JP2000277614A - 半導体集積回路の設計方法及び半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路の設計方法及び半導体集積回路

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RAM及び該RAMの記憶素子をビット単位
で利用する論理回路を有する半導体集積回路及びその設
計方法において、タイミング不良を回避し、必要な動作
速度を達成する。 【解決手段】 RAM3の記憶素子をビット単位で利用
する論理回路を有する半導体集積回路1において、記憶
素子Aと、記憶素子Bとでは、データ入力ポートから各
記憶素子までの遅延時間が異なる。これを配慮し、RA
M3の遅延値を記憶素子単位で設計ライブラリに定義す
る。又、該遅延値を利用して回路設計を行うと共に、該
遅延値を用い又RAM3外の遅延値も含め考慮し、タイ
ミング解析を行う。例えば、フリップフロップFF1あ
るいはFF4に対する、記憶素子AあるいはBの接続
を、記憶素子間のアクセス時間の較差に応じて入れ替え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RAM、及び該R
AMの記憶素子をビット単位で利用する論理回路を有す
る半導体集積回路の設計方法及び半導体集積回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1は、順序回路及び組合せ回路を含む
論理回路の一例の回路図である。
【0003】この図において、符号C1〜C10は、順
序回路を含まない組合せ回路部分である。又、フリップ
フロップFF及びRAM(random access memory)3
は、順序回路の1つとして示されている。又、この図の
回路は、入力INから入力した信号に対して、上記のよ
うな組合せ回路部分C1〜C10、フリップフロップF
F、及びRAM3により所定の処理を行い、その結果を
出力OUTとして出力する。
【0004】このような順序回路及び組合せ回路を含む
論理回路では、いわゆるセットアップ時間、ホールド時
間の制約を受ける。
【0005】例えばフリップフロップを一例とし、その
動作を示す図2のようなタイムチャートを考える。又、
時刻t0におけるクロック信号CLKの立ち上がりで、
入力Dの論理状態を取り込むものとする。
【0006】このような場合、該時刻t0より「セット
アップ時間」だけ前の時刻t1までに、取り込もうとす
る論理状態の入力Dがフリップフロップに入力されてい
る必要がある。更に、このように入力された入力Dの論
理状態は、該時刻t0より「ホールド時間」だけ後の時
刻t2まで、その論理状態が保持されている必要があ
る。
【0007】又、上記の場合で時刻t1からt2までの
時間で、入力Dの論理状態が変化してしまうとする。す
ると、フリップフロップFFに取り込まれる論理状態
は、入力Dの論理状態の変化前によるものか、あるいは
変化後によるものであるか、不定になってしまう。
【0008】このようなセットアップ時間やホールド時
間に関する制約は、フリップフロップ以外にも、ラッチ
や、メモリなどのセルでも要求される。又、タイミング
に関する制約には、これらセットアップ時間やホールド
時間以外にもある。そして、このような素子やセルに関
してタイミングの制約が守られていることを検証するこ
とが、タイミング解析と呼ばれている。
【0009】該タイミング解析は、例えば図1の回路に
おいて具体的には、クロック信号CLKにクロック波形
を与え、入力INに入力タイミング、出力に出力ストロ
ーブを定義する。そして、入力INから、フリップフロ
ップFFの入力Dまでの信号遅延が、クロック信号CL
Kのクロック波形に対して、タイミングの制約を満たし
ているか解析する。又、フリップフロップFFの出力Q
から、RAM3の入力D0までの信号遅延が、クロック
信号CLKのクロック波形に対して、タイミングの制約
を満たしているか解析する。更に、RAM3の出力Q0
から、出力OUTまでの信号遅延が、クロック信号CL
Kのクロック波形と出力ストローブのタイミングから決
定される制約を満たしているか解析するというものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のASIC(appl
ication specific integrated circuit)の設計で
は、RAM内のデータ入力ポートから各記憶素子までの
書込み時間、及び各記憶素子からデータ出力ポートまで
の読出し時間を一律に定義した、タイミング解析用のモ
