JP2000277600A - 基板の保持装置 - Google Patents

基板の保持装置

Info

Publication number
JP2000277600A
JP2000277600A JP7782199A JP7782199A JP2000277600A JP 2000277600 A JP2000277600 A JP 2000277600A JP 7782199 A JP7782199 A JP 7782199A JP 7782199 A JP7782199 A JP 7782199A JP 2000277600 A JP2000277600 A JP 2000277600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
substrate
tweezers
support members
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7782199A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Ueda
一成 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP7782199A priority Critical patent/JP2000277600A/ja
Publication of JP2000277600A publication Critical patent/JP2000277600A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送先の装置内の正確な位置に基板を搬送す
ることができる基板の保持装置の提供。 【解決手段】 搬送装置50、60から各種装置にウェ
ハWを受け渡す際に、ピンセット57の各支持部材12
4〜127を下方へ傾けてウェハWを傾斜面を滑り落と
させて、位置決めを行うように構成したので、ウェハW
を正確な位置に位置決めすることができ、搬送先の装置
内の正確な位置にウェハWを搬送することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば基板を保持
するピンセット等の基板の保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造におけるフォトレ
ジスト処理工程においては、例えば半導体ウェハ(以
下、「ウェハ」という。)等の基板に対してレジスト液
を供給してレジスト膜を形成し、所定のパターンを露光
した後に、このウェハに対して現像液を供給して現像処
理している。このような一連の処理を行うにあたって
は、従来から塗布現像処理装置が使用されている。
【0003】この塗布現像処理装置には、ウェハの塗布
現像処理に必要な一連の処理、例えばレジストの定着性
を向上させるための疎水化処理(アドヒージョン処
理)、レジスト液の塗布を行うレジスト塗布処理、レジ
スト液塗布後のウェハを加熱してレジスト膜を硬化させ
る加熱処理、露光後のウェハを所定の温度で加熱するた
めの加熱処理、露光後のウェハに対して現像処理を施す
現像処理等の各処理を個別に行う処理ユニットが備えら
れている。
【0004】これらの各処理ユニット間におけるウェハ
の搬送には搬送装置が使用されており、搬送装置には、
処理ユニットにウェハを搬入出するためのピンセットが
装備されている。図13に示すように、このピンセット
200はウェハの外周をその半周以上にわたって囲む形
態を有するフレーム部201を有し、このフレーム部2
01の内周には、例えば3個の支持部材202が設けら
れている。
【0005】そして、ピンセット200がウェハを受け
取ると、該ウェハはフレーム部201の内周に収容さ
れ、3個の支持部材202がこれを支持するように構成
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピンセ
ット200がウェハを受け取る際には、処理ユニット内
でのウェハの位置ずれや、ピンセット200の停止位置
のずれ等が原因で、ウェハがフレーム部201の内周側
に収容されないでその一端がフレーム部201上に乗り
上げ、搬送装置によってウェハを移送する際にウェハが
ピンセット200から落下するおそれがある。
【0007】そこで、例えばフレーム部201の内周の
径を大きくすることが考えられるが、この場合フレーム
部201の内周側に収容されたとしても支持部材202
によって正しい位置にウェハが支持されないことがある
ため、搬送先の処理ユニット内において正確な位置に搬
送されない、という課題がある。例えば図14に示すよ
うに、加熱処理ユニット210内において、熱板211
の周囲にはウェハWを熱板211内に案内するためのガ
