JP2000275480A - 光モジュール - Google Patents

光モジュール

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JP2000275480A
JP2000275480A JP7668399A JP7668399A JP2000275480A JP 2000275480 A JP2000275480 A JP 2000275480A JP 7668399 A JP7668399 A JP 7668399A JP 7668399 A JP7668399 A JP 7668399A JP 2000275480 A JP2000275480 A JP 2000275480A
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optical
optical waveguide
substrate
component mounting
circuit board
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JP7668399A
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Toshikazu Hashimoto
俊和 橋本
Takaharu Ooyama
貴晴 大山
Ikuo Ogawa
育生 小川
Masahiro Yanagisawa
雅弘 柳澤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光導波路基板と光機能素子の少なくとも1つ
を有する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭載基板
上に搭載するハイブリッド集積光モジュールにおいて光
結合の安定化を向上させ、安定で高効率な光結合を実現
する。 【解決手段】 光回路基板3の光導波路3−1端部を他
の光回路基板2の光導波路2−1端部に対して斜めに傾
かせて光結合させる。光回路基板同士の端面を傾ける。
光導波路基板2と光機能素子3間の光結合部分に屈折率
を整合させた透明樹脂50を注入する。あるいは光回路
基板2の光導波路を構成するクラッドの端面をこの光導
波路コアに対して傾いて形成する。光回路基板2上の光
導波路形成側の表面を平坦化してから光部品搭載基板1
上に搭載する。部品搭載基板の光回路基板搭載側表面に
くぼみを設け、このくぼみに光回路基板の少なくとも一
方をかん合させて互いに異なる光回路基板上の光導波路
端部の高さを一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路と光機能
素子の少なくとも1つを有する光回路基板の少なくとも
2つを光部品搭載基板上に搭載するハイブリッド集積光
モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】図11に、光導波路と光機能素子の少な
くとも1つを有する光回路基板の少なくとも2つを光部
品搭載基板上に搭載するハイブリッド集積光モジュール
の従来の一例を示す。図11の(A)は光回路基板を光
部品搭載基板上に搭載する方法を示す斜視図、図11の
(B)は光回路基板を光部品搭載基板上に搭載したあと
のハイブリッド集積光モジュールの上面図である。図1
1に示すように、本例では、光部品搭載基板1の上に光
回路基板に相当する光導波路基板2と一対の光素子(光
機能素子)3とが搭載される。光部品搭載基板1には一
例としてシリコン基板が利用され、光ファイバ位置合わ
せ用V溝30、複数のアライメントマーク10−1、複
数の電極パッド20などが設けてある。光導波路基板2
と一対の光素子3は上記複数のアライメントマーク10
−1に対し対応する位置の複数のアライメントマーク1
0−2、10−3を手がかりとして位置あわせされ、光
ファイバ(図示しない)はV溝30にかん合させて機械
的に位置合わせされる。
【0003】光部品搭載基板1としてはSi(シリコ
ン)をウェットエッチングにより加工した基板にパッシ
ベーション膜を形成後、電気パッドあるいは配線部を蒸
着したものである。必要に応じて光素子3や光導波路基
板2を固定するために半田をパターン化してもよい。こ
のときに配線と同時にパターン化したメタルをアライメ
ントマーク10−1としている。アライメントマーク1
0−1に関してはSiをエッチングするときと同時に形
成する溝状のパターンを用いても良い。光素子3として
はここではアライメント10−3のマークのついた光半
導体素子(例えば、レーザーダイオード)を用いる。光
導波路基板にも同様にアライメントマーク10−2をつ
ける。光素子3と光導波路基板2は、光部品搭載基板1
に対向した状態でマーカーの両面同時観察によりマーカ
ーを位置合わせすることにより、それぞれを光部品搭載
基板1に対して位置合わせする。この後、光素子3およ
び光導波路基板2に設けた半田を光部品搭載基板1に作
ったメタルパッド20に押しつけながら加熱し、それぞ
れの部品を固定し作製する。
【0004】図12の(A)は組み付け前の上記光導波
路基板2の光導波路近傍の形状を示す断面図、図12の
(B)は光部品搭載基板1の表面1−1にこの光導波路
基板2を搭載した状態例を示す断面図である。光導波路
基板2の光軸と光素子3の光軸の高さ方向の位置あわせ
は、光導波路コア2−1から光部品搭載基板1の表面ま
での距離と、光素子3の活性層から光素子3の表面まで
の距離とを等しくすることにより、光部品搭載基板1上
に光導波路基板2と光素子3を置いたときに光導波路コ
ア2−1と光素子活性層の高さが一致するように調節さ
れていた。さらにまた、V溝構造30を光部品搭載基板
