JP2000276357A - 割り込み処理装置および割り込み通知方法 - Google Patents

割り込み処理装置および割り込み通知方法

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JP2000276357A
JP2000276357A JP11080507A JP8050799A JP2000276357A JP 2000276357 A JP2000276357 A JP 2000276357A JP 11080507 A JP11080507 A JP 11080507A JP 8050799 A JP8050799 A JP 8050799A JP 2000276357 A JP2000276357 A JP 2000276357A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 割り込み発生の種別、通知元、通知先CPU
の識別等の情報を載せ、割り込み処理を迅速に行う割り
込み処理装置および割り込み通知方法を提供する。 【解決手段】 システムバス5とI/Oバス8との間に
装備され、I/Oバス8からの割り込みを意味するトラ
ンザクションをデコードするコマンドデコーダ9と、I
/Oバスからの通常のトランザクションをI/O割り込
みとして解釈して処理する割込み受信部10とを有して
構成され、I/Oバス8からの通常のトランザクション
を通常の割り込み線からの割り込み通知の処理と等しく
処理可能とした。割り込みトランザクションとして割り
込み通知を処理でき、割り込み分解能が悪いことに起因
する多数のI/Oデバイス6,7が同時に動作した場合
の性能劣化や、複数のDMAが同時に発生している場合
の割り込み順序処理性を改善することが可能となる。従
って、割り込み処理を迅速に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、迅速処理を可能と
した割り込み処理装置および割り込み通知方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、割り込み処理装置および割り込み
通知方法は一般に、割り込みが専用線を介して直接バス
ブリッジに伝えられる方式を取る。この方式において、
DMAライト自身は、I/Oバス上のトランザクション
で他のI/Oデバイス間との調停を経てからバスブリッ
ジ内の処理後にシステムバスへ通知される。なお、前記
バスブリッジ内での処理の内容は、システムバスの構成
に依存するものであり、キャッシュ・コヒーレンシ処理
や、バッファ処理等のことを指す。
【0003】例えば、従来例1の特開平7−10503
1号公報によれば、「多重プロセッサ・コンピュータ・
システム内で割り込み情報を伝えるための方法および装
置」について開示されている。これによれば、割り込み
サブシステム内に2つの層を設けることによって、割り
込みのタイプまたは割り込みのソースから独立であり、
基礎となるシステム・ハードウェア構造からも独立なア
プリケーション・ソフトウェアが記述可能であるとして
いる。また、割り込みは、アドレス・バスを介して転送
されるので、他の割り込みや他のシステム動作と共にシ
ーケンス化するとしている。
【0004】また従来例2の特開平9−97184号公
報によれば、「効率的な割り込み処理を含む情報処理シ
ステム」について開示されている。これによれば、デー
タ管理ユニットが割り込み経路指定論理を含み、割り込
みパケットをスヌープし、情報をレジスタに記憶し、特
定の割り込みが受諾または拒否されたかを示す信号を生
成することで、効率化を図ることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように構成された1ビット線での情報では、割り
込みがあったかなかったかしか解らない。さらに、それ
を受けるバスブリッジ等の割り込みコントローラとして
の構成部への割り込み線入力の本数以上に、I/Oデバ
イスが接続されているような構成が一般的であるため、
割り込み分解能が荒く、また割り込み処理に時間がかか
るという問題を伴う。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、割り込み発生の種別、通知元、通知先CPUの識別
等の情報を割り込み処理装置に記憶し、割り込みの迅速
処理を可能とする、割り込み処理装置および割り込み通
知方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、I/Oバスからの割り込み
のトランザクションをデコードするコマンドデコーダ
