JP2000271408A - 長繊維束の取り付け方法、取り外し方法及び長繊維束用支持具 - Google Patents

長繊維束の取り付け方法、取り外し方法及び長繊維束用支持具

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JP2000271408A
JP2000271408A JP11081729A JP8172999A JP2000271408A JP 2000271408 A JP2000271408 A JP 2000271408A JP 11081729 A JP11081729 A JP 11081729A JP 8172999 A JP8172999 A JP 8172999A JP 2000271408 A JP2000271408 A JP 2000271408A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長繊維束の取り付け又は取り外し作業を容易
にする。 【解決手段】 目板70の取り付け孔71に、その上方
から挿通することにより取り付け可能な長繊維束支持具
10を長繊維束50の一端に取り付け、長繊維束50の
全長よりも長い棒状の押し込み部材80を用いて押し込
むだけで、目板70の取り付け孔71に長繊維束用支持
具10を挿通して長繊維束50を取り付けることができ
る。従って、長繊維束50を配設するに当たって、従来
のように、塔本体を上部鏡板部、中間胴体部、下部鏡板
部及び目板に予め分割しておき、その後、目板に長繊維
束を取り付け、さらに塔本体を組み立てるといった作業
が不要で、取り付け作業をきわめて容易にすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水、工業用水、
下水、発電用水、河川水、湖沼水等の被処理液(原液)
中の懸濁物を除去処理するろ過塔であって、特に、ろ材
として長繊維束を用いるろ過塔において、該長繊維束を
取り付けるための方法、該長繊維束を取り外す方法、及
び該長繊維束を取り付けるための長繊維束用支持具に関
する。
【0002】
【従来の技術】長繊維束を用いたろ過塔は、例えば、特
開昭63−315110号公報等において開示されてい
るように、通常、太さが約10μm〜約80μmのアク
リル繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の非燃
単繊維の集合体である長さ約0.4m〜約3.0mの長
繊維束を塔本体内に密に配設して直立させた構成であ
る。具体的には、長繊維束を二つ折りにし、二つ折りに
した部分を下端としてこれを支持具に固定し、該支持具
を、塔本体内に横設した目板に貫通形成した取り付け孔
に取り付け、上端が自由端となるように取り付けられて
いる。このため、他のろ材と比較して圧力損失をそれほ
ど大きくさせずに高流速でろ過できるという利点があ
る。また、逆洗の際には、目板の取り付け孔に配設した
長繊維束用の支持具に形成した逆洗流体の流出口から流
出する逆洗流体によって、上端が自由端となっている長
繊維束が吹き流しのようになって振動するため、懸濁物
が効果的に除去されるという利点も有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、長繊維束を
塔本体内に配設するには、従来、図6に示すような手段
が採用されている。すなわち、まず、塔本体として、下
部鏡板部101、目板102、中間胴体部103、上部
鏡板部104の4つに分割可能なものを用い、これを予
め分割した状態で準備しておく。次に、図6(a)に示
したように、目板102を高さ2m弱の作業用架台11
0に載せ、長繊維束120の自由端121が下側となる
ようにして目板102に取り付ける。具体的には、長繊
維束120は予め二つ折りにされているため、二つ折り
の部分を筒状の支持具(図示せず)に取り付け、この筒
状の支持具を目板102の一方(図6(a)において下
側)において保持しておき、目板102の他方からナッ
ト等(図示せず)を用いて、該目板102に形成した取
り付け孔に該支持具の一部を挿通するようにして固定す
る。
【0004】次に、目板102を重機や走行式クレーン
等で吊り上げ、倒立状態で自立させてある中間胴体部1
03に、前記長繊維束120を全て自由端121側から
挿入し、固定ボルトを用いて該目板102を中間胴体部
103に設けたフランジに仮止めする。この状態で、図
6(b)に示したように、中間胴体部103と目板10
2とを一緒に吊り上げ、補助ロープ130等を用いて、
目板102が下になり、中間胴体部103が倒立姿勢か
ら正立姿勢になるように180度上下に回転させ、図6
(c)に示したように、所定位置に設置されている下部
鏡板部101上に吊り下ろし、フランジ同士が合致する
ように載せ、ボルトにより固定する。最後に、図6
(d)に示したように、中間胴体部103の上部に、上
