JP2000271525A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2000271525A
JP2000271525A JP11082918A JP8291899A JP2000271525A JP 2000271525 A JP2000271525 A JP 2000271525A JP 11082918 A JP11082918 A JP 11082918A JP 8291899 A JP8291899 A JP 8291899A JP 2000271525 A JP2000271525 A JP 2000271525A
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coating
die
coating liquid
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slit
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JP11082918A
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Masaru Yasuhara
賢 安原
Takashi Matsumoto
尚 松本
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗布液中の成分粒子や、成分粒子の凝集物等に
よるスリット閉塞スジ故障を生じにくく、長時間に渡る
連続塗布を可能とする。 【解決手段】塗布液をコーティングダイの任意の位置に
設けられた塗布液供給口からコーティングダイ内部に流
入させて、コーティングダイ内部のスリット出口から薄
層の液膜として流出させて塗布する塗布装置において、
該供給口は、コーティングダイの塗布巾方向における片
端面、あるいは両端面から、塗布巾方向に対して平行な
方向に向かって塗布液を流入させるべく形成されてお
り、塗布巾方向に対するコーティングダイ内部断面の最
も薄い部分の厚さが1mm以上であることを特徴とする
塗布装置、あるいはカーテン塗布装置、あるいはスライ
ドビード塗布装置、あるいはスライドカーテン塗布装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗布液を塗布液供
給口からコーティングダイ内部に流入させ、コーティン
グダイ内部のスリット出口から流出させて塗布を行う塗
布装置に関するもので、特にコーティングダイの内部形
状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウェブに塗布液を塗布する装置と
して、各種のロール塗布装置、グラビア塗布装置、ブレ
ード塗布装置、スライドビード塗布装置、スロット塗布
装置、エクストリュージョン塗布装置、カーテン塗布装
置、スライドカーテン塗布装置等が知られており、要求
される塗布膜の精度や面質、用いる塗布液の種類、塗布
操作における操業条件の制約等によって、上記の各種塗
布装置が使い分けられている。
【0003】上記の塗布装置において、ロール塗布装
置、グラビア塗布装置、ブレード塗布装置等では、最終
的にウェブ上に形成される塗布膜よりも過剰な塗布液量
を供給して、ロールやブレード等で余剰な塗布液を掻き
取る段階で、最終的にウェブに形成される塗布膜の厚さ
が計量されるため、後計量塗布装置と呼ばれている。一
方、スライドビード塗布装置、スロット塗布装置、エク
ストリュージョン塗布装置、カーテン塗布装置、スライ
ドカーテン塗布装置等では、最終的にウェブ上に形成さ
れる塗布膜に相当する塗布液量を、あらかじめ計量して
供給し、ウェブ上に塗布された塗布液の全てが最終的に
ウェブ上に形成される塗布膜となるため、前計量塗布装
置と呼ばれている。
【0004】このように、前計量塗布装置では、過剰な
塗布液を掻き取る操作が不要なため、良好な塗布面質が
得られ、過剰に供給された塗布液を再循環させる必要が
ないため、塗布液の液組成が経時変化することがなく、
長時間にわたり安定した塗布操作が可能である。更に、
異なる組成で構成された数種類の塗布液を一度の塗布操
作で塗布する、いわゆる多層同時塗布が可能なことも、
前計量塗布装置の大きな特徴である。以上のように、前
計量塗布装置には多くの長所があるため、印刷製版材