と、I/Oバスからの通常のトランザクションをI/O
割り込みとして解釈して処理する割り込み受信部とを有
し、システムバスとI/Oバスとの間に装備され、該I
/Oバスからの通常のトランザクションを通常の割り込
み線からの割り込み通知の処理と等しく処理可能とした
ことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、割り込み処理装置は、割り込み受信部で認
識された割り込み情報/割り込み要因を保持する要因保
持部と、I/Oデバイス側からの割り込み処理の通知に
対してCPU側の処理が完了した場合に、次の新しい割
り込み処理を受け付けることができるように、要因保持
部により保持された割り込み情報/割り込み要因をクリ
アする割り込みクリア指示部と、を有することを特徴と
する。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、割り込み処理装置は、複数の割り
込み線からの割り込み入力や複数のI/Oデバイスから
の割り込みトランザクションによる割り込み要因が存在
しているときに、相互間の上位CPUへの割り込み通知
の優先順位を決めるための優先順位処理部と、優先順位
処理部で順序化され決定された優先順位に基づいて割り
込み通知の要求を一般化して割り込みトランザクション
として通知するための前処理を行う通知処理部と、シス
テムバスに対して割り込みトランザクションを発行する
トランザクション発行部と、を有することを特徴とす
る。
【0010】請求項4記載の発明は、I/Oバスからの
割り込みを意味するトランザクションをデコードするコ
マンドデコード工程と、I/Oバスからの通常のトラン
ザクションをI/O割り込みとして解釈して処理する割
り込み受信工程とを有し、I/Oバスからの通常のトラ
ンザクションを通常の割り込み線からの割り込み通知の
処理と等しく処理可能としたことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、割り込み通知方法は、割り込み受信工程で
認識された割り込み情報/割り込み要因を保持する要因
保持工程と、I/Oデバイス側からの割り込み処理の通
知に対してCPU側の処理が完了した場合に、次の新し
い割り込み処理を受け付けることができるように、要因
保持工程により保持された割り込み情報/割り込み要因
をクリアする割り込みクリア指示工程と、を有すること
を特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の発明において、割り込み通知方法は、複数の割り
込み線からの割り込み入力や複数のI/Oデバイスから
の割り込みトランザクションによる割り込み要因が存在
しているときに、相互間の上位CPUへの割り込み通知
の優先順位を決めるための優先順位処理工程と、優先順
位処理工程で順序化され決定された優先順位に基づいて
割り込み通知の要求を一般化して割り込みトランザクシ
ョンとして通知するための前処理を行う通知処理工程
と、システムバスに対して割り込みトランザクションを
発行するトランザクション発行工程と、を有することを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による割り込み処理装置および割り込み通知方法の実施
の形態を詳細に説明する。図1から図6を参照すると、
本発明の割り込み処理装置および割り込み通知方法の一
実施形態が示されている。
【0014】図1は、本実施形態による割り込み処理装
置および割り込み通知方法の基本的な構成を示すブロッ
ク図である。図1においては、上位のシステムバス5と
下位のI/Oバス8との間を接続するため、CPU→I
/O処理部17と割り込み処理部18とからなるバスブ
リッジ20として適用した内部構成例を示している。
【0015】CPU→I/O処理部17は、後述される
キャッシュ/バスコントローラ2を介して接続されるC
PU1からのトランザクションを受信してデコードする
ためのトランザクション受信・デコード部16を備えて
いる。
【0016】割り込み処理部18の構成は、本発明に従
って、下位のI/Oバス8からの割り込みを意味するト
ランザクションをデコードするコマンドデコーダ9を設
けており、下位のI/Oバス8からの通常のトランザク
ションをI/O割り込みとして解釈し、通常の割り込み
線からの割り込み通知を処理する割り込み受信部10で
両者の割り込み指示を等しく処理することを可能として
いる。
【0017】従って、通常の割り込み線入力以外に、下
位のI/Oバス8からの通常のトランザクションを使用
して割り込み通知が可能となる。このことから、I/O