部鏡板部104を載せ、フランジ同士を合わせてボルト
により締め付け固定する。
【0005】従って、長繊維束がろ材として優れた性能
をもっていることは上記のとおりであるが、長繊維束を
塔本体内に配設するには、上記のようにかなりの重量の
ある中間胴体部を目板と共に吊り上げて姿勢を変化させ
ることが必要となるなど、作業が非常に困難であるとい
う問題があった。
【0006】また、長期使用により長繊維束を交換する
必要が生じた場合には、上記と逆の順序で塔本体を分解
して取り付け済みの長繊維束を撤去した後に、再び、上
記と同様の順序で新規の長繊維束を塔本体内に配設しな
ければならない。しかもこの作業を現場で行うことが困
難な場合は、一旦基地工場へ搬送して交換作業を行った
後、再び現場に搬入しなければならない。従って、この
交換作業は最初の取り付け作業以上に困難であった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
長繊維束の取り付け、交換作業を従来よりも容易に行う
ことができる長繊維束の取り付け方法、取り外し方法及
び長繊維束用支持具を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1記載の本発明の長繊維束の取り付け方法
は、塔本体内に横設された目板の取り付け孔に、その上
方から挿通することにより取り付け可能な支持具を長繊
維束の一端に取り付け、棒状の押し込み部材を、長繊維
束によって取り囲まれるように該長繊維束の内側に配置
すると共に、該押し込み部材の先端を前記支持具が取り
付けられた長繊維束の一端付近に位置させ、長繊維束の
他端寄りの適宜部位を前記押し込み部材に連結し、前記
支持具を下方に向け、前記押し込み部材で押し込むこと
により、目板の取り付け孔にこの支持具を挿通し、前記
押し込み部材と長繊維束との連結状態を解除して、押し
込み部材を引き抜くことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の本発明の長繊維束の取り付
け方法は、請求項1記載の長繊維束の取り付け方法であ
って、目板の周辺部から中心部に向かって、又は、目板
を複数の区画に区分した場合には各区画ごとに周辺部か
ら中心部に向かって、各長繊維束を各取り付け孔に取り
付けていくことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の本発明の長繊維束の取り付
け方法は、請求項1又は2記載の長繊維束の取り付け方
法であって、目板に形成された全ての取り付け孔に前記
支持具を挿入した後、又は、目板を複数の区画に区分し
た場合には各区画ごとに、当該区画に属する全ての取り
付け孔に前記支持具を挿入した後、前記押し込み部材と
長繊維束との連結状態を解除して、押し込み部材を引き
抜くことを特徴とする。
【0011】請求項4記載の本発明の長繊維束の取り外
し方法は、塔本体内の目板の取り付け孔に配設された支
持具の一端に取り付けられた長繊維束を取り外す方法で
あって、前記支持具を取り付け孔から外して目板の上方
に位置させた後、目板の下方から上昇流で流体を供給し
て前記長繊維束を浮き上がらせる工程を含むことを特徴
とする。
【0012】請求項5記載の本発明の長繊維束用支持具
は、外周面に沿って配置される長繊維束の下端付近を固
定バンドとの間で挟持することにより該長繊維束を固定
する繊維束固定部と、前記繊維束固定部の下部に、下方
に向けて突設され、塔本体に横設された目板に形成され
た取り付け孔に挿通されると縮径し、該取り付け孔を通
過後は弾性力により復帰して目板の下面に係合する先細
のガイド部とを具備し、任意の押し込み部材を用いて前
記ガイド部を前記取り付け孔に押し込んで挿通すること
により、該取り付け孔に配置されるものであることを特
徴とする。
【0013】請求項6記載の本発明の長繊維束用支持具
は、請求項5記載の長繊維束用支持具であって、前記繊
維束固定部及びガイド部のいずれかに内方に向けて突設
され、前記押し込み部材の先端面が当接する当接部を具
備することを特徴とする。
【0014】請求項7記載の本発明の長繊維束用支持具
は、請求項5又は6記載の長繊維束用支持具であって、
前記繊維束固定部は、押し込み部材が挿通され得る程度
の内径を備えた筒状に形成され、前記当接部が該繊維束
固定部の下端付近か又はガイド部に設けられていること
を特徴とする。
【0015】請求項8記載の本発明の長繊維束用支持具
は、請求項5〜7のいずれか1に記載の長繊維束用支持
具であって、前記ガイド部は、目板の取り付け孔の長さ
よりも長く、孔径よりも幅の狭い棒状又は板状の弾性部
材からなり、下端付近に外方に突出する突出部を備え、
その上端付近が前記繊維束固定部の下端付近に固定さ
れ、かつ繊維束固定部の周方向に間隔をおいて複数設け
られる基台片と、各一端が各基台片を構成する突出部に
