JP2000276852A - 記録方法、記録媒体、エンコード装置及び記録装置 - Google Patents

記録方法、記録媒体、エンコード装置及び記録装置

Info

Publication number
JP2000276852A
JP2000276852A JP11076883A JP7688399A JP2000276852A JP 2000276852 A JP2000276852 A JP 2000276852A JP 11076883 A JP11076883 A JP 11076883A JP 7688399 A JP7688399 A JP 7688399A JP 2000276852 A JP2000276852 A JP 2000276852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interleave
block
length
recording
blocks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11076883A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
Tatsuya Inoguchi
達也 猪口
Kazutoshi Shimizume
和年 清水目
Takao Ihashi
孝夫 井橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11076883A priority Critical patent/JP2000276852A/ja
Publication of JP2000276852A publication Critical patent/JP2000276852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のCDフォーマットと同等のアクセス性
を確保しながら、バーストエラー訂正長を最大化する。 【解決手段】 入力されたデジタル信号列に対して所定
長のC2 系列のインターリーブを施し、所定単位長(ブ
ロック長)、例えば98フレームでブロック化された複
数のブロックに跨って記録媒体に記録する。上記インタ
ーリーブを施す際の総インターリーブ長189フレーム
は、上記ブロック長98フレームの整数倍(2倍)の範
囲で最大値189フレームをとるように記録する。これ
は、等間隔インターリーブのインターリーブ間隔Dを7
フレームとしたときに相当する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録方法、記録媒
体、エンコード装置及び記録装置に関し、特に、コンパ
クトディスク(CD)及びその拡張規格に適用し得る記
録方法、記録媒体、エンコード装置及び記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号をディジタル化してディ
スク状媒体に光学的に記録したものとして、コンパクト
ディスク(CD)が広く知られている。このCDは、直
径12cmで600MB以上を記録できる記録媒体であ
る。このCDのフォーマットは、レッドブックと呼ば
れ、これをベースにコンピュータやゲーム用のCD−R
OM、1回の書き込みが行えるCD−R、書き換えが可
能なCD−RW等に広がりを見せている。これらのCD
は、スパイラル状にトラックが形成され、記録データ
は、CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code:
クロスインターリーブリードソロモン符号)により2重
に符号化(C1,C2)され、EFM(Eight toFourteen
Modulation,8−14変調)されている。
【0003】CDの1セクタ(1ブロック)は、98フ
レームから成る1サブコードブロック(サブコードフレ
ーム)から構成される。すなわち、音楽用のコンパクト
ディスク(CD−DA)では、1フレーム分で1つの情
報単位(アドレス)となっていることから、98フレー
ムがブロックと呼ばれる。
【0004】CDでは、2次元配列上の各列毎のシンボ
ルについて、リードソロモン符号を用いてC2 系列のパ
リティを生成付加し、インターリーブ遅延を行った後、
リードソロモン符号を用いてC1 系列のパリティを生成
付加するCIRCが用いられている。このようなCIR
Cでは、音楽データのようなシーケンシャルなデータに
対して最適化するように、最大108フレームのインタ
ーリーブが施され、畳み込み符号化がなされる。
【0005】したがって、任意の1セクタのデータを書
き換えると、前2セクタと後2セクタとにその影響が及
ぶ。すなわち、任意の1セクタのデータを書き換える
と、その前後2セクタのデータに関するC1 系列のパリ
ティが変わってくる。
【0006】このことから、任意の1セクタのデータの
書き換えを行う場合には、そのセクタのデータを取り込
み、C1 系列のパリティを求め直す処理が必要になって
くる。また、データの読み出しの場合も、前後2セクタ
を読み出す必要が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