イド部材212が設けられているが、搬送装置から該加
熱処理ユニット210内の熱板211からかなりずれた
位置にウェハWが搬送されると、ウェハWがガイド部材
212上に乗り上げてしまい、ウェハWが加熱処理不良
となってしまう。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、搬送先の装置内の正確な位置に基板を搬送す
ることができる基板の保持装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の基板の保持装置は、基板の外周を
その半周以上に渡って囲む形態のフレーム部と、前記フ
レーム部の内周に設けられ、前記基板を水平に支持する
ととも下方へ傾斜自在にされた複数の支持部材とを具備
することを特徴とする。
【0010】かかる構成によれば、フレーム部の内周に
収容された基板は水平状態にある各支持部材により支持
される。そして、この状態から各支持部材が下方へ傾斜
すると基板が傾斜面を滑り落ち、基板はこれら傾いた支
持部材によって所定の位置で支持され、これにより位置
決めが行われる。よって、基板を正確な位置に位置決め
することができ、搬送先の装置内の正確な位置に基板を
搬送することができる。
【0011】請求項2に記載の基板の保持装置は、前記
支持部材の基板支持面には、該支持部材の傾斜時に基板
の端部と係止する位置決め用の溝が設けられていること
を特徴とする。
【0012】かかる構成によれば、各支持部材が下方へ
傾斜すると基板が傾斜面を滑り落ちてその端部が位置決
め用の溝に係止するので、基板をより正確に位置決めす
ることができる。
【0013】請求項3に記載の基板の保持装置は、前記
支持部材により支持された基板の外周に対して進退自在
に設けられた基板押圧部材を更に具備することを特徴と
する。
【0014】かかる構成によれば、支持部材上に載置さ
れた基板を移送する際に基板押圧部材により押圧するこ
とで、該保持装置からの基板の落下を防止できる。
【0015】請求項4に記載の基板の保持装置は、前記
支持部材の傾斜動作と前記基板押圧部材の押圧開放動作
とを連動して行わせる連動機構を更に具備することを特
徴とする。
【0016】かかる構成によれば、支持部材の傾斜動作
による基板の位置決めをよりスムーズに行うことができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施の形態について説明する。この実施の形態
は、各処理装置間にウェハを搬入出するピンセットとし
て具体化されている。図1〜図3は実施の形態にかかる
ピンセットを有する搬送装置を備えた塗布現像処理シス
テムの外観を示し、図1は平面から、図2、図3は側面
から見た様子を各々示している。
【0018】この塗布現像処理システム1は、例えば2
5枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理
システム1に対して搬入出したり、カセットCに対して
ウェハWを搬入出するためのカセットステーション2
と、塗布現像処理工程の中でウェハWに対して所定の処
理を施す枚葉式の各種処理装置を多段配置してなる処理
ステーション3と、この処理ステーション3に隣接して
設けられる露光装置4との間でウェハWの受け渡しをす
るためのインターフェイス部5とを一体に接続した構成
を有している。
【0019】カセットステーション2では、カセット載
置台10上の位置決め突起10aの位置に、複数個のカ
セットCがウェハWの出入口を処理ステーション3側に
向けてX方向(図1中の上下方向)に沿って一列に載置
自在である。そして、このカセットCの配列方向(X方
向)及びカセットCに収容されたウェハWの配列方向
(Z方向;垂直方向)に移動可能なウェハ搬送体11が
搬送路12に沿って移動自在であり、各カセットCに対
して選択的にアクセスできるようになっている。
【0020】このウェハ搬送体11はθ方向にも回転自
在に構成されており、後述する第1冷却処理装置群70
の多段ユニット部に属するエクステンション装置74や
第1加熱処理装置群90に属するアライメント装置92
に対してアクセスできるように構成されている。
【0021】処理ステーション3では、正面側にレジス
ト塗布装置群20が、背面側に現像処理装置群30がそ
れぞれ配置されている。正面側に現像処理装置群30
を、背面側にレジスト塗布装置群20をそれぞれ配置し
ても勿論構わない。
【0022】レジスト塗布装置群20は図2及び図3に
示すように、カップCP内でウェハWをスピンチャック
に載せてレジスト液を塗布して、該ウェハWに対してレ
ジスト塗布処理を施すレジスト塗布装置21、22が並
列配置され、さらにこれら各レジスト塗布装置21、2
2の上段にはレジスト塗布装置23、24が積み重ねら