1の端に形成する時に、V溝30の幅を調整して光ファ
イバを置いた際の光ファイバのコアの高を光導波路コア
2−1の高さに一致させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では次のような解決すべき課題がある。
【0006】まず、図11において、光導波路コア2−
1の光軸は、光素子3の光軸および光ファイバ(図示し
ない)の光軸とに合わせて配置され、光導波路基板2の
端面2−2に対して直交する配置となっている。このよ
うな配置は、光導波路端面2−2、および光素子端面3
−2において反射が発生し、そのため安定な光結合が妨
げられていた。例えば、光素子3がレーザダイオードで
ある場合には、光導波路端面2−2および光素子端面3
−2における反射がレーザダイオードに戻り、素子の安
定動作が妨げられていた。
【0007】また、図12の(B)に示すように、光導
波路基板2は光導波路コア層を有するため、光導波路基
板2の表面には、光導波路クラッド層のみからなる部分
(上部クラッド)2−5と光導波路直上の部分(下部ク
ラッド)2−4との間に高さ方向の差(隆起部分2−
6)が生じ、そのため高さ方向の位置合わせが不安定に
なり、安定な光結合が防げられていた。
【0008】さらにまた、図13に示すように、光導波
路基板2および光素子3の搭載部分を光部品搭載基板1
の平らな部分1−1に搭載しているため、光導波路基板
2および光素子3の表面2−3,3−3から導波路コア
中心2−1,光素子活性層3−1までの寸法が一致しな
いと、過剰損失が増大し、上述の位置合せの不安定さに
よる光結合の不安定さが増大していた。このように、光
素子活性層3−1から光素子基板表面3−3までの高さ
と光導波路基板2の光導波路コア部分2−2から基板表
面2−3までの高さを一致させる必要があるが、光導波
路基板2の凹凸のために光導波路基板の高さ方向の位置
合わせが困難であった。
【0009】そこで、本発明の目的は、光導波路基板と
光機能素子の少なくとも1つを有する光回路基板の少な
くとも2つを光部品搭載基板上に搭載するハイブリッド
集積光モジュールにおいて、上記の様な課題を解決して
光結合の安定化を向上させ、安定で高効率な光結合を実
現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、光導波路基板と光機能素子の少
なくとも1つを有する光回路基板の少なくとも2つを光
部品搭載基板上に搭載するハイブリッド集積光モジュー
ルにおいて、光回路基板の光導波路端部を他の光回路基
板の光導波路端部に対して斜めに傾かせて光結合させる
構成を有することで光結合の安定化を図ったことを特徴
とする。
【0011】ここで、前記光回路基板上の前記光導波路
端部を該光回路基板の端面に対して斜めに傾いて配設し
たことを特徴とすることができる。
【0012】また、前記光回路基板の光導波路を構成す
るクラッドの端面を該光導波路コアに対して傾いて形成
したことを特徴とすることができる。
【0013】また、前記光回路基板同士の端面を傾ける
ことを特徴とすることができる。
【0014】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、光導波路基板と光機能素子の少なくとも1つを有す
る光回路基板の少なくとも2つを光部品搭載基板上に搭
載するハイブリッド集積光モジュールにおいて、前記光
導波路基板の光導波路からの出射光の光軸が前記光機能
素子の受光端面に対して垂直に入射しないように、該光
導波路の出射端近傍の光軸を調整したことを特徴とす
る。
【0015】ここで、前記光導波路基板と前記光機能素
子間の光結合部分に屈折率を整合させた透明樹脂を注入
したことを特徴とすることができる。
【0016】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、光導波路基板と光機能素子の少なくとも1つを有す
る光回路基板の少なくとも2つを光部品搭載基板上に搭
載するハイブリッド集積光モジュールにおいて、前記光
回路基板上の光導波路形成側の表面を平坦化してから該
光回路基板を前記光部品搭載基板上に搭載する構成を有
することで光結合の安定化を図ったことを特徴とする。
【0017】ここで、前記光回路基板上の光導波路形成
側の下部クラッドの最上面に光導波路と同一厚さの平坦
化層を上積みしてから上部クラッドを堆積することで、
該光回路基板上の光導波路形成側の表面を平坦化したこ
とを特徴とすることができる。
【0018】また、前記光回路基板上の光導波路形成側
の表面を研磨して平坦化したことを特徴とすることがで
きる。
【0019】また、前記光回路基板の光導波路を下部ク
ラッド層に埋め込んでから上部クラッドを堆積すること
で、該光回路基板上の光導波路形成側の表面を平坦化し
たことを特徴とすることができる。
【0020】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、光導波路基板と光機能素子の少なくとも1つを有
する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭載基板上に
搭載するハイブリッド集積光モジュールにおいて、前記
光部品搭載基板の光回路基板搭載側表面にくぼみを設
け、該くぼみに前記光回路基板の光導波路部をかん合す
ることで光結合の安定化を図ったことを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、光導波路基板と光機能素子の少なくとも1つを有
する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭載基板上に
