JP2000276984A - 開閉器のインタロック装置 - Google Patents

開閉器のインタロック装置

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JP2000276984A
JP2000276984A JP11078499A JP7849999A JP2000276984A JP 2000276984 A JP2000276984 A JP 2000276984A JP 11078499 A JP11078499 A JP 11078499A JP 7849999 A JP7849999 A JP 7849999A JP 2000276984 A JP2000276984 A JP 2000276984A
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Masayuki Takahashi
正行 高橋
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルが充電状態である場合、接地作業を
確実に禁止することができる開閉器のインタロック装置
を提供する。 【解決手段】 ケーブル3が充電状態である場合、駆動
制御装置8からインタロックコイル12に給電されず、ピ
ン11は復帰バネ16によってロック位置に配されているた
め、操作レバー9を遮断位置から接地位置へ回動させよ
うとした場合、操作レバー9がピン11の先端部に当接し
て、操作レバー9の回動が禁止される。ケーブル3が非
充電状態である場合、駆動制御装置8からインタロック
コイル12に給電され、インタロックコイル12が発生した
磁界によってピン11が磁化してロック位置から後退する
ため、遮断位置から接地位置へ操作レバー9を回動させ
ることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接地端子を備える
開閉器の接地動作を制限するインタロック装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の開閉装置の構成を示す回路
図であり、図中、31は開閉器である。開閉器31には母線
側端子34及び負荷側端子35がそれぞれ設けてある。母線
側端子34には母線32から分岐させた母線側分岐導体が接
続してあり、負荷側端子35にはケーブル33が接続してあ
る。また、開閉器31には接地端子36が設けてあり、該接
地端子36は接地してある。負荷側端子35には、図示しな
い操作レバーに連動する可動導体37が接続してあり、可
動導体37を母線側端子34に当接させてケーブル33に通電
し、可動導体37を母線側端子34から離隔させてケーブル
33への通電を遮断し、可動導体37を接地端子36に当接さ
せてケーブル33を接地する。
【0003】開閉器31の近傍には、ケーブル33の充電状
態を知らせるパイロットランプ41が配置してある。パイ
ロットランプ41の一端子は、コンデンサ40を介してケー
ブル33に接続してあり、パイロットランプ41の他端子
は、抵抗42を介して接地してある。従って、パイロット
ランプ41は、ケーブル33が充電状態であるときに点灯
し、非充電状態であるときに消灯する。
【0004】このような開閉装置の保守・点検を実施す
る場合、作業員は可動導体37を母線側端子34から離隔さ
せる。作業員は、パイロットランプ41が消灯したことを
確認してから可動導体37を接地端子36に当接し、その
後、開閉装置の保守・点検を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
開閉装置にあっては、パイロットランプ41の消灯確認を
怠った場合、又はパイロットランプ41が球切れした場
合、ケーブル33が充電状態であるにも拘わらず、作業員
が可動導体37を接地端子36に当接してしまう虞があり、
その場合、可動導体37に短絡電流が通流するため、作業
員に危険が生じる。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは負荷側端子及びケー
ブルが充電状態である場合、接地作業を確実に禁止する
ことができる開閉器のインタロック装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る開閉器の
インタロック装置は、負荷側端子に接続した可動導体を
母線側端子及び接地端子に各別に当接すべくなした開閉
器の前記可動導体を前記母線側端子に当接させる閉路位
置、前記可動導体を前記母線側端子から離隔させる開路
位置、及び前記可動導体を前記接地端子に当接させる接
地位置に、この順で移動する操作部材と、該操作部材の
開路位置から接地位置への移動を禁止すべく設けたスト
ッパと、操作部材の移動を禁止する移動禁止位置から移
動許可位置へ前記ストッパを駆動する駆動装置と、前記