デルを使用している。又、該モデルの諸データは、RA
M内の記憶素子で、書込み時間又は読出し時間が最長の
ものに基づいている。なお、書込み時間又は読出し時間
に関係し、信号に対する処理や、信号伝播の遅延に係
る、タイミング解析に用いるこのようなデータを、以下
遅延値と呼ぶ。
【0011】ここで、一例として、図3のようなASI
Cの半導体集積回路について考える。この図では、集積
回路における説明上必要な各素子の、レイアウトを示す
ように回路図が図示されている。該半導体集積回路は、
RAM3、及び該RAM3の記憶素子をビット単位で利
用する、フリップフロップFF1〜FF4による論理回
路を有する。
【0012】RAM3は1ワードが4ビットであり、1
6ワードで構成される。該RAM3は、選択信号CS
N、読出し書込み制御信号RWNの入力、及び4ビット
のアドレス信号ADDRに従って、該当するワードアド
レスに対する書込みアクセス、あるいは読出しアクセス
がなされる。書込みアクセスの際に入力するデータは、
4ビットのデータ入力DINによる。又、読出しアクセ
スの際に出力するデータは、4ビットのデータ出力DO
UTによる。符号3aの範囲には、16行4列のマトリ
ックス状に、記憶素子が配列されている。又、この符号
3aの部分には、4対のビット線が図示されている。こ
れら記憶素子はワード単位で、図示されないアドレスデ
コーダで4ビットのアドレス信号ADDRをデーコード
し、選択されたワードに対して、ビット線対を経由して
アクセスされる。なお、該RAM3において、説明上必
要な記憶素子は、符号AあるいはBを付して■印で図示
している。
【0013】図3において、符号Cで示すRAM3の部
分は、その内部の記憶素子に書き込むビットデータを入
力する部分である。一方、符号Dで示すRAM3の部分
は、その内部の記憶素子から読み出されるビットデータ
を出力する部分である。又、これら符号CやDの箇所
(データ入力ポート又はデータ出力ポート)から、各記
憶素子までの距離や、ワード線やビット線の各記憶素子
における配線長には、記憶素子間で較差が存在する。
【0014】ここで、該符号Cの示す部分からの距離
は、記憶素子Bは記憶素子Aに比べて遠い。従って、記
憶素子Bにビットデータを書き込むアクセス時間は、記
憶素子Aに比べて長くなる。ここで、記憶素子Bのデー
タ書き込み時のアクセス時間が、RAM3の記憶素子の
中で最大であるとする。
【0015】このような半導体集積回路において、従来
では、RAM3の遅延値は、記憶素子Bのような、その
RAM中で最悪になる記憶素子のアクセス時間を基準に
している。このため、書き込みデータや読み出しデータ
の配線に、同一ワードでもデータの配線に長さの較差が
ある場合、実際の書込み時間にも較差が存在するように
なる。特に、半導体集積回路の製造プロセスにおける、
近年のディープ・サブミクロン化の進展に伴い、配線抵
抗による遅延分が増加しているので、このような配線長
較差による書込み時間較差も増大する傾向がある。
【0016】又、書込み時間の最悪値を基準にして遅延
値を設定し設計すると、データビット幅方向に対し、タ
イミングの設計が冗長になる。即ち、同じRAMの記憶
素子でも実際のデータ入力ポートからの書込み時間が短
いものは、該書込み時間を有効に活用するなどの回路設
計においてタイミング上の最適化を行うことができな
い。
【0017】例えば、図3において、フリップフロップ
FF4の出力Qから、符号Cの部分を経由して、RAM
3の記憶素子Aにアクセスする場合を考える。このよう
な場合も、フリップフロップFF1の出力Qから、符号
Cの部分を経由して、RAM3の記憶素子Bにアクセス
する場合と同じ書込み時間が採用される。
【0018】そのため、従来は、フリップフロップFF
1の出力Qから符号Cまでの配線途中に、バッファを追
加して遅延を少なくしたりする。あるいは、フリップフ
ロップFF1とFF4とを含めた回路全体の配置を変更
したりする。
【0019】しかしながら、これらの変更を手修正によ
ってする場合、他のネットも考慮すると困難である。
又、自動配置配線ツールによって修正するようにして
も、場合によっては、より大きなCPU(central pro
cessing unit)時間を要するという問題があった。
【0020】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、動作タイミング不良を回避し、必要
な動作速度を達成することができる半導体集積回路の設
計方法及び半導体集積回路を提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】まず、本願の第1発明の