搭載するハイブリッド集積光モジュールにおいて、前記
光回路基板と前記光部品搭載基板の少なくとも一方に複
数のスタンドオフ部を設け、該スタンドオフ部を介して
該光回路基板と該光部品搭載基板を対向させることで光
結合の安定化を図ったことを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項13の発
明は、光導波路基板と光機能素子の少なくとも1つを有
する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭載基板上に
搭載するハイブリッド集積光モジュールにおいて、前記
光部品搭載基板の光回路基板搭載側表面にくぼみを設
け、該くぼみに前記光回路基板の少なくとも一方をかん
合させて、互いに異なる光回路基板上の光導波路端部の
高さを一致させることで光結合の安定化を図ったことを
特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項14の発
明は、光導波路基板と光機能素子の少なくとも1つを有
する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭載基板上に
搭載するハイブリッド集積光モジュールにおいて、前記
光回路基板と前記光部品搭載基板の少なくとも一方に光
路変換手段を設け、異なる高さを有する少なくとも一対
の前記光回路基板上の光導波路を前記光路変換手段を介
して光結合させることで光結合の安定化を図ったことを
特徴とする。
【0024】ここで、前記光路変換手段は、前記光部品
搭載基板の表面に形成した光回路基板搭載用くぼみの側
壁に形成した傾斜付きの反射鏡面であることを特徴とす
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0026】なお、以下で説明する全ての実施形態にお
いて光導波路は石英系光導波路であるとする。
【0027】(第1の実施形態)図1は導波路接続部の
反射を低減して安定な光結合を得るための本発明の第1
の実施形態の構成を示し、(A)は光回路基板を光部品
搭載基板上に搭載する方法を示し、(B)は光回路基板
を光部品搭載基板上に搭載したハイブリッド集積光モジ
ュールを示す。図1の(A)において、光部品搭載基板
1は、Siをウェットエッチングにより加工した基板に
パッシベーション膜を形成後、電気パッドあるいは配線
部を蒸着したものである。必要に応じて光素子3や光導
波路基板2を固定するために、半田21をパターン化し
てもよい。このとき、配線と同時にパターン化したメタ
ルをアライメントマーク10−1とした。アライメント
マーク10−1に関してはSiをエッチングするときと
同時に形成する溝状のパターンを用いてもよい。光素子
3としてはここではアライメント10−3のマークのつ
いたレーザ−ダイオードを用いた。光導波路基板2にも
同様にアライメントマーク10−2をつけた。
【0028】光素子3と光導波路基板2は、光部品搭載
基板1に対向した状態でマーカーの両面同時観察により
マーカーを位置合わせすることにより、それぞれを光部
品搭載基板1に対して位置合わせした。
【0029】この後、光素子3および光導波路基板2に
設けた半田21を光部品搭載基板1に作ったメタルパッ
ド20に押しつけながら加熱し、それぞれの部品を固定
した。ただし、光導波路基板2の半田部分は図面の簡単
化のために図中から省略した。
【0030】光導波路コア2−1中心と光導波路基板表
面2−3までの高さは光導波路を作製する際のガラス堆
積技術によって約1μm以内に調整可能である。光素子
3についても同様の精度で作製可能である。したがっ
て、光導波路基板2、光素子3のそれぞれの導波構造部
までの高さをあらかじめ調整しておくことによって、こ
れらの導波路基板2および光素子3を光部品搭載基板1
につき当てることにより高さ方向の位置合わせが可能と
なる。
【0031】以上のような工程で作製した図1の(B)
に示す光モジュールに対して、反射に関する特性を測定
したところ、光導波路基板2は石英系の導波路であっ
て、石英系光ファイバと同程度のフィールド系を有する
ので、光導波路基板2の端面2−2に対して光導波路コ
ア2−1を約8度傾けて光を入射させることにより、光
導波路端面2−2において約40dB程度の反射抑制が
得られた。またこの際、光素子3は光導波路コア2−1
から出射される光の光軸に対して光素子3の導波路構造
(活性層)3−1を光結合させるために、スネルの法則
にしたがって光素子端面3−2を光導波路基板2の端面
2−2に対して約12度に傾けた。
【0032】さらに、本実施形態においては、光導波路
基板2と光素子3の間隙に屈折率を整合させた透明樹脂
50を注入する方法も試みた。この場合、光素子3の傾
け角度は光導波路コア2−1の傾き角度と一致させれば
最も効率よい光結合が実現できる。しかしながら、光素
子端面3−2における反射を抑制するために、本実施形
態では、光素子3を光導波路コア2−1の8度の傾きよ
りも4度小さい約4度で傾けることにした。この構造に
より光導波路端面2−2における反射を約50dB以
上、光素子端面3−2における反射を約20dB程度に
抑制することができた。
【0033】(第2の実施形態)図2は導波路接続部の
反射を低減して安定な光結合を得るための本発明の第2
の実施形態の構成を示す。図2の(A)は光モジュール
の搭載方法を示す斜視図であり、図2の(B)は光導波
路出射部分近傍の光学系の構成を示す拡大図である。
【0034】図2の(A)において、光回路の構成は上
記の本発明の第1の実施形態と同様にした。まず、光素
子3と光導波路基板2は図中のアライメントマーク10
−1、10−2、10−3を用いて両面同時観察により