固定され、外面が、該突出部の外縁から内方に向かって
傾斜するように下方に延びる傾斜片とを具備することを
特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面に示した実施
の形態に基づき説明する。まず、本実施の形態で使用す
る長繊維束用支持具10の構造を説明する。
【0017】この長繊維束用支持具10は、図1及び図
2に示したように、繊維束固定部20とガイド部30を
有して構成され、繊維束固定部20は、断面円形又は任
意の多角形の筒状体から構成されている。大きさは限定
されるものではなく、塔本体60に横設される目板70
に形成した取り付け孔71の大きさや長繊維束50の充
填密度等を考慮して適宜決定されるが、本実施の形態で
は、後述の押し込み部材80がこの繊維束固定部20内
に挿通されるため、内径は該押し込み部材80の直径よ
りも大きく、また挿通された押し込み部材80が前後左
右に倒れすぎないように、ある程度の長さを有してい
る。例えば、押し込み部材80の直径が32mm程度の
ものであれば、内径約35mm×長さ約40mm程度の
ものが採用される。
【0018】この繊維束固定部20の外周面21には、
長繊維束50が、その下端51付近を沿わせて、固定バ
ンド22,23によって固定される。具体的には、該長
繊維束50は、二つ折りにして用いられるため、下端5
1には、この二つ折りにした境界部が位置することにな
り、図1及び図4に示したように、下側に位置する固定
バンド22は、二つ折りにした境界部に相当するこの下
端51を境として重なり合う内側の繊維束部50aと外
側の繊維束部50bとの間に挿入されるように配置し、
内側の繊維束部50aを繊維束固定部20の外周面21
に押し付けるように締め付けて固定する。また、この固
定バンド22に対して所定間隔をおき繊維束固定部20
の上部に配置される固定バンド23は、外側の繊維束部
50bの外周から、内側の繊維束部50aと外側の繊維
束部50bとを重ね合わせた状態で締め付けるように配
設される。固定バンド22,23の配設位置、配設手段
はこれに限定されるものではないが、少ない配設数で確
実に固定できることから、長繊維束50の繊維束固定部
20からの離脱防止のためには、上記のようにして配設
することが好ましい。
【0019】なお、固定バンド22,23としては、合
成樹脂等から形成してもよいが、強度及び耐久性の点か
らステンレス等の金属製のものが好ましい。
【0020】ガイド部30は、上記した繊維束固定部2
0の下部に設けられ、塔本体60内に横設された目板7
0の取り付け孔71に対し、その上部から挿通可能であ
る一方、一旦この取り付け孔71に挿通した後は、該取
り付け孔71から常態において上方へ引っ張り上げても
抜けないような構造のものであればどのようなものであ
ってもよい。
【0021】本実施の形態のガイド部30は、弾性を有
すると共に、幅が目板70の取り付け孔71の孔径より
も小さな金属板を、図1〜図4に示したように、一端付
近を内側に屈曲した内向き突出部31aと、他端付近を
外側に屈曲した外向き突出部31bとを有する形状に加
工し、この内向き突出部31aの上面を、上記した繊維
束固定部20の下端部に溶接して固定した複数の基台片
31と、各基台片31の外向き突出部31bに溶接され
て固着される複数の傾斜片32とから構成される。
【0022】各基台片31の内向き突出部31aから外
向き突出部31bまでの長さは、目板70に形成された
取り付け孔71の孔の長さよりも長くなるように形成さ
れている(図1及び図4参照)。各傾斜片32は、その
一端32aの外縁32cの位置が、基台片31の外向き
突出部31bの外縁31cの位置に一致するように接合
されると共に、下方に向かうに従って、外面32dが内
方に向かって傾斜するように取り付けられている。本実
施の形態では、図1〜図4に示したように、下方に向か
うに従って厚みが薄くなる先細りの形状に形成されてい
るが、外面32dが上記のような傾斜を有していれば、
金属板を屈曲して形成したもの等でもよい。
【0023】基台片31と傾斜片32は、上記したよう
に、繊維束固定部20の下端部に周方向に間隔をおいて
複数配設されている。本実施の形態では、図2に示した
ように、180度対向する位置に、対向する傾斜片32
間の間隔が下方に向かうに従って狭くなるように二組配
設されている。従って、この二組の基台片31と傾斜片
32とを併せたガイド部30全体として見た場合には、
先細りとなるように設けられていることになる。また、
ガイド部30は、目板70の取り付け孔71への挿入時
に、挿入方向を案内するものであるため、対向する傾斜
片32間の最も狭い間隔、すなわち、傾斜片32の下端
部32e間の間隔は、取り付け孔71の孔径よりも十分
小さくなるように設定されている。
【0024】このガイド部30は、上記したことから明
らかなように、傾斜片32の外面32dが上記のような
