JP2000272531A - 車両用操舵制御装置 - Google Patents

車両用操舵制御装置

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JP2000272531A
JP2000272531A JP8226899A JP8226899A JP2000272531A JP 2000272531 A JP2000272531 A JP 2000272531A JP 8226899 A JP8226899 A JP 8226899A JP 8226899 A JP8226899 A JP 8226899A JP 2000272531 A JP2000272531 A JP 2000272531A
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JP
Japan
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lock
transmission ratio
mechanism main
power supply
main body
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Pending
Application number
JP8226899A
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English (en)
Inventor
Morihiro Matsuda
守弘 松田
Jiyunji Kawamuro
巡児 河室
Takahiro Koshiro
隆博 小城
Masahiko Shinto
雅彦 新堂
Yoshito Nishikawa
義人 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝達比可変機構の機構本体部と制御部との間は
スパイラルケーブルによって配線しており、伝達比の可
変動作を制限するロック機構を搭載すると、その分、配
線数が増加してしまう。 【解決手段】ロック機構の駆動コイル142とモータ1
10の回転位置検出用のホールIC131とを、同一の
電源配線に対して並列接続する。故障時にはホールIC
131への通電は不要であり、通電停止時にロック機構
がロック状態となるので、双方の機能を損なわずに、双
方を好適に作動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操舵ハンドルの操
舵角と転舵輪の転舵角との間の伝達比を変化させる伝達
比可変機構を備えた車両用操舵制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】操舵ハンドルの操舵角と転舵輪の転舵角
との間の伝達比を変化させる伝達比可変機構を備えた車
両用操舵制御装置の一例が、例えば特開平11−117
6号に開示されている。この操舵制御装置は、伝達比を
変化させる駆動源となる駆動モータ、減速機に加え、伝
達比可変機構の故障時に駆動モータをロックするロック
装置を、伝達比可変機構の機構本体部に搭載している。
そして、この機構本体部が車体に対して可動部となるた
め、この機構本体部と、機構本体部の動作制御を行う制
御部との間の電気的接続には、スパイラルケーブルが用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このロック機構には、
駆動モータと同様、バッテリからの12V電圧が供給さ
れるが、バッテリからの出力電圧は、およそ10V〜1
4Vの範囲で変動するため、ロック及びその解除動作に
影響を及ぼすおそれがある。また、このロック機構に
は、イグニションスイッチがONの状態で常時12V程
度の電圧が印可されており、通電に伴う発熱が大とな
る。さらに、電気配線にスパイラルケーブルが用いられ
ているため、ケーブルの搭載スペースを抑える観点か
ら、配線数は少ない方が望ましい。
【0004】本発明はこのような課題を解決すべくなさ
れたものであり、その目的は、機構本体部にロック機構
を搭載した場合にも、ロック機構部での発熱を抑え、配
線数を増加させることなく、伝達比可変機構のロック機
構を安定して動作させることができる車両用操舵制御装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる車両用
操舵制御装置は、操舵ハンドルの操舵角と転舵輪の転舵
角との間の伝達比を変化させる伝達比可変機構を備えた
車両用操舵制御装置であって、操舵ハンドルと転舵輪と
を連結する操舵伝達系に設けられ、電動機を搭載した伝
達比可変機構の機構本体部と、機構本体部の駆動制御を
行う制御部とを備え、この機構本体部は、電動機の回転
位置を検出する回転位置検出手段と、通電の停止により
伝達比の可変動作を制限するロック手段とを備えてお
り、制御部と機構本体部との間に配線された同一の電源
配線に対し、回転位置検出手段とロック手段とを並列に
接続したことを特徴とする。
【0006】通常、このような伝達比の可変制御を行う
場合、機構本体部に搭載した電動機の回転制御を行って
おり、このため機構本体部には、電動機の回転位置を検
出する回転位置検出手段を搭載している。そして、制御
部と機構本体部との間には、回転位置検出手段に対し電
源を供給するための電源配線が施されており、この電源
配線に対し、回転位置検出手段とロック手段とを並列に
接続する。
【0007】伝達比可変機構の故障時には、伝達比の可
変制御を中止するため、回転位置検出手段による位置検
出が不要となる。また、ロック手段は、通電の停止によ
り伝達比の可変動作を制限する機構であるため、伝達比
可変機構の故障時に通電が停止する電源配線を共用した
場合にも、回転位置検出手段とロック手段の双方の機能
を損なわずに、双方への電源供給が可能となる。また、
