JP2000275512A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000275512A
JP2000275512A JP8219799A JP8219799A JP2000275512A JP 2000275512 A JP2000275512 A JP 2000275512A JP 8219799 A JP8219799 A JP 8219799A JP 8219799 A JP8219799 A JP 8219799A JP 2000275512 A JP2000275512 A JP 2000275512A
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淳 丸山
Masataka Ide
昌孝 井出
Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影レンズに入射する光源を検出し光源に応じ
て合焦点の位置を補正する自動焦点調節装置を有するカ
メラの小型化及び製造コストの低減化に寄与する。 【解決手段】分光感度特性がそれぞれ異なる複数の光電
変換手段15・21と、この複数の光電変換手段の一つ
の出力に基いて撮影レンズを合焦点位置に駆動するため
に必要な情報を出力する焦点検出手段(CPU26)
と、この焦点検出手段の出力値を補正する補正手段(2
6)と、複数の光電変換手段の出力に基いて被写体が特
定の光源により照明されていることを検出する光源検出
手段(26)とを具備し、被写体が特定の光源により照
明されていることを検出した際には、補正手段により合
焦点位置を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラ、詳しく
は撮影レンズの色収差の影響を低減するために、撮影レ
ンズに入射する光源に応じて合焦点の位置を補正するよ
うにしたカメラの自動焦点調節装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、写真撮影等を行なうカメラ等
においては、撮影レンズ等を透過した光束によって被写
体像が結像されるようになっているが、このとき、被写
体像の合焦点の位置は、撮影レンズ等に入射する光源の
波長によって異なる現象が見られることは周知である。
【0003】例えば室内において写真撮影を行なう場合
には、例えばタングステンランプやフラッドランプ等の
人工光源を用いて被写体を照明することがある。この場
合には、撮影レンズの有する特性、即ち色収差等の影響
によって被写体像の合焦点の位置にズレが生じてしまう
ことがある。
【0004】そこで、特公平1−45883号公報にお
いては、撮影レンズに入射する被写体光束のうち可視光
成分と赤外光成分との比率を検出し、この検出された比
率に応じて撮影レンズの合焦点の位置を補正するように
したカメラの自動焦点調節装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特公平
1−45883号公報に開示されている手段によれば、
被写体像の合焦点の位置を補正するために、例えば可視
光領域に感度を有する専用の受光センサーと、赤外光領
域に感度を有する専用の受光センサーとを、既存の測距
センサー又は測光センサー等とは別に新たに追加して配
設する必要がある。
【0006】しかし、近年における一般的なカメラ等に
おいては、カメラ自体の小型化及び軽量化が強く要望さ
れている。したがって、このような小型カメラの限られ
た内部空間において、二つの受光センサー及びこれらの
受光センサーに向けて被写体光束の一部を導くための光
学系等からなる各種の構成部材を新たに配置することは
非常に困難なことである。また、これと同時に各構成部
材が増加することによってカメラ自体の製造コストを押
し上げてしまうという問題もある。
【0007】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、撮影レンズに入
射する光源を検出し、検出された光源に応じて合焦点の
位置を補正するように構成されたカメラの自動焦点調節
装置であって、カメラ自体の大型化を抑えると共に、製
造コストの低減化に寄与することのできる自動焦点調節
装置を有するカメラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明によるカメラは、分光感度特性がそれぞ
れ異なる複数の光電変換手段と、この複数の光電変換手
段の一つの出力に基いて撮影レンズを合焦点位置に駆動
するために必要な情報を出力する焦点検出手段と、この
焦点検出手段の出力値を補正する補正手段と、上記複数
の光電変換手段の出力に基いて被写体が特定の光源によ
り照明されていることを検出する光源検出手段とを具備
し、被写体が特定の光源により照明されていることを検
出した際には、上記補正手段により合焦点位置を補正す
るようにしたことを特徴とする。
【0009】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
るカメラにおいて、上記複数の光電変換手段は、スポッ
ト測光部を含む分割測光センサと焦点検出センサとを含
み、これら二つのセンサは、略同等範囲の被写界光を受
光することを特徴とする。
【0010】そして、第3の発明は、上記第1の発明に
よるカメラにおいて、上記光源検出手段により検出し得
る特定の光源には、タングステン電球と蛍光灯とを含む
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の一実施形態のカメ
ラの主要部を示すブロック構成図である。
【0012】図1に示すように、本実施形態のカメラ
は、被写体像を結像させる撮影レンズ系のブロックと、
この撮影レンズ系により結像される被写体像の一部を利
用して合焦点の位置を検出する焦点検出装置系のブロッ
クと、撮影レンズ系を透過した光束により結像される被
写体像を観察するファインダー光学系のブロックと、被
写体を含む撮影画面内の輝度等を測定する測光装置を構
成するブロックと、各種の電気回路等によって構成され
ている。そして、本カメラの全体の電気回路は、制御手
段であるCPU26によって制御されている。
【0013】本カメラの撮影レンズ系のブロックは、正
レンズ1及び負レンズ3等の複数のレンズと、これら複
数のレンズの光軸Oと同軸上となる所定の位置に設けら
れた絞り機構2とからなる撮影レンズ等によって構成さ
れている。
【0014】正レンズ1及び負レンズ3は、撮影レンズ
