後、ユーザI/F構成要素であるシャッタボタンS(3
1)が撮影選択状態(以下S2)トリガをMPU1に送
出したならば撮影動作に移行する(ステップS50
2)。S2_off状態のままであれば、モード切換フ
ラグを監視しながらS2_onトリガを待つ(ステップ
S503)。もし、ここでモード切換フラグイネーブル
が検出されたなら、連写モードは終了である。
【0023】S2_onトリガにより撮影が採択された
ならば、CCDは暗電流放出等のイニシャル動作を実行
した後(ステップS504)、撮影データの蓄積を開始
する。撮影データ蓄積後、撮影データイネーブルとし、
入力バッファ2への撮影データの蓄積開始へと制御を進
める(スナップS505)。撮影データ取込完了でなけ
れば(ステップS506)、入力バッファ2へデータ蓄
積を続行する(ステップS507)。このバッファ蓄積
動作に併せてバッファ残量演算を実行する(ステップS
508)。これは、アクセスするカレントアドレスと、
フレーム格納エンドアドレスとの距離から求めてもよ
い。
【0024】上記ステップS506〜508のループに
よりフレーム撮影が続行される。データ取込み終了であ
れば(ステップS506)、撮影データディセーブル状
態とし、入力バッファ2への書き込みアクセスを禁止す
る(ステップS509)。このとき、上記バッファ残量
演算結果から、まだフレーム取込み領域があり、撮影可
能と判断されるならば、ステップS502へ遷移する
(ステップS510)。もし、入力バッファ2がデータ
フル状態であり、これ以上データ取込みできない状態に
あるならば、そのまま、前記調整処理部6以降のブロッ
クの処理を続行して、入力バッファ2内のデータ領域を
確保する(ステップS511)。
【0025】バッファ領域が、連写できる程度確保され
たならば(ステップS512)、ステップS502へ遷
移する。上記連写できる程度確保するしきい値を小さく
とれば、撮影禁止状態は比較的早く解除されるが、高速
連写ではなく間欠的な連写状態となる。また、上記しき
い値を大きくとれば、撮影再開後は高速連写可能となる
が、ステップS511におけるデータ処理継続による撮
影禁止・待機の期間が長くなる。勿論、従来のデジタル
スチルカメラでは、ユーザは撮影禁止・解除の明確な判
断基準となる指標は与えられていない。
【0026】本発明は、上記の問題を解決するために成
されたもので、連写時におけるバッファフルによる連写
撮影の禁止・無効についてのユーザへの通知を実現する
と共に、バッファ残量によって適切な連写間隔を再設定
することにより、連写撮影の禁止期間の短縮化を図るこ
とを目的としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による撮像装置においては、高速連続撮影
が可能な撮像手段と、上記高速連続撮影を要求する要求
手段と、上記撮像手段から上記高速連続撮影された画像
データを入力し処理する入力処理手段と、上記入力処理
手段で処理された画像データを蓄積するバッファ手段
と、上記高速連続撮影時における上記バッファ手段の残
容量を監視する状態監視手段と、上記状態監視手段の出
力に応じて上記高速連続撮影の継続・禁止を制御する制
御手段と、上記制御手段による制御に応じて上記要求手
段による現在の高速連続撮影の要求が有効か無効かを表
示する表示手段とを設けている。
【0028】また、本発明による記憶媒体においては、
高速連続撮影を要求する要求処理と、高速連続撮影を行
う撮影処理と、上記高速連続撮影された画像データを入
力し処理する入力処理と、上記処理された画像データを
バッファ手段に蓄積する蓄積処理と、上記高速連続撮影
時における上記バッファ手段の残容量を監視する状態監
視処理と、上記状態監視処理の出力に応じて上記高速連
続撮影の継続・禁止を制御する制御処理と、上記制御処
理にに応じて上記要求処理による現在の高速連続撮影の
要求が有効か無効かを表示する表示処理とを実行するた
めのプログラムを記憶している。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に
よるデジタルスチルカメラの構成を示すブロック図であ
る。図2においては、従来例を示す図10と等価な構成
部分があり、説明の重複を避けるために各部に同一符号
を付して説明を一部適当に省略する。前述したように、
高速な連続撮影を要求するユーザは、連写モードヘユー
ザI/F3に属する設定スイッチ(不図示)を操作して
モードを切り換える。この設定スイッチは、従来カメラ
のモードセレクタスイッチに項目の一つとして設けるこ
