JP2000274512A - 車両の左右駆動力配分装置 - Google Patents

車両の左右駆動力配分装置

Info

Publication number
JP2000274512A
JP2000274512A JP11080861A JP8086199A JP2000274512A JP 2000274512 A JP2000274512 A JP 2000274512A JP 11080861 A JP11080861 A JP 11080861A JP 8086199 A JP8086199 A JP 8086199A JP 2000274512 A JP2000274512 A JP 2000274512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
block
passage block
motor case
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11080861A
Other languages
English (en)
Inventor
Mizuo Otaki
瑞生 大滝
Toru Fujie
通 藤江
Takashi Tanaka
孝始 田中
Teruhiko Mochizuki
輝彦 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP11080861A priority Critical patent/JP2000274512A/ja
Priority to US09/533,941 priority patent/US6328667B1/en
Priority to DE10014323A priority patent/DE10014323A1/de
Publication of JP2000274512A publication Critical patent/JP2000274512A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/20Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
    • F16H48/30Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using externally-actuatable means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/20Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
    • F16H2048/204Control of arrangements for suppressing differential actions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19005Nonplanetary gearing differential type [e.g., gearless differentials]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/21Elements
    • Y10T74/2186Gear casings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングの吸排通路と油圧モータの内側回
転体の内部通路の間を、作動液の漏れを招くことなく常
時確実に接続状態に維持する。組付けを容易にする。 【解決手段】 通路ブロック36を、ハウジング10に
回転を規制し、かつ、互いの通路を液密に連通させた状
態で軸方向に摺動自在に嵌合する。その状態で通路ブロ
ック36の先端面をモータケースMCの端面に摺動回転
可能に平面接触させる。また、通路ブロック34を、モ
ータケースMCに回転を規制し、かつ、互いの通路を液
密に連通させた状態で軸方向に摺動自在に嵌合し、その
状態で通路ブロック34の先端面をシリンダブロック2
2の端面に摺動回転可能に平面接触させる。通路ブロッ
ク36の段差部分46,47と、通路ブロック34の背
面に接触するピストン43とに吸排通路14,15の液
圧を作用させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の車輪に対す
る駆動力の配分の割合を積極的に制御することのできる
車両の左右駆動力配分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の左右駆動力配分装置として、特
開平3-50028号公報に示されるようなものが従来
より案出されている。
【0003】この左右駆動力配分装置は、ハウジング内
に、左右の車輪の回転数差を無くすように駆動力を左右
の車軸に分配伝達する差動装置と、左右の車軸間に必要
に応じて相対的な回転力を付与する油圧モータとが組み
込まれ、車両の旋回時等に油圧モータを作動させること
で、外側車輪に内側車輪よりも大きな回転力を付与して
車両にヨーモーメントを生じさせるようになっている。
【0004】この装置の場合、油圧モータは、モータケ
ースがデフケースの内周壁に、内側回転体が一方の車軸
に夫々結合されており、作動液を吸排する内部通路はモ
ータケースの外周面に設けられた複数の環状通路を通し
てハウジングの吸排通路に連通接続されている。そし
て、各環状通路は、ハウジングの内周面とモータケース
の外周面のいずれか一方側に固定設置された一対の樹脂
製のシールリングによって構成されており、この各シー
ルリングの先端部をモータケースとハウジングの他方側
の周面に摺動自在に密接させることで、モータケースの
回転に拘らず常時作動液の吸排が行えるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の左
右駆動力配分装置においては、ハウジングの内周面とモ
ータケースの外周面の間に複数の樹脂製のシールリング
を配置し、そのシールリングによって形成した環状通路
によりハウジングの吸排通路と油圧モータの内部通路を
接続する構造となっているため、作動液の漏れを確実に
無くすべくシールリングの組付けが難しいうえに、ハウ
ジングやモータケースの周面に摺接するシールリングが
経時使用によって劣化し易く、長期に亙って安定したシ
ール性能を維持することが難しいという不具合がある。
また、内側回転体側に内部通路を有するタイプの油圧モ
ータを用いる場合には、さらに同様にしてモータケース
と内側回転体の通路間を接続しなければならないため、
組付けがさらに一層難しくなるうえに、経時使用による
作動液の漏れもより生じ易くなり、現在この点の改善が
強く望まれている。
【0006】そこで本発明は、ハウジングの吸排通路と
油圧モータの内側回転体の内部通路の間を、作動液の漏
れを招くことなく常時確実に接続状態に維持することが
でき、しかも、容易に組付けを行うことのできる車両の
左右駆動力配分装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1に記載の発明は、デフケー
スに入力された駆動力を左右の車軸に分配伝達する差動
装置と、左右の車軸間に必要に応じて相対的な回転力を
付与する油圧モータとがハウジング内に回転自在に収容
された車両の左右駆動力配分装置であって、前記油圧モ
ータの内側回転体が一方の車軸に結合されると共に、同
モータのモータケースが前記デフケース若しくは他方の
車軸に結合され、前記ハウジングに形成された作動液の
吸排通路がモータケースを介して内側回転体の吸排用の