負荷側端子又は該負荷側端子に接続したケーブルの電圧
を検出し、それが所定値以下である場合、前記駆動装置
を作動させる駆動制御装置とを備えることを特徴とす
る。
【0008】操作部材を閉路位置、開路位置及び接地位
置に、この順で回動又は進退させる。操作部材が閉路位
置にある場合、開閉器の負荷側端子に接続した可動導体
が母線側端子に当接し、母線側端子から負荷側端子に通
電される。操作部材が開路位置にある場合、前記可動導
体は、母線側端子から離隔して、母線側端子から負荷側
端子への通電が遮断される。また、操作部材が接地位置
にある場合、前記可動導体が接地端子に当接し、負荷側
端子が接地される。
【0009】負荷側端子又は該負荷側端子に接続したケ
ーブルが充電状態である場合、操作部材の開路位置から
接地位置への移動はストッパに禁止される。駆動制御装
置は、負荷側端子又はケーブルの電圧を検出し、それが
所定値以下である場合、駆動装置を作動させ、駆動装置
は、操作部材の移動を禁止する移動禁止位置から移動許
可位置へストッパを駆動する。これによって、負荷側端
子及びケーブルが充電状態である場合、接地作業が確実
に禁止され、負荷側端子及びケーブルが非充電状態であ
る場合にのみ接地作業が許可されるため、安全に作業を
行うことができる。
【0010】第2発明に係る開閉器のインタロック装置
は、第1発明において、ストッパを移動禁止位置側へ付
勢するバネ部材を備えることを特徴とする。
【0011】ストッパは、バネ部材によって移動禁止位
置側へ付勢されており、駆動装置の動作を停止した場
合、前記バネ部材のバネ力によって移動禁止位置へ復帰
する。このように、棒状部材はバネ部材によって移動禁
止位置へ復帰されるため、駆動装置に故障が発生した場
合であっても、接地作業が確実に禁止され、作業の安全
性が確保される。
【0012】第3発明に係る開閉器のインタロック装置
は、第1又は第2発明において、ストッパは、移動禁止
位置と移動許可位置との間を進退自在に設けた棒状部材
を具備し、駆動装置は、前記棒状部材に外嵌してあり、
該棒状部材を磁化するコイルと、前記棒状部材の移動許
可位置側の端部に対向配置してあり、前記コイルによっ
て磁化された棒状部材を引き寄せる引寄部材とを具備す
ることを特徴とする。
【0013】コイルに給電した場合、該コイルが発生し
た磁界によって磁化された棒状部材の磁力によって、棒
状部材が引寄部材側の移動許可位置へ移動する。このよ
うに、比較的簡単な構成でストッパ及び駆動装置を製造
することができ、装置コストを低くすることができる。
【0014】第4発明に係る開閉器のインタロック装置
は、第1乃至第3発明の何れかにおいて、駆動制御装置
は、駆動装置に給電する制御電源と、該制御電源と駆動
装置との間に介装してあり、負荷側端子又はケーブルに
起因する電圧が印加された場合に開路する常閉接点を有
するリレーとを具備することを特徴とする。
【0015】駆動制御装置は、負荷側端子又はケーブル
に起因する電圧をリレーに印加する。負荷側端子及びケ
ーブルが充電状態である場合、リレーは開路し、制御電
源から駆動装置に給電されず、駆動装置はストッパを、
移動禁止位置から移動許可位置へ駆動しない。一方、負
荷側端子及びケーブルが非充電状態である場合、リレー
は閉路し、制御電源から駆動装置に給電され、駆動装置
はストッパを、移動禁止位置から移動許可位置へ駆動す
る。
【0016】このように、負荷側端子が非充電状態であ
る場合に、駆動装置が作動して、ストッパが移動禁止位
置から移動許可位置へ駆動されるため、作業の安全性が
保証される。
【0017】第5発明に係る開閉器のインタロック装置
は、第4発明において、リレーと負荷側端子又はケーブ
ルとの間に、負荷側端子又はケーブルの電圧を分圧する
分圧回路、及び該分圧回路にて分圧された電圧を増幅し
て前記リレーに印加する増幅回路が介装してあり、該増
幅回路は制御電源によってバイアスしてあることを特徴
とする。
【0018】分圧回路によって、負荷側端子又はケーブ
ルの分圧された電圧が、増幅回路によって増幅され、そ
れがリレーに印加される。この増幅回路は、制御電源に
よってバイアスしてある。これによって、制御電源が喪
失した場合、負荷側端子が充電状態であるか否かに拘わ
らず、駆動装置が作動せず、作業の安全性が保証され
る。
【0019】第6発明に係る開閉器のインタロック装置
は、第4又は第5発明において、リレーと駆動装置との
間に、駆動装置への給電をオン/オフするスイッチが介
装してあることを特徴とする。
【0020】駆動装置に給電して、ストッパが移動禁止
位置から移動許可位置へ駆動する。操作部材を接地位置
に移動させ、開閉器の負荷側端子及びケーブルを接地し
て、開閉器の保守・点検を行う。保守・点検作業のあい
だ中、駆動装置に給電された場合、駆動装置が加熱して
断線等の故障が発生する虞がある。そのため、操作部材