とで実現可能である。
【0030】連写モードにおける撮影データ処理動作
は、前述したシングルモード処理の場合とそのプロセス
は等しいが、連続して取込むための入力バッファ2の限
界から来る撮影禁止期間(処理は続行)が生じる。図2
の入力処理部4を経由して入力される撮影データは、メ
モリコントローラ5を介して可能な限り入力バッファ2
に蓄積される。
【0031】入力バッファ2は、メモリコントローラ5
とのステータスを介して、入力データポートより入力処
理部4からのデータを取り入れ、並行して別途独立に存
在する出力データポートより調整処理部6へデータを送
出する。これらの処理トランザクションの基準となるの
は、システムクロックであり、例えば入出力ポートを一
つとするバッファ構成を目指すのならば、メモリコント
ローラ5と入力バッファ2間の処理には、システムクロ
ックの2逓倍以上のPLLをかけたクロックで制御する
ことで実現可能である。
【0032】また、バッファコントロールステータスに
よるレイテンシを隠匿するため、入力バッファ2をSD
RAM等で構成した際のデータのバースト転送に対応す
るために、メモリコントローラ5内にFIFO等の緩衝
用バッファを設けてもよい。メモリコントローラ5内で
は、入力バッファ2の格納アドレスが管理されている。
【0033】本実施の形態は、上記アドレス情報を使用
して、入力バッファ2のカレントアクセス領域に対し
て、撮影中止勧告領域、撮影禁止領域を設けたものであ
る。このアドレス情報を監視して、上記勧告領域、禁止
領域に係る撮影中止勧告フラグ(以下、勧告フラグ)、
撮影禁止フラグ(以下、禁止フラグ)を管理するのが、
フラグオペレータ7である。
【0034】即ち、本実施の形態の構成の特徴は、連写
モードにおいて、入力バッファ2のバッファ残量をフラ
グオペレータ7で監視して、結果をMPU1が参照する
ことで、次期撮影データリクエストをメモリコントロー
ラ5ではなく、MPU1が直接入力処理部4に対して出
力することと、連写モードにおいて、前記シャッタ釦3
1(S2)による撮影要求状態のときに、上記勧告、禁
止フラグにより、現在連続撮影可能かどうかをユーザI
/F3内に設けた警告表示部32に示し、連写モードに
おいて従来のデジタルスチルカメラでは与えられなかっ
た撮影禁止、解除の明確な判断基準となる指標を与える
ことにある。
【0035】尚、調整処理部6以降の各部9、10、1
1から外部I/Fバッファ13への出力に至る経路での
処理は、図11と実質的に同じであるので説明を省略す
る。
【0036】図3は、ユーザI/F3内に設けた警告表
示部32として、光学ファインダ内の表示エレメントに
よる撮影中止勧告(警告)表示と、撮影禁止及びS2動
作無効(ダメ印)表示を設けた場合の表示例を示す。撮
影中止勧告(警告図示)は、前記勧告フラグに基づいて
バッファ残量が僅かであり、連写の中止を促すための指
標である。撮影禁止及びS2動作無効(ダメ印図示)
は、上記禁止フラグに基づいてバッファフル状態及び/
又は後段処理中につき次期撮影データ取り込みを許可で
きない状態、S2押し継続は無効であることをユーザに
促す指標である。
【0037】図4、図5は、以上の説明に基づく本実施
の形態によるバッファ残量監視及び勧告、禁止フラグの
セット・リセット処理を示すフローチャートである。本
フローチャートは、MPU1のメイン処理ルーチンに対
して、サブルーチン的位置に存在するのが妥当である。
メイン処理ルーチンは、このフラグセットルーチンを参
照して、撮影データ取り込み制御の実行、中止を判断す
ることができる。また、上記メイン処理ルーチン自体
は、上記フラグセットに基づいて制御状態が切り換わる
従属的な立場であり、本実施の形態の特徴的部分ではな
いので説明を省略する。
【0038】図4、図5において、連写モードヘと遷移
した装置本体は、上記フラグオペレータ7にバッファ残
量をセットする(ステップS201)。フラグオペレー
タ7は、このバッファ残量を確認して連写可能領域を確
認したならば、禁止フラグ、勧告フラグをリセットする
(ステップS202)。バッファ領域が確保されない場
合は、MPU1に保留状態を通知して内部処理を続行す
る。MPU1は、待機状態を警告表示部32の前記ダメ
印としてユーザに通知してもよい。
【0039】以上により連写モードのイニシャルセット
が成されたならば、MPU1はユーザの撮影要求待ちと
して、シャッタ釦31からS2_onトリガが発生する
のを待つ(ステップS203)。その際、MPU1は、
連写モード解除であるモード切り換えフラグの変化も監
視する(ステップS204)。