内部通路に連通接続されたものにおいて、ハウジングと
モータケースの間、及び、モータケースと内側回転体の
間に夫々通路ブロックを介装すると共に、この両通路ブ
ロックとモータケースに、ハウジングの吸排通路と内側
回転体の内部通路を連通させるための接続通路を形成
し、前記各通路ブロックを、隣接する一方側の部材に回
転を規制し、かつ、互いの通路を液密に連通させた状態
で軸方向に摺動可能に嵌合する一方で、各通路ブロック
の先端面を他方側の部材の端面に互いの通路端が対向す
るように摺動回転可能に平面接触させ、さらに、吸排通
路の作動液の圧力によって通路ブロックを他方側の部材
の端面方向に付勢する液圧付勢機構を各通路ブロックに
対応させて夫々設けるようにした。
【0008】この発明の場合、ハウジングとモータケー
スの間に介装した通路ブロックは、ハウジングとモータ
ケースのいずれか一方に回転を規制し、かつ、互いの通
路を液密に連通させた状態で軸方向に摺動自在に嵌合さ
れ、その状態で先端面がハウジングとモータケースのい
ずれか他方側の端面に摺動回転可能に平面接触する。ま
た、モータケースと内側回転体の間に介装した通路ブロ
ックは、モータケースと内側回転体のいずれか一方に回
転を規制し、かつ、互いの通路を液密に連通させた状態
で軸方向に摺動自在に嵌合され、その状態で先端面がモ
ータケースと内側回転体のいずれか他方側の端面に摺動
回転可能に平面接触する。この状態においてハウジング
の吸排通路から作動液が導入されると、各通路ブロック
が液圧付勢機構によって吸排通路内の圧力に応じた力で
他方側の部材の端面に押し付けられ、それによって相対
的に摺動回転する各通路ブロックの先端面と他方側の部
材の間の液密が保たれる。そして、このとき各通路ブロ
ックと他方側の部材との平面接触部は液圧付勢機構によ
って常時最適な接触圧に維持され、それらの表面には作
動液の漏れや摺動抵抗の増大を防止するのに最適な油膜
が形成される。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、通路ブロックとそれに隣接する一方側
の部材に段差状の嵌合部を設け、この嵌合部の段差部分
に吸排通路の圧力を作用させることで液圧付勢機構を構
成するようにした。
【0010】この発明の場合、通路ブロックと一方側の
部材の嵌合部の段差部分に吸排通路の作動液が導入され
ると、通路ブロックが段差部分でその圧を受けて他方の
部材側に押圧付勢される。これにより、通路ブロックの
先端面と、それと摺動回転する他方側の部材の端面との
液密が保たれる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、通路ブロックに隣接する一方側の部材
に、通路の一部を成す軸方向に沿うシリンダ孔を形成
し、このシリンダ孔に、底壁に貫通孔を備えその底壁外
面が前記通路ブロックに当接する有底円筒状のピストン
を摺動自在に収容することで液圧付勢機構を構成するよ
うにした。
【0012】この発明の場合、シリンダ孔内に吸排通路
の作動液が導入されると、ピストンがその底壁内面で作
動液の圧を受けて通路ブロックを他方の部材側に押圧付
勢する。これにより、通路ブロックの先端面と、それと
摺動回転する他方の部材の間の液密が保たれる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の発明において、モータケースを両通路
ブロックに隣接する共通の一方側の部材とし、一方の通
路ブロックをモータケースの内周側に、他方の通路ブロ
ックをモータケースの外周側に、夫々回転を規制し、か
つ、互いの通路を液密に連通させた状態で軸方向に摺動
可能に嵌合するようにした。
【0014】この発明の場合、モータケースの内周側と
外周側に各通路ブロックが嵌合された構造となっている
ため、装置内で両通路ブロックが占有する軸長が短くな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】まず、最初に図1〜図12に示した第1の
実施の形態について説明する。
【0017】図1は、本発明にかかる左右駆動力配分装
置の全体構成図であり、同図中1は、この左右駆動力配
分装置に組み込まれた車両の差動装置である。この差動
装置1は、所謂ベベルギヤ式の差動装置であり、エンジ
ン側に連結された推進軸(図示せず。)の回転力をドラ
イブピニオン2とリングギヤ3によってデフケース4に
伝達し、さらにデフケース4の回転力をデフピニオン5
とサイドギヤ6,7によって左右の車軸8,9に等しく
分配すると共に、デフピニオン5の自転により左右の車
軸8,9の回転数差を吸収するようになっている。即
ち、デフケース4は、車体に固定設置された左右駆動力
配分装置のハウジング10に軸受11,12を介して回
転自在に支持されており、デフケース4の内側の周壁に
はデフピニオン5が回転自在に取り付けられ、このデフ
ピニオン5には、左右の各車軸8,9に結合された一対
のサイドギヤ6,7がその両側から夫々噛合されてい
る。
【0018】そして、この左右駆動力配分装置は、ハウ
ジング10内の前記差動装置1に軸方向で隣接する位置
に、左右の車軸8,9間に相対的な回転力を付与するた
めのラジアルプランジャ型の油圧モータが13配設され
ると共に、ハウジング10の一方の端部(図1,図2中
の右側の端部。)に、この油圧モータ13に作動液を適
宜吸排するための一対の吸排通路14,15が設けられ
ている。そして、吸排通路14,15は、油圧ポンプ1
6とリザーバ17を備えた油圧回路18に流路切換弁1
9を介して接続され、コントローラ(図示せず。)によ
る流路切換弁19の操作によって作動液の吸排が切り換
えられるようになっている。流路切換弁19は4ポート
3位置切換弁によって構成されており、中立位置におい
ては両吸排通路14,15を共にリザーバ17に連通
し、この状態から左右いずれかに切換えることにより、
一方の吸排通路14に高圧の作動液を供給し、他方の吸
排通路15から作動液をリザーバ17に戻すようになっ
ている。尚、図1中20は、油圧回路18内に介装され
た圧力制御弁である。
【0019】また、油圧モータ13は、図1〜図3に示
すように、複数のプランジャ21を放射状に進退自在に
取れ付けたシリンダブロック22と、このシリンダブロ
ック22の外周域に配置されて各プランジャ21の先端
と係合するカムリング23と、を備え、カムリング23
の両側には、軸方向に延出するボス部24a,25aを
有するサイドカバー24,25が一体に結合されてい
る。シリンダブロック22は、図1,図2中の右側の車
軸9に一体に結合されて本発明における内側回転体を構
成し、カムリング23とその両側のサイドカバー24,
25は本発明におけるモータケースMCを構成してい
る。
【0020】両側のサイドカバー24,25は軸受2
6,27によってハウジング10に回転自在に支持さ
れ、一方(図1,図2中左側)のサイドカバー24のボス
部24aはデフケース4にスプライン嵌合されている。
したがって、カムリング23とサイドカバー24,25
によって構成されるモータケースMCは常時デフケース
4と一体に回転する。
【0021】また、シリンダブロック22に放射状に形
成された各シリンダ穴22aには、各プランジャ21を
カムリング23方向に付勢するスプリング28が収容さ
れると共に、シリンダブロック22の一方の端面に連通
する内部通路29が開口形成され、この各内部通路29
を通して各シリンダ穴22a毎の作動液の吸排を行える
ようになっている。そして、この内部通路29は周方向
で一つおきに配置されるもの同士が組にされ、一方の組
に作動液の供給が行われるときに、他方の組から作動液