傾斜を有していることにより、目板70の取り付け孔7
1に該傾斜片32を挿入すると、対向する傾斜片32間
の間隔が徐々に狭くなっていき、これに伴って基台片3
1も取り付け孔71を通過できるものである一方で、傾
斜片32が該取り付け孔71を通過後は、上方にそのま
ま引っ張っても抜けないようにする必要がある。従っ
て、基台片31は複数配設されるが、各基台片31の対
向間隔は、傾斜片32が取り付け孔71を通過して該基
台片31の撓みがなくなって弾性力により復帰した際
に、該基台片31の外向き突出部31bが目板70の下
面に当接し得る間隔で設定する必要がある(図1及び図
4参照)。
【0025】また、上記した基台片31の一端付近を屈
曲して設けた内向き突出部31aは、後述する押し込み
部材80を長繊維束支持具10の上部、すなわち、繊維
束固定部20の上端開口部から該繊維束固定部20内に
挿入した場合に、押し込み部材80が突き抜けないよう
にするための、該押し込み部材80の先端が当接する当
接部となる。従って、対向する内向き突出部31aの端
部間の対向間隔は、この押し込み部材80の直径よりも
小さくなるように設定されている。なお、当接部は、長
繊維束支持具10のガイド部30を目板70の取り付け
孔71に押し込むために、押し込み部材80の先端が当
接できればよい。すなわち、長繊維束支持具10の中央
付近で、挿入される押し込み部材80の先端が接するよ
うに設けられていればよく、本実施の形態のようにガイ
ド部30に設けてもよいし、繊維束固定部20の上端か
ら下端までのいずれかの部位、好ましくは下端付近に、
内方に向かって突出するように設けることもできる。
【0026】一方、押し込み部材80の突き抜け防止の
ためのストッパとしての役割を果たすこの当接部を、長
繊維束支持具10のいずれの部位にも設けない構成とす
ることもできる。但し、この場合には、押し込み部材8
0において、先端から繊維束固定部20の長さ以内の範
囲に、外方に突出する突条部(図示せず)を設けてお
く。押し込み部材80を差し込んだ際に、この突条部が
繊維束固定部20の上端縁に当接することで、前記当接
部に代わって突き抜け防止機能が奏される。
【0027】また、長繊維束用支持具10は、長繊維束
50を支持できる一方で、目板70に形成した取り付け
孔71を通じての液体の流通を阻害しないようにする必
要があり、このことを考慮して、本実施の形態では、ガ
イド部30を構成する基台片31として、取り付け孔7
1の孔径よりも幅の小さな金属板を用い、しかも間隔を
おいて配設している。これにより、隣接する基台片31
間に隙間が形成されるため、この隙間を通じて処理液や
逆洗流体の流通がなされるものであるが、ガイド部30
の構造は、このように液体の流通を確保することができ
ると共に、取り付け孔71に挿通されると縮径し、該取
り付け孔71を通過後は弾性力により復帰して該取り付
け孔71回りの目板70の下面に係合するような先細に
形成されている限り、限定されるものではない。例え
ば、針金を略Ω字状に加工したものや、略コ字状にして
その両端部を外方に屈曲させたもの等を基台片として採
用し、それらの下端部に上記したような略逆三角形状に
傾斜片を設けたものを使用することができる。
【0028】なお、液体の処理時(ろ過時)には、下降
流で被処理液が供給され、ガイド部30を構成する基台
片31がその流れにより下方に移動するため、長繊維束
50の下端51が目板70の上面に接し、取り付け孔7
1を介しての液体の流通を妨げる。もちろん、長繊維束
50の配設密度によっては問題ないが、できるだけ液体
が流通し易くなるよう、ガイド部30の基台片31の適
宜位置、本実施の形態では図1、図2及び図4に示した
ように上部付近に、外方に突出するストッパ片33を設
けておくことが好ましい。ろ過時にガイド部30が下方
に移動しても、このストッパ片33が目板7の上面に当
接するため、長繊維束50の下端との間に、液体の流通
を行わせる隙間を形成することができる。
【0029】また、長繊維束用支持具10を構成するガ
イド部30は、目板70の取り付け孔71に挿通するこ
とができる弾性を有するものである必要があるが、その
ための素材としては、上記した金属板に限らず、合成樹
脂を用いてもよいことはもちろんである。合成樹脂から
形成した場合には、基台片31と傾斜片32とを一体に
成形することもできる。また、これに、筒状の繊維束固
定部20も合わせた形で、合成樹脂により一体成形して
もよい。
【0030】ここで長繊維束50の取り付け対象となる
塔本体60の構造について説明する。この塔本体60
は、図5に示したように、上下に作業用のマンホール6
1,62が設けられており、このマンホール61,62
を開放し、必要に応じて作業員が塔本体60内に入って
作業を行うことができるものである。
【0031】塔本体60は、従来と同様に、上部鏡板部