ロック手段を回転位置検出手段と同様に低負荷で動作さ
せることになり、これによりロック手段での発熱量が抑
制される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
添付図面を参照して説明する。図1に伝達比可変機構を
備えた操舵制御装置の構成を概略的に示す。操舵ハンド
ル10と転舵輪FW1、FW2とを連結する操舵伝達系
には、操舵ハンドル10の操舵角と転舵輪FW1、FW
2の転舵角との間の伝達比を変化させる伝達比可変機構
の機構本体部100が設けられており、機構本体部10
0を介して、入力軸20と出力軸40とが連結されてい
る。そして、入力軸20には操舵ハンドル10が連結さ
れ、出力軸40は、ラックアンドピニオン式のギヤ装置
50を介してラック軸51に連結されており、ラック軸
51の両側には車輪FW1、FW2が連結されている。
【0009】図2に、伝達比可変機構の機構本体部10
0を示す。機構本体部100は、筒形状のハウジング1
01を有しており、ハウジング101の筒面内側にステ
ータ111を固定し、さらにその内側には、中空シャフ
ト113と一体化したロータ112を配置しており、こ
れらステータ111とロータ112によってモータ11
0を構成している。
【0010】中空シャフト113は、波動歯車減速機1
20を構成する楕円カム121と一体化しており、モー
タ110によって楕円カム121を回転駆動すること
で、可動フランジ122がハウジング101に対して相
対的に回転する構造となっている。この可動フランジ1
22に対して入力軸20を固定し、ハウジング101に
対して出力軸40を固定しているため、モータ110を
回転させることで、入力軸20と出力軸40とは相対的
に回転することになる。この作用によって入力軸20−
出力軸40間の回転量の伝達比が変化する機構となって
おり、モータ110の回転を制御することで伝達比の可
変制御が実施される。
【0011】また、図3に示すように、中空シャフト1
13の外周部には、N極、S極を交互に配したリング状
のマグネット130を固定し、相対する位置には、ハウ
ジングに対して固定したホールIC131を配し(図
3)、ホールIC131によって磁極変化を検出するこ
とで、モータ110の回転量を検出している。
【0012】さらに、機構本体部100には、伝達比可
変機構に故障が発生した場合に、ロータ112とステー
タ111との相対回転を禁止して、伝達比の可変動作を
制限するロック機構を備えている。図4に示すように、
このロック機構は、円弧状に湾曲したロックアーム14
0と、周囲に凹凸部を形成したロックホルダ114とを
備えており、ロックアーム140はハウジング101側
に固定した支持軸141を中心に傾動し、ロックホルダ
114は中空シャフト113の端部において、中空シャ
フト113と一体的に形成している。このロックアーム
140には凸部140aを設けており、ロックホルダ1
14の凹部内に、ロックアーム140の凸部140aを
係止させることで、ロータ112とステータ111との
相対回転が禁止されるロック状態となる。
【0013】このロックアーム140の駆動機構は次の
ようになっている。ロックアーム140の先端部には駆
動コイル142を設けており、この駆動コイル142と
相対するハウジング101側にマグネット143を固定
している。また、図示は省略したが、ロックアーム14
0の支持軸141には、コイルスプリングが設けられて
おり、ロックアーム140がロックホルダ114側に傾
動するように常時押圧している。そして、駆動コイル1
42に電流が流れることで、駆動コイル142とマグネ
ット143との間に電磁力による反発力が発生し、コイ
ルスプリングの押圧力に抗して、ロックアーム140が
ロックホルダ114から離間する方向に傾動しロックが
解除される。また、駆動コイル142への通電が停止さ
れると反発力が消滅するため、コイルスプリングの押圧
力により、ロックアーム140が傾動して、図4に示す
ようなロック状態に復帰する。
【0014】このように構成する機構本体部100の動
作制御は、操舵制御装置200において実施され、機構
本体部100が車体に対して可動部となるため、機構本
体部100と操舵制御装置200との間の電気的接続に
は、スパイラルケーブル300が用いられている。
【0015】操舵制御装置200と機構本体部100と
の電気的な接続関係を図5に示す。操舵制御装置200
は、CPU(中央処理装置)210、ROM(リードオ
ンリメモリ)220、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)230、入力インターフェース240、出力インタ
ーフェース250、AC12Vを供給するモータ駆動回
路260、DC5Vを供給する電源供給回路270の
他、接地電位が与えられるGNDポート280を備えて
いる。
【0016】一方、機構本体部100に搭載されたモー
タ110は例えば三相ブラシレスモータであり、U
(相)、V(相)、W(相)に対応した3つの電源供給
ポートを備え、モータ駆動回路260との間に3本の配
線が施されている。機構本体部100に接地電位を与え
るGNDポート280は、操舵制御装置200のGND
ポート280と接続されている。電源供給回路270か
ら機構本体部100側へは、1本の配線が施されてお
り、この配線に対し、駆動コイル142及びホールIC
131が機構本体部100内において並列に接続されて
いる。また、ホールIC131は3カ所に設けており、
検出結果を操舵制御装置200に与えるため、各ホール
IC131と入力インターフェース240との間に3本
の配線が施されている。そして、これらの各配線がスパ
イラルケーブル300として構成され、図2におけるケ
ース310内に収容されている。なお、入力インターフ
ェース240には、この他、車輪速センサ60、入力角
センサ21、出力角センサ41の各検出結果が与えられ
