JP2000276145A - 音源装置および、該音源装置を備えたカラオケ装置 - Google Patents

音源装置および、該音源装置を備えたカラオケ装置

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JP2000276145A
JP2000276145A JP11078576A JP7857699A JP2000276145A JP 2000276145 A JP2000276145 A JP 2000276145A JP 11078576 A JP11078576 A JP 11078576A JP 7857699 A JP7857699 A JP 7857699A JP 2000276145 A JP2000276145 A JP 2000276145A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音源装置に再生機能を備えること。 【解決手段】 入力されたMIDIデータには、CPU
101によって時間情報が付加され、RAM103の所
定のアドレスに一組のデータとして書き込まれる。時間
情報の付加されたMIDIデータが書き込まれるRAM
103内のエリアAは、リングバッファ構造になってお
り、最終アドレスにデータが書き込まれた後は、最初の
アドレスに戻って書き込みが行われる。エリアAは先に
格納されたデータが先に読み出されるようになってお
り、CPU101は、リングバッファの書込を行う方向
に向かってMIDIデータの読み出しを行っていくよう
に読出アドレスを特定する。プレイバックコマンドが入
力された場合は、戻り時間に応じたアドレス分だけ戻っ
た位置からMIDIデータの読み出しが開始され、既に
発音された楽音が再度発音されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子楽器やカラ
オケ装置などに用いて好適な、プレイバック機能を備え
た音源装置および、該音源装置を備えたカラオケ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子楽器などから入力される
データに基づいて電子的に楽音信号を生成する音源装置
が知られている。このような音源装置を制御するために
用いられるデータには、例えばMIDI(Musical Inst
rument Digital Interface)のような、音楽情報をデジ
タル信号によって伝達するための規格が用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MIDIデ
ータは、音楽情報をデジタルで伝達するためのシリアル
データであり、入力されたデータに基づいた演奏を後に
再生するためには、MIDIデータと時間情報と対応つ
けて記録しておく必要がある。従来は、MIDIデータ
を記録するためにはシーケンサが必要であった。ここ
で、図12は、シーケンサを用いてMIDIデータを記
録する場合の装置構成を示した図である。キーボード2
00から出力されたMIDIデータはシーケンサ600
によって時間情報と対応つけて記録されるようになって
いる。記録されたMIDIデータに基づいて演奏の再生
を行う場合は、シーケンサ600は、時間情報に基づい
てMIDIデータを音源装置100に出力し、音源装置
100は、入力されるMIDIデータに基づいて楽音信
号を生成して、サウンドシステム400に出力する。こ
のように、従来の技術では、シーケンサによってMID
Iデータを記録しない限りは演奏を再生することがでな
かったので、シーケンサにおける記録を行っていなかっ
た場合や、シーケンサを用いない場合には演奏の再生を
行うことはできなかった。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、再生機能を備える音源装置およ
び、該音源装置を備えたカラオケ装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、楽音情報を入力する
入力手段と、前記入力手段によって入力された前記楽音
情報を順次記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた前記楽音情報を順次読み出す読出手段と、前記読出
手段によって読み出された前記楽音情報に基づいて楽音
信号を生成する楽音信号生成手段と、前記入力手段によ
って当該楽音情報が入力された時刻に対応した時刻情報
を前記楽音情報に付加して前記記憶手段に記憶させる記
憶制御手段と、前記読出手段によって既に読み出された
前記楽音情報のうち、再度読出を行う前記楽音情報を前
記記憶制御手段によって記憶された時刻情報に基づいて
特定する特定手段と、出前記特定手段によって特定され
た楽音情報を前記読出手段によって読み出させる読出制
御手段とを備えることを特徴とする。また、請求項2に
記載の発明は、請求項1記載の音源装置において、前記
再度読出を行うことを指示する再生指示手段を備え、前
記特定手段は、前記再生指示手段によって指示された時
刻よりも所定時間前の時刻に対応する前記楽音情報を特
定することを特徴とする。また、請求項3に記載の発明
は、請求項2記載の音源装置において、前記再生指示手
段は前記所定時間を指示することを特徴とする。また、
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の音