を接地位置に移動させた後、スイッチをオフして、駆動
装置への給電を停止する。これによって、駆動装置に故
障が発生することが防止される。
【0021】第7発明に係る開閉器のインタロック装置
は、第6発明において、操作部材を覆う蓋部材が開閉自
在に設けてあり、スイッチは前記蓋部材が開のときにオ
ンし、前記蓋部材が閉のときにオフするようになしてあ
ることを特徴とする。
【0022】操作部材を接地位置に移動させるべく、該
操作部材を覆う蓋部材を開ける。これによって、スイッ
チがオンされ、負荷側端子及びケーブルが非充電状態で
ある場合、制御電源から駆動装置に給電されて、ストッ
パが移動禁止位置から移動許可位置へ駆動され、操作部
材が移動可能状態になる。操作部材を接地位置に移動さ
せた後、蓋部材を閉じてスイッチをオフし、駆動装置へ
の給電を停止する。
【0023】このように、操作部材を覆う蓋部材の開閉
動作に連動してスイッチがオン/オフするため、保守・
点検中、駆動装置への給電を確実に停止することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1 図1は本発明に係るインタロック装置の要部構成を開閉
器と共に示す模式図であり、図中、1は開閉器である。
開閉器1には母線側端子4及び負荷側端子5がそれぞれ
設けてある。母線側端子4には母線2から分岐させた母
線側分岐導体が接続してあり、負荷側端子5にはケーブ
ル3が接続してある。また、開閉器1には接地端子6が
設けてあり、該接地端子6は接地してある。負荷側端子
5には可動導体7が、母線側端子4と接地端子6との間
を揺動自在に接続してあり、可動導体7を母線側端子4
に当接させて閉路し、可動導体7を母線側端子4から離
隔させて開路し、可動導体7を接地端子6に当接させて
ケーブル3を接地する。
【0025】可動導体7は、回転軸10の軸周りに回動自
在に設けた操作レバー9の回動に連動するようになして
ある。図1に示した場合では、可動導体7が母線側端子
4に当接した閉路位置から操作レバー9を右周りに回動
させて開路位置にした場合、可動導体7は母線側端子4
から離隔し、ケーブル3への通電が遮断される。更に、
操作レバー9を右周りに回動させて接地位置になした場
合、可動導体7は接地端子6に当接してケーブル3が接
地される。
【0026】前述した開路位置より少し接地位置側に
は、操作レバー9の回動を禁止するピン11が、操作レバ
ー9の回動領域に進退自在に配置してある。ピン11は、
導線を筒状に巻回してなるインタロックコイル12内に摺
動自在に挿入してあり、ピン11の先端部が前記回動領域
に進入し得るようになしてある。ピン11の基端にはコイ
ル状の復帰バネ16の一端が固定してあり、復帰バネ16の
他端は、磁化されたピン11を引き寄せる支持部材15によ
って支持してある。
【0027】前述したインタロックコイル12には駆動制
御装置8から給電されるようになっている。駆動制御装
置8からインタロックコイル12に給電された場合、イン
タロックコイル12が発生した磁界によってピン11が磁化
し、ピン11は、その先端部が前記回動領域に進入したロ
ック位置から、支持部材15側のロック解除位置まで後退
する。また、駆動制御装置8からインタロックコイル12
への給電が停止された場合、磁界の発生停止によって消
磁されたピン11は、復帰バネ16によってロック解除位置
からロック位置へ前進する。
【0028】図2は、図1に示した駆動制御装置8の構
成を示す回路図であり、図中、82は制御部である。制御
部82にはアンプ85が設けてあり、アンプ85には制御電源
81から所定のバイアスが印加されている。アンプ85の入
力端子には、直列に接続したコンデンサ83及び抵抗84に
よって分圧されたケーブル3の電圧が印加されるように
なしてあり、アンプ85により昇圧された電圧は出力端子
からリレーのコイル86に印加される。リレーは、b接点
であり制御電源81に接続したリレー接点87を備えてお
り、アンプ85からコイル86に電圧が印加されて生じたコ
イル86の磁界によって、リレー接点87が開路した場合、
制御電源81からインタロックコイル12への給電が行われ
ない。
【0029】このような駆動制御装置8では、ケーブル
3が充電状態である場合、リレー接点87が開路して、制
御電源81からインタロックコイル12に給電されず、ケー
ブル3が非充電状態である場合、リレー接点87が閉路し
て、制御電源81からインタロックコイル12に給電され
る。また、停電等によって制御電源81が喪失した場合、
アンプ85の出力が停止し、ケーブル3が充電状態である
か否かに拘わらず、リレー接点87が閉路するが、制御電
源81は喪失しているため、インタロックコイル12に給電
されない。
【0030】次に上述したインタロック装置を備える開
閉装置の動作について説明する。図1に示した如く、ケ