デバイス6,7からのDMA処理と、その通知処理のた
めの割り込みとの順序性の確保が容易にとれる。また、
物理的な割り込み線数に制限が無いことから、種々の情
報をこのトランザクション中に載せることが可能とな
る。このため、割り込みを処理するCPU1および図示
されないOSドライバに対し、割り込み分解能を上げて
通知されることになる。この結果、割り込み処理の高速
化という効果が得られる。上記の内容を、図1を参照し
ながら本ブロック図の各構成部分について以下に詳述す
る。
【0018】図1においては、バスブリッジ20の構成
の内、本発明に関係する割り込み処理部18をクローズ
アップしたブロック図として示されている。それ以外の
データ受け渡しとしてのバスブリッジ機能は、本発明と
は直接関係しないので説明を省略する。
【0019】割り込み処理機能におけるCPU1への割
り込み通知は、直接各割り込み発生元のデバイスからの
信号を入力するのではなく、バスやチップセットを通じ
てCPU1の割り込み端子へ入力されることが一般的で
ある。本実施形態では、その意味でCPU1とシステム
バス5の間に設けられたチップセットであるキャッシュ
/バスコントローラ2で一旦処理された割り込み情報
が、CPU1に伝えられる形態を有する構成例である。
【0020】また、メモリ/バスコントローラ4は、シ
ステムバス5とメモリ3との間でインタフェースの役割
を果たし、メモリアクセスのコントロールとシステムバ
スアクセスの処理を行う。通常、このメモリ/バスコン
トローラ4には、プログラムやデータ以外に割り込み処
理のためのテーブル、あるいはフラグ領域等が置かれる
ことが一般的である。なお、この割り込み処理の見地か
らのメモリ領域の使われ方は、本発明とは直接関係が無
いので、これらに関しては説明を省略する。
【0021】I/Oデバイス6,7は、I/Oバス8に
接続されたI/Oデバイスである。このI/Oデバイス
6,7の形態は、本実施形態のために特別な使用法を必
要としない。また、通常のPCIやISA等のI/Oバ
スに代表されるPCIカードやISAカードにおいて想
定されるように、特別なハードウェアを必要としない。
但し、これらのI/Oデバイス6,7を制御するカード
上のROMに格納されているファームウエアやオペレー
ティングシステム上で動作し、これらのI/Oデバイス
6,7を制御するドライバに関しては、本実施形態の割
り込み方法を実現するために対応している必要がある。
【0022】バスブリッジ20は、本割り込み通知方法
を実現する割り込み処理装置の構成例を示している。つ
まり、割り込み処理装置は、一般的なバスブリッジから
本実施形態の割り込み処理に関係する部分だけをクロー
ズアップして示されたバスブリッジである。
【0023】割り込み受信部10は、I/Oデバイス
6,7からの割り込み線入力を介して入力される割り込
み情報を受信処理する装置である。この割り込み線は、
一般的にはI/Oバスとしてピンアサインされており、
デバイスからの割り込み線は従来の通り1ビット線であ
ることが一般的である。
【0024】本実施形態では、I/Oバス8におけるバ
ストランザクションを利用する。なお、上述のバストラ
ンザクションとは、メモリリード・サイクル、メモリラ
イト・サイクル、I/Oライト・サイクル等のバスサイ
クルのことを言う。これらにより、割り込み通知機能と
して機能可能なこと、またバスサイクルであることか
ら、どのような種別の割り込みが発生したか、あるい
は、誰が通知した割り込みで、どのCPUに通知したい
か等の情報をバストランザクションに載せることが可能
となるので、割り込みの分解能を上げた形で、CPU1
に対して通知することが可能となる。
【0025】また、割り込みをI/Oバストランザクシ
ョンとしたことによって、特に、DMA(ダイレクトメ
モリアクセス)による割り込みと、DMAとの順序性、
同期性における問題を回避し易くなる効果も期待でき
る。これは、例えば、I/Oデバイスがシステムメモリ
に対してライトを実行するDMAライトの終了の通知手
段として割り込みを使用する場合、従来方法では、割り
込みは専用線でバスブリッジに直接伝えられる。しかし
ながら、本発明では、DMAライト自身が、I/Oバス
8上のトランザクションで他のI/Oデバイス間との調
停行い、その後、バスブリッジ20内の処理を経て、シ
ステムバス5へ通知される。
【0026】ところが、I/Oバス8上のトランザクシ
ョンが混んでいたり、バスブリッジ20内部のDMAデ
ータ処理で時間がかかったりする場合、DMA終了通知
としての割り込みがDMA完了を待たずに、CPUやチ
ップセットに伝えられてしまい、順序性の保証がとれな