て、記録再生技術の向上や光学技術の向上により、CD
の高密度化の期待が高まっている。しかし、高密度化さ
れると、物理的には同一の大きさのエラーが記録データ
上では大きくなる、いわゆるバーストエラーの拡大の問
題があった。
【0008】ここで、米国特許第5,732,088号に
は、記録密度に応じてインターリーブ長を切り換える技
術が開示されている。しかしながら、インターリーブ長
を単に長くした場合には、1ブロック(あるいは1セク
タ)分のデータを読み書きする場合に影響が及ぶブロッ
ク(あるいはセクタ)数が増大し、アクセス速度や応答
性等が劣化する虞れがある。また、従来のCDとの互換
性を考慮すると、影響を受けるブロックの数が同じ方が
好ましい。
【0009】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであって、従来のCDの使用環境を全く壊すことな
く、バーストエラー訂正能力を向上させることができる
ような記録方法、記録媒体、エンコード装置及び記録装
置を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明の他の目的は、サブコードフ
レームのフォーマットを用いたときに、アクセサビリテ
ィやプレーヤビリティが同一のままで、エラー訂正(C
IRC)の機能を最大化することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、入力されたデジタル信号列に対して所
定長のインターリーブを施し、所定単位長であるブロッ
ク長でブロック化された複数のブロックに跨って記録媒
体に記録する際に、上記インターリーブを施す際の総イ
ンターリーブ長が上記ブロック長の整数倍の範囲で最大
値をとるように記録することを特徴としている。
【0012】ここで、上記インターリーブは等間隔であ
ることが挙げられ、この場合、インターリーブによって
影響を受けるブロック単位が3ブロックの場合に、イン
ターリーブ間隔を7フレームとし、また、インターリー
ブによって影響を受けるブロック単位が5ブロックの場
合に、インターリーブ間隔を14フレームとすることが
好ましい。
【0013】また、上記ブロック長の整数倍のブロック
内で上記インターリーブを折り返すことでブロック完結
化することが挙げられる。
【0014】さらに、上記記録時に適応されるエンコー
ド方式としては、CIRC(CrossInterleave Reed-Sol
omon Code)が挙げられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る記録方法、記
録媒体、エンコード装置及び記録装置の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は、本発明の記録方法及び記録装置が
適用される実施の形態となるディジタル信号記録/再生
装置の概略構成を示すブロック図である。この図1にお
いて、ディジタルデータが光学的に記録/再生される光
ディスク1としては、追記型の光ディスクや、消去及び
再記録可能な光ディスク、例えば光磁気ディスク等を用
いることができる。この光ディスク1は、音楽用のコン
パクトディスクと同様の形態とされている。すなわち、
光ディスク1の直径は12cmであり、光ディスク1に
はスパイラル状のトラックが形成され、CLV(線速度
一定)で回転駆動される。
【0017】記録時には、光ディスク1に記録すべきデ
ータが、データ入力端子2を介して符号化回路3に供給
される。符号化回路3は、C2 エンコーダ4と、インタ
ーリーブ遅延回路5と、C1 エンコーダ6とを有して構
成される。入力端子2からのデータは、所定フレーム構
造に展開され、符号化回路3で、C1 系列とC2 系列と
で2重に符号化される。インターリーブ遅延回路5に
は、必要に応じて、端子7から切換選択信号が供給され
るように構成してもよい。インターリーブ遅延回路5
は、後述するように、少なくとも総インターリーブ長が
ブロック長(98フレーム)の整数倍の範囲で最大値を
とるような遅延量が設定されており、具体的には例えば
189フレームである。また、必要に応じて、従来のC
Dフォーマットとの互換をとるために、総インターリー
ブ長が108フレームのインターリーブ処理と切換可能
に構成してもよい。
【0018】符号化回路3にて2重にエラー訂正符号化
されたデータは、EFM変調回路8でEFM(8−14
変調)の変調処理が施され、光ディスク1に記録され
る。
【0019】光ディスク1に記録されたデータを再生す
る際には、記録時と逆の処理がなされる。すなわち、光
ディスク1からの再生データがEFM復調回路9に送ら
れてEFM復調された後、復号回路10に送られる。
【0020】復号回路10は、C1 デコーダ11と、デ
インターリーブ遅延回路12と、C2 デコーダ13とを
有して構成される。デインターリーブ遅延回路12は、
記録側のインターリーブ遅延回路5が従来のCDと互換
性を持たせる場合等に、必要に応じて、端子14からの
切換選択信号により総デインターリーブ長が切り換えら
れるように構成されている。復号回路10からの出力
は、出力端子15を介して再生データとして取り出され
る。
【0021】次に、フレーム構造及びセクタ構造につい