れて構成されている。
【0023】現像処理装置群30は、カップCP内でウ
ェハWをスピンチャックに載せて現像液を供給して、該
ウェハWに対して現像処理を施す現像処理装置31、3
2が並列配置され、さらにこれら各現像処理装置31、
32の上段には現像処理装置33、34が積み重ねられ
て構成されている。
【0024】処理ステーション3の中心部には、ウェハ
Wを載置自在な受け渡し台40が備えられている。
【0025】この受け渡し台40を挟んで上記レジスト
処理装置群20と現像処理装置群30とは相対向してお
り、レジスト処理処置群20と受け渡し台40との間に
は第1搬送装置50が、現像処理装置群30と受け渡し
台40との間には第2搬送装置60がそれぞれ装備され
ている。
【0026】第1搬送装置50と第2搬送装置60とは
基本的に同一の構成を有しており、第1搬送装置50の
構成を図4に基づいて説明すると、第1搬送装置50
は、上端及び下瑞で相互に接続され対向する一体の壁部
51、52からなる筒状支持体53の内側に、上下方向
(Z方向)に昇降自在なウェハ搬送手段54を備えてい
る。筒状支持体53はモータ55の回転軸に接続されて
おり、このモータ55の回転駆動力で、前記回転軸を中
心としてウェハ搬送手段54と共に一体に回転する。従
って、ウェハ搬送手段54はθ方向に回転自在となって
いる。
【0027】ウェハ搬送手段54の搬送基台56上に
は、ウェハWを保持する保持部材としての複数、例えば
2本のピンセット57、58が上下に備えられている。
各ピンセット57、58は基本的に同一の構成を有して
おり、筒状支持体53の両壁部51、52間の側面開口
部を通過自在な形態及び大きさを有している。また、各
ピンセット57、58は搬送基台56に内蔵されたモー
タ(図示せず)により前後方向の移動が自在となってい
る。なお、第2搬送装置60には、ピンセット57、5
8と同ーの機能及び構成を有するピンセット67、68
が備えられている。
【0028】図5は上述した第1及び第2搬送装置5
0、60における本発明に係るピンセット57、58、
67、68の構成を示す平面図である。なお、ピンセッ
ト57、58、67、68は同一の構成であるため、以
下では一のピンセット57について説明する。
【0029】このピンセット57は、図5に示すよう
に、ウェハWの周縁部を支持するために略3/4円環状
のC字型に構成されたフレーム部121と、このフレー
ム部121の中央と一体に形成され、かつフレーム部1
21を支持するためのアーム部122とによって構成さ
れている。そして搬送基台56に内蔵された駆動モータ
(図示せず)及びベルト(図示せず)によって、アーム
部122に設けられたステイ123が摺動し、ピンセッ
ト57全体が搬送基台56の前後に移動する構成となっ
ている。
【0030】また、フレーム部121にはウェハWを直
接支持する支持部材124〜127が複数個、例えば4
個設けられている。これらの支持部材124〜127の
うち、アーム部122に近い位置には支持部材124、
125が、フレーム部121の先端部付近には支持部材
126、127がそれぞれ取り付けられている。
【0031】支持部材124〜127は図6に示すよう
に、その正面にウェハWの裏面を支持する支持面12
8、ウェハWの周縁部を円弧状に囲む円弧面129を有
している。支持部材124〜127は、その裏面の軸止
部130がフレーム部121の角部に対して回転可能に
軸止されている。さらに、その裏面の軸止部130より
所定の距離をおいた位置におけるフレーム部121の内
周面と支持部材124〜127との間には板バネ131
が介挿されると共に、支持部材124〜127側にはワ
イヤー132が取り付けられている。このワイヤー13
2はフレーム部121内に形成された孔133を介して
後述するアーム部122に設けられた駆動部134(図
5参照)に接続されており、駆動部134がワイヤー1
32を引っ張ることで支持部材124〜127が軸止部
130を中心にして回動し、支持面128が下方向に傾
斜するようになっている。また、駆動部134がワイヤ
ー132の引っ張りを開放することで支持部材124〜
127が板バネ131により押圧されて軸止部130を
中心にして元の戻り、支持面128が水平となるように
なっている。また、支持面128には、支持部材124
〜127の傾斜時にウェハWの端部と係止する位置決め
用の、例えば断面がV字状の溝135が設けられてい
る。
【0032】また図5に示すように、例えばフレーム部
121のアーム部122に最も近い位置には、支持部材
124〜127により支持されたウェハWの外周に対し
て進退自在に設けられた基板押圧部材136が設けられ
ている。この基板押圧部材136は支持部材124〜1
27上に載置されたウェハWを移送する際にウェハWの