【0040】ユーザにより撮影データ取り込みの指示
(S2_onトリガ発生)があれば、カメラは撮影デー
タ取り込み処理制御に移行する。CCDは暗電流除去等
のイニシャル動作を実行し(ステップS205)、メモ
リコントローラ5は、以降CCD取り込みデータをイネ
ーブルとし、蓄積動作に移行する(ステップS20
6)。撮影データ蓄積は、メモリコントローラ5より入
力バッファ2に対しての制御により成される(ステップ
S208)。このバッファデータ蓄積は、フローの説明
上記載しているが、メイン処理ルーチンに属してもよ
い。
【0041】上記データ蓄積に伴い、例えば前述したよ
うに、入力バッファ2へのアクセスにおけるカレントア
ドレスとバッファ終了アドレスとのアドレス距離により
バッファ残量を演算する(ステップS209)。このバ
ッファ残量は、先ず勧告フラグを出力する領域と、以降
撮影禁止とする(禁止フラグを出力する)領域とを予め
決定(設定)しておく必要がある。
【0042】バッファ領域の設定は、デフォルトでRO
M14に記載してあり、パワーonに伴い、フラグオペ
レータ7に設定されるものであるが、途中で設定値を書
き換えるための設定手段の追加と、書換え可能な不揮発
メモリの追加をすることは可能である。バッファ領域の
設定は、例えば勧告フラグを出してからいきなり禁止フ
ラグ領域に来るようでは警告の役目を成さないので、人
間の反応速度を考慮した上記領域設定が必要である。ま
た、前記の課題で述べたように、撮影禁止、待機の期間
についても考慮した設定値とする必要がある。
【0043】バッファデータ蓄積動作の継続において、
入力バッファ2の残量が撮影中止勧告領域(警告領域)
範囲外であれば、データ取り込み完了までは上記のバッ
ファ蓄積動作を継続する(ステップS210→S20
7)。もし、途中でバッファ残量が警告領域(ここで
は、連写中止勧告の領域)に突入し(S210)、且つ
現時点で勧告フラグがon状態ではないならば(ステッ
プS211)、勧告フラグをセットしてステップS20
7へと遷移する(ステップS212)。もし、勧告フラ
グが既にセット状態であるならば、フラグはそのままの
状態でステップS207へと遷移する(ステップS21
1)。
【0044】CCDの垂直ブランク期間に入ったなら
ば、データ取り込み完了として(ステップS207)、
以降のメモリコントローラ5への入力データをディセー
ブルとする(ステップS213)。以降、本フローチャ
ートではフラグ確認・設定動作を行っているが、実際の
MPUメイン処理ルーチンでは、継続して調整処理部6
以降のデータ処理が成されている。
【0045】1フレーム取り込みが終了した時点で、勧
告フラグがセット状態でなければステップS222に遷
移し、S2_on状態継続であれば、そのまま連写を続
行する(ステップS214→S222→S205)。も
し、ここで勧告フラグがセットされているならば、さら
にカレントバッファ残量(入力バッファ2残量)が撮影
禁止領域にあるかどうかをフラグオペレータ7で確認す
る(ステップS215)。バッファ残量が未だ禁止領域
に突入していなければ、同様に連写を継続する(ステッ
プS215→S222→S205)。
【0046】上記ステップS215において、バッファ
残量が撮影禁止領域に突入したならば、フラグオペレー
タ7は禁止フラグをセットし、MPU1へ送出する。M
PU1のフラグ処理については、後述により説明する。
禁止フラグをセットしても、入力バッファ2の内部デー
タを処理してしまうので、データ処理は継続する(ステ
ップS217)。
【0047】S217の処理が二重線図示となっている
のは、本処理自体がこのフローチャートで処理される制
御、動作ではないことを示している。ここでは、処理の
流れの理解度を増すべく図示したものであり、実体は裏
で先より継続実行されているものである。本処理は、メ
イン処理ルーチンで指示されてもよい。
【0048】上記データ処理の進行によるアドレスの変
化は、逐次フラグオペレータ7に伝達されている。従っ
て、入力バッファ2の領域回復は直ちにフラグオペレー
タ7により検出される(ステップS218)。回復判断
のしきい値は適当に決めてよいが、禁止領域よりもある
程度マージンを持った設定値にしなければ、高速連写の
許可とはならない。よって、メモリコントローラ5によ
るバッファのアドレス管理は、フレーム(又はHライ
ン)に起因するブロック管理と、リングバッファ的なヒ
ステリシス管理との併用が考えられる。アドレス管理自
体は、本実施の形態の特徴ではないので、説明を省略す
る。
