JP2000273012A - 化粧料 - Google Patents
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- JP2000273012A JP2000273012A JP11079745A JP7974599A JP2000273012A JP 2000273012 A JP2000273012 A JP 2000273012A JP 11079745 A JP11079745 A JP 11079745A JP 7974599 A JP7974599 A JP 7974599A JP 2000273012 A JP2000273012 A JP 2000273012A
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Abstract
触にも優れた化粧料を提供する。 【解決手段】下記一般式化1の構造を有する化合物にて
表面を被覆処理された粉体を含有することを特徴とする
化粧料。 【化1】 (但し、上記一般式で、R1、R2、R3、R4、R5、
R7、R9、R10、R11、R1 2は水酸基、炭素数1〜20
のアルキル基、フェニル基から選ばれ、R6は炭素数1
〜20のフッ素置換炭化水素基から選ばれ、R8は水酸
基であり、lは0〜20000であり、mは1〜200
00であって、nは0〜2000であるが、R 6以外の
Rの内最低1つ以上のRは水酸基であり、かつ各シロキ
サン単位はランダムに重合している。)
Description
た被覆顔料を配合した化粧料に関する。さらに詳しく
は、化粧品原料として耐水性、耐皮脂性に優れた新規な
構造を持つシリコーン化合物を被覆した粉体を配合する
ことで、撥水撥油性、化粧効果の持続性に優れ、かつ感
触に優れた化粧料に関する。
テル処理粉体など、フッ素系素材で被覆した粉体が耐皮
脂性に優れることから、ファンデーションなどのメイク
アップ化粧品用途で多用されている。
た粉体は、化粧持ちを向上させるなど優れた効果は認め
られるが、感触面でさらさらした感じが強く、同様の機
能を持ちながらも異なった感触を有する処理粉体が求め
られていた。
問題に鑑み、本発明の新規フッ素系素材で被覆した粉体
がなめらかな感触を有し、かつ従来のフッ素系素材と同
様に耐水性・耐皮脂性に優れていることを見いだした。
さらに、事前に粉体をシリコーン類やシラン類などの有
機珪素化合物で被覆した上に本発明の新規フッ素系素材
で被覆するとよりさらに耐水性に優れた化粧料が得られ
ることを見いだした。
2の構造を有する化合物にて表面を被覆処理された粉体
を含有することを特徴とする化粧料にある。
R7、R9、R10、R11、R1 2は水酸基、炭素数1〜20
のアルキル基、フェニル基から選ばれ、R6は炭素数1
〜20のフッ素置換炭化水素基から選ばれ、R8は水酸
基であり、lは0〜20000であり、mは1〜200
00であって、nは0〜2000であるが、R 6以外の
Rの内最低1つ以上のRは水酸基であり、かつ各シロキ
サン単位はランダムに重合している。)
トリフルオロプロピル基であることを特徴とする上記の
化粧料にある。
で粉体を被覆処理処理する前に、粉体が事前に有機珪素
化合物にて被覆されていることを特徴とする上記の化粧
料にある。
示される化合物は、構造式にも示した通り、直鎖状のシ
ロキサン主鎖を骨格とし、そこに水酸基とフッ素置換炭
化水素基で変性した構造を持つことを特徴とする。以
下、一般式化2で示される化合物を本化合物と呼ぶ。
R5、R7、R9、R10、R11、R12は水酸基、炭素数1
〜20のアルキル基、フェニル基から選ばれ、R6は炭
素数1〜20のフッ素置換炭化水素基から選ばれ、R8
は水酸基であり、lは0〜20000であり、mは1〜
20000であり、nは0〜2000であるが、Rの内
最低1つ以上は水酸基であり、かつ各シロキサン単位は
ランダムに重合している(部分的にはブロックで重合し
ていても構わない)ことが特徴である。各単位の中で、
R2、R3、R4、R5、R7、R9、R11、R12はメチル基
が最も安価に製造できることから好ましく、R6として
は、フッ素化アルキル基が好ましく、特にトリフルオロ
プロピル基が中間原料の入手が容易であることから好ま
しい。また、R1およびR10が水酸基であると、きしみ
感が低減できるため好ましい。l、m、nの値は小さい
ほど粘度が低く、大きいほど粘度が高くなる。本化合物
の形態はl+m+nの値が数十程度では液体の形態をと
り、その値が増えると粘凋な液体を経て、その値が数万
では固体となる。
い構造の例としては、R1、R8およびR10が水酸基であ
り、R2、R3、R4、R5、R7、R9、R11、R12がメチ
ル基であり、R6がトリフルオロプロピル基であり、l
は0〜20000であり、mは1〜10000であり、
nが0〜1000であるものが挙げられる。
および特開平5−132555号公報などに記載の製造
方法に準じて製造されるが、これら公報には本化合物を
化粧料に応用する記載はない。また、化粧品への配合例
としては、特開平4−45154号公報や特開平6−1
45029号公報には本化合物と類似物質などについて
の記載はあるが、本化合物に関する具体的記載や実施例
での例示は全くなく、本化合物を化粧料へ配合したとき
の特性や特徴について示唆する記載は見られない。
は、例えば、本化合物と粉体を乾式混合する方法、もし
くは本化合物の有機溶媒溶液(特に揮発性溶媒溶液が好
ましい)を用いて本化合物と粉体と溶媒のスラリーを形
成した後、溶媒を除去する方法、メカノケミカル的に本
化合物を粉体に被覆処理する方法などが挙げられる。ま
た、粉体と水の熱水スラリーを作製し、スラリーを撹拌
下に本化合物を滴下し、さらに濾過やスプレードライな
どの方法を用いて水を除去する方法もある。あるいは、
本化合物として固体や高粘性のものを用いる場合には、
事前に環状シリコーンや液状の本化合物を溶媒として溶
解または分散させたものを用い被覆処理することが好ま
しい。
えば、赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1
号、黒色401号などの色素、黄色4号Alレーキ、黄
色203号Baレーキなどのレーキ色素、ポリアミド樹
脂パウダー、シルクパウダー、ポリウレタン樹脂パウダ
ー、ポリフッ化エチレン樹脂パウダー、シリコーンパウ
ダー、ポリメタクリル酸メチル樹脂パウダー、セルロー
スパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエ
チレン樹脂パウダー、ポリプロピレン樹脂パウダーの高
分子粉体、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロ
ム、カーボンブラック、群青、紺青などの有色顔料、酸
化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウムなどの白色顔料、タ
ルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウ
ムなどの体質顔料、雲母チタンなどのパール顔料、硫酸
バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸ア
ルミニウム、珪酸マグネシウムなどの金属塩、シリカ、
アルミナなどの無機粉体、ベントナイト、スメクタイ
ト、窒化ホウ素、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛な
どが挙げられる。これらの粉体の形状(球状、真球状、
棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状など)や
大きさ、結晶型に特に制限はない。また、粉体の粒度分
布は狭くても広くても構わない。
いが、事前にシリコーン類やシラン類などの有機珪素化
合物で被覆処理されている粉体を用いることが好まし
い。シリコーン類の例としては、ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジ
ェンポリシロキサン、シリコーン樹脂などが挙げられる
が、直鎖および環状のメチルハイドロジェンポリシロキ
サンが最も好ましい。また、シランの例としては、炭素
数1〜20の範囲にあるアルキルシランやシランカップ
リング剤などが好ましい。有機珪素化合物の被覆処理す
る割合としては、粉体100重量部に対して0.1〜1
5重量部が好ましく、さらに好ましくは0.5〜10重
量部である。
加熱処理を実施しても構わない。加熱処理を行う場合で
は、粉体の耐熱性を考慮して80〜200℃にて行うこ
とが好ましい。
る際に、生理活性成分などの有効成分の1種以上を同時
に被覆することが可能である。
覆量は、もとの粉体100重量部に対して0.1〜30
重量部が好ましく、さらに好ましくは1〜10重量部で
ある。この範囲であれば感触とコストの両立が可能であ
る。
は、化粧料の総量に対して0.1〜99.5重量%が好
ましく、さらに好ましくは5〜90重量%である。この
範囲であれば、被覆粉体の特性が発揮できる。
に、通常化粧料に用いられる粉体、油剤、フッ素化合
物、樹脂、界面活性剤、粘剤、防腐剤、香料、紫外線吸
収剤(有機系および無機系。UV−A、Bのいずれに対
応していても構わない)、保湿剤、塩類、溶媒、酸化防
止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、
生理活性成分などの各種成分を適宜配合することができ
る。
用いることができる。粉体は、従来の表面処理が行われ
ていてもいなくても構わない。表面処理としては、例え
ば、フッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹
脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、
チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リ
ジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ
酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカ
ル処理などの公知の表面処理が挙げられる。
発性および不揮発性の油剤および溶剤および樹脂が挙げ
られ、常温で液体、ペースト、固体であっても構わな
い。油剤の例としては、例えば、セチルアルコール、イ
ソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサ
デシルアルコール、オクチルドデカノールなどの高級ア
ルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイ
ン酸などの脂肪酸、グリセリン、ソルビトール、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレング
リコールなどの多価アルコール、ミリスチン酸ミリスチ
ル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチ
ン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、
モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリ
ン酸オクチルなどのエステル類、流動パラフィン、ワセ
リン、スクワランなどの炭化水素、ラノリン、還元ラノ
リン、カルナバロウなどのロウ、ミンク油、カカオ脂、
ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オ
リーブ油などの油脂、エチレン・α−オレフィン・コオ
リゴマーなどが挙げられる。
ば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエ
ーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル
・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサ
ン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オ
ルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキ
サン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロ
キサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメ
チルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴムなどのシリ
コーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッ
チ、フルオロカーボン、フルオロアルコールなどのフッ
素化合物が挙げられる。
ン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコ
ール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メ
チルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シ
リコーン、次世代フロンなどが挙げられる。
界面活性剤、カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活
性剤、両性型界面活性剤を用いることができる。
ナトリウム、セルロースエーテル、アルギン酸カルシウ
ム、カルボキシビニルポリマー、エチレン/アクリル酸