の排出が行われるようになっている。カムリング23の
内周面のプロフィールは、前述の内部通路29の一方の
組と他方の組に作動液の吸排が交互に行われたときに、
プランジャ21からカムリング23に連続した回転運動
が付与されるように設定されている。
【0022】また、各プランジャ21は、図3,図4に
示すように、その先端部に回転自在なローラ30が取り
付けられ、このローラ30を通してカムリング23の内
周面に当接するようになっている。そして、各プランジ
ャ21の先端面のローラ30の両側位置には、図4,図
5に示すように、磁極面がカムリング23の内周面に対
峙するように永久磁石31s,31nが夫々取り付けら
れている。これらの永久磁石31s,31nのカムリン
グ23に対峙する側の面は異磁極に設定されている。こ
れに対し、カムリング23の内周面には、図4,図6に
示すように、一対の環状の永久磁石32n,32sが軸
方向に離間して配置され、一方の永久磁石32nが各プ
ランジャ21の一方側の永久磁石31sに対峙し、他方
の永久磁石32sが各プランジャ21の残る一方側の永
久磁石31nに対峙するようになっている。尚、カムリ
ング21側の永久磁石32n,32s相互の磁極面も異
磁極に設定されている。
【0023】したがって、各プランジャ21の先端部両
側の永久磁石31s,31nは、カムリング21側の異
磁極の永久磁石32n,32sによって常時吸引力を受
けることとなり、それによって各プランジャ21は常時
一定の向きを維持される。このため、各プランジャ21
のローラ30はカムリング21の内周面に対して常時円
滑に回転接触し、プランジャ21の進退動作を極めて効
率良くカムリング21の回転に変換することができる。
【0024】一方、図2に示すように、他方(同図中右
側)のサイドカバー25のボス部25aには、シリンダ
ブロック22の端面に臨む窪み部33が設けられ、この
窪み部33に円環状の第1通路ブロック34が収容され
ている。そして、同様にハウジング10の端部(図2中
右側)のサイドカバー25の端面に臨む位置には窪み部
35が設けられ、この窪み部35に円環状の第2通路ブ
ロック36が収容されている。第1通路ブロック34、
サイドカバー25のボス部25a、第2通路ブロック3
6の三者には後述する接続通路37,38,39が夫々
形成されており、これらの接続通路37,38,39に
よりハウジング10の吸排通路14,15とシリンダブ
ロック22の各内部通路29の組とを適宜連通接続する
ようになっている。
【0025】そして、前記第1通路ブロック34と第2
通路ブロック36は、モータケースMC(サイドカバー
25)とハウジング10の各窪み部33,35に軸方向
に摺動自在に収容されているが、いずれも回り止めピン
40,41によってモータケースMCとハウジング10
に対して相対回動を規制されている。したがって、第1
通路ブロック34はモータケースMCと、第2通路ブロ
ック36はハウジング10と夫々常時一体に回転する。
【0026】第1通路ブロック34の接続通路37は、
図7,図8に示すようにシリンダブロック22の各内部
通路29に対応して周方向等間隔に複数個設けられてお
り、各接続通路37は第1通路ブロック34を軸方向に
貫通するように形成されている。そして、第1通路ブロ
ック34の先端面(シリンダブロック22に臨む側の
面)は偏平に形成され、シリンダブロック22の軸方向
の端面に対して平面接触するようになっている。また、
第1通路ブロック34の先端面には、各接続通路37の
ポート37aがシリンダブロック22の内部通路29の
端部と同心円周上になるように配置されているが、この
各ポート37aは円弧状に形成され、シリンダブロック
22の各内部通路29に対して所定の回動角度の範囲で
連通するようになっている。つまり、この実施の形態の
第1通路ブロック34は、各シリンダ穴22aに対する
作動液の吸排をシリンダブロック22の回転角度に応じ
て切り換える弁板を兼ねている。
【0027】また、モータケースMCの接続通路38
は、図2及び図9,図10に示すように、第1通路ブロ
ック34の接続通路37に対応して周方向等間隔に複数
個設けられており、各接続通路38は第1通路ブロック
34と同様に軸方向に貫通するように形成されている。
そして、各接続通路38の第1通路ブロック34側の端
部には、第1通路ブロック34の接続通路37の端部の
径よりも大径のシリンダ孔42が形成され、この各シリ
ンダ孔42に、有底円筒状のピストン43と、このピス
トン43を第1通路ブロック34方向に付勢するスプリ
ング44が収容されている。ピストン43は底壁中央に
貫通孔45が形成され、この貫通孔45を通してモータ
ケースMCと第1通路ブロック34の各対応する接続通
路38,37を連通させるようになっている。また、ピ
ストン43の底壁外面は偏平に形成されており、この底
壁外面を第1通路ブロック34の端面(接続通路37の
周縁部)に押し付けることによってモータケースMCと
第1通路ブロック34の接続通路38,37相互を液密
状態で接続できるようになっている。
【0028】ここで、モータケースMCの各接続通路3
8には、後述する第2通路ブロック36を通して吸排通
路14,15の作動液が導入されるが、接続通路38に
導入される作動液はピストン43の底壁内面に作用し
て、ピストン43を作動液の圧力に応じた力で第1通路
ブロック34に押し付け、さらにその力によって第1通
路ブロック34の先端面をシリンダブロック22の端面
に押し付けるようになっている。この実施の形態におい
ては、モータケースMCのシリンダ孔42とピストン4
3が一方の液圧付勢機構を構成している。
【0029】また、モータケースMCの接続通路38は
周方向で一つおきに配置されるもの同士が組にされ、各
組の接続通路38の第2通路ブロック36側の端部は、
図10に示すように、夫々異なる径の同心円上に配置さ
れている。
【0030】一方、第2通路ブロック36は、図2及び
図12に示すように、モータケースMCに臨む先端部側
から基端部に向かってその外周面が二段に縮径して形成
されており、一段目の段差部分46と二段目の段差部分
47には、軸心方向に所定深さを持つ第1環状溝48と
第2環状溝49が夫々形成されている。第2環状溝49
は第1環状溝48より軸心方向に深く窪んで形成され、
第2通路ブロック36の先端面(モータケースMCの端
面に臨む側の面)に形成された小径環状溝50に複数個
の軸孔51によって連通接続されている(図11参
照)。同様に、第1環状溝48は、第2通路ブロック3
6の先端面に形成された大径環状溝52に対し、別の複
数個の軸孔53によって連通接続されている。また、第
2通路ブロック36の先端面は偏平に形成され、モータ
ケースMCの端面に平面接触するようになっているが、
同ブロック36の先端面の小径環状溝50と大径環状溝
52は、モータケースMCの端面のうちの、小径円周R
1上の接続通路38の端部と大径円周R2上の接続通路3
8の端部(図10参照)に対して夫々対面するようにな
っている。この実施の形態においては、第2環状溝49
と軸孔51と小径環状溝50、第1環状溝48と軸孔5
3と大径環状溝52が夫々第2通路ブロック36の接続
通路39を構成している。
【0031】これに対し、ハウジング10の窪み部35
は、第2通路ブロック36の外周面に対応して二段階に
縮径して形成され、段差を成す各内周面に第2通路ブロ
ック36の対応する外周面が軸方向に摺動自在に嵌合さ
れている。また、ハウジング10の吸排通路14,15
は窪み部35の各段差部分に開口し、この段差部分を通
して第2通路ブロック36の接続通路39(第1環状通
路48と第2環状通路49)に連通するようになってい