63、中間胴体部64、下部鏡板部65を有しており、
中間胴体部64と下部鏡板部65との間には目板70が
介在配設されている。また、上部鏡板部63と下部鏡板
部65に上記のマンホール61,62がそれぞれ設けら
れている。但し、本実施の形態では、長繊維束50を塔
本体60内に配設するに当たって、従来のように中間胴
体部64と下部鏡板部65とを予め分離した状態にして
作業を行う必要がなく、中間胴体部64を吊り上げて方
向転換したりする必要もない。本実施の形態では、マン
ホール61,62を通じての作業のみで長繊維束50を
取り付けたり、取り外したりすることができるため、塔
本体60は、上部鏡板部63、中間胴体部64、下部鏡
板部65及び目板70が予め溶接されて一体となってい
るものを用いることができる。このように上部鏡板部6
3、中間胴体部64、下部鏡板部65及び目板70が予
め一体にされているということは、これらを別々に形成
して連結する場合に必要なフランジ部も不要である。従
って、本実施の形態によれば、フランジ部を形成する必
要があった従来の塔本体と比較して、塔本体60を作製
するのに必要な鋼材の使用量を大幅に減らすことがで
き、また、加工工数も減るため、製造コストを低く押さ
えることができる。
【0032】なお、塔本体60の上部には、被処理液を
流入させて長繊維束50に下降流で接触させたり、逆洗
排液を排出したりするための第1の液体流出入管66が
取り付けられており、また、下部には、長繊維束50に
より処理された処理液を排出したり、逆洗液や逆洗空気
を流入させたりする第2の液体流出入管67が取り付け
られている。また、塔本体60の上部適宜位置には、後
述のようにして長繊維束50を取り外して浮かび上がら
せるための流体を供給した際に、該流体の流入量を調節
するオーバーフロー管68が設けられている。また、図
5においては図示しないが、図1に示したように、目板
70の下面であって、取り付け孔71回りには、逆洗空
気を導入した際に、逆洗空気が塔本体60の径方向に均
等に行き渡るようにするための、小穴69aを有する逆
洗空気用ディストリビュータ管69が設けられている。
この逆洗空気用ディストリビュータ管69は、従来は、
塔本体の外部において長繊維束を取り付けていたため、
その際に、長繊維束を取り付けるための支持具に逆洗空
気用ディストリビュータ管を連結して取り付けていた
が、本実施の形態では、長繊維束用支持具10を目板7
0の上方から挿入する構成であるため、予め目板70の
下面に固定配設している。
【0033】次に、上記した長繊維束用支持具10を用
いた長繊維束50を、塔本体60に取り付ける方法につ
いて説明する。まず、図3に示したように、予め、長繊
維束50の全長よりも長い(例えば、長繊維束50の全
長よりも30cm程度長い)棒状の押し込み部材80を
準備し、この棒状の押し込み部材80を長繊維束50に
よって取り囲まれるように該長繊維束50の内側に差し
込む。このとき、押し込み部材80の先端81付近が長
繊維束50の下端51付近に位置するように、すなわ
ち、上記した長繊維束用支持具10を構成する繊維束固
定部20内に挿入され、先端面が、当接部である基台片
31の内向き突出部31aにほぼ当接する程度の位置と
なるように配置する。そして、長繊維束50の他端(自
由端)寄りの適宜部位を紐部材82等を用いて押し込み
部材80に連結する。
【0034】次に、塔本体60の上部に形成したマンホ
ール61を開放し、長繊維束支持具10を取り付けた長
繊維束50を、該長繊維束支持具10を下向きにして、
このマンホール61から挿入する。作業者は、押し込み
部材80の他端寄りの適宜部位を把持し、長繊維束支持
具10を構成するガイド部30を目板70に形成された
取り付け孔71に対して上方から挿入していく。ガイド
部30の下部は、傾斜片32が設けられ、先細に形成さ
れているため、図4において想像線で示したように、取
り付け孔71内に該傾斜片32の下端を挿入しさえすれ
ば、該傾斜片32の外面32dの傾斜に従って、基台片
31が縮径する。この状態で取り付け孔71に押し込ん
でいき、基台片31の外向き突出部31bが取り付け孔
71を通過して、目板70の下側に出たならば、押し込
み部材80による押し込み作業を止める。基台片31は
弾性部材から形成されているため、図4において実線で
示したように、取り付け孔71を通過して目板70の下
側に出た時点で、弾性復帰力により、対向する基台片3
1間の間隔が広がり、外向き突出部31bの位置が、取
り付け孔71に対応する範囲の外側になる。従って、こ
の状態で、押し込み部材80を上方に移動して長繊維束
支持具10を引き抜こうとしても、外向き突出部31b
が目板70の下面に当接するため引き抜くことはできな
い。
【0035】次に、押し込み部材80に対して長繊維束
50を連結していた紐部材82を解き又は切断し、両者
の連結状態を解除して、押し込み部材80を引き抜く。