駆動回路4を介して駆動制御され、所定の自動焦点調節
動動作(AF動作)及び変倍動作(ズーム動作)等が実
行されるようになっている。また、絞り機構2は、絞り
駆動回路5によって駆動制御され、露出動作等が実行さ
れるようになっている。
【0015】撮影レンズの後方にあって、同撮影レンズ
の光軸O上の所定の位置には、略中央部分がハーフミラ
ー等によって形成された可動ミラー6が配設されてい
る。この可動ミラー6は、通常の状態においては、撮影
レンズの光軸Oに対して角度略45度だけ傾けて配置さ
れ、かつ一端が本カメラの内部固定部材(図示せず)に
回動自在に軸支されている。そして、この可動ミラー6
には、ミラー駆動回路16が電気的に接続されており、
CPU26は、このミラー駆動回路16を介して可動ミ
ラー6を駆動制御するようになっている。つまり、可動
ミラー6及びミラー駆動回路16等によって、いわゆる
クイックリターン機構が構成されている。
【0016】そして、撮影レンズを透過した被写体光束
の一部は、可動ミラー6の反射面を介して本カメラの上
方に配置されるファインダー光学系に導かれるようにな
っている。
【0017】可動ミラー6の背面側の略中央部分には、
サブミラー7が配設されている。このサブミラー7は、
可動ミラー6の略中央部分を透過した被写体光束の一部
を反射して、本カメラの下方に向けて導くようにする役
目をしている。
【0018】サブミラー7の下方にあって、同サブミラ
ー7の反射光軸上の所定の位置には、二つの光学系から
なり被写体光束を二像に分離するためのセパレータ光学
系13と光学フイルター14とが光軸方向に並べて配置
されている。また、光学フイルター14のさらに下方で
あって、セパレータ光学系13による被写体像の結像位
置には、ラインセンサ15が配置されている。このライ
ンセンサ15は、ラインセンサ駆動回路17によって駆
動制御されるようようになっている。
【0019】そして、これらの各構成部材、即ちサブミ
ラー7・セパレータ光学系13・光学フイルター14・
ラインセンサ15及びラインセンサ駆動回路17等によ
って、一般的な位相差検出法を利用する焦点検出装置が
構成されており、CPU26は、ラインセンサ駆動回路
17を介して入力された信号に基づいてセパレータ光学
系13による二像の間隔を演算すると共に、撮影レンズ
を所望の位置(合焦点)へと駆動する焦点調節動作を行
なう際のレンズ駆動量等を演算したり、ラインセンサ1
5による積分結果から被写体の輝度等の測光値を演算す
るようになっている。したがってCPU26は、上述の
ような演算処理を行なって撮影レンズ系を合焦点位置に
駆動するために必要な情報を取得し、これを所定の回路
へと出力する焦点検出手段としての役目もしている。
【0020】なお、以下の説明においては、焦点検出装
置の一部を構成する光学フイルター14及びラインセン
サ15を合わせた形態のものをAFセンサというものと
する。そして、このAFセンサの分光感度特性について
は後述する(図3参照)。
【0021】また、撮影レンズ駆動回路4は、正レンズ
1及び負レンズ3等が移動するのに応じて所定の信号を
発生するエンコーダ(図示せず)を有しており、CPU
26は、上述のようにして焦点検出装置からの出力を受
けて演算されたレンズ駆動量とエンコーダからの出力と
に基づいて所定の焦点調節動作を実行するようになって
いる。
【0022】可動ミラー6の後方には、露光動作を行な
う際にフイルム9の受光面への被写体光束の照射量(露
光時間)を規制するシャッター機構8が設けられ、さら
にその後方には、所定の間隔をおいてフイルム9が配設
されている。
【0023】シャッター機構8は、CPU26によりシ
ャッター駆動回路18を介して駆動制御されるようにな
っており、例えば可動ミラー6がミラー駆動回路16に
よって図1のX1方向に回動されると、これと同時にシ
ャッター機構8がシャッター駆動回路18によって開放
状態となるように駆動される。これにより、フイルム9
の受光面には、撮影レンズを透過した光束が照射され、
これにより形成される被写体像が結像されることにな
る。そして、これによりフイルム9に所定の露光がなさ
れるように構成されている。
【0024】なお、シャッター機構8の一部を構成する
シャッターとしては、例えば一眼レフレックスカメラ等
において一般的に利用されているフォーカルプレーンシ
ャッター等が適用される。このフォーカルプレーンシャ
ッターは、通常の場合、露光動作に先立ってチャージ
(付勢)される付勢手段の付勢力を利用して、撮影画面
の一端側から他端側の間において、先幕と後幕とを所定
の間隔で所定の方向に走行させるように構成されている
ものである。なお、シャッター機構8の構成について
は、従来より一般的に実用化されているフォーカルプレ
ーンシャッターを適用するものとして、その詳細な説明
は省略する。
【0025】一方、可動ミラー6の上方にあって、同可
動ミラー6により反射された被写体光束(以下、ファイ
ンダー光束ともいう)の光路上には、被写体光束により
結像される被写体像の焦点状態を確認し得るようにする
ために被写体像を結像させる焦点板10と、同被写体像
を正立正像で観察し得るように像変換を行なうペンタプ
リズム11と、このペンタプリズム11により正立正像
に変換された被写体像を観察するファインダ接眼部12
等が配設されている。
【0026】また、ペンタプリズム11の近傍には、測
光装置を構成する各種の構成部材、即ちファインダー光
束の一部を測光光束として集光しこの測光装置の内部
(後述する光電変換手段であるシリコンフォトダイオー
ド21)へと導く測光光学系19と、測光光束のうち測
光動作に最適な所定の波長の光束のみを透過させ得る光
学フイルター20と、撮影画面領域の所定の領域に対応
する二分割型の光電変換手段であるシリコンフォトダイ
オード(SPD)21等が配設されている。
【0027】そして、SPD21には、測光回路22が
電気的に接続されている。この測光回路22は、SPD
21から出力されたアナログ信号を受けて、同信号に対
して対数圧縮処理等の所定の処理が施した後、被写体輝
度値等を表わす所定のデジタルデータに変換し、同デー
タをCPU26へと転送するように構成されている。
【0028】これにより、可動ミラー6が通常の状態に
あるとき(図1に示す状態)には、撮影レンズを透過し
た被写体光束は、可動ミラー6によって上方に反射され
てファインダー光束として、ファインダー光学系に導か
れるようになっている。そして、同ファインダー光束
は、ファインダー接眼レンズ12より出射して、カメラ