る。そして、窪み部35の底面と第2通路ブロック36
の基端面の間には皿ばね54が介装され、この皿ばね5
4の力によって第2通路ブロック36がモータケースM
C方向に付勢されるようになっている。また、窪み部3
5内の各吸排通路14,15の軸方向両側位置にはシー
ルリング55a,55b,55cが配設され、これらの
シールリング55a,55b,55cによってハウジン
グ10の吸排通路14,15と第2通路ブロック36の
接続通路39が常時液密に接続されるようになってい
る。
【0032】ここで、ハウジング10の各吸排通路1
4,15は、窪み部35と第2通路ブロック36の段差
部分46,47に連通しているため、各吸排通路14,
15の作動液の液圧は、常時第2通路ブロック36の段
差部分46,47に同ブロック36をモータケースMC
方向に押圧するように作用する。この実施の形態におい
ては、窪み部35と第2通路ブロック36に段差状の嵌
合部分を形成し、各段差部分に作動液の液圧を作用させ
る構成が本発明における他方の液圧付勢機構を構成して
いる。
【0033】次に、この左右駆動力配分装置の作用につ
いて説明する。
【0034】流路切換弁19が中立位置にあるときに
は、ハウジング10の両吸排通路14,15がリザーバ
17に連通するため、油圧モータ13のモータケースM
Cとシリンダブロック22はフリー回転状態となってい
る。したがって、このとき左右の車軸8,9には差動装
置1を通して推進軸から等しい駆動力が伝達される。
尚、このときいずれの吸排通路14,15にも高圧の作
動液が供給されないが、ピストン43と第1通路ブロッ
ク34はスプリング44によってシリンダブロック22
方向に弱い力によって押し付けられており、第2通路ブ
ロック36は皿ばね54によって同様にモータケースM
C方向に押し付けられている。
【0035】この状態から、コントローラによる制御に
よって流路切換弁19が左右いずれかに切り換えられる
と、ハウジング10の一方の吸排通路14が油圧ポンプ
16と連通し、他方の吸排通路15がリザーバ17と連
通する。これにより、高圧の作動液が一方の吸排通路1
4から第2通路ブロック36、モータケースMC、第1
通路ブロック34の各接続通路39,38,37を通っ
てシリンダブロック22の半数の内部通路29に供給さ
れると共に、シリンダブロック22の残り半数の内部通
路29から作動液が同様に接続通路37,38,39を
通って他方の吸排孔15に戻され、このときにシリンダ
ブロック22上のプランジャ21がモータケースMC
(カムリング23)を所定方向に相対回転させる。
【0036】このとき、ハウジング10の一方の吸排通
路14から第2通路ブロック36の接続通路39に流入
した作動液は第2通路ブロック36の一方の段差部分4
6に作用し、第2通路ブロック36はその段差部分46
で受ける圧力によってモータケースMCの端面に押し付
けられる。そして、このときモータケースMC(カムリ
ング23)は静止している第2通路ブロック36に対し
て所定速度で回転するが、この第2通路ブロック36に
作用する液圧によって両者の平面接触が維持され、接続
通路39,38相互は作動液の漏れをほとんど招くこと
なく常時接続状態を維持される。つまり、第2通路ブロ
ック36とモータケースMCは常に液圧に応じた適度な
力によって押し付けられるため、両者の接触面には作動
液による油膜が確実に形成され、両者間はその油膜によ
って液密に維持される。そして、第2通路ブロック36
とモータケースMCの間の摺動抵抗もこの油膜によって
低減される。
【0037】また、第2通路ブロック36からモータケ
ースMCの接続通路37に流入した作動液はシリンダ孔
42内のピストン43の底壁に作用し、ピストン43の
底壁がその圧を受けて第1通路ブロック34に押し付け
られると共に、第1通路ブロック34の先端面がシリン
ダブロック22の軸方向の端面に押し付けられる。これ
により、ピストン43側と第1通路ブロック34側の通
路38,37相互間の液密が維持されると共に、第1通
路ブロック34とシリンダブロック22の間の平面接触
が維持される。このとき、第1通路ブロック34とシリ
ンダブロック22は相対的に回転するが、第1通路ブロ
ック34の接続通路37とシリンダブロック22の内部
通路29の間は作動液の漏れをほとんど招くことなく常
時接続状態を維持される。つまり、第1通路ブロック3
4の先端面とシリンダブロック22の間も、常時液圧に
応じた適度な力によって押し付けられるため、作動液に
よる油膜が接触面に確実に形成され、この油膜によって
両者間の液密が維持される。そして、第1通路ブロック
34とシリンダブロック22の間もこの油膜の作用によ
って摺動抵抗を低減される。
【0038】また、コントローラによる制御によって流
路切換弁19が他方側に切り換えられた場合には、ハウ
ジング10の吸排通路14,15に対する作動液の吸排
が逆になり、モータケースMCがシリンダブロック22
に対して逆方向に回転する。尚、このときの作動液の流
れは上述と逆になるものの、通路ブロック34,36に
対する作用等はほぼ同様であるため、この点の詳細な説
明については省略するものとする。
【0039】以上のように、この左右駆動力配分装置に
おいては、相対回動する部材相互(第2通路ブロック3
6とモータケースMC、第1通路ブロック34とシリン
ダブロック22)を平面接触させ、この平面接触部間を
作動液の液圧によって押し付けて互いの通路を接続する
ようにしているため、弾性シールリング等の劣化の生じ
易い部材を介在させない分、長期に亙って安定した通路
接続を保証することができる。また、通路相互を接続す
る平面接触部間を作動液の液圧によって押し付ける構造
になっていることから、組付け時における厳格な隙間管
理が必要でなく、その分加工や組付けが容易になるとい
う利点もある。さらに、この装置の場合、平面接触部で
通路の周域を密接させるようにしていることから、密接
部分を高い精度でもって容易に加工することができる。
【0040】さらに、この装置の場合、第1通路ブロッ
ク34と第2通路ブロック36は、夫々モータケースM
Cとハウジング10に軸方向に進退自在に取り付けられ
ているため、異常時にはモータケースMCやシリンダブ
ロック22から自由に離間させることができる。したが
って、この装置においては通路ブロック34,36の焼
き付き等も未然に防止することができる。
【0041】また、この装置においては、第2通路ブロ
ック36の外周面とハウジング10の窪み部35の内周
面とに段差状の嵌合部を設け、第2通路ブロック36の
段差部分に作動液の液圧を作用させることによって同ブ
ロック36をモータケースMC方向に付勢するようにな
っているため、部品点数の極めて少ないシンプルな構造
によって第2通路ブロック36の先端面をモータケース
MCの端面に押し付けることができる。一方、第1通路
ブロック34側は、液圧付勢されるピストン43を介し
てシリンダブロック22の端面に押し付けられる構造と
なっているため、第1通路ブロック34の外周面やモー
タケースMCに複雑な段差状の加工を施す必要がなく、
加工が容易であるという利点がある。
【0042】勿論、第1通路ブロック34と第2通路ブ
ロック36の圧力付勢機構はこの実施の形態で説明した
ものに限ることなく任意であり、例えば、図13に示す
もののように、第1通路ブロック134側に第2通路ブ
ロック36側と同様の構造を採用することも可能であ
る。
【0043】以下、図13に示した実施の形態(第2の
実施の形態)について簡単に説明するが、第1の実施の
形態と同一部分には同一符号を付し、重複する部分につ
いては説明を省略するものとする。
【0044】この装置の第1通路ブロック134は、第