くなって不具合が起こるケースがあり得る。
【0027】勿論、このようなケースはドライバの作り
に依存するが、I/Oデバイス6,7から送られてくる
トランザクションがハードウェアとして通常の割り込み
なのか、DMA終了通知としての割り込みなのかを識別
する手段は、割り込み線を使用する限り持てないので、
常にこの問題を内包することになる。
【0028】コマンドデコーダ9は、上述のようにI/
Oバストランザクションとして割り当てられた割り込み
トランザクションを認識し、割り込み通知が来たことを
割り込み受信部10に通知する機能を備える。
【0029】割り込み受信部10は、割り込み線入力か
らの割り込みやI/Oバストランザクションとしての割
り込みを認識する以外に、この受信した割り込みをマス
クするかしないかを決める機能も備える。例えば、受信
した割り込みをマスクする場合には、割り込み入力があ
っても上位のCPU1へは通知せず、無視することがで
きる。
【0030】要因保持部11は、割り込み受信部10で
認識された割り込み情報(要因)を保持する機能を備え
る。ここでどのような情報を保持するかは、本実施形態
の範囲外であるが、通常の割り込み線からの入力では入
力割り込み線番号と当該入力割り込み線番号に対する割
り込みの有無を保持することが一般的である。
【0031】割り込みクリア指示部12は、CPU1に
よる割り込み処理の終了に伴って、割り込み処理の通知
に対してCPU1側の処理が完了した場合に、バスブリ
ッジ20の要因保持部11における割り込み情報(要
因)の保持をクリアする。これにより、次の新しい割り
込み処理を受け付けることができるように備えることが
可能となる。
【0032】優先順位処理部13は、複数の割り込み線
からの割り込み入力や複数のI/Oデバイス6,7等か
らの割り込みトランザクションによる割り込み要因が存
在しているときに、相互間の上位CPU1への割り込み
通知の優先順位を決めるための機構である。
【0033】通知処理部14は、優先順位処理部13で
順序化され決定された優先順位に基づいて割り込み通知
要求を一般化し、システムバス5に対してトランザクシ
ョン発行部15を通じて、割り込みトランザクションと
して通知するための前処理を行う部分である。実際にシ
ステムバス5経由で割り込みトランザクションが通知さ
れたかどうかの情報も、併せて記憶しておく機能を有す
る。
【0034】(動作の説明)本実施形態の動作例に関し
て、図2、3、4、5、6を参照しながら以下に説明す
る。
【0035】図2は、本発明のI/Oバストランザクシ
ョンをどのように割り込み通知として認識するかを説明
するためのアドレスマップの一構成例である。図2にお
ける各アドレスマップは、本実施形態の説明の都合上、
一例として挙げたものであり、全てのコンピュータシス
テムに当てはまるものではなく、ハードウェアの構成、
オペレーティングシステムのアーキテクチャに依存する
ものである。
【0036】アドレスマップAは、一般的なアドレスマ
ップの構成例を示したものである。アドレスマップAに
おいて、“Local I/O空間”と呼ばれるもの
は、I/Oバス上の資源としてマッピングされる領域で
あり、I/Oバス上のI/Oデバイスの内部レジスタ等
へのアクセスや、バスブリッジの内部資源をI/Oバス
上からアクセスする場合に使用される空間であると仮定
する。
【0037】アドレスマップAにおいて、“Local
Memory空間”と呼ばれるものは、I/Oバス上
のメモリ空間(例えば、ビデオメモリ空間や、そのデバ
イス上のRAM、ROM空間)であると仮定する。
【0038】アドレスマップAにおいて、“Syste
m Memory空間”とは、オペレーティングシステ
ムがおかれたり、各種データの格納領域や、DMAで使
用されるメモリ空間であると仮定する。
【0039】アドレスマップAにおいて、“Syste
m I/O空間”とは、CPUからのみアクセスされる
空間で、各チップセットに対する設定を行ったり、ステ
ータス情報が格納されていたりする領域であると仮定す
る。
【0040】アドレスマップAにおいて、I/Oバス上
のデバイスからアクセスされる領域の内、例えば、“L
ocal I/O空間”の使われていない領域(例え
ば、アドレスマップBの“Reserved or 空
き領域”)の一部を本実施形態のために使用すること
で、割り込み通知領域としてマッピングすることができ
る。
【0041】この部分をさらに詳しく説明したのが、ア
ドレスマップBである。例えば、PCI−バスのよう
に、アドレスマップに関して動的なコンフィギュレーシ
ョンが可能である場合、アドレスマップBには、“Re