の使用者が自己の眼によって被写体像を観察し得るよう
になっている。また、これと同時に、ファインダー光束
の一部は、測光装置に導かれることによって所定の測光
動作がなされるようになっている。
【0029】なお、以下の説明においては、本カメラに
おける測光装置の一部を構成する光学フイルター20及
びSPD21を合わせた形態のものを測光センサという
ものとする。そして、この測光センサの分光感度特性に
ついては後述する(図3参照)。
【0030】また、測光回路22から出力される被写体
輝度値に加えて、フイルム感度検出回路(図示せず)等
によって検出されるフイルム感度等の露出に関する各種
の情報がCPU26へと伝送されるようになっている。
そして、これを受けてCPU26は、所望の被写体に対
する適正な露光量となる最適な絞り値及びシャッター速
度値の演算を行なうように構成されている。
【0031】そして、CPU26は、この演算結果に基
づいて所定のシャッター速度値を算出し、この算出した
所定のシャッター速度値となるようにシャッター機構8
を駆動制御するようになっている。つまり、上述したよ
うにフイルム9の受光面に対する所定の露光時間(シャ
ッター速度値)が算出されると、その演算結果に基づい
て算出した被写体輝度値等を参照し、これにしたがって
シャッター機構8の先幕及び後幕をシャッター機構8を
構成するマグネット等の所定の手段を制御して、所定の
タイミングで動作するよう制御している。
【0032】さらに、本カメラの内部の所定の位置に装
填されるフイルム9は、例えばロール状の写真フイルム
が所定のフイルムカートリッジに収納された形態の一般
的なものが適用されている。このフイルム9は、CPU
26によりフイルム給送回路23を介して駆動制御され
るようになっている。この場合において、例えば1フレ
ーム分の撮影動作が終了した後においては、フイルム給
送回路23は、フイルム9の巻上動作を行なって、次の
フレームを所定の位置に設置するようになっている。
【0033】また、本カメラは、被写体を補助的に照明
するための閃光発光装置(図示せず)を内部に有して構
成されており、この閃光発光装置による発光動作は、C
PU26によりストロボ発光回路24を介して駆動制御
されるようになっている。この場合においては、例えば
CPU26は、測光回路22による測光結果を参照し
て、撮影対象とする所望の被写体の輝度値が、所定の輝
度値よりも低いと判断した場合には、シャッター駆動回
路18によるシャッター機構8の露光動作に同期させ
て、所定の発光量による所定の発光動作を実行させるよ
うになっている。
【0034】また、CPU26が撮影対象とする被写体
の輝度値が低いと判断した場合において、即ちCPU2
6が本カメラ及び被写体周辺の環境が暗所にある等に起
因して、ラインセンサ15による積分量が不足である等
と判断した場合には、ラインセンサ15の積分動作に同
期させて、所定の発光量による所定の発光動作を実行
し、焦点検出装置による検出動作のための補助光束を照
射するうようにもなっている。
【0035】他方、図1において入力スイッチ27は、
カメラの各種操作を行なうための操作部材に連動し所定
の指令信号を発生させる各種の操作スイッチ及び機械的
な機構状態等を検出する検出スイッチ等の複数のスイッ
チ等によって構成されるものである。
【0036】また、本カメラにおいては、例えば本カメ
ラの構成部材に関する様々な調整用データやカメラの動
作状態、カメラの異常状態等を記憶させるために設けら
れた不揮発性の半導体メモリ等からなる不揮発性メモリ
25がカメラの内部に配設されている。
【0037】なお、上述した電気的な回路等、即ちスト
ロボ発光回路24・測光回路22・不揮発性メモリ25
・フイルム給送回路23・シャッター駆動回路18・ラ
インセンサ駆動回路17・ミラー駆動回路16・絞り駆
動回路5・撮影レンズ駆動回路4等の各種電気回路は、
データバス28によってそれぞれ接続されており、これ
によって電気信号からなるデータの授受が必要に応じて
行なわれるようになっている。そして、これらの各種電
気回路等の動作は、CPU26によって統括的に制御が
なされている。
【0038】図2は、本実施形態のカメラにおける焦点
検出装置の一部を構成するAFセンサ(ラインセンサ1
5等)の検出エリアと、測光装置の一部を構成する測光
センサ(SPD21等)の検出エリアとを概略的に示
し、これらの検出エリアの撮影画面(撮影画角)に対す
る関係をそれぞれ図示したものである。
【0039】図2において、符号29によって示す領域
(図2において斜線で示す領域)は、AFセンサ(ライ
ンセンサ15)の検出エリアを示し、同様に符号30及
び符号31でそれぞれ示す領域が測光センサ(SPD2
1)の検出エリアを示している。
【0040】本カメラにおけるSPD21は、上述した
ように二分割型のものが適用されており、撮影画面枠3
2の内部において所定の二つの領域を分割し各別に測光
し得るように構成されている。そして、本カメラにおい
ては、例えば符号30で示す小円内の領域のみを検出エ
リアとするスポット部と、このスポット部以外の周辺の
領域であって、撮影画面枠32の内部全体を検出エリア
とする符号31で示す周辺部とを分割して測光し得るよ
うになっている。
【0041】そして、本実施形態のカメラにおいては、
後述するように写真撮影を行なうに際して被写体を照明
している光源を判定するのに、AFセンサ(ラインセン
サ15)からの出力と測光センサ(SPD21)のスポ
ット部からの出力とを利用するようにしている。
【0042】また、上述の適正露光量を得るための絞り
値およびシャッタ速度値は、測光センサであるSPD2
1のスポット部及び周辺部の二つの領域からの出力を利
用して決定するようにしている。
【0043】図3は、本実施形態のカメラにおいて、被
写体を照明する照明光を測定する測光センサ(光学フイ
ルター20及びSPD21)の分光感度特性と、AFセ
ンサ(光学フイルター14及びラインセンサ15)の分
光感度特性をそれぞれ示す図である。
【0044】本実施形態のカメラにおける測光センサの
分光感度特性は、図3の符号Aで示すように、略500
nm付近を頂点(ピーク;最大値)とした短波長領域寄
りの分光感度特性を有し、可視光領域に感度を有してい
る。
【0045】また、同カメラにおける測距センサの分光
感度特性は、図3の符号Bで示すように、略600nm
付近を頂点として1000nm付近の長波長領域までの
分光感度特性を有し、可視光領域に感度を有すると共に
赤外光領域にも感度を有している。