これにより、長繊維束50が目板70の取り付け孔71
に取り付けられる。目板70に形成された全ての取り付
け孔71に上記のようにして長繊維束50を取り付けた
ならば、マンホール61を閉じ、従来と同様に液体の処
理(ろ過)を行う。
【0036】上記のようにして長繊維束50を取り付け
るに当たって、目板70に形成された複数の取り付け孔
71のうち、いずれからでも取り付けることができる
が、好ましくは、複数の取り付け孔71のうち周辺部か
ら中心方向に向かって順に、既に取り付けた長繊維束5
0を外方へ傾けて寄せるようにしながら取り付けてい
く。長繊維束支持具10を取り付け孔71に挿入するた
めには、既に取り付けた長繊維束50が作業の邪魔にな
らないことが必要であるが、このような手段をとること
により、最後のものを取り付け終えるまで、必要な作業
空間を確保し続けることができる。なお、塔本体60の
直径が大きく、目板70により多くの取り付け孔71が
形成されている場合には、塔本体60内には、内部を縦
方向に仕切る仕切板(図示せず)により複数の区画に区
分されている。従って、その場合には、この区画ごとに
周辺部から中心部に向かって取り付けていく。
【0037】なお、押し込み部材80に長繊維束50を
連結していた紐部材82を解き又は切断する作業は、上
記のようにして全ての取り付け孔71に長繊維束支持具
10を取り付けた後、又は仕切板により複数の区画に区
分されている場合には当該区画に属する全ての取り付け
孔71に長繊維束用支持具10を取り付けた後に行うこ
とが好ましい。取り付け済みの長繊維束50が押し込み
部材80によってほぼ直立した姿勢で維持されるため、
それらが折れ曲がったりしてその後の取り付け作業の邪
魔になることを防止できる。
【0038】ここで、このようにして塔本体60内に配
設される長繊維束50は、比較的高流速の被処理液を下
降流で通液しても、その初期においては下方部がやや屈
曲して高さが若干縮み、通液の続行により下方部の屈曲
部が増加し、次第に高さが減少していくが、それでも、
水平状に折れ曲がらず、ほぼ直立しているような腰の強
さと充填量が必要である。このような条件を満たす長繊
維束50としては、太さ80μm以下、通常35μm前
後のアクリル繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維
等の合成繊維、あるいは、綿、羊毛等の天然繊維等の非
撚単繊維の集合体を用いることが好ましい。但し、通液
中、水平状に折れ曲がらず、塔本体60内でほぼ直立す
るようなものであれば、撚糸の集合体であってもよい。
【0039】また、長繊維束50は、集合密度が大きく
なるに従いより微細な懸濁物を除去でき、処理液の液質
も向上するが、集合密度が大きいほど圧力損失が大きく
なる。従って、被処理液の懸濁物の質あるいは量を考慮
して集合密度を決定するとよい。例えば、長さが1,0
00〜3,000mmの非撚単繊維からなる集合体を用
いた場合にはろ過断面積1m 当たり50〜200k
g(乾燥重量)の集合体となるような充填密度とすると
好ましい。
【0040】次に、長期使用により長繊維束50の交換
の必要が生じた際の長繊維束50の取り外し方法につい
て説明する。この場合には、まず、塔本体60内に残っ
ている液体を排出した後、下部に設けられたマンホール
62を開ける。次に、対向する基台片31間の間隔が狭
くなるように、ガイド部30をつまんで絞り、少し上方
に押し上げる。これにより、図4において想像線で示し
たように、基台片31の外向き突出部31bの外縁31
cが取り付け孔71内に入るが、ある程度入れば、傾斜
片32の外面32dが上方に向かって広がるような傾斜
であるため、取り付け孔71から上方に押し出されるよ
うにして傾斜片32が目板70の上部に至る。この作業
を所定数ごと、例えば、塔本体60内が上記のように複
数の区画に区分されている場合にはその区画ごと、ある
いはその区画の半数ごとに行う。この際、ガイド部30
をつまむ場合に、作業者が手により行うことも可能であ
るが、取り付け孔71の孔径よりも小さな内径で形成さ
れた筒状のジグ(図示せず)を用い、これを傾斜片32
の下端から挿入すれば、容易にこの作業を行うことがで
きる。
【0041】次に、下部に設けられたマンホール62を
閉じ、塔本体60の下部から流体を供給する。供給され
た流体は、取り付け孔71を経由して目板70上に至る
が、この際、長繊維束用支持具10が取り付け孔71か
ら取り外されている長繊維束50は、この上昇流によ
り、浮き上がっていく。本実施の形態のように、塔本体
60の適宜位置にオーバーフロー管68を設けておけ
ば、流体はこのオーバーフロー管68に対応する位置ま
で溜まる。長繊維束50はこの流体の液位に応じた高さ
まで浮上する。その後は、上部に設けられたマンホール
61を通じて、先端部にフック等がついた棒状部材(図