【0049】ある程度(しきい値より)バッファ残量が
回復したところで(ステップS218)、勧告、禁止両
フラグはリセットされ(ステップS219)、警告表示
も解除される(ステップS220)。このステップS2
20(二重線処理部)は、図6のルーチンでなされるも
のであり、ここでは説明の理解度を増すべく記したもの
であって、ステップS217同様実体は無い。
【0050】上記フラグリセット状態になったことによ
り、連写の続行は許可される。ここでS2がoff状態
であれば、S2_onトリガ待機状態(S203)へ遷
移する(ステップS221)。S2_on継続状態であ
れば、ステップS205へ遷移して連続撮影を再開す
る。以上のような禁止フラグセット状態にならなかった
場合の処理は、ステップS222以降の処理となる。
【0051】勧告フラグ以前の入力バッファ2の残量状
態であれば、S2_on継続状態であれば連写処理を継
続する(ステップS222)。ここで、S2_off状
態であれば、取り込みデータ処理を継続しつつ(ステッ
プS224:前述のように、二重線処理部は実体無
し)、バッファ残量の回復を待つ(ステップS22
5)。その間にS2_onトリガが入力された場合に
は、ステップS205へ遷移する(ステップS22
3)。
【0052】バッファ残量が回復したならば、フラグオ
ペレータ7は勧告フラグをリセットする(ステップS2
261)。後はモード切換フラグを監視しつつ(ステッ
プS228)、S2_onトリガの入力待機状態を採る
(ステップS227)。
【0053】図6は、タイマルーチン処理によるファイ
ンダ表示処理を示すフローチャートである。これは、警
告表示部32の表示処理ルーチンの一例である。MPU
1がリソースとしてタイマを有していたならば、そのタ
イマにより割り込み処理を掛けることができる。このタ
イマ1本をファインダ表示処理の割り込みに充てたもの
が図6である。前述したように、光学ファインダに対し
て連写警告表示を行う構成によるものである。
【0054】上記タイマ割り込み時、フラグオペレータ
7により禁止フラグがセットされていたならば(ステッ
プS301)、ファインダ内警告表示の”無効、禁止”
エレメントを表示選択状態とする(ステップS30
3)。これは図3における”ダメ印”にあたる。
【0055】上記禁止フラグがリセット状態であり、上
記勧告フラグがセット状態であったならば(ステップS
302)、ファインダ内警告表示の”撮影中止勧告”エ
レメントを表示採択状態とする(ステップS304)。
これは図3における”警告”にあたる。フラグが無い時
には、警告表示エレメントの表示採択状態は解除する
(ステップS305)。以上、エレメント採択状態を以
って各表示スイッチをセットすることにより、ファイン
ダ内のLED等を点灯(又は点滅)状態とする(ステッ
プS306)。
【0056】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。上記第1の実施の形態では、あるしきい値により撮
影中止勧告、撮影禁止、無効を制御し、その状態をユー
ザI/F3を通してユーザに視覚的に通知することによ
り、撮影状況の明示化を図っている。この場合、上記し
きい値の設定によっては、撮影禁止、無効の期間が長く
なり、撮影機会を逃す可能性が高い。
【0057】本実施の形態は上記の問題を解決するもの
で、上記勧告フラグセット以降の連写速度(撮影データ
取込み間隔)を遅くして、勧告→禁止の期間に余裕を持
たせることにより、ユーザ通知の時間間隔を増すと共
に、撮影禁止、無効期間を抑える効果を得るものであ
る。デジタルカメラの構成は図2と同様である。
【0058】図7、図8は、本実施の形態の撮影間隔可
変によるフラグセット・リセット処理のフローチャート
を示すものである。本フローチャートの全体制御におけ
る位置付けも図4、図5のフローチャートと同様であ
る。尚、図4、図5と重複する処理を行うステップにつ
いての説明は、必要に応じて簡略するか省略する。
【0059】連写モードヘと遷移した装置本体は図7、
図8のフローチャートに従う。まず、フラグオペレータ
7にバッファ残量をセットする(ステップS401)。
このバッファ残量より連写間隔と連写枚数を演算し(演
算はフラグオペレータ7かMPU1で実行する)、現設
定を表示に反映する(ステップS403)。表示反映
は、前述のように別ルーチンで実行するものであり、本
図では説明理解度の向上のために図示しているもので実
体は無い。本実施の形態では、複数設定を有する連写間
隔のファインダ内表示と、連写可能(残り)枚数の表示