【0046】図4は、被写体を照明する各種の照明光源
の分光特性を示す概略図である。照明光源としては、蛍
光灯・白熱電球・ブルーフラッドランプ・昼光の各特性
を例示している。
【0047】図4に示すように蛍光灯の分光特性は、略
500nm付近を頂点として略300nm付近から略8
00nm付近の範囲にある。また、白熱電球の分光特性
は、略1000nm付近を頂点に略300nm付近より
長波長寄りの領域にある。ブルーフラッドランプの分光
特性は、略800nm付近に急峻な感度を有し、略30
0nm付近から略850nm付近の領域にある。そし
て、一般的な自然光(昼光)の分光特性は、略300n
m付近より長波長寄りの領域から比較的全範囲にわたる
分光特性を有している。
【0048】図3・図4から明らかなように、上述の測
光センサの分光感度特性とAFセンサの分光感度特性と
に違いがあることを利用すれば、両センサを用いて被写
体の照明光源の光量を測定することができ、その出力差
を検出することによって被写体の照明光源を特定するこ
とが可能である。
【0049】例えば被写体を照明している光源がブルー
フラッドランプの場合には、AFセンサからの出力が得
られるが、測光センサからの出力はほとんど得られない
ことになる。また、白熱電球の場合には、AFセンサか
らの出力が測光センサからの出力よりも大きくなる。そ
して、昼光の場合には、AFセンサからの出力が測光セ
ンサからの出力よりも小さくなる等の傾向が見られる。
【0050】このようにして本実施形態のカメラにおい
ては、測光センサの出力による光量とAFセンサの出力
による光量の割合を検出することによって、被写体を照
明している光源を判別するようにしている(なお、後述
する図6も参照のこと)。
【0051】また、光源を判別するに際して、本カメラ
においては、測光センサ(SPD21)のスポット部を
利用するようにしている。これによれば、SPD21の
スポット部と焦点位置を検出するAFセンサの検出領域
とが略一致していることから、AFセンサに入射してい
る光源をより正確に判別することができることになる。
【0052】次に、図5は被写体を照明している光源の
種類によって、AFセンサ(ラインセンサ15)の受光
部に結像される二つの像の間隔にズレが生じている状態
を示す図である。
【0053】例えば二つの像の間隔が昼光において合焦
状態で結像しているものとした場合においては、この同
一被写体をブルーフラッドランプで照明して撮影する
と、図5に示すように昼光における合焦状態に比べてラ
インセンサ15の受光面上において、約+0.2エレメ
ント分のズレが生じることがわかる。このように照明光
源によって合焦位置にズレが生じてしまうと、いわゆる
ピンボケ写真が生成されることとなり問題である。
【0054】また、図6は、本実施形態のカメラにおい
て、撮影時における被写体を照射する光源を判別する場
合の判別条件をグラフ化して簡略的に示す図である。
【0055】図6において、縦軸にはAFセンサに入射
する光量を、横軸には測光センサに入射する光量をそれ
ぞれとり、線分Yは両者の光量が等しくなる境界を示し
ている。そして、領域Cで示す部分が蛍光灯、領域Dで
示す部分が白熱電球、領域Eで示す部分がブルーフラッ
ドランプ、領域Fで示す部分が自然光(昼光)をそれぞ
れ判別し得る領域となる。
【0056】このように構成された本実施形態のカメラ
の作用を、以下に説明する。図7は、本実施形態のカメ
ラの作用のうち写真撮影を行なう際に行なわれるレリー
ズ動作のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0057】本カメラの電源がオン状態にあり、撮影動
作を行ない得る撮影準備状態にあるときに、使用者によ
って入力スイッチ27(図1参照)のうちファーストレ
リーズスイッチ(以下、1st.レリーズSWという)
に連動する操作部材が操作され、これに応じた所定の指
令信号(1st.レリーズ信号)が発生することによっ
て、図7のレリーズ動作のサブルーチンが呼び出され
て、同シーケンスが開始される。
【0058】まずステップS1において、CPU26
は、1st.レリーズ信号を受けて測光回路22を介し
て測光センサを駆動制御し、SPD21の周辺部に対応
する領域の測光が行なわれ、その測光結果である周辺測
光データが取得される。
【0059】次いで、ステップS2において、CPU2
6は、同様にSPD21のスポット部に対応する領域の
測光を行なって、その測光結果であるスポット測光デー
タを取得する。このようにして取得された周辺測光デー
タ及びスポット測光データは、CPU26に内蔵された
RAMの所定の領域(BVSPT)に格納される。
【0060】続いてステップS3において、CPU26
は、ストロボ発光回路24に含まれるストロボ用コンデ
ンサ(図示せず)の充電電圧の状態を確認し、ストロボ
発光動作を行ない得るレベルの充電がなされているか否
かの判断を行なう(充電チェックの処理)。
【0061】この充電チェックの処理は、後述する測距
動作のシーケンス(ステップS4)を行なう際に、被写
体が低輝度である場合には、ストロボ発光回路24を含
む閃光発光装置を用いて補助光を被写体に向けて照射す
る必要があることから、この段階で予めストロボ用コン
デンサの電圧チェックを行なうようにしているものであ
る。なお、測距動作時に被写体が低輝度であるか否かを
判定し、測距動作時において補助光の照射が必要である
か否かの判断は、上述のステップS2における測光結果
に基づいて行なわれる。
【0062】ステップS4において、CPU26は、焦
点検出装置を駆動制御して測距動作のシーケンス(詳細
は後述する。図8参照)を実行する。
【0063】続いてステップS5において、CPU26
は、上述のステップS4の測距動作の測距結果を参照
し、焦点位置の検出が不能であったか否かの判断を行な
う。ここで、焦点位置の検出が不能であった場合には、
ステップS12の処理に進み、このステップS12にお
いて、CPU26は、合焦位置が検出できなかった旨の
表示を所定の情報表示装置(図示せず)等を用いて行な
う非合焦表示の処理を実行した後、この一連のレリーズ
処理のシーケンスを終了する(リターン)。
【0064】一方、上述のステップS5において、ステ
ップS4における測距動作の結果、焦点位置が検出され
たことが確認された場合には、次のステップS6の処理
に進む。
【0065】ステップS6において、CPU26は、上
述のステップS4(図8も参照)における測距動作時に
閃光発光装置を用いた補助光を発光させたか否かの確認