半導体集積回路の設計方法は、RAM、及び該RAMの
記憶素子をビット単位で利用する論理回路を有する半導
体集積回路の設計方法において、データ入力ポートから
記憶素子までの書込み時間、及び該記憶素子からデータ
出力ポートまでの読出し時間の少なくとも一方で表わさ
れる、前記RAMの遅延値を記憶素子単位で設計ライブ
ラリに定義し、該遅延値を利用して回路設計を行うと共
に、該遅延値を用い、又前記RAM外の遅延値も含め考
慮し、タイミング解析を行うようにしたことにより、前
記課題を解決したものである。
【0022】又、前記半導体集積回路の設計方法におい
て、前記タイミング解析結果を受け、動作タイミング不
良、又は動作タイミングに余裕がないエラー箇所で用い
ている前記記憶素子に対する接続と、タイミングの余裕
があり、かつ該エラー箇所より遅延値が小の箇所の前記
記憶素子に対する接続とを、前記RAM内部のビット線
が敷設されている領域で、入れ替えるようにしたことに
より、前記遅延値を利用した回路設計を容易に行うこと
ができる。
【0023】次に、本願の第2発明の半導体集積回路
は、RAM、及び該RAMの記憶素子をビット単位で利
用する論理回路を有する半導体集積回路において、上記
の半導体集積回路の設計方法にて設計され、動作タイミ
ングの余裕がない回路に、前記RAMの記憶素子の内で
比較して遅延値が小さいものが接続されるように、該R
AMの内部のビット線が敷設されている領域で、前記記
憶素子に対する接続が入れ替えられていることにより、
前記課題を解決したものである。
【0024】以下、本発明の作用について、簡単に説明
する。
【0025】本発明では、RAM、及び該RAMの記憶
素子をビット単位で利用する論理回路を有する半導体集
積回路が前提である。このような半導体集積回路におい
て、本発明では、データ入力ポートから記憶素子までの
書込み時間、及び該記憶素子からデータ出力ポートまで
の読出し時間の少なくとも一方で表わされる、前記RA
Mの遅延値を記憶素子単位で設計ライブラリに定義す
る。即ち、該RAMの記憶素子全体で、同一の遅延値を
用いるのではない。又、本発明では、このような遅延値
を前提とし利用して、回路設計を行う。
【0026】本発明ではこのような遅延値を用い、又R
AM以外の遅延値も含め考慮し、タイミング解析を行う
ので、前述の従来例のようにアクセス時間の最悪値に基
づいて、一律の遅延値を用いる場合のように、タイミン
グの設計が冗長になることはない。
【0027】即ち、同じRAMの記憶素子でもアクセス
時間が短いものは、該アクセス時間を有効に利用するこ
とができる。従って、タイミング不良を回避し、必要な
動作速度を達成することができる。
【0028】なお、本発明は、RAMの記憶素子の遅延
値を、かならずしも文字どおりに記憶素子1つずつ設定
するものに限定するものではない。例えば、アクセス時
間の較差を2〜5程度にグループ分けし、グループ毎に
遅延値を設定するようにしてもよい。あるいは、ビット
列間の較差の傾向を把握しておき、演算などで該傾向に
基づいて各記憶素子の遅延値を求めるようにしてもよ
い。即ち、タイミング解析において、同一のRAMの中
記憶素子間で、異なる遅延値を用いるようにしたもの
は、本発明に含まれるものであり、利用する回路素子の
動作速度は同一でも、タイミング不良を回避し、必要な
動作速度を達成することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を詳細に説明する。
【0030】図4は、本発明が適用された第1実施形態
の半導体集積回路の回路図である。
【0031】前述した図3において、フリップフロップ
FF1の出力Qから、符号Cの部分を経由して、RAM
3の記憶素子Bにアクセスする回路で、タイミング解析
においてタイミング不良が発生したものとしている。
又、該タイミング不良を解消するために、本発明を適用
して設計変更したものが本実施形態である。なお、本実
施形態の図4では前述の図3と同様、集積回路における
説明上必要な各素子の、レイアウトを示すように回路図
が図示されている。
【0032】具体的には、該タイミング不良を解消する
ために、フリップフロップFF1の出力Qから、符号C
の部分を経由してアクセスするRAM3の記憶素子B
を、記憶素子Aに変更している。又、フリップフロップ
FF4の出力Qから、符号Cの部分を経由してアクセス
するRAM3の記憶素子Aを、記憶素子Bに変更してい
る。このように、本発明を適用して、RAM3内で比較
して遅延値が小さい記憶素子Aを、RAM3に入力され