外周に向けて前進し、その外周を押圧することで、ウェ
ハ移送の際のウェハWの落下を防止している。また、基
板押圧部材136はウェハWの受け渡しの際にはウェハ
Wの外周から後退し、その外周の押圧を解除している。
駆動部134は、図示を省略した制御部からの命令によ
って上述したようなワイヤー132の引っ張りと解除及
び基板押圧部材136の進退駆動を連動して、つまり支
持部材124〜127の傾斜水平動作と基板押圧部材1
36の押圧開放動作とを連動して行うようになってい
る。これは例えば駆動部134内の一の駆動モータ(図
示を省略)がワイヤー132の引っ張り、解除と基板押
圧部材136の進退駆動とを行うように構成すればよ
い。
【0033】第1搬送装置50の両側には、レジスト塗
布装置群20近傍に各種冷却系処理装置からなる第1冷
却処理装置群70及び第2冷却処理装置群80がそれぞ
れ配置されており、第2搬送装置60の両側には、現像
処理装置群30の近傍に各種加熱系処理装置からなる第
1加熱処理装置群90及び第2加熱処理装置群100が
それぞれ配置されている。第1冷却処理装置群70及び
第1加熱処理装置群90はカセットステーション2側に
配置されており、第2冷却処理装置群80及び第2加熱
処理装置群100はインターフェイス部5側に配置され
ている。
【0034】ここで処理ステーション3をカセットステ
ーション2側から見た図2に基づいて、第1冷却処理装
置群70及び第1加熱処理装置群90の構成を説明する
と、第1冷却処理装置群70は、ウェハWを所定温度で
冷却処理するクーリング装置71、72と、ウェハWの
位置合わせを行うアライメント装置73と、ウェハWを
待機させるエクステンション装置74と、冷却処理装置
75、76、77、78とが下から順に、例えば7段に
積み重ねられている。第1加熱処理装置群90は、レジ
ストとウェハWとの密着性を向上させるアドヒージョン
装置91と、アライメント装置92と、エクステンショ
ン装置93と、レジスト塗布後のウェハWを加熱処理す
るプリベーキング装置94、95と、現像処理後のウェ
ハWを加熱処理するポストベーキング装置96、97、
98とが下から順に、例えば7段に積み重ねられてい
る。
【0035】処理ステーション3をインターフェイス部
5側から見た図3に基づいて第2冷却処理装置群80及
び第2加熱処理装置群100の構成を説明すると、第2
冷却処理装置群80は、クーリング装置81、82と、
アライメント装置88と、エクステンション装置84
と、冷却処理装置85、86、87、88とが下から順
に、例えば7段に積み重ねられている。第2加熱処理装
置群100は、プリベーキング装置101、102と、
露光処理後のウェハWを加熱処理するポストエクスポー
ジャベーキング装置103、104と、ポストべーキン
グ装置105、106、107とが下から順に、例えば
7段に積み重ねられている。
【0036】インターフェイス部5には、第2冷却処理
装置群80に属するエクステンション装置84と、第2
加熱処理装置群100に属する各ポストエクスポージャ
ベーキング装置103、104とにアクセス可能なウェ
ハ搬送体110が装備されている。ウェハ搬送体110
はレール111に沿ったX方向への移動と、Z方向(図
1の垂直方向)への昇降とが自在であり、θ方向にも回
転自在となっている。そして、露光装置4や周辺露光装
置112に対してウェハWを搬送することができるよう
に構成されている。
【0037】本発明の実施の形態にかかる塗布現像処理
装置1は以上のように構成されている。次に、塗布現像
処理装置1の作用、効果について説明する。
【0038】まずカセットステーション2においてウェ
ハ搬送体11がカセットCにアクセスして未処理のウェ
ハWを1枚取り出す。次いで、このウェハWはウェハ搬
送体11により第1加熱処理装置群90のアライメント
装置92に搬送される。アライメント装置92で位置合
わせを終了したウェハWは、第2搬送装置60に装備さ
れた下側のピンセット68に保持された状態で、同じ第
1加熱処理装置群90に属するアドヒージョン装置91
に搬送される。次いで、この疎水化処理終了後、ウェハ
Wは第2搬送装置60のピンセット68に保持された状
態で、受け渡し台40に搬送される。
【0039】次いで、ウェハWは第1搬送装置50に装
備された下側のピンセット58に保持されて、受け渡し
台40から第1冷却処理装置群70に搬送され、図7に
示すように第1冷却処理装置群70の、例えばクーリン
グ装置72に搬入される。
【0040】そして、ウェハWを保持するピンセット5
8がクーリング装置72内に搬入されると、基板押圧部
材136がウェハWの押圧を解除すると共に、図8に示
すように、各支持部材124〜127が下方向に向けて
傾斜する。すると、支持部材124〜127の支持面1
