JP2000274481A - アクティブ除振装置 - Google Patents

アクティブ除振装置

Info

Publication number
JP2000274481A
JP2000274481A JP11079158A JP7915899A JP2000274481A JP 2000274481 A JP2000274481 A JP 2000274481A JP 11079158 A JP11079158 A JP 11079158A JP 7915899 A JP7915899 A JP 7915899A JP 2000274481 A JP2000274481 A JP 2000274481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
excitation
acceleration
floor
active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11079158A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Fujii
憲 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11079158A priority Critical patent/JP2000274481A/ja
Publication of JP2000274481A publication Critical patent/JP2000274481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大型の振動試験設備が不要であり、振動試験を
行う準備である据付及び調整作業に大きな費用と期間を
要することを防止する。 【解決手段】メモリ7のデータに基づいて設定された自
動掃引発振回路8からの加振信号によってアクティブ除
振用のアクチュエータ4を駆動することによって、対象
物1に所定の床振動と等価な振動を与え、対象物1の振
動評価試験を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置や半
導体検査装置などの対象物に対し設置場所の床面からの
振動を低減させるためのアクティブ除振装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来からリソグラフィー装置などの半導
体ウェハ製造装置や測長電子顕微鏡などの半導体ウェハ
検査装置には、半導体プロセスの微細化要求に対応した
高精度の性能、すなわちパターン描画精度やパターン測
定精度を確保するため、設置場所の床振動の影響を軽減
させるためのアクティブ除振装置が用いられている。こ
れらの装置が設置される場所、例えばクリーンルームに
必要な床振動の許容条件を決定するため、あるいは所定
の床振動がこれらの装置の性能に及ぼす影響を評価する
ため、アクティブ除振装置を含めた半導体製造装置、な
いしは半導体検査装置の振動試験を行う必要がある。し
かしながら、この振動試験を行うためには、アクティブ
除振装置を含めた半導体製造装置、ないしは半導体検査
装置全体を加振できるような大型の振動試験設備が必要
であった。また、振動試験を行うための準備として、半
導体製造装置、ないしは半導体検査装置の据付及び調整
作業に大きな費用と期間を要するという問題点があっ
た。このため出荷される装置1台毎に振動試験を実施す
ることは現実的ではなかった。
【0003】上記のような振動試験のための装置とし
て、例えば、特開平8−170446 号公報に記載されたもの
には、ビル等の構造物の屋上に置かれた制振装置の制振
機能を確認するために、制振装置に加振装置を付加し、
制振制御と加振制御とを切換えるようにした装置が記載
されている。しかしながら、この制振装置は制振する対
象物であるビルの屋上に設置され、地上からの地震等の
振動を屋上で抑える構造を有するものであって、本発明
のような、半導体ウェハの製造装置,検査装置が設置さ
れるクリーンルームの床からこれら装置に伝達される振
動を、その途中で抑えるものではないので、制振の機構
そのものが異なっており、上記問題点の解決には参考に
ならない。
【0004】また、特開平9−222390 号公報に記載され
たものには、環境試験機の加振される試料が載置される
振動テーブルを加振する加振機と架台との間に除振装置
を設け、架台への振動の伝達を防止した装置が記載され
ている。すなわち、この装置は、加振機で発生する振動
を架台等のそれを支える周辺の装置に伝達しないように
するものであって、上記問題点の解決には参考にならな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アク
ティブ除振装置を含めた半導体製造装置、ないしは半導
体検査装置全体を加振できるような大型の振動試験設備
を不要とし、振動試験を行う準備である据付及び調整作
業に大きな費用と期間を要することを防止することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、アクティブ除振装置に加振信号発生手段を設けて、
アクティブ除振用のアクチュエータを駆動し、対象物を
加振することによってアクティブ除振装置を含めた対象
物の振動試験ができる構成とした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例を説明する。
【0008】図1は、本発明の実施例を示し、アクティ
ブ除振装置の機能の概略構成を示すブロック図である。
半導体製造装置ないし半導体検査装置などの対象物1
は、クリーンルーム等の床面2の上で複数のアクチュエ
ータ4によって支持されている。
【0009】まず、スイッチ9をOFFに設定した場
合、従来のアクティブ除振モードとなる。このアクティ
ブ除振モードの場合、対象物1の振動は加速度検出器3
によって検出され、加算器10を経て除振制御回路5及
び駆動回路6によってアクチュエータ4を駆動すること
により、対象物1の振動が小さくなるようにフィードバ
ック制御が行われる。この除振制御動作が複数のアクチ
ュエータ4及び加速度検出器3に対してそれぞれ行われ
ることによって、床面2での振動の大きさ、すなわち床