源装置において、カラオケ曲の進行に対応したカラオケ
属性情報を入力する属性情報入力手段を備え、前記記憶
手段は、前記カラオケ属性情報を付加して前記楽音情報
を記憶し、前記再生指示手段は、前記カラオケ属性情報
に対応して前記指示を行うことを特徴とする。また、請
求項5に記載の発明は、請求項4に記載の音源装置を備
えたカラオケ装置であって、前記カラオケ曲に対応する
曲データを記憶するカラオケ曲記憶手段と、前記属性入
力手段に入力する前記カラオケ属性情報を前記カラオケ
曲記憶手段に記憶された曲データに基づいて生成する属
性情報生成手段と、前記再生指示手段における前記指示
を、前記属性情報生成手段によって生成した前記カラオ
ケ属性情報に対応して制御する再生指示制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。
【0007】1.第1実施形態 1−1.第1実施形態の構成 (1)全体構成 図1は、実施形態の構成を示すブロック図である。第1
実施形態は、音源装置100に本発明を適用したもので
あり、MIDI楽器200、コントローラ300、サウ
ンドシステム400が接続されて構成されている。音源
装置100は、MIDI楽器200から入力されたMI
DIデータに基づいて楽音信号を生成するものであり、
詳しい構成については、図2を用いて後述する。MID
I楽器200は、MIDI規格に対応した電子楽器であ
り、演奏者の操作に基づいてMIDIデータを生成して
出力するものである。図1中では、鍵盤楽器を示してい
るが、弦楽器や管楽器など他の楽器であっても構わな
い。コントローラ300は、音源装置100を制御する
ためのものであり、使用者が制御内容を指示するための
操作子などを備えて構成されている。操作子によって指
示された制御内容は、コマンドとして音源装置100に
対して出力される。サウンドシステム400は、音源装
置100において生成された楽音信号を増幅して出力す
るものであり、アンプやスピーカなどを備えて構成され
る。
【0008】(2)音源装置100の構成 次に、図2を参照しながら、音源装置100の構成につ
いて説明する。図2に示すように、音源装置100は、
CPU101、ROM102、RAM103、音源LS
I104、D/A変換器105、MIDIインターフェ
イス106、およびコントローラインターフェイス10
7を備えて構成されている。CPU101は、ROM1
02に記憶されたプログラムに基づいて各部の制御を行
うものであり、ROM102には、後に説明する各処理
を行うためのプログラムが記憶されている。RAM10
3は、データを一時的に記憶するためのメモリであり、
MIDI楽器200から入力されるMIDIデータをバ
ッファリングするためなどに用いられる。
【0009】音源LSI104は、CPU101の制御
の下でデジタル楽音信号を生成する集積回路であり、音
源LSI104によって生成されたデジタル楽音信号は
D/A変換器105においてアナログの楽音信号に変換
されて出力される。MIDIインターフェイス106
は、MIDI楽器200とのインターフェイス動作を行
うものであり、MIDI楽器200から出力されたMI
DIデータは、MIDIインターフェイス106を介し
てCPU101に供給される。コントローラインターフ
ェイス107は、コントローラ300とのインターフェ
イス動作を行うものであり、コントローラ300から出
力されたコマンドは、コントローラインターフェイス1
07を介してCPU101に供給される。本実施形態に
おいて用いられるコマンドには、音源装置100におけ
る動作モードを選択するコマンドがある。動作モードと
しては、MIDIインターネット106を介して入力さ
れるMIDIデータに基づいて順次楽音生成を行う「通
常モード」と、過去に入力されたMIDIデータに基づ
いて楽音生成を行う「プレイバックモード」の2種類の
モードがある。使用者は、コントローラ300に設けら
れた操作子によっていずれかのモードを選択指示する
と、コントローラ300が選択されたモードを指示する
コマンドを音源装置100に出力するようになってい
る。
【0010】1−2.第1実施形態の動作 次に、上記構成を有する実施形態の動作につて説明す
る。本実施形態では、CPU101は、MIDIデータ
を受信してRAM103にバッファリングする処理(受
信処理)と、RAM103にバッファリングされたMI
DIデータを読み出して音源LSI104において楽音
信号を生成する処理(発音処理)とを行っており、これ
らの処理を並行して行うことによって、上述の各モード
に応じた楽音信号生成動作を行っている。
【0011】(1)受信処理 まず、図3を参照しながら、受信処理について説明す
る。音源装置100に電源が投入されると、まず、初期
化処理が行われる(S101)。初期化処理において
は、RAM103の初期化や、受信したMIDIデータ
の書込アドレスの初期化などが行われる。書込アドレス
の初期値は予め設定されており、電源投入後初めて入力
されたMIDIデータは、設定されたアドレスから順に
書き込まれるようになる。初期化処理が終了すると、C
PU101は、MIDI楽器200から出力されたMI
DIデータを受信し(S102)、受信したMIDIデ
ータに時間情報を付加して(S103)、RAM103
にバッファリングする(S104)。そして、処理をス
テップS102に移行させて、次のMIDIデータを受