2通路ブロック36と同様にその外周面が二段階に縮径
して形成され、一段目の段差部分111と二段目の段差
部分112に夫々環状溝113,114が形成されると
共に、この各環状溝113,114の底部が複数個の軸
孔115…,116…によって夫々シリンダブロック2
2寄りの端面(先端面)に連通している。そして、一方
の環状溝113に連通する軸孔115と他方の環状溝1
14に連通する軸孔116は同一円周上に交互に配置さ
れ、夫々円弧状のポート37aによってシリンダブロッ
ク22側の端面に開口している。このポート37aはシ
リンダブロック22の内部通路29の端部と同一円周上
になるように配置されている。そして、この実施の形態
においては、環状溝113,114と軸孔115,11
6が第1通路ブロック134の接続通路137を構成す
るようになっている。
【0045】一方、モータケースMCのボス部125a
には、二段階に縮径した内周面を持つ窪み部117が形
成され、この窪み部117に前記第1通路ブロック13
4が軸方向に摺動自在に収容されている。尚、モータケ
ースMCと第1通路ブロック134は回り止めピン14
1によって相対回動を規制され、ハウジング10と第2
通路ブロック36は回り止めピン140によって相対回
動を規制されている。また、モータケースMCには、第
2通路ブロック36の径の異なる円周上に開口する各接
続通路39,39と第1通路ブロック134の段差部分
111,112を連通させる接続通路138,138が
形成され、この各接続通路138,138を通して段差
部分111,112に吸排通路14,15の作動液の圧
を作用させるようになっている。さらに、窪み部117
の底面と第1通路ブロック134の基端面の間にはスプ
リング118が介装され、第1通路ブロック134がこ
のスプリング118によってシリンダブロック22の端
面方向に付勢されている。
【0046】この左右駆動力配分装置は以上のような構
成であるため、流路切換弁の操作によってハウジング1
0の一方の吸排通路14に高圧の作動液が導入される
と、第2通路ブロック36と同様に第1通路ブロック1
34の一方の段差部分111に作動液の圧力が作用し、
それによって第1通路ブロック134の先端面がシリン
ダブロック22の端面に押し付けられることとなる。し
たがって、この実施の形態の場合にもシリンダブロック
22の通路29とモータケースMCの通路138がシリ
ンダブロック22と第1通路ブロック134の平面接触
部を通して液密に接続される。
【0047】そして、この実施の形態においては、第1
通路ブロック134をシリンダブロック22方向に付勢
するための機構が第1の実施の形態のような複数のピス
トン43を要しないため、部品点数をより削減すること
が可能になる。
【0048】つづいて、図14〜図19に示した本発明
の第3の実施の形態について説明する。
【0049】図14は、本発明にかかる左右駆動力配分
装置の全体構成図であり、同図に示すように、ハウジン
グ210内には遊星歯車式の差動装置201とラジアル
プランジャ型の油圧モータ213が一体に組み込まれ、
この油圧モータ213が必要に応じて左右の車軸20
8,209間に相対的な回転力を付与するようになって
いる。
【0050】差動装置201は、外周にかさ歯状のリン
グギヤ203を備えたデフケース204がハウジング2
10内に軸受211,212を介して回転自在に支持さ
れ、推進軸に連結されたドライブピニオン202の駆動
力がリングギヤ203を介してデフケース204に入力
されるようになっている。デフケース204の内周壁に
はインナーリングギヤ260が取り付けられ、このイン
ナーリングギヤ260に、一方の車軸208にキャリア
261を介して支持された複数のプラネタリギヤ262
が噛合されている。そして、インナーリングギヤ260
の中心部には他方の車軸209に結合されたサンギヤ2
63が配置され、このサンギヤ263が前記プラネタリ
ギヤ262に噛合されている。したがって、ドライブピ
ニオン202からデフケース204に入力された回転力
は、キャリア261とサンギヤ263を介して左右の車
軸208,209に分配されるようになっている。
【0051】一方、油圧モータ213は、シリンダブロ
ック222に放射状に取り付けられた複数個のプランジ
ャ221が作動液の圧力を受けて進退動作し、このプラ
ンジャ221の進退動作によってモータケースMCを回
転させる基本構成となっている。このモータとしての基
本構成部分については、図1〜図12に示した第1の実
施の形態のものと全く同様であるため、ここでは詳細な
構造の説明は省略するものとする。
【0052】油圧モータ213のシリンダブロック22
2は第1の実施の形態と同様に他方の車軸209に結合
されているが、モータケースMCは、差動装置201の
デフケース204ではなくキャリア261から延出した
連結アーム264にスプライン嵌合されている。したが
って、この装置の場合、油圧モータ213の回動力は左
右の車軸208,209間に直接入力される。
【0053】また、ハウジング210の端部には、油圧
モータ213に対する作動液の吸排を行うための一対の
吸排通路214,215が設けられている。この各吸排
通路214,215は、油圧ポンプ216を備えた油圧
回路218に流路切換弁219を介して接続され、コン
トローラ290によるこの切換弁219の制御によって
油圧モータ213をフリー回転、正回転、逆回転のいず
れかの状態に切換えられるようになっている。
【0054】油圧ポンプ216は推進軸の回転力を用い
て駆動されるが、この装置の場合、油圧ポンプ216の
駆動力はドライブピニオン202部分から直接取り出す
のではなく、差動装置201のリングギヤ203に別途
噛合されたドリブンピニオン291から取り出すように
なっている(図14,図19参照)。ドライブピニオン
202は、ハウジング210の径方向に延設された第1
支持ケース292に軸受293a,293bを介して支
持されているが、ドリブンピニオン291は、ハウジン
グ210の第1支持ケース292と相反する方向に向か
って延設された第2支持ケース294に同様に軸受29
5a,295bを介して支持されている。
【0055】そして、図19に示すように、ドライブピ
ニオン202は差動装置201のリングギヤ203に対
して中心から上下いずれかにオフセットした位置で噛合
しているが、ドリブンピニオン291はリングギヤ20
3に対しドライブピニオン202と逆側にオフセットし
た位置で噛合されている。つまり、ドライブピニオン2
02とドリブンピニオン291はリングギヤ203の回
転中心に対して点対称に配置されている。したがって、
この装置においては、ドライブピニオン202からリン
グギヤ203への回転力の伝達時に起こる、両者のかみ
合い反力によるデフケース204の倒れ込みをドリブン
ピニオン291によって(ドリブンピニオン291を支
持する軸受295a,295bのガイド作用によって)
押え、デフケース204を支持する軸受211,212
に過大な負荷がかかるのを確実に防止することができ
る。
【0056】ところで、前記モータケースMCのボス部
224aは、図15と図18に示すように、その内周面
がシリンダブロック222側からハウジング210の端
面方向に向かって二段階に縮径して形成されいる。そし
て、このボス部224aの内周面には、同様に二段階に
縮径した外周面形状を持つ第1通路ブロック234が軸
方向に摺動自在に嵌合されている。また、ボス部224
aの外周面は、内周面側と同様にハウジング210の端
面方向に向かって二段階に縮径して形成され、この外周
面に、同様に二段階に縮径した内周面形状をもつ第2通