示せず)等により、浮き上がってきた長繊維束50を引
っ掛けて吊り上げ、撤去する。
【0042】次に、残りの長繊維束支持具10について
上記と同様の操作を行い、長繊維束50を全て撤去す
る。もちろん、このように所定数ずつ取り外さないで、
長繊維束支持具10を全て取り外してしまい、その後全
て一緒に流体により浮き上がらせるようにしてもよい。
【0043】塔本体60の下部から供給する流体は、マ
ンホール62に形成された第2の液体流出入管67を通
じて供給可能な逆洗液を利用することが便利である。但
し、上記のようにして長繊維束50を浮き上がらせるこ
とができればよいため、逆洗時に供給する場合ほどの上
昇流速は必要ではない。また、逆洗液を供給する際に、
ブロワ(図示せず)を起動して逆洗空気を適宜のタイミ
ングで供給するようにすれば、使用する逆洗液量を少な
くすることができる。例えば、塔本体内60にある程度
の高さまで逆洗液を貯めておき、その後は、逆洗液を供
給せずに、逆洗空気のみを供給する構成としても、長繊
維束50を浮き上がらせることができる。もちろん、塔
本体60の下部に長繊維束50を浮き上がらせる流体を
供給する専用の配管を付設して実施することもできる。
なお、所定数ごとに長繊維束50を取り外す方法をとる
場合には、2回目以降の目板70下での長繊維束支持具
10の取り外し作業の際に、前回長繊維束50が取り外
された跡の取り付け孔71をゴム栓等で封止して、逆洗
流がその孔を通り抜けるのを防止すると、対象の長繊維
束50を浮上させる上で逆洗流がより効率的に利用され
る。
【0044】このようにして長繊維束50を取り外した
後は、下部のマンホール62を閉じ、上部のマンホール
61を通じて上記と同様に新規の長繊維束を塔本体60
内に配設する。
【0045】
【発明の効果】本発明の長繊維束の取り付け方法は、目
板の取り付け孔に、その上方から挿通することにより取
り付け可能な支持具を長繊維束の一端に取り付け、長繊
維束の全長よりも長い棒状の押し込み部材を用いて押し
込むことにより、目板の取り付け孔に支持具を挿通して
長繊維束を取り付けることを特徴としている。従って、
長繊維束を配設するに当たって、従来のように、塔本体
を上部鏡板部、中間胴体部、下部鏡板部及び目板に予め
分割しておき、その後、目板に長繊維束を取り付け、さ
らに塔本体を組み立てるといった作業が不要で、塔本体
を所定位置に予め設置した状態で、塔本体の上部に形成
したマンホール等の作業用の孔部を通じて長繊維束を取
り付けることができ、取り付け作業をきわめて容易にす
ることができる。
【0046】本発明の長繊維束の取り外し方法は、塔本
体内の目板の取り付け孔に配設された支持具を取り付け
孔から外して目板の上方に位置させた後、目板の下方か
ら上昇流で流体を供給して長繊維束を浮き上がらせ、浮
き上がった長繊維束をすくい上げる構成である。従っ
て、使用していた長繊維束を取り外す際においても、従
来のように塔本体を分解する必要がなく、取り外し作業
をきわめて容易にすることができる。
【0047】また、本発明の長繊維束の取り付け方法及
び取り外し方法では、上記のように塔本体を分解してお
いてその後に組み立てる必要がないため、上部鏡板部、
中間胴体部、下部鏡板部及び目板をボルト、ナットを用
いて連結する際に必要なフランジが不要で、これらを全
て溶接により接合して塔本体を形成することができる。
従って、塔本体を作製するのに必要な鋼材の使用量を従
来よりも大きく削減することができ、塔本体の製造コス
トの低減にも資する。
【0048】さらに、本発明の長繊維束用支持具は、外
周面に沿って配置される長繊維束の下端付近を固定バン
ドとの間で挟持することにより該長繊維束を固定する繊
維束固定部と、前記繊維束固定部の下部に、下方に向け
て突設され、塔本体に横設された目板に形成された取り
付け孔に挿通されると縮径し、該取り付け孔を通過後は
弾性力により復帰して目板の下面に係合する先細のガイ
ド部とを具備している。従って、任意の押し込み部材を
用いて前記ガイド部を前記取り付け孔に押し込んで挿通
することにより、該取り付け孔に配置することができ、
上記の取り付け方法及び取り外し方法で使用する支持具
として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態にかかる長繊維束用支
持具を用いて塔本体内の目板の取り付け孔に長繊維束を
取り付けた状態を示す図である。
【図2】上記実施の形態にかかる長繊維束用支持具を示
す斜視図である。
【図3】本発明の一の実施の形態にかかる長繊維束の取
り付け方法を説明するための図である。
【図4】本発明の一の実施の形態にかかる長繊維束の取
り付け方法及び取り外し方法を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の長繊維束の取り付け方法及び取り外し
方法を実施するに当たって、使用可能な塔本体の好まし