served or 空き領域”をアドレスマップCの
ように再定義し、割り込み通知領域として動的に確保す
ることが可能である。この領域は、どのI/Oデバイス
からもトランザクションを発行可能な領域として確保す
ることができる。
【0042】従って、この割り込み領域へのアドレスを
含んだトランザクションを割り込みとして認識できる機
構を予めバスブリッジに装備しておき、さらに割り込み
領域におけるアドレス位置毎に種々の情報を載せること
が可能である。さらに、割り込みトランザクションが、
この領域へのライトアクセスとして定義される場合、ラ
イトデータに対して意味を持たせることにより、種々の
情報をのせることも可能である。
【0043】このように、ハードウェア的には、バスブ
リッジに対して僅かの物量の変更および追加により、I
/Oデバイス側のハードウェアには変更を加えることな
く、一般的に、非常に処理時間がかかる割り込み処理を
軽減することが可能な割り込み情報を割り込み通知と同
時に発行することが可能となる。さらに、従来の割り込
み方式と共存することも可能である。このため、OSあ
るいは、ドライバへの影響を考慮しながら、既存方式と
本実施形態の方式とを併用して、柔軟な割り込み処理方
式を実現することが可能である。
【0044】具体的なフロー図を通して、本発明の動作
について説明する。図3および図4に示されるのは、時
系列で記載した割り込み処理フローの一例である。これ
らのフロー図を参照しながら、動作例を以下に説明す
る。
【0045】まず、割り込みはI/Oデバイスから発行
されるが、本実施形態の場合、I/Oバス上のトランザ
クション100であるため、図3に示されるように、通
常のバスアクセスが開始される。
【0046】これを受けて、バスブリッジ側では、図3
のコマンドデコーダ101〜割り込み処理開始108の
ように割り込みが処理される。このフロー図で、図3の
コマンドデコーダ101〜通知処理105に関しては、
バスブリッジ内部の実施形態の割り込み処理を行う主要
構成要素となっており、図3のトランザクション発行1
06でCPUへ通知する。このために、上位のシステム
バスにトランザクションとして通知される形態を想定し
ている。なお、バスブリッジを経て、割り込みが上位バ
ス(システムバス)に対して通知される方法には種々の
方法があり、図3のトランザクション発行106から割
り込み処理開始108までの流れは、一実施例である。
なお、コンピュータシステムの構成によって種々の構成
方法があることは言うまでもない。
【0047】さらに、上位バス(システムバス)を経由
して割り込みをCPUが認識した場合について、図4の
フロー図を参照しながら割り込み処理を説明していく。
【0048】まずCPUが割り込みを認識し、一般的に
予め決められた処理ルーチンに従って動作していく。し
かし、その場合、どのI/Oデバイスが発行した割り込
みなのか、どのような種別の割り込みだったのかを、割
り込み発行元を逆に辿って調べていくことが一般的であ
る。
【0049】本実施形態においては、I/Oデバイスか
らの割り込みトランザクションは、バスブリッジがトラ
ンザクションとしての割り込みとして認識し、これを上
位バス(システムバス)を経由してCPUに対して通知
を行っているので、この割り込み情報を保持しているバ
スブリッジの内部資源(例えば、内部レジスタ等)を参
照することになる。従って、図4のトランザクション発
生200で発生したシステムバス上のトランザクション
は、図4の内部資源アクセストランザクション201の
バスブリッジへのトランザクションとして発生し、バス
ブリッジにおいてコマンドデータ202としてデコード
された後、バスブリッジは、CPUの要求に従って割り
込み要因等の割り込み情報をCPUに対してレスポンス
として返す。例えば、リードトランザクションに対する
割り込み要因引き渡し203に伴うリードデータであ
る。
【0050】これを受け取った後、CPUは、コンピュ
ータシステムやオペレーティングシステム、ドライバの
構造に依存した形で、割り込みトランザクションの送り
主であるI/Oデバイスに対してアクセスを行って、さ
らに詳細な割り込みの原因を探ろうとする。そのための
トリガの情報は、上述されるようにコンピュータシステ
ム等の構造に依存しているため、この構造に適する形
で、これを手がかりにバスブリッジ配下に対してリード
アクセス等を実行する。例えば、バスブリッジからの要
因(ステータス)の読み出しである(図4の204)。
【0051】以降、割り込み処理#1(205)〜I/
Oバスからの要因情報引き取り209のように割り込み