て説明する。光ディスク1には、図2に示すように、フ
レーム構造にデータが展開され、EFM(8−14変
調)されてデータが記録される。このフレーム構造は、
音楽用のコンパクトディスクと同様である。すなわち、
1フレームは、オーディオデータを16ビットでサンプ
リングした場合に、L(左)チャンネルの6サンプル分
とR(右)チャンネルの6サンプル分の12サンプル分
のオーディオデータ(ユーザデータ)を含む。1サンプ
ル(1ワードともいう)は上位8ビットと下位8ビット
とに分割されて2シンボルとされるから、1フレーム内
には、図2に示すように、L、R各6サンプル分に相当
する24シンボルのデータビットが含まれ、さらに、8
シンボルのパリティ(すなわち4シンボルのC1 パリテ
ィと4シンボルのC2 パリティ)と、1シンボルのサブ
コードとが含まれる。EFMの変調の際には、1シンボ
ルは14チャンネルビットとなり、直流分抑圧用の3チ
ャンネルビットのマージンビット(接続ビットともい
う)がそれぞれ付加され、フレーム先頭に24チャンネ
ルビットのフレームシンクが付加されて、1フレームの
総チャンネルビット数は588チャンネルビットとな
る。
【0022】このようなフレームのデータは、図3に示
すように98フレームが集められて1ブロック(サブコ
ードフレームともいう)が構成され、この1ブロックが
1セクタとされる。これは、各フレームにつき1シンボ
ル(8ビット)のサブコードが98個集められて1サブ
コードフレームを構成することに対応しており、1サブ
コードフレームにはP〜Wの8チャンネルのサブコード
チャンネルが設けられている。サブコードフレームシン
クS0,S1 としては、データをEFMにより変調したと
きの256パターンにない2つのパターンが選ばれてい
る。
【0023】上記P〜Wのサブコードチャンネルの内、
Pチャンネルは、音楽と音楽の間を1、それ以外を0で
示すものである。また、Qチャンネルは、再生時の時間
表示等の制御のために設けられ、コントロールビット領
域、アドレスビット領域に続いてデータ領域が配置さ
れ、このデータ領域内に、トラック番号、インデック
ス、曲内の経過時間、ゼロ、及び絶対時間が記録される
ようになっている。
【0024】次に、上記図1の符号化回路3におけるC
1 系列とC2 系列との2重の符号化を伴うインターリー
ブ処理について、さらに詳細に説明する。
【0025】図4の(A)は、従来のCDにおけるイン
ターリーブ処理を説明するための図であり、総インター
リーブ長が108フレームとなっている。この図4の
(A)において、ユーザデータが上記オーディオデータ
に相当し、図中の矢印C2 に沿って上述した24シンボ
ルのユーザデータに対して上記C2 系列の符号化がなさ
れ、ユーザデータの中央に4シンボルのC2 パリティが
付加される。また、図中の矢印C1 に沿って上記C1
列の符号化がなされ、図中下端の位置に4シンボルのC
1 パリティが付加される。
【0026】この図4の(A)中の1つのブロック
(n)に着目してデータを読み書きする場合を考慮する
とき、エンコード前の1セクタ(1ブロック)分のデー
タは、上記最大108フレームのインターリーブによ
り、クロスハッチングで示された平行四辺形の領域XA
に示すように、3つのブロック(n,n+1,n+2)
に跨って配置され、この領域XA のデータをエラー訂正
するためのC1 パリティが設けられる領域YA も同じ3
つのブロック(n,n+1,n+2)に跨って配置され
る。ここで、上記領域XA のデータを書き換える場合に
は、上記3つのブロック(n,n+1,n+2)に跨っ
て配置される領域YA のデータも書き換える必要がある
のみならず、そのためにC2 系列、C1 系列への影響が
生じることより、前の2ブロック(n−1,n−2)も
含めた5つのブロック(n−1,n−2,n,n+1,
n+2)のデータを読み出すことが必要とされる。従っ
て、1つのブロック(n)に着目して上記領域XA のデ
ータを読み出す場合も、書き込む場合も、3ブロック
(n,n+1,n+2)が影響を受け、デコードのため
のデータとしては前後各2ブロックを含む5ブロック
(n−1,n−2,n,n+1,n+2)が関与するこ
とになる。CD−R(CDレコーダブル)やCD−RW
(CDリライタブル)の場合には、この関与を避けるた
めに、2ブロック以上のリンキングブロックを設けて書
き込みを行うようにしている。このリンキングブロック
は、例えば0詰めされている。
【0027】次に、図4の(B)は、本発明の実施の形
態の一例を示しており、光ディスクの記録密度を高めた
場合等に、上述した影響が生じるブロックを増加させる
ことなく、総インターリーブ長を最大化するものであ
る。ブロック長のみから見ると、2ブロックより小さい
最大長の195フレーム(=98×2−1)までとれる
わけであるが、一定間隔のインターリーブを考えると、
インターリーブ間隔Dが7フレームのときの189フレ
ームが最大となる。
【0028】総インターリーブ長が189フレームに増
加する場合、影響を受けるブロックは、図4の(A)に
示す従来のCDの場合と同様に3ブロック(n,n+
1,n+2)で、関与するブロックは前後2ブロックを
