JP2000274534A - ボール弁の弁体構造 - Google Patents

ボール弁の弁体構造

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JP2000274534A
JP2000274534A JP11076978A JP7697899A JP2000274534A JP 2000274534 A JP2000274534 A JP 2000274534A JP 11076978 A JP11076978 A JP 11076978A JP 7697899 A JP7697899 A JP 7697899A JP 2000274534 A JP2000274534 A JP 2000274534A
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JP
Japan
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valve
pig
valve element
valve body
flow path
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Application number
JP11076978A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kitazaki
伸一 北崎
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路清掃用のピグが円滑に通過することがで
きるボール弁の弁体構造を提供する。 【解決手段】 弁体7に弁箱の両側に形成した弁箱ポー
ト4の間を連通する弁体流路8を形成し、弁体流路8の
開口周縁部に弁体7と弁箱シート5との間をシールする
弾性体からなる気密保持部21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス輸送用管路等
に使用するボール弁の弁体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のボール弁としては、例えば図3
〜図4に示すようなものがある。図3〜図4において、
弁箱1は、両側に配管(図示省略)に対する挿口2を有
し、各挿口2の奥端側に弁箱内空間3と挿口2とを連通
する弁箱ポート4を有し、弁箱ポート4の開口周縁部に
弁箱シート5を設けている。
【0003】弁箱内空間3には弁棒6の軸心廻りに回転
する弁体7を配置しており、弁体7は弁箱1の両弁箱ポ
ート4間を連通する弁体流路8を有し、弁体流路8に直
交する方向の両側位置に、弁箱シート5に圧接する弁体
シート9を設けている。弁箱シート5は、弁箱ポート4
の開口周縁部に形成した座ぐり部10に、弁体シート9
に向けて出退自在に配置するとともに、ピン5aによっ
て一定距離以上に抜け出ることを防止しており、座ぐり
部10の奥端に弁箱シート5を弁体シート9に向けて付
勢する皿ばね11を配置している。
【0004】弁箱1には、弁箱ポート4に連通して放散
管12を接続し、給脂口13に連通して給脂管14を接
続しており、給脂口13は給脂孔15を通して座ぐり部
10の奥端側に連通し、弁箱シート5に形成した貫通孔
5bによって座ぐり部10の奥端側と弁箱シール面5c
とが連通している。この構成により、全閉時には弁箱シ
ート5を弁体シート9に圧接させ、給脂管14を通して
供給する油脂により弁体シート9と弁箱シート5との気
密性を確保する。全開時には弁体流路8の両端開口をそ
れそれ弁箱ポート4に対応させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガス輸送用
管路等においては、敷設時や管路の一部を取り替えた場
合に管路内の清掃を行なうために、図4に示すように、
砲弾形のピグ16を管路の始端側から終端側に空気圧を
利用して挿通させている。このピグ16は、管路の曲管
部を通るために、その全長に限りがあり、使用するピグ
16の全長が弁体流路8の流路長より短い場合には、下
記の原因によって弁体流路8において止まってしまうこ
とがある。
【0006】全開状態において弁体流路8の開口周縁部
と弁箱シート5の間には間隙が存在し、ピグ16が弁体
流路8に達すると、ピグ16の背面側に作用する駆動用
の空気圧が前記間隙および弁箱内空間3を通してピグ1
6の前方の管路に漏れ、ピグ16を駆動するための空気
圧が不足する。このために、ピグ16が弁体流路8に止
まってしまうことがある。
【0007】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、管路清掃用のピグが円滑に通過することができるボ
ール弁の弁体構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のボール弁の弁体構造は、弁箱の内部に
弁棒の軸心廻りに回転する弁体を配置し、弁体に弁箱の