28によって支持されているウェハWは図9に示すよう
に、傾斜する支持面128を滑り下り、ウェハWの端部
が各支持部材124〜127の支持面128に設けられ
た溝135で係止する。これによりウェハWの位置決め
が行われる。そして、この状態から、図10に示すよう
に、クーリング装置72の冷却板141から支持ピン1
42が突出してウェハWをピンセット58から浮かせて
支持する。その後、図11に示すように、ピンセット5
8がクーリング装置72から退出すると共に、支持ピン
142が冷却板141から没してウェハWが冷却板14
1上に載置され、冷却処理が行われる。
【0041】このクーリング装置72で所定の冷却処理
が終了したウェハWは、第1搬送装置50のピンセット
58に保持された状態で、レジスト塗布装置群20に搬
送される。
【0042】レジスト塗布装置群20に搬送されたウェ
ハWは、例えばレジスト塗布装置21に搬入され、レジ
スト膜が形成される。そして、レジスト膜が形成された
ウェハWは、その後第1搬送装置50の上側のピンセッ
ト57に保持された状態で、受け渡し台40に搬送され
る。
【0043】受け渡し台40に搬送されたウェハWは、
第2搬送装置60のピンセット68に保持され、今度は
第2加熱処理装置群100に搬送される。その際、ピン
セット68において図7〜図11に示したようなウェハ
Wの位置決めが行われる。そして第2加熱処理装置群1
00に属する、例えばプリベーキング装置101に搬入
されて所定の加熱処理が施される。
【0044】かかる加熱処理終了後のウェハWは第2搬
送装置のピンセット68に保持された状態で、第2冷却
処理装置群80に搬送される。そして、第2冷却処理装
置群80の例えばクーリング装置85に搬入されて、ピ
ンセット68において図7〜図11に示したようなウェ
ハWの位置決めが行われ、冷却処理が施される。クーリ
ング装置85で冷却処理が終了したウェハWは、その後
エクステンション装置84に搬入されて、その場で待機
する。
【0045】次いで、ウェハWはウェハ搬送体110に
よってエクステンション装置84から搬出され、周辺露
光装置112に搬送される。そして、周辺露光装置11
2で周辺部の不要なレジスト膜が除去されたウェハWは
露光装置4に搬送されて、所定の露光処理が施される。
【0046】露光装置4でパターンが露光されたウェハ
Wは、ウェハ搬送体110で第2加熱処理装置群100
に搬送され、例えばポストエクスポージャベーキング装
置103に搬入される。かかる露光処理後の加熱処理が
終了したウェハWは第2搬送装置60のピンセット68
に保持されて、第2冷却処理装置群80の例えばクーリ
ング装置81に搬入され、ピンセット68において図7
〜図11に示したようなウェハWの位置決めが行われ
る。
【0047】このクーリング装置81で所定の冷却処理
が終了したウェハWは、第1搬送装置50のピンセット
58に保持されて、受け渡し台40に搬送される。その
後、ウェハWはピンセット68に保持された状態で受け
渡し台40から現像処理装置群30に搬送されると共
に、例えば現像処理装置31に搬入されて所定の現像処
理が施される。
【0048】かかる現像処理が終了したウェハWは、第
2搬送装置60のピンセット67に保持された状態で第
2加熱処理装置群100に搬送される。そして、ピンセ
ット67において図7〜図11に示したようなウェハW
の位置決めが行われ、第2加熱処理装置群100に属す
る、例えばポストベーキング装置105に搬入されて現
像処理後の加熱処理が施される。
【0049】ポストベーキング装置105における加熱
処理が終了したウェハWは、第2搬送装置60のピンセ
ット67に保持された状態で受け渡し台40に搬送され
る。
【0050】受け渡し台40に搬送されたウェハWは、
その後第1搬送装置50のピンセット58に保持されて
第1冷却処理装置群70に搬送され、第1冷却処理装置
群70に属する例えばクーリング装置71に搬入され、
ピンセット58において図7〜図11に示したようなウ
ェハWの位置決めが行われる。このクーリング装置71
で所定温度まで積極的に冷却処理されたウェハWは、そ
の後エクステンション装置74に搬入されてその場で待
機する。そして、エクステンション装置74からウェハ
搬送体11で搬出され、カセット載置台10上のカセッ
トCに収納される。こうして、ウェハWに対する一連の
塗布現像処理が終了する。
【0051】このように本実施形態の塗布現像処理シス
テム1においては、搬送装置50、60から各種装置、
例えばクーリング装置や加熱処理装置にウェハWを受け
渡す際に、ピンセット57の各支持部材124〜127
を下方へ傾けてウェハWを傾斜面を滑り落とさせて、位
置決めを行うように構成したので、ウェハWを正確な位