含む5ブロック(n−1,n−2,n,n+1,n+
2)となる。このとき、従来略々16フレームだったバ
ーストエラー訂正長が、略々28フレームまで増大でき
るが、他のブロックへの影響は、従来と同様であるた
め、既存のCDフォーマットに対して、Dのみ変更する
だけでよく、他には何ら変更を要しない。
【0029】図5は、上述したようなインターリーブ
と、上記C1 系列とC2 系列との2重の符号化とを含む
エンコード処理を説明するための図である。
【0030】この図5において、記録しようとするデー
タの1フレーム分は、1ワード16ビットのサンプルを
12個有しており、これら12個ののサンプルL6n,R
6n,L6n+1,R6n+1,・・・,L6n+5,R6n+5は、それ
ぞれ上位8ビット、下位8ビットの24個のシンボルW
12n,A,W12n,B,・・・,W12n+11,A,W12n+11,B
に分割されて遅延ブロック21に送られる。なお、シン
ボルW12n,A,W12n,B等の表記上で、Aが上位ビット
を、Bが下位ビットをそれぞれ表している。
【0031】遅延ブロック21では、偶数番の6個のサ
ンプルL6n,R6n,L6n+2,R6n+2,L6n+4,R6n+4
対応する12個のシンボルW12n,A,W12n,B,W
12n+1,A,W12n+1,B,W12n+4,A,W12n+4,B,・・
・に対して、遅延素子D1〜D12によりそれぞれ2フ
レーム分の遅延がかけられると共に、データの並べ替え
がなされる。
【0032】遅延ブロック21から出力される24シン
ボルは、C2 エンコーダ22に送られ、このC2 エンコ
ーダ22にて (28,24,5)リードソロモン符号により、
4シンボルのC2 パリティQ12n,Q12n+1,Q12n+2
12n+3が生成される。遅延ブロック21からの24シ
ンボルの中央位置に、C2 エンコーダ22で生成された
4シンボルのパリティQ12n,Q12n+1,Q12n+2,Q
12n+3が付加されて28シンボルとされ、この28シン
ボルが遅延ブロック23に送られる。
【0033】遅延ブロック23においては、一定のイン
ターリーブ間隔(遅延量)Dによるインターリーブ処理
が施される。すなわち、入力される28シンボルの1番
目のシンボルW12n-24,A に対しては遅延なしとし、2
番目のシンボルW12n-24,Bに対しては遅延素子D21
により上記一定インターリーブ間隔に相当する遅延量D
だけ遅延させ、3番目のシンボルW12n+4-24,A に対し
てはさらにD遅延させるために遅延素子D22により遅
延量2Dだけ遅延させ、以下同様に、遅延量が順次Dず
つ増加する遅延素子D23〜D47により、4番目から
28番目までの各シンボルW12n+4-24,B 〜W12n+11,
B をそれぞれ遅延させている。この一定間隔インター
リーブの単位となる遅延量Dは、従来のCDでは4フレ
ームであるのに対して、本実施の形態では、7フレーム
としている。このD=7のとき、最大遅延量あるいは総
インターリーブ長は、上記28番目のシンボル
12n+11,Bに対する遅延素子D47による遅延量27
D、すなわち27×7=189(フレーム)である。
【0034】このようなインターリーブ処理が施された
遅延ブロック23からの28シンボルのデータは、C1
エンコーダ24に送られ、このC1 エンコーダ24にお
いては、 (32,28,5)リードソロモン符号により、4シ
ンボルのC1 パリティP12n,P12n+1,P12n+2,P
12n+3が生成される。この4シンボルのパリティP12n
12n+1,P12n+2,P12n+3は、遅延ブロック23から
の上記28シンボルの最後に付加され、32シンボルと
されて遅延ブロック25に送られる。
【0035】遅延ブロック25では、1シンボル置きに
設けられた遅延素子D51〜D66により、入力された
32シンボル中の16シンボルがそれぞれ1フレーム分
遅延され、さらに、インバータI1〜I4及びI5〜I
8により、Q及びPの各パリティシンボルがそれぞれ反
転されて、上記図1の符号化回路3からのエンコード出
力として取り出される。
【0036】次に、図6は、図1の復号回路10におけ
るデコード処理を説明するための図である。このデコー
ド処理においては、上記図5のエンコード処理の逆の手
順で処理が進められる。
【0037】この図6において、上記エンコード出力に
対応する32シンボルの入力データは、例えば図1の光
ディスク1を再生してEFM復調回路9で復調すること
により得られたものであり、データ24シンボルに、パ
リティPが4シンボル、パリティQが4シンボル付加さ
れたものである。
【0038】この32シンボルの入力データは、遅延ブ
ロック31に送られ、1シンボル置きに配置された遅延
素子D51〜D66により、32シンボル中の16シン
ボルがそれぞれ1フレーム分遅延され、さらに、インバ
ータI11〜I14及びI15〜I18により、Q及び
Pの各パリティシンボルがそれぞれ反転されて、C1
コーダ32に送られる。
【0039】C1 デコーダ32は、4シンボルのパリテ
ィPを用いて誤り訂正処理を施し、28シンボルのデー
タを遅延ブロック33に送る。遅延ブロック33では、
入力された28シンボルの1番目のシンボルが最も長い