両側に形成した弁箱ポート間を連通する弁体流路を形成
し、弁体流路に直交する方向において弁体の両側位置に
弁体シートを設けるとともに、弁箱ポートの開口周縁部
に弁体シートに圧接する弁箱シートを設けたボール弁に
おいて、弁体流路の開口周縁部に弁体と弁箱シートとの
間をシールする弾性体からなる気密保持部を設けたもの
である。
【0009】上記した構成により、全開状態においても
弁体と弁箱との間の気密性が維持されるので、配管清掃
用のピグが弁体流路を通過するに際し、ピグの背面側に
作用する空気圧が弁体周囲の弁箱内空間を通してピグの
前方の流路に漏れることがなく、ピグが円滑に通過す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。先に図3〜図4において説明した
ものと同様の作用を行なう部材については同一番号を付
して説明を省略する。図1〜図2において、弁体7は、
弁体流路8の開口端面に周縁部に沿って形成した環状の
溝部20に、気密保持部としてゴム等の弾性体からなる
環状のパッキン21を嵌合装着しており、パッキン21
が弁体7と弁箱シート5との間をシールしている。
【0011】弁箱シート5は弁箱シール面5cをテーパ
状に形成しており、弁箱シール面5cに当接するパッキ
ン21の先端部を径方向において係止し、パッキン21
が径方向外側へ拡径することを防止する。パッキン21
は弁体流路8の上流側開口端および下流側開口端の両方
に設けており、弁体7の下流側の部位には弁体流路8と
弁箱内空間3を連通する均圧孔22を設けている。パッ
キン21は弁体流路8の上流側開口にのみ設けることも
でき、この場合には均圧孔22は不要である。
【0012】上記した構成により、弁体7を全開状態に
配置し、弁体流路8が弁箱ポート4に連通する状態で、
パッキン21が弁箱シート5の弁箱シール面5cに摺接
し、弁体7と弁箱1との間の気密性を維持する。この弁
体7の開閉操作は、均圧孔22を通して弁体流路8と弁
箱内空間3とが連通し、双方の圧力が等しくなるので、
パッキン21が弁箱シート5に摺接する状態においても
容易に行なえる。
【0013】この状態で、ボール弁を装着した管路に配
管清掃用のピグ16を挿通すると、ピグ16が弁体流路
8を通過するに際し、ピグ16の背面側に作用する駆動
用の空気圧が弁体周囲の弁箱内空間3に漏出せず、弁箱
内空間3を通してピグ16の前方の流路に漏れることが
ないので、ピグ16が円滑に弁体流路8を通過する。し
かも、テーパ状の弁箱シール面5cがパッキン21を受
け止めるので、空気圧を受けてパッキン21が弁箱シー
ル面5cに強く圧接し、そのシール性が高まる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、全
開状態においても気密保持部によって弁体と弁箱との間
の気密性が維持できるので、ピグの背面側に作用する空
気圧が弁体周囲の弁箱内空間を通してピグの前方の流路
に漏れることがなく、ピグを円滑に通過させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるボール弁の要部を
示す模式図である。
【図2】同ボール弁の断面図である。
【図3】従来のボール弁の断面図である。
【図4】同ボール弁におけるピグの通過状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 弁箱 3 弁箱内空間 4 弁箱ポート 5 弁箱シート 5c 弁箱シール面 7 弁体 8 弁体流路 16 ピグ 21 パッキン 22 均圧孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の内部に弁棒の軸心廻りに回転する
    弁体を配置し、弁体に弁箱の両側に形成した弁箱ポート
    間を連通する弁体流路を形成し、弁体流路に直交する方
    向において弁体の両側位置に弁体シートを設けるととも
    に、弁箱ポートの開口周縁部に弁体シートに圧接する弁
    箱シートを設けたボール弁において、弁体流路の開口周
    縁部に弁体と弁箱シートとの間をシールする弾性体から
    なる気密保持部を設けたことを特徴とするボール弁の弁
    体構造。
JP11076978A 1999-03-23 1999-03-23 ボール弁の弁体構造 Pending JP2000274534A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009767A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Kanken Techno Co Ltd ボールバルブ
CN108644428A (zh) * 2018-05-10 2018-10-12 中冶长天国际工程有限责任公司 一种分相密封阀门结构及双层卸灰阀

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