を行なう。ここで、測距動作時に補助光を発光したと判
断された場合には、次のステップS7の処理に進み、補
助光の発光を実行していないものと判断された場合に
は、ステップS8の処理に進む。
【0066】ステップS7において、測距動作時におい
て補助光を発光したことで、適正となる露光量に比べて
光量過多(オーバー)又は光量不足(アンダー)が生じ
たものと判断された場合には、このような状況下で実行
された測距動作による測距結果には信頼性がないものと
考えられる。したがって、このような場合には、上述の
ステップS4の処理に戻り、以降の処理において、補助
光の光量を変更して、再度同様の測距動作が実行され
る。
【0067】なお、測距動作時における補助光の光量調
整等、所定の動作については、本出願人は、特開平6−
289281公報等によって詳細な説明を行なってい
る。本実施形態のカメラにおいても、これらの従来より
用いられている手段に従って測距動作時における補助光
照射がなされるものとする。したがって、その詳細な説
明は省略している。
【0068】次にステップS8において、測距動作によ
る測距結果に基づいて移動させられた撮影レンズにより
結像される被写体像が合焦状態にあるか否かの判断がな
される。ここで、合焦状態にあるものと判断された場合
には、次のステップS9の処理に進み、合焦状態にない
ものと判断された場合には、ステップS10の処理に進
む。
【0069】ステップS9においては、合焦状態にある
場合であるので、CPU26はファインダLED表示や
ブザーの発音等の表示・警告手段等(図示せず)を用い
て合焦状態になった旨の情報を使用者に知らしめる(合
焦表示の処理)。その後、一連の動作を終了する(リタ
ーン)。
【0070】一方、ステップS10においては、非合焦
状態である場合なので、CPU26は、所定のレンズ駆
動の処理を実行する。この場合には、上述のステップS
4における測距結果に基づいて撮影レンズを所定の位置
に移動させるよう駆動制御がなされる。
【0071】そして、ステップS11において、CPU
26は、上述のステップS10におけるレンズ駆動処理
の結果、合焦状態になったか否かの判断を行ない、合焦
状態になったものと判断された場合には、ステップS9
の処理に進み、このステップS9において、合焦表示処
理が実行された後、一連の動作を終了する(リター
ン)。
【0072】また、ステップS11において、未だ非合
焦状態にあるものと判断された場合には、上述のステッ
プS4の処理に戻り、再度同様の測距動作を繰り返す。
【0073】次に、本実施形態のカメラにおける測距動
作のシーケンスについて、図8のフローチャートを用い
て、以下に説明する。
【0074】上述したように図7に示すステップS4に
おいて測距動作のシーケンスが実行されると、図8に示
すようにまずステップS21において、CPU26は、
ラインセンサ15の積分を実行する。なお、測距動作時
における積分動作についても、上記特開平6−2892
81号公報等によって、従来より開示がなされている。
したがって、ここでは、その詳細な説明は省略する。
【0075】次にステップS22において、CPU26
は、AFセンサ(ラインセンサ15等)から測距結果で
ある測距データを読み出して、次のステップS23の処
理に進む。
【0076】続いてステップS23において、CPU2
6は、上述のステップS22の処理によってラインセン
サ15から読み出した測距データに基づいて所定の演算
処理により測光データを算出し、この測光データをCP
U26に内蔵されたRAMの所定の領域(BVAF)に
格納する。ここでCPU26に格納された測光データ
は、後述する光源判定の処理(ステップS32及び図9
参照)の実行時に用いられるものである。なお、ここで
実行される所定の測光演算については、上記特開平6−
289281号公報等によって開示されている手段に従
うものとする。
【0077】次にステップS24において、上述のステ
ップS21の処理におけるAFセンサの積分動作時に、
低輝度環境である等の理由によって光量が不足である場
合に、閃光発光装置を用いて被写体に対して補助光を照
射する必要があるか否かの判定及びその場合における補
助光の発光光量を設定する等の所定の処理を行なう。
【0078】ステップS25において、測距動作により
測距結果の検出が不能であるか否かの判断を行なう。こ
の場合において、検出が不能であると判断された場合に
は、ステップS40の処理に進み、このステップS40
において、非合焦フラグを設定(セット)した後、この
一連の測距動作のシーケンスを終了して、上述の図7の
所定の処理に戻る(リターン)。
【0079】一方、上述のステップS25において、測
距結果が検出された場合には、次のステップS26の処
理に進み、このステップS26において、CPU26
は、閃光発光装置(ストロボ発光回路24)による補助
光を照射して積分を行なった結果が、光量オーバーであ
るか否かの判断を行なう。ここで、光量オーバーである
と判断された場合には、一連の測距動作のシーケンスを
終了し、上述の図7の所定の処理に戻る(リターン)。
そして、所定の手順によって再度測距動作が行なわれる
ことになる。
【0080】次に、ステップS27において、CPU2
6は、照度分布補正の処理を実行する。この照度分布補
正処理とは、センサデータの感度偏差を補正するための
処理である。
【0081】続いてステップS28において、CPU2
6は、相関演算の処理を実行し、これにより、いわゆる
二像間隔の検出がなされる。なお、この相関演算の処理
に付いても、上記特開平6−289281号公報等によ
って、その詳細が開示されている。したがって、本実施
形態においても、従来の手段に従って相関演算処理が実
行されるものとする。
【0082】ステップS29において、上述のステップ
S28における相関演算処理の結果、相関性を有するも
のと判断された場合には、次のステップS30の処理に
進み、相関性がないものと判断された場合には、ステッ
プS37の処理に進む。
【0083】ステップS30において、CPU26は、
像ずれ量の演算処理を実行した後、ステップS31にお
いて、上述のステップS30の処理において算出された
像ずれ量から光軸上のフイルム面に対する結像位置のず
れ量、即ちデフォーカス量を算出する演算処理が実行さ
れる。
【0084】次にステップS32において、CPU26
は、ラインセンサ15による測光結果と、SPD21の
スポット部における出力結果とに基づいて光源判定の処
理(詳細は図9参照)を実行する。
【0085】ステップS33においては、上述のステッ