遅延量(27D)の遅延素子D91で遅延され、以下、
遅延量がDずつ順次減少する各遅延素子D92〜D11
7(遅延量は26D〜D)で2番目から27番目までの
各シンボルがそれぞれ遅延され、最後の28番目のシン
ボルは遅延なしとされる。この遅延ブロック33では、
等間隔のデインターリーブが施され、デインターリーブ
間隔Dは7フレームとされている。
【0040】遅延ブロック33から出力される28シン
ボルは、C2 デコーダ34に送られ、4シンボルのパリ
ティQを用いて誤り訂正処理が施されて24シンボルの
データとなる。C2 デコーダ34からの24シンボル
は、遅延ブロック35に送られて、並べ替えと、遅延素
子D121〜D132の奇数番サンプルの2フレーム遅
延とにより、時系列に従ったデータに復元される。
【0041】ここで、上記等間隔インターリーブのイン
ターリーブ間隔Dを7フレームとした場合には、図4の
(B)に示すように、総インターリーブ長が189フレ
ームとなってバーストエラー訂正長が増大するが、影響
を受けるブロックは、図4の(A)に示す従来のCDの
場合(D=4)と同様に3ブロック(n,n+1,n+
2)で、関与するブロックは前後2ブロックを含む5ブ
ロック(n−1,n−2,n,n+1,n+2)とな
る。
【0042】従って、本実施の形態によれば、畳み込み
型CIRCにおいて、他のブロックへの影響を同一にし
ながら、バーストエラー訂正長を最大化でき、従来のC
Dフォーマットと同等のアクセサビリティ、プレーヤビ
リティを保つことができる。また、従来タイプのCDと
の互換が、Dの変更だけで実現でき、インターリーブ回
路やデインターリーブ回路のDを切換可能に構成するだ
けで兼用型とすることができる。また、CD−RやCD
−RWは、データ書き込みのために、少なくとも2ブロ
ックのリンキングブロックを持っているが、そのままで
不具合の生じない範囲で最大のバーストエラー訂正能力
を持たせることができる。
【0043】ところで、上記実施の形態においては、1
ブロック分のデータを読み書きしようとすると3ブロッ
クが影響を受け、前後2ブロックずつの5ブロックが関
与する場合に、インターリーブ間隔Dを7フレームとす
る例について説明したが、これ以外の場合にも本発明を
適用できることは勿論である。
【0044】例えば、1ブロック分のデータを読み書き
する際に、4ブロックが影響を受け、前後3ブロックず
つの7ブロックが関与する場合には、D=10(フレー
ム)とし、総インターリーブ長を270フレームとすれ
ばよく、また、5ブロックが影響を受け、前後4ブロッ
クずつの9ブロックが関与する場合には、D=14(フ
レーム)とし、総インターリーブ長を378フレームと
すればよい。
【0045】また、ブロック長の整数倍のブロック内で
上記インターリーブを折り返すことでブロック完結化す
る(ブロック完結符号にする)ようにしてもよい。
【0046】すなわち、図7は、2ブロック完結型の折
り返しインターリーブとして、(D=7,mod196)
の折り返しインターリーブの例を示している。総インタ
ーリーブ長は189フレームである。この他、3ブロッ
ク完結型の折り返しインターリーブ(D=10,mod2
94) 、4ブロック完結型の折り返しインターリーブ
(D=14,mod392) 等も可能である。これらの場
合には、複数ブロック単位(2,3,4ブロック単位)
での書き込み、読み出し処理が可能となる。
【0047】この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、入力されたデジタル信
号列に対して所定長のインターリーブを施し、所定単位
長であるブロック長でブロック化された複数のブロック
に跨って記録媒体に記録する際に、上記インターリーブ
を施す際の総インターリーブ長が上記ブロック長の整数
倍の範囲で最大値をとるように記録することにより、他
のブロックへの影響を抑えながら、バーストエラー訂正
長を最大化できる。
【0049】また、上記インターリーブは等間隔とし、
インターリーブによって影響を受けるブロック単位が3
ブロックの場合に、インターリーブ間隔Dを7フレーム
とすることにより、従来のCDのフォーマットと同等の
アクセサビリティ、プレーヤビリティを確保しながら、
バーストエラー訂正長を最大化でき、高密度ディスクへ
の適用に好適である。また、従来のCDとの互換がイン
ターリーブ間隔Dを4フレームに変更するだけで行え、
Dを4と7とで切換可能な構成とすることにより、兼用
タイプも容易に実現できる。さらに、CD−RやCD−
RWは、データ書き込みのために、少なくとも2ブロッ
クのリンキングブロックを持っているが、そのままのリ
ンキングブロックで不具合の生じない範囲で最大のバー
ストエラー訂正能力を持たせることができる。
【0050】また、上記ブロック長の整数倍のブロック
内で上記インターリーブを折り返すことでブロック完結
化することにより、ブロック完結型符号化にも容易に転
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態が適用されるデータ記録/
再生装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】データ記録フォーマットのフレーム構造を説明