位置合わせし、半田21により、上記第1の実施形態と
同様に、光部品搭載基板1上に固定した。上記第1の実
施形態と異なる点は、光導波路コア2−1を基板の端の
面2−2に対して斜めにせずに、光導波路基板のクラッ
ド部分をエッチングして斜めにした点である。2−30
がその斜端面である。これにより、アレイ上になった横
に長い光素子3を光導波路基板2に干渉せずに十分近づ
けておくことが可能となる。ここでは光素子3としてレ
ーザーダイオードのアレイを用いた。この構造によって
も光導波路端面3−2において約40dB程度の反射抑
制が得られた。
【0035】さらに、図2の(B)に示すように、光導
波路コア2−1からの出射光の光軸30が光素子の端面
3−1に対して斜めに入射するように光導波路コア2−
1の配置形状を調整したところ、光素子3からの反射が
約20dB程度に抑えられた。
【0036】ここでスネルの法則に従って、光軸30の
向き(出射角)θ′が定められ、光導波路コア2−1と
斜端面2−30との角度(入射角)θにより決めること
ができる。これを式で表すと光導波路2−1コアの屈折
率をnとして次式(1)となる。
【0037】
【数1】n sinθ= sinθ′ …(1) (第3の実施形態)以下に説明する本発明の第3の実施
形態〜第7の実施形態は、図12の(B)で示した光回
路基板の搭載時の不安定さを改善して、安定な光結合を
得るために図った本発明による改良を、例えば図11に
示す構造の光モジュールに適用したものである。
【0038】図3の(E),(F)は本発明の第3の実
施形態の構成を示し、光導波路コア2−1に対して垂直
な面での光導波路基板2の断面図である。
【0039】図3の(A)〜(D)は光導波路の従来の
作製手順と問題点を示す。光導波路基板2を作製するた
め、まず下部クラッド2−4上にコアとなる層2−1を
堆積して(図3の(A))、この層を光導波路コア2−
1の形状に成型し(図3の(B))、その上に上部クラ
ッド2−5を堆積する。この現行方法では、光導波路コ
ア2−1の形状に従って光導波路基板表面に凸状の隆起
2−6が生じる(図3の(C))。この光導波路基板2
を光部品搭載基板1の表面1−1上にフリップチップで
搭載すると、図3の(D)に示すように、隆起部分2−
6により高さ方向の位置合わせが不安定になる。
【0040】そこで、本実施形態では、光導波路コア層
2−1と同等の高さの層(高さ調整層2−10)を実現
するために、光導波路コア層2−1を堆積後、その光導
波路コア層の光導波路以外の部分2−10を光導波路コ
アと同時にパターン化して残す。この光導波路以外の部
分2−10は光導波路コア2−1と全く同じ層厚を有す
るから、光導波路基板2の表面で光導波路のない部分2
−3の高さも、光導波路がある部分2−6と同じ高さに
なる(図3の(E))。この部分2−3が光部品搭載基
板表面1−1に置いた際に突き当たって高さ基準面とな
る(図3の(F))。
【0041】本実施形態では、光導波路コア2−1の上
部クラッド2−5の厚さを10μmにとり、図11に示
すように、光素子(光発光素子)3と光導波路基板2と
を光部品搭載基板1に載せた。ここでは説明の簡略化た
めに、光導波路基板2と光部品搭載基板1との接合剤は
図3から省略したが、実際は2μm程度に精密に調整さ
れた膜厚の半田により両者を固定した。
【0042】このようにして作製した光モジュールの光
の出力強度を測定したところ、高さ方向の位置ずれは約
1μmと推定された。これは光導波路コア部分2−1の
層厚が7μmであることを考えると、コアによる凹凸は
ほとんど問題なく、従って本発明によるこの構成が非常
に有効であることを確認した。
【0043】(第4の実施形態)図4は本発明の第4の
実施形態の構成を示し、光導波路コア2−1に対して垂
直な面での光導波路基板2を光部品搭載基板1に搭載し
たときの構成の断面図である。
【0044】本実施形態では、光導波路コア2−1位置
と対応する光部品搭載基板1の部分をエッチングによっ
て掘り下げて溝31を形成する。光部品搭載基板1の搭
載表面1−1に形成したこの高さ調整用V溝31によ
り、光導波路基板2上に生じる光導波路部分の出っ張り
2−6と光部品搭載基板表面1−1との干渉を防ぐこと
ができる。
【0045】本実施形態でも、図11の構成で、光導波
路基板2の上部クラッド2−5を10μmにとり、光素
子(光発光素子)3と光導波路基板2とを光部品搭載基
板1に載せた。このようにして製作した光モジュールの
光の出力強度を測定したところ、高さ方向の位置ずれは
約1μmと推定された。これは光導波路コア部分2−1
の層厚が7μmであることを考えると、コアによる凹凸
はほとんど問題なく、この構成が非常に有効であること
を確認した。
【0046】(第5の実施形態)図5は本発明の第5の
実施形態における光導波路基板の加工工程を示す断面図
である。
【0047】本実施形態では、光導波路基板2上に生じ
る光導波路部分の出っ張り部分2−6を研磨によって取
り除いている。光導波路基板2はシリコン基板2−20
の上に石英2−4、2−5を堆積したもので、共焦点顕
微鏡(図示しない)による観察でその石英の膜厚を測定
しながら研磨し、高精度に膜厚を調整した。はじめの上
部クラッド2−5の膜厚(h0 +Δh)を20μmとし
て、目的の膜厚h0 を約10μmとして研磨した。この
研磨処理により、その研磨後の光導波路基板表面2−3
から光導波路コア2−1までの距離を正確に10μmと
できる。従って、その光導波路基板表面2−3を高さ方
向の基準面として光部品搭載基板1の表面1−1上に搭
載すればよい。
【0048】本実施形態でも図11の構成で光導波路基
板2の上部クラッド2−5を10μmにとり、光素子
(光発光素子)3と光導波路基板2とを光部品搭載基板