プS32の処理における光源判定処理の結果に基づい
て、CPU26は、デフォーカス量の補正処理(詳細は
後述する。図10参照)を実行する。その後、ステップ
S34の処理に進む。
【0086】ステップS34において、算出されたデフ
ォーカス量が被写界深度の範囲内にあるか否か、即ち合
焦許容範囲内にあるか否かの判断を行なう。ここで、合
焦許容範囲内にあると判断された場合には、ステップS
36の処理に進み、合焦許容範囲内にないと判断された
場合には、ステップS35の処理に進む。
【0087】ステップS35において、CPU26は、
レンズ駆動パルス数の演算処理を実行した後、一連の測
距動作のシーケンスを終了し、上述の図7の所定の処理
に戻る(リターン)。そして、所定の手順によって再度
測距動作が行なわれる。
【0088】一方、ステップS36において、CPU2
6は、合焦フラグの設定(セット)処理を実行した後、
一連の測距動作のシーケンスを終了し、同様に上述の図
7の所定の処理に戻る(リターン)。そして、所定の手
順によって再度測距動作が行なわれる。
【0089】他方、上述のステップS29において、相
関演算処理の結果、相関性を有しないものと判断されて
ステップS37の処理に進むと、このステップS37に
おいて、センサ積分動作時に補助光による照明が行なわ
れたか否かの判断がなされる。ここで、補助光の照明が
行なわれたものと判断された場合には、次のステップS
38の処理に進み、補助光の照明が行なわれていないも
のと判断された場合には、ステップS40の処理に進
む。
【0090】そして、ステップS38において、補助光
光量を増加して照明を行なう処理が実行された後、ステ
ップS39において、測距結果の検出が不能であるか否
かの判断がなされる。ここで、補助光の光量を増加した
にも関わらず測距結果に改善が見られないものと判断さ
れた場合には、ステップS40の処理に進み、このステ
ップS40において、非合焦フラグが設定(セット)さ
れ、その後、この一連の測距動作のシーケンスを終了し
て、上述の図7の所定の処理に戻る(リターン)。
【0091】一方、ステップS39において、補助光の
光量を増加したことで測距結果に改善が見られたと判断
された場合、即ち測距結果が検出された場合には、一連
の測距動作のシーケンスを終了して、上述の図7の所定
の処理に戻る(リターン)。
【0092】次に、本実施形態のカメラにおける光源判
定のシーケンスについて、図9のフローチャートを用い
て、以下に説明する。この光源判定のシーケンスは、図
8のステップS32の処理のサブルーチンである。
【0093】まず、ステップS41において、被写体を
照明している光源が白熱電球であると判別された場合に
セットされるフラグ[F_INFR]と、被写体を照明
している光源が蛍光灯であると判別された場合にセット
されるフラグ[F_FLUO]と、被写体を照明してい
る光源がブルーフラッドランプであると判別された場合
にセットされるフラグ[F_BRUF]とをそれぞれ初
期化(クリア)する。
【0094】次にステップS42において、CPU26
に内蔵されたRAMの所定の領域(BVAF)に格納さ
れているデータ、即ちAFセンサの出力に基づいて演算
した測光データ(図8のステップS23参照)が所定の
値[#HLIM]よりも大きい値であるか否かの判断を
行なう。この所定の値[#HLIM]は、いわゆる高輝
度リミット値を示すものである。ここで、[BVAF]
の値が[#HLIM]よりも大きいと判断された場合に
は、この一連の光源判定のシーケンスを終了する(リタ
ーン)。また、CPU26に内蔵されたRAMの所定の
領域(BVAF)に格納されているデータが所定の値
[#HLIM]以下であると判断された場合には、次の
ステップS43の処理に進む。
【0095】ステップS43において、CPU26に内
蔵されたRAMの所定の領域(BVSPT)に格納され
ているデータ、即ち測光センサによる測光結果である周
辺測光データ及びスポット測光データが、所定の値[#
HLIM]よりも大きいものであるか否かの判断を行な
う。ここで、[BVSPT]の値が[#HLIM]より
も大きいと判断された場合には、この一連の光源判定の
シーケンスを終了する(リターン)。また、CPU26
に内蔵されたRAMの所定の領域(BVSPT)に格納
されているデータが所定の値[#HLIM]以下である
と判断された場合には、次のステップS44の処理に進
む。
【0096】ステップS44において、[BVAF]と
[BVSPT]にそれぞれ格納されているデータの比較
を行なって、[BVAF]に格納されているデータの方
が大きいと判断された場合には、ステップS47の処理
に進む。また、[BVSPT]に格納されているデータ
の方が大きいと判断された場合には、ステップS45の
処理に進む。
【0097】ステップS45において、[BVSPT]
に格納されているデータと、[BVAF]に格納されて
いるデータに所定の値[#OFSET]を加算した値と
を比較する。ここで、[BVSPT]に格納されている
データの方が大きいと判断された場合には、ステップS
46の処理に進み、このステップS46において、フラ
グ[F_FLUO]をセットした後、一連の光源判定処
理を終了する(リターン)。このことは、[BVAF]
と[BVSPT]との組み合わせが図6の領域Cにある
ことを示している。つまり、被写体を照明している光源
が蛍光灯であると判定される。
【0098】一方、ステップS45において、[BVA
F]に格納されているデータに所定の値[#OFSE
T]を加算した値が[BVSPT]の値以下であると判
断された場合には、被写体を照明している光源は昼光で
あるものと判定できるので、フラグ[F_INFR]、
[F_FLUO]、[F_BRUF]のいずれもセット
されない状態のまま、一連の光源判定処理を終了する
(リターン)。つまり、被写体を照明している光源が白
熱電球、蛍光灯、ブルーフラッドランプの何れでもない
と判定される。
【0099】他方、上述のステップS44において、
[BVAF]に格納されているデータの方が大きいと判
断されて、ステップS47に進むと、このステップS4
7において、[BVSPT]に格納されているデータと
所定の値[#BRLIM]を比較する。ここで、[BV
SPT]に格納されているデータの方が小さいと判断さ
れた場合には、ステップS48の処理に進み、このステ
ップS48において、フラグ[F_BRUF]をセット
した後、一連の光源判定処理を終了する(リターン)。
このことは、[BVAF]と[BVSPT]との組み合