するための図である。
【図3】データ記録フォーマットのブロック構造を説明
するための図である。
【図4】データ記録フォーマットのインターリーブ処理
の説明に用いる図である。
【図5】インターリーブ処理を含む符号化処理を説明す
るための図である。
【図6】デインターリーブ処理を含む復号処理を説明す
るための図である。
【図7】ブロック完結符号におけるデータ記録フォーマ
ットのインターリーブ処理の説明に用いる図である。
【符号の説明】
1 光ディスク、 2 データ入力端子、 3 符号化
回路、 5 インターリーブ回路、 8 EFM変調回
路、 9 EFM復調回路、 10 復号回路、 12
デインターリーブ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水目 和年 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 井橋 孝夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC03 CC04 CC06 DE03 DE81 DE86

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたデジタル信号列に対して所定
    長のインターリーブを施し、所定単位長であるブロック
    長でブロック化された複数のブロックに跨って記録媒体
    に記録する記録方法において、 上記インターリーブを施す際の総インターリーブ長が上
    記ブロック長の整数倍の範囲で最大値をとるように記録
    することを特徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】 上記インターリーブは等間隔であること
    を特徴とする請求項1記載の記録方法。
  3. 【請求項3】 上記インターリーブによって影響を受け
    るブロック単位が3ブロックの場合に、上記インターリ
    ーブ間隔は7フレームであることを特徴とする請求項2
    記載の記録方法。
  4. 【請求項4】 上記インターリーブによって影響を受け
    るブロック単位が5ブロックの場合に、上記インターリ
    ーブ間隔は14フレームであることを特徴とする請求項
    2記載の記録方法。
  5. 【請求項5】 上記ブロック長の整数倍のブロック内で
    上記インターリーブを折り返すことでブロック完結化し
    た場合に、バーストエラーの訂正長が最大になるような
    総インターリーブ長を設定することを特徴とする請求項
    1記載の記録方法。
  6. 【請求項6】 上記ブロック長の整数倍のブロック内で
    上記インターリーブを折り返すことでブロック完結化す
    ることを特徴とする請求項1記載の記録方法。
  7. 【請求項7】 上記記録時に適応されるエンコードは、
    CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)によ
    る符号化が施されることを特徴とする請求項1記載の記
    録方法。
  8. 【請求項8】 入力されたデジタル信号列に対して所定
    長のインターリーブを施し、所定単位長であるブロック
    長でブロック化された複数のブロックに跨って記録され
    た記録媒体において、 上記インターリーブを施す際の総インターリーブ長が上
    記ブロック長の整数倍の範囲で最大値をとるように記録
    されたことを特徴とする記録媒体。
  9. 【請求項9】 上記インターリーブは等間隔であること
    を特徴とする請求項8記載の記録媒体。
  10. 【請求項10】 上記インターリーブによって影響を受
    けるブロック単位が3ブロックの場合に、上記インター
    リーブ間隔は7フレームであることを特徴とする請求項
    9記載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 上記インターリーブによって影響を受
    けるブロック単位が5ブロックの場合に、上記インター
    リーブ間隔は14フレームであることを特徴とする請求
    項9記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 上記ブロック長の整数倍のブロック内
    で上記インターリーブを折り返すことでブロック完結化
    した場合に、バーストエラーの訂正長が最大になるよう
    な総インターリーブ長を設定することを特徴とする請求
    項8記載の記録媒体。
  13. 【請求項13】 上記ブロック長の整数倍のブロック内
    で上記インターリーブを折り返すことでブロック完結化
    することを特徴とする請求項8記載の記録媒体。
  14. 【請求項14】 上記記録時に適応されるエンコード
    は、CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)
    による符号化が施されることを特徴とする請求項8記載
    の記録媒体。
  15. 【請求項15】 入力データを一時的に記憶する記憶手