い態様を示す概略断面図である。
【図6】従来の長繊維束の取り付け方法及び取り外し方
法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 長繊維束用支持具 20 繊維束固定部 30 ガイド部 31 基台片 32 傾斜片 50 長繊維束 60 塔本体 70 目板 71 取り付け孔 80 押し込み部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塔本体内に横設された目板の取り付け孔
    に、その上方から挿通することにより取り付け可能な支
    持具を長繊維束の一端に取り付け、 棒状の押し込み部材を、長繊維束によって取り囲まれる
    ように該長繊維束の内側に配置すると共に、該押し込み
    部材の先端を前記支持具が取り付けられた長繊維束の一
    端付近に位置させ、 長繊維束の他端寄りの適宜部位を前記押し込み部材に連
    結し、 前記支持具を下方に向け、前記押し込み部材で押し込む
    ことにより、目板の取り付け孔にこの支持具を挿通し、 前記押し込み部材と長繊維束との連結状態を解除して、
    押し込み部材を引き抜くことを特徴とする長繊維束の取
    り付け方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の長繊維束の取り付け方法
    であって、目板の周辺部から中心部に向かって、又は、
    目板を複数の区画に区分した場合には各区画ごとに周辺
    部から中心部に向かって、各長繊維束を各取り付け孔に
    取り付けていくことを特徴とする長繊維束の取り付け方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の長繊維束の取り付
    け方法であって、目板に形成された全ての取り付け孔に
    前記支持具を挿入した後、又は、目板を複数の区画に区
    分した場合には各区画ごとに、当該区画に属する全ての
    取り付け孔に前記支持具を挿入した後、前記押し込み部
    材と長繊維束との連結状態を解除して、押し込み部材を
    引き抜くことを特徴とする長繊維束の取り付け方法。
  4. 【請求項4】 塔本体内の目板の取り付け孔に配設され
    た支持具の一端に取り付けられた長繊維束を取り外す方
    法であって、 前記支持具を取り付け孔から外して目板の上方に位置さ
    せた後、目板の下方から上昇流で流体を供給して前記長
    繊維束を浮き上がらせる工程を含むことを特徴とする長
    繊維束の取り外し方法。
  5. 【請求項5】 外周面に沿って配置される長繊維束の下
    端付近を固定バンドとの間で挟持することにより該長繊
    維束を固定する繊維束固定部と、 前記繊維束固定部の下部に、下方に向けて突設され、塔
    本体に横設された目板に形成された取り付け孔に挿通さ
    れると縮径し、該取り付け孔を通過後は弾性力により復
    帰して目板の下面に係合する先細のガイド部とを具備
    し、 任意の押し込み部材を用いて前記ガイド部を前記取り付
    け孔に押し込んで挿通することにより、該取り付け孔に
    配置されるものであることを特徴とする長繊維束用支持
    具。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の長繊維束用支持具であっ
    て、前記繊維束固定部及びガイド部のいずれかに内方に
    向けて突設され、前記押し込み部材の先端面が当接する
    当接部を具備することを特徴とする長繊維束用支持具。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の長繊維束用支持具
    であって、前記繊維束固定部は、押し込み部材が挿通さ
    れ得る程度の内径を備えた筒状に形成され、前記当接部
    が該繊維束固定部の下端付近か又はガイド部に設けられ
    ていることを特徴とする長繊維束用支持具。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか1に記載の長繊
    維束用支持具であって、前記ガイド部は、目板の取り付
    け孔の長さよりも長く、孔径よりも幅の狭い棒状又は板
    状の弾性部材からなり、下端付近に外方に突出する突出
    部を備え、その上端付近が前記繊維束固定部の下端付近
    に固定され、かつ繊維束固定部の周方向に間隔をおいて
    複数設けられる基台片と、 各一端が各基台片を構成する突出部に固定され、外面
    が、該突出部の外縁から内方に向かって傾斜するように
    下方に延びる傾斜片とを具備することを特徴とする長繊
    維束用支持具。
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