発生の原因を辿って行きながら、必要に応じて、バスブ
リッジからの要因受信204〜I/Oバスからの要因引
き取り209のアクセスを繰り返していくことが一般的
である。
【0052】この繰り返しの回数は、主に割り込み処理
開始200〜バスブリッジからの要因受信204にかけ
ての処理で、どの程度の分解能で割り込み内容、要因を
把握できたかに依存している。従って、このフローの部
分でできるだけ詳細な割り込み発生原因を把握できれ
ば、割り込み処理の高速化が図れることになる。
【0053】この割り込み分解能に関して、具体的に説
明したのが図5である。図5において、「300」(ケ
ース1)、「301」(ケース2)、「303」(ケー
ス3)と3種類のケースに関して説明する。
【0054】ケース1は、本発明で提案している割り込
みトランザクションによる方法である。従って、すでに
詳細に説明しているので、ここでは説明を省くが、この
I/Oデバイス#1は、既述の説明で明らかなように、
従来の割り込み線とは全く別の方式で割り込みを通知す
ることができる。このため、従来の方式と併用できる。
【0055】ケース2は、PC/AT互換機等で一般的
であるように、複数のI/Oデバイスで割り込み線を共
有する方法である。これは、主に割り込み線の物理的な
本数に制限があり、その本数以上にI/Oデバイスが接
続されている場合には、割り込み線を共有するような結
線をハードウェア的に行うことになる。これは、今まで
の議論から明らかなように、割り込み通知が行われて割
り込み線の特定ができたとしても、どのデバイスによる
割り込みであるかどうかは知る手段がない。どのI/O
デバイスからの割り込みであったかどうかを知るために
は、共有結線となっている割り込みに接続された全ての
I/Oデバイスのステータスを読み出しに行くといった
必要がある。
【0056】ケース3は、I/Oバス配下にさらにI/
Oバスブリッジ(過去の資産を受け継ぐためのレガシー
バスブリッジと呼ぶ)があり、この配下にI/Oデバイ
スが接続されている例である。この場合も、割り込み線
による割り込み通知であることが一般的である。このた
め、レガシーI/Oバス配下のどのI/Oデバイスから
割り込みできるか否かを判定することは、ケース2と同
じように処理時間がかかることは明白である。図6は、
これらの関係を分かり易く具体的に表している。
【0057】このように、I/Oバスからの割り込み通
知をトランザクションで行うことによって、割り込み分
解能を向上させることができ、割り込み処理時間の短縮
に貢献すると共に、割り込みとDMAの順序性を保証す
ることができる。
【0058】上記の実施形態によれば、コンピュータに
おけるバスシステムにおける割り込み処理装置および割
り込み通知方法の部分に関して、通常の割り込み通知線
による通知方式以外に、IOデバイスからのバストラン
ザクションによる特定のアドレス領域へのアクセスによ
って、割り込み実行と解釈されるような機構をバスブリ
ッジ内に設けている。特に、割り込みトランザクション
として割り込み通知を処理できるようにしたため、割り
込み分解能が悪いことに起因する多数のI/Oデバイス
が同時動作した場合の性能劣化や、複数のDMAが同時
に発生している場合の割り込み順序性を改善することが
可能となる。
【0059】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
【0060】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
割り込み処理装置および割り込み通知方法は、I/Oバ
スからの割り込みを意味するトランザクションをデコー
ドし、I/Oバスからの通常のトランザクションをI/
O割り込みとして解釈して処理する。この構成で、シス
テムバスとI/Oバスとの間において、I/Oバスから
の通常のトランザクションを通常の割り込み線からの割
り込み通知の処理と等しく処理を可能としている。
【0061】従って、割り込み情報から、どのような種
別の割り込みが発生したか、あるいは、どのI/Oデバ
イスが通知した割り込みであり、どのCPUに対する通
知か等の情報を載せることができ、割り込みを迅速に処
理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の割り込み処理装置の実施形態の構成例
をバスブリッジとして示した図である。
【図2】I/Oバストランザクションをどのように割り
込み通知として認識するかを説明するためのアドレスマ
ップの一構成例である。
【図3】時系列で記載した第1の割り込み処理フローで
ある。
【図4】時系列で記載した第2の割り込み処理フローで