    段と、 上記記憶手段に蓄積された入力データを2次元配列上に
    展開して所定のブロック毎に区分するとともに、複数の
    ブロックに跨って連続する第1のデータ列が形成される
    ように上記2次元配列上の列方向のデータに対して順次
    増加する遅延量を与えてインターリーブを施す符号化手
    段とを備え、 上記ブロックの長さの整数倍の範囲で上記総インターリ
    ーブ長が最大値をとるように上記遅延量が決められてい
    ることを特徴とするエンコード装置。
  16. 【請求項16】 上記インターリーブは等間隔であるこ
    とを特徴とする請求項15記載のエンコード装置。
  17. 【請求項17】 上記インターリーブによって影響を受
    けるブロック単位が3ブロックの場合に、上記インター
    リーブ間隔は7フレームであることを特徴とする請求項
    16記載のエンコード装置。
  18. 【請求項18】 上記インターリーブによって影響を受
    けるブロック単位が5ブロックの場合に、上記インター
    リーブ間隔は14フレームであることを特徴とする請求
    項16記載のエンコード装置。
  19. 【請求項19】 上記ブロック長の整数倍のブロック内
    で上記インターリーブを折り返すことでブロック完結化
    した場合に、バーストエラーの訂正長が最大になるよう
    な総インターリーブ長を設定することを特徴とする請求
    項15記載のエンコード装置。
  20. 【請求項20】 上記ブロック長の整数倍のブロック内
    で上記インターリーブを折り返すことでブロック完結化
    することを特徴とする請求項15記載のエンコード装
    置。
  21. 【請求項21】 上記記録時に適応されるエンコード
    は、CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)
    による符号化が施されることを特徴とする請求項15記
    載のエンコード装置。
  22. 【請求項22】 入力データを一時的に記憶する記憶手
    段と、 上記記憶手段に蓄積された入力データを2次元配列上に
    展開して所定のブロック毎に区分するとともに、複数の
    ブロックに跨って連続する第1のデータ列が形成される
    ように上記2次元配列上の列方向のデータに対して順次
    増加する遅延量を与えてインターリーブを施す符号化手
    段と、 上記符号化手段にて符号化された入力データを記録媒体
    に記録する記録手段とを備え、 上記ブロックの長さの整数倍の範囲で上記総インターリ
    ーブ長が最大値をとるように上記遅延量が決められてい
    ることを特徴とする記録装置。
  23. 【請求項23】 上記インターリーブは等間隔であるこ
    とを特徴とする請求項22記載の記録装置。
  24. 【請求項24】 上記インターリーブによって影響を受
    けるブロック単位が3ブロックの場合に、上記インター
    リーブ間隔は7フレームであることを特徴とする請求項
    23記載の記録装置。
  25. 【請求項25】 上記インターリーブによって影響を受
    けるブロック単位が5ブロックの場合に、上記インター
    リーブ間隔は14フレームであることを特徴とする請求
    項23記載の記録装置。
  26. 【請求項26】 上記ブロック長の整数倍のブロック内
    で上記インターリーブを折り返すことでブロック完結化
    した場合に、バーストエラーの訂正長が最大になるよう
    な総インターリーブ長を設定することを特徴とする請求
    項22記載の記録装置。
  27. 【請求項27】 上記ブロック長の整数倍のブロック内
    で上記インターリーブを折り返すことでブロック完結化
    することを特徴とする請求項22記載の記録装置。
  28. 【請求項28】 上記記録時に適応されるエンコード
    は、CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)
    による符号化が施されることを特徴とする請求項22記
    載の記録装置。
JP11076883A 1999-03-19 1999-03-19 記録方法、記録媒体、エンコード装置及び記録装置 Pending JP2000276852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11076883A JP2000276852A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 記録方法、記録媒体、エンコード装置及び記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11076883A JP2000276852A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 記録方法、記録媒体、エンコード装置及び記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000276852A true JP2000276852A (ja) 2000-10-06