料、写真感光材料、磁気記録材料、感熱記録材料、感圧
記録材料、インクジェット記録材料、熱転写記録材料、
顔料塗被紙等の各種塗布分野で利用される塗布装置であ
る。
【0005】上述のように、前計量塗布装置には、過剰
な塗布液を掻き取る操作が不要なことによる多くの長所
があるが、それゆえに、コーティングダイ(以下、ダイ
と称する)から流出する塗布液は、全て最終的な塗布品
の塗布膜となるため、塗布巾方向に対して均一な塗布液
膜を形成させる必要がある。このため、前計量塗布装置
のダイでは、塗布液供給口からダイ内部に供給された塗
布液を、塗布巾方向に均一な薄層液膜としてダイ外部に
流出させるために、ダイ内部には薄いスリットが設けら
れている。
【0006】ここで、前計量塗布装置を用いて、高い生
産効率で、多種多様の成分を含む塗布液を優れた塗布品
質で塗布するにあたって、従来の塗布装置の問題点につ
いて説明する。生産効率向上のために、なるべく高い塗
布速度で塗布を行うことが望ましいが、従来の塗布液で
高速塗布を行う場合には、塗布工程に続く乾燥工程にお
いて、ドライヤーに対する溶媒持ち込み量が増加して乾
燥負荷が大きくなる。そこで、塗布液濃度をなるべく高
濃度化することで、ドライヤーに対する溶媒持ち込み量
を抑えて、高速塗布、高速乾燥を実現する方法が用いら
れる場合がある。しかし、比較的粒径の大きい粒子成分
を多量に含有する高濃度の塗布液では、バインダーを媒
体とした局部的な粒子集中等が原因となり、いわゆる凝
集物を生じやすい傾向がある。
【0007】この凝集物は塗布操作に重大な障害を及ぼ
す場合がある。その一例として、凝集物が、ダイ内部の
薄いスリットを閉塞させ、塗布巾方向の一部で塗布液の
流れを阻害することにより、ダイ外部に流出する薄層液
膜にスジ状の欠陥を生じ、その結果としてウェブ上に形
成される塗布膜にスジを生じる塗布故障(以下、閉塞ス
ジ故障と称す)を生じる場合がある。この閉塞スジ故障
が発生した場合、これ以降の塗布では、凝集物を除去し
ないと連続的なスジ故障を生じるため、一旦塗布を中止
して、ダイ内部に閉塞した凝集物を取り除く必要があ
り、連続操業の妨げとなって著しく生産効率が悪化す
る。一方、凝集物が発生してもダイ内部に閉塞せずにダ
イ外部に流出すれば、ポイント状の故障、あるいは長さ
の短いスジ故障しか生じず、裁断工程において欠点検出
器で塗布故障部分を除去できるために、著しい製造効率
の悪化にはつながらない。
【0008】このように、閉塞スジ故障の防止は操業上
の重大な課題であり、これを防止するための塗布装置の
一例として、特開平10−290946号公報にて、ダ
イ内部のスリット厚さを従来よりも極端に薄くして塗布
液の流速を増加させて、塗布液による自浄作用によって
閉塞スジ故障を防止する塗布装置が示されている。しか
し、スリットの塗布巾方向に対する厚さ分布は、ダイ内
部から流出する薄層液膜の巾方向に対する流量分布を均
一に保つための重要な因子であり、この発明のように、
0.01mm〜0.05mmと非常に薄いスリットを塗
布巾方向に渡って精度良く形成することは非常に困難
で、現実には、機械加工精度、ダイ組み立て精度に起因
する数μm程度の極僅かなスリット厚さの変動が塗布液
流れに重大な影響を及ぼし、ダイ内部から流出する薄層
液膜の巾方向に対する流量分布の均一性が、品質上不十
分な場合があった。更に、塗布液中に含まれる成分粒子
自体の粒径、あるいは上述の経過で生じた凝集物の大き
さによっては、塗布液がスリットに流入する部分で閉塞
するため、閉塞スジ故障の防止に十分ではなかった。
【0009】また、別の方法として、特開平7−256
187号公報にて、スリット出口に向けてスリット厚さ
を厚くしたテーパ形状のスリットによって、閉塞スジ故
障を防止する塗布装置が示されている。この装置は、ス
リット内部の閉塞防止には有効だが、キャビティーとス
リットの接合部で閉塞を生じやすく、閉塞スジ故障の防
止に十分ではなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題点に鑑み、
本発明の目的は、閉塞スジ故障を防止し、長時間に渡る
連続塗布が可能な塗布装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、塗
布液をコーティングダイの任意の位置に設けられた塗布