振動の加速度α1に比べ、対象物1の振動加速度α2を
小さく抑え、減衰させる。
【0010】次に、スイッチ9をONに設定した場合、
振動試験のための加振モードとなる。この加振モードの
場合、メモリ7に予め記憶された加振周波数に対する所
定の加振加速度の設定値に基づいて、加振信号発生手段
として自動掃引発振回路8から発生された加振信号がス
イッチ9及び加算器10を経て除振制御回路5に加算し
て入力されることにより、所望の加振加速度で複数のア
クチュエータ4を駆動し、対象物1を加振することがで
きる。
【0011】この加振モードにおいて、メモリ7及び自
動掃引発振回路8のさらに詳細な動作について、図2か
ら図5を用いて説明する。図2は、アクティブ除振によ
る周波数f対振動減衰率G(f)の関係の一例を示す相関
図、図3は、周波数fと床振動加速度αt1(f)との関係
を示す相関図、図4は、自動掃引発振回路による周波数
fと加振加速度αt2(f)との関係を示す相関図、図5
は、自動掃引発振回路による加振加速度αt2(f)の時間
変化を示す相関図である。
【0012】アクティブ除振モードにおいて、アクティ
ブ除振による振動減衰率G(f)は、床振動α1に対する
対象物1の振動α2の比で表わすことができ、 G(f)=α2(f)/α1(f) …(1) となる。アクティブ除振モードにおいて、予め振動減衰
率G(f)を測定して求めておく。
【0013】周波数fに対する所定の床振動加速度αt1
(f)が例えば図3のように与えられたときの対象物1の
加振加速度αt2(f)は、(1)式から、 αt2(f)=G(f)・αt1(f) …(2) と求められ、図4に示す例のようになるので、この加振
加速度αt2(f)を予めメモリに記憶させておく。
【0014】この加振加速度αt2(f)のデータに従っ
て、自動掃引発振回路8の発振周波数及び出力振幅が制
御され、図5に示すような加振加速度αt2の時間変化を
示す波形により、アクチュエータ4が駆動される。この
加振モードによる加振状態において、対象物1の装置性
能、すなわち半導体製造装置のパターン描画精度ないし
半導体検査装置のパターン測定精度などの性能を測定す
ることによって、所定の床振動が装置性能に及ぼす影響
を評価することができる。自動掃引発振回路8による加
振信号は、所定の測定周波数毎に、対象物1の装置性能
を測定するために必要な時間に渡って印加すればよい。
【0015】本発明の実施例によれば、アクティブ除振
装置及び対象物を含めた装置全体を大型の特別な振動試
験装置で加振することなく、加振信号発生手段によって
アクティブ除振のためのアクチュエータを駆動して、通
常の装置設置状態において、所定の床振動が加えられた
場合と等価な振動を対象物に与えて加振し、対象物の装
置性能の振動試験を行うことができる。
【0016】このように、アクティブ除振装置を含めた
半導体製造装置、ないしは半導体検査装置の振動試験を
行う場合、アクティブ除振装置を含めた半導体製造装
置、ないしは半導体検査装置全体を加振できるような大
型の振動試験設備を必要とせず、また、振動試験を行う
ための準備として、半導体製造装置、ないしは半導体検
査装置の据付及び調整作業に大きな費用と期間を要する
ことを防止できる。このため、出荷される装置1台毎に
振動試験を実施することも可能である。
【0017】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、アクテ
ィブ除振装置を含めた半導体製造装置、ないしは半導体
検査装置全体を加振できるような大型の振動試験設備が
不要であり、振動試験を行う準備である据付及び調整作
業に大きな費用と期間を要することを防止できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクティブ除振装置の機能の概略構成を示すブ
ロック図。
【図2】アクティブ除振による周波数f対振動減衰率G
の関係の一例を示す相関図。
【図3】周波数fと床振動加速度αt1との関係を示す相
関図。
【図4】自動掃引発振回路による周波数fと加振加速度
αt2との関係を示す相関図。
【図5】自動掃引発振回路による加振加速度αt2の時間
変化を示す相関図。
【符号の説明】
1…対象物、2…床面、3…加速度検出器、4…アクチ
ュエータ、5…除振制御回路、6…駆動回路、7…メモ
リ、8…自動掃引発振回路、9…スイッチ、10…加算
器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床に設置された対象物の前記床から伝達さ
    れる床振動の振動加速度を検出するための加速度検出器
    と、前記加速度検出器の出力信号に基づいて前記対象物
    の振動を低減させる制御を行う除振制御回路とからなる
    アクティブ除振装置において、前記対象物に接続された
    アクチュエータと、前記床振動に対するアクティブ除振
    による振動減衰率を予め記憶するメモリと、周波数自動
    掃引型発振回路からなり、予め定められた床振動試験レ
    ベルに前記振動減衰率を乗じた振動レベルを加振信号と
    して発生する加振信号発生手段と、前記加振信号発生手
    段の出力信号に基づいて前記アクチュエータを駆動する
    駆動回路とからなることを特徴とするアクティブ除振装
    置。
JP11079158A 1999-03-24 1999-03-24 アクティブ除振装置 Pending JP2000274481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11079158A JP2000274481A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 アクティブ除振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11079158A JP2000274481A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 アクティブ除振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000274481A true JP2000274481A (ja) 2000-10-03