1に載せた。このようにして製作した光モジュールの光
の出力強度を測定したところ、高さ方向の位置ずれは約
1μmと推定された。これはコア部分の層厚が7μmで
あることを考えると、コアによる凹凸はほとんど問題な
く、この構成が非常に有効であることを確認した。
【0049】(第6の実施形態)図6は本発明の第6の
実施形態の構成を示し、光導波路コア2−1に対して垂
直な面での光導波路基板2の断面図である。
【0050】本実施形態では、下部クラッド2−4に溝
2−7を作製し、この作製した溝2−7に光導波路コア
層2−1を堆積し、そのコア層2−1の上に上部クラッ
ド2−5を堆積して、光導波路基板2を形成している。
この場合、下部クラッド2−4の溝2−7にはコア層2
−1の誘電体が回り込んで、コア層の堆積後はなだらか
な凹状の形状となる。余分な部分にもコア層2−1と同
等の屈折率を有するガラスが堆積されるが、光導波路と
しては十分な閉じこめが可能である。また、研磨などに
よりこの部分のガラスを取り除くことも可能である。
【0051】以上の構造から、上部クラッド2−5の表
面では、光導波路の上の部分はきわめてなだらかな凹構
造となっており、大部分は均一な膜厚の上部クラッド2
−5となり、高さ方向の位置合わせ基準面2−3として
十分に機能する。従って、このように作製した光導波路
基板2をそのまま光部品搭載基板1に載せれば、高さ方
向の位置合わせが十分できる。
【0052】本実施形態でも、図11の構成で、光導波
路基板2の上部クラッド2−5を7μmにとり、光素子
(光発光素子)3と光導波路基板2とを光部品搭載基板
1に載せた。このようにして製作した光モジュールの光
の出力強度を測定したところ、高さ方向の位置ずれは約
1μmと推定された。これはコア部分の層厚が7μmで
あることを考えると、コアによる凹凸はほとんど問題な
く、この構成が非常に有効であることを確認した。
【0053】(第7の実施形態)図7は本発明の第7の
実施形態の構成を示す。
【0054】本実施形態では、光導波路基板2の凸上状
隆起部分2−6の両脇等に、スタンドオフとして半田バ
ンプ40を形成した。半田バンプ40は蒸着により膜厚
制御して堆積した半田膜をリフローによりバンプ形状に
整えたものであり、半田量を調整することにより高さを
自由に設定できる。ここで形成したスタンドオフは光部
品搭載基板1上に形成してもよい。
【0055】今回の実施では、直径および高さが約15
μmの半田バンプを20個、光導波路基板2上で光導波
路コア2−1の存在しない部分に設けた。光素子活性層
3−1から光発光素子3の素子表面3−3(図13参
照)までの高さを約10μmとしたので、光導波路コア
2−1が光素子活性層3−3の高さに一致するように、
光導波路基板2の上部クラッド部分2−5を一部エッチ
ングにより約10μm掘り込んで高さを調整した。
【0056】本実施形態でも光発光素子3と光導波路基
板2とを光部品搭載基板1に載せた。このようにして製
作した光モジュールの光の出力強度を測定したところ、
高さ方向の位置ずれは約1μmと推定された。これはコ
ア部分の層厚が7μmであることを考えると、コアによ
る凹凸はほとんど問題なく、この構成が非常に有効であ
ることを確認した。
【0057】(第8の実施形態)以下に説明する本発明
の第8の実施形態〜第10の実施形態は、導波路接続を
良好にして安定な光結合を得るために図った本発明によ
る改良を、例えば図11に示す構造の光モジュールに適
用したものである。
【0058】図8の(A)は図11の光モジュールに対
し本発明を適用した本発明の第8の実施形態を示す。
【0059】本実施形態では、光素子3bを搭載する光
部品搭載基板1の表面1−1aをウェットエッチングに
より適当な高さまでエッチングして光素子搭載部を形成
している。この例ではシリコーンの[1,1,0]面を
エッチングしてるので、底面に平面1−1aが現れる。
エッチングレートはエッチング条件によるがμm以下の
精度で制御可能である。この光素子搭載部の平面1−1
a上に通常と同様のマーカー(アライメントマーク)1
0−1と電極パッド20を設け、通常と同様に光素子3
bを搭載する。
【0060】このときの光導波路基板2の光導波路コア
2−1と光素子3の活性層3−1の高さ方向の位置合わ
せの様子を図8の(B)と(C)に示す。光導波路コア
2−1中心と光導波路基板表面2−3までの高さは、光
導波路基板2を作製する際のガラス堆積技術によって約
1μm以内に調整可能である。光素子3についても同様
である。これらの素子3および光導波路基板2は光部品
搭載基板1につき当てることにより高さの相対的な距離
をきめる構造になっている。
【0061】ここで半田21と電極部分の厚みは蒸着に
より作製しているので約0.5μmの精度で作製可能で
ある。位置合わせ精度の基準は光部品搭載基板1の表面
1−1aに半田付け部分を加えた部分であるが、理解し
やすいように図中では半田付け部分を省略している。
【0062】一方の光素子3aでは、図8の(B)に示
すように、光部品搭載基板1の最上面1−1aにおいた
時に、その活性層3−1の高さが光導波路コア2−1の
高さに一致するようになっている。また、他方の光素子
3bでは、図8の(C)に示すように、光部品搭載基板
1の窪みの底面1−1bに置いたときに、その活性層3
−1の高さが光導波路コア2−1の高さに一致するよう
になっている。このように、光導波路基板表面2−3か
ら光導波路コア2−1までの高さより光素子表面3−3
から光素子の光導波路3−1の中心までの高さが高い場
合に、本発明を適用することで、その高さが一致するよ
うに自由に高さを調整できる。
【0063】本実施形態では、光導波路コア2−1中心
から光導波路基板表面2−3までの高さを10μm、光