ーブル3が充電状態である場合、駆動制御装置8からイ
ンタロックコイル12に給電されず、ピン11は復帰バネ16
によってロック位置に配されているため、操作レバー9
を開路位置から接地位置へ回動させようとした場合、操
作レバー9がピン11の先端部に当接して、操作レバー9
の回動が禁止される。これによって、人的なミスによっ
て、ケーブル3が充電状態であるにも拘わらず、可動導
体7が接地端子6に当接されることが回避され、作業員
の安全が確保される。
【0031】ケーブル3が非充電状態である場合、図3
に示した如く、駆動制御装置8からインタロックコイル
12に給電され、インタロックコイル12が発生した磁界に
よってピン11が磁化してロック位置から、支持部材15側
のロック解除位置へピン11が後退するため、開路位置か
ら接地位置へ操作レバー9を回動させることが可能にな
る。そして、図4に示した如く、操作レバー9を開路位
置から接地位置へ回動することによって、開閉器1の可
動導体7を接地端子6に当接させ、ケーブル3を接地す
る。
【0032】実施の形態2 図5は実施の形態2を示す模式図であり、所要時間だけ
インタロックコイル12に給電し得るようになしてある。
なお、図中、図1に示した部分に対応する部分には同じ
番号を付してその説明を省略する。
【0033】図5に示した如く、駆動制御装置8とイン
タロックコイル12との間にマイクロスイッチ18が介装し
てあり、マイクロスイッチ18がオンした場合、インタロ
ックコイル12への給電が可能になり、マイクロスイッチ
18がオフした場合、インタロックコイル12への給電が停
止される。
【0034】一方、操作レバー9は開閉自在に設けたシ
ャッタ19によって覆ってあり、前述したマイクロスイッ
チ18は、シャッタ19が開のときオンし、シャッタ19が閉
のときオフするようになしてある。
【0035】このようなインタロック装置にあっては、
図5に示した如く、操作レバー9が開路位置にあって、
シャッタ19が閉である場合、マイクロスイッチ18がオフ
であるため、駆動制御装置8からインタロックコイル12
に給電されず、ピン11は復帰バネ16によってロック位置
に配されているため、操作レバー9を開路位置から接地
位置へ回動させようとした場合、操作レバー9がピン11
の先端部に当接して、操作レバー9の回動が禁止され、
また、シャッタ19によって操作レバー9が覆われている
ため、操作レバー9を回動させることが出来ない。
【0036】また、操作レバー9が開路位置にあって操
作レバー9を接地位置に回動すべくシャッタ19が開され
たときであっても、ケーブル3が充電状態である場合、
前述した如く、駆動制御装置8からインタロックコイル
12に給電されず、ピン11によって操作レバー9の回動が
禁止される。
【0037】ケーブル3が非充電状態である場合、図6
に示した如く、シャッタ19を開してマイクロスイッチ18
をオンする。この場合、駆動制御装置8からインタロッ
クコイル12に給電され、インタロックコイル12が発生し
た磁界によってピン11が磁化してロック位置から、支持
部材15側のロック解除位置へピン11が後退するため、開
路位置から接地位置へ操作レバー9を回動させることが
可能になる。そして、図7に示した如く、操作レバー9
を開路位置から接地位置へ回動することによって、開閉
器1の可動導体7を接地端子6に当接させ、ケーブル3
を接地する。
【0038】ケーブル3を接地させた後、図8に示した
如く、シャッタ19を閉してマイクロスイッチ18をオフ
し、インタロックコイル12への給電を停止する。このと
き、ピン11は復帰バネ16によって付勢され、操作レバー
9側へ突出する。これによって、インタロックコイル12
に長時間給電することが防止され、インタロックコイル
12が加熱し、断線することが防止される。また、シャッ
タ19を閉することによって、マイクロスイッチ18をオフ
して、インタロックコイル12への給電を停止するため、
インタロックコイル12への給電停止作業を怠ることが防
止される。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明に係る開閉
器のインタロック装置にあっては、負荷側端子又はケー
ブルが充電状態である場合、接地作業が確実に禁止さ
れ、負荷側端子又はケーブルが非充電状態である場合に
のみ接地作業が許可されるため、安全に作業を行うこと
ができる。
【0040】第2発明に係る開閉器のインタロック装置
にあっては、駆動装置に故障が発生した場合であって
も、接地作業が確実に禁止され、作業の安全性が確保さ
れる。
【0041】第3発明に係る開閉器のインタロック装置
にあっては、比較的簡単な構成でストッパ及び駆動装置
を製造することができ、装置コストを低くすることがで
きる。
【0042】第4発明に係る開閉器のインタロック装置
にあっては、負荷側端子又はケーブルの電圧を検出し、