Family

ID=13682161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11079158A Pending JP2000274481A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 アクティブ除振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000274481A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043875A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Kajima Corp アクティブ制振性能評価システム及びプログラム
JP2011153991A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Kurashiki Kako Co Ltd 加振機能を有するアクティブ除振装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043875A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Kajima Corp アクティブ制振性能評価システム及びプログラム
JP2011153991A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Kurashiki Kako Co Ltd 加振機能を有するアクティブ除振装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5557906B2 (ja) 能動的防振および制振システム
KR100331771B1 (ko) 노광장치
JP3425365B2 (ja) 構造物の試験装置及び試験方法
KR20080090998A (ko) 제진장치, 연산 장치, 노광장치 및 디바이스 제조 방법
JP2008128665A (ja) 振動試験方法、振動試験補助装置、及び振動試験システム
JP3726207B2 (ja) アクティブ除振装置
Yap et al. Structure-borne sound transmission from machines in buildings, part 2: indirect measurement of force and moment at the machine-receiver interface of a single point connected system by a reciprocal method
Elliott et al. In-situ characterisation of structure borne noise from a building mounted wind turbine
EP0557010B1 (en) Apparatus and method for damping vibrations during the manufacture of semiconductors
JP2000274481A (ja) アクティブ除振装置
JPH07113721A (ja) 構造物の振動試験装置、振動試験方法、および、振動試験用治具
Yap et al. Structure-borne sound transmission from machines in buildings, part 1: Indirect measurement of force at the machine-receiver interface of a single and multi-point connected system by a reciprocal method
US6477908B1 (en) Pedestal with vibration sensor, and exposure apparatus having the same
JP2006138769A (ja) 地震予知方法、地震予知装置、および防振装置
JPH07325628A (ja) 6自由度剛体振動系のモデリング方法およびその装置
JPH08273570A (ja) 試料に対する精密作業を行う装置
Ziaran et al. Analysis of the impact of different types of vibration isolation on the dynamic loading of machines and the surrounding environment
JPH08159862A (ja) 振動監視装置
Hideblad Equipment for Accelerated Vibration Testing
Gordon et al. Methods of developing vibration and acoustic noise specifications for microelectronics process tools
CN214667527U (zh) 测试设备
JP2000337429A (ja) 能動制振装置およびこれを用いた半導体露光装置
JPH07310779A (ja) アクティブ除振装置
JPH06280931A (ja) 能動型除振装置
CN109001491B (zh) 微振动量级加速度传感器标定装置