素子3aの活性層3−1の高さはこれにあわせ、光素子
3bの活性層3−1の高さを15μmとした。3aの光
素子は1.3μm波長帯のレーザーであり、3bの光素
子は1.5μm波長帯のレーザーである。どちらのレー
ザー3a,3bにおいても、光導波路とレーザー結合損
失から見積もられる位置ずれは約1μm程度で、これは
ほぼ実装の精度に一致しており、構造による位置ずれは
見られなかった。
【0064】以上のように、高さの異なる光素子を単一
の光導波路基板を用いて実装する際に本発明が極めて有
効であることが確認された。
【0065】(第9の実施形態)図9の(A)に示す本
発明の第9の実施形態は、図8の光モジュールに対して
の変形例である。
【0066】本実施形態では、光導波路基板2を搭載す
る光部品搭載基板1の表面に、ウェットエッチングによ
り第8の実施形態と同様に、適当な高さまでエッチング
して、光導波路基板搭載部を形成している。エッチング
レートはエッチング条件によるが1μm以下の精度で制
御可能である。この光導波路基板搭載部の平面1−1C
上に通常と同様のマーカー(アライメントマーク)10
−1と電極パッド20を設け、通常と同様に光導波路基
板2を搭載する。
【0067】光導波路基板2は埋め込み型導波路で、光
導波路基板表面2−3から光導波路コア2−1までの距
離を15μmに設定して光の伝搬に十分な上部クラッド
2−5の厚みを確保した。逆に光半導体(光素子)3に
関してはレーザーダイオードを用い、作製を容易にする
ために素子表面3−3から活性層3−1までの距離を約
3μmに設定した。
【0068】このときの光導波路基板2と光素子3の高
さ方向の位置合わせの様子を図9の(B)に示す。位置
合わせの方法は第8の実施形態と同様である。光導波路
基板2とレーザー3の結合損失から見積もられる位置ず
れは約1μm程度で、これはほぼ実装の精度に一致して
おり、構造による位置ずれは見られなかった。
【0069】以上のように、高さ異なる光素子と光導波
路を用いて実装する際に本発明が極めて有効であること
が確認された。
【0070】(第10の実施形態)図10の(A)は、
図11の光モジュールと同等のものを、光素子3として
面型光素子を用いて実現する本発明の第10の実施形態
を示す。
【0071】本実施形態では、組み立てた状態で光導波
路コア2−1の位置を面型光素子3の活性層3−1より
も低くなるように、光部品搭載基板1の光導波路基板搭
載部分に、異方性ウエットエッチングで窪み1−1cを
形成し、そこに光導波路基板2を置く。図10の(B)
に示すように、光導波路基板2から出射した光は、光部
品搭載基板1の窪みの傾斜側面(反射鏡面)60にあた
って反射することにより、面型光素子3の底部に設けた
活性層3−1に入射する構造となっている。
【0072】本実施形態では、面型光素子3として受光
素子を用いたが、面型発光レーザーを用いれば光源モジ
ュールとなる。
【0073】また、本実施形態では光の反射率をあげる
ために、電極パッド20部分としてAuパッドを形成す
る際、合わせて鏡面となる部分(反射鏡面)60にAu
を蒸着した。反射鏡面60の傾斜角度は54.7°に設
定した。また、本実施形態では鏡面となる部分60とし
て、異方性ウエットエッチングをすることで、自然に形
成される面を鏡面として用いたが、鏡面とする部分60
を機械的に加工したり、壁面に表面張力を用いて樹脂を
這わせることで鏡面を形成してもよい。
【0074】ここでは、光導波路のコア2−1中心から
基板表面2−3までの高を10μmに設定し、光素子3
を置く面1−1aの高さを光導波路のコア中心から約1
5μmに設定した。また、光素子3の受光部分(活性
層)3−1の径としては約30μmのものを用いた。光
素子3と光導波路基板2とがぶつからないように光素子
3の受光面3−1は図面において最も左側になるように
光素子3を作製した。
【0075】これにより光導波路基板2を反射面60か
ら約30μmと光素子3に対して極めて近い位置に置く
ことが可能となる。正確には斜面の傾斜の分だけ距離を
近くできるので、光導波路コア2−1と反射鏡面60と
の間を約23〜25μm程度にできる。この反射鏡面6
0から光を折り返すと、光素子3の受光部分3−1のほ
ぼ中心にビームスポットの強度中心が来るようになり、
さらに光路長は約40μm程度になるので、本実施形態
で用いた石英系光導波路のような光ファイバに近いモー
ドフィールド径では、受光面にあたる光のスポットの全
幅を約20μm程度に抑えられるので、極めて効率のよ
い受光が可能となる。実際、本モジュールの構成により
約0.9A/W程度のほとんど結合損失のない受光モジ
ュールが実現できた。
【0076】以上のように、本実施形態の光部品搭載基
板を用いて光部品をつくることで、面型光素子と平面型
光導波路との光軸合わせが容易に可能となり、さらに導
波型光素子との混載も可能となる。
【0077】(他の実施形態)上述した本発明の第3の
実施形態〜第10の実施形態では、図11の光モジュー
ルに本発明を適用した場合を例示したが、本発明はこれ
に限らず、例えば図1、図2に示す本発明の第1、第2
の実施形態と本発明の第3の実施形態〜第10の実施形
態とを組み合わせても好ましい。また、本発明の第3の
実施形態〜第7の実施形態と本発明の第8の実施形態〜
第10の実施形態とを組み合わせても好ましい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果が得られ、これによりハイブリット集積光モ
ジュールにおいて光結合の安定化を向上させ、安定で高
効率な光結合を実現することができる。
【0079】本発明の第1形態によれば、光部品搭載
基板とこの光部品搭載基板上に搭載された光素子と光導