液供給口からコーティングダイ内部に流入させて、コー
ティングダイ内部のスリット出口から薄層の液膜として
流出させて塗布する塗布装置において、該供給口は、コ
ーティングダイの塗布巾方向における片端面、あるいは
両端面から、塗布巾方向に対して平行な方向に向かって
塗布液を流入させるべく形成されており、塗布巾方向に
対するコーティングダイ内部断面の最も薄い部分の厚さ
が1mm以上であることを特徴とする塗布装置、あるい
はカーテン塗布装置、あるいはスライドビード塗布装
置、あるいはスライドカーテン塗布装置によって達成さ
れた。
【0012】
【発明の実施の形態】まず始めに、前計量塗布装置の一
般的なダイにおける、塗布液の流れについて説明する。
塗布液はダイの任意の位置に設けられた塗布液供給口を
通ってダイ内部に流入し、任意形状のキャビティー、あ
るいはマニホールド、あるいはポケットと称される部分
(以下キャビティーと称す)で巾方向に広がり、任意形
状のスリットを通過することによって、巾方向に均一な
流量分布の薄層液膜に整流されて、スリット出口からダ
イ外部に連続的に流出する必要がある。
【0013】前述のように、塗布液の凝集物がダイ内部
に閉塞することによって閉塞スジ故障が発生し、特に、
塗布巾方向に対するダイ内部断面の最も薄い部分、すな
わちスリット部に凝集物が閉塞しやすい。尚、塗布巾方
向に対するダイ内部断面の最も薄い部分は、スリットに
該当する場合が多いため、以後、スリットと称するが、
必ずしもスリットに限定されるものではなく、キャビテ
ィー等の一部が該当する場合もある。
【0014】本発明の発明者らは、従来と比較してスリ
ット厚さを著しく厚くして、本質的に凝集物が閉塞しに
くいダイ内部形状を検討した。しかし、スリットが厚す
ぎると巾方向の流量が十分整流されず、必要十分な巾方
向の流量分布を得られないという問題点が判明した。そ
こで、スリットが十分厚くて凝集物の閉塞を生じず、か
つ、必要十分な巾方向の流量分布を満たせるようなダイ
内部形状について鋭意研究した結果、本発明のダイ内部
形状が効果を発揮することを確認した。以下にその詳細
を説明する。
【0015】図1は、本発明の請求項を満たすダイ内部
形状の一例を示した透視図である。尚、ダイ内部形状と
は、塗布液を摺動させるべく、ダイ内部に形成された空
隙の形状で、図1の斜線部分はダイ内部断面形状を示し
ている。図1にて、塗布液はダイの両端面、あるいは片
端面の塗布液供給口1を通ってダイ内部に流入し、任意
形状のキャビティー3にて巾方向に広がり、最も薄い部
分が1mm以上である、任意形状のスリット4を通過す
ることで、巾方向に均一な流量分布でダイ外部に流出す
る。尚、図1のダイ内部形状では、スリット入口からス
リット出口に向かってテーパ形状を有するスリットで、
スリット出口が最も薄い部分に該当している。
【0016】従来の一般的なダイ内部形状では、スリッ
ト4の最も薄い部分の厚さが0.01mm〜0.3mm
で、凝集物が閉塞する根本的な原因になっていたが、本
発明のダイ内部形状では、最も薄い部分でも1mm以上
であるため、本質的に凝集物は閉塞せずに、ダイ外部に
排出される。上述のように、スリットは巾方向に均一な
流量分布を得るために重要な部分であり、スリットが厚
いと流量分布が不均一になる場合がある。以下に、どの
ようにしてこの問題を回避し、スリットが厚くても必要
十分な巾方向の流量分布を得ることができたかを示す。
【0017】図2は、従来のダイ内部形状の一例を示し
た透視図である。本発明のダイ内部形状では、塗布液を
巾方向の両端面、あるいは片端面から供給するのに対し
て、図2に示した従来のダイ内部形状では、ダイの巾方
向中央部に設けられた塗布液供給口2から塗布液を供給
する。この従来のダイ内部構造で、スリット4を厚くし
た場合には、巾方向の流量分布が悪化する。このため、
やむをえずスリット4の厚さを十分薄くすることで、必
要十分な巾方向の流量分布を得られる場合もあるが、薄
いスリットは閉塞スジ故障の原因になっていた。
【0018】ここで、本発明のダイ内部形状では、スリ
ットが厚いにもかかわらず、なぜ巾方向に均一な流量分
布が得られるかを、ダイ内部の塗布液流れ状況を用いて
説明する。本発明のダイ内部形状では、塗布液はダイの
巾方向における両端面、あるいは片端面から供給され、
塗布液流入流速の主成分は、キャビティー内を巾方向に
広がる方向に向かっており、流入による動圧は、巾方向