置に位置決めすることができ、搬送先の装置内の正確な
位置にウェハWを搬送することができる。また、ピンセ
ット57自体にこのような位置決め機構を設けること
で、ウェハWの位置決めが必要なときにいつでも迅速に
位置決めを行うことが可能となる。
【0052】また、特に本実施形態では、各支持部材1
24〜127の支持面128に、これら支持部材124
〜127の傾斜時にウェハWの端部と係止する位置決め
用の溝135を設けたので、このようなウェハWの位置
決めをより正確に行うことができる。しかし、このよう
な溝135を敢えて設けない場合であってもウェハWの
位置決めは可能である。
【0053】なお、本発明はその技術思想の範囲内で様
々な変形が可能である。
【0054】例えば、上述した実施形態では支持部材1
24〜127に対して板バネ131による押圧によって
その支持面128が水平となるように構成していたが、
図12に示すように支持部材124〜127のフレーム
部側128aを重い部位とし、ウェハWを支持する側1
28bを軽い部位とし、支持部材124〜127の自重
によりその支持面128が水平となるように構成しても
構わない。
【0055】また、基板にはウェハWを使用する例を挙
げて説明したが、本発明はかかる例には限定されず、例
えばLCD基板を使用する場合においても適用すること
が可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板の外周をその半周以上に渡って囲む形態のフレーム部
と、前記フレーム部の内周に設けられ、前記基板を水平
に支持するととも下方へ傾斜自在にされた複数の支持部
材とを具備するので、基板を正確な位置に位置決めする
ことができ、搬送先の装置内の正確な位置に基板を搬送
することができる。
【0057】また本発明によれば、前記支持部材の基板
支持面には、該支持部材の傾斜時に基板の端部と係止す
る位置決め用の溝が設けられているので、基板をより正
確に位置決めすることができる。
【0058】さらに本発明によれば、前記支持部材によ
り支持された基板の外周に対して進退自在に設けられた
基板押圧部材を更に具備するので、該保持装置からの基
板の落下を防止できる。
【0059】また本発明によれば、前記支持部材の傾斜
動作と前記基板押圧部材の押圧開放動作とを連動して行
わせる連動機構を更に具備するので、支持部材の傾斜動
作による基板の位置決めをよりスムーズに行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるピンセットを備え
た搬送装置を有する塗布現像処理システムの外観を示す
平面図である。
【図2】図1の塗布現像処理システムを左側面面から見
た様子を示す説明図である。
【図3】図1の塗布現像処理システムを右側面面から見
た様子を示す説明図である。
【図4】搬送装置の外観を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかるピンセットを示す
平面図である。
【図6】図5のピンセットのフレーム部の根元部分に備
えられた支持部材の断面図である。
【図7】図5のピンセットによる位置決め動作の説明図
(その1)である。
【図8】図5のピンセットによる位置決め動作の説明図
(その2)である。
【図9】図5のピンセットによる位置決め動作の説明図
(その3)である。
【図10】図5のピンセットによる位置決め動作の説明
図(その4)である。
【図11】図5のピンセットによる位置決め動作の説明
図(その5)である。
【図12】図5のピンセットのフレーム部の根元部分に
備えられた支持部材の他の例を示す図である。
【図13】従来のピンセットの斜視図である。
【図14】従来技術の問題点の説明図である。
【符号の説明】
57 ピンセット 121 フレーム部 124〜127 支持部材 128 支持面 135 溝 136 基板押圧部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の外周をその半周以上に渡って囲む
    形態のフレーム部と、 前記フレーム部の内周に設けられ、前記基板を水平に支
    持するととも下方へ傾斜自在にされた複数の支持部材と
    を具備することを特徴とする基板の保持装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の基板支持面には、該支持
    部材の傾斜時に基板の端部と係止する位置決め用の溝が
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の基板
    の保持装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材により支持された基板の外
    周に対して進退自在に設けられた基板押圧部材を更に具