波路とからなる光モジュールにおいて、導波路接続部の
反射を低減するようにしたので、光回路中の反射を減少
し、光回路の特性を著しく改善することができる。ま
た、本発明の第1形態を用いることにより、複数の光モ
ジュールを構成する場合にも反射点をなくし、設計を容
易にする。従って、本発明の第1形態の光モジュールは
実用的な光モジュールを作製する上で極めて重要な技術
となると期待できる。
【0080】本発明の第2形態によれば、光部品搭載
基板とこの光部品搭載基板上に搭載された光素子と光導
波路とからなる光モジュールにおいて、光回路基板の搭
載時の不安定さを改善するようにしたので、位置合わせ
基準面以外の光導波路表面の凹凸と光部品搭載基板の表
面が干渉しないようにできる。従って、本発明の第2実
施形態の光モジュールは光部品搭載基板上に光導波路を
搭載して組み立てる光部品を作製する上で極めて重要な
技術となると期待できる。
【0081】本発明の第3形態によれば、光部品搭載
基板とこの光部品搭載基板上に搭載された光素子と光導
波路とからなる光モジュールにおいて、導波路接続を良
好にするように図ったので、高さ方向の位置合わせを必
要とする光導波路の基準面と異なる高さ基準面を有する
光部品搭載基板を実現できる。従って、本発明の第3実
施形態の光モジュールは異なる部品を集積化するために
非常に重要な技術となると期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、(A)は光モ
ジュールの組み付け前の全体の斜視図であり、(B)は
組み立て後の光モジュールの斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示し、(A)は光モ
ジュールの組み付け前の全体の斜視図であり、(B)は
光導波路出射部分近傍の光学系の構成を示す拡大図であ
る。
【図3】(A)〜(D)は光導波路基板の一般的な作製
工程を示す断面図であり、(E)、(F)は本発明の第
3の実施形態の光導波路基板の作製工程を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の第4の実施形態の構成を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の第5の実施形態の光導波路基板の作製
工程を示す断面図である。
【図6】本発明の第6の実施形態の構成を示す断面図で
ある。
【図7】本発明の第7の実施形態の構成を示す断面図で
ある。
【図8】本発明の第8の実施形態を示し、(A)は光モ
ジュールの組み付け前の全体の斜視図であり、(B)は
一方の光素子aと光導波路との高さ方向の位置合わせ方
法を示す断面図であり、(C)は他方の光素子bの光導
波路との高さ方向の位置合わせ方法を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の第9の実施形態を示し、(A)は光モ
ジュールの組み付け前の全体の斜視図であり、(B)は
光素子と光導波路との高さ方向の位置合わせ方法を示す
断面図である。
【図10】本発明の第10の実施形態を示し、(A)は
光モジュールの組み付け前の全体の斜視図であり、
(B)は光素子と光導波路との位置合わせ方法を示す断
面図である。
【図11】(A)は従来の光モジュールの組み付け前の
全体の斜視図であり、(B)は従来の光モジュールの上
面図である。
【図12】従来の光モジュールでの問題点の一つを説明
するための従来の光導波路基板の断面図である。
【図13】従来の光モジュールでの他の問題点を説明す
るための従来の光素子と光導波路との位置合わせ方法を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 光部品搭載基板 1−1 光部品搭載基板高さ方向位置合わせ基準面 1−1a 光素子のための高さ方向位置合わせ基準面 1−1b 光素子のための高さ方向位置合わせ基準面
(窪み) 1−1c 光導波路のための高さ方向位置合わせ基準面
(窪み) 1−1d 溝 2 光導波路基板 2−1 光導波路コア 2−2 光導波路端面 2−3 光導波路高さ方向位置合わせ基準面(光導波路
基板表面) 2−4 下部クラッド 2−5 上部クラッド 2−6 光導波路コア上の凸状隆起部分 2−7 溝 2−10 高さ調整層 2−20 Si基板 2−30 斜め端面 3,3a,3b 光素子(面型光素子、光発光素子) 3−1 光素子の活性層(光導波路) 3−2 光素子端面 3−3 光素子高さ方向位置合わせ基準面(光素子表
面) 10−1、10−2,10−3 アライメントマーク 10−1 光部品搭載基板のアライメントマーク 10−2 光導波路基板のアライメントマーク 10−3 光素子のアライメントマーク 20 電気パッド(メタルパット)または電気配線 21 半田膜 30 V溝 31 高さ調整用のV溝 40 スタンドオフ(半田バンプ) 50 透明樹脂 60 反射鏡面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 育生 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 柳澤 雅弘 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 DA03 DA06 DA18 2H047 KA04 KA12 LA12 MA05 MA07 RA08 TA24 TA32

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路基板と光機能素子の少なくとも
    1つを有する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭載