信する。
【0012】ここで、図4は、受信したMIDIデータ
に時間情報を付加してRAM103に記憶する処理の概
念を示した図である。図示するように、入力されたMI
DIデータには、CPU101によって時間情報が付加
される。時間情報が付加されたMIDIデータは、RA
M103の所定のアドレスに一組のデータとして書き込
まれる。本実施形態においては、先に入力されたMID
Iデータを受信した時間と、今回入力されたMIDIデ
ータを受信した時間との間隔(Δt)によって時間情報
を示している。CPU101は、自己の動作クロックに
よって時間間隔を把握して、順次入力されるMIDIデ
ータに対して時間情報を付加する。時間情報の付加され
たMIDIデータが書き込まれるRAM103内のエリ
アAは、リングバッファ構造になっており、最終アドレ
スにデータが書き込まれた後は、最初のアドレスに戻っ
て書き込みが行われる。また、エリアAは先に格納され
たデータが先に読み出されるようになっており(FIF
O)、CPU101は、リングバッファの書込を行う方
向に向かってMIDIデータの読み出しを行っていくよ
うに読出アドレスを特定する。このようにして順次RA
M103に記憶されたMIDIデータは、以下に説明す
る処理(図5:発音処理)おいて順次RAM103から
読み出される。
【0013】(2)発音処理 次に、図5に示すフローチャートを参照しながら、発音
処理について説明する。音源装置100に電源が投入さ
れると、まず、初期化処理が行われる(S201)。初
期化処理においては、MIDIデータの読出基準となる
アドレスの決定や発音モードの設定などを行う。初期設
定としては、発音モードについては通常モードに設定す
る。読出アドレスについては、入力されたMIDIデー
タが記憶される初期アドレスと同じアドレスに設定す
る。これにより、順次入力されるMIDIデータが、入
力された順にRAM103から読み出されるようにな
る。初期化処理が終了すると、CPU101は、コント
ローラ300から入力されるコマンドに基づいて、発音
モードの変更があるか否かを判別する(S202)。
【0014】発音モードの変更がないと判別した場合は
(S202;NO)、処理をステップS206に移行さ
せ、初期化処理において決定した読出開始アドレスから
MIDIデータを読み出して(S206)、読み出した
MIDIデータに基づいて音源LSI104を制御して
発音処理を行う(S207)。そして、読出アドレスを
図4に示す読出方向に向かって1データだけ分加算して
(S209)、処理をステップS202に移行させる。
【0015】ステップS202の判別において、発音モ
ードの変更が生じたと判別した場合は(S202;YE
S)、次に、当該変更が「プレイバックモード」への変
更か否かを判別する(S203)。そして、プレイバッ
クモードへの変更であると判別した場合は(S203;
YES)、戻り時間を取得して(S204)、戻り時間
に対応した読出アドレスを決定する(S205)。本実
施形態では、使用者が戻り時間を指定できるようになっ
ており、戻り時間情報がプレイバックコマンドに含まれ
ているものとする。CPU101は、このようにして決
定された読出アドレスからMIDIデータを読み出して
(S207)、発音処理をおこない(S208)、読出
アドレスに対して所定のアドレスを加算して、処理をス
テップS202に移行させる。
【0016】ここで図6および図7を参照して、プレイ
バックコマンドが入力された場合の動作について具体的
に説明する。図6は、通常モードからプレイバックモー
ドへの変更が行われた場合の演奏時間と実時間との関係
を示す図であり、図7は、RAM103内のエリアAと
の関係を示す図である。なお、図6および図7におい
て、実時間は実際の経過時間を示しており、演奏時間は
RAM103のエリアAに記憶された時間情報に基づい
た経過時間を示している。
【0017】図6に示す例では、実時刻t0において処
理を開始し、実時刻t2において通常モードからプレイ
バックモードにモード変更されており、プレイバックコ
マンドに含まれている戻り時間=bである。プレイバッ
クコマンドが実時刻t2において入力されると、ステッ
プS202およびステップS203の判別において”Y
ES”と判別されるので、CPU101は、戻り時間b
に基づいて読み出しアドレスを決定する。ここで、図7
を参照すると、実時刻t2おける読出アドレスはアドレ
スa10であった。そこで、CPU101は、アドレス
a10から1データずつ読出方向に向かって逆向きに時
間情報を読み出して加算する。そして加算した値が戻り
時間bに達するアドレスを読出アドレスに決定する。図
7に示す例では、アドレスa2が読出アドレスとして決
定されており、アドレスa2〜アドレスa9までに格納
されている時間情報を加算した値が戻り時間bに対応す
る。
【0018】ここで、アドレスa2から読み出されるM
IDIデータの演奏時刻をte1とし、アドレスa10
から読み出される演奏時刻をte2とする。図6を参照
すると、アドレスa2からMIDIデータを読み出した
演奏時刻te1は、実時刻t1であったことがわかる。
従って、実時刻t3においてアドレスa1から読み出さ
れたMIDIデータによって生成される楽音信号は、実
時刻t1において生成された楽音信号と同じものとな
る。同様に実時刻t3〜t4まで順次RAM103から
読み出されるMIDIデータ(アドレスa3、a4……