わせが図6の領域Eにあることを示している。つまり、
被写体を照明している光源がブルーフラッドランプであ
ると判定される。
【0100】また、上述のステップS47において、所
定の値[#BRLIM]が[BVSPT]に格納されて
いるデータ以上であると判断された場合には、ステップ
S49の処理に進み、このステップS49において、フ
ラグ[F_INFR]をセットした後、一連の光源判定
処理を終了する(リターン)。このことは、[BVA
F]と[BVSPT]との組み合わせが図6の領域Dに
あることを示している。つまり、被写体を照明している
光源が白熱電球であると判定される。このようにしてC
PU26は、被写体に照射されている光源を検出し、そ
の種類を判別する光源検出手段としての役目もしてい
る。
【0101】次に、図10は、本実施形態のカメラにお
けるデフォーカス量の補正処理のシーケンスを示すフロ
ーチャートである。このデフォーカス量の補正処理のシ
ーケンスは、図8のステップS33の処理のサブルーチ
ンである。
【0102】まず、ステップS51において、上述の光
源判定処理(図9又は図8のステップS32)の結果を
参照して、被写体を照明している光源がブルーフラッド
ランプであるか否かの確認が行なわれる。即ち、フラグ
[F_BRUF]がセットされているか否かの確認を行
なう。ここで、フラグ[F_BRUF]がセットされて
おり、ブルーフラッドランプであることが確認された場
合には、ステップS52の処理に進み、このステップS
52において、収差補正量を格納するメモリ[D_SY
USA]に対して焦点距離毎に相違する関数gによって
決定される撮影レンズの球面収差量[f]及びブルーフ
ラッドランプによって発生する色収差量[bruf]の
値が格納される。ここで関数gは、撮影レンズの特性に
よって決定されるものである。その後、ステップS57
の処理に進む。
【0103】一方、上述のステップS51において、ブ
ルーフラッドランプではないと判断された場合には、ス
テップS53の処理に進み、このステップS53におい
て、光源判定処理の結果を参照して被写体を照明してい
る光源が白熱電球であるか否か、即ちフラグ[F_IN
FR]がセットされているか否かの確認がなされる。こ
こで、フラグ[F_INFR]がセットされており、白
熱電球であることが確認された場合には、ステップS5
4の処理に進み、このステップS54において、収差補
正量を格納するメモリ[D_SYUSA]に焦点距離毎
に相違する関数gによって決定される撮影レンズの球面
収差量[f]及び白熱電球によって発生する色収差量
[infr]が格納される。その後、ステップS57の
処理に進む。
【0104】一方、上述のステップS53において、白
熱電球ではないと判断された場合には、ステップS55
の処理に進み、このステップS55において、光源判定
処理の結果を参照して被写体を照明している光源が蛍光
灯であるか否か、即ちフラグ[F_FLUO]がセット
されているか否かの確認がなされる。ここで、フラグ
[F_FLUO]がセットされており、蛍光灯であるこ
とが確認された場合には、ステップS56の処理に進
み、このステップS56において、収差補正量を格納す
るメモリ[D_SYUSA]に焦点距離毎に相違する関
数gによって決定される撮影レンズの球面収差量[f]
及び蛍光灯によって発生する色収差量[fluo]が格
納される。その後、ステップS57の処理に進む。
【0105】一方、上述のステップS55において、蛍
光灯ではないと判断された場合には、被写体を照明して
いる光源が白熱電球、蛍光灯、ブルーフラッドランプの
何れでもないので、一連のデフォーカス量の補正処理の
シーケンスを終了する(リターン)。
【0106】そして、ステップS57においては、メモ
リ[D_DF]に対してメモリ[D_SYUSA]に格
納されたデータを加算する。
【0107】このようにしてCPU26は、所定の演算
処理の結果、算出した合焦点位置に関する各種の情報を
補正する補正手段の役目もしている。そして、補正した
情報を撮影レンズ駆動回路4へと出力し、これにより撮
影レンズを所定のレンズ駆動量で移動させる。
【0108】なお、本実施形態においては、被写体を照
明する光源によって発生する色収差に基づいてデフォー
カス量の補正を行なうようにしているが、これに限ら
ず、例えばデフォーカス量と1対1の関係にある焦点位
置のずれ量を補正するようにしても良い。
【0109】以上説明したように上記一実施形態によれ
ば、本来よりカメラの基本的な機能を実現するために配
置されている部材、即ち測光を行なう測光センサーと、
測距を行なう測距センサーとの出力を利用するようにし
て、被写体を照射している光源の種類を検出するように
したので、特に受光センサーやその受光センサーへと被
写体光束を導くための光学系等の部材を追加して備える
ことなく、被写体を照明している光源の種類を検出する
ことができると共に、撮影レンズの焦点位置に関するパ
ラメータ(二像間隔のずれ量やデフォーカス量)を補正
することができる。
【0110】したがって、構成部材を増加させることな
く所望の機能を実現させることができ、よってカメラの
大型化を抑止することができると共に、製造コストを増
加させることもない。
【0111】また、光源の判定には、AFセンサーの検
出領域と略同範囲を測光するための測光センサーのスポ
ット部を利用するようにしている。つまり、測光センサ
ーのスポット部とAFセンサーの領域とを略一致させる
ことで、AFセンサーに入射する光源をより正確に判別
することが可能となる。
【0112】[付記]上記発明の実施形態により、以下
のような構成の発明を得ることができる。
【0113】(1) 第1の分光感度特性を有し、光電
変換して被写体輝度を測定する測光センサと、第2の分
光感度特性を有し、被写体光束を光電変換して撮影レン
ズのピント調節に必要な情報を出力する測距センサと、
上記測距センサの出力に応じて、撮影レンズを合焦点ま
で駆動する焦点調節手段と、上記焦点調節手段の動作を
補正する補正手段と、上記測光センサと測距センサとの
分光感度特性の差に基いて、被写体が特定の人工光源に
より照明されていることを検出する人工光検出手段と、
を具備し、被写体が上記人工光源により照明されている
ことを検出した際に、上記補正手段により合焦点位置を
補正するようにしたカメラ。
【0114】(2) 第1の分光感度特性を有し、光電
変換して被写体輝度を測定する測光センサと、第2の分
光感度特性を有し、被写体光束を光電変換して撮影レン
ズのピント調節に必要な情報を出力する測距センサと、