るまでの遅延値が大きくてタイミング不良が生じた回路
に接続して用いるようにしている。又、RAM3で遅延
値が大きい記憶素子Bについては、RAM3に入力され
るまでの遅延値が小さい回路に接続して用いるので、該
遅延値大によって問題が生じることはない。
【0033】上記のようにデータ入力DIN側で変更
し、データ入力側の入れ換えを行った場合、論理を合わ
せるため、データ出力DOUT側の入れ換えも必要であ
る。このため、該入れ換えに対応させるように、図4に
おいてデータ出力DOUTから出力された信号は、他の
回路ブロック5に読み込まれる前に入れ換えて、これに
よりデータ出力側の入れ換えを行う。
【0034】ここで、本実施形態において行うタイミン
グ解析のライブラリは、下記のとおりである。立ち上が
り遅延や、立ち下がり遅延は、通常、図5に示すよう
に、出力負荷や、入力なまりにより決定されるテーブル
で遅延が定義される。しかしながら、以下では本発明の
適用を簡潔に例示するため、立ち上がり遅延、立ち下が
り遅延それぞれ1つの値のみを明記している。
【0035】 DOUT〔3〕 立ち上がり遅延:{1.2ナノ秒} 立ち下がり遅延:{1.1ナノ秒} DOUT〔2〕 立ち上がり遅延:{1.0ナノ秒} 立ち下がり遅延:{0.9ナノ秒} DOUT〔1〕 立ち上がり遅延:{0.9ナノ秒} 立ち下がり遅延:{0.8ナノ秒} DOUT
〔0〕 立ち上がり遅延:{0.8ナノ秒} 立ち下がり遅延:{0.7ナノ秒}
【0036】一方、従来、RAM3において一律の遅延
値を用いる場合、タイミング解析のライブラリは、下記
のとおりである。下記従来例では、DOUT〔3〕、D
OUT〔2〕、DOUT〔1〕、DOUT
〔0〕の内の
最大値が採用されている。即ち、DOUT〔3〕の遅延
値が採用されている。
【0037】 DOUT〔3〕 立ち上がり遅延:{1.2ナノ秒} 立ち下がり遅延:{1.1ナノ秒} DOUT〔2〕 立ち上がり遅延:{1.2ナノ秒} 立ち下がり遅延:{1.1ナノ秒} DOUT〔1〕 立ち上がり遅延:{1.2ナノ秒} 立ち下がり遅延:{1.1ナノ秒} DOUT
〔0〕 立ち上がり遅延:{1.2ナノ秒} 立ち下がり遅延:{1.1ナノ秒}
【0038】図6は、本発明が適用された第2実施形態
の半導体集積回路の回路図である。
【0039】この第2実施形態においても、前述した図
3において、フリップフロップFF1の出力Qから、符
号Cの部分を経由して、RAM3の記憶素子Bにアクセ
スする回路で、タイミング解析においてタイミング不良
が発生したものとしている。又、該タイミング不良を解
消するために、本発明を適用して設計変更したものが本
実施形態である。なお、本実施形態の図6では前述の図
3と同様、集積回路における説明上必要な各素子の、レ
イアウトを示すように回路図が図示されている。
【0040】本実施形態においても、前述した第1実施
形態と同様、該タイミング不良を解消するために、フリ
ップフロップFF1の出力Qから、符号Cの部分を経由
してアクセスするRAM3の記憶素子Bを、記憶素子A
に変更している。又、フリップフロップFF4の出力Q
から、符号Cの部分を経由してアクセスするRAM3の
記憶素子Aを、記憶素子Bに変更している。
【0041】しかしながら、本実施形態では、第1実施
形態とは異なる方法で該変更を行っている。
【0042】従来例の図3においては、符号Cの部分に
おける配線パターンは、図7のようになっている。この
ような配線パターンを、本実施形態においては、図8の
ようなものに置きかえる。
【0043】更に、図3において、符号Dの部分におけ
る配線パターンは、図9のようになっている。このよう
な配線パターンを、本実施形態においては、図10のよ
うなものに置きかえる。
【0044】以上のような置き換えにより本実施形態に
おいては、前述した第1実施形態と同様の回路を実現し
ている。図3に対する変更は、本実施形態ではこのよう
な置き換えによるものであり、変更方法や変更箇所は第
1実施形態とは異なる。このように本実施形態において
は、動作タイミングの余裕がない回路に、RAM3の記
憶素子の内で比較して遅延値が小さいものが接続される
ように、該RAM3の内部のビット線が敷設されている
領域で、記憶素子に対する接続を入れ替えることができ
る。
【0045】従って、本実施形態においては、本発明を
適用して、RAM3内で比較して遅延値が小さい記憶素
子Aを、RAM3に入力されるまでの遅延値が大きくて
タイミング不良が生じた回路に接続して用いることがで
きる。又、RAM3で遅延値が大きい記憶素子Bについ
ては、RAM3に入力されるまでの遅延値が小さい回路