負荷側端子及びケーブルが非充電状態である場合に、駆
動装置が作動して、ストッパが移動禁止位置から移動許
可位置へ駆動されるため、作業の安全性が保証される。
【0043】第5発明に係る開閉器のインタロック装置
にあっては、制御電源が喪失した場合、負荷側端子及び
ケーブルが充電状態であるか否かに拘わらず、駆動装置
が作動せず、作業の安全性が保証される。
【0044】第6発明に係る開閉器のインタロック装置
にあっては、駆動装置に故障が発生することが防止され
る。
【0045】第7発明に係る開閉器のインタロック装置
にあっては、保守・点検中、駆動装置への給電を確実に
停止することができる等、本発明は優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインタロック装置の要部構成を
開閉器と共に示す模式図である。
【図2】 図1に示した駆動制御装置の構成を示す回路
図である。
【図3】 図1に示したインタロック装置の動作を説明
する説明図である。
【図4】 図1に示したインタロック装置の動作を説明
する説明図である。
【図5】 実施の形態2を示す模式図である。
【図6】 図5に示したインタロック装置の動作を説明
する説明図である。
【図7】 図5に示したインタロック装置の動作を説明
する説明図である。
【図8】 図5に示したインタロック装置の動作を説明
する説明図である。
【図9】 従来の開閉装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 開閉器、3 ケーブル、4 母線側端子、5 負荷
側端子、6 接地端子、7 可動導体、8 駆動制御装
置、9 操作レバー、11 ピン、12 インタロック
コイル、16 復帰バネ、18 マイクロスイッチ、1
9 シャッタ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷側端子に接続した可動導体を母線側
    端子及び接地端子に各別に当接すべくなした開閉器の前
    記可動導体を前記母線側端子に当接させる閉路位置、前
    記可動導体を前記母線側端子から離隔させる開路位置、
    及び前記可動導体を前記接地端子に当接させる接地位置
    に、この順で移動する操作部材と、該操作部材の開路位
    置から接地位置への移動を禁止すべく設けたストッパ
    と、操作部材の移動を禁止する移動禁止位置から移動許
    可位置へ前記ストッパを駆動する駆動装置と、前記負荷
    側端子又は該負荷側端子に接続したケーブルの電圧を検
    出し、それが所定値以下である場合、前記駆動装置を作
    動させる駆動制御装置とを備えることを特徴とする開閉
    器のインタロック装置。
  2. 【請求項2】 ストッパを移動禁止位置側へ付勢するバ
    ネ部材を備える請求項1記載の開閉器のインタロック装
    置。
  3. 【請求項3】 ストッパは、移動禁止位置と移動許可位
    置との間を進退自在に設けた棒状部材を具備し、駆動装
    置は、前記棒状部材に外嵌してあり、該棒状部材を磁化
    するコイルと、前記棒状部材の移動許可位置側の端部に
    対向配置してあり、前記コイルによって磁化された棒状
    部材を引き寄せる引寄部材とを具備する請求項1又は2
    記載の開閉器のインタロック装置。
  4. 【請求項4】 駆動制御装置は、駆動装置に給電する制
    御電源と、該制御電源と駆動装置との間に介装してあ
    り、負荷側端子又はケーブルに起因する電圧が印加され
    た場合に開路する常閉接点を有するリレーとを具備する
    請求項1乃至3の何れかに記載の開閉器のインタロック
    装置。
  5. 【請求項5】 リレーと負荷側端子又はケーブルとの間
    に、負荷側端子又はケーブルの電圧を分圧する分圧回
    路、及び該分圧回路にて分圧された電圧を増幅して前記
    リレーに印加する増幅回路が介装してあり、該増幅回路
    は制御電源によってバイアスしてある請求項4記載の開
    閉器のインタロック装置。
  6. 【請求項6】 リレーと駆動装置との間に、駆動装置へ
    の給電をオン/オフするスイッチが介装してある請求項
    4又は5記載の開閉器のインタロック装置。
  7. 【請求項7】 操作部材を覆う蓋部材が開閉自在に設け
    てあり、スイッチは前記蓋部材が開のときにオンし、前
    記蓋部材が閉のときにオフするようになしてある請求項
    6記載の開閉器のインタロック装置。
JP11078499A 1999-03-23 1999-03-23 開閉器のインタロック装置 Pending JP2000276984A (ja)

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