a10)によって生成される楽音信号は、実時刻t1〜
t2までに生成された楽音信号と同じものとなる。この
ように、プレイバックコマンドが入力された場合は、戻
り時間に応じたアドレス分だけ戻った位置から読み出し
を開始するので、既に発音された楽音が再度発音され、
プレイバック演奏を行うことができるようになる。
【0019】ところで、ステップS203の判別におい
て、発音モードがプレイバックモードへの変更ではない
と判別した場合は(S203;NO)、通常モードへの
変更であると判別できるので、通常モードにおいて読み
出しを開始するアドレス値を決定して(S209)、決
定したアドレス値からMIDIデータを読み出して(S
206)、発音処理を行う(S207)。
【0020】このように、通常モードにおいては、受信
したMIDIデータを順次記憶して、記憶した順に読み
出して発音するので、従来の音源装置と同様に使用する
ことができる。また、受信したMIDIデータに時間情
報を付加してリングバッファに記憶しているので、プレ
イバックが指示されると所定演奏時間前に相当するアド
レスからMIDIデータを読み出すことができるので、
シーケンサを使用しなくても再生が可能となる。
【0021】2.第2実施形態 次に、本発明の第2の実施形態について説明する。ここ
では、本発明にかかる音源装置をカラオケ装置と合わせ
て用いる場合について説明する。図8は、第2実施形態
の構成を示す図である。第2実施形態においては、音源
装置100’には、第1実施形態において説明したMI
DI楽器200およびサウンドシステム400の他、カ
ラオケ装置500が接続されている。本実施形態では、
カラオケ装置500におけるカラオケ演奏にあわせて、
MIDI楽器200および音源装置100’による演奏
を行うことができるようになっており、後に詳しく説明
するように、MIDI楽器200から入力されるMID
Iデータは、カラオケ曲データと対応つけて記憶される
ようになっている。カラオケ装置500は、MIDI規
格に基づいて作成されたカラオケ曲データに基づいて、
カラオケ演奏としての楽音信号を生成するものであり、
生成された楽音信号はサウンドシステム400から出力
される。
【0022】次に、図9を参照して、音源装置100’
の構成について説明する。図9に示すように、音源装置
100’は、CPU101、ROM102、RAM10
3、音源LSI104、D/A変換器105、MIDI
インターフェイス106、およびカラオケインターフェ
イス150を備えて構成されている。なお、第1実施形
態(図2)と同様のものは同一符号を付して説明を省略
する。カラオケインターフェイス150は、カラオケ装
置500とのインターフェイス動作を行うものであり、
本実施形態では、プレイバックモードを指示するコマン
ドおよび、カラオケ曲データとMIDI楽器200から
入力されるMIDIデータとを対応つけて記憶するため
の属性データがカラオケ装置500から入力されるよう
になっている。
【0023】カラオケ装置500は、カラオケ曲データ
のうちの属性情報を音源装置100’に出力しており、
図10に示すように、音源装置100’は、第1実施形
態と同様に入力されるMIDIデータに時間情報の他、
属性情報を付加してRAM103に設定されたエリアA
に記憶する。属性情報とは、カラオケ曲の進行を示す情
報であり、例えば、小節や、拍、コーラスやサビ区間の
開始・終了位置などを示す情報をいう。
【0024】このように、第2実施形態においては、カ
ラオケ曲データにおける属性情報をあわせて記憶してい
るので、当該属性情報に基づいて戻り量を決定すること
ができるようになる。あるいは、カラオケ装置において
巻き戻しなどの処理を行った場合でも、属性情報によっ
て同期をとることができるようになる。例えば、カラオ
ケ演奏を数小節分巻き戻した場合に、カラオケ装置50
0は、巻き戻された小節数を示す情報を戻り量としてコ
マンドに含めて音源装置100’に出力すればよい。音
源装置100’は、コマンド中の小節数を示す情報と、
RAM103に記憶された属性情報とを比較することに
よって、再生を開始するアドレスを特定することができ
る。
【0025】3.変形例 なお、本発明は既述した実施形態に限定されるものでは
なく、以下のような各種の変形が可能である。
【0026】上記実施形態においては、MIDIデータ
はMIDI楽器200から入力されるものとして説明し
ているが、これに限らずどのような機器から入力されて
もよい。なお、MIDI規格に限らず、音楽情報をデジ
タル信号によって扱うことができる規格であればどのよ
うなものでもよく、独自の規格のデータであってもよ
い。
【0027】上記実施形態においては、時刻情報は、M
IDIデータが入力された時間間隔を用いて記憶してい
るが、絶対時刻でも構わない。この場合において、現在
時刻を用いてもよいし、記憶を開始してからの経過時間
を用いてもよい。時刻情報につては、時刻を把握できれ
ば単位はどのようなものを用いてもよく、秒でもよい
し、CPU101の動作するクロック数を用いても構わ
ない。上記実施形態においては、戻り時間はコマンド中
のに含まれるものとして説明しているが、予め設定され
た所定時間だけ戻るようにしてもよい。例えばエリアA
のサイズが十分でない場合は、戻り時間を制限するよう
にしてもよい。
【0028】第2実施形態においては、コマンドをカラ
オケ装置500から入力するようにしているが、第1実