る。
【0017】ここで、電源供給回路270から配線され
る1本の電源配線に対し、駆動コイル142及びホール
IC131を機構本体部100内において並列接続する
作用について説明する。
【0018】車両の始動時にイグニションスイッチ1を
ON操作すると、バッテリからの電源2が操舵制御装置
200へ供給される。これにより各制御が開始され、電
源供給回路270からはDC5Vが出力される。電源が
供給されると、駆動コイル142に電流が流れ、前述し
た作用によりロックアーム140が傾動してロック機構
が解除される。また同時に、ホールIC131が作動
し、モータ110の回転量検出が開始される。
【0019】これに対し、入力インターフェース240
を介して得られる検出結果より、CPU210におい
て、伝達比可変機構に故障が発生したと判断されると、
CPU210の制御の下、電源供給回路270からの電
源供給が停止される。これにより、ホールIC131へ
の電源供給が停止されるが、伝達比可変機構に故障が発
生した場合には、伝達比の可変制御を中止するため、ホ
ールIC131によるモータ110の回転量の検出は不
要となる。また同時に、駆動コイル142への通電が停
止されるため、コイルスプリングの作用によりロックア
ーム140が傾動して図4に示す位置に復帰し、ロック
状態となる。
【0020】このようにロック機構とホールICとの双
方の機構を損なうことなく、電源配線を共用することが
可能となる。これにより、配線数の増加を抑制でき、ま
た12V電源を供給した場合に比べて供給電圧が低くま
た電圧の変動幅が抑制されるため、駆動コイル142で
の発熱量を抑え、かつ駆動コイル142の動作をより安
定させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる車
両用操舵制御装置によれば、制御部と機構本体部との間
に配線された同一の電源配線に対し、通電停止により伝
達比の可変動作を制限するロック手段と回転位置検出手
段とを並列に接続する構成を採用した。これにより、伝
達比可変機構の故障時には、回転位置検出手段による位
置検出が不要となり、電源配線を共用して故障発生時に
通電を停止する構成とした場合にも、回転位置検出手段
とロック手段の双方の機能を損なわずに、双方を好適に
作動させることが可能となり、配線数の増加を抑制する
ことができる。また、ロック手段を回転位置検出手段と
同様に低負荷で動作させることになり、ロック手段での
発熱量を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操舵制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】伝達比可変機構の機構本体部を示す縦断面図で
ある。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図2におけるB−B線断面図である。
【図5】機構本体部と操舵制御装置との電気的な構成・
接続関係を示すブロック図である。
【符号の説明】
100…機構本体部、114…ロックホルダ(ロック手
段)、131…ホールIC(回転位置検出手段)、14
0…ロックアーム(ロック手段)、200…操舵制御装
置(制御部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河室 巡児 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小城 隆博 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 新堂 雅彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 西川 義人 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 Fターム(参考) 3D032 CC32 DA03 DA16 DA23 DA24 DA66 DE09 EB30 EC21 EC31 GG01 3D033 CA02 CA05 CA13 CA20 CA31 JB19 MA00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵ハンドルの操舵角と転舵輪の転舵角
    との間の伝達比を変化させる伝達比可変機構を備えた車
    両用操舵制御装置であって、 操舵ハンドルと転舵輪とを連結する操舵伝達系に設けら
    れ、電動機を搭載した前記伝達比可変機構の機構本体部
    と、前記機構本体部の駆動制御を行う制御部とを備え、 前記機構本体部は、前記電動機の回転位置を検出する回
    転位置検出手段と、通電の停止により、伝達比の可変動
    作を制限するロック手段とを備えており、前記制御部と
    前記機構本体部との間に配線された同一の電源配線に対
    し、前記回転位置検出手段とロック手段とを並列に接続
    したことを特徴とする車両用操舵制御装置。
JP8226899A 1999-03-25 1999-03-25 車両用操舵制御装置 Pending JP2000272531A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062655A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Jtekt Corp 車両用操舵装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062655A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Jtekt Corp 車両用操舵装置

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