Family

ID=13618046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11076883A Pending JP2000276852A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 記録方法、記録媒体、エンコード装置及び記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000276852A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003054882A1 (fr) * 2001-12-21 2003-07-03 Sony Corporation Support, procede et appareil d'enregistrement de donnees, et procede et appareil de reproduction de donnees

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003054882A1 (fr) * 2001-12-21 2003-07-03 Sony Corporation Support, procede et appareil d'enregistrement de donnees, et procede et appareil de reproduction de donnees
US7151733B2 (en) 2001-12-21 2006-12-19 Sony Corporation Data recording medium, data recording method and apparatus, and data reproducing method and apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2829963B2 (ja) ディジタルデータ記録/再生装置
JP3752995B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2940196B2 (ja) 記録再生装置
KR100434210B1 (ko) 디지털데이터기록/재생장치및방법과,디스크형기록매체
JP3951317B2 (ja) データ記録/再生のための装置および方法
EA002453B1 (ru) Кодирование многословной информации посредством пословного чередования
JPH08293161A (ja) 情報の記録方法、再生方法及び再生装置
JPH04212762A (ja) 複数トラック記憶媒体上にデジタルデータを可逆的に記憶する記憶装置、デコード装置、そのような記憶媒体と共に使用する情報再生装置、及びそのような記憶装置、デコード装置及び/又は情報再生装置と共に使用する一体的記憶媒体
JPH08315515A (ja) データ記録/再生装置および方法、並びにデータ記録媒体
KR100378247B1 (ko) 기록매체와,기록매체에기록및기록매체로부터재생하는방법
WO1995024037A1 (fr) Procede et appareil de codage de signaux numeriques, support d'enregistrement de signaux numeriques et procede et appareil de decodage de signaux numeriques
JP4209953B2 (ja) データ記録/再生装置および方法、並びにディスク状記録媒体
JP2557340B2 (ja) デジタル再生装置におけるデインタ−リ−ブ処理用メモリの制御方法
WO1999031661A1 (fr) Procede d'enregistrement/reproduction de disque optique, disque optique et dispositif a disque optique
JP2003323762A (ja) デジタルデータの記録媒体、記録方法、記録装置、再生方法、再生装置、送信方法および送信装置
JP2856072B2 (ja) 情報記録方法、情報再生方法および情報再生装置
JP2000276852A (ja) 記録方法、記録媒体、エンコード装置及び記録装置
KR101039223B1 (ko) 복사 방지된 광디스크의 복사방법 및 장치
KR100833227B1 (ko) 광 기록매체에 데이터를 기록하는 방법 및 장치
JPS60201572A (ja) マルチチヤンネルレコ−ダ
JP3496345B2 (ja) データ記録装置および方法
JP3806623B2 (ja) ディスク媒体および情報記録装置
JP3120084B2 (ja) ディスク状記録媒体
JP2004281043A (ja) 情報信号処理方法
JP2712324B2 (ja) データ記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080122