施形態のように音源装置100に直接コントローラ30
0を接続することによって入力してもよいのは勿論であ
る。また、音源装置100’がカラオケ装置500の内
部に組み込まれていても構わず、この場合は、MIDI
楽器200をカラオケ装置500に接続する。MIDI
楽器200から入力されたMIDIデータに時間情報を
付加してRAM103に記憶する際に属性情報を付加す
るかしないかについて選択できるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音源装置に再生機能を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の全体構成を示す図である。
【図2】 第1実施形態における音源装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】 受信処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】 第1実施形態におけるMIDIデータの記憶
状態について説明する図である。
【図5】 発音処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】 第1実施形態の具体的動作を説明する図であ
る(その1)。
【図7】 第1実施形態の具体的動作を説明する図であ
る(その2)。
【図8】 第2実施形態の全体構成を示す図である。
【図9】 第2実施形態における音源装置の構成を示す
ブロック図である。
【図10】 第2実施形態におけるMIDIデータの記
憶状態について説明する図である。
【図11】 従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
100、100’……音源装置、 101……CPU、 102……ROM、 103……RAM、 104……音源LSI、 105……D/A変換器、 106……MIDIインターフェイス、 107……コントローラインターフェイス、 150……カラオケインターフェイス、 200……キーボード、 300……コントローラ、 400……サウンドシステム、 500……カラオケ装置、 600……シーケンサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音情報を入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記楽音情報を順次記
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記楽音情報を順次読み出す
    読出手段と、 前記読出手段によって読み出された前記楽音情報に基づ
    いて楽音信号を生成する楽音信号生成手段と、 前記入力手段によって当該楽音情報が入力された時刻に
    対応した時刻情報を前記楽音情報に付加して前記記憶手
    段に記憶させる記憶制御手段と、 前記読出手段によって既に読み出された前記楽音情報の
    うち、再度読出を行う前記楽音情報を前記記憶制御手段
    によって記憶された時刻情報に基づいて特定する特定手
    段と、 出前記特定手段によって特定された楽音情報を前記読出
    手段によって読み出させる読出制御手段とを備えること
    を特徴とする音源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音源装置において、 前記再度読出を行うことを指示する再生指示手段を備
    え、 前記特定手段は、前記再生指示手段によって指示された
    時刻よりも所定時間前の時刻に対応する前記楽音情報を
    特定することを特徴とする音源装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の音源装置において、 前記再生指示手段は前記所定時間を指示することを特徴
    とする音源装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の音源装置にお
    いて、 カラオケ曲の進行に対応したカラオケ属性情報を入力す
    る属性情報入力手段を備え、 前記記憶手段は、前記カラオケ属性情報を付加して前記
    楽音情報を記憶し、 前記再生指示手段は、前記カラオケ属性情報に対応して
    前記指示を行うことを特徴とする音源装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の音源装置を備えたカラ
    オケ装置であって、 前記カラオケ曲に対応する曲データを記憶するカラオケ
    曲記憶手段と、 前記属性入力手段に入力する前記カラオケ属性情報を前
    記カラオケ曲記憶手段に記憶された曲データに基づいて
    生成する属性情報生成手段と、 前記再生指示手段における前記指示を、前記属性情報生
    成手段によって生成した前記カラオケ属性情報に対応し
    て制御する再生指示制御手段とを備えることを特徴とす
    るカラオケ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100598209B1 (ko) 2004-10-27 2006-07-07 엘지전자 주식회사 Midi 재생 장치 및 방법

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