路ブロック236が軸方向に摺動自在に嵌合されてい
る。第1通路ブロック234と第2通路ブロック236
は、図18に示すように、モータケースMCのボス部2
24aに対し共通の回り止めピン240によって相対回
転を規制されている。したがって、この装置の場合、第
1通路ブロック234と第2通路ブロック236は常時
モータケースMCと一体に回動する。
【0057】また、シリンダブロック222の端面に臨
む第1通路ブロック234の先端面と、ハウジング21
0の内側端面に臨む第2通路ブロック236の先端面は
いずれも偏平に形成されており、これらの各面がシリン
ダブロック222とハウジング210の各端面に平面接
触するようになっている。そして、第1通路ブロック2
34の基端面は第2通路ブロック236の背面に直接対
面するが、この対面する両面の間には両者を相反方向に
付勢するスプリング254が介装されている。
【0058】第2通路ブロック236、モータケースM
Cのボス部224a、第1通路ブロック234には夫々
後述する接続通路239,238,237が形成されて
おり、ハウジング210の吸排通路214,215とシ
リンダブロック222の内部通路229はこれらの接続
通路239,238,237によって連接している。ハ
ウジング210の各吸排通路214,215は小径環状
ポート270と大径環状ポート271によってハウジン
グ210の内側端面に夫々開口しており、第2通路ブロ
ック236の先端面のこれらに対向する位置には、小径
環状溝272と大径環状溝273が夫々形成されている
(図17参照)。そして、第2通路ブロック236に
は、図15に示すように、モータケース210の外周側
の1段目の段差部分274と2段目の段差部分275
を、夫々大径環状溝273と小径環状溝272に連通さ
せる複数個の連通孔276…,277…が形成されてお
り、第2通路ブロック236の接続通路239はこれら
の各環状溝273,272と連通孔276,277によ
って構成されている。
【0059】また、モータケースMCのボス部224a
には、図15に示すように、ボス部224aと第1通路
ブロック234の各外周の1段目の段差部分274,2
78相互を連通させる通路と、同じく両部材の各外周の
2段目の段差部分275,279相互を連通させる通路
が形成されており、これらの通路がモータケースMCの
接続通路238となっている。
【0060】さらに、第1通路ブロック234は、外周
の各段差部分278,279に環状溝280,281が
形成され、この各環状溝280,281の底部が複数個
の軸孔282…,283…によってシリンダブロック2
22寄りの端面に連通している。第1通路ブロック23
4の接続通路237はこれらの環状溝280,281と
軸孔282,283によって構成されている。そして、
一方の環状溝280に連通する軸孔282と他方の環状
溝281に連通する軸孔283は同一円周上に交互に配
置され、シリンダブロック222の端面に対し円弧状の
ポート237aによって開口している(図16参照)。
【0061】尚、ボス部224aの外周面の各段差部分
274,275の前後位置と、第1通路ブロック234
の外周面の各段差部分278,279の前後位置には夫
々シールリング255a〜255c,256a〜256
cが配置され、これらのシールリングによって第2通路
ブロック236とボス部224a、ボス部224aと第
1通路ブロック234の各間を液密状態に維持できるよ
うになっている。
【0062】この左右駆動力配分装置は以上のような構
成であるため、流路切換弁219が中立状態にあるとき
には、吸排通路214,215が互いに接続され、油圧
モータ213はフリー回転状態となっている。
【0063】この状態から流路切換弁219が左右いず
れかに切換えられると、ハウジング210の一方の吸排
通路214から高圧の作動液が導入され、その作動液が
第2通路ブロック236、モータケースMC、第1通路
ブロック234の各接続通路239,238,237を
通ってシリンダブロック222に供給され、さらにシリ
ンダブロック222から排出された作動液が接続通路2
37,238,239を通って他方の吸排通路215に
送り出される。この結果、シリンダブロック222とモ
ータケースMCが所定方向に相対的に回転し、左右の車
軸208,209に油圧モータ213による回転力が付
与される。
【0064】このとき、第1通路ブロック234と第2
通路ブロック236はモータケースMCと一体に回転す
ることから、第1通路ブロック234はシリンダブロッ
ク222と、第2通路ブロック236はハウジング21
0と夫々相対回転する。しかし、このとき第1通路ブロ
ック234と第2通路ブロック236は夫々段差部分で
受ける吸排通路214,215の液圧によって各先端面
をシリンダブロック222とハウジング210の端面に
押し付けられるため、第1通路ブロック234とシリン
ダブロック222、第2通路ブロック236とハウジン
グ210の各平面接触部間が確実に液密状態に保たれ
る。とりわけ、各平面接触部は吸排通路214,215
の圧力に応じた適度な圧力を受けるため、その表面には
液密を維持するのに最適な油膜が常時形成され、両者間
の摺動抵抗もその油膜によって低減される。
【0065】この左右駆動力配分装置の場合、第1通路
ブロック234と第2通路ブロック236を、モータケ
ースMCのボス部224aの内周側と外周側に夫々回転
を規制した状態で、軸方向に摺動自在にして取り付ける
ようにしたため、ハウジング210内で両通路ブロック
234,236が占有する軸方向長さが短くなり、その
結果、装置全体を軸方向にコンパクト化することができ
る。
【0066】また、この装置においては、第1通路ブロ
ック234と第2通路ブロック236の端面相互を対面
させて、その間に予圧用のスプリング254を介装する
構造としたため、一つのスプリング254のみによって
両ブロック234,236を付勢でき、その分部品点数
を削減することができるという利点もある。
【0067】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
一方の通路ブロックをハウジングとモータケースの一方
側に回転を規制し、かつ、互いの通路を液密に連通させ
た状態で嵌合すると共に、他方の通路ブロックをモータ
ケースと内側回転体の一方側に同様に回転を規制し、か
つ、互いの通路を液密に連通させた状態で嵌合し、さら
に、液圧付勢機構によって吸排通路の圧力に応じた力で
各通路ブロックの先端面を他方側の部材に平面接触状態
で押し付けるようにしたため、ハウジングとモータケー
ス間、モータケースと内側回転体間をシールリング等の
劣化の生じ易い部材を介在させることなく、常時確実に
接続状態に維持することができる。とりわけ、この発明
の場合、各通路ブロックの先端面と他方側の部材の平面
接触部が液圧付勢機構によって吸排通路の作動液の圧力
に応じた適度な力で圧接されるため、両者の表面に常時
作動液による最適な油膜が形成され、その結果、平面接
触部からの作動液の漏れの防止と、その接触部の摺動抵
抗の低減を図ることができる。
【0068】また、この発明においては、ハウジングと
モータケース、モータケースと内側回転体の各間を密閉
状態で接続する通路ブロックを、液圧付勢機構によって
常時吸排通路の圧力に応じた力で相手側部材に押し付け
る構造となっているため、組付時における厳格な隙間管
理が必要でなく、その分組付けが容易になり、低コスト
での製造が可能になる。そして、さらに相対回動するハ
ウジングとモータケース間、モータケースと内側回転体
間を周面接触部分ではなく、平面接触部分によって密閉
するようにしているため、製造時に、この接触部分を高