と平行に塗布液全体を押し進める方向に作用する。従っ
て、スリットが厚くて流出抵抗がある程度小さくても、
流入の動圧に起因する巾方向の流量分布悪化は発生しに
くい。一方、従来のダイ内部形状では、塗布液は巾方向
の中央部から供給されるため、塗布液流入流速の主成分
は、巾方向に対して垂直であり、流入による動圧は供給
部近傍の塗布液のみを流出させる方向に作用する。従っ
て、スリットを薄くして十分大きな流出抵抗を生じさせ
て、流入の影響を減衰させないと、必要十分な巾方向の
流量分布が得られなかった。
【0019】以上のように、ダイの巾方向中央部に塗布
液供給口を設けた従来のダイ内部形状では、流入の影響
によって流量分布が悪化するのを防ぐために、十分薄い
スリットが必須で、薄いスリットは閉塞スジ故障の原因
になっていた。一方、本発明では、ダイの巾方向両端
面、あるいは片端面に塗布液供給口を設けることによっ
て、流入の影響が流量分布を悪化させにくいため、スリ
ットを1mm以上と十分厚くしても流量分布は悪化せ
ず、閉塞スジ故障を防止できることを示した。
【0020】尚、本発明のダイ内部形状において、流入
口、キャビティー、及びスリットの断面輪郭形状は特に
限定されず、キャビティーに関しては、図1に示した円
形形状の他に、半円、及び多角形形状、あるいは多角形
形状の角部を円弧状に変更した形状も適用可能で、スリ
ットに関しては、各種のテーパ形状、あるいはテーパを
有しない平行形状等を適用可能で、更に、キャビティー
とスリットの接合部の形状も特に限定されず、直線では
なく連続した円弧で接合されていても良い。スリットの
長さも特に限定されないが、短かすぎると巾方向の流量
分布が悪化する場合があるため、30mm以上が好まし
い。
【0021】更に、塗布液が通過するキャビティー、及
びスリットの個数は必ずしも1カ所である必要はなく、
本発明の請求範囲を満たすスリット、及びキャビティー
を複数箇所に設けた、いわゆるダブルキャビティー構造
も適用可能である。図3は、ダブルキャビティー構造の
ダイ内部形状の一例を示した透視図で、図3において、
ダイの片端面に設けられた塗布液供給口1からダイ内部
に流入した塗布液は、第1キャビティー31、第1スリ
ット41、第2キャビティー32、第2スリット42を
通ってダイ外部に流出する。
【0022】また、従来の一般的なダイ内部構造とし
て、キャビティー、及びスリットの断面積が、塗布巾方
向に渡って変化する、いわゆるコートハンガー構造が知
られており、本発明のダイ内部形状に適用可能である。
図4は、コートハンガー構造のキャビティーを有する、
ダイ内部形状の一例を示した透視図で、図4において、
ダイの片端面に設けられた塗布液供給口1からダイ内部
に流入した塗布液は、巾方向に渡って断面積が変化する
コートハンガー構造のキャビティー3、スリット4を通
ってダイ外部に流出する。
【0023】特に、上述のダブルキャビティー構造、及
びコートハンガー構造は、巾方向の流量分布を均一化す
る効果があるため、本発明にこれらの構造を適用して、
より広い塗布液物性範囲、及び操業条件範囲で、巾方向
の流量分布を均一に保ちつつ、閉塞スジ故障を防止する
ことが可能である。
【0024】本発明の請求範囲内で、塗布液供給口は、
巾方向両端面の2カ所、あるいは片端面の1カ所のどち
らを用いても良いが、両端の塗布液供給口に所定流量を
振り分けて供給すると、ダイ内部の塗布液が合流する部
分にスジ状の故障を生じる場合があり、この場合には片
側供給が好ましい。また、供給された塗布液の一部を、
任意の位置からリークさせる構造を適用可能で、両端面
に塗布液供給口を設けたダイを用いて、塗布液の種類や
操業条件に応じて、片端面の塗布液供給口を、塗布液リ
ーク口に転用することも可能である。本発明において、
適用可能な流量範囲は特に限定されないが、流量が少な
すぎると、スリットから流出する薄層液膜の流れが不安
定になり、カーテン塗布におけるカーテン膜や、スライ
ドビード塗布における斜面流れに悪影響を及ぼすため、
塗布巾1m当たりの流量が3L/分以上であることが好
ましい。
【0025】また、本発明において、スリット厚さに関
しては、本発明の請求範囲、すなわち1mm以上であれ
ば、塗布液物性や操業条件に応じて、適宜選択すること
が可能である。例えば、塗布液の粘度が10cPs以下