共重合体、ビニルピロリドン系ポリマー、ビニルアルコ
ール/ビニルピロリドン共重合体、窒素置換アクリルア
ミド系ポリマー、ポリアクリルアミド、カチオン化ガー
ガムなどのカチオン系ポリマー、ジメチルアクリルアン
モニウム系ポリマー、アクリル酸メタクリル酸アクリル
共重合体、POE/POP共重合体、ポリビニルアルコ
ール、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖
類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペ
クチン、ローメトキシルペクチン、ガーガム、アラビア
ゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガ
ム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼ
イン、カードラン、ジェランガム、デキストラン、セル
ロース、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリ
コール、カチオン化シリコーン重合体、合成ラテックス
などが挙げられる。
皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例
えば、美白成分、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御
剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育
毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、
冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進
剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分、皮膚
着色剤などが挙げられる。本発明では、これらの生理活
性成分を1種または2種以上配合することが好ましい。
その中でも、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生
薬成分を配合することが好ましい。
タバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテ
アエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキ
ス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキ
ス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキ
ス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキ
ス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエ
キス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オ
レンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラ
スチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラ
エキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エ
キス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキ
ス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、
クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クル
ミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキ
ス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、
紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵
エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、
コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイ
タイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササ
エキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケ
エキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シ
ナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキ
ス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキ
ス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、
セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキ
ス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイ
エキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエ
キス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョ
ウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキ
ス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエ
キス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニ
ンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビ
スカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂
蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコ
シエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエ
キス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャ
ーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマ
エキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイ
ジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキ
ス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエ
キス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキ
ス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、
ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、
リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソ
ウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマ
カミツレエキス、ローヤルゼリーエキスなどを挙げるこ
とができる。
アルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水
分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、ザルコシン、
N−メチル−L−セリンなどのアミノ酸誘導体、乳酸ナ
トリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベ
タイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラ
ミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂
質などの油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリ
チン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グア
イアズレン、ヒドロコルチゾンなどの抗炎症剤、ビタミ
ンA,B2,B6,C,D,E,パントテン酸カルシウ
ム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル
などのビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミ
ンジクロロ酢酸、4−アミノメチルシクロヘキサンカル
ボン酸などの活性成分、トコフェロール、カロチノイ
ド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニンなど
の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸など
の細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体な
どの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体などの
創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキ
ス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、
グルタチオンなどの美白剤、セファランチン、カンゾウ
抽出物、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸
ピリドキシン、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−
α−トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、
カンフル、サリチル酸、l−メントール、γ−アミノ酪
酸などが挙げられる。
ラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシ
ハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラアミノ安
息香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシ
プロピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホ
モメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エ
チルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリ
レート、オクチルジメチルPABA、サリチル酸オクチ
ル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サ
リチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベン
ジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ニン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキ
シベンゾフェノン、4−イソプロピルジベンゾイルメタ
ン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4−(3,4
−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−
1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル
や、これらの高分子誘導体、シラン誘導体などが挙げら
れる。また、これらの有機系紫外線吸収剤の内、パラメ
トキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、4−tert−ブ
チル−4’−メトキシジベンゾイルメタンが好ましく用
いられる。
中に封止されたものを用いることも可能である。ポリマ
ー粉末は中空であってもなくても良く、平均一次粒子径
としては0.1〜50μmの範囲にあれば良く、粒度分
布はブロードであってもシャープであっても構わない。
ポリマーの種類としてはポリアクリル樹脂、ポリメタク
リル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リアクリルアミド樹脂などが挙げられる。これらのポリ
マー粉末中に、粉末重量の0.1〜30重量%の範囲で
有機系紫外線吸収剤を取り込ませた粉末が好ましく、特
にUVA吸収剤である4−tert−ブチル−4’−メ
トキシジベンゾイルメタンを配合することが好ましい。