    基板上に搭載するハイブリッド集積光モジュールにおい
    て、 光回路基板の光導波路端部を他の光回路基板の光導波路
    端部に対して斜めに傾かせて光結合させる構成を有する
    ことで光結合の安定化を図ったことを特徴とする光モジ
    ュール。
  2. 【請求項2】 前記光回路基板上の前記光導波路端部を
    該光回路基板の端面に対して斜めに傾いて配設したこと
    を特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  3. 【請求項3】 前記光回路基板の光導波路を構成するク
    ラッドの端面を該光導波路コアに対して傾いて形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  4. 【請求項4】 前記光回路基板同士の端面を傾けること
    を特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  5. 【請求項5】 光導波路基板と光機能素子の少なくとも
    1つを有する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭載
    基板上に搭載するハイブリッド集積光モジュールにおい
    て、 前記光導波路基板の光導波路からの出射光の光軸が前記
    光機能素子の受光端面に対して垂直に入射しないよう
    に、該光導波路の出射端近傍の光軸を調整したことを特
    徴とする光モジュール。
  6. 【請求項6】 前記光導波路基板と前記光機能素子間の
    光結合部分に屈折率を整合させた透明樹脂を注入したこ
    とを特徴とする請求項1または5に記載の光モジュー
    ル。
  7. 【請求項7】 光導波路基板と光機能素子の少なくとも
    1つを有する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭載
    基板上に搭載するハイブリッド集積光モジュールにおい
    て、 前記光回路基板上の光導波路形成側の表面を平坦化して
    から該光回路基板を前記光部品搭載基板上に搭載する構
    成を有することで光結合の安定化を図ったことを特徴と
    する光モジュール。
  8. 【請求項8】 前記光回路基板上の光導波路形成側の下
    部クラッドの最上面に光導波路と同一厚さの平坦化層を
    上積みしてから上部クラッドを堆積することで、該光回
    路基板上の光導波路形成側の表面を平坦化したことを特
    徴とする請求項7に記載の光モジュール。
  9. 【請求項9】 前記光回路基板上の光導波路形成側の表
    面を研磨して平坦化したことを特徴とする請求項7に記
    載の光モジュール。
  10. 【請求項10】 前記光回路基板の光導波路を下部クラ
    ッド層に埋め込んでから上部クラッドを堆積すること
    で、該光回路基板上の光導波路形成側の表面を平坦化し
    たことを特徴とする請求項7に記載の光モジュール。
  11. 【請求項11】 光導波路基板と光機能素子の少なくと
    も1つを有する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭
    載基板上に搭載するハイブリッド集積光モジュールにお
    いて、 前記光部品搭載基板の光回路基板搭載側表面にくぼみを
    設け、該くぼみに前記光回路基板の光導波路部をかん合
    することで光結合の安定化を図ったことを特徴とする光
    モジュール。
  12. 【請求項12】 光導波路基板と光機能素子の少なくと
    も1つを有する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭
    載基板上に搭載するハイブリッド集積光モジュールにお
    いて、 前記光回路基板と前記光部品搭載基板の少なくとも一方
    に複数のスタンドオフ部を設け、該スタンドオフ部を介
    して該光回路基板と該光部品搭載基板を対向させること
    で光結合の安定化を図ったことを特徴とする光モジュー
    ル。
  13. 【請求項13】 光導波路基板と光機能素子の少なくと
    も1つを有する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭
    載基板上に搭載するハイブリッド集積光モジュールにお
    いて、 前記光部品搭載基板の光回路基板搭載側表面にくぼみを
    設け、該くぼみに前記光回路基板の少なくとも一方をか
    ん合させて、互いに異なる光回路基板上の光導波路端部
    の高さを一致させることで光結合の安定化を図ったこと
    を特徴とする光モジュール。
  14. 【請求項14】 光導波路基板と光機能素子の少なくと
    も1つを有する光回路基板の少なくとも2つを光部品搭
    載基板上に搭載するハイブリッド集積光モジュールにお
    いて、 前記光回路基板と前記光部品搭載基板の少なくとも一方
    に光路変換手段を設け、異なる高さを有する少なくとも
    一対の前記光回路基板上の光導波路を前記光路変換手段
    を介して光結合させることで光結合の安定化を図ったこ
    とを特徴とする光モジュール。
  15. 【請求項15】 前記光路変換手段は、前記光部品搭載
    基板の表面に形成した光回路基板搭載用くぼみの側壁に
    形成した傾斜付きの反射鏡面であることを特徴とする請
    求項14に記載の光モジュール。
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