と比較的低粘度の場合には、スリット厚さを本発明にお
ける請求項1の範囲内で十分薄くすることで、必要十分
な流量分布の均一性を維持可能で、一般的に低粘度塗布
液ではバインダーの濃度が低くて大きな凝集物は生じに
くいため、請求範囲内で十分狭いスリットでも、閉塞ス
ジ故障を防止することができる。また、塗布液の粘度が
500cPs以上と比較的高粘度の場合には、スリット
厚さを2mm〜5mm程度にしても必要十分な流量分布
の均一性を維持可能で、バインダー濃度や、含有する粒
子の粒径や濃度に応じて、閉塞防止に必要十分なスリッ
ト厚さを適宜選択することができる。
【0026】以上のように、塗布液物性や操業条件に応
じて、本発明の請求範囲内で、スリットの厚さを選択
し、更に両端面からの塗布液供給、あるいは片端面から
の塗布液供給を選択し、また、必要に応じて、上述の一
般的なダイ内部形状を併せて適用することにより、必要
十分な巾方向の流量分布を保ちつつ、閉塞スジ故障の発
生を防止できることを示した。
【0027】本発明の塗布装置に使用可能な塗布液は、
各種の塗布装置に適した塗布液であれば特に限定され
ず、印刷製版材料用塗布液、写真感光乳剤液、磁気記録
材料用塗布液、感熱記録材料用塗布液、感圧記録材料用
塗布液、インクジェット記録材料用塗布液、顔料塗被紙
用塗布液等に使用可能である。前記の中でも、高濃度
で、粒径の大きい成分を含む塗布液は、操業上、閉塞ス
ジ故障が重大な課題になる場合が多く、本発明の塗布装
置が特に有効で、例えば、澱粉等を含有する感圧記録材
料用塗布液、顔料塗被紙用塗布液等で特に効果を発揮す
る。
【0028】本発明のダイ内部形状は、各種の塗布装置
に適用可能で特に限定されないが、スリットから流出す
る薄層液膜の均一性が要求される前計量塗布装置で特に
有効で、この中でも、高濃度塗布液の高速塗布に良く用
いられるカーテン塗布装置において、特に効果を発揮す
る。塗布速度に関しては、上記の各種塗布装置で塗布可
能な範囲であれば特に限定されないが、一般的に10〜
1500m/分程度で塗布される場合が多い。
【0029】本発明の塗布装置に使用可能なウェブは、
特に限定されず、例えば、一般に使用される上質紙、中
質紙、更紙、コート紙、アート紙、ポリエチレンコート
紙、キャストコート紙、合成紙、樹脂被覆紙、プラステ
ィックフィルム、金属板、ゴム板、天然あるいは合成繊
維で織られた布等に使用可能である。
【0030】
【実施例】次に、実施例によって本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されない。
【0031】実施例1 ダイ内部形状の各所寸法が、表2に示す寸法である、図
5に模式図を示すダイ内部形状のカーテン塗布装置を用
いて、ダイ両端面の塗布液供給口から塗布液を供給し
て、下記の塗布液Xを表1に示す塗布条件でカーテン塗
布した結果、表1に示す塗布状況が得られた。尚、実施
例中の塗布液配合比率は、特にことわりが無い限り、塗
布液全体に対する固形分の重量比率を示しており、部数
は相対的な重量部を示している。
【0032】 <塗布液Xの配合、物性> 2級カオリン 50部 重質炭酸カルシウム 50部 燐酸エステル化澱粉 2部 スチレン・ブタジエン・ラテックス 10部 カルボキシメチルセルロース 0.1部 塗布液の固形分濃度 60% 剪断速度10/秒における粘度 1500cPs 剪断速度10000/秒における粘度 50cPs 比重 1.50g/cm3
【0033】実施例2 ダイ内部形状の各所寸法が、表2に示す寸法である、図
5に模式図を示すダイ内部形状のカーテン塗布装置を用
いて、ダイ両端面の塗布液供給口から塗布液を供給し
て、下記の塗布液Yを表1に示す塗布条件でカーテン塗
布した結果、表1に示す塗布状況が得られた。
【0034】 <塗布液Yの配合、物性> 40%マイクロカプセル分散液(下記の方法で製造) 100部 小麦澱粉(平均粒子径20μm) 50部 カルボキシ変性スチレンブタジエン共重合体ラテックス 20部 ポリビニルアルコール 10部 剪断速度10/秒における粘度 130cPs 剪断速度10000/秒における粘度 50cPs 比重 1.02g/cm3
【0035】<マイクロカプセル分散液の製造方法>ク
リスタルバイオレットラクトン5部を溶解した200部
の高沸点油(呉羽化学(株)製;KMC−113)を5
%スチレン無水マレイン酸共重合体水溶液(pH5.