ある。
【図5】割り込み分解能に関して実際の接続形態におい
て説明するための図である。
【図6】図5における割り込み要因分解能の差異の例を
示した図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 キャッシュ/バスコントローラ 3 メモリ 4 メモリ/バスコントローラ 5 システムバス 6、7 I/Oデバイス 8 IOバス 9 コマンドデコーダ 10 割り込み受信部 11 要因保持部 12 割り込みクリア指示部 13 優先順位処理部 14 通知処理部 15 トランザクション発行部 16 トランザクション受信・デコード部 17 CPU→I/O処理部 18 割り込み処理部 20 バスブリッジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I/Oバスからの割り込みのトランザク
    ションをデコードするコマンドデコーダと、 前記I/Oバスからの通常のトランザクションをI/O
    割り込みとして解釈して処理する割り込み受信部とを有
    し、 システムバスと前記I/Oバスとの間に装備され、該I
    /Oバスからの通常のトランザクションを通常の割り込
    み線からの割り込み通知の処理と等しく処理可能とした
    ことを特徴とする割り込み処理装置。
  2. 【請求項2】 前記割り込み処理装置は、 前記割り込み受信部で認識された割り込み情報/割り込
    み要因を保持する要因保持部と、 I/Oデバイス側からの割り込み処理の通知に対してC
    PU側の処理が完了した場合に、次の新しい割り込み処
    理を受け付けることができるように、前記要因保持部に
    より保持された前記割り込み情報/割り込み要因をクリ
    アする割り込みクリア指示部と、 を有することを特徴とする請求項1記載の割り込み処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記割り込み処理装置は、 複数の割り込み線からの割り込み入力や複数のI/Oデ
    バイスからの割り込みトランザクションによる割り込み
    要因が存在しているときに、相互間の上位CPUへの割
    り込み通知の優先順位を決めるための優先順位処理部
    と、 前記優先順位処理部で順序化され決定された優先順位に
    基づいて前記割り込み通知の要求を一般化して割り込み
    トランザクションとして通知するための前処理を行う通
    知処理部と、 前記システムバスに対して前記割り込みトランザクショ
    ンを発行するトランザクション発行部と、 を有することを特徴とする請求項1または2記載の割り
    込み処理装置。
  4. 【請求項4】 I/Oバスからの割り込みを意味するト
    ランザクションをデコードするコマンドデコード工程
    と、 前記I/Oバスからの通常のトランザクションをI/O
    割り込みとして解釈して処理する割り込み受信工程とを
    有し、 前記I/Oバスからの通常のトランザクションを通常の
    割り込み線からの割り込み通知の処理と等しく処理可能
    としたことを特徴とする割り込み通知方法。
  5. 【請求項5】 前記割り込み通知方法は、 前記割り込み受信工程で認識された割り込み情報/割り
    込み要因を保持する要因保持工程と、 I/Oデバイス側からの割り込み処理の通知に対してC
    PU側の処理が完了した場合に、次の新しい割り込み処
    理を受け付けることができるように、前記要因保持工程
    により保持された前記割り込み情報/割り込み要因をク
    リアする割り込みクリア指示工程と、 を有することを特徴とする請求項4記載の割り込み通知
    方法。
  6. 【請求項6】 前記割り込み通知方法は、 複数の割り込み線からの割り込み入力や複数のI/Oデ
    バイスからの割り込みトランザクションによる割り込み
    要因が存在しているときに、相互間の上位CPUへの割
    り込み通知の優先順位を決めるための優先順位処理工程
    と、 前記優先順位処理工程で順序化され決定された優先順位
    に基づいて前記割り込み通知の要求を一般化して割り込
    みトランザクションとして通知するための前処理を行う
    通知処理工程と、 前記システムバスに対して前記割り込みトランザクショ
    ンを発行するトランザクション発行工程と、 を有することを特徴とする請求項4または5記載の割り
    込み通知方法。
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