い精度でもって容易に加工することができるという利点
もある。
【0069】請求項2に記載の発明は、通路ブロックと
それに隣接する一方側の部材に段差状の嵌合部を設け、
この嵌合部の段差部分に吸排通路の圧力を作用させるこ
とによって液圧付勢機構を構成するようにしたため、多
くの部品を要しない簡単な構造によって通路ブロックの
先端面と他方側の部材の端面との間を確実に密閉するこ
とができる。
【0070】請求項3に記載の発明は、通路ブロックに
隣接する一方側の部材に、通路の一部を成す軸方向に沿
うシリンダ孔を形成し、このシリンダ孔に、底壁に貫通
孔を備えその底壁外面が前記通路ブロックに当接する有
底円筒状のピストンを摺動自在に収容することによって
液圧付勢機構を構成するようにしたため、請求項2に記
載した発明に比較すれば部品点数は多くなるものの、通
路ブロックや一方側の部材に対する加工が極めて容易に
なり、その分、低コストでの製造が可能になる。
【0071】請求項4に記載の発明は、モータケースの
内周側と外周側に各通路ブロックが嵌合された構造とな
るため、装置内で両通路ブロックが占有する軸長が短く
なり、その分装置全体のコンパクト化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図。
【図2】同実施の形態を示す要部の拡大断面図。
【図3】同実施の形態を示す図2のA−A線に沿う断面
図。
【図4】同実施の形態を示す図3のB−B線に沿う断面
図。
【図5】同実施の形態を示す平面図。
【図6】同実施の形態を示す平面図。
【図7】同実施の形態を示す図2のC−C線に沿う端面
図。
【図8】同実施の形態を示す図2のD−D線に沿う断面
図。
【図9】同実施の形態を示す図2のE−E線に沿う端面
【図10】同実施の形態を示す図2のF−F線に沿う端
面図。
【図11】同実施の形態を示す図2のG−G線に沿う断
面図。
【図12】同実施の形態を示す図11のH−H線に沿う
断面図。
【図13】本発明の第2の実施の形態を示す断面図。
【図14】本発明の第3の実施の形態を示す断面図。
【図15】同実施の形態を示す要部の拡大断面図。
【図16】同実施の形態を示す図15のI−I線に沿う
端面図。
【図17】同実施の形態を示す図15のJ−J線に沿う
端面図。
【図18】同実施の形態を示す図17のK−K線に沿う
断面図。
【図19】同実施の形態を示す図14のL−L線に沿う
断面図。
【符号の説明】
1…差動装置 4…デフケース 8,9…車軸 10…ハウジング 13…油圧モータ 14,15…吸排通路 22…シリンダブロック(内側回転体) 29…内部通路 34…第1通路ブロック(通路ブロック) 36…第2通路ブロック(通路ブロック) 37,38,39…接続通路 42…シリンダ孔(液圧付勢機構) 43…ピストン(液圧付勢機構) 46,47…段差部分(液圧付勢機構) MC…モータケース 134…第1通路ブロック(通路ブロック) 111,112…段差部分(液圧付勢機構) 137,138…接続通路 201…差動装置 204…デフケース 208,209…軸受 210…ハウジング 213…油圧モータ 214,215…吸排通路 222…シリンダブロック 229…内部通路 234…第1通路ブロック 236…第2通路ブロック 237〜239…接続通路 274,275,278,279…段差部分(液圧付勢
機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 孝始 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 望月 輝彦 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 Fターム(参考) 3D042 AA05 AA06 AB01 BA02 BA06 BA13 BA19 BB02 BB03 BB05 BC02 BC06 BC13 BC14 BC16 3J027 FA18 FA19 FB01 GB01 HA01 HB07 HC07 HC30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフケースに入力された駆動力を左右の
    車軸に分配伝達する差動装置と、左右の車軸間に必要に
    応じて相対的な回転力を付与する油圧モータとがハウジ
    ング内に回転自在に収容された車両の左右駆動力配分装
    置であって、前記油圧モータの内側回転体が一方の車軸
    に結合されると共に、同モータのモータケースが前記デ
    フケース若しくは他方の車軸に結合され、前記ハウジン
    グに形成された作動液の吸排通路がモータケースを介し
    て内側回転体の吸排用の内部通路に連通接続されたもの
    において、 ハウジングとモータケースの間、及び、モータケースと
    内側回転体の間に夫々通路ブロックを介装すると共に、
    この両通路ブロックとモータケースに、ハウジングの吸
    排通路と内側回転体の内部通路を連通させるための接続
    通路を形成し、前記各通路ブロックを、隣接する一方側
    の部材に回転を規制し、かつ、互いの通路を液密に連通
    させた状態で軸方向に摺動可能に嵌合する一方で、各通
    路ブロックの先端面を他方側の部材の端面に互いの通路
    端が対向するように摺動回転可能に平面接触させ、さら
    に、吸排通路の作動液の圧力によって通路ブロックを他
    方側の部材の端面方向に付勢する液圧付勢機構を各通路
    ブロックに対応させて夫々設けたことを特徴とする車両
    の左右駆動力配分装置。
  2. 【請求項2】 通路ブロックとそれに隣接する一方側の
    部材に段差状の嵌合部を設け、この嵌合部の段差部分に
    吸排通路の圧力を作用させることで、液圧付勢機構を構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の車両の左右駆
    動力配分装置。
  3. 【請求項3】 通路ブロックに隣接する一方側の部材
    に、通路の一部を成す軸方向に沿うシリンダ孔を形成
    し、このシリンダ孔に、底壁に貫通孔を備えその底壁外
    面が前記通路ブロックに当接する有底円筒状のピストン
    を摺動自在に収容することで液圧付勢機構を構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両の左右駆動力配分
    装置。
  4. 【請求項4】 モータケースを両通路ブロックに隣接す
    る共通の一方側の部材とし、一方の通路ブロックをモー
    タケースの内周側に、他方の通路ブロックをモータケー
    スの外周側に、夫々回転を規制し、かつ、互いの通路を
    液密に連通させた状態で軸方向に摺動可能に嵌合したこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両の
    左右駆動力配分装置。
JP11080861A 1999-03-25 1999-03-25 車両の左右駆動力配分装置 Pending JP2000274512A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11080861A JP2000274512A (ja) 1999-03-25 1999-03-25 車両の左右駆動力配分装置
US09/533,941 US6328667B1 (en) 1999-03-25 2000-03-23 Traction distributing apparatus for motor vehicle