    備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の基板の保持装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部材の傾斜動作と前記基板押圧
    部材の押圧開放動作とを連動して行わせる連動機構を更
    に具備することを特徴とする請求項3に記載の基板の保
    持装置。
JP7782199A 1999-03-23 1999-03-23 基板の保持装置 Pending JP2000277600A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7782199A JP2000277600A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 基板の保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7782199A JP2000277600A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 基板の保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000277600A true JP2000277600A (ja) 2000-10-06

Family

ID=13644713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7782199A Pending JP2000277600A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 基板の保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000277600A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015167250A (ja) * 2009-03-13 2015-09-24 川崎重工業株式会社 エンドエフェクタを備えたロボット及びその運転方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015167250A (ja) * 2009-03-13 2015-09-24 川崎重工業株式会社 エンドエフェクタを備えたロボット及びその運転方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970003907B1 (ko) 기판처리 장치 및 기판처리 방법
JP3963846B2 (ja) 熱的処理方法および熱的処理装置
US7987019B2 (en) Substrate transfer method and substrate transfer apparatus
US6377329B1 (en) Substrate processing apparatus
JPH10144599A (ja) 回転処理装置およびその洗浄方法
US6466300B1 (en) Substrate processing apparatus
US6168669B1 (en) Substrate holding apparatus and substrate process system
JP2003218186A (ja) 基板搬送装置における基板の受け渡し位置検知方法及びその教示装置
US6293713B1 (en) Substrate processing apparatus
JPH10150089A (ja) 処理システム
JP3914690B2 (ja) 基板受け渡し装置及び塗布現像処理システム
JP2000306973A (ja) 処理システム
KR100557027B1 (ko) 기판전달장치 및 도포현상 처리시스템
JP3485990B2 (ja) 搬送方法及び搬送装置
JPH06151293A (ja) 処理装置
JP3483693B2 (ja) 搬送装置,搬送方法及び処理システム
JP4665037B2 (ja) 基板処理システム
JP2003203965A (ja) 基板支持ピンの支持位置検知方法、その傾き検知方法及びそれらの教示装置並びに教示用治具
JP2000277600A (ja) 基板の保持装置
JP3504822B2 (ja) 基板処理装置および基板処理用露光装置
JP2001168004A (ja) 基板処理装置
JPH09275127A (ja) 基板処理装置
JP2010182913A (ja) 基板処理システム
JPH09330971A (ja) 基板処理装置
JP3556068B2 (ja) 基板処理装置