0)250部に添加し、高速攪拌型乳化機を用いて平均
粒子径6μmとなるように乳化した。次に、40%メラ
ミン−ホルマリン初期縮合物水溶液(住友化学(株)製
スミレッツレジン)20部を上記乳化液に加え、温度を
75℃に保ち、攪拌を行いつつ2時間反応させた後、2
0%水酸化ナトリウム水溶液でpH=9.0として室温
まで冷却し、40%のマイクロカプセル分散液を製造し
た。
【0036】実施例3 ダイ内部形状の各所寸法が、表2に示す寸法である、図
6に模式図を示すダイ内部形状のスライドビード塗布装
置を用いて、ダイ片端面の塗布液供給口から塗布液を供
給して、下記の塗布液Zを表1に示す塗布条件でスライ
ドビード塗布した結果、表1に示す塗布状況が得られ
た。
【0037】 <塗布液Zの配合、物性> シリカ微粉末(平均粒子径5μm) 5% スルホコハク酸ソーダ(3%水溶液) 5% ゼラチン 6% 剪断速度10/秒における粘度 5cPs 剪断速度10000/秒における粘度 5cPs 比重 1.05g/cm3
【0038】比較例1 ダイ内部形状の各所寸法が、表2に示す寸法である、図
5に模式図を示すダイ内部形状のカーテン塗布装置を用
いて、ダイ両端面の塗布液供給口から塗布液を供給し
て、上記の塗布液Xを表1に示す塗布条件でカーテン塗
布した結果、表1に示す塗布状況が得られた。
【0039】比較例2 ダイ内部形状の各所寸法が、表2に示す寸法である、図
5に模式図を示すダイ内部形状のカーテン塗布装置を用
いて、ダイ両端の塗布液供給口から塗布液を供給して、
上記の塗布液Yを表1に示す塗布条件でカーテン塗布し
た結果、表1に示す塗布状況が得られた。
【0040】比較例3 ダイ内部形状の各所寸法が、表2に示す寸法である、図
6に模式図を示すダイ内部形状のスライドビード塗布装
置を用いて、ダイ片端面の塗布液供給口から塗布液を供
給して、上記の塗布液Zを表1に示す塗布条件でスライ
ドビード塗布した結果、表1に示す塗布状況が得られ
た。
【0041】比較例4 ダイ内部形状の各所寸法が、表2に示す寸法である、図
5に模式図を示すダイ内部形状のカーテン塗布装置を用
いて、ダイの巾方向における中央部の塗布液供給口から
塗布液を供給して、上記の塗布液Xを表1に示す塗布条
件でカーテン塗布した結果、表1に示す塗布状況が得ら
れた。
【0042】比較例5 ダイ内部形状の各所寸法が、表2に示す寸法である、図
5に模式図を示すダイ内部形状のカーテン塗布装置を用
いて、ダイの巾方向における中央部の塗布液供給口から
塗布液を供給して、上記の塗布液Yを表1に示す塗布条
件でカーテン塗布した結果、表1に示す塗布状況が得ら
れた。
【0043】比較例6 ダイ内部形状の各所寸法が、表2に示す寸法である、図
6に模式図を示すダイ内部形状のスライドビード塗布装
置を用いて、ダイの巾方向における中央部の塗布液供給
口から塗布液を供給して、上記の塗布液Zを表1に示す
塗布条件でスライドビード塗布した結果、表1に示す塗
布状況が得られた。
【0044】表1における各項目の測定方法; <閉塞スジ故障発生までの連続塗布可能時間>目視で確
認可能な閉塞スジ故障が発生するまでの、連続塗布可能
時間を測定した。尚、短時間のテスト塗布にて下記の巾
方向塗布量分布を測定し、品質上不十分な場合には、連
続塗布可能時間は測定しなかった。 <巾方向の塗布量分布>乾燥、巻き取り後の塗布品から
任意の全巾試料を採取し、巾方向の10点にて、固形分
量を定量して、巾方向の塗布量分布を測定した。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】以下に実施例の結果を詳細に説明する。実
施例1は、本発明の請求項を満たすカーテン塗布装置を
用いて、塗布液Xをカーテン塗布した実施例で、同一の
塗布液Xを、ダイ内部形状のスリット出口厚さが1mm
未満のため本発明に該当しない比較例1、及び塗布液が
ダイ巾方向の中央部から供給されるため本発明に該当し
ない比較例4と相対比較することにより、以下に本発明
の効果を具体的に説明する。尚、本発明の効果を明確に
するために、表2に示すように、実施例1、比較例1、
比較例4において、同一の条件で塗布を行った。