DE10014323A DE10014323A1 (de) 1999-03-25 2000-03-23 Traktionsverteilvorrichtung für Kraftfahrzeuge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11080861A JP2000274512A (ja) 1999-03-25 1999-03-25 車両の左右駆動力配分装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000274512A true JP2000274512A (ja) 2000-10-03

Family

ID=13730133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11080861A Pending JP2000274512A (ja) 1999-03-25 1999-03-25 車両の左右駆動力配分装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6328667B1 (ja)
JP (1) JP2000274512A (ja)
DE (1) DE10014323A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282599A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Fuji Heavy Ind Ltd 左右駆動力配分装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10164940B4 (de) * 2000-01-20 2008-01-24 Hitachi, Ltd. Traktionsverteilungsvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
DE10102366B4 (de) * 2000-01-20 2007-01-25 Hitachi, Ltd. Traktionsverteilungsvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
JP4058213B2 (ja) * 2000-01-20 2008-03-05 株式会社日立製作所 車両の左右駆動力配分装置
DE10333640B4 (de) * 2003-07-24 2005-05-25 Gkn Driveline International Gmbh Differentialgetriebe mit veränderlicher Drehmomentverteilung zwischen den Abtriebswellen
DE10333641B4 (de) * 2003-07-24 2006-04-20 Gkn Driveline International Gmbh Differentialgetriebe mit veränderlicher Drehmomentverteilung zwischen den Abtriebswellen
US7121972B2 (en) * 2003-10-30 2006-10-17 Torque-Traction Technologies, Inc. Adjustable flange device for cover member in drive axle assembly
JP2005282687A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Fuji Heavy Ind Ltd 左右駆動力配分装置
JP2006188153A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Toyota Motor Corp インホイールモータ
JP4591534B2 (ja) * 2008-04-14 2010-12-01 トヨタ自動車株式会社 制振装置および動力伝達装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0718481B2 (ja) 1989-07-14 1995-03-06 三菱自動車工業株式会社 車両の駆動トルク配分装置
GB9316143D0 (en) * 1993-08-04 1993-09-22 Wielkopolski Thomas W Rotary drive transmissions
JPH0974713A (ja) * 1995-09-04 1997-03-18 Toyota Motor Corp 電動モータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282599A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Fuji Heavy Ind Ltd 左右駆動力配分装置
JP4624705B2 (ja) * 2004-03-26 2011-02-02 富士重工業株式会社 左右駆動力配分装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6328667B1 (en) 2001-12-11
DE10014323A1 (de) 2000-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000274512A (ja) 車両の左右駆動力配分装置
EP1519006B1 (en) Swash plate type hydraulic pump or motor
EP0688409B1 (en) Gearless hydro-mechanical transmission
CN110886873A (zh) 流体无交叉切换阀
JP4324165B2 (ja) 静油圧式無段変速装置
JP3640075B2 (ja) 多段ストロークシリンダ装置とそれを用いた自動変速機用油圧制御装置
JP2001199255A (ja) 車両の左右駆動力配分装置
CN110925450A (zh) 流量控制机构及控制阀
US4655695A (en) Rotating fluid driven rotary actuator
CN216894715U (zh) 凸轮凸角结构的静液压径向柱塞单元
CN211202970U (zh) 流体无交叉切换阀
JP2008014387A (ja) 駆動力伝達装置
JPH08159237A (ja) 回転斜板式アキシャルピストンポンプ、及びそのポンプを使用した四輪駆動車
JP2003014111A (ja) 油圧式無段変速装置及び動力伝達装置
CN211624346U (zh) 流道切换机构及控制阀
CN116335907A (zh) 凸轮凸角结构的静液压径向柱塞单元
JP2523749Y2 (ja) 4輪駆動用駆動連結装置
JPH03200477A (ja) インテグラル型動力舵取装置
JPH0612995Y2 (ja) 四輪駆動自動車の動力伝達装置
JP2003014080A (ja) 油圧装置及び動力伝達装置
CN116265737A (zh) 凸轮凸角结构的静液压径向柱塞单元
JP2931150B2 (ja) 油圧作動式変速機の変速制御装置
JPH0478663A (ja) パワーステアリング装置の操舵比可変機構
JPH0625410Y2 (ja) セミインテグラル型動力舵取装置
JP2012020705A (ja) 油圧式パワーステアリングシステムの油圧コントローラ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217