に接続して用いるので、該遅延値大によって問題が生じ
ることはない。
【0046】又、本実施形態においては、上述のように
接続変更を、RAM3の内部のビット線が敷設されてい
る領域において、図7〜図10の配線パターンの変更
(置き換え)で行う。この際、用いる配線パターンは、
遅延値の大小による、ビット間の入れ替えのパターンに
応じて、種々のものを予めライブラリ化して用意してお
くこともできる。このようにすると、設計者による配線
パターンに要する手間や時間を削減できるだけでなく、
自動化することもできる。
【0047】なお、この第2実施形態におけるタイミン
グ解析は、前述した第1実施形態と同様に行うものであ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、タイミング不良を回避
し、必要かつ最適な動作速度を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】順序回路及び組合せ回路を含む論理回路の一例
の回路図
【図2】セットアップ時間やホールド時間を説明するた
めのタイムチャート
【図3】ASICにおける説明上必要な各素子のレイア
ウトを示すように作図された回路図
【図4】本発明が適用された第1実施形態の半導体集積
回路の回路図
【図5】上記実施形態で用いるタイミング解析ライブラ
リのデータテーブルを示す表
【図6】本発明が適用された第2実施形態の半導体集積
回路の回路図
【図7】上記実施形態においてRAMの入力部で用いる
配線パターンの第1例のレイアウト図
【図8】前記実施形態においてRAMの入力部で用いる
配線パターンの第2例のレイアウト図
【図9】前記実施形態においてRAMの出力部で用いる
配線パターンの第1例のレイアウト図
【図10】前記実施形態においてRAMの出力部で用い
る配線パターンの第2例のレイアウト図
【符号の説明】
1…半導体集積回路 3…RAM 3a…記憶素子マトリックス 5…他の回路ブロック FF、FF1〜FF4…フリップフロップ C1〜C10…組合せ回路部分 IN…入力 OUT…出力 CLK…クロック信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/04 U Fターム(参考) 5B046 AA08 BA04 JA07 KA06 5F038 CA03 CA17 CD05 CD09 DF11 EZ20 5F064 AA04 BB13 BB19 DD25 EE03 EE47 HH06 HH12 HH17 5F083 GA01 KA05 LA10 LA12 ZA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】RAM、及び該RAMの記憶素子をビット
    単位で利用する論理回路を有する半導体集積回路の設計
    方法において、 データ入力ポートから記憶素子までの書込み時間、及び
    該記憶素子からデータ出力ポートまでの読出し時間の少
    なくとも一方で表わされる、前記RAMの遅延値を記憶
    素子単位で設計ライブラリに定義し、 該遅延値を利用して回路設計を行うと共に、 該遅延値を用い、又前記RAM外の遅延値も含め考慮
    し、タイミング解析を行うようにしたことを特徴とする
    半導体集積回路の設計方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の半導体集積回路の設計方
    法において、 前記タイミング解析結果を受け、動作タイミング不良、
    又は動作タイミングに余裕がないエラー箇所で用いてい
    る前記記憶素子に対する接続と、タイミングの余裕があ
    り、かつ該エラー箇所より遅延値が小の箇所の前記記憶
    素子に対する接続とを、前記RAM内部のビット線が敷
    設されている領域で、入れ替えるようにしたことを特徴
    とする半導体集積回路の設計方法。
  3. 【請求項3】RAM、及び該RAMの記憶素子をビット
    単位で利用する論理回路を有する半導体集積回路におい
    て、 請求項2の半導体集積回路の設計方法にて設計され、 動作タイミングの余裕がない回路に、前記RAMの記憶
    素子の内で比較して遅延値が小さいものが接続されるよ
    うに、該RAMの内部のビット線が敷設されている領域
    で、前記記憶素子に対する接続が入れ替えられているこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
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