クリーン剤、サンタン剤、化粧下地料、アクネ対策化粧
料、ファンデーション、白粉、アイシャドウ、アイライ
ナー、アイブロー、チーク、口紅、ネイルカラー、ヘア
カラー、セット剤、ボディパウダー、デオドラント、香
水などが挙げられる。特に、ファンデーション、白粉、
アイシャドウ、アイライナー、アイブロー、チーク、口
紅などのメイクアップ化粧料、サンスクリーン剤、化粧
下地料などが好適である。
油中水型エマルション、水中油型エマルション、ジェル
状、スプレー、ムース状、油性、固型状、シート状など
従来公知の剤型を使用することができる。
さらに詳細に説明する。また、実施例および比較例で得
られた化粧料に対する各種特性の評価方法を以下に示
す。
いて、試作品の官能特性を評価した。官能特性に関し
て、優れている場合を+5点、劣っている場合を0点と
し、その間を計4段階で評価し、全員の点数の合計を以
て評価結果とした。従って、点数が高いほど、評価が高
いことを示す。
水酸基であり、R2、R3、R4、R5、R7、R9、R11、
R12がメチル基であり、R6がトリフルオロプロピル基
であり、lは10であり、mは10であり、n=10で
ある(但し、l、m、nは中心値であり、実際のポリマ
ーは分布を持つ)化合物(本化合物Aと呼ぶ)を用い
て、粉体の表面処理を行った。粉体としては、シリカ、
セリサイト、酸化チタン、酸化鉄を用いた。各粉体に対
する処理量としては、粉体100重量部に対して、4重
量部で実施した。各粉体と80℃に加熱した精製水を混
合してスラリーを作成し、撹拌下に化合物Aをゆっくり
と滴下した。撹拌を継続した後、冷却し、濾過を行っ
た。濾過後の粉体を粉砕し、ついで160℃にて6時間
加熱処理し、目的の改質粉体を得た。また、シリコーン
処理タルクとしては、メチルハイドロジェンポリシロキ
サン3重量%加熱被覆処理タルクを用いた。
合した。混合した成分Aを撹拌しながら、加熱混合した
成分Bをゆっくりと滴下した。さらにミキサーを用いて
混合した後、メッシュにてふるい、金型を用いて金皿に
打型してファンデーションを得た。
水酸基であり、R2、R3、R4、R5、R7、R9、R11、
R12がメチル基であり、R6がトリフルオロプロピル基
であり、lは20であり、mは20であり、n=5であ
る(但し、l、m、nは中心値であり、実際のポリマー
は分布を持つ)化合物(本化合物Bと呼ぶ)を用いて、
粉体の表面処理を行った。粉体としては、事前にメチル
ハイドロジェンポリシロキサン1重量%にて被覆処理し
た後、120℃にて3時間加熱処理したセリサイト、タ
ルク、酸化チタンを用いた。各粉体に対する処理量とし
ては、粉体100重量部に対して3重量部で実施した。
粉体100重量部と本化合物B3重量部とトリメチルシ
ロキシケイ酸0.3重量部とイソプロピルアルコールか
らなるスラリーを作成し、よく撹拌した後、溶媒を加熱
下に減圧留去した。ついで、得られた粉体を粉砕した
後、150℃にて3時間加熱処理を行い目的の改質粉体
を得た。また、シリコーン処理粉体としては、メチルハ
イドロジェンポリシロキサン3重量%加熱被覆処理タル
クを用い、シラン処理粉体としてはオクチルシラン8重
量%被覆処理粉体を用いた。
合した。混合した成分Aを撹拌しながら、加熱混合した
成分Bをゆっくりと滴下した。さらにミキサーを用いて
混合した後、メッシュにてふるい、金型を用いて金皿に
打型してファンデーションを得た。
ポリシロキサンを用いて被覆処理した粉体を用いた他は
全て実施例1と同様にして製品を得た。
アルキル変性シリコーンを用いた他は全て実施例1と同
様にして製品を得た。
ルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩3
重量%被覆処理粉体を用いた他は全て実施例2と同様に
して製品を得た。
す。
較例と比べて化粧効果の持続性に優れ、耐水性・耐皮脂
性に優れ、かつ感触がやわらく優れていることが判っ
た。比較例1および比較例2は、表面処理剤の種類を変
更したものであるが、いずれも各実施例と比べると評価
が劣っていた。また、比較例3は従来から多用されてい
るフッ素系処理粉体を用いた例であるが、化粧持ちに優
れ、耐皮脂性に優れていたが、感触面ではさらさらした
感触を強く有しており、本発明のものとは異なった感触
を有していた。
を持つシリコーン化合物で被覆された改質粉体を配合す
ることで、撥水撥油性、化粧効果の持続性に優れ、かつ
独特の感触を有する化粧料が得られることは明らかであ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式化1の構造を有する化合物に
て表面を被覆処理された粉体を含有することを特徴とす
る化粧料。 【化1】 (但し、上記一般式で、R1、R2、R3、R4、R5、
R7、R9、R10、R11、R1 2は水酸基、炭素数1〜20
のアルキル基、フェニル基から選ばれ、R6は炭素数1
〜20のフッ素置換炭化水素基から選ばれ、R8は水酸
基であり、lは0〜20000であり、mは1〜200
00であって、nは0〜2000であるが、R 6以外の
Rの内最低1つ以上のRは水酸基であり、かつ各シロキ
サン単位はランダムに重合している。) - 【請求項2】 一般式化1のR6がトリフルオロプロピ
ル基であることを特徴とする請求項1に記載の化粧料。 - 【請求項3】 一般式化1の化合物で粉体を被覆処理処
理する前に、粉体が事前に有機珪素化合物にて被覆され
ていることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧
料。
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JP07974599A JP3976931B2 (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 化粧料 |
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JP3976931B2 JP3976931B2 (ja) | 2007-09-19 |
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JP07974599A Expired - Lifetime JP3976931B2 (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 化粧料 |
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-
1999
- 1999-03-24 JP JP07974599A patent/JP3976931B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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