とを行うことにより、さらにユーザフレンドリーな装置
構成としている。
【0060】次に、連写間隔の設定値変更手段(不図
示)により、連写間隔の設定が要求が成されたならば
(ステップS404)、この設定値の間隔を変更する
(ステップS405)。設定値の変更が済んだならば
(ステップS406)、禁止フラグ、勧告フラグをリセ
ットして(ステップS407)、撮影待機状態へと遷移
する(ステップS408)。
【0061】S2_onトリガ待ちの状態で、モード切
換フラグが検出されたならば、連写モードを終了する
(ステップS409)。S2_onトリガにより連写動
作開始となったら、CCDイニシャル動作(ステップS
410)、撮影データイネーブルとして(ステップS4
11)撮影データ蓄積を開始する。上記ステップS41
3は、前記ステップS208〜S212と同様の処理が
入る。
【0062】データ蓄積が完了したら(ステップS41
2)、撮影データディセーブルとし(ステップS41
4)、入力バッファ2残量のカレント値から撮影可能残
枚数値をセットし直す(ステップS415)。( )内
の設定値表示反映は、それに伴ってなされるものであ
る。ここで、勧告フラグがリセット状態であるか、セッ
トされていても禁止領域には達していなければ、ステッ
プS424へ遷移して以降の処理ステップに従う(ステ
ップS416、S417)。
【0063】バッファ残量が禁止領域に達したならば、
禁止フラグをセットし(ステップS418)、ある設定
しきい値分のバッファ回復までは蓄積データの継続処理
を行いながら待機する(ステップS419、S42
0)。ステップS419の二重線処理部は、本ルーチン
の裏で継続実行されているステップであり、本フローチ
ャートにおいては実体は無く、処理フローの理解度向上
のために併記しているだけである。
【0064】上記ステップS420において、あるしき
い値(しきい値A)と記したが、これはバッファ残量が
ある程度回復した状態で、撮影禁止状態を解除すべく暫
定的に撮影間隔をローぺ一ス(取り込み間隔を長くす
る)に設定して、入力バッファ2のデータ蓄積、放出の
バランスを取りつつ間欠撮影を認めるものである。但
し、間欠とはいえ連写モードとして耐えうる速度設定が
望ましい。
【0065】上記しきい値分のバッファ残量を確保でき
たなら(ステップS420)、連続撮影間隔(フレーム
取り込み間隔)をlow_paceに落とし(ステップ
S421:設定値変更は、S405で行うことも可能で
ある)、変更値をファインダ表示に反映する(ステップ
S422:二重線処理部は実体無し。実際は図6の処理
ルーチンで行われる)。この状態で、勧告フラグはセッ
ト状態のまま禁止フラグのみをリセットする(ステップ
S423)。
【0066】以降、禁止状態以外の処理ルーチンとなる
(ステップS424以降)。以後の処理ルーチンでは、
S2状態を監視しつつ調整処理部6以降のデータ処理を
継続する。ここで、S2_off状態でなければ、ステ
ップS410へ遷移して次期フレーム取り込み(連写)
を継続する(ステップS424)。このステップ遷移後
も、データ処理は裏で継続する。また、S2_off状
態であれば、S2_onトリガ待機しつつデータ処理を
継続する。本フローチャートでは、少なくとも警告フラ
グがリセットされない限り、モードの切換え(連写モー
ドの終了)は認められない。
【0067】上記データ継続処理(ステップS432)
により、データ処理が完了したならば、ステップS40
8へ遷移し、次期連写要求と連写モード終了要求に備え
る(ステップS425)。また、データ処理中であって
も、上述のようにS2_onトリガにより撮影画取り込
みを開始する(ステップS426)。勧告フラグがリセ
ットされた状態では、上記処理データが残っていてもS
408へ遷移し、連写要求と連写モード終了要求に備え
る(ステップS427)。
【0068】本実施の形態では、勧告フラグがセットさ
れている状態においては2つの状態が存在する。一つ
は、撮影間隔を伸ばした上記low_pace設定状態
であり、もう一つは撮影間隔はそのままの通常の勧告フ
ラグ設定状態である。
【0069】上記しきい値Aによるlow_pace設
定変更からの撮影禁止状態解除による勧告フラグセット
状態においては、連写間隔は開けられ真の意味での高速
連写とはなっていない。そこで、データ処理継続の結
果、入力バッファ2のバッファ残量が十分回復した時点
で、low_paceを解除する必要がある。図8のス
テップS428のしきい値Bは、low_paceを解
除するためのしきい値を設定したものである。しきい値