【0048】まず、巾方向の塗布量分布に着目すると、
表1に示すように、実施例1では0.9%で、比較例1
の0.8%に対して僅かに悪化しているものの、品質上
必要十分な許容範囲を満たしている。一方、比較例4で
は3%と品質上許容範囲外であった。次に、閉塞スジ故
障を生じるまでの連続塗布可能時間に着目すると、表1
に示すように、比較例1の30時間に対して、実施例1
では154時間と明らかに長くなっており、本発明のダ
イ内部形状が、長時間にわたる閉塞スジ故障防止に効果
を発揮することを確認できた。尚、比較例4では上述の
ように、巾方向の流量分布が品質上許容範囲外であった
ため、長時間連続塗布による、閉塞スジ故障の確認は実
施しなかった。このように、本発明のダイ内部形状を適
用したカーテン塗布装置で、塗布液Xを塗布した場合
に、巾方向の塗布量分布は品質上必要十分な範囲を満た
しており、従来と比較して閉塞スジ故障を生じにくく、
長時間の連続塗布操作が可能になることを示した。
【0049】以上と同様に、実施例2は、本発明の請求
項を満たすカーテン塗布装置を用いて、塗布液Yをカー
テン塗布した実施例で、同一の塗布液Yを、ダイ内部形
状のスリット出口厚さが1mm未満のため本発明に該当
しない比較例2、及び塗布液がダイ巾方向の中央部から
供給されるため本発明に該当しない比較例5と相対比較
することにより、以下に本発明の効果を具体的に説明す
る。尚、本発明の効果を明確にするために、表2に示す
ように、実施例2、比較例2、比較例5において、同一
の条件で塗布を行った。
【0050】まず、巾方向の流量分布に着目すると、表
1に示すように、実施例2では0.9%で、比較例2の
0.8%に対して僅かに悪化しているものの、品質上必
要十分な許容範囲を満たしている。一方、比較例5では
5%と品質上許容範囲外であった。次に、閉塞スジ故障
を生じるまでの連続塗布可能時間に着目すると、表1に
示すように、比較例2の48時間に対して、実施例2で
は160時間と明らかに長くなっており、本発明のダイ
内部形状が、長時間にわたる閉塞スジ故障防止に効果を
発揮することを確認できた。尚、比較例5では上述のよ
うに、巾方向の流量分布が品質上許容範囲外であったた
め、長時間連続塗布による、閉塞スジ故障の確認は実施
しなかった。
【0051】このように、本発明のダイ内部形状を適用
したカーテン塗布装置で、塗布液Yを塗布した場合に、
巾方向の流量分布は品質上必要十分な範囲を満たしてお
り、従来と比較して閉塞スジ故障を生じにくく、長時間
の連続塗布操作が可能になることを示した。
【0052】また、実施例3は、本発明の請求項を満た
すスライドビード塗布装置を用いて、塗布液Zをスライ
ドビード塗布した実施例で、同一の塗布液Zを、ダイ内
部形状のスリット出口厚さが1mm未満のため本発明に
該当しない比較例3、及び塗布液がダイ巾方向の中央部
から供給されるため本発明に該当しない比較例6と相対
比較することにより、以下に本発明の効果を具体的に説
明する。尚、本発明の効果を明確にするために、表2に
示すように、実施例3、比較例3、比較例6において、
同一の条件で塗布を行った。
【0053】まず、巾方向の流量分布に着目すると、表
1に示すように、実施例3では0.8%で、比較例3の
0.5%に対して僅かに悪化しているものの、品質上必
要十分な許容範囲を満たしている。一方、比較例6では
9%と品質上許容範囲外であった。次に、閉塞スジ故障
を生じるまでの連続塗布可能時間に着目すると、表1に
示すように、比較例3の161時間に対して、実施例3
では192時間と長くなっており、本発明のダイ内部形
状が、長時間にわたる閉塞スジ故障防止に効果を発揮す
ることを確認できた。尚、比較例6では上述のように、
巾方向の流量分布が品質上許容範囲外であったため、長
時間連続塗布による、閉塞スジ故障の確認は実施しなか
った。
【0054】このように、本発明のダイ内部形状を適用
したスライドビード塗布装置で、塗布液Zを塗布した場
合に、巾方向の流量分布は品質上必要十分な範囲を満た
しており、従来と比較して閉塞スジ故障を生じにくく、
長時間の連続塗布操作が可能になることを示した。