上記測距センサの出力に基づき、測距センサ上に結像し
た二像の間隔を測定し、この二像間隔より撮影レンズの
デフォーカス量を求め、このデフォーカス量に応じて撮
影レンズを合焦位置に駆動する焦点調節手段と、焦点調
節手段のデフォーカス量を補正する補正手段と、上記測
光センサと測距センサとの分光感度特性の差に基いて、
被写体が特定の人工光源により照明されていることを検
出する人工光検出手段と、を具備し、被写体が上記人工
光源により照明されていることを検出した際に、上記補
正手段によりデフォーカス量を補正して合焦点位置を補
正するようにしたカメラ。
【0115】(3) 第1の分光感度特性を有し、光電
変換して被写体輝度を測定する測光センサと、第2の分
光感度特性を有し、被写体光束を光電変換して撮影レン
ズのピント調節に必要な情報を出力する測距センサと、
上記測距センサの出力に基づき、測距センサ上に結像し
た二像の間隔を測定し、この二像間隔に応じて撮影レン
ズを合焦点位置に駆動する焦点調節手段と、焦点調節手
段の二像間隔を補正する補正手段と、上記測光センサと
測距センサとの分光感度特性の差に基いて、被写体が特
定の人工光源により照明されていることを検出する人工
光検出手段と、を具備し、被写体が上記人工光源により
照明されていることを検出した際に、上記補正手段によ
り二像間隔を補正して合焦点位置を補正するようにした
カメラ。
【0116】(4) 付記1又は付記2又は付記3のい
ずれか一つに記載のカメラにおいて、上記測光センサ
は、スポット部を含む多分割測光センサであり、上記人
工光検出を行う際は、測光センサのスポット部からの出
力を用いるカメラ。
【0117】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、撮影
レンズに入射する光源を検出し、検出された光源に応じ
て合焦点の位置を補正するように構成されたカメラの自
動焦点調節装置であって、カメラ自体の大型化を抑える
と共に、製造コストの低減化に寄与することのできる自
動焦点調節装置を有するカメラを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカメラの主要部を示すブ
ロック構成図。
【図2】図1のカメラにおける焦点検出装置の一部を構
成するラインセンサの検出エリアと、測光装置の一部を
構成するSPDの検出エリアとを示し、これらの検出エ
リアの撮影画面(撮影画角)に対する関係をそれぞれ示
す図。
【図3】図1のカメラにおいて、被写体を照明する照明
光を測定する測光センサの分光感度特性と、AFセンサ
の分光感度特性を示す図。
【図4】被写体を照明する各種の照明光源の分光特性を
示す概略図。
【図5】被写体を照明している光源の種類によって、A
Fセンサのラインセンサの受光部に結像される二つの像
の間隔にズレが生じる状態を示す図。
【図6】図1のカメラにおいて、撮影時における被写体
を照射する光源を判別する場合の判別条件をグラフ化し
て簡略的に示す図。
【図7】図1のカメラの作用のうち写真撮影を行なう際
に行なわれるレリーズ動作のサブルーチンを示すフロー
チャート。
【図8】図1のカメラにおける測距動作のシーケンスを
示すフローチャート。
【図9】図1のカメラにおける光源判定のシーケンスを
示すフローチャート。
【図10】図1のカメラにおけるデフォーカス量の補正
処理のシーケンスを示すフローチャート。
【符号の説明】
1……正レンズ(撮影レンズ系) 2……絞り機構(撮影レンズ系) 3……負レンズ(撮影レンズ系) 4……撮影レンズ駆動回路(撮影レンズ系) 5……絞り駆動回路(撮影レンズ系) 6……可動ミラー(クイックリターンミラー) 7……サブミラー 8……シャッター機構 9……フイルム 10……焦点板(ファインダー光学系) 11……ペンタプリズム(ファインダー光学系) 12……ファインダー接眼レンズ(ファインダー光学
系) 12……ファインダ接眼部(ファインダー光学系) 13……セパレータ光学系(焦点検出装置系) 14……光学フイルター(焦点検出装置系;AFセン
サ) 15……ラインセンサ(焦点検出装置系;AFセンサ;
光電変換手段) 16……ミラー駆動回路 17……ラインセンサ駆動回路(焦点検出装置系) 18……シャッター駆動回路 19……測光光学系(測光装置) 20……光学フイルター(測光装置;測光センサ) 21……シリコンフォトダイオード(SPD;測光装
置;測光センサ;光電変換手段) 22……測光回路(測光装置) 23……フイルム給送回路 24……ストロボ発光回路 25……不揮発性メモリ 26……CPU(制御手段、焦点検出手段、補正手段、
光源検出手段) 27……入力スイッチ 28……データバス
フロントページの続き (72)発明者 松本 寿之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H011 AA01 BA21 BB04 DA01 2H051 BA01 BA17 CB20 CD10 CD12 CD23 CE16 DA26 DA32 EB01 EB17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分光感度特性がそれぞれ異なる複数の
    光電変換手段と、 この複数の光電変換手段の一つの出力に基いて撮影レン
    ズを合焦点位置に駆動するために必要な情報を出力する
    焦点検出手段と、 この焦点検出手段の出力値を補正する補正手段と、 上記複数の光電変換手段の出力に基いて被写体が特定の
    光源により照明されていることを検出する光源検出手段
    と、 を具備し、 被写体が特定の光源により照明されていることを検出し
    た際には、上記補正手段により合焦点位置を補正するよ
    うにしたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記複数の光電変換手段は、スポット
    測光部を含む分割測光センサと焦点検出センサとを含
    み、これら二つのセンサは、略同等範囲の被写界光を受
    光することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記光源検出手段により検出し得る特
    定の光源には、タングステン電球と蛍光灯とを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載のカメラ。
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