B以上のバッファ残量を確保した時点で(ステップS4
28)、撮影間隔がlow_paceに設定している状
態ならば(ステップS429)、再び撮影間隔を初期値
に戻す(ステップS430)。
【0070】本実施の形態では、後に勧告フラグのリセ
ットをしている(ステップS431)。これは、バッフ
ァ残量に対する上記しきい値Bが、勧告フラグ解除設定
値と等しいことを表わす。本実施の形態におけるタイマ
処理によるファインダ表示フローチャートは、撮影間隔
変更表示(エレメント選択)が追加される以外は図6と
等しいので省略する。
【0071】図9はファインダヘの警告表示例を示す。
図9は、図3に対して撮影可能枚数(残数)の表示と、
撮影間隔設定(設定値)の表示の各々のエレメントを追
加した構成である。撮影間隔の表示は、図示のように文
字表示でもよいし、設定値(実数値)を表示可能として
もよい。本実施の形態では、可変撮影間隔を2値(通常
(初期)値及びlow_pace時設定値)としたが、
これを複数値用意し、適宜切り換えてもよい。
【0072】図1は、本発明を概念的に示すブロック図
である。図1において、前記連写撮影禁止、無効通知の
ために、バッファ手段102(入力バッファ2と等価)
のデータ入出力を調整する調整手段105からバッファ
手段102の残量情報を引出し、次期画像格納が可能か
どうかを監視する状態監視手段107を設け、その情報
を制御手段101に転送して、以降の取り込み要求の採
択・棄却を判断すると共に、バッファ手段102が情報
処理手段106の処理へとデータを放出しきれず、次期
画像データを取り込めない状態にあるときには、上記制
御手段101から入力処理手段104に対して撮像手段
110からの次期画像取り込みを禁止する禁止要求を出
力する構成としている。
【0073】また、制御手段101は、外部I/F手段
112に対して処理後データを継続して転送すると共
に、ユーザI/F手段103に対しては、上記状態監視
手段107の結果をユーザI/F手段103内の表示手
段108に反映すべく情報を送出する構成を有してい
る。さらに、ユーザI/F手段103内の入力手段10
9により、シャッタ釦による連写モードの要求を含むユ
ーザによる操作を行うことができる。
【0074】また、制御手段101はROM114に格
納されているオブジェクト情報(プログラム)に従って
動作するものとし、その際の一時記憶手段としてRAM
115を具備している。
【0075】前記第1の実施の形態の場合は、上記バッ
ファ手段102の残量を監視し、制御手段101よりユ
ーザ情報としてユーザI/F手段103に送出すること
により、ユーザは上記表示手段108を介して連写の有
効・無効状態を確認することができる。
【0076】前記第2の実施の形態の場合は、上記制御
手段101が直接に上記入力処理手段104に対して禁
止要求を出すことから、連写モードにおける撮像手段1
10からの画像取り込み期間をバッファ残量に応じて変
えると共に、その設定情報の変化を表示手段108を介
して通知・表示することも可能となる。
【0077】何れの実施の形態にしても、連写が禁止・
無効となる以前に、もうじきバッファ手段102がフル
となりそうな残量領域となったところで、連写を中止す
るようにユーザに勧告を発する(表示手段108に表
示)ことができ、ユーザはこれからの連続撮影枚数の組
立を考えながら撮影することができると共に、連写時に
おいて貴重なシャッタチャンスを逃してしまうようなこ
とを回避することができる。
【0078】上記表示手段108で撮影可不可状態が明
示されることにより、従来デジタルスチルカメラでは得
られなかった、撮影禁止・許可の明確な判断基準となる
指標が与えることができるということが、特に連写にお
いては効果的であるといえる。
【0079】次に本発明による記憶媒体について説明す
る。図1、図2の各ブロックから成るシステムは、MP
U、CPUとROM等のメモリを含むコンピュータシス
テムで構成することができるが、その場合、上記メモリ
は本発明による記憶媒体を構成する。この記憶媒体に
は、上記各実施の形態について説明した動作を制御する
ための処理手順を実行するためのプログラムが記憶され
る。
【0080】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロ
ッピィディスク、磁気媒体、磁気カード、不揮発性メモ
リカード等に構成して用いてよい。
【0081】従って、この記憶媒体を図1、図2に示し
たシステムや装置以外の他のシステムや装置で用い、そ
のシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し、実行することによ
っても、前述した各実施の形態と同等の機能を実現でき
ると共に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的
を達成することができる。
【0082】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは、記憶媒
体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ
に挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続され
た拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、
そのプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能
ボードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一
部又は全部を行う場合にも、上記各実施の形態と同等の
機能を実現できると共に、同等の効果を得ることがで
き、本発明の目的を達成することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連写用人力バッファ残量を監視し、この状態監視出力に
応じて撮影入力許可制御を行うと共に、ユーザからの撮
影要求を、上記状態監視出力に応じて要求の採択・棄却
を行うと共に、その判断基準となる上記状態監視出力状
態と等価な情報を表示するようにしたことにより、高速
な連続撮影可能であるデジタルスチルカメラのユーザに
対して、連写モード時における撮影禁止・解除の明確な
判断基準となる指標を与えることができる。
【0084】これによって、連写撮影時にシャッタ・チ
ャンスを逃してしまうことがなくなり、従来のように、
ユーザが撮影動作完了後に、連写状態が無効であったた
めに撮影画像の記録されていなかったと気が付くような
問題は解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を概念的に示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態によるデジタルカメラの構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態によるファインダヘ
の警告表示例を示す構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるバッファ残量
監視及び勧告、禁止フラグのセットリセットの処理を示
すフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態によるバッファ残量監視及び
勧告、禁止フラグのセットリセットの処理の他の部分を
示すフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態のタイマルーチン処理による
ファインダ表示の処理を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態の撮影間隔可変によるフラグ
セットリセットの処理を示すフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態の撮影間隔可変によるフラグ
セットリセットの他の部分の処理を示すフローチャート
である。
【図9】本発明の第2の実施の形態によるファインダヘ
の警告表示例を示す構成図である。
【図10】従来のデジタルカメラの構成を示すブロック
図である。
【図11】従来のデジタルカメラのバッファ監視の処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 制御手段 102 バッファ 103 ユーザI/F手段 104 入力処理手段 105 調整手段 106 情報処理手段 107 状態監視手段 108 表示手段 109 入力手段 110 撮像手段 112 外部I/F手段 114 ROM 115 RAM 1 MPU 2 入力バッファ 3 ユーザI/F 4 入力処理部 5 メモリコントローラ 6 調整処理部 7 フラグオペレータ 8 色処理部 9 メモリコントローラ 10 ブロックバッファ 11 圧縮・伸長処理部 12 I/Fコントローラ 13 外部I/Fコントローラ 14 RON 15 RAM 17 撮像部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速連続撮影が可能な撮像手段と、 上記高速連続撮影を要求する要求手段と、 上記撮像手段から上記高速連続撮影された画像データを