【0055】以上のように、本発明のダイ内部形状を適
用した塗布装置を用いて、塗布液X、塗布液Y、塗布液
Zを塗布した場合に、巾方向の流量分布は品質上必要十
分な範囲を満たしており、従来と比較して閉塞スジ故障
を生じにくく、長時間の連続塗布操作が可能になること
を示した。
【0056】ここで、塗布液Xをカーテン塗布装置で塗
布した実施例1の、閉塞スジ故障発生までの連続塗布可
能時間は、比較例1の30時間に対して154時間と、
非常に顕著な閉塞スジ故障防止効果を発揮している。ま
た、塗布液Yをカーテン塗布装置で塗布した実施例2
の、閉塞スジ故障発生までの連続塗布可能時間は、比較
例2の48時間と比較して、160時間と、実施例1ほ
どではないが、比較的顕著な効果を発揮している。これ
に対して、塗布液Zをスライドビード塗布装置で塗布し
た実施例3の、閉塞スジ故障発生までの連続塗布可能時
間は、比較例3の161時間に対して192時間で、実
施例1、及び実施例2の場合と比較すると、僅かな閉塞
スジ故障防止効果しか発揮されていない。
【0057】以上のことから、本発明のダイ内部形状
は、比較的低濃度の塗布液に用いるスライドビード塗布
装置でも閉塞スジ故障防止効果を発揮するが、比較的高
濃度の塗布液に用いるカーテン塗布装置で、特に顕著な
閉塞スジ故障防止効果を発揮することを確認した。
【0058】
【発明の効果】本発明の塗布装置を用いることで、凝集
物による閉塞スジ故障を生じにくく、長時間に渡る連続
塗布が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的なダイ内部形状の透視図
【図2】従来の代表的なダイ内部形状の透視図
【図3】ダブルキャビティー構造のダイ内部形状の透視
【図4】コートハンガー構造のキャビティーを有する、
ダイ内部形状の透視図
【図5】カーテン塗布装置における、ダイ内部形状の塗
布巾方向に対する断面形状の模式図
【図6】スライドビード塗布装置における、ダイ内部形
状の塗布巾方向に対する断面形状の模式図
【符号の説明】
1 ダイの巾方向端面に設けた塗布液供給口 2 ダイの巾方向中央部に設けた塗布液供給口 3 キャビティー 4 スリット 5 ダイの巾方向端面に設けた塗布液供給口の直径 6 ダイの巾方向中央部に設けた塗布液供給口の直径 7 キャビティーの半径 8 キャビティーの直径 9 スリット入り口の厚さ 10 スリット出口の厚さ 11 スリットの長さ 31 第1キャビティー 32 第2キャビティー 41 第1スリット 42 第2スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液をコーティングダイの任意の位置
    に設けられた塗布液供給口からコーティングダイ内部に
    流入させて、コーティングダイ内部のスリット出口から
    薄層の液膜として流出させて塗布する塗布装置におい
    て、該供給口は、コーティングダイの塗布巾方向におけ
    る片端面、あるいは両端面から、塗布巾方向に向かって
    塗布液を流入させるべく形成されており、塗布巾方向に
    対するコーティングダイ内部断面の最も薄い部分の厚さ
    が1mm以上であることを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 カーテン塗布装置である、請求項1に記
    載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 スライドビード塗布装置である、請求項
    1に記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】 スライドカーテン塗布装置である、請求
    項1に記載の塗布装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015511016A (ja) * 2012-03-16 2015-04-13 ライフ テクノロジーズ コーポレーション 液体試料を充填するためのシステムおよび方法

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