    入力し処理する入力処理手段と、 上記入力処理手段で処理された画像データを蓄積するバ
    ッファ手段と、 上記高速連続撮影時における上記バッファ手段の残容量
    を監視する状態監視手段と、 上記状態監視手段の出力に応じて上記高速連続撮影の継
    続・禁止を制御する制御手段と、 上記制御手段による制御に応じて上記要求手段による現
    在の高速連続撮影の要求が有効か無効かを表示する表示
    手段とを設けたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記状態監視手段の出力として、上記バ
    ッファ手段の残容量が撮影禁止領域に近づきつつあるこ
    とを示す撮影中止勧告を示す出力と、上記残容量が撮影
    禁止領域内にあることを示す撮影禁止を示す出力とがあ
    り、上記制御手段は、上記出力に応じて上記高速連続撮
    影要求の採択・棄却を制御すると共に、上記表示手段に
    上記撮影中止勧告又は上記撮影禁止を表示させることを
    特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記バッファ手段の残
    容量が回復したとき上記撮影禁止を示す出力をリセット
    し、その際、上記入力処理手段における画像データの残
    りの画像データの処理が終了するまでは上記高速連続撮
    影の画像データの取り込み間隔を開けるように撮影制御
    パラメータを設定変更することを特徴とする請求項1記
    載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記表示手段は、現在連続撮影可能なフ
    レーム数、上記高速連続撮影の取り込み間隔の設定状態
    の少なくとも一方を併せて表示することを特徴とする請
    求項1記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 高速連続撮影を要求する要求処理と、 高速連続撮影を行う撮像処理と、 上記高速連続撮影された画像データを入力し処理する入
    力処理と、 上記処理された画像データをバッファ手段に蓄積する蓄
    積処理と、 上記高速連続撮影時における上記バッファ手段の残容量
    を監視する状態監視処理と、 上記状態監視処理の出力に応じて上記高速連続撮影の継
    続・禁止を制御する制御処理と、 上記制御処理に応じて上記要求処理による現在の高速連
    続撮影の要求が有効か無効かを表示する表示処理とを実
    行するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体。
  6. 【請求項6】 上記状態監視処理の出力として、上記バ
    ッファ手段の残容量が撮影禁止領域に近づきつつあるこ
    とを示す撮影中止勧告を示す出力と、上記残容量が撮影
    禁止領域内にあることを示す撮影禁止を示す出力とがあ
    り、上記制御処理は、上記出力に応じて上記高速連続撮
    影要求の採択・棄却を制御すると共に、上記表示処理に
    より上記撮影中止勧告又は上記撮影禁止を表示すること
    を特徴とする請求項5記載のコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体。
  7. 【請求項7】 上記バッファ手段の残容量が回復したと
    き上記撮影禁止を示す出力をリセットする処理と、上記
    リセットの際、上記入力処理における画像データの残り
    の画像データの処理が終了するまでは上記高速連続撮影
    の画像データの取り込み間隔を開けるように撮影制御パ
    ラメータを設定変更する処理とを実行するためのプログ
    ラムを記憶したことを特徴とする請求項5記載のコンピ
    ュータ読み取り可能な記憶媒体。
  8. 【請求項8】 上記表示処理により、現在連続撮影可能
    なフレーム数、上記高速連続撮影の取り込み間隔の設定
    状態の少なくとも一方を併せて表示することを特徴とす
    る請求項5記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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